JP2014149982A - 配線モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、小型化された配線モジュールを提供する。
【解決手段】配線モジュール13であって、蓄電素子群12に取り付けられると共に蓄電素子11と反対側の側面に開口部26を有する樹脂プロテクタ23と、樹脂プロテクタ23の開口部26内に収容されると共に隣り合う蓄電素子11の電極端子14同士を接続するバスバー22と、樹脂プロテクタ23の開口部26を覆う絶縁性のカバー44と、を備え、樹脂プロテクタ23には開口部26が形成された側面にカバー44を係止するカバー係止部50が設けられており、カバー44にはカバー係止部50に係止するカバー係止受け部53が設けられており、樹脂プロテクタ23のうち開口部26の開口方向と交差する側壁の外面にはカバー44をロックするカバーロック部45が設けられており、カバー44にはカバーロック部45に弾性的に係止するカバーロック受け部46が設けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数の蓄電素子が並べられた蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールに関する。
例えば電気自動車やハイブリッド車両に搭載される蓄電モジュールは、一般に、多数の蓄電素子を、バスバーを介して電気的に接続することにより構成されている。このような蓄電モジュールとしては特許文献1に記載のものが知られている。この蓄電ジュールにおいては、バスバーは合成樹脂製の樹脂プロテクタに収容されている。樹脂プロテクタには絶縁性の合成樹脂からなるカバーが取り付けられている。このカバーによりバスバーが覆われている。これにより、バスバーに異物が接触して短絡することが抑制されるようになっている。
特許文献1に記載された蓄電モジュールにおいては、樹脂プロテクタの側壁には外方に突出するカバーロック部が形成されており、カバーにはカバーロック部に係止するカバーロック受け部が形成されている。カバーロック部とカバーロック受け部とが係止することにより、カバーが樹脂プロテクタに取り付けられるようになっている。
特開2001−332235号公報
しかしながら上記の構成によると、カバーロック部が樹脂プロテクタの側壁から外方に突出して形成されているので、配線モジュールが大型化することが懸念される。特に、樹脂プロテクタの両側壁にカバーロック部が形成されている場合には、問題となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型化された配線モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極端子を備えた蓄電素子を複数個並べてなる蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、前記蓄電素子群に取り付けられると共に前記蓄電素子と反対側の側面に開口部を有する樹脂プロテクタと、前記樹脂プロテクタの開口部内に収容されると共に隣り合う前記蓄電素子の前記電極端子同士を接続するバスバーと、前記樹脂プロテクタの開口部を覆う絶縁性のカバーと、を備え、前記樹脂プロテクタには前記開口部が形成された側面に前記カバーを係止するカバー係止部が設けられており、前記カバーには前記カバー係止部に係止するカバー係止受け部が設けられており、前記樹脂プロテクタのうち前記開口部の開口方向と交差する側壁の外面には前記カバーをロックするカバーロック部が設けられており、前記カバーには前記カバーロック部に弾性的に係止するカバーロック受け部が設けられている。
本発明によれば、カバー係止部とカバー係止受け部とが係止すると共にカバーロック部とカバーロック受け部とが係止することにより、カバーが樹脂プロテクタに取り付けられる。カバー係止部は樹脂プロテクタのうち蓄電素子と反対側の位置に形成されているので、カバー係止部が樹脂プロテクタの側壁から外方に突出しないようになっている。これにより、樹脂プロテクタの両側壁に外方に突出するカバーロック部を形成する場合に比べて、配線モジュールを小型化することができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。前記カバー係止部は、前記開口方向に突出する基部と、前記基部の先端から前記開口方向と交差する方向に突出する突出部と、を備え、前記カバー係止受け部は、前記カバーに形成された貫通孔の孔縁部であって、前記カバー係止部が前記貫通孔内に挿通された状態で、前記突出部が前記孔縁部に前記開口方向と反対方向から当接することにより前記カバーの前記開口方向への外れ止めがなされることが好ましい。
上記の態様によれば、カバー係止部を貫通孔に挿通するという簡易な手法により、カバーが開口部の開口方向に外れることを抑制することができる。
前記突出部は前記カバーロック部から離間する方向に延出して形成されており、前記カバー係止部は、前記貫通孔内に挿通された後に、前記カバーロック部に接近する方向にスライドされることにより、前記カバー係止受け部と係止することが好ましい。
上記の態様によれば、カバー係止部は、カバーロック部に接近する方向からカバー係止受け部に係止する。これにより、カバーロック部とカバーロック受け部との係止構造が外れる方向にカバーが移動することを抑制することができる。この結果、カバーと樹脂プロテクタとを強固に係止させることができる。
前記カバーは、前記カバー係止受け部と前記カバーロック受け部との間に、前記カバーの厚さ方向に屈曲する屈曲部を備えることが好ましい。
上記の態様によれば、カバーを屈曲部で屈曲させながら、カバーロック部とカバーロック受け部とを係止することができる。これにより、カバーが剛直な材料からなることによりカバーの厚さ方向に折り曲げにくくなっている場合に比べて、カバーを樹脂プロテクタに取り付ける際の作業性を向上させることができる。
本発明によれば、配線モジュールを小型化することができる。
図1は本発明の実施形態1に係る蓄電素子群を示す平面図である。 図2は蓄電モジュールを示す平面図である。 図3は蓄電素子を示す側面図である。 図4は配線モジュールを示す平面図である。 図5はカバーが取り付けられる前の状態の蓄電モジュールについて、図4におけるV−V線に相当する位置で切断した断面図である。 図6は接続検知部がコネクタに干渉した状態を示す断面図である。 図7はカバーを示す平面図である。 図8は蓄電モジュールを示す断面図である。 図9はカバーの貫通孔にカバー係止部を挿通される工程を示す断面図である。 図10はカバーロック部とカバーロック受け部とを係合させる工程を示す断面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1ないし図10を参照しつつ説明する。本実施形態に係る蓄電モジュール10は、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両(図示せず)に搭載されて、車両を駆動するための電源として使用される。
蓄電モジュール10は、複数(本実施形態では10個)の蓄電素子11を並べてなる蓄電素子群12を有し(図1参照)、蓄電素子群12には配線モジュール13が取り付けられている(図2参照)。以下の説明において、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。また、以下の説明においては、図3における上方を上方とし、下方を下方として説明する。また、図3における左方を左方とし、右方を右方として説明する。
(蓄電素子11)
図1に示すように蓄電素子11は扁平な略直方体形状をなしている。図3に示すように蓄電素子11の上面には一対の電極端子14,14が突出して形成されている。一対の電極端子14,14の一方は正極であり、他方は負極である。一対の電極端子14,14は同形同大である。各電極端子14の上面には下方に延びるボルト孔15が形成されている。ボルト孔15の内部にはねじ山が形成されており、ボルト16が螺合されるようになっている。複数の蓄電素子11は、隣り合う電極端子14が異なる極性となるように配置されている。本実施形態に係る蓄電素子11は蓄電池であって、その内部には、複数(本実施形態では4つ)の単電池(図示せず)が電気的に接続された状態で収容されている。
図1及び図3に示すように、一対の電極端子14,14の間には、上方が開口した筒状のフード部17が設けられている。フード部17の外壁には、コネクタ18に係止するコネクタロック部19が突出して形成されている。
図1に示すように、フード部17内には、4つの電圧出力端子20がフード部17内に突出して配されている。各電圧出力端子20は、蓄電素子11内に収容された各単電池と電気的に接続されている。電圧出力端子20は、コネクタ18に収容された検出端子21と電気的に接続されるようになっている。
(配線モジュール13)
図4に示すように、配線モジュール13は、隣り合う蓄電素子11の正極の電極端子14および負極の電極端子14に接続される金属製の複数のバスバー22と、バスバー22が収容された合成樹脂製の樹脂プロテクタ23と、を備える。
(バスバー22)
バスバー22は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属からなる板材を所定の形状にプレス加工することにより形成され、全体として略長方形状をなしている。バスバー22の表面には、スズ、ニッケル等の金属がメッキされていてもよい。バスバー22には、ボルト16が挿通される一対の挿通孔24,24が、バスバー22を貫通して形成されている。挿通孔24は上方から見て略円形状をなしている。
図5に示すように、挿通孔24の内径は、電極端子14のボルト孔15の内径よりも若干大きく設定されている。ボルト16が挿通孔24内に挿通されると共に電極端子14のボルト孔15に螺合されて、ボルト16の頭部と電極端子14との間にバスバー22が挟まれることにより、電極端子14とバスバー22とが電気的に接続されるようになっている。
(樹脂プロテクタ23)
樹脂プロテクタ23は、複数の連結ユニットを連結してなり、図4に示すように、蓄電素子11の並び方向(図4における左右方向)に細長い形状をなしている。
樹脂プロテクタ23には、バスバー22が収容される複数のバスバー収容部25が、樹脂プロテクタ23の長手方向に沿って並んで形成されている。複数のバスバー収容部25は2列に並んで設けられている。バスバー収容部25の上面(蓄電素子11と反対側の側面)には上方(蓄電素子11と反対方向)に開口する開口部26を備える。バスバー収容部25の内面には、内方に突出すると共にバスバー22が上方に抜けるのを防止する複数のバスバー係止爪27が形成されている。
2つのバスバー収容部25の列の間には、複数のコネクタ保持部28が、樹脂プロテクタ23の長手方向に並んで設けられている。コネクタ保持部28内にはコネクタ18が保持されるようになっている。コネクタ保持部28は、コネクタ18の外周に沿った形状をなしている。コネクタ保持部28の上端部には、コネクタ保持部28内に保持されたコネクタ18が上方に外れることを抑制する抜け止め部29が形成されている。
コネクタ保持部28と各バスバー収容部25の間にはそれぞれ電線収容溝30が設けられている。本実施形態では、コネクタ保持部28の左方及び右方のそれぞれに、電線収容溝30が設けられている。電線収容溝30内には、複数の電線31が収容される。これらの電線31は、コネクタ保持部28に保持されるコネクタ18から導出される。電線収容溝30の側壁の上端縁には、電線収容溝30から電線31のはみ出しを規制する電線保持部32が、一方の側壁から他方の側壁に架け渡されるように設けられている。電線保持部32は、隣り合うバスバー収容部25の間に位置して設けられている。
(コネクタ18)
コネクタ保持部28に保持されるコネクタ18は合成樹脂製であって、略直方体形状をなしている。コネクタ18には、フード部17に形成されたコネクタロック部19に係止するコネクタロック受け部33が形成されている。また、コネクタ18には、4つの検出端子21が収容されている。
図5に示すように、コネクタ18は、検出端子21が収容されるタワー部34を備える。タワー部34には複数のキャビティ35が横並びに形成されており、キャビティ35内に検出端子21が収容されている。キャビティ35内には、内方に突出する撓み変形可能なランス36が形成されている。ランス36が検出端子21に弾性的に係合することにより検出端子21がキャビティ35から外れることが抑制されるようになっている。
コネクタ18にはタワー部34の外周を囲むように覆い壁37が形成されている。タワー部34はフード部17の内部に嵌合するようになっている。タワー部34と覆い壁37との間には、フード部17が受け入れられる隙間38が形成されている。
コネクタ18に収容されている検出端子21は所謂雌型の検出端子21であり、上端部には電線31が接続されるバレル部39が形成され、下端部には筒状をなすと共に単電池の電圧出力端子20と接続可能な接続筒部40が形成されている。
バレル部39が電線31の端末に圧着されることにより、電線31と検出端子21とが電気的に接続される。また、接続筒部40の内部には、図示しない弾性接触片が形成されており、弾性接触片と電圧出力端子20とが接触することにより単電池とコネクタ18の検出端子21とが電気的に接続されるようになっている。
検出端子21は、蓄電素子11に収容された各単電池の状態を検出するものであって、本実施形態においては単電池の電圧を検出する。検出端子21に接続された電線31は、コネクタ18の上面から外側に導出され、例えばECUなどのようなコントロールユニット(図示せず)に接続されている。電線31は、コネクタ18のうちコネクタロック受け部33が形成された側縁と反対側の側縁に配索されて、コネクタロック受け部33とは反対側に設けられた電線収容溝30に配される。
コネクタ18は、コネクタ保持部28内に、上下方向に移動可能に保持される。具体的には、コネクタ18は、コネクタ保持部28において、電圧出力端子20に接続されていない非接続位置(例えば図6に示す位置)から、検出端子21と電圧出力端子20とを電気的に接続するとともに蓄電素子11に係止される接続位置(図5に示す位置)に移動可能に保持されている。非接続位置においては、検出端子21と電圧出力端子20とは非接触状態となっている。また、接続位置においては、検出端子21と電圧出力端子20とが接触状態であるとともに、コネクタロック部19とコネクタロック受け部33とが弾性的に係止することによりコネクタ18がフード部17に抜け止め状態で保持されている。
図4及び図5に示すように、樹脂プロテクタ23の長手方向に延びる側縁のうち、一の側縁には、樹脂プロテクタ23の長手方向に延びると共に複数の電線31が収容される外部電線収容溝41が形成されている。外部電線収容溝41に収容される外部電線42は、樹脂プロテクタ23とは異なる部材(図示せず)に接続されている。外部電線収容溝41の側壁の上端部にはヒンジを介して蓋部43が形成されている。この蓋部43が閉じられることにより、外部電線収容溝41に収容された外部電線42が上方から覆われるようになっている。
(カバー44)
図2に示すように、樹脂プロテクタ23の上側(蓄電素子群12と反対側)には、絶縁性の合成樹脂からなるカバー44が取り付けられる。このカバー44により、開口部26等が覆われることにより、バスバー22、電線31、及びコネクタ18が上方から覆われるようになっている。図7に示すように、カバー44は細長い略長方形状の薄板状に形成されている。カバー44の長手方向に延びる一対の側縁のうち、一の側縁には、樹脂プロテクタ23の側壁に形成されたカバーロック部45に対応する位置に、カバーロック部45と弾性的に係止するカバーロック受け部46が形成されている。図8に示すように、カバーロック部45は樹脂プロテクタ23の側壁(開口部26の開口方向と交差する側壁)の外面から外方に突出して形成されている。また、カバーロック受け部46は、カバー44の側縁から垂下して形成されて、カバーロック部45に対して下方から係止することにより、カバー44が上方に外れることを抑制するようになっている。
図8に示すように、カバー44は、左右方向の中央付近が上方に膨出した膨出部47とされている。膨出部47とカバー44の左右両端部との間は、段差状に形成されており、カバー44の板厚方向に屈曲する屈曲部48とされる。
図8に示すように、右側の屈曲部48にはカバー44を貫通する貫通孔49が形成されている。この貫通孔49の内部に、樹脂プロテクタ23の上面(開口部26が形成された面)に設けられたカバー係止部50が挿通されるようになっている。カバー係止部50は、樹脂プロテクタ23の上面から上方(開口部26の開口方向)に突出する基部51と、この基部51の上端部からカバーロック部45から離間する方向(開口部26の開口方向と交差する方向)に突出して延びる突出部52と、を備えるL字形状になっている。本実施形態においては、突出部52は樹脂プロテクタ23の長手方向と直交する方向に延びて形成されている。貫通孔49の孔縁部は、貫通孔49内にカバー係止部50が挿通された状態で、カバー係止部50と係止するカバー係止受け部53とされる。
(接続検知部54)
図8に示すように、カバー44には、カバー44が樹脂プロテクタ23に取り付けられた状態において、コネクタ18に対応する位置に、コネクタ18に向かって突出する形状をなす接続検知部54が、カバー44と一体に形成されている。この接続検知部54は、コネクタ18がコネクタ保持部28内において接続位置に保持されている状態ではコネクタ18に干渉しないようになっている。また、接続検知部54は、コネクタ18がコネクタ保持部28内において接続位置に保持されていない状態ではコネクタ18に上方から当接して干渉するようになっている。なお、コネクタ18が接続位置に保持されていない状態とは、コネクタ18がコネクタ保持部28内において非接続位置に保持されている状態を含むと共に、コネクタ18がコネクタ保持部28内において非接続位置にも保持されておらず、また、接続位置にも保持されていない状態も含む。
図7に示すように、接続検知部54は、上方から見て略C字状に形成されている。接続検知部54は、カバー44の長手方向に沿って延びる比較的に長尺に形成された長尺部55と、長尺部55の両端部から長手方向と交差する方向(左方又は右方)に延出された比較的に短尺に形成された短尺部56と、を備える。短尺部56により、長尺部55が撓み変形することが抑制されるようになっている。図2及び図8に示すように、長尺部55はコネクタ18のうちもっとも上方に突出した部分に上方から当接するようになっている。
図8には、コネクタ18がコネクタ保持部28内において接続位置に保持された状態、すなわち、コネクタ18の正規嵌合状態を示す。コネクタ18が接続位置に保持された状態においては、接続検知部54はコネクタ18の上端部と干渉しないようになっている。これにより、カバーロック部45とカバーロック受け部46との係止が許容され、カバー44は樹脂プロテクタ23に取り付けることができる。
一方、図6には、コネクタ18がコネクタ保持部28内において接続位置に保持されていない状態、すなわち、コネクタ18の半嵌合状態を示す。コネクタ18が半嵌合状態にある場合、接続検知部54はコネクタ18の上端部に上方から当接して干渉するようになっている。これにより、カバーロック部45がカバーロック受け部46に対応する位置にまで移動することができず、カバーロック部45とカバーロック受け部46との係止が許容されないようになっている。この結果、カバー44を樹脂プロテクタ23に取り付けることができないので、コネクタ18が半嵌合状態にあることを容易に検知することができるようになっている。
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。まず、本実施形態に係る配線モジュール13の組み付け工程の一例について説明する。なお、配線モジュール13の組み付け工程は以下の記載に限定されない。
まず、バスバー22を樹脂プロテクタ23のバスバー収容部25内に収容する。すると、バスバー22はバスバー係止爪27により抜け止め状態でバスバー収容部25内に保持される。
次に、電線31に接続された検出端子21をコネクタ18のキャビティ35に収容する。続いて、コネクタ18をコネクタ保持部28に上方から嵌めこむ。コネクタ18をコネクタ保持部28に嵌め込むと、コネクタ保持部28の抜け止め部29により、コネクタ18が上方に抜け止めされる。
次に、コネクタ18から導出された電線31を電線収容溝30に収容する。電線31を収容する際には、その電線31が接続されているコネクタ18のコネクタロック受け部33とは反対側に形成された電線収容溝30に収容する。
続いて、複数の蓄電素子11を、隣り合う電極端子14が異なる極性となるように並べて蓄電素子群12を形成する。次に、バスバー22及びコネクタ18を配設した配線モジュール13を、バスバー22の挿通孔24を電極端子14の位置に合わせて、蓄電素子11の電極端子14が形成されている面に被せ付ける。すると、コネクタ保持部28内に蓄電素子11のフード部17が配される。
次に、各バスバー22に挿通された電極端子14のねじ孔に電池接続用のボルト16を螺合する。全てのボルト16を螺合した後、各コネクタ18を下方に押し込む。コネクタ18を押し込む前においては、検出端子21と電圧出力端子20とは接触しておらず、非接続状態である。コネクタ18を押しこむと、タワー部34がフード部17内に嵌入すると共に、フード部17がタワー部34と覆い壁37との隙間38に受け入れられる。コネクタ18を、コネクタロック受け部33とコネクタロック部19とが当接する位置まで押しこむと、コネクタロック受け部33が外側方向に撓み変形する。
さらにコネクタ18を下方に押し込むと、コネクタ18内の各検出端子21の接続筒部40内に、対応する位置にある各電圧出力端子20が受け入れられる。更にコネクタ18を押し込むと、コネクタロック受け部33が弾性復帰して、コネクタ18がフード部17(単電池)に対して係止される。その一方で、コネクタ18の各検出端子21の接続筒部40とフード部17の電圧出力端子20とが接触状態に至り、蓄電素子群12と電圧検知検出端子21とが電気的に接続される。
コネクタ18を下方に押し込むことによりコネクタ18と単電池との接続作業が終了すると、電線収容溝30内に導入された電線31は、電線保持部32によって押さえられて、電線収容溝30から外れることが規制される(図5を参照)。
続いて、配線モジュール13の上面に、上方から(蓄電素子群12と反対側から)カバー44を取り付ける。このとき、貫通孔49内にカバー係止部50を挿通させる(図9参照)。その後、カバー44を、左方にスライドさせて、カバーロック部45に接近させる(図10参照)。すると、カバー係止部50の基部51が貫通孔49の孔縁部に左方から当接する。また、カバー係止部50の突出部52が、カバー44に上方(開口部26の開口方向と反対方向)からカバー44が上方に移動することを抑制する。
次いで、カバーロック受け部46を下方に移動させる。カバーロック受け部46がカバーロック受け部46に上方から当接すると、カバーロック受け部46が外方に弾性変形する。更にカバーロック受け部46を下方に押し込むと、カバーロック受け部46が復帰変形し、カバーロック部45とカバーロック受け部46とが弾性的に係止する。このとき、屈曲部48がカバー44の厚さ方向に屈曲することにより、カバーロック受け部46を容易に下方に移動させることができる。
カバー44が配線モジュール13に取り付けられることにより、カバー44は、バスバー22、電線31、及びコネクタ18を上方から覆うようになっている。これにより蓄電モジュール10が完成する。
本実施形態によれば、カバー係止部50とカバー係止受け部53とが係止すると共にカバーロック部45とカバーロック受け部46とが係止することにより、カバー44が樹脂プロテクタ23に取り付けられる。カバー係止部50は樹脂プロテクタ23のうち蓄電素子11と反対側の位置に形成されているので、カバー係止部50が樹脂プロテクタ23の側壁から外方に突出しないようになっている。これにより、樹脂プロテクタ23の両側壁に外方に突出するカバーロック部45を形成する場合に比べて、配線モジュール13を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、カバー係止部50は、開口方向に突出する基部51と、基部51の先端から開口方向と交差する方向に突出する突出部52と、を備え、カバー係止受け部53は、カバー44に形成された貫通孔49の孔縁部であって、カバー係止部50が貫通孔49内に挿通された状態で、突出部52が孔縁部に開口方向と反対方向から当接することによりカバー44の開口方向への外れ止めがなされる。これにより、カバー係止部50を貫通孔49に挿通するという簡易な手法により、カバー44が開口部26の開口方向に外れることを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、突出部52はカバーロック部45から離間する方向に延出して形成されており、カバー係止部50は、貫通孔49内に挿通された後に、カバーロック部45に接近する方向にスライドされることにより、カバー係止受け部53と係止する。これにより、カバー係止部50は、カバーロック部45側からカバー係止受け部53に係止する。これにより、カバーロック部45とカバーロック受け部46との係止構造が外れる方向にカバー44が移動することを抑制することができる。この結果、カバー44と樹脂プロテクタ23とを強固に係止させることができる。
また、本実施形態によれば、カバー44は、カバー係止受け部53とカバーロック受け部46との間に、カバー44の厚さ方向に屈曲する屈曲部48を備える。これにより、カバー44を屈曲部48で屈曲させながら、カバーロック部45とカバーロック受け部46とを係止することができる。これにより、カバー44が剛直な材料からなることによりカバーの厚さ方向に折り曲げにくくなっている場合に比べて、カバー44を樹脂プロテクタ23に取り付ける際の作業性を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)屈曲部48は、カバー44に一体に形成されて、カバー44の厚さよりも薄く形成されたセルフヒンジであってもよい。
(2)本実施形態では、カバー44を樹脂プロテクタ23に対してスライドさせることによりカバー係止部50とカバー係止受け部53とが係止する構成としたが、これに限られず、カバー係止部50とカバー係止受け部53とは、カバー44を樹脂プロテクタ23の開口部26の開口方向と反対方向から接近させることにより係止させる構成としてもよい。
(3)本実施形態においては、蓄電素子11は蓄電池としたが、これに限られず、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ、レドックスキャパシタ等、必要に応じて任意の蓄電素子を用いることができる。
(4)本実施形態においては、カバー係止部50は開口方向に突出する構成としたが、これに限られず、カバー係止受け部53がカバー44から樹脂プロテクタ23に向かって突出する構成としてもよい。
11:蓄電素子
12:蓄電素子群
13:配線モジュール
14:電極端子
22:バスバー
23:樹脂プロテクタ
26:開口部
44:カバー
45:カバーロック部
46:カバーロック受け部
48:屈曲部
50:カバー係止部
51:基部
52:突出部
53:カバー係止受け部

Claims (4)

  1. 一対の電極端子を備えた蓄電素子を複数個並べてなる蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、
    前記蓄電素子群に取り付けられると共に前記蓄電素子と反対側の側面に開口部を有する樹脂プロテクタと、
    前記樹脂プロテクタの開口部内に収容されると共に隣り合う前記蓄電素子の前記電極端子同士を接続するバスバーと、
    前記樹脂プロテクタの開口部を覆う絶縁性のカバーと、を備え、
    前記樹脂プロテクタには前記開口部が形成された側面に前記カバーを係止するカバー係止部が設けられており、前記カバーには前記カバー係止部に係止するカバー係止受け部が設けられており、
    前記樹脂プロテクタのうち前記開口部の開口方向と交差する側壁の外面には前記カバーをロックするカバーロック部が設けられており、前記カバーには前記カバーロック部に弾性的に係止するカバーロック受け部が設けられている配線モジュール。
  2. 前記カバー係止部は、前記開口方向に突出する基部と、前記基部の先端から前記開口方向と交差する方向に突出する突出部と、を備え、
    前記カバー係止受け部は、前記カバーに形成された貫通孔の孔縁部であって、
    前記カバー係止部が前記貫通孔内に挿通された状態で、前記突出部が前記孔縁部に前記開口方向と反対方向から当接することにより前記カバーの前記開口方向への外れ止めがなされる請求項1に記載の配線モジュール。
  3. 前記突出部は前記カバーロック部から離間する方向に延出して形成されており、
    前記カバー係止部は、前記貫通孔内に挿通された後に、前記カバーロック部に接近する方向にスライドされることにより、前記カバー係止受け部と係止する請求項2に記載の配線モジュール。
  4. 前記カバーは、前記カバー係止受け部と前記カバーロック受け部との間に、前記カバーの厚さ方向に屈曲する屈曲部を備える請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の配線モジュール。
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