JP4263647B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱 Download PDF

Info

Publication number
JP4263647B2
JP4263647B2 JP2004082616A JP2004082616A JP4263647B2 JP 4263647 B2 JP4263647 B2 JP 4263647B2 JP 2004082616 A JP2004082616 A JP 2004082616A JP 2004082616 A JP2004082616 A JP 2004082616A JP 4263647 B2 JP4263647 B2 JP 4263647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
box body
protrusion
peripheral wall
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004082616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005269861A (ja
Inventor
邦彦 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2004082616A priority Critical patent/JP4263647B2/ja
Publication of JP2005269861A publication Critical patent/JP2005269861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4263647B2 publication Critical patent/JP4263647B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、移動体としての自動車などに搭載される電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱(例えば、特許文献1参照)とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
電気接続箱は、外郭を形成する箱本体と、この箱本体に取り付けられる電装ブロックと、カバーなどを備えている。箱本体は、箱状に形成されている。電装ブロックは、前記箱本体に取り付けられるヒューズ、リレー、コネクタなどの電気部品と、電線の端末に取り付けられた端子金具とを備えている。前述したヒューズ、リレー、コネクタなどの電気部品のうち一部は、前記箱本体に圧入されることで、この箱本体に装着される。
端子金具は、前述した箱本体に取り付けられて、この箱本体に取り付けられた電気部品の端子と、電気的及び機械的に接続する。前記端子金具は、電線と電気部品とを電気的に接続する。端子金具に取り付けられた電線は、前述した電子機器と接続している。前述した構成の電気接続箱は、端子金具が取り付けられた電線と、前述したリレーやヒューズなどの電気部品とを予め定められるパターンにしたがって、電気的に接続する。
カバーは、前記箱本体に取り付けられる。カバーは、箱本体に取り付けられると、この箱本体に取り付けられた前述したヒューズ、リレー、コネクタなどの電気部品を覆う。
前述した電気接続箱は、箱本体に端子金具を取り付けた後、更に、ヒューズ、リレー、コネクタなどの電気部品を取り付ける。そして、箱本体に前述したカバーを取り付けて、前述した構成の電気接続箱は、組み立てられる。
特開2001−37050号公報
前述した従来の電気接続箱は、電気部品の箱本体への取り付け状態が不完全である場合に、箱本体にカバーを取り付けると、このカバーで電気部品を箱本体に圧入する。そして、電気接続箱は、カバーで電気部品を箱本体に圧入しながら、このカバーが箱本体に取り付けられる。
このため、前述した電気部品を箱本体に圧入する際にかかる力が強い場合には、特に、カバーを箱本体に取り付ける場合に、電気部品からの反力で、箱本体とカバーとが位置ずれしやすくなる。このため、カバーで電気部品を圧入しながら、カバーを箱本体に取り付けることが困難となる傾向であった。このように、前述した従来の電気接続箱は、カバーを箱本体に取り付けにくくなることがあった。
したがって、本発明の目的は、箱本体にカバーを容易に取り付けることができる電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、複数の周壁を備えた箱本体と、複数の第2の周壁を備えたカバーとを、備え、前記周壁と第2の周壁との少なくとも一部が互いに重なり、かつ前記箱本体と前記カバーとが互いに重なった格好で、これらの箱本体とカバーとを互いに嵌合させる電気接続箱において、前記箱本体の長手方向の両端に位置する周壁に設けられた一対の係止突起と、前記カバーの長手方向の両端に位置する第2の周壁に設けられかつ前記係止突起に係止する一対の係止片と、前記周壁と前記第2の周壁のうち一方から凸でかつ前記箱本体と前記カバーとが互いに重なる方向に沿って直線状に延びた突起と、前記周壁と前記第2の周壁のうち他方に設けられかつ前記箱本体と前記カバーとが互いに重なる方向に沿って直線状に延びた溝とを、備え、前記箱本体と前記カバーとが互いに嵌合する際に、一方の係止突起と一方の係止片とを互いに近づけた状態で、これら一方の係止突起及び一方の係止片を中心として、他方の係止突起と他方の係止片とが互いに近づく方向に回転させるとともに、前記突起及び前記溝が、前記一方の係止突起及び前記一方の係止片が設けられた前記箱本体及び前記カバーの長手方向の一端に位置する周壁及び第2の周壁に設けられて、前記一方の係止突起と前記一方の係止片とを互いに近づけた際に、前記突起が前記溝内に侵入することを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1記載の電気接続箱において、前記突起は、前記箱本体と前記カバーとのうち一方に設けられ、前記溝は、前記箱本体と前記カバーとのうち他方に設けられ、前記突起の前記箱本体と前記カバーとのうち他方寄りの先端部には、前記箱本体と前記カバーとのうち他方に向かうにしたがって徐々に先細となる先細部が設けられ、前記溝の前記箱本体と前記カバーとのうち一方寄りの先端部には、前記箱本体と前記カバーとのうち一方に向かうにしたがって徐々に開口が拡がる拡大部が設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1又は請求項2記載の電気接続箱において、前記箱本体の周壁には、パネルに取り付けられる取付部と、前記周壁と前記取付部とに連なりかつ前記周壁から凸の補強リブと、が設けられ、前記突起は、前記箱本体の周壁に設けられ、前記補強リブに連なっていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の電気接続箱によれば、箱本体とカバーとを嵌合する際に、突起が溝内に侵入するので、箱本体とカバーとが位置ずれすることを防止できる。
起が、箱本体とカバーとが重なる方向に沿って直線状に延びているので、突起の溝内に侵入する部分の長さが長くなって、箱本体とカバーとが位置ずれすることを確実に防止できる。
請求項2に記載した本発明の電気接続箱によれば、突起の先端部に先細部が設けられ、溝の先端部に拡大部が設けられている。このため、箱本体とカバーとを嵌合する際に、これら箱本体とカバーとが若干位置ずれしても、先端部と拡大部とが当接して、これらの先端部と拡大部が、溝内に突起を案内する。このため、箱本体とカバーとを嵌合する際に、突起が溝内に確実に侵入して、箱本体とカバーとが位置ずれすることを確実に防止できる。
請求項3に記載した本発明の電気接続箱によれば、突起が補強リブに連なっている。このため、突起の剛性を向上させることができ、溝内に侵入した突起が弾性変形などをして、箱本体とカバーとを嵌合する際に、これらが位置ずれすることを確実に防止できる。ま
た、箱本体即ち電気接続箱の小型化を図ることができる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、箱本体とカバーとを嵌合する際に、箱本体とカバーとが位置ずれすることを防止できる。このため、箱本体とカバーとを嵌合する際に、これらの箱本体とカバーとががたつくことを防止でき、これらの箱本体とカバーとを容易に嵌合することができる。
起の溝内に侵入する部分の長さが長くなって、箱本体とカバーとが位置ずれすることを確実に防止できる。したがって、箱本体とカバーとががたつくことを確実に防止でき、箱本体とカバーとをより容易に嵌合することができる。
請求項2に記載の本発明は、箱本体とカバーとを嵌合する際に、先端部と拡大部とが溝内に突起を案内する。このため、箱本体とカバーとを嵌合する際に、突起が溝内に確実に侵入して、箱本体とカバーとが位置ずれすることを確実に防止できる。したがって、箱本体とカバーとががたつくことをより確実に防止でき、箱本体とカバーとをより容易に嵌合することができる。
請求項3に記載の本発明は、突起の剛性を向上させることができるので、溝内に侵入した突起が弾性変形などをして、箱本体とカバーとが位置ずれすることを確実に防止できる。したがって、箱本体とカバーとががたつくことをより一層確実に防止でき、箱本体とカバーとをより一層容易に嵌合することができる。また、箱本体即ち電気接続箱の小型化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱を図1ないし図18に基づいて説明する。本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載される。電気接続箱1は、図1ないし図4に示すように、箱本体2と、図示しない複数の電気部品と、カバー3と、突起4(図11ないし図13に示す)と、溝5(図11ないし図13に示す)とを備えている。
箱本体2は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。箱本体2は、図6に示すように、底壁6と、この底壁6の外縁から立設した複数の周壁7と、複数の係止突起8と、取付部9と、補強リブ10を一体に備えて、箱状に形成されている。底壁6の平面形状は、図6に示すように、矩形状に形成されている。
底壁6の図9及び図10中の上方に位置する一方の表面には、前述した電気部品を装着する電気部品装着部11が複数設けられている。また、底壁6の図9及び図10中の下方に位置する他方の表面には、前述した電気部品と接続する電線付き端子金具を装着する端子金具装着部が複数設けられている。
周壁7は、底壁6の外縁から前述した一方の表面側と他方の表面側との双方に向かって立設している。このため、複数の周壁7は、前述した電気部品装着部11と端子金具装着部とを囲んでいる。
係止突起8は、図示例では、二つ設けられている。係止突起8は、図9に示すように、底壁6即ち箱本体2の長手方向の両端に位置する周壁7それぞれに設けられている。係止突起8は、前述した周壁7の外面から凸に形成されている。
取付部9は、図9及び図10に示すように、一方の係止突起8(以下、符号8aで示す)が設けられた周壁7(図6及び図9では右側、図10では手前側に位置する)の前述した電気部品装着部11から離れた側の縁部7aから箱本体2の外側に向かって延在した板状に形成されている。取付部9の表面は、前述した底壁6の表面と平行である。取付部9には、図6に示すように、図示しないボルトが通る孔12が設けられている、取付部9は、孔12内に通ったボルトが自動車の車体を構成するパネルなどにねじ込まれることで、前述したパネルに取り付けられる。
補強リブ10は、前述した一方の係止突起8aが設けられた周壁7の外面から凸に形成されており、箱本体2とカバー3とが互いに取り付けられて、これらが互いに重なる方向(図1などに矢印Kで示す)に沿って直線状に延びている。なお、矢印Kは、後述の天井壁14と底壁6とが相対する方向をなしている。このため、本明細書では、天井壁14と底壁6とが相対する方向即ちこれらの天井壁14と底壁6に直交(交差)する方向をカバー3と箱本体2とが互いに重なる方向としている。また、補強リブ10は、一端が前述した取付部9に連なっている。このため、補強リブ10は、前述した周壁7と取付部9との双方に連なり、前述の周壁7から凸に形成されている。
複数の電気部品として、本実施形態では、図示しない周知のコネクタと、ヒューズと、リレーと、ヒュージブルリンクなどが用いられている。これらのコネクタと、ヒューズと、リレーと、ヒュージブルリンクなどの電気部品は、所定の電気部品装着部11に取り付けられる。
カバー3は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。カバー3は、図5、図7及び図8に示すように、天井壁14と、この天井壁14の外縁から立設した複数の第2の周壁15と、複数の係止片16と、を備えて、箱状に形成されている。天井壁14は、カバー3が箱本体2に取り付けられると、底壁6と間隔をあけて相対する。天井壁14の平面形状は、図5に示すように、略矩形状に形成されている。第2の周壁15は、天井壁14の外縁から互いに同方向に立設している。
係止片16は、図示例では、二つ設けられている。係止片16は、天井壁14即ちカバー3の長手方向の両端に位置する第2の周壁15それぞれに設けられている。カバー3が箱本体2に取り付けられる際に、係止片16は、前述した第2の周壁15から箱本体2に向かって延びている。係止片16には、孔17が設けられている。係止片16は、孔17内に係止突起8を位置付けることで、係止突起8に係止する。
前述した係止突起8と係止片16とが互いに係止することで、箱本体2とカバー3とが互いに取り付けられる。箱本体2のカバー3とが取り付けられると、図11及び図12に示すように、第2の周壁15の内側に周壁7が位置する。さらに、図11及び図12に示すように、周壁7の電気部品装着部11寄りの縁部7bと、第2の周壁15の天井壁14から離れた側の縁部15aとが互いに重なる。このように、箱本体2と、カバー3とを互いに取り付けると、周壁7と第2の周壁15との少なくとも一部が互いに重なる。
突起4は、図9及び図10に示すように、前述した取付部9が設けられかつ箱本体2とカバー3とを取り付ける際に回転中心をなす一方の係止突起8aが設けられた箱本体2の周壁7の外面から凸に形成されている。突起4は、前記周壁7の電気部品装着部11寄りの縁部7bに設けられている。突起4は、前述の縁部7bから前述した矢印Kに沿って直線状に延びている。突起4の一端は、補強リブ10の他端に連なっている。このため、突起4は、補強リブ10に連なっている。
また、突起4の電気部品装着部11寄り即ちカバー3寄りの先端部4aには、図12に示すように、先細部18が設けられている、先細部18は、電気部品装着部11即ちカバー3に向かうにしたがって、突起4を徐々に細くするテーパ面19を備えている。このため、先細部18は、カバー3に向かうにしたがって、突起4を徐々に細くする。テーパ面19は、突起4のカバー3と相対する端面と、周壁7と平行な平行面とに亘って形成されている。
溝5は、箱本体2とカバー3とを取り付ける際に回転中心をなすカバー3の一方の係止片16(以下、符号16aで示す)が設けられた第2の周壁15(図5及び図7では右側、図18では手前側に位置する)の前述した天井壁14から離れた側の縁部15aに設けられている。溝5は、前述したカバー3の第2の周壁15の縁部15aの外面から凸の突部20の内面に設けられている。溝5は、勿論、図11及び図12に示すように、突部20の内面から凹に形成されている。また、溝5は、図13に示すように、前述した矢印Kに沿って直線状に延びている。
また、溝5の天井壁14から離れた即ち箱本体2寄りの先端部5aには、図12に示すように、拡大部21が設けられている、拡大部21は、箱本体2に向かうにしたがって、溝5の開口を徐々に拡大する即ち溝5を徐々に拡げるテーパ面22を備えている。このため、拡大部21は、箱本体2に向かうにしたがって、溝5を徐々に拡げる。テーパ面22は、突部20の溝5の底部に設けられている。
前述した箱本体2とカバー3とが互いに取り付けられる際即ち箱本体2とカバー3とが互いに嵌合する際に、図11ないし図13に示すように、溝5内に突起4が侵入する。
前述した構成の電気接続箱1は、以下のように組み立てられる。まず、各端子金具に電線を取り付ける。電線付きの端子金具を箱本体2の端子金具装着部に装着し、電気部品装着部11に前述したコネクタ、ヒューズ、リレー、ヒュージブルリンクなどの電気部品を装着する。そして、図14に示すように、前述した突起4を設けた周壁7に設けられた一方の係止突起8aを、溝5を設けた第2の周壁15に設けられた一方の係止片16aの孔17内に位置付け、他方の係止突起8bを設けた周壁7と、他方の係止片16bを設けた第2の周壁15とを互いに離しておく。なお、図14では、各電気部品と端子金具に取り付けられた電線とを省略している。また、図14に示す状態では、図15に示すように、突起4が殆ど溝5内に侵入していない。
そして、図14中の矢印Sに沿って、前述した突起4と溝5を設けた側の係止突起8aと係止片16aとを中心として、他方の係止突起8bを設けた周壁7と、他方の係止片16bを設けた第2の周壁15とを互いに近づける。すると、図16に示すように、溝5内に突起4が徐々に侵入していく。そして、図3及び図4に示すように、前述した他方の係止突起8bと係止片16bとが互いに係止する。こうして、長手方向の一方の端を中心として、箱本体2とカバー3とが互いに嵌合する。
箱本体2からカバー3を取り外す際には、図3中の矢印Tに沿って、他方の係止片16bを周壁7及び第2の周壁15から遠ざけて、他方の係止片16bと他方の係止突起8bとの係止を解除する。そして、前述した矢印Sの逆向きにカバー3を回転する。こうして、カバー3を箱本体2から取り外す。
前述した箱本体2とカバー3とを嵌合させて組立られた電気接続箱1は、箱本体2に図示しない防水カバーなどが取り付けられる。そして、電気接続箱1は、取付部9が自動車のパネルなどに重ねられて、ボルトにより前記パネルに固定されて、自動車に装備される。こうして、電気接続箱1は、前述した自動車などに搭載されて、前記端子金具に取り付けられた電線が自動車に搭載される多種多様な電子機器に接続されて、これらの電子機器と前述した電気部品とを、予め定められるパターンにしたがって電気的に接続する。
本実施形態によれば、箱本体2とカバー3とを取り付ける際にこれらの回転中心をなす箱本体2とカバー3の一方の端に突起4と溝5を設け、箱本体2とカバー3とを嵌合する際に、突起4が溝5内に侵入するので、箱本体2とカバー3とが位置ずれすることを防止できる。このため、箱本体2とカバー3とを嵌合する際に、電気部品をカバー3で箱本体2に押圧するなどして、電気部品からの反力などにより、これらの箱本体2とカバー3とががたつくことを防止でき、これらの箱本体2とカバー3とを容易に嵌合することができる。
突起4が、箱本体2とカバー3とが重なる方向即ち矢印Kに沿って直線状に延びているので、突起4の溝5内に侵入する部分の長さが長くなって、箱本体2とカバー3とが位置ずれすることを確実に防止できる。したがって、箱本体2とカバー3とががたつくことを確実に防止でき、箱本体2とカバー3とをより容易に嵌合することができる。
突起4の先端部4aに先細部18が設けられ、溝5の先端部5aに拡大部21が設けられている。このため、箱本体2とカバー3とを嵌合する際に、これら箱本体2とカバー3とが若干位置ずれしても、図17に示すように、先細部18のテーパ面19と拡大部21のテーパ面22とが当接して、これらの先細部18と拡大部21が、溝5内に突起4を案内する。このため、箱本体2とカバー3とを嵌合する際に、突起4が溝5内に確実に侵入して、箱本体2とカバー3とが位置ずれすることを確実に防止できる。したがって、箱本体2とカバー3とががたつくことをより確実に防止でき、箱本体2とカバー3とをより容易に嵌合することができる。
突起4が補強リブ10に連なっている。このため、突起4の剛性を向上させることができ、溝5内に侵入した突起4が弾性変形などをして、箱本体2とカバー3とを嵌合する際に、これらが位置ずれすることを確実に防止できる。したがって、箱本体2とカバー3とががたつくことをより一層確実に防止でき、箱本体2とカバー3とをより一層容易に嵌合することができる。また、箱本体2即ち電気接続箱1の小型化を図ることができる。
前述した実施形態では、突起4と溝5が設けられた周壁7と第2の周壁15の一方の係止突起8aと一方の係止片16aとを中心として、カバー3を箱本体2に回転することで、カバー3を箱本体2に着脱している。しかしながら、本発明では、図18に示すように、底壁6と天井壁14とが平行な状態に、箱本体2とカバー3とを位置付けた後、矢印Kに沿って、カバー3と箱本体2とを互いに近づけて、箱本体2とカバー3とを互いに嵌合しても良い。
また、本発明では、図19ないし図21に示すように、周壁7即ち箱本体2に溝5を設け、第2の周壁15即ちカバー3に突起4を設けても良い。なお、図19ないし図21において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して、説明を省略する。この場合も、前述した実施形態と同様に、箱本体2とカバー3とを嵌合する際に、突起4が溝5内に侵入するので、箱本体2とカバー3とが位置ずれすることを防止できる。このため、箱本体2とカバー3とを嵌合する際に、これらの箱本体2とカバー3とががたつくことを防止でき、これらの箱本体2とカバー3とを容易に嵌合することができる。
さらに、本発明では、先細部18及び拡大部21のテーパ面19,22を、図22及び図23に示すように、設けても良い。なお、図22及び図23において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して、説明を省略する。図22及び図23に示す場合では、テーパ面19,22を、溝5の互いに相対する一対の内壁に形成し、突起4の端面と周壁7,15から立設した両側面とに亘って形成している。この場合も、前述した実施形態と同様に、テーパ面19,22が溝5内に突起4を案内して、箱本体2とカバー3とを嵌合する際に、突起4が溝5内に確実に侵入して、箱本体2とカバー3とが位置ずれすることを確実に防止できる。したがって、箱本体2とカバー3とががたつくことをより確実に防止でき、箱本体2とカバー3とをより容易に嵌合することができる。
また、本発明では、突起4は、前述した矢印Kに沿って直線状に延びていなくても良い。さらに、本発明では、先細部18と拡大部21を設けなくても良い。また、本発明では、突起4と補強リブ10とが互いに連なっていなくても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱の斜視図である。 図1に示された電気接続箱の箱本体からカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 図1に示された電気接続箱の矢印III方向からみた側面図である。 図1に示された電気接続箱の矢印IV方向からみた図である。 図2に示されたカバーの平面図である。 図2に示された箱本体の平面図である。 図5に示されたカバーの矢印VII方向からみた側面図である。 図5に示されたカバーの矢印VIII方向からみた図である。 図6に示された箱本体の矢印IX方向からみた側面図である。 図6に示された箱本体の矢印X方向からみた図である。 図3中のXI−XI線に沿う断面図である。 図4中のXII−XII線に沿う断面図である。 図12中のXIII−XIII線に沿う断面図である。 図2に示された箱本体の一方の係止突起とカバーの一方の係止片とを中心として、カバーを回転して箱本体に取り付ける状態を示す側面図である。 図14に示された状態の溝と突起との相対的な位置関係を示す断面図である。 図15に示された状態からカバーを箱本体に近づけた状態の溝と突起との相対的な位置関係を示す断面図である。 図15に示された突起に設けられたテーパ面と溝に設けられたテーパ面とが互いに当接した状態を示す断面図である。 図14にカバーを箱本体に取り付ける状態の他の例を示す側面図である。 図11に示された突起と溝の変形例を示す断面図である。 図12に示された突起と溝の変形例を示す断面図である。 図13に示された突起と溝の変形例を示す断面図である。 図13に示された突起と溝の他の変形例を示す断面図である。 図21に示された突起と溝の他の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 箱本体
3 カバー
4 突起
4a 先端部
5 溝
5a 先端部
7 周壁
10 補強リブ
15 第2の周壁
18 先細部
21 拡大部
K 箱本体とカバーとが互いに重なる方向

Claims (3)

  1. 複数の周壁を備えた箱本体と、複数の第2の周壁を備えたカバーとを、備え、前記周壁と第2の周壁との少なくとも一部が互いに重なり、かつ前記箱本体と前記カバーとが互いに重なった格好で、これらの箱本体とカバーとを互いに嵌合させる電気接続箱において、
    前記箱本体の長手方向の両端に位置する周壁に設けられた一対の係止突起と、
    前記カバーの長手方向の両端に位置する第2の周壁に設けられかつ前記係止突起に係止する一対の係止片と、
    前記周壁と前記第2の周壁のうち一方から凸でかつ前記箱本体と前記カバーとが互いに重なる方向に沿って直線状に延びた突起と、
    前記周壁と前記第2の周壁のうち他方に設けられかつ前記箱本体と前記カバーとが互いに重なる方向に沿って直線状に延びた溝とを、備え、
    前記箱本体と前記カバーとが互いに嵌合する際に、一方の係止突起と一方の係止片とを互いに近づけた状態で、これら一方の係止突起及び一方の係止片を中心として、他方の係止突起と他方の係止片とが互いに近づく方向に回転させるとともに、前記突起及び前記溝が、前記一方の係止突起及び前記一方の係止片が設けられた前記箱本体及び前記カバーの長手方向の一端に位置する周壁及び第2の周壁に設けられて、前記一方の係止突起と前記一方の係止片とを互いに近づけた際に、前記突起が前記溝内に侵入することを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記突起は、前記箱本体と前記カバーとのうち一方に設けられ、
    前記溝は、前記箱本体と前記カバーとのうち他方に設けられ、
    前記突起の前記箱本体と前記カバーとのうち他方寄りの先端部には、前記箱本体と前記カバーとのうち他方に向かうにしたがって徐々に先細となる先細部が設けられ、
    前記溝の前記箱本体と前記カバーとのうち一方寄りの先端部には、前記箱本体と前記カバーとのうち一方に向かうにしたがって徐々に開口が拡がる拡大部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記箱本体の周壁には、パネルに取り付けられる取付部と、前記周壁と前記取付部とに連なりかつ前記周壁から凸の補強リブと、が設けられ、
    前記突起は、前記箱本体の周壁に設けられ、前記補強リブに連なっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電気接続箱。
JP2004082616A 2004-03-22 2004-03-22 電気接続箱 Expired - Lifetime JP4263647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082616A JP4263647B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082616A JP4263647B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005269861A JP2005269861A (ja) 2005-09-29
JP4263647B2 true JP4263647B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=35093805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004082616A Expired - Lifetime JP4263647B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4263647B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5024947B2 (ja) * 2007-10-17 2012-09-12 矢崎総業株式会社 電気接続箱
JP5024946B2 (ja) * 2007-10-17 2012-09-12 矢崎総業株式会社 電気接続箱
JP5193821B2 (ja) * 2008-11-18 2013-05-08 矢崎総業株式会社 電気接続箱のカバー閉止構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005269861A (ja) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5221255B2 (ja) 電気接続箱
JP5619471B2 (ja) ワイヤハーネス用固定具
JP2007137389A (ja) 端子金具と該端子金具を備えた電気接続箱
JP2008123928A (ja) 端子金具と該端子金具を備えた電気接続箱
JP4990635B2 (ja) 電気接続箱
JP2006345616A (ja) 電気接続箱
JP4263647B2 (ja) 電気接続箱
JP2007282399A (ja) 電気接続箱
JP2005065383A (ja) 電気接続箱
JP2006191784A (ja) 電気接続箱
JP4677286B2 (ja) 電気接続箱
JP5156499B2 (ja) 電気接続箱
JP4718925B2 (ja) 電気接続箱
JP2005269860A (ja) 電気接続箱
JP3681586B2 (ja) 電気接続箱のバッテリーへの組付け構造
JP2006320131A (ja) 電気接続箱
JP5746541B2 (ja) スペアヒューズの保持構造
JP4344308B2 (ja) 電気接続箱
JP4335050B2 (ja) 電動ミラー装置
JP4133098B2 (ja) 電気接続箱
JP2006149069A (ja) 電気接続箱
JP4714569B2 (ja) 電気接続箱
JP2005235512A (ja) 電線余長吸収コネクタおよび電線余長吸収構造
JP2006320146A (ja) 電気接続箱
JP3936444B2 (ja) 電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090105

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4263647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250