JPH0739138Y2 - ワイヤハーネスグロメット - Google Patents

ワイヤハーネスグロメット

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JPH0739138Y2
JPH0739138Y2 JP11280189U JP11280189U JPH0739138Y2 JP H0739138 Y2 JPH0739138 Y2 JP H0739138Y2 JP 11280189 U JP11280189 U JP 11280189U JP 11280189 U JP11280189 U JP 11280189U JP H0739138 Y2 JPH0739138 Y2 JP H0739138Y2
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JP
Japan
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wire harness
rigid member
opening
spacer
diameter
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JP11280189U
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守 小野
敏夫 岡崎
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弾性ゴム部材と合成樹脂製の剛性部材とによ
り構成されるワイヤハーネスグロメットに関し、該弾性
ゴム部材と剛性部材との組付を簡単に行えるようにした
ものである。
〔従来の技術〕
第8図は、実開昭59−25115号公報に開示されたワイヤ
ハーネスグロメットの組付状態を示す断面図である。
該ワイヤハーネスグロメット33は、弾性ゴム部材34と合
成樹脂製の剛性部材35とにより構成されている。該弾性
ゴム部材34は、蓋体部36の周壁37に環状外壁46を連成
し、該環状外壁37aの周縁に、車両ボディ等のパネル孔3
8の一周縁に対するシールリップ部39を形成すると共
に、該周壁37の内側に環状溝40を形成し、さらに、該蓋
体部36の中央に管状のワイヤハーネス挿通部41を外側に
向けて形成して成るものである。
また、該剛性部材35は、胴部42の一方に、前記弾性ゴム
部材34の環状溝40に対するフランジ部43を形成し、該胴
部42の他方に、前記パネル孔38の他周縁に対する係止腕
部44を形成して成るものである。
そして、該弾性ゴム部材34の環状溝40に対し、該剛性部
材35のフランジ部43を嵌合し、ワイヤハーネス45を挿通
すると共に、係止腕部44をパネル孔38に嵌入係止させる
のである。
しかしながら、上記従来の構造にあっては、剛性部材35
の外れ防止のためにフランジ部43の外径Dを弾性ゴム部
材34の挿入口径dよりも充分大きく設定する関係で、環
状外壁46を無理に捲り上げながら、弾性ゴム部材34の環
状溝40にフランジ部43を嵌合していたため、組付作業性
が悪いという問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記した点に鑑み、弾性ゴム部材と剛性部材
との組付作業性を向上させ得るワイヤハーネスグロメッ
トを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、一方に、パネル
孔に対するシール部、他方にワイヤハーネス挿通部を有
し、中間部の内側に環状溝を形成してなる弾性部材と、
該環状溝に嵌合するフランジ部と前記パネル孔に対する
係止部とを有する剛性部材とにより構成されるワイヤハ
ーネスグロメットにおいて、該剛性部材に対し、ワイヤ
ハーネス挿通方向に切欠した開口部と、該開口部に対向
する可撓部とを設け、該開口部に対し、形状保持用のス
ペーサを嵌合して成る構造を採用する。
〔作用〕
剛性部材は可撓部を基点として縮径可能であるから、フ
ランジ部を弾性部材の環状溝に容易に嵌合させることが
できる。そして、剛性部材の開口部に形状保持用のスペ
ーサを嵌合することにより、該剛性部材を拡径した状態
で弾性部材にしっかりと組み付けることができる。
〔実施例〕
第1図は、本考案に係るワイヤハーネスグロメットの組
付状態を示し、(a)は縦断面図、(b)は、(a)の
A−A断面図、(c)は、(b)のB−B断面図であ
る。
該ワイヤハーネスグロメット1は、弾性ゴム部材2に合
成樹脂製の剛性部材3を組み付けて構成されるものであ
り、第2図(a)(b)に該剛性部材3の斜視図、第3
図(a)(b)に同じく正面図と平面図を示すように、
該剛性部材3は、ワイヤハーネス挿通孔47を有するほぼ
椀形の胴部4の基端方に、弾性ゴム部材2の環状溝5に
対するフランジ部6を形成し、該胴部4の先端方より基
端方に向けて、車両ボディ等のパネル孔7に対する四つ
の係止腕部8…を突設し、ワイヤハーネス45の挿通方向
に該フランジ部6と胴部4とを切欠して開口部9を設け
ると共に、該開口部9の対向側に、該フランジ部6と胴
部4の外壁面とを半円形溝状に切欠した可撓性薄肉部10
を形成して成るものであり、該フランジ部6の開口部9
には、形状保持用のスペーサ11を嵌合する。
本実施例(第1図(b)参照)において、該フランジ部
6は、スペーサ11を嵌合した状態で長径Dなる楕円形状
になるように形成してあり、開口部9及び可撓性薄肉部
10は短径側に対向して位置している。
また、スペーサ11(第2図参照)には、扇状のフランジ
嵌合部11aの両側から胴部嵌合部11bに対し、断面ほぼ鳩
尾状の突起12,12を形成し、剛性部材6の開口端部には
該突起12,12に対するアリ溝13,13を設けている。
また、弾性ゴム部材2は、従来と同様に蓋体部14の周壁
15の先端に、パネル孔7の一周縁に対するシールリップ
部16を形成すると共に、該周壁15の内側基部に直径Dの
環状溝5を形成し、さらに、該蓋体部14の中央に管状の
ワイヤハーネス挿通部17を外側に向けて形成して成るも
のである。
そして、第4図に示すように、可撓性薄肉部10を基点と
して剛性部材3のフランジ部6の外径をdに縮径して該
弾性ゴム部材2の挿入口18(内径d)に挿通し、環状溝
5内に嵌合する。さらに、該剛性部材3の開口部9に対
し、スペーサ11を嵌合してフランジ部6の長径をDに保
持することにより、該剛性部材3を弾性ゴム部材2にし
っかりと組み付けることができる。なお、スペーサ11嵌
合時のフランジ部6の短径はdになるように設定してあ
り、該スペーサ11を開口部9に対して正面から抵抗なく
容易に嵌入することができる。
なお、上記実施例では、スペーサ11を嵌合することによ
り、縮径時に直径dの円形状だったフランジ部11の外径
を長径D、短径dのほぼ楕円形状に拡径する例を示した
が、他の例として第5図(a)(b)に示すように、縮
径時のフランジ部6′の外径を短径d、長径d<Dなる
楕円形状に設定し、スペーサ11′を嵌合した状態で直径
Dなる円形状をなすものでも可能である。この場合、弾
性ゴム部材2の挿入口18(内径d)の一部を捲ってフラ
ンジ部6′の長径部の対向側のみを若干こじ入れればよ
く、従来のような面倒さはない。
第6図〜第7図は、スペーサの挿着構造の他の実施例を
示すものであり、第6図は、剛性部材19に対し、平行な
切欠面20,20を有する開口部21を設け、該開口部21に対
し、平行な嵌合端面22,22を有するスペーサ23を該剛性
部材19の内側から嵌入するものである。ここで該スペー
サ23の嵌合端面22,22には、傾斜面24aを有する係止突条
24,24を形成し、剛性部材19の切欠面20,20には該係止突
条24,24に対する係止溝25,25を設けている。
第7図は、スペーサ26の一端を剛性部材27にヒンジ28で
一体に連繋し、該スペーサ26の他端に第6図と同様な係
止突条29を設け、剛性部材27の切欠面30に該係止突条29
に対する係止溝31を設けて、ヒンジ28を基点として該ス
ペーサ26を該剛性部材27の内側から開口部32に嵌入する
ものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、剛性部材を可撓部を基点として縮径
し、弾性部材の環状溝に容易に嵌合させることができ、
さらに開口部に形状保持用のスペーサを嵌合することに
より、該剛性部材を弾性部材にしっかりと組み付けるこ
とができる。従って、弾性ゴム部材と剛性部材との組付
作業性が向上すると共に作業者の負担が軽減するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示し、(a)は縦断面図、
(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(b)のB−
B断面図、 第2図は本考案における剛性部材の斜視図を示し、
(a)はスペーサ嵌合前、(b)は嵌合後の状態、 第3図は同じく剛性部材を示し、(a)は正面図、
(b)は平面図、 第4図は剛性部材の縮径状態を示す正面図、 第5図はフランジ部の他の実施例の正面図を示し、
(a)は縮径時、(b)は拡径時の状態、 第6図〜第7図はスペーサの挿着構造の他の実施例を示
す正面図、 第8図は従来例を示す縦断面図である。 1…ワイヤハーネスグロメット、2…弾性部材、3,19,2
7…剛性部材、5…環状溝、6…フランジ部、8…係止
腕部、9,21,32…開口部、10…可撓性薄肉部、11,23,26
…スペーサ、16…シールリップ部、17…ワイヤハーネス
挿通部、45…ワイヤハーネス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方に、パネル孔に対するシール部、他方
    にワイヤハーネス挿通部を有し、中間部の内側に環状溝
    を形成してなる弾性部材と、該環状溝に嵌合するフラン
    ジ部と前記パネル孔に対する係止部とを有する剛性部材
    とにより構成されるワイヤハーネスグロメットにおい
    て、該剛性部材に対し、ワイヤハーネス挿通方向に切欠
    した開口部と、該開口部に対向する可撓部とを設け、該
    開口部に対し、形状保持用のスペーサを嵌合して成るこ
    とを特徴とするワイヤハーネスグロメット。
JP11280189U 1989-09-28 1989-09-28 ワイヤハーネスグロメット Expired - Lifetime JPH0739138Y2 (ja)

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JP11280189U JPH0739138Y2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 ワイヤハーネスグロメット

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JP11280189U JPH0739138Y2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 ワイヤハーネスグロメット

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JPH0353716U JPH0353716U (ja) 1991-05-24
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JP6512136B2 (ja) * 2016-03-01 2019-05-15 住友電装株式会社 グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP2017158355A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 住友電装株式会社 グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス

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