JP3159114B2 - グロメットおよび該グロメットの取付方法 - Google Patents

グロメットおよび該グロメットの取付方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
ルーム内に配置する電子制御器(コンピュータ)内蔵の
ボックス内に、該ボックスの側壁に設けた貫通穴にグロ
メットを介してワイヤハーネスを挿通するものにおい
て、あるいはエンジンルームから車室へと隔壁に設けた
貫通穴にグロメットを介してワイヤハーネスを挿通する
ものにおいて、上記グロメットを操作性よくボックス或
いは隔壁に取り付けると共に、シール性能の向上を図る
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車において電装品制御用として不可
欠なコンピュータは収容しているボックスは、従来車室
内に配置されているが、近時、エンジンルーム内に搭載
することが検討されている。その場合、コンピュータを
収容したボックス内にワイヤハーネスを挿通させる必要
があるが、エンジンルーム内においては浸水が問題とな
るため、ワイヤハーネスにグロメットを取り付け、該グ
ロメットを上記ボックスの貫通穴に取り付けてシールを
図る必要がある。同様にエンジンルームから車室内に隔
壁に設けた貫通穴を通してワイヤハーネスを挿通する場
合にもシールを図る必要がある。
【0003】この種のグロメットとしては、従来、エン
ジンルームと車室を仕切るパネルに設けたワイヤハーネ
ス貫通穴に取り付けるグロメットが種々提案されてい
る。この種のグロメットを利用して、上記コンピュータ
収容ボックス(以下、ECUボックスと略す)にワイヤ
ハーネスを挿通するものとして、図3(A)(B)
(C)に示す構造のものが提案されている。
【0004】シール用のグロメット1は電線挿通用筒部
1aの先端に拡径筒部1bを備え、該拡径筒部1bの外
周に係止溝1cを形成しており、図3(C)に示すよう
に、係止溝1cをECUボックス2の貫通穴2aの周縁
に係止してシール状態で取り付けている。
【0005】グロメット1の取り付け方は、図4に示す
通りであり、まず、(A)に示すように、グロメット1
に挿通しているワイヤハーネスW/Hを通し、ついで、
(B)に示すように、グロメット1の拡径筒部1bを縮
径して貫通穴2aを通して、小径筒部1a側までボック
ス2内(X)に通しておき、最後に(C)に示すよう
に、エンジンルーム側(Y)のワイヤハーネスW/Hを
矢印で示すようにエンジンルーム側へと引っ張り戻し
て、拡径筒部1bの係止溝1cに係止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンルーム内のECUボックス配置付近には種々の機器が
密に配置されており、上記図4(C)に示すワイヤハー
ネスを引っ張り戻す作業をするスペースを確保しにくい
問題がある。なお、ワイヤハーネスをボックスの貫通孔
に挿入する作業スペースに対して、ワイヤハーネスをボ
ックスより引っ張り戻すための作業スペースは3倍程度
必要となる。よって、ワイヤハーネスの組付作業性が非
常に困難となり、その結果、グロメットを確実にECU
ボックスに係止しにくい問題がある。また、エンジンル
ームから車室へとワイヤハーネスを配索する場合も同様
で、エンジンルーム側へワイヤハーネスを引き戻す作業
が必要となると作業能率が悪く、かつ、スペース的にも
作業性が悪い問題がある。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ワイヤハーネスをエンジンルームからECUボッ
クスへと挿入した後、あるいは車室内側へと挿入した
後、エンジンルーム側へと引き戻す作業を不要とし、言
い換えれば、ワイヤハーネスをエンジンルームからEC
Uボックスへ、あるいは車室内へ一方向に通す作業だけ
で済むようにして、ワイヤハーネスの組付作業性を改良
し、かつ、グロメットのシール部をECUボックスある
いは隔壁に確実に圧接してシール性の向上を図ることを
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、自動車のエンジンルームか
ら車室内あるいはエンジンルーム内に配置する電子制御
器内蔵のボックス内に配索するワイヤハーネスに取り付
けて、上記エンジンルームと車室との隔壁あるいは上記
ボックスの側壁の貫通穴に装着して防水を図るグロメッ
トであって、上記ワイヤハーネスを密着させて挿通する
中心小径筒部と、上記中心小径筒部の軸線方向の中間部
外周より環状部が突出し、該環状部の外周縁よりエンジ
ンルーム側に向かって軸線方向に屈折する厚肉部を備
え、該厚肉部の外周に上記貫通穴の周縁部と嵌合する係
止溝を設けた係止用鍔部と、上記係止用鍔部の突出部か
ら所要寸法離れた中心小径筒部の一端から車室内あるい
はボックス内に向かって拡径する止水剤充填筒部とを備
え、上記止水剤充填筒部と上記係止用鍔部との間の上記
中心小径筒部をワイヤハーネス締付部とし、上記グロメ
ットの係止用鍔部より突出している中心小径筒部の他端
をワイヤハーネスにテープ巻き固定すると共に上記ワイ
ヤハーネス締付部をテープ巻きあるいはバンド締めして
装着したワイヤハーネスを、上記貫通穴にエンジンルー
ム側から車室内或いはボックス内に通して、上記係止用
鍔部の係止溝を上記貫通穴の周縁に係止して固定すると
共に、上記止水剤充填筒を車室内あるいはボックス内に
配置していることを特徴とするグロメットを提供してい
る。
【0009】また、上記止水剤充填筒部の外径は上記貫
通穴の径よりも小さく設定している。
【0010】上記グロメットの係止用鍔部は、その外周
に形成した上記係止溝の対向する両側面をシール面と
し、車室内面側あるいはボックス内面側の圧接するシー
ル面を対向する外面側のシール面より突出量を小さくし
て、車室内あるいはボックス内からのグロメットの引っ
張りで上記係止溝を貫通穴周縁に係止可とし、かつ、上
記係止溝の底面にシールリブを突設している。
【0011】上記グロメットは、ワイヤハーネスに取り
付け、該ワイヤハーネスをエンジンルーム側から車室内
あるいはボックス内へと上記貫通穴を通して挿入し、上
記グロメットの係止用鍔部が貫通穴に達すると、車室内
あるいはボックス内からワイヤハーネスを引っ張って上
記係止溝を貫通穴周縁に係止して取り付けている。
【0012】即ち、自動車のエンジンルーム内に配置す
る電子制御器内蔵のボックスへエンジンルーム側からワ
イヤハーネスを配索する場合には、上記ボックスの蓋を
あけた状態で、ボックス内部側からワイヤハーネスを引
っ張ることができるため、ワイヤハーネスをボックス内
部に貫通穴を通して挿入した後、グロメットの係止用鍔
部が貫通穴の周縁に引っ掛かると、ボックス内部からワ
イヤハーネスを引っ張ることにより、上記係止用鍔部の
内面側シール面を縮径して貫通穴を乗り越えさせ、係止
溝を貫通穴周縁に係止して取り付けることができる。其
の際、従来の図3に示すグロメットと相違して、ボック
ス内面側のシール面をボックス外面側のシール面よりも
突出量を小さく設定しているため、ボックス内部からワ
イヤハーネスを引っ張るだけで容易にグロメットを貫通
穴周縁に係止できる。
【0013】エンジンルームから車室内にワイヤハーネ
スを配索する場合も同様に、車室内側からワイヤハーネ
スを引っ張ることできるため、グロメットの係止用鍔部
が貫通穴の周縁に引っ掛かると、車室内からワイヤハー
ネスを引っ張ることにより、上記係止用鍔部の内面側シ
ール面を縮径して貫通穴を乗り越えさせ、係止溝を貫通
穴周縁に係止して取り付けることができる。
【0014】このように、エンジンルーム側からボック
スへ或いは車室内へと貫通穴を通してワイヤハーネスを
挿入し、グロメットが貫通孔に引っ掛かると、ボックス
内部或いは車室内からワイヤハーネスを引っ張ることに
より、グロメットをボックスあるいは隔壁に係止でき
る。よって、ワイヤハーネスをエンジンルーム側へ引っ
張り戻す作業を無くすことができ、狭いエンジンルーム
内においてワイヤハーネスの配索作業を容易に行うこと
ができる。
【0015】また、ボックス内部或いは車室内側に止水
剤を充填した止水剤充填筒部を配置しているため、エン
ジンルーム側からボックス内部或いは車室内へのワイヤ
ハーネスに沿った浸水を確実に防止できる。しかも、止
水剤により硬化して曲がりにくくなる止水剤充填筒部を
締付部により所要寸法離して設けているため、係止用鍔
部を撓ませて貫通穴に容易に係止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1(A)(B)および図2におい
て、10は自動車のエンジンルーム内に配置するコンピ
ュータ内蔵のボックスを示し、該ボックス10の側壁1
1に設けた貫通穴12には、その周縁よりエンジンルー
ム側(Y)へ突出するバーリング13を設けている。
【0017】上記ボックス10の内部(X)へエンジン
ルーム側(Y)より貫通穴12を通した後、ボックス内
部(X)より引っ張って通すワイヤハーネススW/Hに
はグロメット15を予め取り付けている。
【0018】上記グロメット15はゴムあるいはエラス
トマーにより一体成形しており、ワイヤハーネスW/H
を密着させて挿通する中心小径筒部16と、該中心小径
筒部16の軸線方向Lの中間部外周より環状に突出させ
た係止用鍔部17と、中心小径筒部16の一端より拡径
させて突設した止水剤充填筒部18とを備えている。上
記係止用鍔部17はグロメット15をボックス10に取
り付けた時にエンジンルームY側に向かって開口する形
状であり、上記止水剤充填筒部18はボックス10の内
部に向かって開口する形状で、互いに逆向きに開口させ
ている。
【0019】上記係止用鍔部17は、中心小径筒部16
の外周面より薄肉の環状部17aを突設し、該環状部1
7aの外周縁より軸線方向に屈折した厚肉部17bを設
け、該厚肉部17bの外周に係止溝17cを環状に凹設
している。
【0020】上記係止溝17cの対向する両側面17d
と17eを上記ボックス側壁11の内面11aとバーリ
ング13の外面13aに夫々圧接するシール面としてい
る。かつ、ボックス内面11aに圧接する内面側のシー
ル面17dをボックス外面側のシール面17eより突出
量を小さくしている。よって、ボックス10の内部から
グロメット15を引っ張ることでシール面17dが容易
に縮径して貫通孔12を通過し、係止溝17cが貫通穴
12の周縁に容易に係止出来るようにしている。
【0021】さらに、係止溝17cの底面にシールリブ
17fを突設し、バーリング13の内周面に圧接させ
て、シールが確実に図れるようにしている。
【0022】また、上記ボックス10の内部に配置され
ることとなる止水剤充填筒部18の先端に外広がりのじ
ょうろ筒部20を設けている。該じょうろ筒部20を含
めて止水剤充填筒部18の外径を貫通穴12およびバー
リング13の内径よりの小さく設定してしている。止水
剤充填筒部18にはワイヤハーネスW/Hを通した後に
じょうろ筒部20より2液硬化性の止水剤22を充填し
て硬化させ、グロメット15の内周面とテープ巻きした
ワイヤハーネスW/Hの外周面とをシールするようにし
ている。
【0023】上記止水剤充填筒部18と係止用鍔部17
との間は所要寸法だけ離し、該部分をテープ巻きあるい
はバンド巻きのワイヤハーネス締付部23とし、該締付
部23において中央小径筒部16の外周面よりテープ2
5を巻き付けてワイヤハーネスW/Hとグロメット15
とを締め付け固定している。この締付部23は、グロメ
ット14がボックス10の側壁11に固定される前にボ
ックス10の内部に挿入され、ワイヤハーネスW/Hを
グロメット15の内部から引っ張る時に、締付部23を
持ってワイヤハーネスW/Hとグロメット15とを同時
に引っ張れるようにしている。また、止水剤22が硬化
して止水剤充填筒部18が曲がりにくくなっても、締付
部23が介在することにより、係止用鍔部17に可撓性
を保持させている。
【0024】さらに、上記係止用鍔部17の開口端より
中央小径筒部16の先端を突出させ、該突出部分をテー
プ巻き固定部26として、グロメット15とワイヤハー
ネスW/Hとをテープ27を巻き付けて固定している。
【0025】上記構成からなるグロメット15の中央小
径筒部16にワイヤハーネスW/Hに挿入した後、ワイ
ヤハーネス締付部23にテープ25を巻き付けて締め付
けると共に、先端のテープ巻き固定部26にテープ27
を巻き付けて、ワイヤハーネスW/Hとグロメット15
とを固定する。ついで、じょうろ筒部20より止水剤充
填筒部18に2液硬化性の止水剤22を充填する。其の
際、じょうろ筒部20があるために、止水剤22を迅速
に充填することができる。この止水剤22が硬化して、
グロメット15の内周面とワイヤハーネスW/Hとの間
をシールしている。
【0026】上記のように、グロメット15を取り付け
て、止水剤22を充填したワイヤハーネスW/Hは、図
2(A)(B)(C)に示すように、エンジンルーム側
(Y)よりワイヤハーネスW/Hを貫通穴12に通す。
其の際、まず、グロメット15の止水剤充填筒部18よ
り出ているワイヤハーネスW/Hの先端のコネクタ30
等を貫通孔に12に通す。
【0027】グロメット15の止水剤充填筒部18、締
付部23が貫通穴12を通ってボックス10の内部に入
り、続いて、係止用鍔部17の環状鍔部17aがバーリ
ング13に達すると、ボックス10の内部からワイヤハ
ーネスW/Hを引っ張る。この時、締付部23を持って
引っ張り操作し、該引っ張り操作により、薄肉の環状鍔
部17aが撓んで縮径してバーリング13に挿入する。
続いて、外周の厚肉部17bがバーリング13の先端に
達すると、ワイヤハーネスをボックス10内部より若干
強く引っ張ることにより厚肉部17bも撓んでバーリン
グ13内を通過し、係止溝17cの内面側シール面17
dが貫通穴12のボックス側壁内面11aに係止する。
この状態で、外面側シール面17eがバーリング13の
先端面に圧接し、かつ、係止溝17cの底面のシールリ
ブ17fがバーリング1の内周面に圧接する。
【0028】このように、ワイヤハーネスW/Hをエン
ジンルーム側(Y)からボックス内(X)へと挿入し、
ついで、ボックス内(X)よりワイヤハーネスW/Hを
引っ張る一方向の作業だけで、ワイヤハーネスW/Hを
貫通穴12に通して、グロメット15をボックス側壁に
シール状態で取り付けることができる。よって、従来必
要とされたワイヤハーネスW/Hをエンジンルーム側
(Y)へ引き戻す作業がないため、エンジンルーム側に
スペースがなくてもワイヤハーネスの組付作業を容易に
行うことができる。
【0029】しかも、ボックス10の貫通穴12よりボ
ックス内に突出させたシール面17dをボックス側壁内
面11aに圧接してシールし、かつ、シールリブ17f
をバーリング13の内周面と圧接してシールし、さらに
シール面17eをバーリング先端面に圧接シールするた
め、貫通穴12からボックス10内部への浸水を確実に
防止できる。さらに、エンジンルーム側(Y)には止水
剤22を充填した止水剤充填筒部18を配置しているた
め、ワイヤハーネスW/Hとグロメット15との間から
の浸水の発生も防止できる。
【0030】上記実施形態では、エンジンルーム内に配
置した電子制御器内蔵のボックス10へワイヤハーネス
を挿入する場合であるが、エンジンルームより隔壁の貫
通穴を通して車室内へワイヤハーネスを配索する場合に
おいても、グロメット15をエンジンルーム側から貫通
穴へ挿入した後、車室内からワイヤハーネスとグロメッ
トとを引っ張り操作することにより、上記実施形態と同
様にグロメットを隔壁の貫通穴に取り付けてシールする
ことができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、エンジンルーム側からボックス内部あるいは
車室内部へワイヤハーネスを挿入し、つづいて、ボック
ス内部あるいは車室内部からワイヤハーネスを引っ張る
一方向作業でよくなり、引っ張り作業がしずらいエンジ
ンルーム側へ引っ張り戻す作業をしなくてもよくなるた
め、取付作業性を向上させることができる。
【0032】また、貫通穴より突設したバーリングの内
周面にシールリブを圧接し、かつ、ボックス内面側ある
いは車室内面側でグロメットのシール面を圧接している
ため、グロメットの防水性能を向上させ、浸水を確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示し、(A)は斜視図、
(B)は断面図である。
【図2】 (A)(B)(C)は上記実施形態のグロメ
ットの取付工程を示す断面図である。
【図3】 従来例を示し、(A)は全体概略斜視図、
(B)は要部拡大斜視図、(C)は(B)のC−C線断
面図である。
【図4】 (A)(B)(C)は従来例のグロメットの
取付工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ECUボックス 11 側壁 12 貫通穴 13 バーリング 15 グロメット 16 中央小径筒部 17 係止用鍔部 17a 環状鍔部 17b 厚肉部 17c 係止溝 17d、17e シール面 17e シールリブ 18 止水剤充填筒部 20 じょうろ筒部 22 止水剤 23 ワイヤハーネス締付部 25、27 テープ 26 テープ巻き固定部 W/H ワイヤハーネス X ボックス内 Y エンジンルーム側

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のエンジンルームから車室内ある
    いはエンジンルーム内に配置する電子制御器内蔵のボッ
    クス内に配索するワイヤハーネスに取り付けて、上記エ
    ンジンルームと車室との隔壁あるいは上記ボックスの側
    壁の貫通穴に装着して防水を図るグロメットであって、 上記ワイヤハーネスを密着させて挿通する中心小径筒部
    と、 上記中心小径筒部の軸線方向の中間部外周より環状部が
    突出し、該環状部の外周縁よりエンジンルーム側に向か
    って軸線方向に屈折する厚肉部を備え、該厚肉部の外周
    に上記貫通穴の周縁部と嵌合する係止溝を設けた係止用
    鍔部と、 上記係止用鍔部の突出部から所要寸法離れた中心小径筒
    部の一端から車室内あるいはボックス内に向かって拡径
    する止水剤充填筒部とを備え、 上記止水剤充填筒部と上記係止用鍔部との間の上記中心
    小径筒部をワイヤハーネス締付部とし、 上記グロメットの係止用鍔部より突出している中心小径
    筒部の他端をワイヤハーネスにテープ巻き固定すると共
    に上記ワイヤハーネス締付部をテープ巻きあるいはバン
    ド締めして装着したワイヤハーネスを、上記貫通穴にエ
    ンジンルーム側から車室内或いはボックス内に通して、
    上記係止用鍔部の係止溝を上記貫通穴の周縁に係止して
    固定すると共に、上記止水剤充填筒を車室内あるいはボ
    ックス内に配置していることを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 上記止水剤充填筒部の外径は上記貫通穴
    の径よりも小さく設定している請求項1に記載のグロメ
    ット。
  3. 【請求項3】 上記グロメットの係止用鍔部は、その外
    周に形成した上記係止溝の対向する両側面をシール面と
    し、車室内面側あるいはボックス内面側の圧接するシー
    ル面を対向する外面側のシール面より突出量を小さくし
    て、車室内あるいはボックス内からのグロメットの引っ
    張りで上記係止溝を貫通穴周縁に係止可とし、かつ、上
    記係止溝の底面にシールリブを突設している請求項1ま
    たは請求項2に記載のグロメット。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載のグロメットをワイヤハーネスに取り付け、該ワイ
    ヤハーネスをエンジンルーム側から車室内あ るいはボッ
    クス内へと上記貫通穴を通して挿入し、上記グロメット
    の係止用鍔部が貫通穴に達すると、車室内あるいはボッ
    クス内からワイヤハーネスを引っ張って上記係止溝を貫
    通穴周縁に係止して取り付けているグロメットの取付方
  5. 【請求項5】 自動車のエンジンルームから車室内ある
    いはエンジンルーム内に配置する電子制御器内蔵のボッ
    クス内に配索するワイヤハーネスに取り付けて、上記エ
    ンジンルームと車室との隔壁あるいは上記ボックスの側
    壁の貫通穴に装着して防水を図るグロメットであって、 上記ワイヤハーネスを密着させて挿通する中心小径筒部
    と、 上記中心小径筒部の軸線方向の中間部外周より環状部が
    突出し、該環状部の外周縁よりエンジンルーム側に向か
    って軸線方向に屈折する厚肉部を備え、該厚肉部の外周
    に上記貫通穴の周縁部と嵌合する係止溝を設けた係止用
    鍔部と上記係止用鍔部の突出部から所要寸法離れた中心小径筒
    部の一端から車室内あるいはボックス内に向かって拡径
    する止水剤充填筒部とを備え、かつ、中心小径筒部の他
    端は上記係止用鍔部の開口端から突出しており、 上記貫通穴にエンジンルーム側から車室内或いはボック
    ス内に通して、上記係止用鍔部の係止溝を上記貫通穴の
    周縁に係止して固定すると共に、上記止水剤充填筒を車
    室内あるいはボックス内に配置していることを特徴とす
    るグロメット
  6. 【請求項6】 上記係止用鍔部を開口端より上記中心小
    径筒部の他端を突出させ、該突出部分をテープ巻き固定
    部とし、上記テープ巻き固定部をワイヤハーネスにテー
    プ巻き固定している請求項5に記載のグロメット。
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