JPH07130353A - バッテリー接続端子用カバー - Google Patents
バッテリー接続端子用カバーInfo
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- JPH07130353A JPH07130353A JP5299072A JP29907293A JPH07130353A JP H07130353 A JPH07130353 A JP H07130353A JP 5299072 A JP5299072 A JP 5299072A JP 29907293 A JP29907293 A JP 29907293A JP H07130353 A JPH07130353 A JP H07130353A
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- Japan
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- battery
- post
- terminal
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/50—Current conducting connections for cells or batteries
- H01M50/572—Means for preventing undesired use or discharge
- H01M50/598—Guarantee labels
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 並設したバッテリー間の相対的ずれによるバ
ッテリー接続端子用カバーの破損を防止する。 【構成】 接続端子8は端子支持体20に保持された状
態で、カバー本体30内に収納されている。前記カバー
本体は前記接続端子及び該接続端子によって接続される
バッテリーポスト41をそれぞれ包被する端子包被部3
1とポスト包被部32とを設けた略箱体状からなるとと
もに、該カバー本体を少なくともその長手方向に伸縮可
能にする蛇腹部33を前記端子包被部とポスト包被部と
の間に設けている。さらに前記ポスト包被部の内部上面
には、前記バッテリーポストに螺合するナット42に嵌
着される係止用凹部を設けている。
ッテリー接続端子用カバーの破損を防止する。 【構成】 接続端子8は端子支持体20に保持された状
態で、カバー本体30内に収納されている。前記カバー
本体は前記接続端子及び該接続端子によって接続される
バッテリーポスト41をそれぞれ包被する端子包被部3
1とポスト包被部32とを設けた略箱体状からなるとと
もに、該カバー本体を少なくともその長手方向に伸縮可
能にする蛇腹部33を前記端子包被部とポスト包被部と
の間に設けている。さらに前記ポスト包被部の内部上面
には、前記バッテリーポストに螺合するナット42に嵌
着される係止用凹部を設けている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気自動車にお
いて、複数の据置型バッテリーのバッテリーポスト同士
を接続するための接続端子の保護カバーに関し、更に詳
しくは、バッテリー間の相対的なずれによるカバーの破
損等を防止する構造に関する。
いて、複数の据置型バッテリーのバッテリーポスト同士
を接続するための接続端子の保護カバーに関し、更に詳
しくは、バッテリー間の相対的なずれによるカバーの破
損等を防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車等の開発に伴って、据置型バ
ッテリーの電気容量不足に鑑み、複数のバッテリーが直
列又は並列接続され、電気容量を増大させている。バッ
テリー同士を接続するには複数のバッテリーを並設し
て、接続すべき各バッテリーポストに導電性の接続端子
を固定して行う。通常、バッテリーポストをボルトで構
成し、該ボルトと螺合するナットによりバッテリーポス
トに接続端子を加締めて固定している。
ッテリーの電気容量不足に鑑み、複数のバッテリーが直
列又は並列接続され、電気容量を増大させている。バッ
テリー同士を接続するには複数のバッテリーを並設し
て、接続すべき各バッテリーポストに導電性の接続端子
を固定して行う。通常、バッテリーポストをボルトで構
成し、該ボルトと螺合するナットによりバッテリーポス
トに接続端子を加締めて固定している。
【0003】このとき、バッテリーポストが露出してい
ると、接触による損傷や、逆にバッテリーポストの先端
部がワイヤハーネス等の他の部材と接触して短絡事故を
招く虞があるため、バッテリーポストをカバーで保護す
る必要がある。そのため、バッテリーポストの接続作業
と合わせて容易に装着できる端子用カバーが製品化され
ている。
ると、接触による損傷や、逆にバッテリーポストの先端
部がワイヤハーネス等の他の部材と接触して短絡事故を
招く虞があるため、バッテリーポストをカバーで保護す
る必要がある。そのため、バッテリーポストの接続作業
と合わせて容易に装着できる端子用カバーが製品化され
ている。
【0004】係る端子用カバーの従来例を図5に示す。
図5において、カバー本体104とカバー基体106と
が一体に組み立てられてなる樹脂製のカバー101は、
接続端子8及びバッテリー40のバッテリーポスト41
を包被する。カバー本体104の端子包被部112は接
続端子8を、一対のポスト包被部116a、116bは
一対のバッテリーポスト41を、それぞれ包被する。
図5において、カバー本体104とカバー基体106と
が一体に組み立てられてなる樹脂製のカバー101は、
接続端子8及びバッテリー40のバッテリーポスト41
を包被する。カバー本体104の端子包被部112は接
続端子8を、一対のポスト包被部116a、116bは
一対のバッテリーポスト41を、それぞれ包被する。
【0005】端子包被部112及びポスト包被部116
a、116bは、例えば図示のような直方体の底面を除
いた略箱形状であり、且つポスト包被部116a、11
6bが端子包被部112に対して回動自在に連結されて
いる。カバー本体104は、端子包被部112に設けた
係合孔113にカバー基体106の係合爪130aを嵌
合させてカバー基体106に取り付けられるとともに、
ポスト包被部116a、116bの内面に設けられた被
固定部134をカバー基体106の固定部130bと係
合して閉じ状態に設けられる。バッテリーポスト41同
士を接続する接続端子8は一部が湾曲した金属片で、両
端部にバッテリーポスト41を挿通する孔8a,8bを
有する。カバー基体106には、接続端子8の孔8a,
8bと連通してバッテリーポスト41を挿通させる孔1
07が設けられており、これらの孔8a,8b、107
にバッテリーポスト41を挿通させた状態で、ナット4
2をバッテリーポスト41に螺合し、かつ緊締すること
により、カバー基体106は、接続端子8とともにバッ
テリーポスト41に固定される。
a、116bは、例えば図示のような直方体の底面を除
いた略箱形状であり、且つポスト包被部116a、11
6bが端子包被部112に対して回動自在に連結されて
いる。カバー本体104は、端子包被部112に設けた
係合孔113にカバー基体106の係合爪130aを嵌
合させてカバー基体106に取り付けられるとともに、
ポスト包被部116a、116bの内面に設けられた被
固定部134をカバー基体106の固定部130bと係
合して閉じ状態に設けられる。バッテリーポスト41同
士を接続する接続端子8は一部が湾曲した金属片で、両
端部にバッテリーポスト41を挿通する孔8a,8bを
有する。カバー基体106には、接続端子8の孔8a,
8bと連通してバッテリーポスト41を挿通させる孔1
07が設けられており、これらの孔8a,8b、107
にバッテリーポスト41を挿通させた状態で、ナット4
2をバッテリーポスト41に螺合し、かつ緊締すること
により、カバー基体106は、接続端子8とともにバッ
テリーポスト41に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のバッテリー端子用カバーでは、搭載した車輌の振動等
によってバッテリー間に相対的なずれが生じると、これ
に伴う無理な外力が作用して破損してしまうという問題
があった。すなわち、接続端子は、主にその湾曲形状に
よる弾性力によってこのずれを許容して破損することが
なかったけれど、カバーは、バッテリー間のわずかなず
れによっても破損し、特に強度的に劣る部位、例えば図
6に示すように、端子包被部の係合孔周辺より亀裂Cを
生じて最後には分離してしまった。
のバッテリー端子用カバーでは、搭載した車輌の振動等
によってバッテリー間に相対的なずれが生じると、これ
に伴う無理な外力が作用して破損してしまうという問題
があった。すなわち、接続端子は、主にその湾曲形状に
よる弾性力によってこのずれを許容して破損することが
なかったけれど、カバーは、バッテリー間のわずかなず
れによっても破損し、特に強度的に劣る部位、例えば図
6に示すように、端子包被部の係合孔周辺より亀裂Cを
生じて最後には分離してしまった。
【0007】本発明は上記状況に鑑みなされたもので、
搭載された車輌の振動等によってバッテリー間に相対的
なずれが生じても、破損することのないバッテリー接続
端子用カバーを提供し、もって、信頼性の向上を図るこ
とを目的とする。
搭載された車輌の振動等によってバッテリー間に相対的
なずれが生じても、破損することのないバッテリー接続
端子用カバーを提供し、もって、信頼性の向上を図るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るバッテリー接続端子用カバーの構成は、
隣接したバッテリーの接続すべきバッテリーポストとこ
れらバッテリーポストに装着されバッテリー同士を接続
する接続端子とを包被するカバー本体と、前記接続端子
を保持し前記カバー本体に嵌着される端子支持体とから
なり、前記カバー本体は少なくとも互いに隣接するバッ
テリー方向に変形自在であることを特徴とするものであ
る。
の本発明に係るバッテリー接続端子用カバーの構成は、
隣接したバッテリーの接続すべきバッテリーポストとこ
れらバッテリーポストに装着されバッテリー同士を接続
する接続端子とを包被するカバー本体と、前記接続端子
を保持し前記カバー本体に嵌着される端子支持体とから
なり、前記カバー本体は少なくとも互いに隣接するバッ
テリー方向に変形自在であることを特徴とするものであ
る。
【0009】また、バッテリー接続端子用カバーの構成
は、カバー本体の周面に、互いに隣接するバッテリー方
向に伸縮可能な蛇腹部を形成したものであってもよい。
また、バッテリー接続端子用カバーの構成は、カバー本
体がバッテリーポストを包被する一対のポスト包被部と
これらポスト包被部を連結し、かつ接続端子を包被する
端子包被部とからなり、前記ポスト包被部は前記端子包
被部に対し回動自在に設けられているものであってもよ
い。また、バッテリー接続端子用カバーの構成は、ポス
ト包被部及び端子包被部間に蛇腹部を形成し扇状に開閉
することにより、前記ポスト包被部が前記端子包被部に
対して回動されるものであってもよい。さらにバッテリ
ー接続端子用カバーの構成は、ポスト包被部の内部上面
に凹部を形成し、バッテリーポストに螺着し接続端子を
締結するナットに前記凹部を嵌着することで、前記ポス
ト包被部が閉じ状態に支持されるものであってもよい。
は、カバー本体の周面に、互いに隣接するバッテリー方
向に伸縮可能な蛇腹部を形成したものであってもよい。
また、バッテリー接続端子用カバーの構成は、カバー本
体がバッテリーポストを包被する一対のポスト包被部と
これらポスト包被部を連結し、かつ接続端子を包被する
端子包被部とからなり、前記ポスト包被部は前記端子包
被部に対し回動自在に設けられているものであってもよ
い。また、バッテリー接続端子用カバーの構成は、ポス
ト包被部及び端子包被部間に蛇腹部を形成し扇状に開閉
することにより、前記ポスト包被部が前記端子包被部に
対して回動されるものであってもよい。さらにバッテリ
ー接続端子用カバーの構成は、ポスト包被部の内部上面
に凹部を形成し、バッテリーポストに螺着し接続端子を
締結するナットに前記凹部を嵌着することで、前記ポス
ト包被部が閉じ状態に支持されるものであってもよい。
【0010】
【作用】仮にバッテリー間にずれが生じた場合、カバー
本体は、変形自在に設けられてこのずれを許容するの
で、破損に至ることがない。また端子支持体は、端子を
支持するだけでバッテリーポストと直接関連しない構造
なので、バッテリー間のずれに伴って破損に至る外力を
受けることがない。これにより、カバーの破損は確実に
防止できる。
本体は、変形自在に設けられてこのずれを許容するの
で、破損に至ることがない。また端子支持体は、端子を
支持するだけでバッテリーポストと直接関連しない構造
なので、バッテリー間のずれに伴って破損に至る外力を
受けることがない。これにより、カバーの破損は確実に
防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るバッテリー接続端子用カ
バーの好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の第1実施例であるバッテリー接
続端子用カバー(以下、単にカバーという)を示してお
り、図1はカバーの分解状態を示す斜視図、図2はポス
ト包被部を開いた状態を示す一部断面図、図3はポスト
包被部を閉じて組付完了時の状態を示す一部断面図であ
る。なお、図5に示した部材と同一の部材には同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。
バーの好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の第1実施例であるバッテリー接
続端子用カバー(以下、単にカバーという)を示してお
り、図1はカバーの分解状態を示す斜視図、図2はポス
ト包被部を開いた状態を示す一部断面図、図3はポスト
包被部を閉じて組付完了時の状態を示す一部断面図であ
る。なお、図5に示した部材と同一の部材には同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】合成樹脂の成形品であるカバー10は、カ
バー本体30と、接続端子8を支持してカバー本体30
に嵌合される端子支持体20とからなり、これらが一体
に組み立てられて接続端子8及びバッテリーポスト41
を包被する。端子支持体20は、接続端子8の湾曲部9
に係入されて接続端子8を載置できるリブ21が設けら
れた逆T字状からなり、リブ21の両側に係止用突起2
2を突設させている。端子支持体20はこの係止用突起
22を、後述する端子包被部31の係合孔34に嵌合さ
せることにより、接続端子8をカバー本体30内に収納
させた状態でカバー本体30と一体化される。
バー本体30と、接続端子8を支持してカバー本体30
に嵌合される端子支持体20とからなり、これらが一体
に組み立てられて接続端子8及びバッテリーポスト41
を包被する。端子支持体20は、接続端子8の湾曲部9
に係入されて接続端子8を載置できるリブ21が設けら
れた逆T字状からなり、リブ21の両側に係止用突起2
2を突設させている。端子支持体20はこの係止用突起
22を、後述する端子包被部31の係合孔34に嵌合さ
せることにより、接続端子8をカバー本体30内に収納
させた状態でカバー本体30と一体化される。
【0013】カバー本体30は、接続端子8の湾曲部9
をほぼ包被する端子包被部31と、この端子包被部31
の両側にポスト包被部32とが連設された直方体の、底
面が除かれた箱体状からなり、かつ端子包被部31と各
ポスト包被部32、32との間には、カバー本体30
を、互いに接続するため並設させたバッテリー方向(カ
バー本体の長手方向)に伸縮自在にする蛇腹部33がそ
れぞれ設けられている。
をほぼ包被する端子包被部31と、この端子包被部31
の両側にポスト包被部32とが連設された直方体の、底
面が除かれた箱体状からなり、かつ端子包被部31と各
ポスト包被部32、32との間には、カバー本体30
を、互いに接続するため並設させたバッテリー方向(カ
バー本体の長手方向)に伸縮自在にする蛇腹部33がそ
れぞれ設けられている。
【0014】前記蛇腹部33は、カバー本体30の周面
にわたって形成されており、この蛇腹部33を側面視に
て扇状に開くことによって、ポスト包被部32は端子包
被部31に対して回動可能に設けられている。ポスト包
被部32の内部上面には、図2及び図3に示すように、
バツテリーポスト41のナット42と嵌合する係止用凹
部35が形成されており、ポスト包被部32を閉じた際
に係止用凹部35内にナット42が嵌入される。また、
端子包被部31には、端子支持体20の係止用突起22
と係合する係合孔34が開口されている。カバー本体3
0、端子包被部31、ポスト包被部32、蛇腹部33、
係合孔34、係止用凹部35、接続端子8、端子支持体
20、リブ21、係止用突起22を主な部材及び部位と
して、本実施例に係るバッテリー接続端子用カバーが構
成されている。
にわたって形成されており、この蛇腹部33を側面視に
て扇状に開くことによって、ポスト包被部32は端子包
被部31に対して回動可能に設けられている。ポスト包
被部32の内部上面には、図2及び図3に示すように、
バツテリーポスト41のナット42と嵌合する係止用凹
部35が形成されており、ポスト包被部32を閉じた際
に係止用凹部35内にナット42が嵌入される。また、
端子包被部31には、端子支持体20の係止用突起22
と係合する係合孔34が開口されている。カバー本体3
0、端子包被部31、ポスト包被部32、蛇腹部33、
係合孔34、係止用凹部35、接続端子8、端子支持体
20、リブ21、係止用突起22を主な部材及び部位と
して、本実施例に係るバッテリー接続端子用カバーが構
成されている。
【0015】次に、カバーを、車輌等に搭載されたバッ
テリーに取り付ける組付過程について説明する。カバー
10は、バッテリー40への装着に先立って予め接続端
子8を収納して一体化され、バッテリーポスト12への
装着に際しては、ポスト包被部32を蛇腹部33を介し
て開いた状態にした後、接続端子8の孔8aにバッテリ
ポスト41を挿通させ、バッテリーポスト41にナット
42を螺合させて締め付けることで、接続端子8をバッ
テリーポスト41に固定させる。この結果、接続端子8
は図2に示すように、その湾曲部がカバー本体30の端
子包被部31によって包被された状態でバッテリー間に
配置される。
テリーに取り付ける組付過程について説明する。カバー
10は、バッテリー40への装着に先立って予め接続端
子8を収納して一体化され、バッテリーポスト12への
装着に際しては、ポスト包被部32を蛇腹部33を介し
て開いた状態にした後、接続端子8の孔8aにバッテリ
ポスト41を挿通させ、バッテリーポスト41にナット
42を螺合させて締め付けることで、接続端子8をバッ
テリーポスト41に固定させる。この結果、接続端子8
は図2に示すように、その湾曲部がカバー本体30の端
子包被部31によって包被された状態でバッテリー間に
配置される。
【0016】その後、各ポスト包被部32は、蛇腹部3
3を閉じるように下方に揺動されるとその係止用凹部3
5内にナット42が嵌入され、図3に示すように閉じた
状態に支持されてバッテリーポスト41を完全に包被し
た状態にする。これにより、カバー10は、接続端子8
及びバッテリーポスト41が他の部材と接触することを
阻止するとともに、防水、防塵効果も併せ有して短絡や
漏電等の電気的事故を確実に防止する。また、各ポスト
包被部32の係止用凹部35がナット42と嵌合するこ
とにより、ポスト包被部32はバッテリーポスト41と
の間にガタ付きが無く、車両等からの振動によるカバー
10の異音の発生が防止される。
3を閉じるように下方に揺動されるとその係止用凹部3
5内にナット42が嵌入され、図3に示すように閉じた
状態に支持されてバッテリーポスト41を完全に包被し
た状態にする。これにより、カバー10は、接続端子8
及びバッテリーポスト41が他の部材と接触することを
阻止するとともに、防水、防塵効果も併せ有して短絡や
漏電等の電気的事故を確実に防止する。また、各ポスト
包被部32の係止用凹部35がナット42と嵌合するこ
とにより、ポスト包被部32はバッテリーポスト41と
の間にガタ付きが無く、車両等からの振動によるカバー
10の異音の発生が防止される。
【0017】ところで、以上のようにして装着されたバ
ッテリー接続端子用カバーに対し、搭載された車輌の振
動等によって例えば図3の太矢線で示すバッテリー40
同士が互いに離間する方向にずれを生じると、蛇腹部3
3がこのバッテリー40の動きに追従してカバー本体3
0をその長手方向に伸長させ、このずれを許容する。こ
れにより、カバー本体30は破損に至ることがない。ま
た、仮に上記長手方向と直交する方向にずれが生じた場
合でも、蛇腹部33は、あらゆる方向に伸長又は収縮可
能であるので、この動きに対し幾分縒りが加えられた形
態で変形して追従することができ、先のずれの場合と同
様、カバー本体30の破損に至るような外力は吸収し
て、カバー本体30を確実に原型状態に維持する。な
お、接続端子8は、これらのずれに対しその湾曲部9の
変形で対応したり、或いは、ナット42の緩みを惹起す
る偏倚によって吸収することができる。また、端子支持
体20は、カバー本体30の端子包被部31と係合して
いるのみでバッテリー40とは直接接続関係にないの
で、既述したようにバッテリー間のずれに伴う破損を何
ら受けることがない。
ッテリー接続端子用カバーに対し、搭載された車輌の振
動等によって例えば図3の太矢線で示すバッテリー40
同士が互いに離間する方向にずれを生じると、蛇腹部3
3がこのバッテリー40の動きに追従してカバー本体3
0をその長手方向に伸長させ、このずれを許容する。こ
れにより、カバー本体30は破損に至ることがない。ま
た、仮に上記長手方向と直交する方向にずれが生じた場
合でも、蛇腹部33は、あらゆる方向に伸長又は収縮可
能であるので、この動きに対し幾分縒りが加えられた形
態で変形して追従することができ、先のずれの場合と同
様、カバー本体30の破損に至るような外力は吸収し
て、カバー本体30を確実に原型状態に維持する。な
お、接続端子8は、これらのずれに対しその湾曲部9の
変形で対応したり、或いは、ナット42の緩みを惹起す
る偏倚によって吸収することができる。また、端子支持
体20は、カバー本体30の端子包被部31と係合して
いるのみでバッテリー40とは直接接続関係にないの
で、既述したようにバッテリー間のずれに伴う破損を何
ら受けることがない。
【0018】図4は、本発明の第2実施例に係るバッテ
リー接続端子用カバーを示しており、ポスト包被部が開
かれた状態を示している。この実施例では、カバー本体
30Aは、端子包被部31と、該端子包被部31とヒン
ジ部36を介して連設されたポスト包被部32とからな
って、ポスト包被部32の開き角度が大きくなるように
構成されている。蛇腹部33は端子包被部31の両側
に、この端子包被部31の一部として形成されている。
また、ポスト包被部32の両端側には、双方のポスト包
被部32を開き状態に保持できる係止部37及び被係止
部38がそれぞれ形成されている。なお、その他の部材
及び部位は、先の第1実施例と同様に構成されている。
リー接続端子用カバーを示しており、ポスト包被部が開
かれた状態を示している。この実施例では、カバー本体
30Aは、端子包被部31と、該端子包被部31とヒン
ジ部36を介して連設されたポスト包被部32とからな
って、ポスト包被部32の開き角度が大きくなるように
構成されている。蛇腹部33は端子包被部31の両側
に、この端子包被部31の一部として形成されている。
また、ポスト包被部32の両端側には、双方のポスト包
被部32を開き状態に保持できる係止部37及び被係止
部38がそれぞれ形成されている。なお、その他の部材
及び部位は、先の第1実施例と同様に構成されている。
【0019】上記構成により、係るバッテリー接続端子
用カバーは、双方のポスト包被部32を充分に開いた状
態に保持して接続端子の取り付け作業を行うことができ
るため、作業性を向上させることができる。そして、接
続端子8をバッテリーポスト41に締結した後係止部3
7及び被係止部38の係合を解除してポスト包被部32
を先の第1実施例と同様、閉じて係止用凹部35にナッ
ト42を嵌合させることにより、バッテリーへの装着が
完了する。
用カバーは、双方のポスト包被部32を充分に開いた状
態に保持して接続端子の取り付け作業を行うことができ
るため、作業性を向上させることができる。そして、接
続端子8をバッテリーポスト41に締結した後係止部3
7及び被係止部38の係合を解除してポスト包被部32
を先の第1実施例と同様、閉じて係止用凹部35にナッ
ト42を嵌合させることにより、バッテリーへの装着が
完了する。
【0020】なお、上記各実施例では、カバー本体は、
蛇腹部を形成することで長手方向に伸縮自在な構造とし
たが、例えば端子包被部を長手方向に二分割するととも
に、一方の側の端子包被部を二重壁構造とし、他方の側
の端子包被部がこの二重壁構造によって形成される隙間
にスライド自在に挿通される構造によっても、その目的
を達成できる。
蛇腹部を形成することで長手方向に伸縮自在な構造とし
たが、例えば端子包被部を長手方向に二分割するととも
に、一方の側の端子包被部を二重壁構造とし、他方の側
の端子包被部がこの二重壁構造によって形成される隙間
にスライド自在に挿通される構造によっても、その目的
を達成できる。
【0021】また、上記各実施例では、蛇腹部が端子包
被部とポスト包被部との間、或いは、端子包被部の両端
にそれぞれ1カ所ずつ、計2カ所に設けている構成とし
て述べたが、蛇腹部は、カバー本体の所要の変形が可能
となるものであれば、上述した数及び配置に限定されな
い。従って、カバー本体の全域が長手方向に伸縮自在な
蛇腹部として構成されたものであっても良い。但し、こ
のように構成した場合、ポスト包被部を閉じ状態に支持
する係止用凹部に代わる係止手段を講じる必要がある。
被部とポスト包被部との間、或いは、端子包被部の両端
にそれぞれ1カ所ずつ、計2カ所に設けている構成とし
て述べたが、蛇腹部は、カバー本体の所要の変形が可能
となるものであれば、上述した数及び配置に限定されな
い。従って、カバー本体の全域が長手方向に伸縮自在な
蛇腹部として構成されたものであっても良い。但し、こ
のように構成した場合、ポスト包被部を閉じ状態に支持
する係止用凹部に代わる係止手段を講じる必要がある。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明のバッテリ
ー接続端子用カバーよれば、バッテリー間に相対的ずれ
が生じた場合、カバー本体は、所要の変形によってずれ
を許容できるので、破損に至ることはなく、また端子支
持体は、カバー本体に係合して支持されるので、バッテ
リー間のずれによって破損に至るような外力を受けるこ
とがない。これにより、カバーは破損が確実に防止され
てその信頼性を高められる。
ー接続端子用カバーよれば、バッテリー間に相対的ずれ
が生じた場合、カバー本体は、所要の変形によってずれ
を許容できるので、破損に至ることはなく、また端子支
持体は、カバー本体に係合して支持されるので、バッテ
リー間のずれによって破損に至るような外力を受けるこ
とがない。これにより、カバーは破損が確実に防止され
てその信頼性を高められる。
【図1】本発明の第1実施例であるバッテリー接続端子
用カバーの分解状態を示す斜視図である。
用カバーの分解状態を示す斜視図である。
【図2】図1のバッテリー接続端子用カバーのポスト包
被部を開いた状態での一部断面図である。
被部を開いた状態での一部断面図である。
【図3】図1のバッテリー接続端子用カバーのポスト包
被部を閉じた状態での一部断面図である。
被部を閉じた状態での一部断面図である。
【図4】本発明の第2実施例であるバッテリー接続端子
用カバーのポスト包被部を開いた状態での一部断面図で
ある。
用カバーのポスト包被部を開いた状態での一部断面図で
ある。
【図5】従来のバッテリー接続端子用カバーの分解斜視
図である。
図である。
【図6】図5のバッテリー接続端子用カバーの使用状態
での斜視図である。
での斜視図である。
8 接続端子 10 カバー 20 端子支持体 30、30A カバー本体 31 端子包被部 32 ポスト包被部 33 蛇腹部 34 係合孔 35 係止用凹部 36 ヒンジ部 40 バッテリー 41 バッテリーポスト 42 ナット
Claims (5)
- 【請求項1】 隣接したバッテリーの接続すべきバッテ
リーポストとこれらバッテリーポストに装着されバッテ
リー同士を接続する接続端子とを包被するカバー本体
と、前記接続端子を保持し前記カバー本体に嵌着される
端子支持体とからなり、前記カバー本体は少なくとも互
いに隣接するバッテリー方向に変形自在に設けられてい
ることを特徴とするバッテリー接続端子用カバー。 - 【請求項2】 カバー本体の周面に、互いに隣接するバ
ッテリー方向に伸縮可能な蛇腹部が設けられている請求
項1記載のバッテリー接続端子用カバー。 - 【請求項3】 カバー本体がバッテリーポストを包被す
る一対のポスト包被部とこれらポスト包被部を連結しか
つ接続端子を包被する端子包被部とからなり、前記ポス
ト包被部が前記端子包被部に対し回動自在に設けられて
いる請求項2記載のバッテリー接続端子用カバー。 - 【請求項4】 ポスト包被部及び端子包被部間に蛇腹部
を形成し扇状に開閉することにより、前記ポスト包被部
が前記端子包被部に対して回動される請求項3記載のバ
ッテリー接続端子用カバー。 - 【請求項5】 ポスト包被部の内部上面に凹部を形成
し、バッテリーポストに螺着し接続端子を締結するナッ
トに前記凹部を嵌着することで、前記ポスト包被部が閉
じ状態に支持される請求項4記載のバッテリー接続端子
用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299072A JPH07130353A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | バッテリー接続端子用カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299072A JPH07130353A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | バッテリー接続端子用カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130353A true JPH07130353A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17867843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5299072A Pending JPH07130353A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | バッテリー接続端子用カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07130353A (ja) |
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-
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- 1993-11-05 JP JP5299072A patent/JPH07130353A/ja active Pending
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