JP3578326B2 - 電線連結構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線連結構造に係り、例えばフレームの表裏に配索された電線同士を横断するように連結するための電線連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車のインストルメントパネル(以下、「インパネ」と称す)には、計器類やエアコンなどの電装品が取り付けられており、これらの電装品は電線で電気的に接続している。
一方、インストルメントパネルの前方のエンジンルーム側にも、空気調和機などの電装品が取り付けられており、これらの電装品も電線で電気的に接続している。
【0003】
この電線を、車体の左右サイドパネル間に架け渡したリインフォースに収容配置した例が、特開平6−191358号公報「自動車のハーネス支持構造」に示されている。以下、同公報のハーネス支持構造のうち断面コ字型のリインフォースに電線を収容配置する例を次図で説明する。
【0004】
図6に示すように、インパネ80の内側に断面コ字型のピラー結合材(以下、「リインフォース」と呼す)81を配置し、リインフォース81の空所82内に電線83をクリップ84(図7参照)で収容配置し、電線83から分岐した分岐線85をラジオ86や空気調和機87の電装品に接続する。
【0005】
図7に示すように、リインフォース81の空所82内に電線83をクリップ84で収容配置することにより、リインフォース81の上下のフランジ81aで電線83を保護することができる。
従って、電線83を保護する保護部材を不要にすることができるので、部品点数を削減することができる。また、保護部材の取付け作業も不要にすることができるので、電線83の配索作業を簡単に行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、リインフォース81は断面コ字型なので、電線83を配索する空所82が一箇所しかない。従って、例えば、自動車のエンジンルーム側に接続する電線と車室内側に接続する電線とを繁雑に纏めて空所に配索することになる。
このため、エンジンルーム側の電線と車室内側の電線とを区別することが難しく、電装品への配線作業に時間がかかり、メンテナンス性も悪くなるという問題があった。
【0007】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は電装品への配線作業を時間をかけないで行うことができ、また電線のメンテナンス性を高めることができる電線連結構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、請求項1に記載したように、フレームのウエブの表裏にそれぞれ配索された電線同士を、フランジを横断するように連結するために、フランジの幅方向に沿って一対の壁部が設けられたことを特徴としている。
【0009】
このように構成された電線連結構造においては、フレームのウエブの表裏にそれぞれ電線を配索することができる。従って、例えば、自動車のエンジンルーム側に接続する電線と車室内側に接続する電線とを区別して配索できる。
加えて、ウエブの表裏に配索した電線をフランジで覆うことができるので、電線を保護するためのプロテクタを必要としない。
【0010】
また、この電線連結構造においては、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するサブハーネスを一対の壁部で保護できるので、サブハーネスを保護するためのプロテクタを必要としない。
さらに、一対の壁部はフィンの役割を果たすので、サブハーネスの放熱性が向上する。
【0011】
次に、本発明においては、請求項2に記載したように、前記各壁部が前記フランジに一体形成されているため、簡単な構成で壁部を形成できる。
【0012】
また、本発明おいては、請求項3に記載したように、各々の壁部がフランジに沿って長手方向に移動自在に設けられているため、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するサブハーネスを任意の位置に配置できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造を備えたリインフォースの斜視図、図2は本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造の斜視図、図3は本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造の平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は本発明に係る第2実施の形態を示す電線連結構造(リインフォース)の斜視図である。
【0014】
図1に示すフレーム(以下、「リインフォース」と呼す)10は、図示しない自動車用のインパネの内側に配置され、かつ車体の左右のサイドパネル間に架け渡されることで車体を補強する部材である。
このリインフォース10は、例えばウエブ11および一対のフランジ12,12でH型に形成された部材である。
なお、多数の電線14から分岐した分岐線16にはコネクタ17が接続され、多数の電線14の両端には電気接続箱18が接続されている。
【0015】
図1〜図2に示すように、第1実施の形態である電線連結構造20は、リインフォース10のウエブ11の表裏(表面11a側および裏面11b側)にそれぞれ配索された電線14同士を、リインフォース10の下側フランジ12を横断するように連結するために、下側フランジ12の幅方向に沿って一対の壁部30が設けられたものである。
【0016】
図2に示すように、リインフォース10は、ウエブ11の表面11aと上下のフランジ12,12で形成した表面側収容部22を備え、かつウエブ11の裏面11bとフランジ12,12で形成した裏面側収容部24を備えたものである。
図3〜図4に示すように、表面側収容部22には、例えばエンジンルーム側の電線(図示せず)が配索され、裏面側収部24には、例えば車室内側の電線14が配索されている。
【0017】
図4に示すように、エンジンルーム側の電線には分岐プレート25が設けられ、車室内側の電線14には分岐プレート26が設けられている。そして、分岐プレート25および分岐プレート26はサブハーネス28で接続されている。
【0018】
一対の壁部30は、下側のフランジ12の幅方向に沿って所定間隔をおいて一体に形成され、一対の壁部30の間にサブハーネス28を配置する。従って、エンジンルーム側の電線および車室内側の電線14を連結するサブハーネス28を、一対の壁部30で保護することができるのでサブハーネス28を保護するためのプロテクタを必要としない。
【0019】
さらに、一対の壁部30はフィンの役割を果たすので、サブハーネス28の放熱性を向上させることができる。
また、一対の壁部30を下側のフランジ12に一体形成したので、簡単な構成で壁部30を形成することができる。従って、電線連結構造20のコストアップを抑えることができる。
【0020】
なお、一対の壁部30間に、スポンジなどの弾性部材を取り付け、弾性部材でサブハーネス28を挟み込むことにより、振動防止や異音防止の効果を得ることができる。
【0021】次に、第2実施の形態を説明する。なお、第1実施の形態と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、第2実施の形態である電線連結構造40は、表面側収容部22および裏面側収容部 24に配索された電線14同士をサブハーネス28(図3参照)で連結し、サブハーネス28を保護するために一対の壁部42を下側のフランジ12に沿って長手方向に移動自在に設けたもので、その他は第1実施の形態と同じである。
【0022】
壁部42は、前後端に溝43(前側の溝は図示せず)を備え、前後の溝43を下側のフランジ12に嵌め込むことにより、下側のフランジ12に移動自在に取り付けたものである。
【0023】各々の壁部42がフランジ12に沿って長手方向に移動自在に設けたので、表面側収容部22および裏面側収容部 24に配索された電線14同士を連結するサブハーネス28を任意の位置に配置することができる。従って、電線連結構造40の使い勝手が向上する。
また、電線連結構造40を適宜の位置にずらすことにより、ワイヤーハーネス形態のバリエーション化にも対応可能である。
【0024】
なお、本発明の電線連結構造は、前述した実施の形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した各実施の形態は、リインフォースの下側フランジに一対の壁部を設けたが、上側フランジに一対の壁部を設けてもよい。
また、前述した各実施の形態は、フレームをリインフォースとして説明したが、その他の部材に適用しもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、請求項1に記載したように、フランジの幅方向に沿って一対の壁部が設けられているため、例えば自動車のエンジンルーム側に接続する電線と車室内側に接続する電線とを区別して配索できる。このため、電装品への配線作業を時間をかけないで行うことができ、メンテナンス性を高めることができる。
【0026】
加えて、ウエブの表裏に配索した電線をフランジで覆うことができるので、電線を保護するためのプロテクタを保護するためのプロテクタを必要としない。部品点を増加せず、かつ、プロテクタを取付ける手間もかからない。
【0027】
また、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するために、フランジの幅方向に沿って一対の壁部を設けた。従って、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するサブハーネスを一対の壁部で保護することができるので、サブハーネスを保護するためのプロテクタを必要としない。部品点を増やすことがなく、かつプロテクタを取付ける手間もかからない。
さらに、一対の壁部はフィンの役割を果たすので、サブハーネスの放熱性が向上する。
【0028】
請求項2は、各々の壁部をフランジに一体形成したので、簡単な構成で壁部を形成することができる。従って、電線連結構造のコストアップを抑えることができる。
【0029】請求項3は、各々の壁部がフランジに沿って長手方向に移動自在に設けたので、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するサブハーネスを任意の位置に配置することができる。従って、電線連結構造の使い勝手を向上させることができる。
また、電線連結構造を適宜の位置にずらすことにより、ワイヤーハーネス形態のバリエーション化にも対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造を備えたリインフォースの斜視図である。
【図2】本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造の斜視図である。
【図3】本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明に係る第2実施の形態を示す電線連結構造の斜視図である。
【図6】従来の電線連結構造の断面図である。
【図7】従来の電線連結構造の要部拡大図である。
【符号の説明】
10 フレーム(リインフォース)
11 ウエブ
11a 表面
11b 裏面
12 フランジ
14 電線
20 電線連結構造
30,42 壁部
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線連結構造に係り、例えばフレームの表裏に配索された電線同士を横断するように連結するための電線連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車のインストルメントパネル(以下、「インパネ」と称す)には、計器類やエアコンなどの電装品が取り付けられており、これらの電装品は電線で電気的に接続している。
一方、インストルメントパネルの前方のエンジンルーム側にも、空気調和機などの電装品が取り付けられており、これらの電装品も電線で電気的に接続している。
【0003】
この電線を、車体の左右サイドパネル間に架け渡したリインフォースに収容配置した例が、特開平6−191358号公報「自動車のハーネス支持構造」に示されている。以下、同公報のハーネス支持構造のうち断面コ字型のリインフォースに電線を収容配置する例を次図で説明する。
【0004】
図6に示すように、インパネ80の内側に断面コ字型のピラー結合材(以下、「リインフォース」と呼す)81を配置し、リインフォース81の空所82内に電線83をクリップ84(図7参照)で収容配置し、電線83から分岐した分岐線85をラジオ86や空気調和機87の電装品に接続する。
【0005】
図7に示すように、リインフォース81の空所82内に電線83をクリップ84で収容配置することにより、リインフォース81の上下のフランジ81aで電線83を保護することができる。
従って、電線83を保護する保護部材を不要にすることができるので、部品点数を削減することができる。また、保護部材の取付け作業も不要にすることができるので、電線83の配索作業を簡単に行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、リインフォース81は断面コ字型なので、電線83を配索する空所82が一箇所しかない。従って、例えば、自動車のエンジンルーム側に接続する電線と車室内側に接続する電線とを繁雑に纏めて空所に配索することになる。
このため、エンジンルーム側の電線と車室内側の電線とを区別することが難しく、電装品への配線作業に時間がかかり、メンテナンス性も悪くなるという問題があった。
【0007】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は電装品への配線作業を時間をかけないで行うことができ、また電線のメンテナンス性を高めることができる電線連結構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、請求項1に記載したように、フレームのウエブの表裏にそれぞれ配索された電線同士を、フランジを横断するように連結するために、フランジの幅方向に沿って一対の壁部が設けられたことを特徴としている。
【0009】
このように構成された電線連結構造においては、フレームのウエブの表裏にそれぞれ電線を配索することができる。従って、例えば、自動車のエンジンルーム側に接続する電線と車室内側に接続する電線とを区別して配索できる。
加えて、ウエブの表裏に配索した電線をフランジで覆うことができるので、電線を保護するためのプロテクタを必要としない。
【0010】
また、この電線連結構造においては、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するサブハーネスを一対の壁部で保護できるので、サブハーネスを保護するためのプロテクタを必要としない。
さらに、一対の壁部はフィンの役割を果たすので、サブハーネスの放熱性が向上する。
【0011】
次に、本発明においては、請求項2に記載したように、前記各壁部が前記フランジに一体形成されているため、簡単な構成で壁部を形成できる。
【0012】
また、本発明おいては、請求項3に記載したように、各々の壁部がフランジに沿って長手方向に移動自在に設けられているため、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するサブハーネスを任意の位置に配置できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造を備えたリインフォースの斜視図、図2は本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造の斜視図、図3は本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造の平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は本発明に係る第2実施の形態を示す電線連結構造(リインフォース)の斜視図である。
【0014】
図1に示すフレーム(以下、「リインフォース」と呼す)10は、図示しない自動車用のインパネの内側に配置され、かつ車体の左右のサイドパネル間に架け渡されることで車体を補強する部材である。
このリインフォース10は、例えばウエブ11および一対のフランジ12,12でH型に形成された部材である。
なお、多数の電線14から分岐した分岐線16にはコネクタ17が接続され、多数の電線14の両端には電気接続箱18が接続されている。
【0015】
図1〜図2に示すように、第1実施の形態である電線連結構造20は、リインフォース10のウエブ11の表裏(表面11a側および裏面11b側)にそれぞれ配索された電線14同士を、リインフォース10の下側フランジ12を横断するように連結するために、下側フランジ12の幅方向に沿って一対の壁部30が設けられたものである。
【0016】
図2に示すように、リインフォース10は、ウエブ11の表面11aと上下のフランジ12,12で形成した表面側収容部22を備え、かつウエブ11の裏面11bとフランジ12,12で形成した裏面側収容部24を備えたものである。
図3〜図4に示すように、表面側収容部22には、例えばエンジンルーム側の電線(図示せず)が配索され、裏面側収部24には、例えば車室内側の電線14が配索されている。
【0017】
図4に示すように、エンジンルーム側の電線には分岐プレート25が設けられ、車室内側の電線14には分岐プレート26が設けられている。そして、分岐プレート25および分岐プレート26はサブハーネス28で接続されている。
【0018】
一対の壁部30は、下側のフランジ12の幅方向に沿って所定間隔をおいて一体に形成され、一対の壁部30の間にサブハーネス28を配置する。従って、エンジンルーム側の電線および車室内側の電線14を連結するサブハーネス28を、一対の壁部30で保護することができるのでサブハーネス28を保護するためのプロテクタを必要としない。
【0019】
さらに、一対の壁部30はフィンの役割を果たすので、サブハーネス28の放熱性を向上させることができる。
また、一対の壁部30を下側のフランジ12に一体形成したので、簡単な構成で壁部30を形成することができる。従って、電線連結構造20のコストアップを抑えることができる。
【0020】
なお、一対の壁部30間に、スポンジなどの弾性部材を取り付け、弾性部材でサブハーネス28を挟み込むことにより、振動防止や異音防止の効果を得ることができる。
【0021】次に、第2実施の形態を説明する。なお、第1実施の形態と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、第2実施の形態である電線連結構造40は、表面側収容部22および裏面側収容部 24に配索された電線14同士をサブハーネス28(図3参照)で連結し、サブハーネス28を保護するために一対の壁部42を下側のフランジ12に沿って長手方向に移動自在に設けたもので、その他は第1実施の形態と同じである。
【0022】
壁部42は、前後端に溝43(前側の溝は図示せず)を備え、前後の溝43を下側のフランジ12に嵌め込むことにより、下側のフランジ12に移動自在に取り付けたものである。
【0023】各々の壁部42がフランジ12に沿って長手方向に移動自在に設けたので、表面側収容部22および裏面側収容部 24に配索された電線14同士を連結するサブハーネス28を任意の位置に配置することができる。従って、電線連結構造40の使い勝手が向上する。
また、電線連結構造40を適宜の位置にずらすことにより、ワイヤーハーネス形態のバリエーション化にも対応可能である。
【0024】
なお、本発明の電線連結構造は、前述した実施の形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した各実施の形態は、リインフォースの下側フランジに一対の壁部を設けたが、上側フランジに一対の壁部を設けてもよい。
また、前述した各実施の形態は、フレームをリインフォースとして説明したが、その他の部材に適用しもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、請求項1に記載したように、フランジの幅方向に沿って一対の壁部が設けられているため、例えば自動車のエンジンルーム側に接続する電線と車室内側に接続する電線とを区別して配索できる。このため、電装品への配線作業を時間をかけないで行うことができ、メンテナンス性を高めることができる。
【0026】
加えて、ウエブの表裏に配索した電線をフランジで覆うことができるので、電線を保護するためのプロテクタを保護するためのプロテクタを必要としない。部品点を増加せず、かつ、プロテクタを取付ける手間もかからない。
【0027】
また、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するために、フランジの幅方向に沿って一対の壁部を設けた。従って、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するサブハーネスを一対の壁部で保護することができるので、サブハーネスを保護するためのプロテクタを必要としない。部品点を増やすことがなく、かつプロテクタを取付ける手間もかからない。
さらに、一対の壁部はフィンの役割を果たすので、サブハーネスの放熱性が向上する。
【0028】
請求項2は、各々の壁部をフランジに一体形成したので、簡単な構成で壁部を形成することができる。従って、電線連結構造のコストアップを抑えることができる。
【0029】請求項3は、各々の壁部がフランジに沿って長手方向に移動自在に設けたので、ウエブの表裏に配索した電線同士を連結するサブハーネスを任意の位置に配置することができる。従って、電線連結構造の使い勝手を向上させることができる。
また、電線連結構造を適宜の位置にずらすことにより、ワイヤーハーネス形態のバリエーション化にも対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造を備えたリインフォースの斜視図である。
【図2】本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造の斜視図である。
【図3】本発明に係る第1実施の形態を示す電線連結構造の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明に係る第2実施の形態を示す電線連結構造の斜視図である。
【図6】従来の電線連結構造の断面図である。
【図7】従来の電線連結構造の要部拡大図である。
【符号の説明】
10 フレーム(リインフォース)
11 ウエブ
11a 表面
11b 裏面
12 フランジ
14 電線
20 電線連結構造
30,42 壁部
Claims (3)
- フレームのウエブの表裏にそれぞれ配索された電線同士を、フランジを横断するように連結するために、フランジの幅方向に沿って一対の壁部が設けられたことを特徴とする電線連結構造。
- 前記各壁部が前記フランジに一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載した電線連結構造。
- 前記各壁部が前記フランジに沿って長手方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載した電線連結構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34678899A JP3578326B2 (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | 電線連結構造 |
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JP34678899A JP3578326B2 (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | 電線連結構造 |
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JP2001160320A JP2001160320A (ja) | 2001-06-12 |
JP3578326B2 true JP3578326B2 (ja) | 2004-10-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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