JP2000195408A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2000195408A
JP2000195408A JP10372620A JP37262098A JP2000195408A JP 2000195408 A JP2000195408 A JP 2000195408A JP 10372620 A JP10372620 A JP 10372620A JP 37262098 A JP37262098 A JP 37262098A JP 2000195408 A JP2000195408 A JP 2000195408A
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plate
fuse
bolt
connection terminal
metal plate
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JP10372620A
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English (en)
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Toshiharu Taga
俊治 多賀
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】板ヒューズをボルトにて締め付けて固定した
り、同締め付けたボルトを緩める際に、同ボルトの回転
によって板ヒューズが連れ回りすることを確実に抑制す
ることのできる電気接続箱を提供する。 【解決手段】電気接続箱の箱本体12には、板ヒューズ
13の接続端子が配置されるヒューズ接続端子配置凹部
66及びヒューズ接続端子配置部68,69,70が形
成されている。これらヒューズ接続端子配置凹部等6
6,68,69,70には、バスバーのプレート部28
及び金属製プレート23,24,25が露出している。
そして、これらプレート部等28,23,24,25に
は、屈曲されて上側(紙面の上側)に突出する回り止め
32,33,36,42,43,46がそれぞれ一体成
形されている。板ヒューズ13は、その接続部86が回
り止め32,33,36,42,43,46の各対向側
面間に嵌合した状態でボルト14にて締結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱に関
し、詳しくは板ヒューズを備える電気接続箱に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用の種々の電送回
路、電子部品等を収容するとともに、ワイヤハーネス等
の接続分岐点として電気接続箱が用いられている。
【0003】図6は、従来の電気接続箱が備える箱本体
101を示す平面図である。同図6に示されるように、
箱本体101は、筐体部102と、複数の金属製プレー
ト103と、板ヒューズ104と、ボルト105とを備
えている。
【0004】前記筐体部102は、樹脂にて略箱状に形
成されており、複数のプレート配置凹部111と、エレ
メント配置凹部112とを有している。又、各プレート
配置凹部111のエレメント配置凹部112側には、そ
の上側(図6の紙面上側)に突出する2つの回り止め1
14が形成されている。なお、隣接する両回り止め11
4の対向側面間の幅は、前記板ヒューズ104のエレメ
ントから各接続端子側に向かって幅広となって同接続端
子と接続される接続部115の幅と同等となるように形
成されている。
【0005】上記プレート配置凹部111には、図示し
ないナットをその下側(図6の紙面下側)に収容して前
記金属製プレート103が配置されている。各金属製プ
レート103は、それぞれ上記プレート配置凹部111
の形状に合わせて形成されている。各金属製プレート1
03の一側(図6の右側)には、板ヒューズ104の接
続端子が配置されている。このとき、上記板ヒューズ1
04の接続部115は、隣接する両回り止め114の対
向側面間に挟まれている。このように配置された板ヒュ
ーズ104は、金属製プレート103を貫通するボルト
105を上記ナットに締結することで固定される。なお
この際、上記板ヒューズ104の接続部115は、隣接
する両回り止め114の対向側面間に挟まれているた
め、同板ヒューズ104がボルト105の回転によって
連れ回りすることは概ね抑制されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に板ヒューズ104の連れ回りを抑制する回り止め11
4は前記筐体部102に一体成形されており、樹脂製と
なっている。従って、上記筐体部102の成形後におい
て樹脂の収縮が生じた場合には、隣接する両回り止め1
14の対向側面間の幅が、上記板ヒューズ104の接続
部115の幅よりも著しく広くなってしまうことがあ
る。このような場合には、上記回り止め114による板
ヒューズ104の連れ回りの抑制は十分なものとするこ
とができなくなる。そして、このような連れ回りによ
り、板ヒューズ104のエレメントが変形して損傷する
ことがある。又、締結されたボルト105を緩める場合
についても同様である。
【0007】本発明の目的は、板ヒューズをボルトにて
締め付けて固定したり、同締め付けたボルトを緩める際
に、同ボルトの回転によって板ヒューズが連れ回りする
ことを確実に抑制することのできる電気接続箱を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、板ヒューズと、金属製プ
レートを備え、該板ヒューズはボルトにて締結されて該
金属製プレートに配置される電気接続箱において、前記
金属製プレートには、前記板ヒューズを前記ボルトにて
締結する際に該ボルトの回転によって該板ヒューズが連
れ回りすることを防止するために該金属製プレートから
突出する回り止めが一体成形されたことをその要旨とす
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、板ヒューズと、
金属製プレートを備え、該板ヒューズはボルトにて締結
されて該金属製プレートに配置される電気接続箱におい
て、前記金属製プレートには、前記締結されたボルトを
緩める際に該ボルトの回転によって前記板ヒューズが連
れ回りすることを防止するために該金属製プレートから
突出する回り止めが一体成形されたことをその要旨とす
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の電気接続箱において、前記回り止めは、前記金
属製プレートを屈曲して形成されたことをその要旨とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電気接続箱に具体
化した一実施形態について図1〜図5に従って説明す
る。
【0012】図1は本実施形態における電気接続箱11
を示す分解斜視図である。電気接続箱11は、箱本体1
2と、板ヒューズ13と、平座金及びばね座金を有する
ボルト14と、カバー15とを備えている。
【0013】前記箱本体12は、樹脂にて形成された略
箱状の筐体部21により、その外部形状が形成されてお
り、図4に示すようにバスバー22と、金属製プレート
23,24,25と、ナット26とを備えている。
【0014】前記バスバー22は、金属にて形成されて
おり、略長方形の板状に形成された金属製プレートとし
てのプレート部28及び同プレート部28の上側(図4
の上側)より一方側に屈曲されて形成された略板状のバ
ッテリー接続用端子29からなる。なお、このバッテリ
ー接続用端子29は、図示しないバッテリーに直接接続
するための端子である。
【0015】上記プレート部28には、前記ボルト14
を貫通させるための複数(2個)のボルト貫通孔31が
形成されている。又、上記プレート部28の両側の下側
(図4の下側)には、上記バッテリー接続用端子29の
反対側に屈曲されて形成された板状の回り止め32がそ
れぞれ形成されている。更に、上記プレート部28の上
記両ボルト貫通孔31の間の下側(図4の下側)にも、
上記回り止め32の幅よりも大きい幅にて、同様に上記
バッテリー接続用端子29の反対側に屈曲されて形成さ
れた板状の回り止め33が形成されている。これら回り
止め32,33の各対向側面間の幅は、前記板ヒューズ
13の幅と同等になるように設定されている。
【0016】前記金属製プレート23は、上記バスバー
22のプレート部28の一側(図4の左側)に隣接して
配置されており、略正方形の板状に形成されている。上
記金属製プレート23には、前記ボルト14を貫通させ
るためのボルト貫通孔35が形成されている。又、上記
金属製プレート23の両側の下側(図4の下側)には、
前記回り止め32と同様に屈曲されて形成された板状の
回り止め36がそれぞれ形成されている。そして、両回
り止め36の対向側面間の幅は、前記板ヒューズ13の
幅と同等になるように設定されている。
【0017】前記金属製プレート24は、略長方形の板
状に形成されており、同プレート24には、前記ボルト
14を貫通させるための複数(2個)のボルト貫通孔4
1が形成されている。そして、この金属製プレート24
は、上記金属製プレート23及び上記バスバー22のプ
レート部28の下側に、上記ボルト貫通孔31,35と
上記ボルト貫通孔41との間の距離が上記板ヒューズ1
3の接続端子間の距離と同等となるように離隔されて配
置されている。
【0018】上記金属製プレート24の両側の上側(図
4の上側)には、前記回り止め32と同様に屈曲されて
形成された板状の回り止め42がそれぞれ形成されてい
る。又、上記金属製プレート24の上記両ボルト貫通孔
41の間の上側(図4の上側)にも、前記回り止め32
と同様に屈曲されて形成された回り止め43が形成され
ている。そして、これら回り止め42,43の各対向側
面間の幅は、前記板ヒューズ13の幅と同等になるよう
に設定されている。
【0019】前記金属製プレート25は、上記金属製プ
レート24の一側(図4の右側)に隣接して配置されて
おり、略正方形の板状に形成されている。そして、上記
金属製プレート25には、前記ボルト14を貫通させる
ためのボルト貫通孔45が形成されている。この金属製
プレート25は、前記バスバー22のプレート部28の
下側に、上記ボルト貫通孔31と上記ボルト貫通孔45
との間の距離が上記板ヒューズ13の接続端子間の距離
と同等となるように離隔されて配置されている。
【0020】上記金属製プレート25の両側の上側(図
4の上側)には、前記回り止め32と同様に屈曲されて
形成された板状の回り止め46がそれぞれ形成されてい
る。そして、両回り止め46の対向側面間の幅は、前記
板ヒューズ13の幅と同等になるように設定されてい
る。
【0021】なお、上述した各回り止め32,33,3
6,42,43,46は、上記板ヒューズ13を前記ボ
ルト14にて締め付けて固定する際、若しくは同ボルト
を緩める際に、同板ヒューズ13が同ボルト14の回転
によって連れ回りすることを防止するためのものであ
る。
【0022】前記ナット26は、略正方形の板状に形成
されており、同ナット26には、前記ボルト14を締結
するためのボルト締結孔51が形成されている。上記ナ
ット26は、前記バスバー22のプレート部28及び前
記金属製プレート23,24,25に、上記ボルト締結
孔51と前記各ボルト貫通孔31,35,41,45と
がそれぞれ同心軸上になるように重ね合わされている
(図3参照)。そして、このような状態で金型に組み付
け、樹脂により射出成型にて前記筐体部21を一体成形
することで、同筐体部21の内部に埋設されている。
【0023】上記筐体部21の上側面21aには、前記
バッテリー接続用端子29側に向かって低くなるように
段差部56が形成されている。又、上記筐体部21の一
側(図1の左側)の側面21b及び他側(図1の右側)
の側面21cには、上記バッテリー接続用端子29側に
向かって幅が広くなるように段差部57がそれぞれ形成
されている。そして、上記両側の側面21b,21cの
下側(図1の下側)には、それぞれ凹部58が形成され
ており、同凹部58の上記段差部57の位置に対応する
位置には外側に突出する爪状の結合部59が形成されて
いる。
【0024】図2に示すように、上記筐体部21は、仕
切り板61,62によって等間隔に区画されて複数(3
つ)の板ヒューズ収容部63,64,65が形成されて
いる。そして、各板ヒューズ収容部63,64,65に
は、ヒューズ接続端子配置凹部66、エレメント配置凹
部67、及びヒューズ接続端子配置部68,69,70
が形成されている。
【0025】上記ヒューズ接続端子配置凹部66は、前
記バスバー22のプレート部28及び金属製プレート2
3の各ボルト貫通孔31,35の位置に合わせて同貫通
孔31,35と同心軸上に略円形に形成されている。な
お、上記ヒューズ接続端子配置凹部66の内径は、前記
板ヒューズ13の接続端子を配置するのに十分な大きさ
となっており、同板ヒューズ13の接続端子が配置され
る。又、上記ヒューズ接続端子配置凹部66の上記エレ
メント配置凹部67側(図2の下側)は、開口部71に
より同エレメント配置凹部67側に開放されている。そ
して、前記バスバー22のプレート部28及び前記金属
製プレート23の各回り止め32,33,36は、その
一部が上記開口部71まで埋設されている。なお、上記
ヒューズ接続端子配置凹部66には、上記バスバー22
のプレート部28及び金属製プレート23が露出してい
る。
【0026】上記エレメント配置凹部67は、図3に示
されるように、上記ヒューズ接続端子配置凹部66より
も更に深く形成されており、上記板ヒューズ13のエレ
メントが配置される。
【0027】上記ヒューズ接続端子配置部68,69,
70は、前記金属製プレート24,25の各ボルト貫通
孔41,45の位置に合わせて形成されている。又、上
記ヒューズ接続端子配置部68,69,70の上記エレ
メント配置凹部67側(図2の上側)は、開口部72に
より同エレメント配置凹部67側に開放されている。そ
して、上記金属製プレート24,25の各回り止め4
2,43,46は、その一部が上記開口部72まで埋設
されている。なお、上記ヒューズ接続端子配置部68,
69,70には、上記金属製プレート24,25が露出
している。
【0028】前記金属製プレート23の一側(図1の左
側)に対応する上記筐体部21の側面21bの位置に
は、外側に突出するワイヤーハーネス導入部76が形成
されている。又、前記金属製プレート24,25の下側
(図1の下側)に対応する上記筐体部21の位置には、
複数(3個)のワイヤーハーネス挿入部77が形成され
ている。これらワイヤーハーネス導入部76及びワイヤ
ーハーネス挿入部77は、図示しない外部回路に接続さ
れたワイヤーハーネス81(図2参照)及びワイヤーハ
ーネス82を内部に挿入するためのものである。
【0029】前記各板ヒューズ収容部63,64,65
には、それぞれ板ヒューズ13が収容されている。上記
板ヒューズ13には、そのエレメントから各接続端子側
に向かって幅広になって、同エレメントと接続端子を接
続する接続部86がそれぞれ形成されている。これら接
続部86は、前記回り止め32,33,36,42,4
3,46の各対向側面間の幅と同等になっており、上記
板ヒューズ13を上記板ヒューズ収容部63,64,6
5に収容した場合において、同回り止め32,33,3
6,42,43,46の各対向側面間にそれぞれ配置さ
れるようになっている。従って、上記板ヒューズ13を
上記板ヒューズ収容部63,64,65に収容した場合
において、同回り止め32,33,36,42,43,
46の各対向側面間には板ヒューズ13の接続部86が
嵌合している。
【0030】上記板ヒューズ収容部63に収容される板
ヒューズ13の一方(図2の上側)の接続端子は、上記
ワイヤーハーネス導入部76から内部に挿入されるワイ
ヤーハーネス81の圧接端子87とともに前記ボルト1
4にて前記金属製プレート23(ナット26)に締結さ
れる。又、板ヒューズ収容部64,65に収容される各
板ヒューズ13の一方(図3の上側)の接続端子は、上
記ボルト14にて前記プレート部28(ナット26)に
締結される。一方、各板ヒューズ収容部63,64,6
5に収容される板ヒューズ13の他方(図2の下側)の
接続端子は、上記各ワイヤーハーネス挿入部77から内
部に挿入される各ワイヤーハーネス82の圧接端子88
とともに上記ボルト14にて前記金属製プレート24,
25(ナット26)にそれぞれ締結される。ここで、上
記各回り止め32,33,36,42,43,46の各
対向側面間には上記板ヒューズ13の接続部86が嵌合
しているため、上述のように板ヒューズ13を上記ボル
ト14にて締結する際に同ボルト14の回転によって同
板ヒューズ13が連れ回りすることはない。又、締結さ
れたボルト14を緩める場合についても同様である。
【0031】前記カバー15は本体カバー91及びバッ
テリー接続用端子カバー92からなり、これらカバー9
1,92間はヒンジ93により回動可能に連結されてい
る。前記本体カバー91は、その内壁面が前記筐体部2
1の大きさに合わせて形成されている。そして、上記本
体カバー91の上側面91aの内壁の前記段差部56の
位置に対応する位置には、図5(a)にその断面を示す
ように、爪状に突出する引っかけ爪94が形成されてい
る。又、上記本体カバー91の両側の側面91b,91
cの前記結合部59の位置に対応する位置には、同本体
カバー91の開口側に延出形成された結合爪95が形成
されている(図1参照)。
【0032】このような形状にあって、前記箱本体12
にカバー15(本体カバー91)を装着する際には、図
5(a)に示されるように、前記段差部56に上記引っ
かけ爪94を引っかける。そして、これら段差部56と
引っかけ爪94との当接部を回転軸として上記本体カバ
ー91を箱本体12側に回転させる。この回転に伴い、
上記結合部59側へと移動された結合爪95は、同結合
部59と結合され、上記本体カバー91は上記箱本体1
2に装着される。なおこのとき、上記筐体部21の上側
面21aと上記本体カバー91の上側面91aとは段差
部56及び引っかけ爪94により階段をなして当接して
おり、同筐体部21の両側の側面21b,21cと同本
体カバー91の両側の側面91b,91cとは段差部5
7により階段をなして当接している。このような階段状
の形状を有することにより、電気接続箱11が水に濡れ
た場合においても、同電気接続箱11の内部に浸水する
ことは抑制される。
【0033】上記本体カバー91の側面91bの前記ワ
イヤーハーネス導入部76が形成された位置に対応する
位置には、外側に突出するワイヤーハーネス導入部96
が形成されている。従って、上記ワイヤーハーネス導入
部76から挿入された前記ワイヤーハーネス81は、上
記ワイヤーハーネス導入部96によって包囲される。
【0034】又、本体カバー91の前記ワイヤーハーネ
ス挿入部77が形成された位置に対応する位置には、同
様のワイヤーハーネス挿入部が形成されている(図示
略)。従って、上記各ワイヤーハーネス挿入部77から
挿入された前記各ワイヤーハーネス82は、上記ワイヤ
ーハーネス挿入部によって包囲される。
【0035】前記バッテリー接続用端子カバー92は、
前記バッテリー接続用端子29よりも大きい略箱状に形
成されており、その内壁には、開口側に向かって延出形
成された2本のバッテリー接続用端子保持爪97が形成
されている(図5(b)参照)。これらバッテリー接続
用端子保持爪97は、前記箱本体12に上記本体カバー
91を装着した状態において、上記バッテリー接続用端
子カバー92を前記ヒンジ93を回転軸として上記バッ
テリー接続用端子29側に回転させたときに、同バッテ
リー接続用端子29の先端の両側を噛むようになってい
る。従って、バッテリー接続用端子29側に回転させて
同バッテリー接続用端子29側に移動された上記バッテ
リー接続用端子カバー92は、上記バッテリー接続用端
子29の先端の両側を上記バッテリー接続用端子保持爪
97で噛むことで、同バッテリー接続用端子29の位置
に保持される。
【0036】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、バスバー22のプレート部28
及び金属製プレート23,24,25にそれぞれ回り止
め32,33,36,42,43,46を形成した。そ
して、各回り止め32,33,36,42,43,46
の各対向側面間に、前記板ヒューズ13の接続部86を
嵌合している。従って、板ヒューズ13をボルト14に
て締結する際に同ボルト14の回転によって板ヒューズ
13が連れ回りすることを防止することができる。この
ため、上記連れ回りに伴って板ヒューズ13のエレメン
トが変形して損傷したりすることも回避することができ
る。又、締結されたボルト14を緩める場合についても
同様である。
【0037】(2)本実施形態では、箱本体12(筐体
部21)にバスバー22のプレート部28、金属製プレ
ート23,24,25及びナット26を埋設した。従っ
て、バスバー22のプレート部28、金属製プレート2
3,24,25の各貫通孔31,35,41,45及び
ナット26のボルト締結孔51の位置を確実に保持する
ことができる。このため、板ヒューズ13等の固定のた
めのボルト14の締め付け作業を円滑に行うことができ
る。又、ナット26等が箱本体12の内部でずれ、異音
を発生したりすることも防止することができる。さら
に、箱本体12(筐体部21)の成形時に、バスバー2
2(プレート部28)、金属製プレート23,24,2
5及びナット26は組み付けられているため、同箱本体
12(筐体部21)の成形後の作業工数を低減すること
ができる。
【0038】(3)本実施形態では、筐体部21の上側
面21aに段差部56を形成し、本体カバー91の上側
面91aに引っかけ爪94を形成した。従って、箱本体
12にカバー15(本体カバー91)を装着する際に
は、段差部56に上記引っかけ爪94を引っかけ、これ
ら段差部56と引っかけ爪94との当接部を回転軸とし
て上記本体カバー91を回転させることで容易に行うこ
とができる。特に、本実施形態においては、筐体部21
の側面21b及び本体カバー91の側面91bにワイヤ
ーハーネス81を導入するためのワイヤーハーネス導入
部76,96がそれぞれ形成されているが、このような
回転動作に伴う装着においては、これらワイヤーハーネ
ス導入部76,96が障害になることはない。
【0039】(4)本実施形態では、筐体部21の上側
面21aに段差部56を形成し、本体カバー91の上側
面91bに引っかけ爪94を形成した。又、筐体部21
の両側の側面21b,21cに段差部57を形成した。
そして、筐体部21の上側面21aと本体カバー91の
上側面91aとは段差部56と引っかけ爪94により階
段をなして当接しており、筐体部21の両側の側面21
b,21cと本体カバー91の両側の側面91b,91
cとは段差部57により階段をなして当接している。従
って、電気接続箱11が水に濡れた場合においても、同
電気接続箱11の内部に浸水することを抑制することが
できる。
【0040】(5)本実施形態では、バッテリー接続用
端子カバー92の内壁に、バッテリー接続用端子保持爪
97を形成した。従って、バッテリー接続用端子保持爪
97により、上記バッテリー接続用端子29の先端の両
側を噛むことで、バッテリー接続用端子カバー92を同
バッテリー接続用端子29の位置に保持することができ
る。
【0041】尚、本発明の実施の形態は上記実施形態に
限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
・前記実施形態においては、バスバー22のプレート部
28、金属製プレート23,24,25及びナット26
を筐体部21に埋設したが、これらを埋設することな
く、別途に設けるようにしてもよい。
【0042】・前記実施形態においては、バスバー22
のプレート部28及び金属製プレート23,24,25
から屈曲される回り止め32,33,36,42,4
3,46を設けたが、これらは例えば鍛造などにより突
出形成された回り止めでもよい。
【0043】・前記実施形態においては、各回り止め3
2,33,36,42,43,46の各対向側面間に、
前記板ヒューズ13の接続部86を嵌合するように同回
り止め32,33,36,42,43,46を形成した
が、回り止めを同板ヒューズ13の接続部86を一方の
側にのみ当接するように形成してもよい。
【0044】次に、以上の実施の形態から把握すること
ができる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに
以下に記載する。 (イ)請求項1〜3のいずれか1に記載の電気接続箱に
おいて、前記金属製プレートは、前記ボルトを締結する
ためのナットとともに前記電気接続箱の外形を樹脂にて
形成する箱本体に埋設されたことを特徴とする電気接続
箱。
【0045】同構成によれば、上記金属製プレートは、
上記ナットとともに箱本体に埋設されている。従って、
上記金属製プレート及び上記ナットを所要の位置に確実
に保持することができる。このため、ボルトの締め付け
作業を円滑に行うことができる。又、ナット等が箱本体
の内部でずれ、異音を発生したりすることも防止するこ
とができる。
【0046】(ロ)上記(イ)に記載の電気接続箱にお
いて、前記箱本体を覆うカバーを備え、該箱本体の一側
面には、該カバー側に拡幅される段差部が形成され、該
箱本体の一側面には該段差部に引っかけて該カバーを回
転させることで該カバーを該箱本体に装着する係止爪が
形成されたことを特徴とする電気接続箱。
【0047】同構成によれば、上記カバーは、上記段差
部に上記係止爪を引っかけて回転させることにより容易
に上記箱本体に装着することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、金属製プレ
ートには、板ヒューズをボルトにて締結する際に同ボル
トの回転によって同板ヒューズが連れ回りすることを防
止するための回り止めが一体成形されている。従って、
上記連れ回りに伴って板ヒューズのエレメントが変形し
て損傷したりすることを回避することができる。
【0049】請求項2に記載の発明では、金属製プレー
トには、締結されたボルトを緩める際に同ボルトの回転
によって上記板ヒューズが連れ回りすることを防止する
ための回り止めが一体成形されている。従って、上記連
れ回りに伴って板ヒューズのエレメントが変形して損傷
したりすることを回避することができる。
【0050】請求項3に記載の発明では、上記回り止め
を簡単に成形することができる。できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示す分
解斜視図。
【図2】同実施形態の断面図。
【図3】図2の3−3線に沿った断面図。
【図4】同実施形態を示す分解斜視図。
【図5】同実施形態のカバーの装着態様を示す側面図。
【図6】従来の電気接続箱を示す平面図。
【符号の説明】
11…電気接続箱、13…板ヒューズ、14…ボルト、
23,24,25…金属製プレート、28…プレート
部、32,33,36,42,43,46…回り止め。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ヒューズと、金属製プレートを備
    え、該板ヒューズはボルトにて締結されて該金属製プレ
    ートに配置される電気接続箱において、 前記金属製プレートには、前記板ヒューズを前記ボルト
    にて締結する際に該ボルトの回転によって該板ヒューズ
    が連れ回りすることを防止するために該金属製プレート
    から突出する回り止めが一体成形されたことを特徴とす
    る電気接続箱。
  2. 【請求項2】 板ヒューズと、金属製プレートを備
    え、該板ヒューズはボルトにて締結されて該金属製プレ
    ートに配置される電気接続箱において、 前記金属製プレートには、前記締結されたボルトを緩め
    る際に該ボルトの回転によって前記板ヒューズが連れ回
    りすることを防止するために該金属製プレートから突出
    する回り止めが一体成形されたことを特徴とする電気接
    続箱。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電気接続箱に
    おいて、 前記回り止めは、前記金属製プレートを屈曲して形成さ
    れたことを特徴とする電気接続箱。
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