JP4677286B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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本発明は、移動体としての自動車などに搭載される電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱(例えば、特許文献1参照)と呼ぶ。
電気接続箱50は、外郭を形成する箱本体51と、配線盤と、箱本体51に取り付けられるカバー部材52と、サイドカバー53などを備えている。箱本体51には、ヒューズやリレーなどの電気部品が装着される。また、箱本体51には、ワイヤハーネスのコネクタなどが嵌合する。
配線盤は、箱本体51内に収容されており、前述したヒューズやリレーなどの電気部品と、ワイヤハーネスのコネクタの端子とを予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。カバー部材52は、箱本体51に取り付けられると、前述したワイヤハーネスのコネクタなどを覆う。
また、前述した箱本体51とカバー部材52とには、それぞれの外表面から凹でそれぞれに亘って連通した凹部54が形成されている。凹部54は、その内側に前述したワイヤハーネスを収容する。箱本体51側の凹部54には、相対する内表面から凹に形成された溝55,55が設けられている。溝55,55は、箱本体51とサイドカバー53との嵌合方向(以下、矢印Kで示す)に沿って延びている。
サイドカバー53は、例えば、図6に示すように、その平面形状が矩形状に形成されており、一対のリブ56,56を備えている。それぞれのリブ56,56は、サイドカバー53の両縁に設けられている。それぞれのリブ56,56は、箱本体51とサイドカバー53との嵌合方向Kに沿って延びている。それぞれのリブ56,56は、嵌合方向Kに沿って前述した溝55,55内にスライドして侵入する。サイドカバー53には、前述したワイヤハーネスが、取り付けられる。ワイヤハーネスが取り付けられたサイドカバー53は、図7に示すように、リブ56,56が、嵌合方向Kに沿って前述した溝55,55内にスライドして侵入すると、箱本体51に固定されるとともに凹部54内に収容されたワイヤハーネスを覆う。
特開2001−37048号公報
前述した従来の電気接続箱50は、一対のリブ56,56がサイドカバー53の両縁に設けられており、サイドカバー53を箱本体51に確実に組付けるとともに箱本体51とカバー部材52とに亘って形成された凹部54を確実に覆うために、リブ56,56と溝55,55それぞれの長さを嵌合方向Kに沿って長くする必要があった。そのため、リブ56,56を溝55,55内に挿入させて移動させる距離(ストローク)が長くなるので、リブ56,56を溝55,55内に侵入させてサイドカバー53を組付ける作業が面倒であった。
したがって、本発明の目的は、電気接続箱本体とカバー部材とに亘って設けられた凹溝を塞ぐサイドカバーを短い移動行程で容易にサイドカバーを組付けることができる電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、箱本体と、該箱本体に重ねられて取り付けられるカバー部材と、該箱本体と該カバー部材とが、互いに重なる方向に沿ってスライドすることで、該箱本体と該カバー部材とのうち少なくとも一方に取り付けられるサイドカバーと、を備えた電気接続箱において、該サイドカバーから突出して設けられ、該サイドカバーのスライド方向を案内する案内部が、該サイドカバーのスライド方向に沿って互いに間隔をあけて配置され、該案内部が嵌合する溝状の嵌合受部が、該箱本体と該カバー部材とのうち少なくとも一方に前記サイドカバーのスライド方向に間隔を空けて設けられているとともに、前記サイドカバーは、前記箱本体と前記カバー部材とのうち少なくとも一方に取り付けられると、前記箱本体と前記カバー部材との双方に設けられかつ箱本体の表面に取り付けられる端子金具が取り付けられた電線を収容する凹溝を塞ぐことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1記載の電気接続箱において、前記嵌合受部が、前記箱本体と前記カバー本体それぞれに設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の電気接続箱によれば、サイドカバーに設けられ、サイドカバーのスライド方向を案内する案内部が、サイドカバーのスライド方向に沿って互いに間隔をあけて配置され、案内部が嵌合する嵌合受部が、箱本体とカバー本体とのうち少なくとも一方に設けられているので、案内部を嵌合受部にスライドさせて、サイドカバーを取り付ける際に、サイドカバーを移動させる距離(ストローク)が短くなり、サイドカバーを容易に組付けることができる。
請求項2に記載した本発明の電気接続箱によれば、嵌合受部が、箱本体とカバー本体それぞれに設けられているので、サイドカバーが取り付けられる間の距離が長くなるので、サイドカバーが取り付けられた際のサイドカバーのガタが少なくなる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、サイドカバーから突出して設けられ、サイドカバーのスライド方向を案内する案内部が、サイドカバーのスライド方向に沿って互いに間隔をあけて配置され、案内部が嵌合する溝状の嵌合受部が、箱本体とカバー本体とのうち少なくとも一方にサイドカバーのスライド方向に間隔を空けて設けられているので、案内部を嵌合受部にスライドさせて、サイドカバーを取り付ける際に、サイドカバーを移動させる距離(ストローク)が短くなり、サイドカバーを容易に組付けることができる。したがって、本発明の電気接続箱は、箱本体とカバー部材とに亘って設けられた凹溝を塞ぐサイドカバーを短い移動行程で容易に組付けることができる。
請求項2に記載の本発明は、嵌合受部が、箱本体とカバー本体それぞれに設けられているので、サイドカバーが取り付けられる間の距離が長くなるので、サイドカバーが取り付けられた際のサイドカバーのガタが少なくなる。したがって、本発明の電気接続箱は、サイドカバーを確実に組付けることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱を、図1ないし図4に基づいて説明する。本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載される。
電気接続箱1は、図1に示すように、箱本体2と、図示しない配線盤と、カバー部材としてのロアカバー26と、端子金具3と、サイドカバー4と、を備えている。箱本体2は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。箱本体2は、複数の外壁13により、筒状(箱状)に形成されている。
また、箱本体2の図1の上側に位置する上面(表面に相当する)2aには、リレー5及びヒュージブルリンクなどの電気部品が装着されるとともに電気部品としてのコネクタが嵌合する装着部8a,8bと、端子取付部とが設けられている。端子取付部には、ボルト10と螺合する図示しないナットが埋設されている。端子取付部は、上面2a上に端子金具3の後述する電気接触部11が重ねられ、かつボルト10が電気接触部11に設けられた後述する孔12内を通ってナットに螺合することで、端子金具3を取り付ける。
また、箱本体2の図1の下側に位置する図示しない下面には、前述した自動車に配索されるワイヤハーネスのコネクタが嵌合する。ワイヤハーネスのコネクタは、前述した自動車に搭載される各種の電子機器や、前述した箱本体2に嵌合する。箱本体2の外壁13には、ロアカバー26の後述する係止部29と係止される係止部27が複数設けられている。係止部27は、箱本体2の前述した下面寄りの端部に設けられている。
さらに、箱本体2には、図1に示すように、一つの外壁13の表面(以下、外壁面と呼ぶ)13aから凹の凹溝14が設けられている。凹溝14は、前述した上面2aと下面とが互いに相対する方向(後述の矢印K方向)に沿って、直線状に延びている。
また、前述した上面2aと下面とが互いに相対する方向(後述の矢印K方向)に対し直交する方向に沿って互いに相対する凹溝14の内縁部14aには、前述した上面2aと下面とが互いに相対する方向(後述の矢印K方向)に沿って直線状に延びた嵌合受部としてのスライド溝21が設けられている。
スライド溝21は、内縁部14aから凹溝14の幅方向に沿って凹に形成されている。スライド溝21は、凹溝14の内縁部14aの前述した上面2aと下面とが互いに相対する方向(後述の矢印K方向)の中央に設けられている。コネクタが嵌合する装着部8bと、端子取付部とは、前述した凹溝14の近傍に設けられている。スライド溝21は、後述するサイドカバー4のリブ33が侵入すると、リブ33の移動方向を案内するとともにリブ33をスライド溝21の内面間に挟んで、リブ33を固定する。則ち、スライド溝21には、リブ33が嵌合する。
ロアカバー26は、絶縁性の合成樹脂などからなり、周知の射出成形により成形される。ロアカバー26は、互いに連なる複数の外壁28を備えて、有底筒状に形成されている。ロアカバー26の外壁28には、前述した係止部27と係止する係止部29が複数設けられている。ロアカバー26は、本体部2に重ねられるようにして互いに近づけられ、係止部29が箱本体2の係止部27に係止して、箱本体2の前述した下面を覆うように、箱本体2に取り付けられる。
箱本体2とロアカバー26とが互いに組み付けられる際には、これらの箱本体2とロアカバー26とは、前述した上面2aと下面とが互いに相対する矢印Kに沿って、互いに近づけられて、互いに重なるように取り付けられる。なお、矢印Kは、箱本体2とロアカバー26とが互いに重なる方向をなしている。
また、ロアカバー26には、図1及び図2に示すように、一つの外壁28の表面(以下、外壁面と呼ぶ)28aから凹の凹溝30が設けられている。凹溝30は、前述した箱本体2の凹溝14と同じ幅に形成されるとともに前述した矢印Kに沿って直線状に延びており、凹溝14と互いに連通している。則ち、電気接続箱1は、互いに連通した凹溝14及び凹溝30を備えている。
また、ロアカバー26には、嵌合受部としてのスライド溝31が設けられている。スライド溝31は、ロアカバー26の図1中手前側の外壁28に設けられている。スライド溝31は、図2に示すように、凹溝30の両内縁に設けられ、かつ外壁28から凹の凹部35と、凹部35の外壁28の外壁面28a寄りの縁から立設した一対の突起32,32と、によって形成されている。一対の突起32,32それぞれは、前述した矢印Kに沿って直線状に延びている。一対の突起32,32それぞれは、スライド溝31の内縁の前述した矢印K方向の中央に設けられている。則ち、スライド溝31は、前述した箱本体2のスライド溝21と矢印Kに沿って互いに間隔をあけて配されている。
凹部35と突起32との間則ちスライド溝31は、後述するサイドカバー4のリブ34が侵入すると、リブ34の移動方向を案内するとともにリブ34を凹部35と突起32との間則ちスライド溝31に挟んで、位置付ける。
配線盤は、導電性のバスバと、絶縁板などを備えている。バスバは、導電性の板金に打ち抜き加工などのプレス加工が施されて得られる。バスバは、複数設けられている。複数のバスバは、互いに重ねられている。絶縁板は、互いに重ねられたバスバ間などに配され、バスバ同士が意図しない箇所で相互に電気的に接続すること則ち短絡することを防止するとともに、バスバを位置決めしている。
配線盤は、箱本体2内に収容されると、バスバがワイヤハーネスのコネクタと、装着部8aに装着されたリレー5及びヒュージブルリンクなどの電気部品と、装着部8bに嵌合したコネクタと、端子取付部に取り付けられた端子金具3と、を予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
端子金具3は、厚手の板金が折り曲げられるなどして得られる。端子金具3は、図1に示すように、平板状の電気接触部11と、電線接続部15と、を一体に備えている。電気接触部11の平面形状は、矩形状である。電気接触部11には、前述したボルト10のねじ部を通すことのできる孔12が貫通している。
電線接続部15は、底板部16と、複数のかしめ片17とを備えている。底板部16は、電気接触部11から折り曲げられて、該電気接触部11から立設している。なお、図示例では、底板部16と電気接触部11とのなす角度は、略90度である。電線接続部15は、底板部16を備えていることで、電気接触部11から立設している。
かしめ片17は、底板部16の幅方向の両縁に連なっている。かしめ片17は、底板部16に近づく方向に曲げられて、該底板部16との間に電線18を挟む。こうして、かしめ片17は、電線18を加締める。電線接続部15は、かしめ片17が電線18を加締めることで、該電線18が取り付けられるとともに、電線18と電気的に接続される。
前述した端子金具3は、図1に示すように、電線接続部15に電線18が取り付けられた状態で、電線接続部15及び電線18が凹溝14,30内に収容されて、電気接触部11が端子取付部に取り付けられる。このとき、電気接触部11は、端子取付部に重ねられ、孔12内にねじ部が通されたボルト10がナットに螺合することで、端子取付部則ち上面に取り付けられる。また、電気接触部11の長手方向は、前述した凹溝14,30が設けられた外壁13,28の外壁面13a,28aと平行となる。また、端子金具3に取り付けられる電線18は、図示例では、バッテリなどの電源に接続する。
サイドカバー4は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。サイドカバー4は、図1及び図2に示すように、断面コの字状の本体部19と、案内部としての複数のリブ33,34と、を一体に備えている。本体部19は、平面形状が前述した凹溝14,30の平面形状と略等しい矩形状に形成されている。
案内部としての複数対のリブ33,34は、本体部19の縁から立設している。一対のリブ33と一対のリブ34は、本体部19の長手方向の両縁それぞれに設けられている。一対のリブ33と一対のリブ34は、本体部19の幅方向の縁から該本体部19の外方向に向かって突出している。一対のリブ33は、本体部19の長手方向の一端側に設けられている。一対のリブ34は、本体部19の長手方向の他端側に設けられている。リブ33,34は、本体部19の長手方向則ち矢印Kに沿って直線状に延びている。リブ33,34は、本体部19の長手方向則ち矢印Kに沿って互いに間隔をあけて配されている。
リブ33,34は、スライド溝21,31内に侵入することで、サイドカバー4を本体部19の表面に沿ってスライドさせる(以下、この方向をスライド方向Kとする)。リブ33,34が本体部19の表面に沿って直線状に延びており、なおかつ、スライド溝21,31内に侵入するので、サイドカバー4をスライド方向Kに沿って案内する。なお、スライド方向Kは、前述した箱本体2とロアカバー26とが互いに重なる方向Kと同じ向きである。
前述したサイドカバー4は、リブ33が、矢印Kに沿ってスライド溝21内にスライドし、リブ34が、図4に示すように、矢印Kに沿ってスライド溝31内にスライドすると、箱本体2に取り付けられる。また、本体部19則ちサイドカバー4は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹溝14が設けられた外壁13の外壁面13aと略面一になるとともに、前述した凹溝14の外壁13における開口を塞ぐ。こうして、本体部19則ちサイドカバー4は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹溝14及び凹溝30を塞ぐ。また、本体部19則ちサイドカバー4は、箱本体2及びロアカバー26に取り付けられると、前述した凹溝14の前述した上面2a及び下面側の開口を塞がない(開放する)。
前述した電気接続箱1は、以下のように組み立てられる。まず、箱本体2内に配線盤を収容し、箱本体2の上面2aに設けられた装着部8aにヒュージブルリンクやリレー5などの電気部品が装着される。そして、凹溝14内に端子金具3が取り付けられた電線18を収容し、該端子金具3の電気接触部11の長手方向を凹溝14が設けられた外壁13の外壁面13aと平行にし、電気接触部11を端子取付部に重ねる。そして、孔12内にねじ部を通して、ボルト10を端子取付部のナットに螺合する。こうして、端子金具3を端子取付部に固定する。すると、凹溝14内に電線18と端子金具3の電線接続部15とを収容する。
そして、図2に示すように、サイドカバー4のリブ33を、矢印Kに沿って、スライド溝21内に挿入させ、リブ34を、矢印Kに沿って、スライド溝31内に挿入させて、サイドカバー4を凹溝14,30内に案内する。そうして、スライド溝21が、リブ33をスライド溝21の内面間に挟んで、リブ33を固定し、スライド溝31が、図4に示すように、リブ34をスライド溝21の内面と突起32との間に挟んで、リブ34を位置付ける。則ち、スライド溝21が、リブ33と嵌合するとともに、スライド溝31が、リブ34と嵌合すると、サイドカバー4を箱本体2及びロアカバー26に取り付ける。すると、サイドカバー4が凹溝14を塞ぐ。こうして、図3に示すように、前述した構成の電気接続箱1が組み立てられる。そして、電気接続箱1は、箱本体2の下面にワイヤハーネスのコネクタを嵌合するなどして、自動車に搭載される。そして、電気接続箱1は、自動車の電子機器と、ヒュージブルリンクやリレー5などの電気部品などとを、予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
本実施形態によれば、サイドカバー4に設けられ、サイドカバー4のスライド方向Kを案内するリブ33,34が、サイドカバー4のスライド方向Kに沿って互いに間隔をあけて配置され、リブ33が嵌合するスライド溝21と、リブ34が嵌合するスライド溝31とが、箱本体2とロアカバー26とに設けられているので、リブ33をスライド溝21に、リブ34をスライド溝31にそれぞれスライドさせて、サイドカバー4を取り付ける際に、サイドカバー4を移動させる距離(ストローク)が短くなり、サイドカバー4を容易に組付けることができる。したがって、本発明の電気接続箱1は、サイドカバー4を短い移動行程で容易に組付けることができる。
また、スライド溝21が箱本体2に設けられ、スライド溝31がロアカバー26にそれぞれ設けられているので、サイドカバー4が取り付けられる間の距離が長くなり、サイドカバー4が取り付けられた際のサイドカバー4のガタが少なくなる。したがって、本発明の電気接続箱1は、サイドカバー4を確実に組付けることができる。
また、本発明では、図5に示すように、サイドカバー4に案内部としてのスライド溝21,31を設けて、箱本体2とロアカバー26とのうち少なくとも一方に嵌合受部としてのリブ33,34を設けても良い。なお、図5において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
嵌合受部としてのリブ33,34は、箱本体2の矢印Kに対し直交する方向に沿って、互いに相対する凹溝14の内縁部14aから凹溝14の幅方向に沿って凸に形成され、矢印Kに沿って直線状に延びている。案内部としてのスライド溝21,31は、サイドカバー4の本体部19の幅方向の両縁から凹に形成されるとともに本体部19の長手方向の両端に設けられている。図5に示す場合においても、箱本体2とロアカバー26とを互いに組み付ける際に、案内部としてのスライド溝21内に嵌合受部としてのリブ33がスライドして侵入し、案内部としてのスライド溝31内に嵌合受部としてのリブ34がスライドして侵入する。
則ち、サイドカバー4に、案内部としてのリブ33,34が設けられ、箱本体2とロアカバー26とのうち少なくとも一方に嵌合受部としてのガイド溝21,31を設けても良いし、サイドカバー4に、案内部としてのガイド溝21,31が設けられ、箱本体2とロアカバー26とのうち少なくとも一方に嵌合受部としてのリブ33,34が設けられても良い。さらに、サイドカバー4には、案内部としてのリブ33とガイド溝31とが同時に設けられ、箱本体2とロアカバー26とのうち少なくとも一方に嵌合受部としてのガイド溝21とリブ34とが同時に設けられても良い。
また、前述した実施形態では、嵌合受部としてのガイド溝21が箱本体2に設けられ、嵌合受部としてのガイド溝31がロアカバー26に設けられていたが、本発明の電気接続箱は、嵌合受部としてのガイド溝21,31を箱本体2のみに設けても良いし、ロアカバー26のみに設けられていても良い。則ち、嵌合受部としてのガイド溝21,31が、スライド方向Kに沿って互いに間隔をあけて配されていれば良い。
また、前述したサイドカバー4の案内部としてのリブ33,34は、本体部19の縁から立設した一対のリブ33と一対のリブ34とが設けられ、リブ33とリブ34と嵌合する嵌合受部としてのスライド溝21とスライド溝31が設けられていた。しかしながら、本発明の案内部としてのリブ33,34は、スライド方向Kに沿って互いに間隔をあけて配され、嵌合受部としてのスライド溝21,31とスライドして互いに嵌合することができれば案内部としてのリブ33,34と嵌合受部としてのスライド溝21,31を幾つ設けても良く、案内部としてのリブ33,34と嵌合受部としてのスライド溝21,31をいかなる形状に形成しても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。則ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図である。 図1に示された電気接続箱の箱本体とロアカバーとにサイドカバーを近づけた状態を示す正面図である。 図2に示された電気接続箱の箱本体とロアカバーとにサイドカバーを取り付けた状態を示す正面図である。 図3中のIV−IV線に沿う断面図である。 図4に示された電気接続箱の変形例を示す断面図である。 従来の電気接続箱の箱本体にサイドカバーが嵌合する前の状態を示す正面図である。 図6に示された電気接続箱のサイドカバーが箱本体に嵌合した状態を示す正面図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 箱本体
4 サイドカバー
21 スライド溝(嵌合受部)
26 ロアカバー(カバー部材)
31 スライド溝(嵌合受部)
33 リブ(案内部)
34 リブ(案内部)
K スライド方向

Claims (2)

  1. 箱本体と、該箱本体に重ねられて取り付けられるカバー部材と、該箱本体と該カバー部材とが、互いに重なる方向に沿ってスライドすることで、該箱本体と該カバー部材とのうち少なくとも一方に取り付けられるサイドカバーと、を備えた電気接続箱において、
    該サイドカバーから突出して設けられ、該サイドカバーのスライド方向を案内する案内部が、該サイドカバーのスライド方向に沿って互いに間隔をあけて配置され、
    該案内部が嵌合する溝状の嵌合受部が、該箱本体と該カバー部材とのうち少なくとも一方に前記サイドカバーのスライド方向に間隔を空けて設けられているとともに、
    前記サイドカバーは、前記箱本体と前記カバー部材とのうち少なくとも一方に取り付けられると、前記箱本体と前記カバー部材との双方に設けられかつ箱本体の表面に取り付けられる端子金具が取り付けられた電線を収容する凹溝を塞ぐことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記嵌合受部が、前記箱本体と前記カバー部材それぞれに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
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