JP2556740Y2 - ワイヤハーネス固定装置 - Google Patents

ワイヤハーネス固定装置

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JP2556740Y2
JP2556740Y2 JP7613591U JP7613591U JP2556740Y2 JP 2556740 Y2 JP2556740 Y2 JP 2556740Y2 JP 7613591 U JP7613591 U JP 7613591U JP 7613591 U JP7613591 U JP 7613591U JP 2556740 Y2 JP2556740 Y2 JP 2556740Y2
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wire harness
instrument panel
mounting bracket
panel mounting
box frame
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太 足立
浩志 西村
克也 夏目
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
Yazaki Corp
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はワイヤハーネス固定装置
に関し、特に、自動車のインストルメントパネルの内部
に配線するワイヤハーネスを車体に固定するために好適
に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ワイヤハーネスの固定
は、一般に、ワイヤハーネスに巻き付けるバンドあるい
はワイヤハーネスにテープで固定する板材にクリップを
突設し、このクリップを車体に穿設したクリップ穴に挿
入して、所定位置に保持している。
【0003】自動車用ワイヤハーネスのうち、自動車の
インストルメントパネルの内部に配線するワイヤハーネ
スは、インストルメントパネルに取り付ける電気・電子
部品の数は非常に多く、これら部品に接続する電線の数
が非常に多くなっているため、これら電線を束ねている
ワイヤハーネスの径はφ30〜40にもなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、インスト
ルメントパネル内に配線するワイヤハーネスの径および
重量が大きく、硬さも強くなるため、上記したクリップ
をクリップ穴に挿入するだけの保持タイプでは、強度が
持たない問題があった。
【0005】そのため、インストルメントパネル内配線
のワイヤハーネスを固定するため、図6に示すように、
ワイヤハーネスを専用のブラケット1を別設し、該ブラ
ケット1を車体パネルに固定し、ブラケット1に穿設し
た係止穴1aに対して、ワイヤハーネス2にテープ3で
固定具4の把持板4aを固定し、把持板4aに形成した係
止片4bを上記係止穴1aに係止して、ワイヤハーネスを
固定するようにしている。
【0006】上記のようにワイヤハーネス固定専用のブ
ラケット1を設け、固定部面積を増大すると、保持強度
の向上を図ることが出来るが、専用ブラケットを設ける
ためにコストが上昇する欠点がある。さらに、他のブラ
ケットと別の位置に専用をブラケットを設置しなくては
ならないため、他の部品を取付時にワイヤハーネスを噛
み込みやすい不具合もあった。
【0007】本考案は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、別個に専用ブラケット等を設けることなく、イ
ンストルメントパネル取付用ブラケットを利用して、ワ
イヤハーネスの固定強度の向上を図るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は、ワイヤ
ハーネスに固定される固定具にボックス枠部を設け、こ
のボックス枠部に係止爪部を形成する一方、逆凹形状の
突出部を有するインストルメントパネル取付用ブラケッ
トの側壁部に上記係止爪部が係止する係止穴を穿設し、
上記インストルメントパネル取付用ブラケットの突出部
に上記ボックス枠部を外嵌すると共に係止穴に係止爪部
を係止してワイヤハーネスを固定する構成としているワ
イヤハーネス固定装置を提供するものである。
【0009】上記ワイヤハーネスに固定される固定具
は、テープにより固定される平板にボックス枠部を一体
に成形している構成としている。あるいは、ワイヤハー
ネスを収納するプロテクタの外面にボックス枠部を一体
に成形する構成としても良い。
【0010】
【作用】上記のようにインストルメントパネル取付用ブ
ラケットをワイヤハーネス取付用ブラケットとして利用
し、言わば、インストルメントパネル取付用ブラケット
自体にワイヤハーネスに固定した固定具のボックス枠部
を外嵌して固定するため、保持強度を飛躍的に増大させ
ることが出来る。
【0011】また、インストルメントパネル取付用ブラ
ケットをワイヤハーネス取付用ブラケットとして利用
し、1つのブラケットを用いてインストルメントパネル
およびワイヤハーネスの両方を取付るようにしているた
め、ブラケットを別設することにより生じるコストアッ
プおよび取付時の問題を解消出来る。
【0012】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1から図3は第1実施例を示し、10は
インストルメントパネル取付用ブラケット(以下、イン
パネ取付用ブラケットと略す)、11はワイヤハーネス
2に固定する固定具である。
【0013】インパネ取付用ブラケット10は、従来、
一般に提供されているインパネ取付用ブラケットと同様
な形状であり、単に、側壁部10aに係止穴12を穿設
した点だけを改良している。即ち、インパネ取付用ブラ
ケット10は左右一対のパネル取付用フランジ10cよ
り逆凹形状の突出部10bを突設した形状であり、突出
部10bは上記両側壁部10aとその上端を連結する上壁
部10dとからなる。上記上壁部10dにはインパネ取付
穴10eを設けており、インパネ(図示せず)取付時には、
インパネの上壁部内面を上壁部10dの上面に載置し、
止具(図示せず)で固定するようにしている。このインパ
ネ取付状態で、インパネ取付用ブラケット10はインパ
ネの内部に位置される。
【0014】上記インパネ取付用ブラケット10の両側
壁部10aは巾方向Wが比較的長く設定されていると共
に、両側壁部10aの間の長さLは小さく、W<Lにな
っている。
【0015】ワイヤハーネス2に対してテープ3で固定
する固定具11は、偏平な把持板11aの中央部の一面
よりコ字状の突出部を一体に形成して、上下開口のボッ
クス枠部13を設けている。該ボックス枠部13の外側
部13aには、図1(B)に示すように、係止爪部14を
切り起しでバネ性を持たせて形成している。上記ボック
ス枠部13は上記インパネ取付用ブラケット10の突出
部10bに対して上壁部10d側より外嵌し、両側壁部1
0a,10aを内部に挟持して組み付けられる形状にして
いる。また、ボックス枠部13に設けた係止爪部14は
インパネ取付用ブラケット10の係止穴12に係止する
ようにしている。
【0016】また、把持板11aの両端にはテープ係止
部15を設け、ワイヤハーネス2に巻き付けたテープ3
が把持板11aより外れないようにしている。
【0017】ワイヤハーネス取付時、図2および図3に
示すように、ワイヤハーネス2にテープ3を用いて前以
て固定具11を取り付けておく。該状態で、車体パネル
20に固定しているインパネ取付用ブラケット10の突
出部10bに、上記ワイヤハーネス2に固定した固定具
11のボックス枠部13を外嵌し、該状態で係止爪14
を係止穴12に係止する。
【0018】このように、ワイヤハーネス2をインパネ
取付用ブラケット10の面積の大きな側壁部10aに固
定するため、固定面積が増大し、かつ、ボックス状のボ
ックス枠部13を一対の側壁部10aを挟ように外嵌す
るため、保持強度が非常に向上する。さらに、ボックス
枠部13をインパネ取付用ブラケットに外嵌するために
固定具の位置決めが確実になされ、それに応じてワイヤ
ハーネスの位置決めも確実になされ、ぶらぶらすること
がない。
【0019】また、インパネ取付用ブラケットに対して
インパネを取り付ける際に、インパネ取付用ブラケット
10の下部にワイヤハーネス2を保持した状態で、イン
パネ取付用ブラケットの上壁部にインパネを取り着ける
ため、即ち、インパネ取付点の真下にワイヤハーネスが
位置されるため、インパネ取付時にワイヤハーネスを噛
み込むことが防止出来る。
【0020】図4および図5は本考案の他の実施例を示
し、ワイヤハーネス2を収納するプロテクタ21に上記
実施例のボックス枠部13と同一形状のボックス状のボ
ックス枠部22を一体に成形して突設している。このボ
ックス枠部22にも係止爪部14を設けている。インパ
ネ取付用ブラケット10の形状は上記実施例と同一であ
る。
【0021】上記プロテクタ21にボックス枠部22を
一体に成形した場合においても、図5に示すように、ボ
ックス枠部22をインパネ取付用ブラケット10の突出
部10bに外嵌して、インパネ取付用ブラケットの係止
穴にボックス枠部22の係止爪部を係止することにより
固定している。
【0022】上記した実施例以外にも、ワイヤハーネス
を車体に固定するための固定具に、上記形状のボックス
枠部を設ければよく、このボックス枠部をインパネ取付
用ブラケットの突出部に外嵌するだけで、ワイヤハーネ
スを大きな強度で保持することが出来る。
【0023】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
に係わるインパネ内配線のワイヤハーネスの固定装置
は、ワイヤハーネスに固定される固定具にボックス形状
のボックス枠部を突設して一体に設け、このボックス枠
部に係止爪を形成する一方、逆凹形状の突出部を有する
インパネ取付用ブラケットの側壁部に上記係止爪が係止
する係止穴を穿設しておくだけの構成で、インパネ取付
用ブラケットの突出部に上記ボックス枠部を外嵌し、係
止穴に係止爪部を係止することにより、ワイヤハーネス
を大きな保持強度で固定することが出来る。
【0024】かつ、上記のようにインパネ取付用ブラケ
ットを利用するため、別個にワイヤハーネス取付専用の
ブラケットを設ける必要がなくなり、コストの低減、組
み付け作業性の向上等を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)本考案の実施例を示す分解斜視図であ
り、(B)は(A)の断面図である。
【図2】 図1の実施例のワイヤハーネスとインパネ取
付用ブラケットとの組み付け状態を示す斜視図である。
【図3】 図1の実施例のインパネ部分への取付状態を
示す斜視図である。
【図4】 本考案の他の実施例の斜視図である。
【図5】 図4の実施例の図3に対応する斜視図であ
る。
【図6】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 ワイヤハーネス 3 テープ 10 インパネ取付用ブラケット 11 固定具 12 係止穴 13,22 ボックス枠部 14 係止爪部 20 パネル 21 プロテクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 3/26 F16L 3/12 H (72)考案者 西村 浩志 岡山県新見市西方2117−1 矢崎部品株 式会社内 (72)考案者 夏目 克也 石川県金沢市米泉町6丁目10番 (56)参考文献 実開 昭60−171768(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに固定される固定具にボ
    ックス枠部を設け、このボックス枠部に係止爪部を形成
    する一方、逆凹形状の突出部を有するインストルメント
    パネル取付用ブラケットの側壁部に上記係止爪部が係止
    する係止穴を穿設し、上記インストルメントパネル取付
    用ブラケットの突出部に上記ボックス枠部を外嵌すると
    共に係止穴に係止爪部を係止してワイヤハーネスを固定
    する構成としているワイヤハーネス固定装置。
JP7613591U 1991-09-21 1991-09-21 ワイヤハーネス固定装置 Expired - Fee Related JP2556740Y2 (ja)

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JPH0526665U JPH0526665U (ja) 1993-04-06
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