JP2000128388A - 自動原稿給紙装置 - Google Patents

自動原稿給紙装置

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JP2000128388A
JP2000128388A JP10304443A JP30444398A JP2000128388A JP 2000128388 A JP2000128388 A JP 2000128388A JP 10304443 A JP10304443 A JP 10304443A JP 30444398 A JP30444398 A JP 30444398A JP 2000128388 A JP2000128388 A JP 2000128388A
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closing door
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feeding
door
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Masaya Takai
真哉 高井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開閉ドアの閉時における開閉ドア奥側の固定性
および開閉ドアの開閉時の操作性を向上することができ
る自動原稿給紙装置を提供する。 【解決手段】自動原稿給紙装置10において、開閉ドア
11の奥側の支点軸34にレバー37が固着され、レバ
ー37の先端部にスプリング36が装着されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機およびファ
クシミリ装置などの画像形成装置に装着される自動原稿
給紙装置に関し、より詳しくは、原稿束から原稿を1枚
ずつ分離して、複写機およびファクシミリ装置の露光位
置に向かって給紙する分離・給紙手段あるいは原稿を排
出する排紙手段に開閉ドアを有する自動原稿給紙装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機およびファクシミリ装置
などの自動原稿給紙装置は、原稿テーブル上に載置され
た複数の原稿からなる原稿束から最上位に位置する原稿
を分離した後、反転経路を介して複写機およびファクシ
ミリ装置の露光位置に給紙する分離・給紙手段をカバー
する開閉ドアを有している。
【0003】図14において、開閉ドア11は、断面略
く字状を呈し、その一端部より自動原稿給紙装置の手前
側および奥側に向けて1対の支点軸34が突設され、開
閉ドア11は、1対の支点軸34により自動原稿給紙装
置の奥行き方向に配設された1対の支持板27,28間
に軸着されている。開閉ドア11の他端部の手前側およ
び奥側には、着磁板30がそれぞれ固着され、支持板2
7,28にマグネット31が装着され、着磁板30がマ
グネット31に接着することにより、開閉ドア11は閉
じ固定される。
【0004】ところが、図15に示すように、ユーザー
は、開閉ドア11の中央部に開閉用の取っ手26がある
にも関わらず、複写機の使用位置の関係上、開閉ドア1
1の手前側をもって操作してしまう。この位置で開閉操
作した場合、開閉ドア11には、図16に示すような捩
れが発生し、開閉ドア11の手前側の着磁板30がマグ
ネット31に接着しても、奥側の着磁板30がマグネッ
ト31に接着されず、開閉ドア11が固定されない。
【0005】そこで、開閉ドア11の奥側にドア開閉検
知手段(図示略す)を設け、開閉ドア11をその手前を
持って閉じたとき、開閉ドア11の捩れにより奥側が開
いている場合には、開閉ドア11が開状態であると検知
するものや開閉ドア11を合成樹脂の圧空成形で形成す
るなどして、開閉時の捩れ剛性を強化したもの(たとえ
ば、特開平2−93551号公報に開示)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記提案の
如き自動原稿給紙装置では、開閉ドア11に捩れが発生
していると、開閉ドア11の手前側が閉じても、開閉ド
ア11のドア開閉検知手段が奥側に付いていることか
ら、開閉ドア11の閉検知ができないため、開閉ドア1
1を閉めたつもりでも、実際は開いた状態になっていた
り、ドア開閉検知手段が閉検知した場合でも、開閉ドア
11の奥側が固定されていないため、振動などによりド
ア開閉検知手段が開検知し、装置が停止してしまうとい
う問題点がある。
【0007】また、開閉ドア11は分離手段に分離圧を
与える機能を備えており、開閉ドア11が確実に閉じな
いと、スキューやジャムの原因となる。そこで、開閉ド
ア11をスプリングなどの手段で強制的に閉じる機構と
なっているものもあるが、この機構では、開閉ドア11
を開けるにつれて大きな操作力が必要となり、開閉ドア
11の操作性を低下させるという問題点がある。
【0008】また、特開平2−93551号公報に開示
されたものでは、開閉ドア11自身の捩れ剛性を充分に
強化することはできず、解決すべき課題を有している。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、開閉ドアの閉時にお
ける開閉ドア奥側の固定性および開閉ドアの開閉時の操
作性を向上することができる自動原稿給紙装置を提供す
ることにある。
【0009】本発明の上記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る自動原稿給紙装置は、原稿束から原稿を1
枚ずつ分離し、分離された上記原稿を画像形成装置に給
紙する分離・給紙手段と、上記分離・給紙手段によって
給紙された上記原稿を露光位置に給紙・停止させるとと
もに、上記画像形成装置の読取手段により読取りが終了
した原稿を搬出する搬入・搬出手段と、上記搬入・搬出
手段によって露光位置から搬出された上記原稿を排紙す
る排紙手段と、上記分離・給紙手段または上記排紙手段
の手前側および奥側に開閉自在に軸着された開閉ドアと
を有する自動原稿給紙装置において、上記開閉ドアの奥
側に、上記開閉ドアを閉じる方向に付勢する弾性部材が
装着されたことを特徴とする。
【0011】また、上記開閉ドアの奥側の支点軸にレバ
ーが固着され、上記レバーの先端部に弾性部材が装着さ
れたことを特徴とする。また、上記開閉ドアの奥側の支
点軸にカムが固着され、上記カムに摺動するレバーが設
けられ、上記レバーに弾性部材が装着されたことを特徴
とする。さらに、上記分離・給紙手段または上記排紙手
段の手前側および奥側に、上記開閉ドアの閉時に、上記
開閉ドアを固定する固定手段がそれぞれ設けられ、上記
分離・給紙手段または上記排紙手段の手前側より奥側の
上記固定手段の固定力を弱く設定したことを特徴とす
る。
【0012】従って、本発明によれば、開閉ドアをその
手前側を持って閉じると、弾性部材により、開閉ドアの
奥側に対して、開閉ドアを閉じる方向に回転力が作用
し、開閉ドアの奥側の捩れが補正される。また、開閉ド
アを開けるに連れ、弾性部材の弾性力が最小限に抑えら
れ、開閉ドアの操作性が向上する。
【0013】また、開閉ドアの手前側より奥側の固定手
段の固定力を弱く設定したので、開閉ドアをその手前側
を持って開ける際の操作性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。実施の形態を説明するに当
たって、従来例と同一機能を奏するものは同じ符号を付
して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る自
動原稿給紙装置および複写機の正面図、図2は、本発明
の一実施の形態に係る自動原稿給紙装置の平面図、図3
は、本発明の一実施の形態に係る自動原稿給紙装置の断
面図、図4は、本発明の一実施の形態に係る自動原稿給
紙装置の開閉ドアの動作を示す断面図、図5〜図11
は、本発明の他の実施の形態に係る自動原稿給紙装置の
開閉ドアの動作を示す要部説明図、図12は、本発明の
他の実施の形態に係る自動原稿給紙装置の開閉ドアにお
けるカムの正面図、図13は、本発明の他の実施の形態
に係る自動原稿給紙装置の開閉ドアにおけるカムおよび
レバーの動作を説明する図である。
【0015】図1において、複写機1の上部には、自動
原稿給紙装置10がヒンジ(図示略す)により開閉自在
に蝶着されている。この自動原稿給紙装置10は、図2
および図3に示すように、複数の原稿からなる原稿束1
2を載置可能な原稿テーブ13と、原稿テーブ13に載
置された原稿束12から原稿を1枚ずつ分離した後、分
離された原稿を複写機1の上面のコンタクトガラス19
に向かって給紙する分離・給紙手段Aと、分離・給紙手
段Aによってコンタクトガラス19に向かって給紙され
た原稿をコンタクトガラス19上の露光位置に給紙・停
止させるとともに、コンタクトガラス19の下方に配設
された複写機1の読取手段により読取りが終了した原稿
をコンタクトガラス19から搬出する搬入・搬出手段B
と、搬入・搬出手段Bによってコンタクトガラス19の
露光位置21から搬出された原稿を複写機1の側方から
突出する第1の排紙トレイ25または原稿テーブル13
の下方に配設された第2の排紙トレイ65の何れか一方
に排紙する排紙手段Cとから構成されている。
【0016】分離・給紙手段Aは、ピックアップコロ1
4、リバースコロ15、給紙ベルト16、プルアウト駆
動コロ17、給紙センサS1、レジストセンサS2およ
び原稿スケール18と、これらをカバーする開閉ドアー
11から構成されている。これらピックアップコロ1
4、リバースコロ15、プルアウト駆動コロ17は給紙
モータ(図示略す)によって駆動され、この給紙モータ
との間に歯車機構などの駆動系を介して接続されてい
る。
【0017】給紙モータが正転駆動されると、ピックア
ップコロ14が時計方向に回転して原稿束12から上層
に位置する原稿が給紙されるとともに、リバースコロ1
5が時計方向に回転されて原稿束12から最上位の原稿
のみが分離される。この分離された原稿は反時計方向に
回転するプルアウト駆動コロ17によりリバースコロ1
5より引抜かれてコンタクトガラス19に向かって給紙
される。
【0018】搬入・搬出手段Bは、搬送ベルト20と、
搬送ベルト20の内部に設けられ、搬送ベルト20をコ
ンタクトガラス19に加圧する複数の加圧コロ66とか
ら構成されている。排紙手段Cは、反転駆動コロ22、
反転分岐爪24、排紙分岐爪23、第1の排紙トレイ2
5、第2の排紙トレイ65および両面レジストセンサS
3から構成され、反転駆動コロ22は排紙モータ(図示
略す)によって駆動されるようになっている。
【0019】自動原稿給紙装置は、以上の如く構成され
ているので、自動原稿給紙装置の片面の複写モード時
は、先ず、原稿束12が原稿の画像面を上向きにして、
原稿テーブル13にセットされると、複写機1のコピー
スタートボタン(図示略す)の押下により、給紙モータ
(図示略す)が正転(時計回り)し、ピックアップコロ
14、給紙ベルト16およびリバースコロ15が正転
し、プルアウトコロ17が逆転(反時計回り)する。
【0020】原稿テーブル13にセットされた原稿束1
2は、ピックアップコロ14の正転により最上位の原稿
から給紙され、給紙ベルト16とリバースコロ15とで
構成される分離部に搬送される。原稿搬送方向に正回転
する給紙ベルト16と逆回転するリバースコロ15とに
より給紙された原稿束12は1枚毎に分離されプルアウ
トコロ17により分離部より引き抜かれる。
【0021】プルアウトコロ17上側に配置された給紙
センサS1により、原稿先端が検知されると、給紙モー
タは正転から逆転に駆動方向が切り替わり、駆動系の構
成により、ピックアップコロ14と給紙ベルト16は停
止し、プルアウトコロ17は逆転し、リバースコロ15
は正転することにより、現原稿はプルアウトコロ17に
より給紙部から搬送部に搬送され、次原稿は分離部への
進入を阻止するようになる。
【0022】給紙モータの逆転と同時に搬送モータ(図
示略す)が正転し、原稿は搬送ベルト20によりコンタ
クトガラス19上に搬送され、コンタクトガラス19上
の所定の位置に停止される。レジストセンサS2が搬送
ベルト20により搬送される原稿の後端を検知した後、
搬送モータにより原稿を所定パルス数搬送した後に停止
させることにより、原稿をコンタクトガラス19上の所
定位置に停止させる。
【0023】コンタクトガラス19上の原稿は、複写機
1の露光終了後、搬送モータが正転し、搬送ベルト19
により反転排紙部に搬送される。片面の複写モード時で
は、排紙分岐爪23は、上方に待避した位置(ホームポ
ジションであり、排紙分岐爪23の下側が第1の排紙ト
レイ25への原稿ガイドとなっている。)となってい
る。
【0024】搬送モータの正転と同時に反転排紙モータ
(図示略す)が正転し、反転排紙部に搬送されてきた原
稿が反転コロ22により第1の排紙トレイ25に排出さ
れる。次に、自動原稿給紙装置の両面複写モード時の動
作について説明する。原稿の給紙動作までは、片面の複
写モード時と同様であり、給紙モータ(図示略す)の逆
転、搬送モータの正転により、コンタクトガラス19上
の所定の位置に原稿は停止される。原稿表面の露光終了
後、搬送モータが正転し、搬送ベルト20により反転排
紙部に搬送される。
【0025】両面の複写モード時は、排紙分岐爪23
は、下方に待避した位置に移動し、反転分岐爪24は、
上方に待避した位置(ホームポジションは、反転分岐爪
24が下方に待避した位置であり、反転分岐爪24の上
面が第2の排紙トレイ65への原稿の搬送ガイドとなっ
ている。)に移動する。搬送モータの正転と同時に反転
排紙モータは正転し、原稿は反転コロ22により反転排
紙部に搬送され、反転分岐爪24により反転排紙部内で
ターンし、反転コロ22により、原稿の表裏が反転され
た状態で再びコンタクトガラス19上に搬送される。
【0026】反転排紙部に搬送された原稿の先端を両面
レジストセンサS3が検知すると、搬送モータは正転か
ら逆転に切り替わりコンタクトガラス19上に搬送され
た原稿を搬送ベルト20により所定の位置まで搬送し、
停止する。複写機1により、原稿の裏面の露光動作終了
後、搬送モータが正転し、搬送ベルト20により反転排
紙部に搬送される。両面の複写モード時の原稿排紙時
は、排紙分岐爪23、反転分岐爪24は、下方に待避し
た位置に移動する。搬送モータの正転と同時に反転排紙
モータも正転し、原稿は反転コロ22により反転排紙部
に搬送され、原稿は第2の排紙トレイ65に排出され
る。
【0027】開閉ドア11は、断面略く字状を呈し、そ
の一端部より自動原稿給紙装置10の手前側および奥側
に向けて1対の支点軸34が突設され、開閉ドア11
は、1対の支点軸34により自動原稿給紙装置10の奥
行き方向に配設された1対の支持板27,28間に軸着
されている。開閉ドア11の他端部の手前側および奥側
には、鉄系の着磁板30がそれぞれ固着され、支持板2
7,28にマグネット31が装着され、着磁板30がマ
グネット31に接着することにより、開閉ドア11は閉
じ固定されるようになっている(図13参照)。
【0028】図4において、自動原稿給紙装置10の奥
側の支持板27には、ブラケット33が固着され、開閉
ドア11の奥側の他端部よりとブラケット33との間に
は、スプリング32が装着され、スプリング32は、開
閉ドア11を閉じる方向に付勢している。これにより、
開閉ドア11の手前側を持って閉じると、スプリング3
2により、開閉ドア11の奥側に対して、開閉ドア11
を閉じる方向に回転力が作用し、開閉ドア11の奥側の
捩れが補正されるため、開閉ドア11の奥側の着磁板3
0がマグネット31に接着し、開閉ドア11は確実に固
定される。
【0029】図5〜図8において、自動原稿給紙装置1
0の奥側の支持板27には、ブラケット35が固着さ
れ、開閉ドア11の奥側の支点軸34にレバー37がネ
ジなどで固着され、このレバー37の先端部とブラケッ
ト35との間には、スプリング36が装着され、スプリ
ング36はブラケット35側に付勢している。これによ
り、開閉ドア11を開くと、反時計回りに支点軸34お
よびレバー37は回転し、スプリング36の引っ張り力
は最大となる。ここから、開閉ドア11を閉じて行くに
連れ、スプリング36の引っ張り力は小さくなり、開閉
ドア11が閉じる瞬間で、スプリング36の引っ張り力
を開閉ドア11が閉じる荷重に設定しておく。
【0030】こうして、開閉ドア11の手前側を持って
閉じると、スプリング36の引っ張り力がレバー37に
より開閉ドア11を閉める方向の回転力となり、この開
閉ドア11の奥側のみに発生した回転力が開閉ドア11
の捩れを補正し、開閉ドア11の奥側の着磁板30がマ
グネット31に接着し、開閉ドア11は確実に固定され
るとともに、開閉ドア11の開角度が小さいときは、ス
プリング36の引っ張り力が弱いので、開閉ドア11の
開操作がスムーズになる(図5参照)。
【0031】または、開閉ドア11を開くと、反時計回
りに支点軸34およびレバー37が回転し(図6参
照)、ここから、開閉ドア11をその手前側を持って閉
じて行くに連れ、スプリング36の引っ張り力は大きく
なり(図7参照)、さらに、閉じて行くと、スプリング
36の引っ張り力がレバー37により開閉ドア11を閉
める方向の回転力となる(図8参照)。
【0032】この開閉ドア11の奥側のみに発生した回
転力が開閉ドア11の捩れを補正し、開閉ドア11の奥
側の着磁板30がマグネット31に接着し、開閉ドア1
1は確実に固定される。また、レバー37の回転力の方
向が、開閉ドア11を開くに連れて開閉ドア11の開く
方向と同じになるので、開閉ドア11の開操作が容易に
なる。
【0033】図9〜図11において、自動原稿給紙装置
10の奥側の支持板27には、ブラケット38が固着さ
れ、開閉ドア11の奥側の支点軸34にカム43がネジ
などにより固着され、このカム43に摺動するレバー4
2がレバー軸41を介してアーム40に固定され、アー
ム40とブラケット35との間には、スプリング39が
装着され、スプリング39はブラケット38側に付勢し
ている。
【0034】これによれば、スプリング39の引っ張り
力が常時アーム40に伝わり、レバー42に反時計回り
の回転力が作用している。この状態で開閉ドア11を開
くと、レバー42はカム43の円弧上に乗り、レバー4
2の位置は変化しないので、アーム40が動かず、スプ
リング39の引っ張り力が一定となる(図9参照)。こ
こで、開閉ドア11を閉じて行くと、レバー42の回転
力がカム43を回転させ、これが開閉ドア11を閉める
方向の回転力となり、開閉ドア11の奥側のみに発生し
た回転力が開閉ドア11の捩れを補正し、開閉ドア11
の奥側の着磁板30がマグネット31に接着し、開閉ド
ア11は確実に固定される(図10,図11参照)。
【0035】以上、本発明の実施の形態の自動原稿給紙
装置について詳述したが、本発明は、上記実施の形態の
自動原稿給紙装置に限定されるものではなく、本発明の
特許請求の範囲に記載されている発明の精神を逸脱しな
い範囲で、設計において種々の変更ができるものであ
る。たとえば、本実施の形態のカム43に代えて、図1
2に示すような円弧部44aを有するカム44を用いて
もよい。これによれば、図13に示すように、開閉ドア
11が開くに連れてアーム40が反時計回りに動き、こ
れに伴いスプリング39の引っ張り力を徐々に少なくす
ることができるので、開閉ドア11の開操作性を容易に
することができる。
【0036】また、開閉ドア11の奥側にフィラーおよ
びセンサからなるドア開閉検知手段を設け、フィラーが
センサを遮光した場合は、開閉ドア11を閉検知し、フ
ィラーがセンサから離れたときは開閉ドア11を開検知
してもよい。また、開閉ドア11の手前側よりスプリン
グ32,36,39の付勢力のある奥側のマグネット3
1の磁力を弱く設定してもよい。これによれば、開閉ド
ア11をその手前側を持って開ける際の操作性が向上す
る。
【0037】また、本実施の形態では、分離・給紙手段
Aの開閉ドア11について述べたが、開閉手段11を排
紙手段Cに設けた場合でも、同様の効果が期待できる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の自動原稿給紙装置によれば、開閉ドアの奥側に、開
閉ドアを閉じる方向に付勢する弾性部材が装着されたの
で、開閉ドアをその手前側を持って閉じると、弾性部材
により、開閉ドアの奥側に対して、開閉ドアを閉じる方
向に回転力が作用し、開閉ドアの奥側の捩れが補正され
る。
【0039】また、開閉ドアの奥側の支点軸にレバーが
固着され、レバーの先端部に弾性部材が装着され、ま
た、開閉ドアの奥側の支点軸にカムが固着され、カムに
摺動するレバーが設けられ、レバーに弾性部材が装着さ
れたので、開閉ドアをその手前側を持って閉じると、弾
性部材により、開閉ドアの奥側に対して、開閉ドアを閉
じる方向に回転力が作用し、開閉ドアの奥側の捩れが補
正されるとともに、開閉ドアを開けるに連れ、弾性部材
の弾性力が最小限に抑えられ、開閉ドアの操作性を向上
することができる。
【0040】従って、開閉ドアをその手前側を持って閉
じた場合でも、開閉ドアの奥側の着磁板が確実に固定手
段に接着し、開閉ドアを確実に固定することができる。
よって、開閉ドアの閉検知が確実にできるようになり、
開閉ドアを閉めたつもりでも実際は開いた状態になって
いたり、搬送途中でドア開閉検知手段が開検知し、装置
が停止してしまうような不具合を無くすことができる。
【0041】また、開閉ドアの手前側より奥側の固定手
段の固定力を弱く設定したので、開閉ドアをその手前側
を持って開ける際の操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である自動原稿給紙装置
および複写機の正面図。
【図2】本発明の一実施の形態である自動原稿給紙装置
の平面図。
【図3】本発明の一実施の形態である自動原稿給紙装置
の断面図。
【図4】本発明の一実施の形態である自動原稿給紙装置
の開閉ドアの動作を示す断面図。
【図5】本発明の他の実施の形態である自動原稿給紙装
置の開閉ドアの動作を示す要部説明図。
【図6】本発明の他の実施の形態である自動原稿給紙装
置の開閉ドアの動作を示す要部説明図。
【図7】本発明の他の実施の形態である自動原稿給紙装
置の開閉ドアの動作を示す要部説明図。
【図8】本発明の他の実施の形態である自動原稿給紙装
置の開閉ドアの動作を示す要部説明図。
【図9】本発明の他の実施の形態である自動原稿給紙装
置の開閉ドアの動作を示す要部説明図。
【図10】本発明の他の実施の形態である自動原稿給紙
装置の開閉ドアの動作を示す要部説明図。
【図11】本発明の他の実施の形態である自動原稿給紙
装置の開閉ドアの動作を示す要部説明図。
【図12】本発明の他の実施の形態である自動原稿給紙
装置の開閉ドアにおけるカムの正面図。
【図13】本発明の他の実施の形態である自動原稿給紙
装置の開閉ドアにおけるカムおよびレバーの動作を説明
する図。
【図14】従来の自動原稿給紙装置の開閉ドアの斜視
図。
【図15】従来の自動原稿給紙装置の開閉ドアの開閉動
作を説明する斜視図。
【図16】従来の自動原稿給紙装置の開閉ドアの捩れを
説明する斜視図。
【符号の説明】
1 複写機 10 自動原稿給紙装置 11 開閉ドア 27,28 支持板 30 着磁板 31 マグネット 32,36,39 スプリング 33,35,38 ブラケット 34 支点軸 37 レバー 40 アーム 41 レバー軸 42 レバー 43,44 カム A 分離・給紙手段 B 搬入・搬出手段 C 排紙手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿束から原稿を1枚ずつ分離し、分離さ
    れた上記原稿を画像形成装置に給紙する分離・給紙手段
    と、上記分離・給紙手段によって給紙された上記原稿を
    露光位置に給紙・停止させるとともに、上記画像形成装
    置の読取手段により読取りが終了した原稿を搬出する搬
    入・搬出手段と、上記搬入・搬出手段によって露光位置
    から搬出された上記原稿を排紙する排紙手段と、上記分
    離・給紙手段または上記排紙手段の手前側および奥側に
    開閉自在に軸着された開閉ドアとを有する自動原稿給紙
    装置において、 上記開閉ドアの奥側に、上記開閉ドアを閉じる方向に付
    勢する弾性部材が装着されたことを特徴とする自動原稿
    給紙装置。
  2. 【請求項2】原稿束から原稿を1枚ずつ分離し、分離さ
    れた上記原稿を画像形成装置に給紙する分離・給紙手段
    と、上記分離・給紙手段によって給紙された上記原稿を
    露光位置に給紙・停止させるとともに、上記画像形成装
    置の読取手段により読取りが終了した原稿を搬出する搬
    入・搬出手段と、上記搬入・搬出手段によって露光位置
    から搬出された上記原稿を排紙する排紙手段と、上記分
    離・給紙手段または上記排紙手段の手前側および奥側に
    開閉自在に軸着された開閉ドアとを有する自動原稿給紙
    装置において、 上記開閉ドアの奥側の支点軸にレバーが固着され、上記
    レバーの先端部に弾性部材が装着されたことを特徴とす
    る自動原稿給紙装置。
  3. 【請求項3】原稿束から原稿を1枚ずつ分離し、分離さ
    れた上記原稿を画像形成装置に給紙する分離・給紙手段
    と、上記分離・給紙手段によって給紙された上記原稿を
    露光位置に給紙・停止させるとともに、上記画像形成装
    置の読取手段により読取りが終了した原稿を搬出する搬
    入・搬出手段と、上記搬入・搬出手段によって露光位置
    から搬出された上記原稿を排紙する排紙手段と、上記分
    離・給紙手段または上記排紙手段の手前側および奥側に
    開閉自在に軸着された開閉ドアとを有する自動原稿給紙
    装置において、 上記開閉ドアの奥側の支点軸にカムが固着され、上記カ
    ムに摺動するレバーが設けられ、上記レバーに弾性部材
    が装着されたことを特徴とする自動原稿給紙装置。
  4. 【請求項4】上記分離・給紙手段または上記排紙手段の
    手前側および奥側に、上記開閉ドアの閉時に、上記開閉
    ドアを固定する固定手段がそれぞれ設けられ、上記分離
    ・給紙手段または上記排紙手段の手前側より奥側の上記
    固定手段の固定力を弱く設定したことを特徴とする請求
    項1、2または3記載の自動原稿給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012226173A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Ricoh Co Ltd 原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012226173A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Ricoh Co Ltd 原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

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