JPH0724893Y2 - ワイヤハーネス分岐具 - Google Patents
ワイヤハーネス分岐具Info
- Publication number
- JPH0724893Y2 JPH0724893Y2 JP16159888U JP16159888U JPH0724893Y2 JP H0724893 Y2 JPH0724893 Y2 JP H0724893Y2 JP 16159888 U JP16159888 U JP 16159888U JP 16159888 U JP16159888 U JP 16159888U JP H0724893 Y2 JPH0724893 Y2 JP H0724893Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire harness
- main body
- branch
- stud bolt
- branching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、ワイヤハーネスを分岐させる際に、この分
岐箇所を保護し、かつ分岐箇所を車両等のボデー側に固
定するためのワイヤハーネスの分岐具に関するものであ
る。
岐箇所を保護し、かつ分岐箇所を車両等のボデー側に固
定するためのワイヤハーネスの分岐具に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 一般にワイヤハーネスの分岐箇所は、通常用いられてい
るコルゲートパイプやプロテクタによっては保護でき
ず、ワイヤハーネスが露出したままとなっている場合が
多い。この結果はワイヤハーネスがその分岐箇所で損傷
を受け易い。
るコルゲートパイプやプロテクタによっては保護でき
ず、ワイヤハーネスが露出したままとなっている場合が
多い。この結果はワイヤハーネスがその分岐箇所で損傷
を受け易い。
この対応策として、例えば実開昭54−85396号公報で開
示されているように、T字状の管体を開閉自在に形成
し、この中にワイヤハーネスの分岐箇所を収める構成の
ものが提案されている。
示されているように、T字状の管体を開閉自在に形成
し、この中にワイヤハーネスの分岐箇所を収める構成の
ものが提案されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 前記公報に開示されているものは、管体を車両のボデー
側等に装着する手段を備えておらず、この管体の箇所で
ワイヤハーネスが振動して異音を発生することがある。
側等に装着する手段を備えておらず、この管体の箇所で
ワイヤハーネスが振動して異音を発生することがある。
なお、前記管体の外部に張出部(ブラケットなど)をつ
くり、この部分をボデー側のスタッドボルト等に係止さ
せることも考えられるが、この場合には張出部の分だけ
スペースが犠牲となる。
くり、この部分をボデー側のスタッドボルト等に係止さ
せることも考えられるが、この場合には張出部の分だけ
スペースが犠牲となる。
〈課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するために本考案のワイヤハーネス分岐
具は、ワイヤハーネスの分岐箇所を保護し、かつその分
岐点とほぼ対応する部分でボデー側に固定可能に構成さ
れている。
具は、ワイヤハーネスの分岐箇所を保護し、かつその分
岐点とほぼ対応する部分でボデー側に固定可能に構成さ
れている。
詳しくは図面からも明らかなように、分岐具の本体10が
ワイヤハーネスWの分岐箇所を収納可能な形状に形成さ
れ、かつワイヤハーネスWを組込むための開口部を有し
ている。一方、蓋体20は本体10の開口部18を塞ぐように
被付け可能となっている。
ワイヤハーネスWの分岐箇所を収納可能な形状に形成さ
れ、かつワイヤハーネスWを組込むための開口部を有し
ている。一方、蓋体20は本体10の開口部18を塞ぐように
被付け可能となっている。
また、前記本体10の内部で前記ワイヤハーネスWの分岐
点Aとほぼ対応する位置には、ボデー40側のスタッドボ
ルト42を挿通可能で、このスタッドボルト42と係止可能
な係止部32が形成されている。
点Aとほぼ対応する位置には、ボデー40側のスタッドボ
ルト42を挿通可能で、このスタッドボルト42と係止可能
な係止部32が形成されている。
〈作用〉 前記構成によれば、ワイヤハーネスWの分岐箇所を本体
10の内部に収め、蓋体20で本体10の開口部18を塞ぐこと
により、ワイヤハーネスWの分岐箇所が外部から保護さ
れた状態となる。また、本体10に形成されている前記係
止部32をボデー40側のスタッドボルト42に係止させるこ
とで、ワイヤハーネスWの分岐箇所はボデー40側に装着
された状態となる。これにより、ワイヤハーネスWの配
線後においてその分岐箇所が振動して異音を発生すると
いった事態が回避される。
10の内部に収め、蓋体20で本体10の開口部18を塞ぐこと
により、ワイヤハーネスWの分岐箇所が外部から保護さ
れた状態となる。また、本体10に形成されている前記係
止部32をボデー40側のスタッドボルト42に係止させるこ
とで、ワイヤハーネスWの分岐箇所はボデー40側に装着
された状態となる。これにより、ワイヤハーネスWの配
線後においてその分岐箇所が振動して異音を発生すると
いった事態が回避される。
〈実施例〉 次に本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。
第1図にワイヤハーネス分岐具の使用前の状態が外観斜
視図で示され、第2図にその平面図が示されている。
視図で示され、第2図にその平面図が示されている。
これら第1図及び第2図から明らかなように、ワイヤハ
ーネス分岐具は本体10と蓋体20とから構成されている。
そして本体10及び蓋体20は、共に平面が円形状の中央部
11,21を備えている。これらの中央部11,21には、共に半
円筒形状の本通路12,22がそれぞれの中央部11,21と連通
した状態で一体に形成されている。また両中央部11,21
には、前記本通路12,22と同軸線上において分岐路13,23
がそれぞれの中央部11,21と連通した状態で一体に形成
されている。さらに両中央部11,21には、前記本通路12,
22及び分岐路13,23と直交する軸線上においてそれぞれ
の中央部11,21と連通した別の分岐路14,24が一体に形成
されている。
ーネス分岐具は本体10と蓋体20とから構成されている。
そして本体10及び蓋体20は、共に平面が円形状の中央部
11,21を備えている。これらの中央部11,21には、共に半
円筒形状の本通路12,22がそれぞれの中央部11,21と連通
した状態で一体に形成されている。また両中央部11,21
には、前記本通路12,22と同軸線上において分岐路13,23
がそれぞれの中央部11,21と連通した状態で一体に形成
されている。さらに両中央部11,21には、前記本通路12,
22及び分岐路13,23と直交する軸線上においてそれぞれ
の中央部11,21と連通した別の分岐路14,24が一体に形成
されている。
このように前記本体10と蓋体20とは、相互にほぼ同形状
で、本体10の開口部18を蓋体20で塞ぐことにより、内部
が中空の分岐具が構成されることとなる。
で、本体10の開口部18を蓋体20で塞ぐことにより、内部
が中空の分岐具が構成されることとなる。
前記本体10と蓋体20とは相互の中央部11,21の一部がヒ
ンジ30によって結合されている。また、本体10の本通路
12及び分岐路13,14の外周部にはそれぞれロック受部16
が一体に形成されている。一方、蓋体20の本通路22及び
分岐路23,24には、本体10のロック受部16と対応する箇
所においてロック爪26がそれぞれ一体に形成されてい
る。
ンジ30によって結合されている。また、本体10の本通路
12及び分岐路13,14の外周部にはそれぞれロック受部16
が一体に形成されている。一方、蓋体20の本通路22及び
分岐路23,24には、本体10のロック受部16と対応する箇
所においてロック爪26がそれぞれ一体に形成されてい
る。
第3図に第2図のIII−III線断面図が示されている。こ
の第3図からも明らかなように、前記本体10の中央部11
には、そのほぼ中心位置において上下に開口する円筒形
状の係止部32が形成されている。この係止部32は、第4
図に示されている車両等のボデー40に溶接等によって固
定されているスタッドボルト42を、中央部11の底面側か
ら挿入可能である。
の第3図からも明らかなように、前記本体10の中央部11
には、そのほぼ中心位置において上下に開口する円筒形
状の係止部32が形成されている。この係止部32は、第4
図に示されている車両等のボデー40に溶接等によって固
定されているスタッドボルト42を、中央部11の底面側か
ら挿入可能である。
また前記係止部32の側壁には、一対の係止片34が形成さ
れている。これらの係止片34は、その弾性によって係止
部32の内外周方向へ変位可能になっている。さらに各係
止片34には、係止部32の内側において前記スタッドボル
ト42の外周の溝と係止可能な係止突起36がそれぞれ一体
に形成されている。
れている。これらの係止片34は、その弾性によって係止
部32の内外周方向へ変位可能になっている。さらに各係
止片34には、係止部32の内側において前記スタッドボル
ト42の外周の溝と係止可能な係止突起36がそれぞれ一体
に形成されている。
前記構成の分岐具を使用するに際しては、ワイヤハーネ
スWの分岐箇所を前記本体10の内部に収納する。すなわ
ち、第2図の仮想線で示されているようにワイヤハーネ
スWを本体10の本通路12に組付け、一方の分岐ワイヤハ
ーネスWaは本体10の中央部11において、前記係止部32を
迂回させるように蛇行させて本体10の分岐路13に組込
む。また、他方の分岐ワイヤハーネスWbは中央部11にお
いて、ほぼ直角に曲げて別の分岐路14に組込む。
スWの分岐箇所を前記本体10の内部に収納する。すなわ
ち、第2図の仮想線で示されているようにワイヤハーネ
スWを本体10の本通路12に組付け、一方の分岐ワイヤハ
ーネスWaは本体10の中央部11において、前記係止部32を
迂回させるように蛇行させて本体10の分岐路13に組込
む。また、他方の分岐ワイヤハーネスWbは中央部11にお
いて、ほぼ直角に曲げて別の分岐路14に組込む。
このようにワイヤハーネスWは、本体10における中央部
11の中心点、すなわち前記係止部32の箇所をその分岐点
Aとし、それぞれ分岐ワイヤハーネスWa,Wbに分けられ
て本体10内に組込まれる。
11の中心点、すなわち前記係止部32の箇所をその分岐点
Aとし、それぞれ分岐ワイヤハーネスWa,Wbに分けられ
て本体10内に組込まれる。
この後、本体10の開口部18を塞ぐように前記蓋体20を被
付ける。このとき、蓋体20の各ロック爪26が本体10の各
ロック受部16に係止する。したがって本体10と蓋体20と
は、第4図で示されているようにその内部にワイヤハー
ネスWの分岐箇所を収納した状態で互いに一体化され、
ワイヤハーネスWの分岐箇所を保護した状態となる。
付ける。このとき、蓋体20の各ロック爪26が本体10の各
ロック受部16に係止する。したがって本体10と蓋体20と
は、第4図で示されているようにその内部にワイヤハー
ネスWの分岐箇所を収納した状態で互いに一体化され、
ワイヤハーネスWの分岐箇所を保護した状態となる。
そこで前記係止部32にボデー40側のスタッドボルト42を
挿入させつつ、この分岐具をボデー40側に組付ける。こ
れにより、係止部32の係止突起36がスタッドボルト42の
外周の係止溝に係止し、分岐具はボデー40側に装着され
る。
挿入させつつ、この分岐具をボデー40側に組付ける。こ
れにより、係止部32の係止突起36がスタッドボルト42の
外周の係止溝に係止し、分岐具はボデー40側に装着され
る。
〈考案の効果〉 本考案は、ワイヤハーネスの配線後においてその分岐箇
所が振動することを防止でき、異音の発生を低減できる
とともに、ワイヤハーネスの損傷をも防止できる。
所が振動することを防止でき、異音の発生を低減できる
とともに、ワイヤハーネスの損傷をも防止できる。
特に本考案では、前記本体の内部にボデー側のスタッド
ボルトに対する係止部を形成したことにより、ワイヤハ
ーネス分岐具の外側に係止部を持つ構成のものと異な
り、スペース的に有利となる。さらにボデー側のスタッ
ドボルトとワイヤハーネスの分岐点とがほぼ対応してい
るため、スタッドボルトの位置を目安としてワイヤハー
ネスの分岐箇所を決定することができる。
ボルトに対する係止部を形成したことにより、ワイヤハ
ーネス分岐具の外側に係止部を持つ構成のものと異な
り、スペース的に有利となる。さらにボデー側のスタッ
ドボルトとワイヤハーネスの分岐点とがほぼ対応してい
るため、スタッドボルトの位置を目安としてワイヤハー
ネスの分岐箇所を決定することができる。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は分岐具の使用
前の状態を表した外観斜視図、第2図は第1図の平面
図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は分岐
具の使用状態を表した外観斜視図である。 10…本体 18…開口部 20…蓋体 32…係止部 40…ボデー 42…スタッドボルト W…ワイヤハーネス A…分岐点
前の状態を表した外観斜視図、第2図は第1図の平面
図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は分岐
具の使用状態を表した外観斜視図である。 10…本体 18…開口部 20…蓋体 32…係止部 40…ボデー 42…スタッドボルト W…ワイヤハーネス A…分岐点
Claims (1)
- 【請求項1】ワイヤハーネスの分岐箇所を保護するとと
もに、ボデー側のスタッドボルトを利用してこのボデー
側に固定されるワイヤハーネス分岐具であって、前記ワ
イヤハーネスの分岐箇所を収納可能な形状で、かつワイ
ヤハーネスを組込むための開口部を有する本体と、 本体に対しその開口部を塞ぐように被付けられる蓋体
と、 本体の内部で、かつ前記ワイヤハーネスの分岐点とほぼ
対応する位置に前記ボデー側のスタッドボルトを挿通可
能で、このスタッドボルトと係止可能に形成された係止
部と、 を備えたワイヤハーネス分岐具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16159888U JPH0724893Y2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | ワイヤハーネス分岐具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16159888U JPH0724893Y2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | ワイヤハーネス分岐具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0283629U JPH0283629U (ja) | 1990-06-28 |
JPH0724893Y2 true JPH0724893Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31444680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16159888U Expired - Lifetime JPH0724893Y2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | ワイヤハーネス分岐具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724893Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-13 JP JP16159888U patent/JPH0724893Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0283629U (ja) | 1990-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |