JPH0733949Y2 - ランプハーネスの配線構造 - Google Patents

ランプハーネスの配線構造

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JPH0733949Y2
JPH0733949Y2 JP6812490U JP6812490U JPH0733949Y2 JP H0733949 Y2 JPH0733949 Y2 JP H0733949Y2 JP 6812490 U JP6812490 U JP 6812490U JP 6812490 U JP6812490 U JP 6812490U JP H0733949 Y2 JPH0733949 Y2 JP H0733949Y2
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hole
spoiler
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富夫 小中
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Daihatsu Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両に取り付けられたランプのハーネスの配線
構造の改良に係り、詳しくは該車両内への水の侵入を防
止し得るランプハーネスの配線構造に関する。
〔従来技術〕
第3図は傾斜した車体、例えば車両1のバックドア2の
フレーム3の外側に略水平に突出して取り付けられた中
空状のスポイラ4の先端部5近傍にランプ6が取り付け
られたところを示している。
上記スポイラ4の中空部9は、同スポイラ4が上記した
ように傾斜した車体に略水平に突出されて取り付けられ
るので、その外観見栄え等から通常、この図に示すよう
に断面視略逆三角形状とされ、その上方部が狭められて
いる。
上記ランプ6からは、第4図に示すようにハーネス7が
引き出され、同ハーネス7の先端部には第1コネクタ8
が取り付けられている。
上記突出されたスポイラ4の下面には、上記第1コネク
タ8及びハーネス7を通すための第1孔部10が形成され
ている。
また、上記フレーム3のスポイラ取付面に対向するスポ
イラ4の斜面13には、上記第1コネクタ8等を通すため
の第2孔部11が形成されている。
上記第2孔部11は、例えばスポイラ4外面からスポンジ
ゴム等からなるシール部材12によりシールされ、同シー
ル部材12には上記第1コネクタ8等を通すための第3孔
部14が形成されている。
上記ランプ6から引き出された第1コネクタ8等は第4
図の破線aに示すように上記第1孔部10から上記スポイ
ラ4の中空部9,上記第2孔部11,及び上記第3孔部14を
通って、同第3孔部14から引き出される。
一方、第4図に示すように上記バックドア2のフレーム
3と車両本体間をフレキシブルに接続するフレキシブル
ダクト17からもハーネス18が引き出され、同ハーネス18
の先端には上記第1コネクタ8と接続される第2コネク
タ20が取り付けられている。
また、上記フレーム3のスポイラ取付面には、上記第2
孔部11に対応して第4孔部15が形成されている。更に、
同フレーム3はこの第3図,第4図に示すように中空状
となっており、同フレーム3の下面には上記フレキシブ
ルダクト17の先端部を取り付けるための第5孔部21が形
成されている。
上記フレキシブルダクト17から引き出された第2コネク
タ20及びハーネス18は、第4図の破線bに示すように上
記第5孔部21から上記フレーム3の中空部16を通って上
記第4孔部15から引き出される。
そして、上記第4孔部15から引き出された第2コネクタ
20は、上記第3孔部14から引き出された第1コネクタ8
と接続され、同第1,第2コネクタ8,20等は上記第4孔部
15から上記フレーム3の中空部16内に押し込まれ、上記
ランプ6への電力供給が可能とされる。
なお、上記フレーム3の第5孔部21は、通常、上記スポ
イラ4側からの水等が侵入しにくいように、これらの図
に示すように同フレーム3の下面の上端部近傍に設けら
れている。
また、上記スポイラ4の中空部9は、前述したように断
面視略逆三角形状とされるので、上記中空部9の上方部
は狭められた空間になっており手を入れることができな
い。従って、上記したコネクタ8等の配線が可能なよう
に上記第2孔部11は、通常、スポイラ4の上記斜面13の
下部近傍に形成される。
また、上記第4孔部15も前述したように、上記第2孔部
11に対応する位置に形成される。
〔考案が解決しようとする課題〕 上述したように従来のランプハーネスの配線構造Aで
は、上記第2孔部11がスポイラ4の斜面13の下部近傍に
形成されるので、上記ランプ6側から上記第1孔部10を
通って上記スポイラ4の中空部9内へ侵入した水が上記
第2孔部11,第3孔部14,第4孔部15を通って上記フレー
ム3の中空部16内に溜まり、同フレーム3が錆びる等の
不具合があった。更に、また、上記中空部16内に溜まっ
た水が車両の振動等により上記第5孔部21から上記フレ
キシブルダクト17を通って同車両の車体に侵入し、同車
体も錆びる等の不具合もあった。
また、前述したように上記第5孔部21はフレーム3の上
端部近傍に設けられるので、同第5孔部21の位置は、上
記第2孔部11に対応して設けられた第4孔部15の位置か
らずれている。
そのため、第2コネクタ20等をフレーム3の中空部16内
を貫通させる配線作業(前記破線b参照)の作業性が悪
かった。
従って、本考案はフレーム3や車体等への水の侵入を防
止し得るようにすると共にランプハーネスの配線作業性
をも向上し得るようにしたランプハーネス配線構造を提
供することを目的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、傾斜した車体上面
の外側に略水平に突出して取り付けられた中空状のスポ
イラの先端部近傍に設けられたランプから引き出された
ハーネスが、上記突出されたスポイラ下面に形成された
第1孔部から上記スポイラの中空部、上記車体のスポイ
ラ取付面に対向するスポイラの斜面に形成された第2孔
部,該第2孔部をシールするシール部材に設けられた第
3孔部,及び上記車体のスポイラ取付面に設けられた第
4孔部を貫通して配線されてなるランプハーネスの配線
構造において、上記スポイラの上記第2孔部を上記車体
斜面の傾斜方向に長い長孔として構成すると共に、該長
孔の上端位置に対応して上記シール部材の第3孔部及び
上記車体の第4孔部をそれぞれ形成したことを特徴とす
るランプハーネスの配線構造として構成されている。
〔作用〕
このランプハーネスの配線構造では、スポイラの第2孔
部が車体斜面の傾斜方向に長い長孔として構成されてい
るので、上記第2孔部に通されるハーネスを上記長孔の
上端部にスライド移動させることができる。
また、このランプハーネスの配線構造では、シール部材
の第3孔部及び車体の第4孔部がそれぞれ上記長孔の上
端位置に対応して形成されているので、上記ハーネスを
上記第3,第4孔部に通して上記長孔を上記シール部材に
よりシールすることができる。
上記長孔は、上記したように車体斜面の傾斜方向に長い
孔なので、同長孔をシールする上記シール部材も車体斜
面に沿って傾斜される。
従って、ランプ側からスポイラ下面に形成された第1孔
部を通って同スポイラの中空部内へ侵入した水は、上記
シール部材の斜面を登ることができず、上記長孔の上端
部へ達することなく上記斜面を下って上記第1孔部から
排出される。
従って、上記水の車体側への侵入が防止される。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本考案を具体化した実施例
につき説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施
例は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術
的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、第1図及び第2図は本考案の一実施例に係るラ
ンプハーネスの配線構造を示すそれぞれ断面模式図及び
分解斜視図である。
また、前記第3図及び第4図に示したランプハーネスの
配線構造と共通する要素には同一符号を使用し、同ラン
プハーネスの配線構造と共通し且つ機能の異なる要素に
は更にサフィックスaを付け区別する。
このランプハーネスの配線構造Bでは、第1図,第2図
に示す如く、スポイラ4の斜面13に設けられた前記第2
孔部11が前記フレーム3の斜面の傾斜方向に長い長孔11
aとして構成されている。更に、同配線構造Bでは、上
記長孔11aをシールするスポンジゴム等からなるシール
部材12aに、上記長孔11aの上端位置に対応して第3孔部
14aが形成されていると共に、同上端位置に対応して上
記フレーム3に第4孔部15aが形成されている。
また、上記シール部材12aには、上記長孔11aの下端位置
に対応して第5孔部22が形成されていると共に、上記第
3孔部14aと上記第5孔部22とは連結孔部23により連結
されている。
なお、上記第3孔部14a,第5孔部22,及び連結孔部23
は、この第2図に示すうに上記シール部材12aが切り込
まれて形成されており、同シール部材12aの弾性により
後述するように前記ハーネス等が貫通されるとき以外は
塞がれる。
また、上記シール部材12aは予め上記長孔11aに貼付さ
れ、同シール部材12aはスポイラ4の斜面13に沿って傾
斜している。
このランプハーネスの取付構造Bでは、上述したように
第2孔部がフレーム3の斜面の傾斜方向に長い長孔11a
として構成され、また、上記シール部材12aに第3孔部1
4a,第5孔部22,及び連結孔部23が形成されているので、
上記スポイラ4の中空部9が断面視略逆三角形状でその
上部が狭いにもかかわらず、以下に示すように第1コネ
クタ8等をスポイラ4の斜面13の上方に移動させること
ができる。
即ち、このランプハーネスの取付構造Bでは、ランプ6
から引き出されて第2図の破線cに示すように前記第1
孔部10からスポイラ4の中空部9,及び上記第2孔部11a,
及び上記第5孔部22を通って引き出された第1コネクタ
8等が、スポイラ4の外側から引っ張られてこの第2図
の破線dに示すように上記第2孔部11aの長孔の上端部
に向かって上記連結孔部23内をスライド移動される。
なお、上記した第1コネクタ8等の第5孔部22への貫通
時及び上記スライド移動時、上記第5孔部22及び上記連
結孔部23は開かれるが、ハーネスが上記第2孔部11aの
長孔の上端部にスライド移動された後は、両孔部22及び
23は上記シール部材12aの弾性により塞がれる。
即ち、このランプハーネスの取付構造Bでは、上記長孔
11aの上端部以外は、上記スポイラ4の斜面13に沿って
傾斜されたシール部材12aによりシールされる。
それゆえに、ランプ6から前記第1孔部10を通ってスポ
イラ4の断面視略逆三角形状の中空部9へ侵入した水
は、上記シール部材12aの傾斜面を登ることができず、
上記長孔11aの上端部へ達することなく上記シール部材1
2aの傾斜面を下って上記第1孔部10から排出される。
従って、上記水は車体側へ侵入しない。
一方、前記フレキシブルダクト17から引き出された第2
コネクタ20等は、第2図の破線eに示すように前記第5
孔部21からフレーム3の中空部16を通って上記第4孔部
15aから引き出される。
上記第4孔部15aは、前述したように長孔11aの上端位置
に対応して形成されているので、同第4孔部15aと上記
第5孔部21の位置はこの第2図に示すように略対応して
いる。
従って、第2コネクタ20等をフレーム3の中空部16内を
通す配線作業(上記破線e参照)は容易である。
上記したように上記第4孔部15aから引き出された第2
コネクタ20は、上記第3孔部14aから引き出された第1
コネクタ8と接続され、同第1,第2コネクタ8,20等は上
記第4孔部15aから上記フレーム3の中空部16内に押し
込まれ、前記ランプ6への電力供給が可能とされる。
上記実施例では、シール部材12aに第3孔部14a,第5孔
部22,及び連続孔部23が形成されたが、同シール部材12a
に上記第3孔部14aのみを形成するようにしてもよい。
ただし、この場合、上記実施例のように上記シール部材
12aは上記第2孔部11aに予め貼付されず、上記第1コネ
クタ8等が同シール部材12aの第3孔部14aに通されて同
第3孔部14aから引き出された後、同シール部材12aは上
記第2孔部11aに貼付される。
〔考案の効果〕
本考案により傾斜した車体上面の外側に略水平に突出し
て取り付けられた中空状のスポイラの先端部近傍に設け
られたランプから引き出されたハーネスが、上記突出さ
れたスポイラ下面に形成さた第1孔部から上記スポイラ
の中空部、上記車体のスポイラ取付面に対向するスポイ
ラの斜面に形成された第2孔部,該第2孔部をシールす
るシール部材に設けられた第3孔部,及び上記車体のス
ポイラ取付面に設けられた第4孔部を貫通して配線され
てなるランプハーネスの配線構造において、上記スポイ
ラの上記第2孔部を上記車体斜面の傾斜方向に長い長孔
として構成すると共に、該長孔の上端位置に対応して上
記シール部材の第3孔部及び上記車体の第4孔部をそれ
ぞれ形成したことを特徴とするランプハーネスの配線構
造が提供される。
従って、車両内への水の侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例に係るランプハー
ネスの配線構造を示すそれぞれ断面模式図及び分解斜視
図、第3図及び第4図は従来のランプハーネスの配線構
造を示すそれぞれ断面模式図及び分解斜視図である。 3……フレーム(車体) 4……スポイラ 6……ランプ 7,18……ハーネス 8,20……コネクタ 10……第1孔部 11a……第2孔部(長孔) 12a……シール部材 14a……第3孔部 15a……第4孔部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜した車体上面の外側に略水平に突出し
    て取り付けられた中空状のスポイラの先端部近傍に設け
    られたランプから引き出されたハーネスが、上記突出さ
    れたスポイラ下面に形成された第1孔部から上記スポイ
    ラの中空部、上記車体のスポイラ取付面に対向するスポ
    イラの斜面に形成された第2孔部,該第2孔部をシール
    するシール部材に設けられた第3孔部,及び上記車体の
    スポイラ取付面に設けられた第4孔部を貫通して配線さ
    れてなるランプハーネスの配線構造において、 上記スポイラの上記第2孔部を上記車体斜面の傾斜方向
    に長い長孔として構成すると共に、該長孔の上端位置に
    対応して上記シール部材の第3孔部及び上記車体の第4
    孔部をそれぞれ形成したことを特徴とするランプハーネ
    スの配線構造。
JP6812490U 1990-06-27 1990-06-27 ランプハーネスの配線構造 Expired - Lifetime JPH0733949Y2 (ja)

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