JP2530723Y2 - ワイヤーハーネスの支持構造 - Google Patents

ワイヤーハーネスの支持構造

Info

Publication number
JP2530723Y2
JP2530723Y2 JP1990077148U JP7714890U JP2530723Y2 JP 2530723 Y2 JP2530723 Y2 JP 2530723Y2 JP 1990077148 U JP1990077148 U JP 1990077148U JP 7714890 U JP7714890 U JP 7714890U JP 2530723 Y2 JP2530723 Y2 JP 2530723Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
clamp
grommet
panel
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990077148U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0434152U (ja
Inventor
義之 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP1990077148U priority Critical patent/JP2530723Y2/ja
Publication of JPH0434152U publication Critical patent/JPH0434152U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530723Y2 publication Critical patent/JP2530723Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案はワイヤーハーネスの支持構造に関する。
b.従来の技術 第7図は、従来行われていた自動四輪車のドア内にお
けるワイヤーハーネスの配線構造を示したもので、エン
ジンルーム内のバッテリーに接続されたワイヤーハーネ
ス1は、ドアの前面部に形成された導入穴3aに取付けら
れたグロメット2に挿通されてドアインナパネル3にド
アアウタパネル4との間に引き込まれ、ドアインナパネ
ル3に形成された開口穴5を通して車室内の各種の電装
品に接続されるようになっている。このようなワイヤー
ハーネス1は、ある程度の弛みが生じてしまうため、走
行時の振動等によってドア内では、異音を発生すること
がある。
したがって従来では、ワイヤーハーネス1の固定個所
を増やしてワイヤーハーネス1の動きを規制していた。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、ドア内部などで、中空部を通過させる
場合はフロントサッシュ,ドアチェッカー,ガラスリー
ンフォースメントなどの障害物があるため、ワイヤーハ
ーネス1回りのクリアランスを大きくとる必要がある。
このクリアランスが十分確保できない場合は、ワイヤー
ハーネス1保護の為、プロテクタ6が必要となる。ま
た、ワイヤーハーネス1に極部的な力が加わらないよう
に弛みをつけて設置する為、ワイヤーハーネス1の長さ
が長くなる傾向があった。
なお、関連する先行技術として実開昭63−16958号公
報がある。
本考案は上記課題を解決し、ワイヤーハーネスの動き
を制限し、弛みを防止できるので、回りの障害物に接触
することがなく、コストおよび重量を低減することがで
きるワイヤーハーネスの支持構造を提供することを目的
とする。
d.課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するため、アウタパネルとイ
ンナパネルで構成されるパネル内に、導入穴を通して挿
通され、該パネルに設けられた開口穴を介してパネル外
に引き出されるワイヤーハーネスの支持構造において、
上記開口穴のフランジ部に挟持部を介してクランプを装
着し、このクランプの挟持部に設けられた係合部を上記
フランジ部に設けられた係合孔に係合させて該クランプ
を上記フランジ部に取り付けるとともに、上記導入穴
に、ワイヤーハーネスを挿通するグロメットを装着し、
かつ上記クランプの向きが該グロメットの方向に向くよ
うにクランプを装着するフランジ部を折曲げて形成し、
上記ワイヤーハーネスがパネル内の最短距離を通るよう
に上記グロメットとクランプによってワイヤーハーネス
を支持したことにある。
e.作用 パネルのフランジ部にクランプを装着し、ワイヤーハ
ーネスの片側途中を支持する。ワイヤーハーネスの他方
側途中は、パネルに取付けられたグロメット等を介して
支持する。クランプの向きがグロメットの方向を向くよ
うにフランジ部を折曲げて形成する。ワイヤーハーネス
には適度のテンションを加え、弛みを防ぐようにする。
こうして、グロメットとクランプによってワイヤーハー
ネスをパネル内の最短距離を通るように支持する。
f.実施例 以下自動車用ドアに適用した本考案の一実施例を図面
を参照しながら詳細に説明する。
第1図ないし第4図(a)(b)において、10は自動
車の車体で、車体10の両側面に車両ドア(ドアパネル)
11が設けられている。12はエンジンルームから車両ドア
11の内部へのワイヤーハーネス13の引き込み個所であ
る。車両ドア11はドアインナパネル14とドアアウタパネ
ル15とでドアパネルが構成されており、ドアインナパネ
ル14の前端部に形成された貫通孔(ハーネス導入穴)14
aにグロメット16が取付けられている。17はドアインナ
パネル14の前方側に形成されたサービスホールとしての
開口穴で、この開口穴17の周囲のフランジ部18にクラン
プ19が装着されている。
クランプ19は第4図(a)(b)に示すように、ワイ
ヤーハーネス13を支持する支持部19aとフランジ部18aに
取り付ける挟持部19bとで構成されており、挟持部19bの
対向面には、片側に係合部としての突起部19cが、他方
側に凹部19dが設けられている。
クランプ19を装着するフランジ部18には、突起部19c
が係合する係合孔18aが設けられている。
クランプ19は突起部19cを係合孔18aに係合させるよう
にして挟持部19bをフランジ部18に装着している。
上記フランジ部18は、ワイヤーハーネス13の配設方
向、すなわち上記グロメット16の方向に向けて折り曲げ
て形成されており、クランプ19の向きをグロメット16の
方向と一致させるようにしている。エンジンルームから
引き出されたワイヤーハーネス13は、グロメット16を通
して車両ドア11内に導入され、クランプ19によって一定
の張力で支持されてから開口穴17を通して車両ドア11外
部、すなわち、ドアインナパネル14の室内側に引き出さ
れる。そして、ワイヤーハーネス13の他端は各種の電装
品に接続されている。
上記構成によると、エンジンルーム内のバッテリーに
一端が接続されたワイヤーハーネス13は車両ドア11の前
方側からグロメット16を通して車両ドア11内に引き込ま
れる。車両ドア11内に引き込まれたワイヤーハーネス13
は、クランプ19によって支持されてから開口穴17を通し
てドア外部に引き出される。クランプ19はグロメット16
の方向を向いており、かつ、ワイヤーハーネス13に張力
を付与した状態でワイヤーハーネス13を支持する。
クランプ19は突起部19cを係合孔18aに係合させるよう
にして挟持部19bを介してフランジ部18に装着している
ので、フランジ部18からクランプ19が離脱することがな
い。
なお、ワイヤーハーネス13の方向が斜めに配設される
場合には、第5図および第6図のようにフランジ部20を
斜めに形成してクランプ19を取付ければよい。
g.考案の効果 以上述べたように本考案によるワイヤーハーネスの支
持構造によれば、開口穴のフランジ部に挟持部を介して
クランプを装着し、このクランプの挟持部に設けられた
係合部を上記フランジ部に設けられた係合孔に係合させ
て該クランプを上記フランジ部に取り付けるとともに、
上記導入穴に、ワイヤーハーネスを挿通するグロメット
を装着し、かつ上記クランプの向きが該グロメットの方
向に向くようにクランプを装着するフランジ部を折曲げ
て形成し、上記ワイヤーハーネスがパネル内の最短距離
を通るように上記グロメットとクランプによってワイヤ
ーハーネスを支持したので、ワイヤーハーネスを一定の
張力で支持できるとともにワイヤーハーネスの弛みをな
くし、他の障害物への接触を防止することができる。ま
た、ワイヤーハーネスを最短距離でパネル内を配設でき
るので、ワイヤーハーネスの全長を短かくしてコストお
よび重量の低減を図ることができる。
また、クランプの挟持部に設けられた係合部をフラン
ジ部に設けられた係合孔に係合させて該クランプを上記
フランジ部に取り付けたので、クランプの脱落を防止す
ることができる。
さらに、クランプ自体を改造しないので、従来のクラ
ンプを使用できることから、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図(a)(b)は、本考案によるワイ
ヤーハーネスの支持構造の一実施例を示し、第1図は一
部を切欠いた車体側面図、第2図は第1図のA−A線断
面図、第3図は第2図のA矢視図、第4図(a)は第2
図のB−B線断面図、第4図(b)は第4図(a)のグ
ロメットをパネルから外した状態を示す断面図である。
第5図および第6図は本考案の他の実施例を示し、第5
図はクランプ取付部を示す斜視図、第6図は第5図のB
矢視方向の図である。第7図は従来のワイヤーハーネス
の支持構造を示す概念図である。 10……車体、11……車両ドア、13……ワイヤーハーネ
ス、14……ドアインナパネル、16……グロメット、17…
…開口穴、18……フランジ部、19……クランプ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタパネルとインナパネルで構成される
    パネル内に、導入穴を通して挿通され、該パネルに設け
    られた開口穴を介してパネル外に引き出されるワイヤー
    ハーネスの支持構造において、上記開口穴のフランジ部
    に挟持部を介してクランプを装着し、このクランプの挟
    持部に設けられた係合部を上記フランジ部に設けられた
    係合孔に係合させて該クランプを上記フランジ部に取り
    付けるとともに、上記導入穴に、ワイヤーハーネスを挿
    通するグロメットを装着し、かつ上記クランプの向きが
    該グロメットの方向に向くようにクランプを装着するフ
    ランジ部を折曲げて形成し、上記ワイヤーハーネスがパ
    ネル内の最短距離を通るように上記グロメットとクラン
    プによってワイヤーハーネスを支持したことを特徴とす
    るワイヤーハーネスの支持構造。
JP1990077148U 1990-07-20 1990-07-20 ワイヤーハーネスの支持構造 Expired - Lifetime JP2530723Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990077148U JP2530723Y2 (ja) 1990-07-20 1990-07-20 ワイヤーハーネスの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990077148U JP2530723Y2 (ja) 1990-07-20 1990-07-20 ワイヤーハーネスの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0434152U JPH0434152U (ja) 1992-03-19
JP2530723Y2 true JP2530723Y2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=31619265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990077148U Expired - Lifetime JP2530723Y2 (ja) 1990-07-20 1990-07-20 ワイヤーハーネスの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530723Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6146036Y2 (ja) * 1980-06-04 1986-12-24
JPS588425A (ja) * 1981-07-06 1983-01-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用ハ−ネスの配設構造
JPS59100164U (ja) * 1982-12-24 1984-07-06 トヨタ自動車株式会社 ワイヤハ−ネス等の留め具
JPS63160030U (ja) * 1987-04-09 1988-10-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0434152U (ja) 1992-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5739470A (en) Wire harness protector with cover and adjacent U-shaped grooves
JP2002264737A (ja) エンジンルームハーネスの配索構造
JPH0715306Y2 (ja) ワイヤハーネスプロテクタ
JP3782741B2 (ja) ドア用給電プロテクタを用いた回路体配索構造
JP2530723Y2 (ja) ワイヤーハーネスの支持構造
JPH10310002A (ja) モジュール体
JPH10290513A (ja) 車両用のメーターケーブルとワイヤハーネスの取付け装置
JP2556740Y2 (ja) ワイヤハーネス固定装置
JP2559990Y2 (ja) フェンダープロテクターの取付構造
JPH0419941Y2 (ja)
JPH0313942Y2 (ja)
JPH10309024A (ja) ワイヤーハーネス取付構造
JPS6018978Y2 (ja) 自動車のドアハ−ネス固定装置
JPH0525964Y2 (ja)
JP3321497B2 (ja) 自動車の配線構造
JPH0246196Y2 (ja)
JP3692995B2 (ja) ハーネスの配策構造及び該ハーネスの配策構造に用いる組立方法
JP2550857Y2 (ja) 自動車のハーネス固定装置
JPH09207685A (ja) 自動車のワイヤハーネスの配索構造
JPH0343886Y2 (ja)
JPH0528090Y2 (ja)
JPH09315239A (ja) 車両のエンジンルーム内配索構造
JP3578326B2 (ja) 電線連結構造
JPH06191358A (ja) 自動車のハーネス支持構造
KR100558723B1 (ko) 아웃사이드 미러의 가장착 구조