JP2016004608A - カバー、配線モジュールおよびカバーの製造方法 - Google Patents

カバー、配線モジュールおよびカバーの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタから突出する外部接続部材の有無にかかわらず、プロテクタを覆うカバーを共通化する技術を提供する。【解決手段】正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子を複数並べてなる蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタ11を覆うカバー30は、開口部32を有するカバー本体31と、開口部を開閉自在な蓋部36とを備える。開口部の開閉状態に対応して蓋部をカバー本体に係止する係止部35、37、38を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁プロテクタに取り付けられるカバー、配線モジュールおよびカバーの製造方法に関する。
電気自動車やハイブリッド車等の車両用の電池モジュールは、正極及び負極の電極端子を有する単電池が複数個並んで配列されており、隣り合う単電池の電極端子間がバスバーなどの接続部材により接続されることにより複数の単電池が直列や並列に接続されるようになっている。
ここで、接続部材の取付作業を簡素化するために、複数の合成樹脂製の接続ユニットに接続部材を収容し、これら接続ユニット同士を連結した電池接続アセンブリを複数の単電池からなる単電池群に取り付けることが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
単電池群に取り付けられた電池接続アセンブリ(絶縁プロテクタ)には、電極端子や接続部材等を外部と絶縁したり破損を防止するために、絶縁プロテクタを覆うカバーが取り付けられる。
特開2011−8957号公報
ところで、絶縁プロテクタにおいては、単電池群(蓄電素子群)と他の機器とを電気的に接続するための外部接続部材等が、カバー側に突出して設けられていることがある。このような場合には、カバーに、突出する外部接続部材(突出部材)を逃がすための孔を設ける必要が生じる。このように、突出部材を逃がすための孔を設けたカバーを、突出部材を備えない絶縁プロテクタに取り付けると、電極端子や接続部材等の絶縁等が図れなくなることが懸念される。
このような問題を解決するには、絶縁プロテクタの形状等に応じてカバーを用意することが考えられる。しかしながら、絶縁プロテクタの形状等に応じてカバーを用意すると、カバーの種類が多くなり、カバーを成形するための金型費用が高くなったり、部品種類が多くなることによる作業性の低下等が懸念される。
本発明は、蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタを覆うカバーを共通化することを目的とする。
本発明は、正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子を複数並べてなる蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタを覆うカバーであって、開口部を有するカバー本体と、前記開口部を開閉自在な蓋部と、を備えるカバーである。
また、本発明は、正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子を複数並べてなる蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタと、上記カバーと、を備える配線モジュールである。
本発明において、絶縁プロテクタを覆うカバーは、開口部を有するカバー本体と、開口部を開閉自在な蓋部と、を備える。したがって、本発明において、突出部材が配されている絶縁プロテクタを覆うカバーとして用いるときは開口部を開いた状態(開放状態)として用いればよく、突出部材が配されていない絶縁プロテクタを覆うカバーとして用いるときは開口部を閉じた状態(閉鎖状態)として用いればよい。
したがって、本発明によれば、突出部材の配されている絶縁プロテクタにも突出部材の配されていない絶縁プロテクタにも用いることができるカバーを提供することができるので、蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタを覆うカバーを共通化することができる。
本発明において、カバーは以下の構成であってもよい。
前記蓋部が前記カバー本体と一体的に設けられていてもよい。このような構成とすると、部品点数を減らすとともに、蓋部を紛失を防止することができる。
前記開口部を開いた状態で前記蓋部を前記カバー本体に係止する開放係止部を設けてもよい。
蓋部がカバー本体と一体化している場合に開口部を開いた状態にしておくと、振動等により蓋部が揺れて他の部材と衝突することが懸念され、蓋部がカバー本体と別体の場合に開口部を開くと、蓋部を紛失することが懸念される。
そこで、上記のような構成とすると、開口部を開いた状態であっても蓋部をカバー本体に係止することができるので、蓋部と他の部材との衝突を防止するとともに、蓋部の紛失を防止することができる。
前記開口部を閉じた状態で前記蓋部を前記カバー本体に係止する閉鎖係止部を設けてもよい。
カバー本体の開口部が蓋部により閉じられていたとしても、振動等により蓋部が外れて開口部が開くことがある。そこで、上記のような構成とすると、開口部を閉じた状態において蓋部が係止されるので、振動等により蓋部が外れて開口部が開くのを防止することができる。
さらに、本発明は、正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子を複数並べてなる蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタを覆うとともに、開口部を有するカバー本体と、前記開口部を開閉自在な蓋部と、を備えるカバーの製造方法であって、型開き方向に移動する第1成形型と第2成形型との間に形成される成形空間に樹脂を注入することにより前記カバーを成形する成形工程を含み、前記成形空間は、前記第1成形型及び前記第2成形型にそれぞれ形成された前記カバー本体を形成する本体成形面と、前記蓋部を形成する蓋部成形面と、の間に形成されるようになっており、前記蓋部成形面は前記本体成形面と交差して設けられるとともに、前記蓋部成形面の端部は前記開口部の端部と前記型開き方向において重なり合わない位置に設定されているカバーの製造方法である。
本発明の製造方法において、カバーは、第1成形型および第2成形型のそれぞれに形成された、カバー本体を形成する本体成形面と、蓋部を形成する蓋部成形面と、の間に形成された成形空間に樹脂を注入することにより成形され、成形型の蓋部成形面は本体成形面と交差して設けられるとともに、蓋部成形面の端部は開口部の端部と型開き方向において重なり合わない位置に設定されている。
したがって、本発明の製造方法によれば、成形空間に樹脂を注入した後、第1成形型および第2成形型を型開き方向に型開きすることにより本発明のカバーを成形することができるので、スライド金型は不要である。
本発明によれば、蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタを覆うカバーを共通化することができる。
実施形態1の配線モジュールの部分平面図であって、第1絶縁プロテクタが取り付けられた部分を示す図 図1の部分における配線モジュールの正面図 図1の部分における配線モジュールの側面図 配線モジュールの部分平面図であって、第2絶縁プロテクタが取り付けられた部分を示す図 図4の部分における配線モジュールの正面図 図4の部分における配線モジュールの側面図 第1絶縁プロテクタの部分平面図 第1絶縁プロテクタの部分正面図 第1絶縁プロテクタの側面図 開口部を開放状態としたカバーの部分平面図 図10のA−A線における断面図 開口部を閉鎖状態としたカバーの部分平面図 図12のB−B線における断面図 成形直後のカバーの部分平面図 成形直後のカバーの部分正面図 成形直後のカバーの側面図 成形工程を説明する断面図
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1〜図17を参照しつつ説明する。
本実施形態のカバー30を備える配線モジュール10を、複数の蓄電素子を並べてなる蓄電素子群(図示せず)に取り付けられて構成された蓄電モジュール(図示せず)は、例えば、電気自動車またはハイブリッド自動車等の車両の駆動源として使用される。図面においては、複数の同一部材のうち一の部材にのみ符号を付し、他の同一部材については符号を省略する場合がある。以下では、上下方向については、図3を基準として説明する。
本実施形態において、蓄電素子群を構成する蓄電素子(図示せず)としては、二次電池、キャパシタ、コンデンサ等、必要に応じて任意の蓄電素子を用いることができる。本実施形態に係る蓄電素子としては、二次電池が用いられている。
蓄電素子は、内部に図示しない発電要素が収容された本体部から突出する正極および負極の電極端子を有する。複数の蓄電素子は、隣り合う蓄電素子の電極端子の極性が反対になるように並べられている。
各電極端子は例えば角筒状のナット(図示せず)を備え、当該ナットの中心に貫通形成されたネジ孔に接続部材20の貫通孔21を合わせて、ボルトの軸部(図示せず)を螺合させて絶縁プロテクタ11を固定するようになっている。
絶縁プロテクタ11は、正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子を複数並べてなる蓄電素子群に取り付けられ、蓄電素子を電気的に接続する部材である。絶縁プロテクタ11には、絶縁プロテクタ11を覆うカバー30が取り付けられる。
本実施形態においては、絶縁プロテクタ11として、外部機器と接続される外部接続部材25を備える絶縁プロテクタ11(第1絶縁プロテクタ11A)と、外部接続部材25を備えない絶縁プロテクタ11(第2絶縁プロテクタ11B)と、を用いる(図1および図4を参照)。本実施形態において、2種類の絶縁プロテクタ11を区別して説明するときは、第1絶縁プロテクタ11Aと、第2絶縁プロテクタ11Bとし、双方を一括して説明するときは、絶縁プロテクタ11とする。
本実施形態では、1つの蓄電素子群に、第1絶縁プロテクタ11Aと第2絶縁プロテクタ11Bとを用いる。
絶縁プロテクタ11は絶縁樹脂からなり、図7に示すように、左右に隣り合う電極端子間を接続する接続部材20を収容する接続部材保持部12と、接続部材保持部12に配された検知端子22を保持する端子保持部14と、検知端子22に接続された電線(図示せず)を収容する電線収容部15と、を備える。
第1絶縁プロテクタ11Aの接続部材保持部12には、2つの貫通孔21が形成された長方形状の接続部材20と、1つの貫通孔27が形成されるとともに、図3および図9に示すように上方に突出する外部接続部28を有する外部接続部材25(突出部材)とが収容されている。
第2絶縁プロテクタ11Bの接続部材保持部12(図示せず)には、2つの貫通孔21が形成された長方形状の接続部材20が収容されている。
接続部材20および外部接続部材25は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等の金属からなる。
接続部材20は電極端子間の寸法に応じた長さの板状をなし、電極端子に接続されるボルトの軸部が挿通される貫通孔21が2つ貫通形成されている。この貫通孔21の形状は、左右方向に長い長円形状をなす。
外部接続部材25は接続部材保持部12に配され、電極端子に接続されるボルトの軸部が挿通される貫通孔27が1つ形成された端子接続部26と、端子接続部26に対して垂直上方に突出する外部接続部28と、を有する。端子接続部26に形成された貫通孔27の形状は接続部材20の貫通孔21と同様に左右方向に長い長円形状である。外部接続部28には、図3に示すように、外部機器と接続される外部接続端子29が外部接続部28に対して略垂直に突出形成されている。
接続部材20には、蓄電素子の電圧を検知するための検知端子22が重ねられている。検知端子22の接続部材20に重ねられる部分には、ボルトの軸部が挿通されるボルト挿通孔22が1つ貫通形成されている。このボルト挿通孔22は接続部材20の貫通孔21に重ねられ1つの孔を形成する。検知端子22の端部にはバレル部23が形成されており、バレル部23には電圧検知用の電線が圧着等により接続されている。電線は、図示しない電池ECUに接続される。電池ECUは、マイクロコンピュータ、素子等が搭載されたものであって、蓄電素子の電圧・電流・温度等の検知、各蓄電素子の充放電コントロール等を行うための機能を備えた周知の構成のものである。検知端子22のボルト挿通孔22とバレル部23との間の部分は端子保持部14により保持されている。
接続部材保持部12は、接続部材20または外部接続部材25が載置される底板12Aと、接続部材20または外部接続部材25を包囲する角筒状の収容壁13とを備えている。底板12Aのうち、電極端子が進入する部分は、底板12Aのない開口部分となっている。接続部材20を包囲する収容壁13の一部は開口していて、検知端子22を保持する端子保持部14に連なっている。
収容壁13は、工具等が接続部材20やボルトの頭部に接触して短絡することを防止できる高さに設定されている。収容壁13には接続部材20または外部接続部材25を抜け止めする抜け止め突部13Aが形成されている。
収容壁13のうち、外側に配される収容壁13(絶縁プロテクタ11の正面側と背面側の壁)の外側面にはカバー30を係止するカバー係止突部13Bが外側方向に突出して設けられている。
端子保持部14には検知端子22を抜け止めする抜け止め部14Aが突出形成されている。端子保持部14の電線収容部15側の壁は開口していて、検知端子22に接続した電線が電線収容部15に導出されるようになっている。電線収容部15には、電線の飛び出しを防止する電線押さえ部16が設けられている。
さて、本実施形態においては、2種類の絶縁プロテクタ11に同一形状のカバー30が用いられる。樹脂製のカバー30は、図1および図10に示すように、開口部32を有するカバー本体31と、開口部32を開閉自在な蓋部36と、を備える。
カバー本体31の長手方向の側縁には図2および図5に示すように絶縁プロテクタ11のカバー係止突部13Bを受け入れるカバー係止孔33が設けられている。
カバー30は、蓋部36がカバー本体31と一体的に設けられている構成である。詳しくは蓋部36はヒンジ34を介してカバー本体31と連なっており、蓋部36を回動させることにより開口部32が開閉可能とされる。
カバー30には、開口部32を開いた状態で蓋部36をカバー本体31に係止する開放係止部35,37が設けられている。詳しくは、図10および図11に示すように、カバー本体31の上面には開口部32を開いた状態で蓋部36を係止する開放係止突部35が形成される一方、蓋部36にはカバー本体31の開放係止突部35を受け入れる開放係止孔37が設けられている。
また、カバー30には開口部32を閉じた状態で蓋部36をカバー本体31に係止する閉鎖係止部32A,38が設けられている。詳しくは、図12および図13に示すように、蓋部36の長手方向の一対の側縁のうち、ヒンジ34に連なる側の側縁とは反対側の側縁には、カバー本体31の開口部32の開口縁32Aの下方に重なって配されることにより蓋部36を係止する閉鎖係止片38が2つ設けられている。
次に、カバー30の製造方法について説明する。
本実施形態のカバー30の製造方法は、型開き方向(図17の矢線Xの方向)に移動する第1成形型41と第2成形型44との間に形成される成形空間47に樹脂を注入することによりカバー30を成形する成形工程を含む。
第1成形型41および第2成形型44には図17に示すように、カバー本体31を形成する本体成形面42,45と蓋部36を形成する蓋部成形面43,46とが形成されている。ここで第1成形型41に形成された本体成形面42を第1本体成形面42とし、第2成形型44に形成された本体成形面45を第2本体成形面45とする。また第1成形型41に形成された蓋部成形面43を第1蓋部成形面43とし、第2成形型44に形成された蓋部成形面46を第2蓋部成形面46とする。
成形空間47は、第1成形型41及び第2成形型44にそれぞれ形成された本体成形面(第1本体成形面42、第2本体成形面45)と、蓋部成形面(第1蓋部成形面43、第2蓋部成形面46)との間に形成される。
第1成形型41および第2成形型44において、蓋部成形面(第1蓋部成形面43、第2蓋部成形面46)は本体成形面(第1本体成形面42、第2本体成形面45)と交差して設けられるとともに、蓋部成形面の端部48は開口部32の端部32Bと型開き方向(矢線X方向)において重なり合わない位置に設定されている。
成形工程においては、第1成形型41と第2成形型44との間に形成される成形空間47に樹脂を注入し硬化させた後、第1成形型41と第2成形型44を矢線X方向に型開きする。ここで、蓋部成形面の端部48が開口部32の端部32Bと型開き方向において重なっていると、矢線Y方向に抜くスライド金型が必要であるが、本実施形態では蓋部成形面の端部48が開口部32の端部32Bと型開き方向において重なり合わないので、矢線X方向に型開きするだけでカバー30を成形することができる。
本実施形態において第1成形型41および第2成形型44の蓋部成形面43,46は本体成形面42,45よりも下方に傾いて設けられているので、成形直後のカバー30は、図14〜図16に示すように蓋部36が下方に傾いている。蓋部36が下方に傾いていると、ヒンジ34が意図に反して開いた状態となりにくい。
成形直後のカバー30の蓋部36を、上方向に回動させて、図13に示すように、蓋部36に設けた閉鎖係止片38をカバー本体31の開口部32の開口縁32Aと重なる位置に配すると開口部32を閉じた状態のカバー30が得られる。
開口部32を閉じた状態(図13に示す状態)から、さらに蓋部36を180°回動させ、カバー本体31の上面に形成した開放係止突部35を、蓋部36に設けた開放係止孔37に係止させると、開口部32を開いた状態で蓋部36がカバー本体31に係止される。これにより開口部32を開いた状態のカバー30が得られる。
次に、配線モジュール10の組み立て方法について説明する。
第1絶縁プロテクタ11Aに各接続部材20及び外部接続部材25を収容するとともに、電線を接続した検知端子22を接続部材20に重ねて配置しておく。第2絶縁プロテクタ11Bに各接続部材20を収容するとともに、電線を接続した検知端子22を接続部材20に重ねて配置しておく。
次に、各絶縁プロテクタ11を蓄電素子群に取り付ける。具体的には絶縁プロテクタ11に収容した接続部材20の貫通孔21を電極端子にあわせて取り付けてボルト締めして絶縁プロテクタ11を蓄電素子群に固定する。
次に、各絶縁プロテクタ11にカバー30を取り付ける。第1絶縁プロテクタ11Aには、開口部32を開いた状態にしたカバー30を取り付けて、第2絶縁プロテクタ11Bには開口部32を閉じた状態にしたカバー30を取り付ける。カバー30に設けたカバー係止孔33に絶縁プロテクタ11のカバー係止突部13Bをはめ込んで係止すると、絶縁プロテクタ11にカバー30が取付けられる。これにより蓄電モジュールが得られる。
次に本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態において、絶縁プロテクタ11を覆うカバー30は、開口部32を有するカバー本体31と、開口部32を開閉自在な蓋部36と、を備える。したがって、本実施形態において、外部接続部材25(突出部材)が配されている第1絶縁プロテクタ11Aを覆うカバー30として用いるときは開口部32を開いた状態で用いればよく、外部接続部材25が配されていない第2絶縁プロテクタ11Bを覆うカバー30として用いるときは開口部32を閉じた状態で用いればよい。
したがって、本実施形態によれば、外部接続部材25(突出部材)の配されている第1絶縁プロテクタ11Aにも突出部材の配されていない第2絶縁プロテクタ11Bにも用いることができるカバー30を提供することができるので、蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタ11を覆うカバー30を共通化することができる。
また、本実施形態によれば、蓋部36がカバー本体31と一体的に設けられているから、部品点数を減らすとともに、蓋部36の紛失を防止することができる。
本実施形態のように蓋部36がカバー本体31と一体化している場合においては、開口部32を開いた状態にすると、振動等により蓋部36が揺れて他の部材と衝突することが懸念される。しかしながら、本実施形態によれば、開口部32を開いた状態で蓋部36をカバー本体31に係止する開放係止部(開放係止突部35、開放係止孔37)を設けているから、開口部32を開いた状態であっても蓋部36をカバー本体31に係止することができるので、蓋部36と他の部材との衝突を防止することができる。
ところで、カバー本体31の開口部32が蓋部36により閉じられていたとしても、振動等により蓋部36が外れて開口部32が開くことがあるが、本実施形態によれば、開口部32を閉じた状態で蓋部36をカバー本体31に係止する閉鎖係止部32A,38が設けられているから開口部32を閉じた状態で蓋部36が係止されるので、振動等により蓋部36が外れて開口部32が開くのを防止することができる。
また、本実施形態において、カバー30は、第1成形型41および第2成形型44のそれぞれに形成された、本体成形面42,45と蓋部成形面43,46との間に形成された成形空間47に樹脂を注入することにより成形され、成形型41,44の蓋部成形面43,46は本体成形面42,45と交差して設けられるとともに、蓋部成形面の端部48は開口部32の端部32Bと型開き方向において重なり合わない位置に設定されている。
したがって、本実施形態によれば、成形空間47に樹脂を注入した後、第1成形型41および第2成形型44を型開き方向に型開きすることによりカバー30を成形することができるので、スライド型は不要である。
特に、本実施形態によれば、成形直後のカバー30は、蓋部36が下方に傾いているので、ヒンジ34が意図に反して開いた状態とならず作業性が向上する。
<他の実施形態>
本明細書で開示の技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態であってもよい。
(1)上記実施形態では、カバー30本体と一体的に設けられている蓋部36を示したが蓋部はカバー本体と別体でもよい。
(2)上記実施形態では、開口部32を開いた状態で蓋部36をカバー30本体に係止する開放係止部35,37を設けたカバーを示したが、開放係止部がないカバーであってもよい。
(3)上記実施形態では、開口部32を閉じた状態で蓋部36をカバー本体31に係止する閉鎖係止部32A,38を設けたカバー30を示したが、閉鎖係止部のないカバーであってもよい。
(4)上記実施形態では、絶縁プロテクタ11として突出部材を備える絶縁プロテクタ11Aと突出部材を備えない絶縁プロテクタ11B(2種類)とを用いたが絶縁プロテクタは1種類であってもよいし3種類以上であってもよい。
(5)上記実施形態では、1つの絶縁プロテクタ11につき1つのカバー30を取り付ける例を示したが、1つの絶縁プロテクタに対して複数のカバーを取り付ける構成であってもよい。
(6)上記実施形態では、蓋部成形面43,46が本体成形面42,45と交差して設けられるとともに、蓋部成形面43,46の端部48は開口部32の端部32Bと型開き方向において重なり合わない位置に設定されている成形型(第1成形型41、第2成形型44)を用いて成形する例を示したが、蓋部成形面の端部が開口部の端部と型開き方向において重なり合う位置に設定されている成形型を用いてもよい。
(7)上記実施形態では、成形直後のカバー30の蓋部36が下方に傾いている例を示したが、成形直後のカバーの蓋部が開口部に配されているものや成形直後のカバーの蓋部が上方に傾いていてもよい。
10…配線モジュール
11…絶縁プロテクタ
11A…第1絶縁プロテクタ
11B…第2絶縁プロテクタ
20…接続部材
25…外部接続部材(突出部材)
26…端子接続部
27…貫通孔
28…外部接続部
29…外部接続端子
30…カバー
31…カバー本体
32…開口部
32A…開口縁(閉鎖係止部)
32B…開口部の端部
34…ヒンジ
35…開放係止突部(開放係止部)
36…蓋部
37…開放係止孔(開放係止部)
38…閉鎖係止片(閉鎖係止部)
41…第1成形型
42…第1本体成形面(本体成形面)
43…第1蓋部成形面(蓋部成形面)
44…第2成形型
45…第2本体成形面(本体成形面)
46…第2蓋部成形面(蓋部成形面)
47…成形空間
48…蓋部成形面の端部

Claims (6)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子を複数並べてなる蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタを覆うカバーであって、
    開口部を有するカバー本体と、前記開口部を開閉自在な蓋部と、を備えるカバー。
  2. 前記蓋部が前記カバー本体と一体的に設けられている請求項1に記載のカバー。
  3. 前記開口部を開いた状態で前記蓋部を前記カバー本体に係止する開放係止部を設けた請求項1または請求項2に記載のカバー。
  4. 前記開口部を閉じた状態で前記蓋部を前記カバー本体に係止する閉鎖係止部を設けた請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のカバー。
  5. 正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子を複数並べてなる蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタと、
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のカバーと、を備える配線モジュール。
  6. 正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子を複数並べてなる蓄電素子群に取り付けられる絶縁プロテクタを覆うとともに、開口部を有するカバー本体と、前記開口部を開閉自在な蓋部と、を備えるカバーの製造方法であって、
    型開き方向に移動する第1成形型と第2成形型との間に形成される成形空間に樹脂を注入することにより前記カバーを成形する成形工程を含み、
    前記成形空間は、前記第1成形型及び前記第2成形型にそれぞれ形成された前記カバー本体を形成する本体成形面と、前記蓋部を形成する蓋部成形面と、の間に形成されるようになっており、
    前記蓋部成形面は前記本体成形面と交差して設けられるとともに、前記蓋部成形面の端部は前記開口部の端部と前記型開き方向において重なり合わない位置に設定されているカバーの製造方法。
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