JP2000151379A - 半導体回路装置 - Google Patents

半導体回路装置

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JP2000151379A JP10327058A JP32705898A JP2000151379A JP 2000151379 A JP2000151379 A JP 2000151379A JP 10327058 A JP10327058 A JP 10327058A JP 32705898 A JP32705898 A JP 32705898A JP 2000151379 A JP2000151379 A JP 2000151379A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階層電源構成を有する半導体回路装置におい
てサブスレッショルドリーク電流の低減効果を維持しつ
つスタンバイ状態初期の動作遅延を防止する。 【解決手段】 メイン電源線10、メイン接地線14中
に抵抗素子50,52を挿入し、その両端の電圧をオフ
セット差動増幅器54,56で受け、サブ電源線12、
サブ接地線16に接続されたトランジスタ58,60を
制御する。これにより、サブ電源線12からメイン接地
線14に流れるリーク電流、メイン電源線10からサブ
接地線16に流れるリーク電流Ileakは、常に一定
に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体回路装置
に関し、さらに詳しくは、SCRC(Subthreshold lea
kage Current Reduced Control)技術による階層電源構
成を有する半導体回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】階層電源構成を有する半導体回路装置に
おいては、メイン電源線とサブ電源線とが設けられ、こ
れらの間にPチャネルMOSトランジスタが接続され
る。また、メイン接地線とサブ接地線とが設けられ、こ
れらの間にNチャネルMOSトランジスタが接続され
る。スタンバイ状態でH(論理ハイ)レベルの信号を出
力するインバータのような論理回路はメイン電源線とサ
ブ接地線との間に接続され、スタンバイ状態でL(論理
ロー)レベルの信号を出力するインバータのような論理
回路はサブ電源線とメイン接地線との間に接続される。
【0003】アクティブ状態ではPおよびNチャネルM
OSトランジスタはいずれもオンにされるので、サブ電
源線の電圧はメイン電源線と同じ電源電圧となり、サブ
接地線の電圧はメイン接地線と同じ接地電圧となる。し
たがって、上記論理回路は通常どおり入力信号に応答し
てHまたはLレベルの信号を出力する。
【0004】一方、スタンバイ状態ではPおよびNチャ
ネルMOSトランジスタはいずれもオフにされるので、
電源電圧はサブ電源線に供給されず、また、接地電圧は
サブ接地線に供給されない。メイン電源線に接続された
論理回路はHレベルの信号を正常に出力することができ
るが、サブ接地線はメイン接地線から切り離されている
ので、この論理回路中に流れるサブスレッショルド電流
は低減される。また、メイン接地線に接続された論理回
路はLレベルの信号を正常に出力することができるが、
サブ電源線はメイン電源線から切り離されているので、
この論理回路中に流れるサブスレッショルドリーク電流
も低減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スタン
バイ状態でサブ電源線およびサブ接地線はそれぞれメイ
ン電源線およびメイン接地線から切り離されているた
め、サブ電源線の電圧が下降し、これによりメイン電源
線とサブ電源線との間の電位差が大きくなる。また、サ
ブ接地線の電圧は上昇し、これによりメイン接地線とサ
ブ接地線との間の電位差も大きくなる。そのため、この
半導体回路装置がスタンバイ状態からアクティブ状態に
移行し、サブ電源線がメイン電源線に短絡されてもサブ
電源線の電圧が電源電圧まで到達するのに時間がかか
り、また、サブ接地線がメイン接地線と短絡されてもサ
ブ接地線の電圧が接地電圧まで到達するのにも時間がか
かる。その結果、論理回路の動作速度が遅くなるという
問題があった。
【0006】このような問題を解決するものとして、特
開平8−83487号公報(米国特許第5,659,5
17号)には、サブ電源線を基準電圧Vref1に設定
し、サブ接地線を基準電圧Vref2に設定する電圧設
定回路が開示されている。この電圧設定回路はスタンバ
イ状態におけるサブ電源線の電圧下降およびサブ接地線
の電圧上昇を防止することができるが、論理回路中に流
れるサブスレッショルドリーク電流が増大するという問
題が生じる。すなわち、サブ電源線およびサブ接地線を
メイン電源線およびメイン接地線から切り離したことに
よるサブスレッショルドリーク電流の低減効果が十分に
得られない。
【0007】また、特開平9−231756号公報(米
国特許第5,724,297号)には、消費電流を低減
するために、内部回路がアクティブ状態からスタンバイ
状態になるとき一時的にサブ電源線とサブ接地線とを短
絡するトランジスタが開示されている。しかしながら、
この公報にはサブ電源線およびサブ接地線を充電するた
めの手段は開示されていない。
【0008】この発明の目的は、サブスレッショルドリ
ーク電流の低減効果を維持しながら、スタンバイ状態か
らアクティブ状態に移行する際のサブ電源線の電圧下降
およびサブ接地線の電圧上昇を防止し、ひいては論理回
路の動作遅延を防止することができる半導体回路装置を
提供することである。
【0009】この発明のもう1つの目的は、消費電力を
低減した半導体回路装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従うと、アクティブ状態およびスタンバイ状態を有する
半導体回路装置は、第1のメイン電源線と、第1のサブ
電源線と、第1のスイッチング素子と、第2のメイン電
源線と、第1の論理回路と、第1の定電流回路とを備え
る。第1のメイン電源線は、第1の電源電圧を受ける。
第1のスイッチング素子は、第1のメイン電源線と第1
のサブ電源線との間に接続され、アクティブ状態でオン
になりかつスタンバイ状態でオフになる。第2のメイン
電源線は、第2の電源電圧を受ける。第1の論理回路
は、第2のメイン電源線および第1のサブ電源線の間に
接続され、スタンバイ状態で第2の電源電圧に対応する
第1の論理レベルを出力する。第1の定電流回路は、第
1のサブ電源線に一定の電流を供給する。
【0011】好ましくは、上記半導体回路装置はさら
に、第2のサブ電源線と、第2のスイッチング素子と、
第2の論理回路と、第2の定電流回路とを備える。第2
のスイッチング素子は、第2のメイン電源線と第2のサ
ブ電源線との間に接続され、アクティブ状態でオンにな
りかつスタンバイ状態でオフになる。第2の論理回路
は、第1のメイン電源線および第2のサブ電源線の間に
接続され、スタンバイ状態で第1の電源電圧に対応する
第2の論理レベルを出力する。第2の定電流回路は、第
2のサブ電源線に一定の電流を供給する。
【0012】この半導体回路装置においては、一定の電
流が第1のサブ電源線に供給されるので、スタンバイ状
態でも第1のサブ電源線の電圧が第1の電源電圧から大
幅に離れることはない。また、この電流は一定であるた
め、第1の論理回路中に流れるサブスレッショルドリー
ク電流は必要以上に増加しない。一方、一定の電流は第
2のサブ電源線にも供給されるので、第2のサブ電源線
の電圧が第2の電源電圧から大幅に離れることはない。
また、この電流も一定であるため、第2の論理回路中に
流れるサブスレッショルドリーク電流は必要以上に増加
することはない。その結果、消費電流の増加を抑えつつ
アクティブ状態初期における動作速度の遅延を防止する
ことができる。
【0013】この発明のもう1つの局面に従うと、アク
ティブ状態およびスタンバイ状態を有する半導体回路装
置は、メイン電源線と、サブ電源線と、第1のスイッチ
ング素子と、メイン接地線と、サブ接地線、第2のスイ
ッチング素子と、第1の論理回路と、第2の論理回路
と、第1の定電流回路と、第2の定電流回路とを備え
る。メイン電源線は、電源電圧を受ける。第1のスイッ
チング素子は、メイン電源線とサブ電源線との間に接続
され、アクティブ状態でオンになりかつスタンバイ状態
でオフになる。メイン接地線は、接地電圧を受ける。第
2のスイッチング素子は、メイン接地線とサブ接地線と
の間に接続され、アクティブ状態でオンになりかつスタ
ンバイ状態でオフになる。第1の論理回路は、メイン電
源線およびサブ接地線の間に接続され、スタンバイ状態
で論理ハイレベルを出力する。第2の論理回路は、サブ
電源線およびメイン接地線の間に接続され、スタンバイ
状態で論理ローレベルを出力する。第1の定電流回路
は、サブ電源線に一定の電流を供給する。第2の定電流
回路は、サブ接地線に一定の電流を供給する。
【0014】この半導体回路装置においては、一定の電
流がサブ電源線に供給されるので、スタンバイ状態でも
サブ電源線の電圧が電源電圧から大幅に下降することは
ない。また、この電流は一定であるため、第2の論理回
路中に流れるサブスレッショルドリーク電流は必要以上
に増加しない。一方、一定の電流はサブ接地線にも供給
されるので、サブ接地線の電圧が接地電圧から大幅に上
昇することはない。また、この電流も一定であるため、
第1の論理回路中に流れるサブスレッショルドリーク電
流が必要以上に増加することはない。その結果、消費電
流の増加を抑えつつアクティブ状態初期における動作速
度の遅延を防止することができる。
【0015】好ましくは、上記第1の定電流回路は、第
1の充電手段と、第1のモニタ手段と、第1の制御手段
とを含む。第1の充電手段は、サブ電源線を充電する。
第1のモニタ手段は、第1の充電手段からサブ電源線に
供給される電流をモニタする。第1の制御手段は、第1
のモニタ手段によりモニタされる電流を一定に維持する
よう第1の充電手段を制御する。上記第2の定電流回路
は、第2の充電手段と、第2のモニタ手段と、第2の制
御手段とを含む。第2の充電手段は、サブ接地線を充電
する。第2のモニタ手段は、第2の充電手段からサブ接
地線に供給される電流をモニタする。第2の制御手段
は、第2のモニタ手段によりモニタされる電流を一定に
維持するよう第2の充電手段を制御する。
【0016】さらに好ましくは、上記第1のモニタ手段
は、メイン接地線に流れる電流をモニタする。上記第2
のモニタ手段は、メイン電源線に流れる電流をモニタす
る。
【0017】さらに好ましくは、上記第1のモニタ手段
は、メイン接地線中に挿入された第1の抵抗素子を含
む。上記第1の制御手段は、第1の抵抗素子の両端の間
に生じる電圧を受けかつオフセット電圧を有する第1の
差動増幅器を含む。上記第1の充電手段は、第1の差動
増幅器の出力電圧を受けるゲートを有する第1のトラン
ジスタを含む。上記第2のモニタ手段は、メインで電源
線中に挿入された第2の抵抗素子を含む。上記第2の制
御手段は、第2の抵抗素子の両端の間に生じる電圧を受
けかつオフセット電圧を有する第2の差動増幅器を含
む。上記第2の充電手段は、第2の差動増幅器の出力電
圧を受けるゲートを有する第2のトランジスタを含む。
【0018】あるいは、上記第1のモニタ手段は、サブ
電源線に流れる電流をモニタする。上記第2のモニタ手
段は、サブ接地線に流れる電流をモニタする。
【0019】好ましくは、上記第1のモニタ手段は、サ
ブ電源線中に挿入された第1の抵抗素子を含む。上記第
1の制御手段は、第1の抵抗素子の両端の間に生じる電
圧を受けかつオフセット電圧を有する第1の差動増幅器
を含む。上記第1の充電手段は、第1の差動増幅器の出
力電圧を受けるゲートを有する第1のトランジスタを含
む。上記第2のモニタ手段は、サブ接地線中に挿入され
た第2の抵抗素子を含む。上記第2の制御手段は、第2
の抵抗素子の両端の間に生じる電圧を受けかつオフセッ
ト電圧を有する第2の差動増幅器を含む。上記第2の充
電手段は、第2の差動増幅器の出力電圧を受けるゲート
を有する第2のトランジスタを含む。
【0020】上記半導体回路においては、サブ電源線か
らメイン接地線に流れる電流が第1の抵抗素子によりモ
ニタされ、この電流が一定になるようにサブ電源線の充
電が制御される。その結果、サブ電源線のための充電電
流を常に一定に維持することができる。また、メイン電
源線からサブ接地線に流れる電流は第2の抵抗素子によ
りモニタされ、この電流が一定になるようにサブ接地線
の充電が制御される。その結果、サブ接地線のための充
電電流を常に一定に維持することができる。
【0021】さらに好ましくは、上記半導体回路装置は
さらに、第3の差動増幅器と、PチャネルMOSトラン
ジスタと、第4の差動増幅器と、NチャネルMOSトラ
ンジスタとを備える。第3の差動増幅器は、メイン電源
線およびサブ電源線の間に生じる電圧を受けかつオフセ
ット電圧を有する。PチャネルMOSトランジスタは、
メイン電源線およびサブ電源線の間に接続され、第3の
差動増幅器の出力電圧を受けるゲートを有する。第4の
差動増幅器は、メイン接地線およびサブ接地線の間に生
じる電圧を受けかつオフセット電圧を有する。Nチャネ
ルMOSトランジスタは、メイン接地線およびサブ接地
線の間に接続され、第4の差動増幅器の出力電圧を受け
るゲートを有する。
【0022】上記半導体回路装置においては、メイン電
源線およびサブ電源線の間の電圧がオフセット電圧に等
しくなるようPチャネルMOSトランジスタが第3の差
動増幅器により制御される。また、メイン接地線および
サブ接地線の間の電圧がオフセット電圧に等しくなるよ
うNチャネルMOSトランジスタが第4の差動増幅器に
より制御される。その結果、メイン電源線およびサブ電
源線間の電位差、ならびにメイン接地線およびサブ接地
線間の電位差を常に一定に維持することができる。
【0023】あるいは、上記第1の定電流回路は、第1
のカレントミラー回路と、第1の電流源とを含む。第1
のカレントミラー回路は、サブ電源線に接続された第1
のPチャネルMOSトランジスタと、第1のPチャネル
MOSトランジスタに接続された第2のPチャネルMO
Sトランジスタとからなる。第1の電流源は、第2のP
チャネルMOSトランジスタに接続される。上記第2の
定電流回路は、第2のカレントミラー回路と、第2の電
流源とを含む。第2のカレントミラー回路は、サブ接地
線に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタ
と、第1のNチャネルMOSトランジスタに接続された
第2のNチャネルMOSトランジスタとからなる。第2
の電流源は、第2のNチャネルMOSトランジスタに接
続される。
【0024】上記半導体回路装置においては、第1のカ
レントミラー回路から一定の電流がサブ電源線に供給さ
れ、第2のカレントミラー回路から一定の電流がサブ接
地線に供給される。その結果、論理回路に流れるサブス
レッショルドリーク電流の増加を抑えながらスタンバイ
状態初期における動作速度の遅延を防止することができ
る。
【0025】さらに好ましくは、上記半導体回路装置は
さらに、第1の差動増幅器と、第3のPチャネルMOS
トランジスタと、第2の差動増幅器と、第3のNチャネ
ルMOSトランジスタとを備える。第1の差動増幅器
は、メイン電源線およびサブ電源線の間に生じる電圧を
受けかつオフセット電圧を有する。第3のPチャネルM
OSトランジスタは、第1のPチャネルMOSトランジ
スタおよびサブ電源線の間に接続され、第1の差動増幅
器の出力電圧を受けるゲートを有する。第2の差動増幅
器は、メイン接地線およびサブ接地線の間に生じる電圧
を受けかつオフセット電圧を有する。第3のNチャネル
MOSトランジスタは、第1のNチャネルMOSトラン
ジスタおよびサブ接地線の間に接続され、第2の差動増
幅器の出力電圧を受けるゲートを有する。
【0026】上記半導体回路装置においては、メイン電
源線およびサブ電源線の間の電圧がオフセット電圧に等
しくなるよう第3のPチャネルMOSトランジスタが第
1の差動増幅器により制御される。また、メイン接地線
およびサブ接地線の間の電圧がオフセット電圧に等しく
なるよう第3のNチャネルMOSトランジスタが第2の
差動増幅器により制御される。その結果、メイン電源線
およびサブ電源線間の電位差、ならびにメイン接地線お
よびサブ接地線間の電位差を常に一定に維持することが
できる。
【0027】好ましくは、上記半導体回路装置はさら
に、スタンバイ状態でサブ電源線とサブ接地線とを短絡
する短絡手段を備える。
【0028】さらに好ましくは、上記第1のスイッチン
グ素子は第1のPチャネルMOSトランジスタである。
上記第2のスイッチング素子は第1のNチャネルMOS
トランジスタである。上記半導体回路装置はさらに、短
絡信号発生回路を備える。上記短絡信号発生回路は、ア
クティブ状態で論理ローレベルに変化しかつスタンバイ
状態で論理ハイレベルに変化する第1の短絡信号を発生
して第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートに供
給し、第1の短絡信号と相補的な第2の短絡信号を発生
して第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートに供
給する。上記短絡手段は、第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタと、第2のPチャネルMOSトランジスタとを
含む。第2のNチャネルMOSトランジスタは、サブ電
源線およびサブ接地線の間に接続され、第1の短絡信号
を受けるゲートを有する。第2のPチャネルMOSトラ
ンジスタは、サブ電源線およびサブ接地線の間に接続さ
れ、第2の短絡信号を受けるゲートを有する。
【0029】上記半導体回路装置においては、スタンバ
イ状態でサブ電源線がサブ接地線と短絡されるので、サ
ブ電源線の放電電流がサブ接地線の充電電流として利用
される。その結果、消費電流を低減することができる。
【0030】この発明のもう1つの局面に従うと、アク
ティブ状態およびスタンバイ状態を有する半導体回路装
置は、メイン電源線と、サブ接地線と、スイッチングP
チャネルMOSトランジスタと、メイン接地線と、サブ
接地線と、スイッチングNチャネルMOSトランジスタ
と、第1の論理回路と、第2の論理回路と、第1のバッ
クゲート電圧供給手段と、第2のバックゲート電圧供給
手段とを備える。メイン電源線は、電源電圧を受ける。
スイッチングPチャネルMOSトランジスタは、メイン
電源線とサブ電源線との間に接続され、アクティブ状態
でオンになりかつスタンバイ状態でオフになる。メイン
接地線は、接地電圧を受ける。スイッチングNチャネル
MOSトランジスタは、メイン接地線とサブ接地線との
間に接続され、アクティブ状態でオンになりかつスタン
バイ状態でオフになる。第1の論理回路は、メイン電源
線およびサブ接地線の間に接続され、スタンバイ状態で
論理ハイレベルを出力する。第2の論理回路は、サブ電
源線およびメイン接地線の間に接続され、スタンバイ状
態で論理ローレベルを出力する。第1のバックゲート電
圧供給手段は、アクティブ状態でスイッチングPチャネ
ルMOSトランジスタのバックゲートに電源電圧を供給
し、スタンバイ状態でスイッチングPチャネルMOSト
ランジスタのバックゲートに電源電圧よりも高い電圧を
供給する。第2のバックゲート電圧供給手段は、アクテ
ィブ状態でスイッチングNチャネルMOSトランジスタ
のバックゲートに接地電圧を供給し、スタンバイ状態で
スイッチングNチャネルMOSトランジスタのバックゲ
ートに接地電圧よりも低い電圧を供給する。
【0031】上記半導体回路装置においては、アクティ
ブ状態のとき、電源電圧がPチャネルMOSトランジス
タのバックゲートに供給され、接地電圧がNチャネルM
OSトランジスタのバックゲートに供給されるので、基
板効果が小さくなり、その結果、これらトランジスタの
動作速度が速くなる。一方、スタンバイ状態のとき、電
源電圧よりも高い電圧がPチャネルMOSトランジスタ
のバックゲートに供給され、接地電圧よりも低い電圧が
NチャネルMOSトランジスタのバックゲートに供給さ
れるので、基板効果が大きくなり、その結果、これらト
ランジスタのサブスレッショルドリーク電流が低減され
る。
【0032】さらに好ましくは、上記半導体回路装置は
さらに、短絡信号発生回路を備える。短絡信号発生回路
は、アクティブ状態で電源電圧よりも高い電圧レベルに
変化しかつスタンバイ状態で接地電圧よりも低い電圧レ
ベルに変化する第1の短絡信号を発生してスイッチング
PチャネルMOSトランジスタのゲートに供給し、第1
の短絡信号と相補的な第2の短絡信号を発生してスイッ
チングNチャネルMOSトランジスタのゲートに供給す
る。上記第1のバックゲート電圧供給手段は、最大値回
路を含む。最大値回路は、メイン電源線およびスイッチ
ングPチャネルMOSトランジスタのゲートに接続さ
れ、メイン電源線の電源電圧およびスイッチングPチャ
ネルMOSトランジスタのゲートの電圧のうち高い方の
電圧を選択してスイッチングPチャネルMOSトランジ
スタのバックゲートに供給する。上記第2のバックゲー
ト電圧供給手段は、最小値回路を含む。最小値回路は、
メイン接地線およびスイッチングNチャネルMOSトラ
ンジスタのゲートに接続され、メイン接地線の接地電圧
およびスイッチングNチャネルMOSトランジスタのゲ
ートの電圧のうち低い方の電圧を選択してスイッチング
NチャネルMOSトランジスタのバックゲートに供給す
る。
【0033】さらに好ましくは、上記最大値回路は、第
1の差動増幅器を含む。第1の差動増幅器の一方の入力
NチャネルMOSトランジスタのゲートはメイン電源線
に接続される。第1の差動増幅器の当該他方の入力Nチ
ャネルMOSトランジスタのゲートは最大値回路の出力
ノードに接続される。上記最大値回路はさらに、Nチャ
ネルMOSトランジスタを含む。NチャネルMOSトラ
ンジスタは、第1の差動増幅器の一方の入力Nチャネル
MOSトランジスタと並列に接続され、スイッチングP
チャネルMOSトランジスタのゲートに接続されたゲー
トを有する。上記最小値回路は、第2の差動増幅器を含
む。第2の差動増幅器の一方の入力PチャネルMOSト
ランジスタのゲートはメイン接地線に接続される。第2
の差動増幅器の当該他方の入力PチャネルMOSトラン
ジスタのゲートは最小値回路の出力ノードに接続され
る。上記最小値回路はさらに、PチャネルMOSトラン
ジスタを含む。PチャネルMOSトランジスタは、第2
の差動増幅器の一方の入力PチャネルMOSトランジス
タと並列に接続され、スイッチングNチャネルMOSト
ランジスタのゲートに接続されたゲートを有する。
【0034】さらに好ましくは、上記最大値回路はさら
に、駆動PチャネルMOSトランジスタを含む。駆動P
チャネルMOSトランジスタは、電源電圧よりも高い電
圧を受けるソースと、最大値回路の出力ノードに接続さ
れたドレインと、第1の差動増幅器の出力ノードに接続
されたゲートとを有する。上記最小値回路はさらに、駆
動NチャネルMOSトランジスタを含む。駆動Nチャネ
ルMOSトランジスタは、接地電圧よりも低い電圧を受
けるソースと、最小値回路の出力ノードに接続されたド
レインと、第2の差動増幅器の出力ノードに接続された
ゲートとを有する。
【0035】上記半導体回路装置においては、最大値回
路および最小値回路はいずれも駆動用のトランジスタを
備えているので、スイッチング用のトランジスタのバッ
クゲート駆動能力が大きくなる。
【0036】好ましくは、上記最大値回路は、第1の差
動増幅器を含む。第1の差動増幅器の一方の入力Nチャ
ネルMOSトランジスタのゲートはスイッチングPチャ
ネルMOSトランジスタのゲートに接続される。第1の
差動増幅器の当該他方の入力NチャネルMOSトランジ
スタのゲートは最大値回路の出力ノードに接続される。
上記最大値回路はさらに、PチャネルMOSトランジス
タを含む。PチャネルMOSトランジスタは、最大値回
路の出力ノードとメイン電源線との間に接続され、スイ
ッチングPチャネルMOSトランジスタのゲートに接続
されたゲートを有する。上記最小値回路は、第2の差動
増幅器を含む。第2の差動増幅器の一方の入力Nチャネ
ルMOSトランジスタのゲートはスイッチングNチャネ
ルMOSトランジスタのゲートに接続される。第2の差
動増幅器の当該他方の入力NチャネルMOSトランジス
タのゲートは最小値回路の出力ノードに接続される。上
記最小値回路はさらに、NチャネルMOSトランジスタ
を含む。NチャネルMOSトランジスタは、最小値回路
の出力ノードとメイン接地線との間に接続され、スイッ
チングNチャネルMOSトランジスタのゲートに接続さ
れたゲートを有する。
【0037】上記半導体回路装置においては、Pチャネ
ルMOSトランジスタが最大値回路の出力ノードとメイ
ン電源線との間に接続されているため、アクティブ状態
のとき電源電圧をスイッチングPチャネルMOSトラン
ジスタのバックゲートに速やかに供給することができ
る。また、NチャネルMOSトランジスタが最小値回路
の出力ノードとメイン接地線との間に接続されているた
め、アクティブ状態のとき電源電圧をスイッチングNチ
ャネルMOSトランジスタのバックゲートに速やかに供
給することができる。
【0038】この発明のさらにもう1つの局面に従う
と、半導体回路装置は、第1の階層ブロックと、複数の
第2の階層ブロックと含む。第1の階層ブロックは、第
1の電源系と、第1の受信回路と、複数の第1の送信回
路とを含む。第1の電源系は、第1の階層ブロック中の
内部回路に所定電圧を供給する。第1の受信回路は、外
部から供給された第1の要求信号を受信して第1の電源
系を活性化する。複数の第1の送信回路は、複数の第2
の階層ブロックに対応して設けられる。第1の送信回路
の各々は、第2の要求信号をその対応する第2の階層ブ
ロックに送信する。第2の階層ブロックの各々は、第2
の電源線と、第2の受信回路とを含む。第2の電源系
は、第2の階層ブロック中の内部回路に所定電圧を供給
する。第2の受信回路は、第2の要求信号を受信して第
2の電源系を活性化する。
【0039】上記半導体回路装置においては、外部から
の第1の要求信号に応じて第1の電源系が活性化され、
続いて第1の階層ブロックからの第2の要求信号に応じ
て第2の電源系が活性化される。その結果、不必要な電
源系が活性化されることはなく、消費電力を低減するこ
とができる。
【0040】好ましくは、上記第1の受信回路は、第1
の電源系が活性化された後、第1の応答信号を外部に返
信する。上記第2の受信回路は、第2の電源系が活性化
された後、第2の応答信号をその対応する送信回路に返
信する。上記第1の階層ブロック中の内部回路は、外部
から供給された第1のコマンド信号に応答して第2の要
求信号を活性化/非活性化し、かつ送信回路のいずれか
が第2の応答信号を受信したときその対応する第2の階
層ブロック中の内部回路に第2のコマンド信号を供給す
る。
【0041】上記半導体回路装置においては、送信回路
が第2の応答信号を受信したとき、第1の階層ブロック
中の内部回路が第2の階層ブロック中の内部回路に第2
のコマンド信号を供給するので、第2の電源系から十分
な電圧を受けた状態で第2の階層ブロック中の内部回路
は第2のコマンド信号を処理することができる。
【0042】好ましくは、上記第1の受信回路は、第1
の階層ブロック中の内部回路が動作を終了してから所定
期間が経過しても第1の要求信号を受信しないとき第1
の電源系を非活性化する。上記第2の受信回路は、第2
の階層ブロック中の内部回路が動作を終了してから所定
期間が経過しても第2の要求信号を受信しないとき第2
の電源系を非活性化する。
【0043】上記半導体回路装置においては、内部回路
の動作終了直後に再び受信回路が要求信号を受信した場
合であっても電源系が活性化され続けているので、内部
回路は直ちに動作を再開することができる。
【0044】あるいは、上記送信回路が第2の要求信号
を送信してから所定期間経過後に、上記第1の階層ブロ
ック中の内部回路は第2の階層ブロック中の内部回路に
コマンド信号を送信する。
【0045】上記半導体回路装置においては、要求信号
の送信から所定期間経過後に内部回路がコマンド信号を
送信するので、上記のような応答信号の送受信のための
回路を必要としない。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0047】[実施の形態1]図1は、この発明の実施
の形態1による半導体回路装置の構成を示す回路図であ
る。図1を参照して、この半導体回路装置は、メイン電
源線10と、サブ電源線12と、メイン接地線14と、
サブ接地線16と、PチャネルMOSトランジスタ18
と、NチャネルMOSトランジスタ20と、内部回路2
2と、電圧ダウンコンバータ(VDC)24と、電圧ア
ップコンバータ(VUC)26と、短絡信号発生回路2
8とを備える。
【0048】この半導体回路装置は、通常動作を行なう
アクティブ状態と、パワーダウンモード、セルフリフレ
ッシュモードなどの低消費電力モードにおいて必要最小
限の動作のみを行なうスタンバイ状態とを有する。Pチ
ャネルMOSトランジスタ18はアクティブ状態でオン
になりかつスタンバイ状態でオフになるスイッチング素
子であり、メイン電源線10とサブ電源線12との間に
接続される。NチャネルMOSトランジスタ20はアク
ティブ状態でオンになりかつスタンバイ状態でオフにな
るスイッチング素子であり、メイン接地線14とサブ接
地線16との間に接続される。
【0049】内部回路22は、多数のインバータ30,
32を含む。内部回路22はさらに、NANDゲート、
NORゲートのような多数の論理回路を含み、これらの
相互接続された論理回路が所定の動作を行なう。各イン
バータ30はPチャネルMOSトランジスタ34とNチ
ャネルMOSトランジスタ36とを含み、トランジスタ
34のソースはメイン電源線10に接続され、トランジ
スタ36のソースはサブ接地線16に接続される。各イ
ンバータ32はPチャネルMOSトランジスタ38とN
チャネルMOSトランジスタ40とを含み、トランジス
タ38のソースはサブ電源線12に接続され、トランジ
スタ40のソースはメイン接地線14に接続される。イ
ンバータ30,32はアクティブ期間中には通常どおり
入力信号に応答してHまたはLレベルの信号を出力する
が、スタンバイ期間中にはインバータ30はLレベルの
入力信号に応答してHレベルの信号を出力し、インバー
タ32はHレベルの入力信号に応答してLレベルの信号
を出力する。スタンバイ期間中には、メイン電源線10
とサブ接地線16との間に接続されたNANDゲートま
たはNORゲートはHレベルの信号を出力し、サブ電源
線12とメイン接地線14との間に接続されたNAND
ゲートまたはNORゲートはLレベルの信号を出力す
る。
【0050】電圧ダウンコンバータ24は駆動用のPチ
ャネルMOSトランジスタ42と、差動増幅器44とを
含み、外部電源電圧EVCCに基づいてそれよりも低い
内部電源電圧IVCCをメイン電源線10に供給する。
そのために、差動増幅器44は、内部電源電圧IVCC
が基準電圧Vrefcと等しくなるようにトランジスタ
42を制御する。電圧アップコンバータ26は駆動用の
NチャネルMOSトランジスタ46と差動増幅器48と
を含み、外部接地電圧EVSSに基づいてそれよりも高
い内部接地電圧IVSSをメイン接地線14に供給す
る。そのために、差動増幅器48は、内部接地電圧IV
SSが基準電圧Vrefsと等しくなるようにトランジ
スタ46を制御する。
【0051】短絡信号発生回路28は、短絡信号STお
よびこれと相補的な短絡信号/STを発生し、短絡信号
/STをPチャネルMOSトランジスタ18のゲートに
供給し、短絡信号STをNチャネルMOSトランジスタ
20のゲートに供給する。短絡信号STは、図2に示さ
れるように、アクティブ期間にHレベルに変化しかつス
タンバイ期間にLレベルに変化する。短絡信号/ST
は、逆に、アクティブ期間にLレベルに変化しかつスタ
ンバイ期間にHレベルに変化する。短絡信号STのHレ
ベルは外部電源電圧EVCCに相当し、Lレベルは外部
接地電圧EVSSに相当する。短絡信号/STのLレベ
ルは外部接地電圧EVSSに相当し、Hレベルは外部電
源電圧EVCCに相当する。
【0052】したがって、アクティブ状態においては、
Lレベルの短絡信号/STに応答してトランジスタ18
がオンになり、これによりサブ電源線12がメイン電源
線10に短絡される。また、Hレベルの短絡信号STに
応答してトランジスタ20がオンになり、これによりサ
ブ接地線16がメイン接地線14に短絡される。そのた
め、サブ電源線12の電圧はメイン電源線10と同じ内
部電源電圧IVCCとなり、サブ接地線16の電圧はメ
イン接地線14と同じ内部接地電圧IVSSとなる。そ
の結果、内部回路22は通常どおり動作する。一方、ス
タンバイ状態においては、Hレベルの短絡信号/STに
応答してトランジスタ18がオフになり、これによりサ
ブ電源線12がメイン電源線10から切り離される。ま
た、Lレベルの短絡信号STに応答してトランジスタ2
0がオフになり、これによりサブ接地線16がメイン接
地線14から切り離される。そのため、内部接地電圧I
VSSはインバータ30に供給されないが、インバータ
30はスタンバイ状態でLレベルの入力信号を受けるの
で、内部電源電圧IVCCに相当する正常なHレベルの
信号を出力することができる。また、内部電源電圧IV
CCはインバータ32に供給されないが、インバータ3
2はスタンバイ状態でHレベルの入力信号を受けるの
で、内部接地電圧IVSSに相当する正常なLレベルの
信号を出力することができる。
【0053】このようなスタンバイ状態では、サブ電源
線12がメイン電源線10から切り離されるため、イン
バータ32中のPチャネルMOSトランジスタ38に流
れるサブスレッショルドリーク電流が低減される。ま
た、サブ接地線16がメイン接地線14から切り離され
るため、インバータ30中のNチャネルMOSトランジ
スタ36に流れるサブスレッショルドリーク電流が低減
される。
【0054】ところで、アクティブ状態からスタンバイ
状態に移行した直後においては、サブ電源線12の電圧
は内部電源電圧IVCCと等しいが、インバータ32中
のトランジスタ38のサブスレッショルドリーク電流に
よりサブ電源線12の電圧は下降する。また、サブ接地
線16の電圧は内部接地電圧IVSSと等しいが、イン
バータ30中のトランジスタ36のサブスレッショルド
リーク電流によりサブ接地線16の電圧は上昇する。も
しサブ電源線12の電圧が下降し過ぎ、サブ接地線16
の電圧が上昇し過ぎると、上述したようにスタンバイ状
態からアクティブ状態に移行した際に内部回路22は直
ちに動作することができない。
【0055】このような内部回路22の動作遅延を防止
するため、この半導体回路装置はさらに、抵抗素子50
および52と、オフセット差動増幅器54および56
と、PチャネルMOSトランジスタ58と、Nチャネル
MOSトランジスタ60とを備える。
【0056】抵抗素子52、トランジスタ58および差
動増幅器54は、サブ電源線12に一定の電流を供給す
る定電流回路を形成する。また、抵抗素子50、トラン
ジスタ60および差動増幅器56は、サブ接地線16に
一定の電流を供給する定電流回路を形成する。
【0057】抵抗素子52はメイン接地線14中に挿入
され、トランジスタ58からサブ電源線12に供給され
る電流をモニタする。抵抗素子50はメイン電源線10
中に挿入され、トランジスタ60からサブ接地線16に
供給される電流(負)をモニタする。抵抗素子50,5
2としては、メイン電源線10およびメイン接地線14
を形成するアルミニウム線の途中に挿入された実際の抵
抗器を用いる必要は必ずしもなく、アルミニウム線の一
部分を用いてもよい。
【0058】差動増幅器54は、抵抗素子52の両端の
間に生じる電圧を受けかつオフセット電圧を有し、抵抗
素子52によりモニタされる電流を一定に維持するよう
トランジスタ58を制御する。また、差動増幅器56
は、抵抗素子50の両端の間に生じる電圧を受けかつオ
フセット電圧を有し、抵抗素子50によりモニタされる
電流を一定に維持するようトランジスタ60を制御す
る。
【0059】トランジスタ58は、外部電源電圧EVC
Cを受けるソースと、サブ電源線12に接続されたドレ
インと、差動増幅器54の出力電圧を受けるゲートとを
有し、サブ電源線12を充電する。また、トランジスタ
60は、外部接地電圧EVSSを受けるソースと、サブ
接地線16に接続されたドレインと、差動増幅器56の
出力電圧を受けるゲートとを有し、サブ接地線16を放
電する。
【0060】上述したようにスタンバイ状態において
は、リーク電流Ileakがサブ電源線12からインバ
ータ32を通してメイン接地線14に流れる。このリー
ク電流Ileakは、インバータ32中のPチャネルM
OSトランジスタ38に流れる総サブスレッショルドリ
ーク電流に等しい。また、リーク電流Ileakはメイ
ン電源線10からインバータ30を通してサブ接地線1
6にも流れる。このリーク電流Ileakは、インバー
タ30中のNチャネルMOSトランジスタ36に流れる
総サブスレッショルドリーク電流に等しい。
【0061】仮にサブ電源線12からメイン接地線14
に流れるリーク電流Ileakが増加したとすると、抵
抗素子52の両端の間に生じる電圧が増加し、これに応
じて差動増幅器54はトランジスタ58をオフにするよ
う動作する。逆に、このリーク電流Ileakが減少し
たとすると、抵抗素子52の両端の間に生じる電圧は減
少し、これに応じて差動増幅器54はトランジスタ58
をオンにするよう動作する。その結果、トランジスタ5
8は常に一定のリーク電流Ileakをサブ電源線12
に供給することになる。
【0062】一方、仮にメイン電源線10からサブ接地
線16に流れるリーク電流Ileakが増加したとする
と、抵抗素子50の両端の間に生じる電圧が増加し、こ
れに応じて差動増幅器56はトランジスタ60をオフに
するよう動作する。逆に、このリーク電流Ileakが
減少したとすると、抵抗素子50の両端の間に生じる電
圧は減少し、これに応じて差動増幅器56はトランジス
タ60をオンにするよう動作する。その結果、トランジ
スタ60は常に一定のリーク電流Ileakをサブ接地
線16から引抜くことになる。
【0063】ここで、抵抗素子50,52の値をRと
し、差動増幅器54,56のオフセット電圧をVoff
とすると、リーク電流Ileakは次の式(1)で表わ
される。
【0064】 Ileak=Voff/R …(1) この式(1)からも明らかなように、VoffおよびR
は一定であるから、リーク電流Ileakは一定にな
る。このように、インバータ32に流れる総サブスレッ
ショルドリーク電流に等しいリーク電流Ileakがサ
ブ電源線12に定常的に供給されているため、スタンバ
イ期間中にサブ電源線12の電圧が大幅に下降すること
はない。また、インバータ30に流れる総サブスレッシ
ョルドリーク電流に等しいリーク電流Ileakがサブ
接地線16から定常的に引抜かれているため、スタンバ
イ期間中にサブ接地線16の電圧が大幅に上昇すること
はない。その結果、スタンバイ状態からアクティブ状態
に移行した際にも内部回路22は直ちに正常な動作を行
なうことができる。
【0065】[オフセット差動増幅器の例]図3は、図
1に示されたオフセット差動増幅器54の一例を示す回
路図である。図3を参照して、この差動増幅器54は、
PチャネルMOSトランジスタ541,542と、Nチ
ャネルMOSトランジスタ543〜545とを含む。こ
こで、トランジスタ543のしきい値電圧はトランジス
タ544のしきい値電圧よりも大きくされている。この
しきい値電圧の差がオフセット電圧Voffとなる。な
お、トランジスタ545のゲートには、この半導体回路
装置の動作中にHレベルとなるチップイネーブル信号E
Nが与えられている。
【0066】図4は、図1に示されたオフセット差動増
幅器56の一例を示す回路図である。図4を参照して、
この差動増幅器56は、NチャネルMOSトランジスタ
561,562と、PチャネルMOSトランジスタ56
3〜565とを含む。ここで、トランジスタ563のし
きい値電圧はトランジスタ564のしきい値電圧よりも
大きくされている。このしきい値電圧の差がオフセット
電圧Voffとなる。なお、トランジスタ565のゲー
トには、上記チップイネーブル信号ENと相補的なチッ
プイネーブル信号/ENが与えられている。
【0067】また、この半導体回路装置においては、ス
タンバイ時に、Hレベルの短絡信号/ST、つまり外部
電源電圧EVCCがPチャネルMOSトランジスタ18
のゲートに与えられ、Lレベルの短絡信号ST、つまり
外部接地電圧EVSSがNチャネルMOSトランジスタ
20のゲートに与えられる。したがって、トランジスタ
18においてはゲート電圧(EVSS)がソース電圧
(IVCC)よりも高くなるので、トランジスタ18中
にサブスレッショルドリーク電流はほとんど流れない。
また、トランジスタ20においてはゲート電圧(EVS
S)がソース電圧(IVSS)よりも低くなるので、ト
ランジスタ20中にサブスレッショルドリーク電流はほ
とんど流れない。その結果、スタンバイ時にサブ電源線
12またはサブ接地線16に流れるリーク電流Ilea
kは、内部回路22中に流れるサブスレッショルドリー
ク電流だけから形成される。
【0068】また、これらトランジスタ18,20のサ
ブスレッショルドリーク電流をより低減するために、こ
の半導体回路装置はさらに、最大値回路62と、最小値
回路64とを備える。
【0069】最大値回路62は、メイン電源線10およ
びPチャネルMOSトランジスタ18のゲートに接続さ
れ、メイン電源線10の内部電源電圧IVCCおよびト
ランジスタ18のゲート電圧のうち高い方の電圧を選択
してトランジスタ18のバックゲートに供給する。アク
ティブ状態では外部接地電圧EVSSがトランジスタ1
8のゲートに与えられるので、最大値回路62は内部電
源電圧IVCCをトランジスタ18のバックゲートに供
給する。一方、スタンバイ状態では外部電源電圧EVC
Cがトランジスタ18のゲートに与えられるため、最大
値回路62は内部電源電圧IVCCよりも高い、この外
部電源電圧EVCCをトランジスタ18のバックゲート
に供給する。
【0070】したがって、アクティブ期間中にメイン電
源線10の電圧がサブ電源線12の電圧よりも下降した
場合であっても、ソースおよびドレインを形成するp型
拡散領域とバックゲートを形成するn型基板領域との間
のpn接合は順方向にバイアスされない。また、スタン
バイ期間中は外部電源電圧EVCCがバックゲートに与
えられるため、基板効果が大きくなり、サブスレッショ
ルドリーク電流はさらに低減される。
【0071】一方、最小値回路64は、メイン接地線1
4およびNチャネルMOSトランジスタ20のゲートに
接続され、メイン接地線14の内部電源電圧IVSSお
よびトランジスタ20のゲート電圧のうち低い方の電圧
を選択してトランジスタ20のバックゲートに供給す
る。アクティブ状態では外部電源電圧EVCCがトラン
ジスタ20のゲートに与えられるので、最小値回路64
は内部接地電圧IVSSをトランジスタ20のバックゲ
ートに供給する。一方、スタンバイ状態では外部接地電
圧EVSSがトランジスタ20のゲートに与えられるの
で、最小値回路64は内部接地電圧IVSSよりも低
い、この外部接地電圧EVSSをトランジスタ20のバ
ックゲートに供給する。
【0072】したがって、上記と同様にアクティブ期間
中にメイン接地線14の電圧がサブ接地線16の電圧よ
りも上昇した場合であっても、バックゲートを形成する
p型基板領域とソースおよびドレインを形成するn型拡
散領域との間のpn接合は順方向にバイアスされない。
また、スタンバイ期間中は外部接地電圧EVSSがトラ
ンジスタ20のバックゲートに与えられるため、基板効
果が大きくなり、サブスレッショルドリーク電流がさら
に低減される。
【0073】[最大値回路の例]図5は、図1に示され
た最大値回路62の一例を示す回路図である。図5を参
照して、この最大値回路62は、PチャネルMOSトラ
ンジスタ621,622およびNチャネルMOSトラン
ジスタ623〜635からなる差動増幅器と、差動増幅
器の一方の入力トランジスタ623と並列に接続された
NチャネルMOSトランジスタ626とを含む。この一
方の入力トランジスタ623のゲートはメイン電源線1
0に接続され、もう一方の入力トランジスタ624のゲ
ートはこの最大値回路62の出力ノード627に接続さ
れる。また、トランジスタ626のゲートはトランジス
タ18のゲートに接続される。なお、トランジスタ62
5のゲートにはチップイネーブル信号ENが与えられ
る。
【0074】アクティブ期間中は外部接地電圧EVSS
がトランジスタ626のゲートに与えられるので、トラ
ンジスタ626はオフになり機能しない。したがって、
メイン電源線10からトランジスタ623のゲートに与
えられた内部電源電圧IVCCに等しい電圧がこの最大
値回路62から出力される。
【0075】一方、スタンバイ期間中は外部電源電圧E
VCCがトランジスタ626のゲートに与えられるの
で、これよりも低い内部電源電圧IVCCを受けるトラ
ンジスタ623はほとんど機能しない。その結果、外部
電源電圧EVCCにほぼ等しい電圧がこの最大値回路6
2から出力される。なお、スタンバイ時に出力される電
圧は厳密には外部電源電圧EVCCよりも僅かに低くな
るが、内部電源電圧IVCCよりも高いので、トランジ
スタ18のサブスレッショルドリーク電流は十分に低減
される。
【0076】[最小値回路の例]図6は、図1に示され
た最小値回路64の一例を示す回路図である。図6を参
照して、この最小値回路64は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ641,642およびPチャネルMOSトラン
ジスタ643〜645からなる差動増幅器と、一方の入
力トランジスタ643と並列に接続されたPチャネルM
OSトランジスタ646とを含む。この一方の入力トラ
ンジスタ643のゲートはメイン接地線14に接続さ
れ、もう一方の入力トランジスタ644のゲートはこの
最小値回路64の出力ノード647に接続される。ま
た、トランジスタ646のゲートはトランジスタ20の
ゲートに接続される。なお、トランジスタ645のゲー
トにはチップイネーブル信号/ENが与えられる。
【0077】アクティブ期間中は外部電源電圧EVCC
がトランジスタ646のゲートに与えられるので、この
トランジスタ646はオフになり機能しない。その結
果、メイン接地線14からトランジスタ643のゲート
に与えられる内部接地電圧IVSSに等しい電圧がこの
最小値回路64から出力される。
【0078】一方、スタンバイ期間中は外部接地電圧E
VSSがトランジスタ646のゲートに与えられるの
で、これよりも高い内部接地電圧IVSSを受けるトラ
ンジスタ643はほとんど機能しない。その結果、外部
接地電圧EVSSにほぼ等しい電圧がこの最小値回路6
4から出力される。ここで、スタンバイ時に出力される
電圧は厳密には外部接地電圧EVSSよりも僅かに高く
なるが、内部接地電圧IVSSよりも低いので、トラン
ジスタ20のサブスレッショルドリーク電流は十分に低
減される。
【0079】[最大値回路の他の例]図7は、図1に示
された最大値回路62の他の例を示す回路図である。図
7を参照して、この最大値回路62は、上記図5の構成
に加えて、駆動用のPチャネルMOSトランジスタ62
8を含む。このトランジスタ628は、内部電源電圧I
VCCよりも高い外部電源電圧EVCCを受けるソース
と、この最大値回路62の出力ノード627に接続され
たドレインと、差動増幅器(621〜625)の出力ノ
ード629に接続されたゲートとを有する。
【0080】この図7に示された最大値回路62は駆動
用のトランジスタ628を備えているため、上記図5に
示された最大値回路62よりも大きい駆動能力を有す
る。
【0081】[最小値回路の他の例]図8は、図1に示
された最小値回路64の他の例を示す回路図である。図
8を参照して、この最小値回路64は、上記図6の構成
に加えて、駆動用のNチャネルMOSトランジスタ64
8を備える。このトランジスタ648は、内部接地電圧
IVSSよりも低い外部接地電圧EVSSを受けるソー
スと、この最小値値回路64の出力ノード647に接続
されたドレインと、差動増幅器(641〜645)の出
力ノード649に接続されたゲートとを有する。
【0082】この図8に示された最小値回路64は、駆
動用のトランジスタ648を備えているため、上記図6
に示された最小値回路64よりも大きい駆動能力を有す
る。
【0083】[最大値回路のさらに他の例]図9は、図
1に示された最大値回路62のさらに他の例を示す回路
図である。図9を参照して、この最大値回路62は、上
記図5に示されたトランジスタ626を備えておらず、
その代わり短絡用のPチャネルMOSトランジスタ63
0を備える。差動増幅器(621〜625)の一方の入
力トランジスタ623のゲートはトランジスタ18のゲ
ートに接続される。トランジスタ630はこの最大値回
路62の出力ノード627とメイン電源線10との間に
接続される。このトランジスタ630のゲートはトラン
ジスタ18のゲートに接続される。
【0084】アクティブ期間中は外部接地電圧EVSS
がトランジスタ623および630のゲートに与えられ
るので、トランジスタ630がオンになり、これにより
メイン電源線10から供給された内部電源電圧IVCC
がこの最大値回路62から出力される。
【0085】一方、スタンバイ期間中は外部電源電圧E
VCCがトランジスタ623および630のゲートに与
えられるので、トランジスタ630はオフになる。その
結果、外部電源電圧EVCCに等しい電圧がこの最大値
回路62から出力される。
【0086】この図9に示された最大値回路62は短絡
用のトランジスタ630を備えているため、アクティブ
期間中に内部電源電圧IVCCを速やかにトランジスタ
18のバックゲートに供給することができる。
【0087】[最小値回路のさらに他の例]図10は、
図1に示された最小値回路64のさらに他の例を示す回
路図である。図10を参照して、この最小値回路64
は、上記図6に示されたトランジスタ646を備えてお
らず、その代わり短絡用のNチャネルMOSトランジス
タ950を備える。差動増幅器(641〜645)の一
方の入力トランジスタ643のゲートはトランジスタ2
0のゲートに接続される。また、トランジスタ650は
最小値回路64の出力ノード647とメイン接地線14
との間に接続される。このトランジスタ650のゲート
はトランジスタ20のゲートに接続される。
【0088】アクティブ期間中は外部電源電圧EVCC
がトランジスタ643および650のゲートに与えられ
るので、トランジスタ650がオンになる。その結果、
メイン接地線14から供給された内部接地電圧IVSS
がこの最小値回路64から出力される。
【0089】一方、スタンバイ期間中は外部接地電圧E
VSSがトランジスタ643および650のゲートに与
えられるので、トランジスタ650はオフになる。その
結果、外部接地電圧EVSSに等しい電圧がこの最小値
回路64から出力される。
【0090】この図10に示された最小値回路64は短
絡用のトランジスタ650を備えているため、アクティ
ブ期間中に内部接地電圧IVSSを速やかにトランジス
タ20のバックゲートに供給することができる。
【0091】この実施の形態1では最大値および最小値
回路を用いたが、実際はメイン電源とサブ電源以外の第
3の電源を最大値または最小値として用いても構わな
い。重要なことは、スイッチトランジスタのインピーダ
ンスをアクティブ状態で低く、スタンバイ状態で高くで
きる構成を提供することである。
【0092】[実施の形態2]図11は、この発明の実
施の形態2による半導体回路装置の構成を示す回路図で
ある。図11を参照して、この半導体回路装置は、図1
の構成に加えて、差動増幅器66,68と、Pチャネル
MOSトランジスタ70と、NチャネルMOSトランジ
スタ72とを備える。
【0093】差動増幅器66は、サブ電源線12の電圧
が基準電圧Vref1と等しくなるようトランジスタ7
0を制御する。差動増幅器68は、サブ接地線16の電
圧が基準電圧Vref2と等しくなるようトランジスタ
72を制御する。
【0094】また、この実施の形態2では上記実施の形
態1と異なり、トランジスタ58からサブ電源線12に
供給される電流をモニタするための抵抗素子74がメイ
ン接地線14ではなくサブ電源線12中に挿入される。
抵抗素子74の両端の間に生じた電圧はオフセット電圧
を有する差動増幅器54に供給される。したがって、こ
の差動増幅器54は、抵抗素子74によりモニタされる
リーク電流Ileakを一定に維持するようトランジス
タ58を制御する。
【0095】また、サブ接地線16からトランジスタ6
0に引抜かれる電流をモニタするための抵抗素子76は
メイン電源線10ではなくサブ接地線16中に挿入され
る。抵抗素子76の両端の間に生じた電圧はオフセット
電圧を有する差動増幅器56に供給される。したがっ
て、この差動増幅器56は、抵抗素子76によりモニタ
されるリーク電流Ileakを一定に維持するようトラ
ンジスタ60を制御する。
【0096】この実施の形態2によれば、スタンバイ状
態でも内部回路22に流れる総サブスレッショルドリー
ク電流に相当する電流が常に定常的にサブ電源線12お
よびサブ接地線16に供給されるため、上記実施の形態
1と同様にアクティブ期間の初期における内部回路22
の動作遅延を防止することができる。
【0097】[実施の形態3]図12は、この発明の実
施の形態3による半導体回路構成の構成を示す回路図で
ある。図12を参照して、この半導体回路装置は、図1
1に示された差動増幅器66の代わりにオフセット差動
増幅器78と、図11に示された差動増幅器68の代わ
りにオフセット差動増幅器80とを備える。差動増幅器
78の反転増幅端子(−)には、図11のような基準電
圧Vref1ではなくメイン電源線10の内部電源電圧
IVCCが供給される。また、差動増幅器80の反転入
力端子(−)には、図11のような基準電圧Vref2
ではなくメイン接地線14の内部接地電圧IVSSが供
給される。したがって、差動増幅器78はメイン電源線
10およびサブ電源線12間の電位差がそのオフセット
電圧と等しくなるようトランジスタ70を制御する。ま
た、差動増幅器80は、メイン接地線14およびサブ接
地線16間の電位差がそのオフセット電圧と等しくなる
ようトランジスタ72を制御する。
【0098】この実施の形態3によれば、スタンバイ状
態ではメイン電源線10およびサブ電源線12間の電位
差が差動増幅器78のオフセット電圧と等しくなり、メ
イン接地線14およびサブ接地線16間の電位差が差動
増幅器80のオフセット電圧と等しくなるため、外部電
源電圧EVCCまたは外部接地電圧EVSSが変動した
場合であってもこれらの電位差は一定に維持される。
【0099】[実施の形態4]図13は、この発明の実
施の形態4による半導体回路装置の構成を示す回路図で
ある。図13を参照して、この半導体回路装置は、図1
2に示された構成に加えて、サブ電源線12に一定の電
流を供給するために、カレントミラー回路82と、電流
源86とを備える。また、この半導体回路装置はさら
に、サブ接地線16に一定の電流(負)を供給するため
に、カレントミラー回路84と、電流源88とを備え
る。ただし、この半導体回路装置は、図12に示された
差動増幅器54,56、トランジスタ58,60、およ
び抵抗素子74,76を備えていない。
【0100】カレントミラー回路82は、トランジスタ
70を介してサブ電源線12に接続されたPチャネルM
OSトランジスタ821と、このトランジスタ821に
接続されたPチャネルMOSトランジスタ822とを含
む。電流源86はこのトランジスタ822に接続され
る。また、カレントミラー回路84は、トランジスタ7
2を介してサブ接地線16に接続されたNチャネルMO
Sトランジスタ841と、このトランジスタ841に接
続されたNチャネルMOSトランジスタ842とを含
む。電流源88はこのトランジスタ842に接続され
る。
【0101】電流源86は、サブ電源線12から内部回
路22を経てメイン接地線14に流れる総サブスレッシ
ョルドリーク電流と等しい電流を定常的に供給すること
ができる。同様に、電流源88は、メイン電源線10か
ら内部回路22を経てサブ接地線16に流れる総サブス
レッショルドリーク電流に等しい電流を定常的に供給す
ることができる。トランジスタ821には電流源86と
同じ大きさの電流が流れ、この電流がサブ電源線12に
定常的に供給される。また、トランジスタ841には電
流源88と同じ大きさの電流が流れ、この電流がサブ接
地線16から引抜かれる。
【0102】この実施の形態4によれば、スタンバイ状
態であっても常に一定の電流がサブ電源線12およびサ
ブ接地線16に供給されるため、スタンバイ期間のリー
ク電流を制御することができ、かつアクティブ期間の初
期における内部回路22の動作遅延を防止することがで
きる。
【0103】[実施の形態5]図14は、この発明の実
施の形態5による半導体回路装置の構成を示す回路図で
ある。図14を参照して、この半導体回路装置は、複数
の回路ブロックBK1〜BK4を備える。メイン電源線
10およびメイン接地線14は、これらの回路ブロック
BK1〜BK4に共通に設けられる。回路ブロックBK
1〜BK4の各々は、上記実施の形態と同様に、サブ電
源線12と、サブ接地線16と、メイン電源線10とサ
ブ電源線12との間に接続されたNチャネルMOSトラ
ンジスタ18と、メイン接地線14とサブ接地線16と
の間に接続されたPチャネルMOSトランジスタ20
と、メイン電源線10およびサブ電源線12とメイン接
地線14およびサブ接地線16との間に接続された内部
回路22と、サブ電源線12とサブ接地線16との間に
接続されたNチャネルMOSトランジスタ90と、サブ
電源線12とサブ接地線16との間に接続されたPチャ
ネルMOSトランジスタ92とを含む。トランジスタ9
0のゲートはトランジスタ18のゲートに接続され、ト
ランジスタ92のゲートはトランジスタ20のゲートに
接続される。
【0104】この半導体回路装置における短絡信号発生
回路94は、複数の回路ブロックBK1〜BK4に対応
する短絡信号ST1〜ST4およびこれら相補的な短絡
信号/ST1〜/ST4を発生する。短絡信号/ST1
〜/ST4はそれぞれ回路ブロックBK1〜BK4にお
けるトランジスタ18および90のゲートに与えられ
る。また、短絡信号ST1〜ST4は、それぞれ回路ブ
ロックBK1〜BK4におけるトランジスタ20および
92のゲートに与えられる。
【0105】短絡信号ST1〜ST4は、図15に示さ
れるように、アクティブ期間にHレベルに変化し、スタ
ンバイ期間にLレベルに変化する。短絡信号/ST1〜
/ST4は短絡信号ST1〜ST4と相補的に変化す
る。また、短絡信号ST1,/ST1、ST2,/ST
2、ST3,/ST3、およびST4,/ST4は、互
いに独立して変化する。
【0106】なお、図14に示された定電流回路(C
R)95は、サブ電源線12に一定の電流を供給するた
めのものであって、図1に示された抵抗素子52、差動
増幅器54およびトランジスタ58、図11および図1
2に示された抵抗素子74、差動増幅器54、およびト
ランジスタ58、あるいは図13に示されたカレントミ
ラー回路82および電流源86に相当する。また、図1
4に示された定電流回路(CR)96は、サブ接地線1
6に一定の電流を供給するためのものであって、図1に
示された抵抗素子50、差動増幅器56、およびトラン
ジスタ60、図11および図12に示された抵抗素子7
6、差動増幅器56、およびトランジスタ60、あるい
は図13に示されたカレントミラー回路84および電流
源88に相当する。
【0107】たとえば回路ブロックBK1がアクティブ
状態となり、回路ブロックBK2〜BK4がスタンバイ
状態となる場合は、短絡信号/ST1がLレベルとな
り、短絡信号/ST2〜/ST4がHレベルとなる。ま
た、短絡信号ST1がHレベルとなり、短絡信号ST2
〜ST4がLレベルとなる。したがって、回路ブロック
BK1においては、トランジスタ18および20がオン
になり、トランジスタ90および92がオフになる。一
方、回路ブロックBK2〜BK4においては、トランジ
スタ18および20がオフになり、トランジスタ90お
よび92がオンになる。
【0108】同様に、回路ブロックBK2がアクティブ
状態となり、回路ブロックBK1,BK3,BK4がス
タンバイ状態となる場合は、回路ブロックBK2におい
てはトランジスタ18および20がオンになり、トラン
ジスタ90および92がオフになるが、回路ブロックB
K1,BK3,BK4においては、トランジスタ18お
よび20がオフになり、トランジスタ90および92が
オンになる。
【0109】回路ブロックBK3またはBK4がアクテ
ィブ状態となる場合も上記と同様である。
【0110】また、たとえば回路ブロックBK1および
BK2がアクティブ状態となり、回路ブロックBK3お
よびBK4がスタンバイ状態となる場合は、回路ブロッ
クBK1およびBK2においてはトランジスタ18およ
び20がオンになり、トランジスタ90および92がオ
フになるが、回路ブロックBK3およびBK4において
はトランジスタ18および20がオフになり、トランジ
スタ90および92がオンになる。
【0111】要するに、アクティブ状態の回路ブロック
においてはトランジスタ18および20がオンになり、
トランジスタ90および92がオフになるが、スタンバ
イ状態の回路ブロックにおいてはトランジスタ18およ
び20がオフになり、トランジスタ90および92がオ
ンになる。
【0112】スタンバイ状態の回路ブロックにおいて
は、サブ電源線12の電圧が放電により内部電源電圧I
VCCから下降し、サブ接地線16の電圧が充電により
内部接地電圧IVSSから上昇する。このとき、サブ電
源線12およびサブ接地線16はトランジスタ90およ
び92により短絡されているので、サブ電源線12から
の放電電流はトランジスタ90および92をそれぞれ通
ってサブ接地線16に充電電流として流れ込む。
【0113】このように実施の形態5によれば、トラン
ジスタ90および92がスタンバイ状態でサブ電源線1
2とサブ接地線16とを短絡しているため、サブ電源線
12からの放電電流はサブ接地線16への充電電流とし
て有効に活用され、その結果、消費電流を低減すること
ができる。
【0114】上記実施の形態1〜5では電源側と接地側
の両方にそれぞれサブ電源線とサブ接地線を設けている
が、いずれか一方だけにサブ電源線またはサブ接地線を
設けることもできる。
【0115】[実施の形態6]図16は、この発明の実
施の形態6による半導体回路装置の構成を示すブロック
図である。図16を参照して、このメモリシステムLS
I100は、CPU(中央処理ユニット)102と、D
RAMユニット104と、SRAMユニット106と、
FRAMユニット(図示せず)と、フラッシュメモリユ
ニット(図示せず)と、演算ユニット(図示せず)と、
ランダムロジックユニット108と、入出力ユニット
(図示せず)などを含む。
【0116】CPU102は、外部からコマンド信号C
MD、データ信号DATなどを受けたり外部にそれらの
信号を供給したりするための入出力インターフェイス
(図示せず)を含む。CPU102は外部からのコマン
ド信号CMDに応答して外部からのデータ信号DATを
処理し、その結果、コマンド信号CMDおよびデータ信
号DATをDRAMユニット104、SRAMユニット
106、ロジックユニット108などに供給し、これに
よりこれらのユニット104,106,108を制御す
る。CPU102また、これらユニット104,10
6,108からのコマンド信号CMDに応答してこれら
ユニット104,106,108からのデータ信号DA
Tを処理し、その結果、コマンド信号CMDおよびデー
タ信号DATを外部に供給する。
【0117】DRAMユニット104は、入出力制御回
路110と、複数のダイナミックメモリセルアレイ11
2とを含む。入出力制御回路110は、CPU102か
らのコマンド信号CMDに応答してCPU102からの
データ信号DATを処理し、その結果、コマンド信号C
MDおよびデータ信号DATをメモリセルアレイ112
に供給する。入出力制御回路110はまた、メモリ制御
アレイ112からのコマンド信号CMDに応答してメモ
リセルアレイ112からのデータ信号DATを処理し、
その結果、コマンド信号CMDおよびデータ信号DAT
をCPU102に供給する。
【0118】SRAMユニット106は、入出力制御回
路114と、複数のスタティックメモリセルアレイ11
6とを含む。入出力制御回路114は、CPU102か
らのコマンド信号CMDに応答してCPU102からの
データ信号DATを処理し、その結果、コマンド信号C
MDおよびデータ信号DATをメモリセルアレイ116
に供給する。入出力制御回路114はまた、メモリセル
アレイ116からのコマンド信号CMDに応答してメモ
リセルアレイ116からのデータ信号DATを処理し、
その結果、コマンド信号CMDおよびデータ信号DAT
をCPU102に供給する。
【0119】ランダムロジックユニット108は、入出
力制御回路118と、複数の演算回路120とを含む。
入出力制御回路118は、CPU102からのコマンド
信号CMDに応答してCPU102からのデータ信号D
ATを処理し、その結果、コマンド信号CMDおよびデ
ータ信号DATを演算回路120に供給する。入出力制
御回路118はまた、演算回路120からのコマンド信
号CMDに応答して演算回路120からのデータ信号D
ATを処理し、その結果、コマンド信号CMDおよびデ
ータ信号DATをCPU102に供給する。
【0120】すなわち、このシステムLSI100は、
第1の階層ブロックHB1と、複数の第2の階層ブロッ
クHB11〜HB1mと、複数の第3の階層ブロックH
B111〜HB11n,HB121〜HB12n,HB
1m1〜HB1mnとに分割されている。
【0121】CPU102は、内部回路に所定電圧を供
給するための電源系122と、受信回路124と、複数
の第2の階層ブロックHB11〜HB1mに対応して設
けられた複数の送信回路126,128,130とを含
む。受信回路124は外部からのアクセス要求信号RE
Qを受信し、これに応じて電源系122を活性化する。
電源系122による所定電圧の供給が可能になると、受
信回路124は外部に応答信号RESを返信し、コマン
ド信号CMDおよびデータ信号DATの受信可能を外部
に知らせる。送信回路126は、CPU102の内部回
路による処理の結果、DRAMユニット104が選択さ
れた場合、アクセス要求信号REQを入出力制御回路1
10に送信する。送信回路128は、SRAMユニット
106が選択された場合、アクセス要求信号REQを入
出力制御ユニット114に送信する。送信回路130
は、ロジックユニット108が選択された場合、アクセ
ス要求信号REQを入出力制御回路118に送信する。
【0122】入出力制御回路110は、内部回路に所定
電圧を供給するための電源系132と、受信回路134
と、送信回路136とを含む。受信回路134は、送信
回路126からのアクセス要求信号REQを受信し、こ
れに応じて電源系132を活性化する。電源系132に
よる所定電圧の供給が可能になると、受信回路134は
送信回路126に応答信号RESを返信し、コマンド信
号CMDおよびデータ信号DATの受信可能をCPU1
02に知らせる。送信回路126が応答信号RESを受
信すると、CPU102はコマンド信号CMDおよびデ
ータ信号DATを入出力制御回路110に供給する。各
送信回路136は、入出力制御回路110の内部回路に
よる処理結果に応じてアクセス要求信号REQを対応す
るメモリセルアレイ112に送信する。入出力制御回路
114,118もこれと同様に構成される。
【0123】各メモリセルアレイ112は、その内部回
路に所定電圧を供給するための電源系138と、受信回
路140とを含む。受信回路140は、送信回路136
からのアクセス要求信号REQを受信し、これに応じて
電源系138を活性化する。電源系138による所定電
圧の供給が可能になると、受信回路140は応答信号R
ESを送信回路136に返信し、コマンド信号CMDお
よびデータ信号DATの受信可能を入出力制御回路11
0に知らせる。送信回路136が応答信号RESを受信
すると、入出力制御回路110はコマンド信号CMDお
よびデータ信号DATをメモリセルアレイ112に供給
する。メモリセルアレイ116、演算回路120もこれ
と同様に構成される。
【0124】次に、上記のように構成されたシステムL
SIの動作を図17を参照して説明する。
【0125】外部からアクセス要求信号REQがCPU
102に入力されると、CPU102中の受信回路12
4は電源系122を活性化し、電源系122が活性化さ
れると応答信号RESを外部に出力する。その後、外部
から所望のコマンド信号CMDおよびデータ信号DAT
がCPU102に入力されると、CPU102はそのコ
マンド信号CMDをデコードし、そのデコード結果に従
ってCPU102中の送信回路126,128,130
のいずれかがアクセス要求信号REQを対応する入出力
制御回路に送信する。CPU102に入力されたコマン
ド信号CMDがDRAMユニット104に対するリード
またはライトを要求するものであれば、送信回路126
がアクセス要求信号REQをDRAMユニット104中
の受信回路134に送信する。
【0126】受信回路134がアクセス要求信号REQ
を受信すると電源系132を活性化し、電源系132が
活性化されると、応答信号RESを送信回路126に返
信する。送信回路126が応答信号RESを受信する
と、CPU102は外部から入力されたコマンド信号C
MDまたは内部的に生成されたコマンド信号CMDを入
出力制御回路110に供給するとともに、外部から入力
されたデータDATまたは演算処理結果のデータ信号D
ATを入出力制御回路110に供給する。入出力制御回
路110はコマンド信号CMDをデコードし、そのデコ
ード結果に従っていずれかの送信器136がアクセス要
求信号RAQを対応するメモリセルアレイ112に送信
する。
【0127】メモリセルアレイ112中の受信回路14
0がアクセス要求信号REQを受信すると電源系138
を活性化し、電源系138が活性化されると応答信号R
ESを送信回路136に返信する。送信回路136が応
答信号RESを受信すると、入出力制御回路110はC
PU102からのコマンド信号CMDまたは内部的に生
成されたコマンド信号CMDをメモリセルアレイ112
に供給するとともに、CPU102からのデータ信号D
ATまたは処理結果のデータ信号DATをメモリセルア
レイ112に供給する。メモリセルアレイ112はコマ
ンド信号CMDに従ってデータ信号DATを処理する。
メモリセルアレイ112はその処理結果のデータ信号D
ATを入出力制御回路110に返信すると同時に、応答
信号RESを非活性化する。メモリセルアレイ112に
おいてこのようなデータ処理が終了してから所定時間が
経過しても受信回路140がアクセス要求信号REQを
受信しない場合は電源系138を非活性化する。
【0128】入出力制御回路110はメモリセルアレイ
112からのデータ信号DATを処理し、その処理結果
のデータ信号DATをCPU102に返信すると同時
に、応答信号RESを非活性化する。入出力制御回路1
10においてこのようなデータ処理が終了してから所定
時間が経過しても受信回路134がアクセス要求信号R
EQを受信しない場合は電源系132を非活性化する。
CPU102は入出力制御回路110からのデータ信号
DATを処理し、その処理結果のデータ信号DATを外
部に返信すると同時に、応答信号RESを非活性化す
る。CPU102においてこのようなデータ処理が終了
してから所定時間が経過しても受信回路124がアクセ
ス要求信号REQを受信しない場合は電源系122を非
活性化する。
【0129】ここでは、DRAMユニット104が選択
された場合について説明したが、SRAMユニット10
6またはロジックユニット108が選択された場合もこ
れと同様に動作する。
【0130】要するに、このシステムLSIにおいては
シェイクハンド方式の階層電源構成が採用されているた
め、動作開始時には、第1の階層ブロックHB1、第2
の階層ブロックHB11〜HB1m、第3の階層ブロッ
クHB111〜HB11n,HB121〜HB12n,
HB1m1〜HB1mnという順番で、電源系122,
132,138が順次活性化される。一方、動作終了時
には、第3の階層ブロックHB111〜HB11n,H
B121〜HB12n,HB1m1〜HB1mn、第2
の階層ブロックHB11〜HB1m、第1の階層ブロッ
クHB1という順番で、電源系138,132,122
が順次非活性化される。
【0131】[送信回路および受信回路の例]図18
は、図16に示された送信回路126および受信回路1
34の一例を示す回路図である。なお、その他の送信回
路128,130,136および受信回路124,14
0もこれらと同様に構成される。
【0132】図18を参照して、送信回路126は、フ
リップフロップ回路(F/F)142と、ラッチ回路1
44と、ドライバ146,148とを含む。CPUの内
部回路150が外部から与えられたコマンド信号CMD
をデコードした結果、DRAMユニット104に対する
アクセス要求を認定した場合、セット信号SETをフリ
ップフロップ回路142に供給する。ラッチ回路144
は、ドライバ148を通った応答信号RESをラッチす
る。ラッチ回路144の出力信号はリセット信号RST
としてフリップフロップ回路142に供給される。フリ
ップフロップ回路142の出力信号はドライバ146を
通してアクセス要求信号REQとして受信回路134に
供給される。
【0133】受信回路134は、ドライバ152,15
4と、フリップフロップ回路156,158,160
と、オフセット電圧を有する複数の差動増幅器161〜
164と、NチャネルMOSトランジスタ166〜16
9と、ANDゲート170とを含む。
【0134】アクセス要求信号REQはドライバ152
を通してセット信号SETとしてフリップフロップ回路
156に供給される。フリップフロップ回路158の出
力信号はリセット信号RSTとしてフリップフロップ回
路156に供給される。フリップフロップ回路156の
出力信号はセット信号SETとしてフリップフロップ回
路160に供給される。フリップフロップ回路160の
出力信号は電源系132にパワーイネーブル信号PEN
として供給され、これに応じて電源系132は活性化さ
れる。
【0135】ここで、電源系132は、上記実施の形態
1〜5のような階層電源回路178と、外部電源電圧E
VCCに基づいて内部電源電圧IVCCを発生する上述
した電圧ダウンコンバータ24のような内部電源回路1
79と、外部接地電圧EVSSに基づいて内部接地電圧
IVSSを発生する上述した電圧アップコンバータ26
のような内部電源回路180と、メモリセルアレイ11
2内のワード線を駆動するために用いられる外部電源電
圧EVCCまたは内部電源電圧IVCCよりも高い昇圧
電源電圧VPPを発生する昇圧電源回路181とを含
む。
【0136】差動増幅器161は階層電源回路178か
ら供給されるサブ電源線の電圧を内部電源電圧IVCC
と比較し、サブ電源線の電圧が内部電源電圧IVCCに
到達するとHレベルの信号を出力する。差動増幅器16
2は、内部電源回路179からの内部電源電圧IVCC
を基準電圧Vrefcと比較し、内部電源電圧IVCC
が基準電圧Vrefcに到達するとHレベルの信号を出
力する。差動増幅器163は、内部電源回路180から
の内部接地電圧IVSSを基準電圧Vrefsと比較
し、内部接地電圧IVSSが基準電圧Vrefsに到達
するとHレベルの信号を出力する。差動増幅器164
は、昇圧電源回路181からの昇圧電圧VPPを基準電
圧Vrefpと比較し、昇圧電圧VPPが基準電圧Vr
efpに到達するとHレベルの信号を出力する。フリッ
プフロップ回路156がHレベルの信号を出力するとト
ランジスタ166〜169がオンになり、これら差動増
幅器161〜164が活性化される。
【0137】ANDゲート170はこれら差動増幅器1
61〜164の出力信号を受け、そのAND信号を出力
する。すなわち、すべての電源回路178〜181の準
備が整ったときANDゲート170はHレベルの信号を
出力する。ANDゲート170の出力信号はセット信号
SETとしてフリップフロップ回路158に供給され
る。フリップフロップ回路158の出力信号は、上述し
たようにフリップフロップ回路156の他、ドライバ1
54を通して応答信号RESとして送信回路126に供
給される。
【0138】入出力制御回路10の内部回路188はそ
の動作を完了すると終了信号FNを出力する。この終了
信号FNは遅延回路172に供給されるとともに、リセ
ット信号RSTとしてフリップフロップ回路158にも
供給される。遅延回路172はこの終了信号FNを所定
期間だけ遅延させてパルス発生回路174に供給する。
パルス発生回路174はこの遅延された終了信号に応答
して所定の幅を有するパルス信号を発生する。このパル
ス信号はリセット信号RSTとしてフリップフロップ回
路160に供給される。
【0139】図16に示されたCPU102はさらに、
図18に示されるように複数のドライバ182を含む。
ドライバ182はラッチ回路144からの出力信号に応
答して活性化され、内部回路150からのコマンド信号
CMDおよびデータ信号DATを図16に示された各入
出力制御回路に供給する。各入出力制御回路はさらに、
図18に示されるように複数のドライバ184と、複数
のラッチ回路186とを含む。CPU102からのコマ
ンド信号CMDおよびデータ信号DATはそれぞれドラ
イバ184を通してラッチ回路186に供給される。ラ
ッチ回路186にラッチされたコマンド信号CMDおよ
びデータ信号DATは入出力制御回路中の内部回路18
8に供給される。内部回路188はコマンド信号CMD
をデコードし、そのデコード結果に従ってコマンド信号
CMDを発生しかつデータ信号DATを処理する。
【0140】次に、上記のように構成された送信回路1
26および受信回路134の動作について説明する。
【0141】CPUの内部回路150が図16に示され
たDRAMユニット104に対するリードまたはライト
要求を示すコマンド信号CMDを受けると、セット信号
SETに応答してフリップフロップ回路142がセット
される。その結果、Hレベルのアクセス要求信号REQ
が送信回路126から受信回路134に与えられる。こ
れによりセット信号SETに応答してフリップフロップ
回路156がセットされる。これによりセット信号SE
Tに応答してフリップフロップ回路160がセットされ
るとともに、差動増幅器161〜164が活性化され
る。
【0142】フリップフロップ回路160がセットされ
ると、電源系132が活性化される。より具体的には、
階層電源回路178、内部電源回路179、内部電源回
路180、および昇圧電源回路181が活性化される。
階層電源回路178において、サブ電源線の電圧が内部
電源電圧IVCCに達するとHレベルの出力信号が差動
増幅器161からANDゲート170に与えられる。内
部電源回路179において、内部電源電圧IVCCが基
準電圧Vrefcに達するとHレベルの出力信号が差動
増幅器162からANDゲート170に与えられる。内
部電源回路180において、内部接地電圧IVSSが基
準電圧Vrefsに達するとHレベルの出力信号が差動
増幅器163からANDゲート170に与えられる。昇
圧電源回路181において、昇圧電圧VBPが基準電圧
Vrefpに達するとHレベルの信号が差動増幅器16
4からANDゲート170に与えられる。
【0143】差動増幅器161〜164のすべての出力
信号がHレベルになると、セット信号SETに応答して
フリップフロップ回路158がセットされる。その結
果、Hレベルの応答信号RESが受信回路134から送
信回路126に与えられる。
【0144】このHレベルの応答信号RESはラッチ回
路144にラッチされ、これによりドライバ182がす
べて活性化される。その結果、コマンド信号CMDおよ
びデータ信号DATがCPUから入出力制御回路に与え
られる。コマンド信号CMDおよびデータ信号DATは
ラッチ回路186にラッチされ、そのラッチされたコマ
ンド信号CMDおよびデータ信号DATは入出力制御回
路中の内部回路188に与えられる。
【0145】一方、受信回路134におけるフリップフ
ロップ回路158がセットされると、フリップフロップ
回路156はリセットされる。そのため、Lレベルの出
力信号がトランジスタ166〜169に与えられるた
め、差動増幅器161〜164は非活性化される。しか
しながら、フリップフロップ回路160はセット状態を
維持するため、電源系132は活性状態を維持する。
【0146】内部回路188がその動作を完了すると、
終了信号FNが遅延回路172およびフリップフロップ
回路158に与えられる。これにより応答信号RESが
Hレベルになり、ひいてはドライバ182がすべて非活
性化される。その結果、CPU102から入出力制御回
路へのコマンド信号CMDおよびデータ信号DATの送
信が禁止される。
【0147】また、終了信号FNは遅延回路172によ
り遅延されてパルス発生回路174に与えられるので、
終了信号FNの発生から所定期間経過後にリセット信号
RSTがフリップフロップ回路160に与えられる。こ
のリセット信号RSTがフリップフロップ回路160に
与えられるまでの間にフリップフロップ回路156がH
レベルのアクセス要求信号REQに応答してセットされ
ない限り、このフリップフロップ回路160はリセット
される。その結果、電源系132が非活性化される。逆
に、終了信号FNの発生からパルス発生回路174によ
るパルス信号の発生までの間に、Hレベルのアクセス要
求信号REQに応答してフリップフロップ回路156が
再びセットされると、フリップフロップ回路160はセ
ット状態を維持し、その結果、電源系132は活性状態
を維持する。
【0148】このように、内部回路188がその動作を
完了しても電源系132は直ちに非活性化されないた
め、内部回路188がその動作を完了した直後にこの受
信回路134がアクセス要求信号REQを受信した場合
であっても、内部回路188は直ちにどの動作を開始す
ることができる。
【0149】上記のように実施の形態6によれば、電源
系が階層的に構成され、必要な電源系のみが上層から下
層に向かって順次活性化され、不要な電源系が活性化さ
れないため、消費電力を低減することができる。
【0150】また、1つ下の階層における電源系が活性
化されたことを示す応答信号確認後にその階層からその
1つ下の階層へコマンド信号CMDおよびデータ信号D
ATが与えられるため、これらの信号CMD,DATを
確実に処理することができる。
【0151】また、内部回路の動作完了から所定期間経
過後に電源系が非活性化されるため、内部回路の動作完
了直後に再びアクセス要求信号RE1Qを受信しても内
部回路は速やかに動作を開始することができる。
【0152】この実施の形態6における送受信は、シス
テム上で異なるチップ間で実施されても、また、単一チ
ップ上で実施されても構わない。
【0153】[実施の形態7]上記実施の形態6におけ
る送信回路および受信回路はシェイクハンド方式を採用
しているため、その回路構成はやや複雑となる。そこ
で、実施の形態7は、送信回路および受信回路の回路構
成を簡略化することを目的とする。
【0154】この実施の形態7における送信回路はアク
セス要求信号REQを送信してから所定期間経過後に、
応答信号の返信を待つことなく、内部回路は動作を開始
する。一方、受信回路はアクセス要求信号REQを受信
すると直ちに電源系を活性化する。
【0155】次に、この実施の形態7によるシステムL
SIの動作について図19を参照して説明する。
【0156】外部からアクセス要求信号REQが与えら
れると、CPU102中の受信回路によりCPU102
中の電源系が活性化される。アクセス要求信号REQの
入力から所定期間経過後、外部からコマンド信号CMD
およびデータ信号DATがCPU102に与えられる。
この所定期間は、アクセス要求信号REQの入力から電
源系の準備完了までに必要な時間が設定される。
【0157】上記コマンド信号CMDがDRAMユニッ
トに対するリードまたはライトを要求するものである場
合は、CPU102からDRAMユニット中の入出力制
御回路110にアクセス要求信号REQが与えられる。
このアクセス要求信号REQに応答して入出力制御回路
110中の受信回路により入出力制御回路110中の電
源系が活性化される。CPU102から入出力制御回路
110へのアクセス要求信号REQの送信から所定期間
経過後、CPU102から入出力制御回路110にコマ
ンド信号CMDおよびデータ信号DATが与えられる。
【0158】続いて、入出力制御回路110中の送信回
路によりメモリセルアレイ112にアクセス要求信号R
EQが与えられる。このアクセス要求信号REQに応答
してメモリセルアレイ112中の受信回路によりメモリ
セルアレイ112中の電源系が活性化される。入出力制
御回路110からメモリセルアレイ112へのアクセス
要求信号REQの送信から所定期間経過後、入出力制御
回路110からコマンド信号CMDおよびデータ信号D
ATがメモリセルアレイ112に与えられる。
【0159】SRAMユニット、ロジックユニットが選
択される場合もこれと同様である。[送信回路および受
信回路の例]図20は、この実施の形態7における送信
回路および受信回路の構成を示すブロック図である。図
20を参照して、この送信回路190は、上記図18に
示された構成に加えて、タイマ194を備える。この送
信回路190は応答信号を受信しないので図18に示さ
れるようなラッチ回路144およびドライバ148を備
えていない。
【0160】タイマ194は、CPU102中の内部回
路がフリップフロップ回路142をセットしてから所定
期間経過後にHレベルの信号を出力する。タイマ194
の出力信号はCPU102中の複数のドライバ182に
与えられる。
【0161】受信回路192は、応答信号を発生しない
ので、図18に示されるような差動増幅器161〜16
4、トランジスタ166〜169、ANDゲート17
0、フリップフロップ回路158、およびドライバ15
4を備えていない。ここでは、フリップフロップ回路1
60の出力信号はリセット信号RSTとしてフリップフ
ロップ回路156に与えられる。
【0162】このような送信回路190および受信回路
192において、フリップフロップ回路142がセット
されると、送信回路190からアクセス要求信号REQ
が受信回路192に送信され、これと同時にタイマ19
4が時間の計測を開始する。
【0163】受信回路192がアクセス要求信号REQ
を受信すると、上記と同様にフリップフロップ回路15
6がセットされ、続いてフリップフロップ回路160が
セットされる。これにより電源系132が活性化され
る。
【0164】電源系132から内部回路188に所定電
圧が供給され、内部回路188が動作可能となった頃
に、タイマ194の出力信号がHレベルとなり、ドライ
バ182が活性化される。そのため、コマンド信号CM
Dおよびデータ信号DATがCPU102から入出力制
御回路110に送信され、ドライバ184およびラッチ
回路186を介して内部回路188に与えられる。
【0165】また、上記と同様に、内部回路188がそ
の動作を完了すると終了信号FNが遅延回路172によ
り遅延されてパルス発生回路174に与えられる。その
ため、フリップフロップ回路160は内部回路188の
動作完了から所定期間経過後にリセットされるが、この
期間中に受信回路192が再びアクセス要求信号REQ
を受信するとフリップフロップ回路160はセット状態
を維持する。その結果アクセス要求信号REQが断続的
に送信される場合は、電源系132は活性状態を維持す
る。
【0166】上記のように実施の形態7によれば、応答
信号の発生および受信を必要としないため、送信回路1
90および受信回路192の回路構成が簡単になる。に
もかかわらず、タイマ194によりコマンド信号CMD
およびデータ信号DATの送信を遅らせているため、電
源系132が十分に活性化された後に内部回路188は
コマンド信号CMDおよびデータ信号DATを受信する
ことができる。
【0167】この実施の形態7における送受信は、シス
テム上で異なるチップ間で実施されても、また、単一チ
ップ上で実施されても構わない。
【0168】[電源系の詳細]上記実施の形態6および
7における電源系132には、図18に示されるように
階層電源回路178、内部電源回路179と外部電源回
路180、および昇圧電源回路181が含まれる。
【0169】階層電源回路178の場合は、図18また
は図20に示されたフリップフロップ回路160からの
パワーイネーブル信号PENが図1に示されるような短
絡信号発生回路28に与えられ、このパワーイネーブル
信号PENに応答して短絡信号STおよび/STが活性
化される。
【0170】外部電源電圧EVCCに基づいて内部電源
電圧IVCCを発生する内部電源回路179の場合は、
図21に示されるように差動増幅器44の接地側にNチ
ャネルMOSトランジスタ196が接続され、このゲー
トにパワーイネーブル信号PENが与えられる。トラン
ジスタ196はパワーイネーブル信号PENに応答して
オンになり、これにより差動増幅器44が活性化され
る。その結果、内部電源電圧IVCCが基準電圧Vre
fcと等しくなるように差動増幅器44がトランジスタ
42を制御する。
【0171】また、上述した内部回路20中のNチャネ
ルMOSトランジスタのバックゲートに、アクティブ期
間はソース電圧またはそれよりもわずかに高い電圧を印
加し、スタンバイ期間中は負の電圧を印加することもで
きる。たとえば図22に示されるように、抵抗素子19
8およびダイオード200を直列に接続し、そのダイオ
ード200の順方向電圧0.7Vをスイッチング素子2
02を介してNチャネルMOSトランジスタ(たとえば
図1中の36)のバックゲートを形成するp基板204
に供給する。また、−2〜−3Vの負電圧を発生する負
電圧チャージャポンプ回路208を設け、この負電圧を
スイッチング素子206を介してp基板204に供給す
る。スイッチング素子202は短絡信号STを直接受け
るが、スイッチング素子206はインバータ209を介
して短絡信号STを受ける。したがって、アクティブ状
態(ST=H)では0.7Vの電圧がp型基板204に
与えられ、スタンバイ状態(ST=L)では−2〜−3
Vの負電圧がp基板204に与えられる。したがって、
アクティブ状態では基板効果が小さくなり、Nチャネル
MOSトランジスタの動作速度が速くなる。しかも、こ
の電圧0.7Vはp型基板204とソース/ドレイン領
域を形成するn型拡散領域間の接触電圧を超えていない
ので、pn接合に大量の順方向電流が流れることはな
い。一方、スタンバイ状態では基板効果が大きくなるの
で、NチャネルMOSトランジスタのサブスレッショル
ドリーク電流が低減される。
【0172】なお、PチャネルMOSトランジスタの場
合は、アクティブ期間中にソース電圧またはソース電圧
よりもわずかに低い電圧をバックゲートに印加し、スタ
ンバイ期間中はソース電圧よりも高い電圧をバックゲー
トに印加することもできる。
【0173】図23は、図22に示されたダイオード2
00の構成を示す平面図である。図23を参照して、こ
のダイオード200はp型領域202およびn型領域2
04からなる。これらの領域202および204は1本
のポリシリコンまたは金属の配線により形成され、p型
領域202にはp型不純物が注入され、n型領域204
にはn型不純物が注入されている。
【0174】また、図24に示されるように、アクティ
ブ時にトランジスタ34,36,38,40のバックゲ
ートにそれぞれのソースと同じ電圧を印加し、スタンバ
イ時にPチャネルMOSトランジスタ30,32のバッ
クゲートにそれぞれのソース電圧よりも高い電圧を印加
し、かつNチャネルMOSトランジスタ36,40のバ
ックゲートにそれぞれのソース電圧よりも低い電圧を印
加することもできる。
【0175】ここでは、メイン電源線10とサブ電源線
12との間に2つのダイオード206が直列に接続され
ている。また、サブ接地線16とメイン接地線14との
間にも2つのダイオード208が直列に接続されてい
る。また、電源電圧VCCを受ける電源線210とメイ
ン電源線10との間にも2つのダイオード212が直列
に接続されている。さらに、電源線210とメイン電源
線10との間にはPチャネルMOSトランジスタ214
も接続され、インバータ216を介して与えられた短絡
信号/STに応答してオン/オフになる。
【0176】アクティブ期間中は、トランジスタ16お
よび20がオンになり、トランジスタ214がオフにな
る。したがって、トランジスタ34,36,38,40
のバックゲートにはそれぞれのソースと同じ電圧が供給
される。
【0177】一方、スタンバイ期間中は、トランジスタ
16および20がオフになり、トランジスタ214がオ
ンになる。したがって、PチャネルMOSトランジスタ
38のソースにはVCC−Vth(Vthは各ダイオー
ド206のしきい値電圧)の電圧が供給され、バックゲ
ートには電源電圧VCCが供給される。そのため、ソー
ス/ドレインを形成するp型拡散領域およびバックゲー
トを形成するn型基板間のpn接合が逆バイアスされる
ので、pn接合に流れるリーク電流が低減される。ま
た、NチャネルMOSトランジスタ36のソースにはV
SS+2Vth(vthは各ダイオード208のしきい
値電圧)の電圧が供給され、バックゲートには接地電圧
VSSが供給される。そのため、バックゲートを形成す
るp型基板およびソース/ドレインを形成するn型拡散
領域間のpn接合は逆バイアスされるので、pn接合に
流れるリーク電流が低減される。
【0178】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0179】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、サブ電
源線およびサブ接地線に一定の電流が供給されているた
め、論理回路に流れるサブスレッショルドリーク電流を
必要最小限に抑えながらサブ電源電圧の下降しすぎおよ
びサブ接地線電圧の上昇しすぎを防止し、その結果、ア
クティブ状態初期における動作遅延を防止することがで
きる。
【0180】また、サブ電源線から論理回路を経てメイ
ン接地線に流れる電流およびメイン電源線から論理回路
を経てサブ接地線に流れる電流をモニタし、その電流が
一定になるようにサブ電源線およびサブ接地線を充電し
ているため、サブ電源線およびサブ接地線に供給される
電流を常に一定に維持することができる。
【0181】半導体回路装置が複数ブロックに階層化さ
れていて、上の階層ブロックからの要求信号に応じて下
の階層ブロックの電源系が活性化されるため、不必要な
電源系が活性化されることなく、消費電力を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による半導体回路装置
の構成を示す回路図である。
【図2】 図1に示された短絡信号発生回路の動作を示
すタイミング図である。
【図3】 図1に示されたオフセット差動増幅器の構成
を示す回路図である。
【図4】 図1に示されたもう1つのオフセット差動増
幅器の構成を示す回路図である。
【図5】 図1に示された最大値回路の一例を示す回路
図である。
【図6】 図1に示された最小値回路の一例を示す回路
図である。
【図7】 図1に示された最大値回路の他の例を示す回
路図である。
【図8】 図1に示された最小値回路の他の例を示す回
路図である。
【図9】 図1に示された最大値回路のさらに他の例を
示す回路図である。
【図10】 図1に示された最小値回路のさらに他の例
を示す回路図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による半導体回路
装置の構成を示す回路図である。
【図12】 この発明の実施の形態3による半導体回路
装置の構成を示す回路図である。
【図13】 この発明の実施の形態4による半導体回路
装置の構成を示す回路図である。
【図14】 この発明の実施の形態5による半導体回路
装置の構成を示すブロック図である。
【図15】 図14に示された短絡信号発生回路の動作
を示すタイミング図である。
【図16】 この発明の実施の形態6による半導体回路
装置の構成を示すブロック図である。
【図17】 図16に示された半導体回路装置の動作を
示すブロック図である。
【図18】 図16に示された送信回路および受信回路
の構成を示す回路図である。
【図19】 この発明の実施の形態7による半導体回路
装置の動作を示すブロック図である。
【図20】 図19に示された半導体回路装置における
送信回路および受信回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図21】 図16、図18および図20に示された電
源系の一例を示す回路図である。
【図22】 図16、図18および図20に示された電
源系の他の例を示す図である。
【図23】 図22に示されたダイオードの構成を示す
平面図である。
【図24】 図16、図18および図20に示された電
源系のさらに他の例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 メイン電源線、12 サブ電源線、14 メイン
接地線、16 サブ接地線、22 内部回路、28,9
4 短絡信号発生回路、50,52,74,76 抵抗
素子、54,56,78,80 オフセット差動増幅
器、82,84カレントミラー回路、86,88 電流
源、BK1〜BK4 回路ブロック、95,96 定電
流回路、HB1,HB11〜HB1m,HB111〜H
B11n,HB121〜HB12n,HB1m1〜HB
1mn 階層ブロック、122,132,138 電源
系、124,134,140 受信回路、126,12
8,130,136 送信回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブ状態およびスタンバイ状態を
    有する半導体回路装置であって、 第1の電源電圧を受ける第1のメイン電源線と、 第1のサブ電源線と、 前記第1のメイン電源線と前記第1のサブ電源線との間
    に接続され、前記アクティブ状態でオンになりかつ前記
    スタンバイ状態でオフになる第1のスイッチング素子
    と、 第2の電源電圧を受ける第2のメイン電源線と、 前記第2のメイン電源線および前記第1のサブ電源線の
    間に接続され、前記スタンバイ状態で前記第2の電源電
    圧に対応する第1の論理レベルを出力する第1の論理回
    路と、 前記第1のサブ電源線に一定の電流を供給する第1の定
    電流回路とを備える、半導体回路装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体回路装置はさらに、 第2のサブ電源線と、 前記第2のメイン電源線と前記第2のサブ電源線との間
    に接続され、前記アクティブ状態でオンになりかつ前記
    スタンバイ状態でオフになる第2のスイッチング素子
    と、 前記第1のメイン電源線および前記第2のサブ電源線の
    間に接続され、前記スタンバイ状態で前記第1の電源電
    圧に対応する第2の論理レベルを出力する第2の論理回
    路と、 前記第2のサブ電源線に一定の電流を供給する第2の定
    電流回路とを備える、請求項1に記載の半導体回路装
    置。
  3. 【請求項3】 アクティブ状態およびスタンバイ状態を
    有する半導体回路装置であって、 電源電圧を受けるメイン電源線と、 サブ電源線と、 前記メイン電源線と前記サブ電源線との間に接続され、
    前記アクティブ状態でオンになりかつ前記スタンバイ状
    態でオフになる第1のスイッチング素子と、 接地電圧を受けるメイン接地線と、 サブ接地線と、 前記メイン接地線と前記サブ接地線との間に接続され、
    前記アクティブ状態でオンになりかつ前記スタンバイ状
    態でオフになる第2のスイッチング素子と、 前記メイン電源線および前記サブ接地線の間に接続さ
    れ、前記スタンバイ状態で論理ハイレベルを出力する第
    1の論理回路と、 前記サブ電源線および前記メイン接地線の間に接続さ
    れ、前記スタンバイ状態で論理ローレベルを出力する第
    2の論理回路と、 前記サブ電源線に一定の電流を供給する第1の定電流回
    路と、 前記サブ接地線に一定の電流を供給する第2の定電流回
    路とを備える、半導体回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の定電流回路は、 前記サブ電源線を充電する第1の充電手段と、 前記第1の充電手段から前記サブ電源線に供給される電
    流をモニタする第1のモニタ手段と、 前記第1のモニタ手段によりモニタされる電流を一定に
    維持するよう前記第1の充電手段を制御する第1の制御
    手段とを含み、 前記第2の定電流回路は、 前記サブ接地線を充電する第2の充電手段と、 前記第2の充電手段から前記サブ接地線に供給される電
    流をモニタする第2のモニタ手段と、 前記第2のモニタ手段によりモニタされる電流を一定に
    維持するよう前記第2の充電手段を制御する第2の制御
    手段とを含む、請求項3に記載の半導体回路装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の定電流回路は、 前記サブ電源線に接続された第1のPチャネルMOSト
    ランジスタと、前記第1のPチャネルMOSトランジス
    タに接続された第2のPチャネルMOSトランジスタと
    からなる第1のカレントミラー回路と、 前記第2のPチャネルMOSトランジスタに接続された
    第1の電流源とを含み、 前記第2の定電流回路は、 前記サブ接地線に接続された第1のNチャネルMOSト
    ランジスタと、前記第1のNチャネルMOSトランジス
    タに接続された第2のNチャネルMOSトランジスタと
    からなる第2のカレントミラー回路と、 前記第2のNチャネルMOSトランジスタに接続された
    第2の電流源とを含む、請求項3に記載の半導体回路装
    置。
  6. 【請求項6】 前記半導体回路装置はさらに、 前記スタンバイ状態で前記サブ電源線と前記サブ接地線
    とを短絡する短絡手段を備える、請求項3に記載の半導
    体回路装置。
  7. 【請求項7】 アクティブ状態およびスタンバイ状態を
    有する半導体回路装置であって、 電源電圧を受けるメイン電源線と、 サブ電源線と、 前記メイン電源線と前記サブ電源線との間に接続され、
    前記アクティブ状態でオンになりかつ前記スタンバイ状
    態でオフになるスイッチングPチャネルMOSトランジ
    スタと、 接地電圧を受けるメイン接地線と、 サブ接地線と、 前記メイン接地線と前記サブ接地線との間に接続され、
    前記アクティブ状態でオンになりかつ前記スタンバイ状
    態でオフになるスイッチングNチャネルMOSトランジ
    スタと、 前記メイン電源線および前記サブ接地線の間に接続さ
    れ、前記スタンバイ状態で論理ハイレベルを出力する第
    1の論理回路と、 前記サブ電源線および前記メイン接地線の間に接続さ
    れ、前記スタンバイ状態で論理ローレベルを出力する第
    2の論理回路と、 前記アクティブ状態で前記スイッチングPチャネルMO
    Sトランジスタのバックゲートに前記電源電圧を供給
    し、前記スタンバイ状態で前記スイッチングPチャネル
    MOSトランジスタのバックゲートに前記電源電圧より
    も高い電圧を供給する第1のバックゲート電圧供給手段
    と、 前記アクティブ状態で前記スイッチングNチャネルMO
    Sトランジスタのバックゲートに前記接地電圧を供給
    し、前記スタンバイ状態で前記スイッチングNチャネル
    MOSトランジスタのバックゲートに前記接地電圧より
    も低い電圧を供給する第2のバックゲート電圧供給手段
    とを備える、半導体回路装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体回路装置はさらに、 前記アクティブ状態で前記電源電圧よりも高い電圧レベ
    ルに変化しかつ前記スタンバイ状態で前記接地電圧より
    も低い電圧レベルに変化する第1の短絡信号を発生して
    前記スイッチングPチャネルMOSトランジスタのゲー
    トに供給し、前記第1の短絡信号と相補的な第2の短絡
    信号を発生して前記スイッチングNチャネルMOSトラ
    ンジスタのゲートに供給する短絡信号発生回路を備え、 前記第1のバックゲート電圧供給手段は、前記メイン電
    源線および前記スイッチングPチャネルMOSトランジ
    スタのゲートに接続され、前記メイン電源線の前記電源
    電圧および前記スイッチングPチャネルMOSトランジ
    スタのゲートの電圧のうち高い方の電圧を選択して前記
    スイッチングPチャネルMOSトランジスタのバックゲ
    ートに供給する最大値回路を含み、 前記第2のバックゲート電圧供給手段は、前記メイン接
    地線および前記スイッチングNチャネルMOSトランジ
    スタのゲートに接続され、前記メイン接地線の前記接地
    電圧および前記スイッチングNチャネルMOSトランジ
    スタのゲートの電圧のうち低い方の電圧を選択して前記
    スイッチングNチャネルMOSトランジスタのバックゲ
    ートに供給する最小値回路を含む、請求項7に記載の半
    導体回路装置。
  9. 【請求項9】 第1の階層ブロックと、複数の第2の階
    層ブロックと含む半導体回路装置であって、 前記第1の階層ブロックは、 前記第1の階層ブロック中の内部回路に所定電圧を供給
    するための第1の電源系と、 外部から供給された第1の要求信号を受信して前記第1
    の電源系を活性化する第1の受信回路と、 前記複数の第2の階層ブロックに対応して設けられ、各
    々が第2の要求信号をその対応する第2の階層ブロック
    に送信する複数の第1の送信回路と含み、 前記第2の階層ブロックの各々は、 前記第2の階層ブロック中の内部回路に所定電圧を供給
    するための第2の電源系と、 前記第2の要求信号を受信して前記第2の電源系を活性
    化する第2の受信回路とを含む、半導体回路装置。
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