JPH069267Y2 - 自動車用ロツク装置における防水カバ−取付構造 - Google Patents
自動車用ロツク装置における防水カバ−取付構造Info
- Publication number
- JPH069267Y2 JPH069267Y2 JP12287686U JP12287686U JPH069267Y2 JP H069267 Y2 JPH069267 Y2 JP H069267Y2 JP 12287686 U JP12287686 U JP 12287686U JP 12287686 U JP12287686 U JP 12287686U JP H069267 Y2 JPH069267 Y2 JP H069267Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waterproof cover
- hole
- connecting rod
- mounting structure
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドア等の内部に進入した水がロック装置にか
からないようにした自動車用ロック装置における防水カ
バー取付構造に関する。
からないようにした自動車用ロック装置における防水カ
バー取付構造に関する。
〔従来の技術〕 従来のこの種ロック装置の防水カバー取付構造は、例え
ば第4図に示すように、自動車のバックドア(a)内にお
ける操作装置、例えばシリンダ錠(b)と、ロック装置の
ロック本体(c)とを連結する連結ロッド(d)の中間部に、
若干傾斜する皿状の防水カバー(e)を固着したものであ
る。
ば第4図に示すように、自動車のバックドア(a)内にお
ける操作装置、例えばシリンダ錠(b)と、ロック装置の
ロック本体(c)とを連結する連結ロッド(d)の中間部に、
若干傾斜する皿状の防水カバー(e)を固着したものであ
る。
ドアパネル(f)の孔部から浸入し、前記連結ロッド(d)を
伝わって来た水滴(g)は、防水カバー(e)に集められた
後、防水カバー(e)の斜面に沿って流れ、さらに下端縁
から接合部を伝わって、ドアパネル(f)の内面側に移
り、最後に、バックドア(a)の下端部の水抜き孔(h)から
排水される。
伝わって来た水滴(g)は、防水カバー(e)に集められた
後、防水カバー(e)の斜面に沿って流れ、さらに下端縁
から接合部を伝わって、ドアパネル(f)の内面側に移
り、最後に、バックドア(a)の下端部の水抜き孔(h)から
排水される。
上述した防水カバー取付構造では、組立時、防水カバー
の貫通孔に連結ロッドの中間部を嵌挿した後、接着剤で
固着しているため、作業環境が悪くなり、衛生的にも好
ましくなく、また、接着材を塗布した後、乾燥するまで
に時間が掛かり、作業性が悪いという問題点があった。
の貫通孔に連結ロッドの中間部を嵌挿した後、接着剤で
固着しているため、作業環境が悪くなり、衛生的にも好
ましくなく、また、接着材を塗布した後、乾燥するまで
に時間が掛かり、作業性が悪いという問題点があった。
さらに、連結ロッドに対して、防水カバーが軸回りに回
動し易く、もし連結ロッドに対して防水カバーの傾斜姿
勢が正しく取付けられなかった場合には、ドアに取付け
た状態で、防水カバーの前縁と、ドアパネルの内面が接
合せずに間隙が生じることとなり、水がこの間隙から落
下して、直接ロック装置に掛かるという問題点もあっ
た。
動し易く、もし連結ロッドに対して防水カバーの傾斜姿
勢が正しく取付けられなかった場合には、ドアに取付け
た状態で、防水カバーの前縁と、ドアパネルの内面が接
合せずに間隙が生じることとなり、水がこの間隙から落
下して、直接ロック装置に掛かるという問題点もあっ
た。
上記問題点を解決するため、本考案の自動車用ロック装
置における防水カバー取付構造は、ロック装置と操作装
置とを連結する上下方向を向くロッドの中間部に取付け
られる弾性変形可能な材料よりなる防水カバーに、貫通
孔を設けるとともに、該貫通孔の内周面と、前記ロッド
とのいずれか一方に凹部を設け、かつ他方に前記凹部と
係合する突起を設け、さらに前記貫通孔の上端開口縁
に、山形状に盛り上がった環状突壁を設けたことを特徴
としている。
置における防水カバー取付構造は、ロック装置と操作装
置とを連結する上下方向を向くロッドの中間部に取付け
られる弾性変形可能な材料よりなる防水カバーに、貫通
孔を設けるとともに、該貫通孔の内周面と、前記ロッド
とのいずれか一方に凹部を設け、かつ他方に前記凹部と
係合する突起を設け、さらに前記貫通孔の上端開口縁
に、山形状に盛り上がった環状突壁を設けたことを特徴
としている。
以下本考案を、第1図及び第2図に示す、第1実施例に
基づいて、詳細に説明する。
基づいて、詳細に説明する。
(1)は、ゴム等の弾性材から一体的に成形した防水カバ
ーで、矩形状の底板(1a)の後縁及び両側縁の三方に立上
り壁(1b)を連設し、この立上り壁(1b)を複数のリブ(1c)
で補強するとともに、前縁(1d)には、等間隔に水抜き用
の溝(1e)を切設してある。
ーで、矩形状の底板(1a)の後縁及び両側縁の三方に立上
り壁(1b)を連設し、この立上り壁(1b)を複数のリブ(1c)
で補強するとともに、前縁(1d)には、等間隔に水抜き用
の溝(1e)を切設してある。
第2図に明示するように、底板(1a)の下面中央には、円
柱状のボス(2)を垂下し、ボス(2)の中央には、これを貫
通する縦孔(3a)と、この縦孔(3a)の中間に連設される凹
部、例えばボス(2)の周壁を水平に貫通した横孔(3b)と
からなる断面T字形の貫通孔(3)を切設し、かつ縦孔(3
a)の上端開口縁には、山形状に盛り上がった環状突壁
(4)を連設してある。
柱状のボス(2)を垂下し、ボス(2)の中央には、これを貫
通する縦孔(3a)と、この縦孔(3a)の中間に連設される凹
部、例えばボス(2)の周壁を水平に貫通した横孔(3b)と
からなる断面T字形の貫通孔(3)を切設し、かつ縦孔(3
a)の上端開口縁には、山形状に盛り上がった環状突壁
(4)を連設してある。
(5)は連結ロッドで、丸棒(5a)の中間部に、その長手方
向より突出する突起(5b)を、丸棒(5a)を横U字形に折曲
することによって形成してある。
向より突出する突起(5b)を、丸棒(5a)を横U字形に折曲
することによって形成してある。
この連結ロッド(5)に、防水カバー(1)を取付けるには、
連結ロッド(5)の先端部を、貫通孔(3)の下方より差し込
み、突起(5b)で、縦孔(3a)の下方の開口を弾性変形させ
拡開させて通過させ、横孔(3b)に嵌合することにより、
防水カバー(1)は連結ロッド(5)に、所定の取付位置及び
姿勢で取付けられる。
連結ロッド(5)の先端部を、貫通孔(3)の下方より差し込
み、突起(5b)で、縦孔(3a)の下方の開口を弾性変形させ
拡開させて通過させ、横孔(3b)に嵌合することにより、
防水カバー(1)は連結ロッド(5)に、所定の取付位置及び
姿勢で取付けられる。
本実施例によると、防水カバー(1)を、弾性変形可能な
材料により形成し、かつ防水カバー(1)の貫通孔(3)の上
端開口縁に、山形状に盛り上がった環状突壁(4)を設け
たことにより、ロッド(5)に沿って垂れてきた水滴が貫
通孔(3)内に侵入するのを環状突壁(4)が確実に防止する
ことができるとともに、環状突壁(4)がロッド(5)に対す
る防水カバー(1)の把持力を増大し、防水カバー(1)がロ
ッド(5)に沿ってずり落ちるのを防止することができ
る。
材料により形成し、かつ防水カバー(1)の貫通孔(3)の上
端開口縁に、山形状に盛り上がった環状突壁(4)を設け
たことにより、ロッド(5)に沿って垂れてきた水滴が貫
通孔(3)内に侵入するのを環状突壁(4)が確実に防止する
ことができるとともに、環状突壁(4)がロッド(5)に対す
る防水カバー(1)の把持力を増大し、防水カバー(1)がロ
ッド(5)に沿ってずり落ちるのを防止することができ
る。
また、防水カバー(1)を、弾性変形可能な材料により形
成したことにより、防水カバー(1)の寸法精度や、防水
カバー(1)のドア内への装着時の組付け精度等をあまり
気にする必要がなく、防水カバー(1)の一側縁が何らか
の形でドアパネルに圧接するように、防水カバー(1)を
大まかにドア内に装着すればよいので、組付け作業が容
易である。
成したことにより、防水カバー(1)の寸法精度や、防水
カバー(1)のドア内への装着時の組付け精度等をあまり
気にする必要がなく、防水カバー(1)の一側縁が何らか
の形でドアパネルに圧接するように、防水カバー(1)を
大まかにドア内に装着すればよいので、組付け作業が容
易である。
次に、第3図に示す第2実施例について説明する。
本実施例については前記第1実施例と共通する構成が大
部分であるので、防水カバー(6)の取付部付近について
のみ説明する。底板(6a)の下面中央には、円柱状のボス
(7)を垂下し、ボス(7)の中央には、これを貫通する貫通
孔(8)とこの貫通孔(8)の内周面に突出する半球状の突起
(8a)を設け、貫通孔(8)の上端開口縁には、山形状に盛
り上がった環状突壁(9)を連設してある。
部分であるので、防水カバー(6)の取付部付近について
のみ説明する。底板(6a)の下面中央には、円柱状のボス
(7)を垂下し、ボス(7)の中央には、これを貫通する貫通
孔(8)とこの貫通孔(8)の内周面に突出する半球状の突起
(8a)を設け、貫通孔(8)の上端開口縁には、山形状に盛
り上がった環状突壁(9)を連設してある。
(10)は連結ロッドで、丸棒(10a)の中間部の外周面に、
軸心方向に向かって半球状の凹部(10b)が形成されてい
る。
軸心方向に向かって半球状の凹部(10b)が形成されてい
る。
この連結ロッド(10)に、防水カバー(6)を取付けるには
連結ロッド(10)の先端部を、貫通孔(8)の下方より差し
込み、貫通孔内の突起(8a)に当接したところで、貫通孔
(8)及び貫通孔内の突起(8a)を弾性変形させ拡開させな
がら通過させ、連結ロッドの凹部(10b)と貫通孔内の突
起(8a)が嵌合することにより、防水カバー(6)は連結ロ
ッド(10)に所定の取付位置及び姿勢で取付けられる。
連結ロッド(10)の先端部を、貫通孔(8)の下方より差し
込み、貫通孔内の突起(8a)に当接したところで、貫通孔
(8)及び貫通孔内の突起(8a)を弾性変形させ拡開させな
がら通過させ、連結ロッドの凹部(10b)と貫通孔内の突
起(8a)が嵌合することにより、防水カバー(6)は連結ロ
ッド(10)に所定の取付位置及び姿勢で取付けられる。
上述した第1実施例では、係合孔を、縦孔と横孔からな
るT字形としたが、これを縦孔の内周面に凹部を連設し
た係合孔としてもよい。
るT字形としたが、これを縦孔の内周面に凹部を連設し
た係合孔としてもよい。
連結ロッドの突起は、丸棒を屈曲させるのではなく、連
結ロッドの外周面に突片を溶接するか、あるいは連結ロ
ッドの凹孔に突片を嵌合させて形成してもよい。
結ロッドの外周面に突片を溶接するか、あるいは連結ロ
ッドの凹孔に突片を嵌合させて形成してもよい。
本考案によると、次のような効果を奏することができ
る。
る。
(a)防水カバーを、弾性変形可能な材料により形成し、
かつ防水カバーの貫通孔の上端開口縁に、山形状に盛り
上がった環状突壁を設けたことにより、ロッドに沿って
垂れてきた水滴が貫通孔内に侵入するのを環状突壁が確
実に防止することができるとともに、環状突壁がロッド
に対する防水カバーの把持力を増大し、防水カバーがロ
ッドに沿ってずり落ちるのを防止することができる。
かつ防水カバーの貫通孔の上端開口縁に、山形状に盛り
上がった環状突壁を設けたことにより、ロッドに沿って
垂れてきた水滴が貫通孔内に侵入するのを環状突壁が確
実に防止することができるとともに、環状突壁がロッド
に対する防水カバーの把持力を増大し、防水カバーがロ
ッドに沿ってずり落ちるのを防止することができる。
(b)防水カバーを、弾性変形可能な材料により形成した
ことにより、防水カバーの寸法精度や、防水カバーのド
ア内への装着時の組付け精度等をあまり気にする必要が
なく、防水カバーの一側縁が何らかの形でドアパネルに
圧接するように、防水カバーを大まかにドア内に装着す
ればよいので、組付け作業が容易である。
ことにより、防水カバーの寸法精度や、防水カバーのド
ア内への装着時の組付け精度等をあまり気にする必要が
なく、防水カバーの一側縁が何らかの形でドアパネルに
圧接するように、防水カバーを大まかにドア内に装着す
ればよいので、組付け作業が容易である。
(c)ロッドを貫通孔に挿通させて、突起と凹部とを嵌合
させるだけのワンタッチ作業で取付けることができるた
め、組立の作業能率が向上するとともに、ロッドに対す
る防水カバーの位置決めも、組立と同時にでき、上下方
向及び軸回りの回転も防止できる。
させるだけのワンタッチ作業で取付けることができるた
め、組立の作業能率が向上するとともに、ロッドに対す
る防水カバーの位置決めも、組立と同時にでき、上下方
向及び軸回りの回転も防止できる。
第1図は、本考案の第1実施例を示す斜視図、 第2図は、第1図における防水カバーの取付部のみを拡
大して示す縦断面図、 第3図は、本考案の第2実施例における防水カバーの取
付部のみを拡大して示す縦断面図、 第4図は、従来の自動車のバックドアを示す概略的な縦
断面図である。 (1)(6)防水カバー、(3)貫通孔 (3a)縦孔、(3b)横孔(凹部) (5)(10)連結ロッド、(5b)突起 (8)貫通孔、(8a)突起 (10b)凹部
大して示す縦断面図、 第3図は、本考案の第2実施例における防水カバーの取
付部のみを拡大して示す縦断面図、 第4図は、従来の自動車のバックドアを示す概略的な縦
断面図である。 (1)(6)防水カバー、(3)貫通孔 (3a)縦孔、(3b)横孔(凹部) (5)(10)連結ロッド、(5b)突起 (8)貫通孔、(8a)突起 (10b)凹部
Claims (1)
- 【請求項1】ロック装置と操作装置とを連結する上下方
向を向くロッドの中間部に取付けられる弾性変形可能な
材料よりなる防水カバーに、貫通孔を設けるとともに、
該貫通孔の内周面と、前記ロッドとのいずれか一方に凹
部を設け、かつ他方に前記凹部と係合する突起を設け、
さらに前記貫通孔の上端開口縁に、山形状に盛り上がっ
た環状突壁を設けたことを特徴とする自動車用ロック装
置における防水カバー取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12287686U JPH069267Y2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 自動車用ロツク装置における防水カバ−取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12287686U JPH069267Y2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 自動車用ロツク装置における防水カバ−取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6328760U JPS6328760U (ja) | 1988-02-25 |
JPH069267Y2 true JPH069267Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31013475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12287686U Expired - Lifetime JPH069267Y2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 自動車用ロツク装置における防水カバ−取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069267Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811276A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-22 | 日産自動車株式会社 | 車両用プツシユボタン式シリング錠 |
-
1986
- 1986-08-12 JP JP12287686U patent/JPH069267Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6328760U (ja) | 1988-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH069267Y2 (ja) | 自動車用ロツク装置における防水カバ−取付構造 | |
JPH0441104U (ja) | ||
JPH0129154Y2 (ja) | ||
JPH0430411Y2 (ja) | ||
JP2530806Y2 (ja) | 便器用固定構造 | |
JPH0739138Y2 (ja) | ワイヤハーネスグロメット | |
JPS61184791U (ja) | ||
JPS638271Y2 (ja) | ||
JPH0297147U (ja) | ||
JPH0450778Y2 (ja) | ||
JP4729190B2 (ja) | 雨樋支持具 | |
JPH047473Y2 (ja) | ||
JPS6349653Y2 (ja) | ||
JPS5812979Y2 (ja) | 柱カバ−取付装置 | |
JPH0353043Y2 (ja) | ||
JPS6316252U (ja) | ||
JPH0733949Y2 (ja) | ランプハーネスの配線構造 | |
JPS62138776U (ja) | ||
JPS6313868Y2 (ja) | ||
KR920004851Y1 (ko) | 차량용 냉방기 하우징 덮개의 취부조립구조 | |
JP2506675Y2 (ja) | ユ―ティリティレ―ル用エンドカバ― | |
JPS642892U (ja) | ||
JPS6138251Y2 (ja) | ||
JPS5934681Y2 (ja) | 浴室天井の廻り縁構造 | |
JPH02143587U (ja) |