JP2585740Y2 - グロメツト - Google Patents

グロメツト

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JP2585740Y2
JP2585740Y2 JP4979892U JP4979892U JP2585740Y2 JP 2585740 Y2 JP2585740 Y2 JP 2585740Y2 JP 4979892 U JP4979892 U JP 4979892U JP 4979892 U JP4979892 U JP 4979892U JP 2585740 Y2 JP2585740 Y2 JP 2585740Y2
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JP
Japan
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wire bundle
grommet
hole
locking
insertion portion
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JP4979892U
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JPH065047U (ja
Inventor
博之 瀬尾
誠治 福本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車体等の隔板を貫通し
てワイヤハーネスを配索する場合、その貫通部位の電線
束に挿通して、該隔板の貫通孔を塞いで防水等を図るグ
ロメットに関するもので、詳しくは、その電線束を貫通
部位でL字形に方向規制して配索保持する電線束L字方
向規制のグロメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のキヤビン等の隔板の電線束貫通
孔を貫通させてワイヤハーネスを配索する場合に、その
ワイヤハーネスの電線束をL字形に方向規制して配索保
持し、その電線束貫通孔部位の防水等と、該電線束と車
体等との干渉を防止する電線束L字方向規制のグロメッ
トとして、実開平1ー68627号公報・実開平3ー1
8622号公報の公知例がある。
【0003】即ち、この公知例の前者のもの、図4参
照、隔板7の電線束貫通孔の周縁に嵌着する貫通孔嵌着
部25と、この貫通孔嵌着部25の中央に連設してL形
をなす筒状の電線束挿通部3を有し、この電線束挿通部
3の肉厚を、L字曲げの外側を内側より厚肉になしたゴ
ム製弾性質のグロメットであり、電線束挿通部3を通し
た電線束14のL字形の配索姿勢を、電線束挿通部3の
肉厚部位の保持力によって保持させる構造になってい
る。
【0004】一方、前記公知例の後者のものは、図5参
照、電線束挿通部3を有して隔板の電線束貫通孔(図示
しない)に嵌着するゴム製弾性質のグロメット主部1
と、底体22と蓋体21との合体構造の合成樹脂製の溝
体ケースのプロテクタ23との組合せからなり、このプ
ロテクタ23の溝部の方向をグロメット主部1の電線束
挿通方向と直交方向に成形し、隔板の電線束貫通孔に嵌
着したグロメット主部1に、このプロテクタ23を重ね
て隔板に固定し、グロメット主部1に挿通した電線束1
4をプロテクタ23の溝部に入れてL字形に曲げて配索
保持する構造が特徴である。
【0005】 「考案が解決しようとする課題」 以上の公知例の電線束L字方向規制のグロメットの前記
前者のものは、ゴム製の電線束挿通部3の電線束保持力
が物理的にさ程強くならず、その上、近年のワイヤハー
ネスの電線束は一段と肥大化して曲げ剛性が強いので、
L字の配索形状を堅持できない不具合がある。また、前
記後者のものは、樹脂製のプロテクタ23を用いるの
で、L字の配索形状が堅持できるものの、構造複雑にし
てコスト高になると共に、隔板への取付けが煩雑にして
若干のスペースを要するので、狭隘な空間のみしか許容
されない自動車のグロメットとして適性に欠ける。本考
案は、以上の従来技術の難点を解消するグロメットを提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本考案のグロメットは、「下端周縁の隔板圧接部と、
上方中央の可撓性筒状の電線束挿通部を有して、隔板の
電線束貫通孔を塞ぐ形状の弾性質のグロメット主部と、
該グロメット主部の係止脚孔に貫挿し、かつ、前記電線
束貫通孔の周縁への係止部を有する係止脚と前記電線束
挿通部の遊挿孔を環状の基部に設けた硬質の係止部材と
の組合せからなり、該係止部材は、前記グロメット主部
との組合せ姿勢において、自由状態の前記電線束挿通部
の中心線と概ね直交する方向の電線束保持部を有し、前
記電線束挿通部と共にL字形に曲げた電線束を前記電線
束保持部によって保持する構造」が特徴である。
【0007】
【作用】以上の構成の本考案のグロメットは、前記構成
の弾性質のグロメット主部と硬質の係止部材からなり、
その係止部材には、遊挿孔を通したグロメット主部の電
線束挿通部と共にL字形に曲げた電線束を保持する電線
束保持部が設けられ、この電線束保持部は硬質の係止部
材に存在して、剛性の強い形状構造になすことができる
ので、グロメット主部を通した電線束を、その電線束保
持部によって保持すると、曲げ剛性が強い電線束のL字
形曲げの配索姿勢を、的確に堅持することができる。そ
して、そのグロメットを隔板の電線束貫通孔部位に押し
付けると、係止部材の係止部が電線束貫通孔の周縁に
「パチン」と係合してグロメットの隔板への取り付け姿
勢が固定されると同時に、グロメット主部の隔板圧接部
が隔板の電線束貫通孔の周縁面に圧接してグロメット機
能する。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本考案の第一実施例を示す図1を参照して、本考案
のグロメットは、図1の(A)(B)のように、自動車
キヤビンの隔板7の電線束貫通孔8の周縁面に圧接する
舌片状の隔板圧接部4を下端に周設すると共に、上方中
央に可撓性筒体の電線束挿通部3を突設し、電線束貫通
孔8を塞ぐ形状のゴム製弾性質のグロメット主部1と、
そのグロメット主部1の電線束挿通部3を遊挿する遊挿
孔9を環状の基部10に有してグロメット主部1の上側
に着装して組合せる樹脂製硬質の係止部材2から構成さ
れている。
【0009】そして、係止部材2には、グロメット主部
1に設けた係止脚孔11に貫挿する複数の係止脚5(図
示は四本)が基部10の下側に垂設されると共に、その
係止脚5の先端には、係止脚孔11から突き出して隔板
7の電線束貫通孔8の周縁に、かみ合い係合する爪状の
係止部6が突設されている。さらに、この基部10の上
側には、組合せたグロメット主部1の電線束挿通部3
が、ストレート状に基部10から突き出す自由状態にお
いて、その電線束挿通部3の筒体中心線12に対して、
直交する方向のU字溝の電線束保持部13が、基部10
から若干突き出して形成されており、この電線束保持部
13は、電線束14を挿通してL字形に曲げたグロメッ
ト主部1の電線束挿通部3と電線束14を受け入れて保
持するに足る溝サイズと機械的強度を有している。な
お、この実施例の係止部材2は、電線束14に予め挿通
したグロメット主部1に後付けできるよう、基部10の
外周のヒンジ15によって連結したハーフ体2A・2B
の結合からなり、ヒンジ15とヒンジ15の反対側周縁
の係止部6によって、ハーフ体2A・2Bが開放された
り閉鎖ロックできる。
【0010】以上のグロメット主部1と係止部材2から
なる本考案のグロメットは、図2参照、グロメット主部
1が、ワイヤハーネスの電線束14の所定位置に挿着さ
れてセットされ、そのグロメット主部1にハーフ体2A
・2Bを開いた係止部材2が嵌められて、ハーフ体2A
・2Bが閉鎖ロックされ、続いて、その係止部材2の係
止脚5をグロメット主部1の係止脚孔11に貫挿して組
合せセットされる。そして、その組合状態において、電
線束14を挿通したグロメット主部1の電線束挿通部3
が、90°曲げされて係止部材2の電線束保持部13に
収納され、その上からテープ巻き17が施されて、L字
状に曲げた電線束14が電線束保持部13に収納固定さ
れる。そして、以上のグロメットを挿着したワイヤハー
ネスは、グロメットから突き出している電線束14を隔
板7の電線束貫通孔8に通した後、係止脚5の係止部6
を電線束貫通孔8に「パチン」と係合させると共に、グ
ロメット主部1の隔板圧接部4を電線束貫通孔8の周縁
面に圧接して取り付け固定される。
【0011】つぎに、図3を参照して本考案の他の実施
例を説明する。即ち、図1実施例と同一のグロメット主
部1と係止部材2との組合せからなり、その係止部材2
にU字溝の電線束保持部13を設けたグロメットにおい
て、電線束保持部13には、係止部6を有して閉鎖ロッ
クできる蓋部18が開閉自在に設けられている。以上の
図1・図2実施例のグロメットは、前記の作用がある。
即ち、電線束保持部13に応分の機械的強度を付与して
おけば、曲げ剛性が強い電線束14をL字状に曲げて収
納セットしても、その収納姿勢が堅持されて、隔板7の
電線束貫通孔8部位における電線束14のL字曲げ配索
姿勢が的確に堅持される。
【0012】なお、本考案のグロメットは前記の実施例
に限定されず、例えば、係止部材2をハーフ体なしの一
体物になし、電線束14のコネクタ24を挿通するサイ
ズの遊挿孔9に形成し、予め係止部材2を電線束14に
挿入した後に、グロメット主部1を電線束14に挿通し
て両者を組み合せることがあり、また、電線束保持部1
3は、U字溝以外のアーム形状等にしたり、基部10と
別体物になして基部10に連結する等の変化がある。
【0013】
【考案の効果】以上の説明のとおり、本考案のグロメッ
トは、グロメット部位におけるワイヤハーネスのL字形
曲げ配索姿勢が、物理的に安定堅持されると共に、構造
簡素にして取り付け易く、狭隘な許容空間のみしか存在
しない自動車車体においても、簡易的確に使用ができる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第一実施例のグロメットを示し、図中の
(A)はそのグロメットの構成部材の斜視図、図中の
(B)はそのグロメットの隔板への取り付け状態の正面
断面図、図中の(C)はそのグロメットの取り付け使用
状態の斜視図
【図2】本考案のグロメットの電線束への挿着手順と挿
着方法を示す斜視図
【図3】本考案の他の実施例のグロメットの係止部材の
斜視図
【図4】従来のグロメットの正面図
【図5】従来のグロメットの構成部材の斜視図
【符号の説明】
1 グロメット主部 2 係止部材 2A・2B ハーフ体 3 電線束挿通部 4 隔板圧接部 5 係止脚 6 係止部 7 隔板 8 電線束貫通孔 9 遊挿孔 10 基部 11 係止脚孔 13 電線束保持部 14 電線束 15 ヒンジ 17 テープ巻 18 蓋体 24 コネクタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 17/58 B60R 16/02 622 F16L 5/02 H02G 3/22

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端周縁の隔板圧接部と上方中央の可撓
    性筒状の電線束挿通部を有して、隔板の電線束貫通孔を
    塞ぐ形状の弾性質のグロメット主部と、該グロメット主
    部の係止脚孔に貫挿し、かつ、前記電線束貫通孔の周縁
    への係止部を有する係止脚と前記電線束挿通部の遊挿孔
    を環状の基部に設けた硬質の係止部材との組合せからな
    り、該係止部材は、前記グロメット主部との組合せ姿勢
    において、自由状態の前記電線束挿通部の中心線と概ね
    直交する方向の電線束保持部を有し、前記電線束挿通部
    と共にL字形に曲げた電線束を前記電線束保持部によっ
    て保持する構造を特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 電線束保持部をU字溝になした請求項1
    のグロメット。
  3. 【請求項3】 U字溝の電線束保持部に、閉鎖ロック自
    在の蓋部を設けた請求項2のグロメット。
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