JPH0357066Y2 - - Google Patents

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JPH0357066Y2
JPH0357066Y2 JP1987000226U JP22687U JPH0357066Y2 JP H0357066 Y2 JPH0357066 Y2 JP H0357066Y2 JP 1987000226 U JP1987000226 U JP 1987000226U JP 22687 U JP22687 U JP 22687U JP H0357066 Y2 JPH0357066 Y2 JP H0357066Y2
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JP
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annular member
semi
bolt
clip
wire fixing
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JP1987000226U
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JPS63109520U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車輌に配索されるワイヤーハーネス等
の電線を車体パネルに固定するための電線固定用
クリツプに関する。
(従来の技術) 従来この種のクリツプとしては、例えば第4図
に縦断面図で示されるようなものが知られている
(実開昭60−95281号公報)。
このクリツプA′はワイヤーハーネス類(以下
単にハーネスという)W1,W2,W3をそれぞれ
固定する第1固定部aと第2固定部bを有し、こ
の両固定部間に車体cに固着されているボルトd
と係合する係合部eが設けられているものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、かかる従来のクリツプA′にあつては、
車体のボルトdに係合される係合部eが固定構造
となつているため、ハーネスを固定したのちボル
トdに係合部eを係合させる際に、ボルトdと係
合部eとの間に公差以上の位置ずれが生じたよう
な場合には、その公差ずれを吸収することができ
ず、車体へのハーネスの組付けに支障をきたすと
いう問題点があつた。
本考案は、従来のクリツプA′の上記の問題点
に着目してなされたもので、ハーネス等の電線を
固定したクリツプを車体固定部に組付けるに際
し、その間に公差以上の位置ずれが生じた場合に
も、その位置ずれを吸収することにより、組付け
を容易になし得る電線固定用クリツプを提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、電線固
定部と、固定ボルトに対するボルト係合部とを具
備する電線固定用クリツプにおいて、該電線固定
部に連成され、内周溝部を有する一方の半環状部
材と、該内周溝部に対向する内周溝部を有し、該
一方の半環状部材と合体して環状部材を形成させ
る他方の半環状部材と、両内周溝部の接合により
形成される環状溝部に遊嵌するフランジ部を有
し、該フランジ部の半径方向に可動なボルト係合
部とを具備する構造を採用する。
(作用) ハーネスを電線固定部に固定した状態で、ボル
ト係合部が環状部材内で半径方向に遊動可能であ
るから、固定ボルトに対して該ボルト係合部の位
置合わせを容易かつ確実に行うことができる。
(実施例) 以下に本考案を、実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図に本考案の電線固定用クリツプの一部分
解斜視図、第2図に同上クリツプの正面図、第3
図に第2図のA−A断面図を示した。
これらの図において、本考案の電線固定用クリ
ツプAは、電線固定部1を連成し、内周面に溝部
3aを形成した半環状部材2aからなる本体A1
と、本体A1の半環状部材2aに開閉及びロツク
自在に合体され、合体により本体A1の半環状部
材2aとにより一体の環状部材2を形成する内周
面に溝部3bを形成した半環状部材2bからなる
カバーA2と、前記環状部材2に前記両溝部3a,
3bにより形成された環状溝部3内に遊嵌される
ボルト係合部A3とを具備する構成を有する。
この構成において、電線固定部1は図示の例で
は板状体に形成されているが、その形状、大きさ
等は固定すべきハーネス等の形状、大きさ等に対
応して種々の変形が可能である。又、本体A1
構成する半環状部材2a及びカバーA2を構成す
る半環状部材2bは、図示ではそれぞれコ字状の
正面形状を有し、合体により方形の環状部材2が
形成される例が示されているが、合体により円形
その他の環状部材が形成されるように半環状部材
2a,2bの形状を適宜に定めることができる。
又、半環状部材2a,2bの合体により相対向
する部位には、ヒンジ4及びロツク部5a,5b
が設けられ、半環状部材2bはヒンジ4を介して
半環状部材2aに対し開閉自在に装着されるとと
もに、ロック部5a及び5bの係合により閉状態
でロツクされる。図示の例ではロツク部5aは突
起に、ロツク部5bは突起係止腕に形成されてい
る。
次に、ボルト係合部A3は車体6に一部突出し
て固着されているボルト7の径より大径の内径を
有する筒壁8の外周に前記環状溝部3内に遊嵌状
に係止されるフランジ部9を周設し、筒壁8のボ
ルト7に対する挿入側端部に羽根10を内方に向
けて立ち上げ形成し、又、筒壁8の上端部に把持
部11を設けた構成を有している。
しかしてフランジ部9が周設される筒壁8と半
環状部材2a,2bで形成される環状部材2との
寸法関係は、フランジ部9が環状部材2に形成さ
れる環状溝部3内で遊嵌状に係止されるように次
のように設定される。すなわち、第2図において
環状部材2に形成される穴部12の図示横方向の
径を1、縦方向の径を2とし、筒壁8の図示横
方向の外径を3、縦方向の外径を4とした場
合、1324の関係にある。
(作用) 以下に本考案の作用について説明する。
第1図において先ず本体A1の半環状部材2a
に対し、カバーA2の半環状部材2bをヒンジ4
を介して開状態とし、半環状部材2aの溝部3a
にボルト係合部A3のフランジ部9の下部を矢線
イ方向に挿し込んだ後、カバーA2の半環状部材
2bをヒンジ4を介して閉じ、本体A1の半環状
部材2aと合体して環状部材2を形成すると同時
に、ボルト係合部A3のフランジ部9の上部を半
環状部材2bの溝部3bに差し込ませ、ロツク部
5a,5bを係止させて本体A1にカバーA2を固
定させる。これにより、ボルト係合部A3の可動
範囲は、環状部材2の環状溝部3内において図示
上下方向に(24)、左右方向に(13
にそれぞれ相当する距離の移動が可能となる。
次いでハーネス等の電線Wを電線固定部1にテ
ープ13を用いて固定したのち、車体6に突出し
て固定されているボルト7にボルト係合部A3
筒壁を挿入し、羽根10をボルト7のねじ山部に
係合させる。これによりクリツプAは電線Wを保
持した状態で車体6に固定される。
(考案の効果) 本考案の電線固定用クリツプAは、以上詳細に
説明した如くになるから、本体A1とカバーA2
合体により形成される環状部材2が、ボルト係合
部A3に対して平面上で任意の方向に移動できる
ことにより、電線に対しクリツプの位置を一定範
囲の距離で規制できるとともに、車体のボルトと
クリツプのボルト係合部との間に公差以上の位置
ずれが生じた場合でも、このずれを吸収して車体
へのハーネスの組付けを容易に行なうことがで
き、組付けの作業性を向上し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電線固定用クリツプの一部分
解斜視図、第2図は同上の正面図、第3図は第2
図のA−A断面図、第4図は従来のクリツプの縦
断面図を示す。 1……電線固定部、2……環状部材、2a,2
b……半環状部材、3……環状溝部、3a,3b
……溝部、7……ボルト、8……筒壁、9……フ
ランジ部、10……羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電線固定部と、固定ボルトに対するボルト係合
    部とを具備する電線固定用クリツプにおいて、該
    電線固定部に連成され、内周溝部を有する一方の
    半環状部材と、該内周溝部に対向する内周溝部を
    有し、該一方の半環状部材と合体して環状部材を
    形成させる他方の半環状部材と、両内周溝部の接
    合により形成される環状溝部に遊嵌するフランジ
    部を有し、該フランジ部の半径方向に可動なボル
    ト係合部とを具備することを特徴とする電線固定
    用クリツプ。
JP1987000226U 1987-01-07 1987-01-07 Expired JPH0357066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987000226U JPH0357066Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07

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JP1987000226U JPH0357066Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07

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JPS63109520U JPS63109520U (ja) 1988-07-14
JPH0357066Y2 true JPH0357066Y2 (ja) 1991-12-25

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ID=30777005

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JPH051946Y2 (ja) * 1987-01-22 1993-01-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6095281U (ja) * 1983-12-05 1985-06-28 マツダ株式会社 ワイヤハ−ネス固定用クリツプ
JPS60185778U (ja) * 1984-05-19 1985-12-09 ポツプリベツト・フアスナ−株式会社 電線保持具

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