JP2663546B2 - フィニッシャ付きソータ装置 - Google Patents

フィニッシャ付きソータ装置

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JP2663546B2
JP2663546B2 JP63213473A JP21347388A JP2663546B2 JP 2663546 B2 JP2663546 B2 JP 2663546B2 JP 63213473 A JP63213473 A JP 63213473A JP 21347388 A JP21347388 A JP 21347388A JP 2663546 B2 JP2663546 B2 JP 2663546B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フィニッシャ付きソータ装置、詳しくは電
子写真複写機等の作像装置から排出されたシートを、ソ
ータ部に設けた複数のビンへ分配収容した後各ビンから
取り出し、フィニッシャ部へ搬送してフィニッシュ処
理、例えばステープラによる綴じ処理を行う装置に関す
る。
[従来の技術とその課題] 近年、複写機におけるペーパーハンドリングの自動化
の要求により、自動原稿搬送装置やコピー済みシートの
ソーティング、グルーピングを行うソータ等のオプショ
ンが種々開発され、実用に供されている。その最終形態
の一つとしてソータのビンに分配収容されたシートを自
動的にステープルしてスタックしていくフィニッシャ付
きソータが要求されており、既に、大型複写機の一部で
は実用化されている。
ところで、複数のビンを垂直方向に積み重ねて設置し
たタイプのソータにフィニッシャを付設した場合、各ビ
ンに収容されているシートを取り出すには、従来、アー
ムの先端に設けた一対の把持具あるいは一対のローラを
ビンの入口部に進入させ、シートの端部を挾着して行っ
ていた。この進入時に、ローラ等が上又は下のビンに当
接しない様にビン間隔を広げる必要がある。そのため、
部分的にピッチを広げた螺旋溝を刻設したカムを使用
し、該カムの回転に基づいてシートを取り出す順序に応
じてビン間隔を広げる方法が一般的に採用されている。
しかしながら、螺旋カムは製作費が高価につき、実用化
は困難である。
そこで、本発明の課題は、高価な螺旋カムに代え、ビ
ン間隔を広げる必要なく安価で簡単な構成にてシート取
出し手段をビンの入口部に進入可能としたフィニッシャ
付きソータ装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段と作用] 以上の課題を解決するため、本発明に係るフィニッシ
ャ付きソータ装置は、作像装置本体から排出されたシー
トをソータ部に設けた複数のビンへ分配収容した後、各
ビンから取り出したシートにフィニッシュ処理を行うフ
ィニッシャ付きソータ装置において、略垂直方向に積み
重ねられた複数のビンと、前記各ビンを略垂直方向に上
下動させつつ、シート取出し位置へ移動したビンをシー
トの分配収容方向とは逆行する方向へ略水平移動させる
ビン移動手段と、前記シート取出し位置に設置され、略
水平移動したビンに収容されているシートを取り出すシ
ート取出し手段と、を備えたことを特徴とする。
以上の構成において、作像装置本体から排出されたシ
ートは各ビンに分配収容される。その後、各ビンは移動
手段にて略垂直方向に駆動され、シート取出し位置にお
いてシートの分配収容方向とは逆行する方向へ略水平移
動する。即ち、シート取出し位置にセットされたビンは
端部が他のビンから突出し、この様に突出したビン上の
シートがシート取出し手段によってビンから取り出され
ることとなる。従って、ことさらビン間隔を広げること
なくシートの取出しが可能である。
さらに、本発明に係るフィニッシャ付きソータ装置
は、略鉛直方向に配列されると共に、移動可能な複数の
ビンと、作像装置本体から排出されたシートを各ビンに
分配収容する分配手段と、フィニッシュ処理のため、各
ビンに収容されているシートを取り扱うフィニッシュ手
段と、前記複数のビンを略鉛直方向に移動させる第1駆
動手段と、前記フィニッシュ手段と略同じ高さに移動し
たビンを、前記フィニッシュ手段に向けてシートの分配
収容方向とは逆行する方向へ略水平移動させる第2駆動
手段と、を備えたことを特徴とする。
以上の構成において、シートを収容したビンは第1駆
動手段によってフィニッシュ手段と略同じ高さまで移動
し、さらに、第2駆動手段によってシートの分配収容方
向とは逆行する方向に略水平移動する。即ち、フィニッ
シュ手段と略同じ高さにセットされたビンは端部が他の
ビンから突出し、この様に突出したビン上のシートがフ
ィニッシュ手段によって取り扱われる。従って、ことさ
らビン間隔を広げることなくシートの取扱いが可能であ
る。
さらに、本発明に係るフィニッシャ付きソータ装置
は、略鉛直方向に配列されると共に、移動可能な複数の
ビンと、作像装置本体から排出されたシートを各ビンに
分配収容する分配手段と、フィニッシュ処理のため、各
ビンに収容されているシートを取り扱うフィニッシュ手
段と、前記複数のビンの移動を略鉛直方向に案内するた
めの第1ガイド部と、前記フィニッシュ手段と略同じ高
さに移動したビンの移動を前記フィニッシュ手段に向か
う略水平方向に案内する第2ガイド部とを有するガイド
手段と、を備えたことを特徴とする。
以上の構成において、略鉛直方向に配列されたビンは
第1ガイド部で略鉛直方向に案内され、かつ、第2ガイ
ド部でフィニッシュ手段に向かう略水平方向に案内され
る。即ち、ことさらビン間隔を広げることなく、ビンを
他のビンからフィニッシュ手段に突出させてフィニッシ
ュ手段によるシートの取扱いが可能となる。
[実施例] 以下、本発明に係るフィニッシャ付きソータ装置の一
実施例につき、添付図面を参照して説明する。
(全体構成) ソータ部(100)は、第1図に示す様に、複写機本体
(1)の側部にシート搬送部(50)を介して付設された
もので、シート搬送部(50)の下方にはシートをステー
プル処理可能なフィニッシャ部(200)が設置されてい
る。また、複写機本体(1)には自動原稿搬送装置(3
0)(以下、ADFと記す)が付設されている。
複写機本体(1)は、周知の電子写真法によりシート
上に画像を形成するもので、矢印(a)方向に回転駆動
される感光体ドラム(2)上には、まず、帯電チャージ
ャ(3)にて一定の電荷が付与され、光学系(4)が矢
印(b)方向にスキャンすることによりADF(30)にて
原稿台ガラス(29)上の所定位置にセットされた原稿が
スリット露光される。これにて、感光体ドラム(2)上
に形成された静電潜像は磁気ブラシ式の現像装置(5)
にてトナー像とされ、転写チャージャ(6)にて用紙上
に転写される。
複写用シートは複写機本体(1)内のエレベート式及
びカセット式の自動給紙装置(10),(11)のいずれか
から選択的に1枚ずつ給紙され、タイミングローラ対
(19)にて所定のタイミングで前記転写部に送られる。
転写後のシートは搬送ベルト(20)にて定着装置(21)
に送り込まれ、ここでトナー像の定着を行われた後、排
出ローラ対(22)からシート搬送部(50)に送り込ま
れ、このときフォトセンサ(SE1)にてその通過が検出
される。また、複写機本体(1)内には、両面コピー、
合成コピーを行うための再給紙装置(25)が内蔵され、
排出ローラ対(22)の手前にはそのための用紙搬送切換
え爪(26)が設置されている。
一方、感光体ドラム(2)は転写後も矢印(a)方向
に回転を続け、ブレード方式のクリーニング装置(7)
にて残留トナーを払拭されると共に、イレーサランプ
(8)にて残留電荷を消去され、次回のコピー動作に備
える。
ADF(30)は、それ自体周知のもので、原稿トレイ(3
1)上に載置された原稿を給紙ローラ対(32)にて1枚
ずつ給紙し、搬送ベルト(34)の回転にて原稿台ガラス
(29)上の所定位置にセットする。画像露光後、原稿は
搬送ベルト(34)の回転にて反転搬送路(35)を通じて
排出トレイ(36)上に排出される。
(シート搬送部の構成と動作) シート搬送部(50)は、第2図に示す様に、複写機本
体(1)から排出されたシートを受け入れるためのガイ
ド板(51),(52)、駆動ローラ(53)と従動ピンチロ
ーラ(54)、通路切換え爪(55)、ノンソートトレイ
(61)、通路切換えレバー(70)、その他搬送通路を構
成するローラ(62)、ガイド板(72)等にて構成されて
いる。
切換え爪(55)はソレノイドによって支軸(56)を支
点として回動可能であり、このソレノイドがオフされて
いるとき第2図中一点鎖線位置にセットされ、シートを
ノンソートトレイ(61)の方向へガイドする。このと
き、シートは切換え爪(55)の上面及びガイド板(5
7),(58)にてガイドされ、排出ローラ(59)、従動
ピンチローラ(60)からノンソートトレイ(61)上に排
出される。一方、ソーティングモード、グルーピングモ
ードが選択されると、前記ソレノイドがオンすることに
より、切換え爪(55)は第2図中実線位置へ移動し、シ
ートをその下面にてソータ部(100)の方向へガイドす
る。
シートをソータ部(100)又はフィニッシャ部(200)
へ送り込むための搬送通路は、切換えレバー(70)、駆
動ローラ(62)とその上部に接触する従動ボール(6
3)、駆動ローラ(64),(65),(66),(67),(6
8),(69)、ガイド板(72),(73),(74),(7
5)にて構成されている。また、ローラ(64),(65)
の直後には搬送されるシートを検出するためのフォトセ
ンサ(SE2)が設置されている。この搬送通路は複写機
本体(1)から排出されたシートを1枚ずつソータ部
(100)へ搬送すると共に、フィニッシャモード時に以
下に詳述する様に、ソータ部(100)の各ビン(102)か
ら取り出されたシートをフィニッシャ部(200)へ搬送
する機能を有している。そこで、切換えレバー(70)は
ソレノイドによって支軸(71)を支点として回動可能と
され、このソレノイドがオフされているとき、第2図中
実線位置にセットされる。このとき、シートは切換えレ
バー(70)の上面(70a)とガイド板(72),(73)と
でガイドされ、ソータ部(100)へ搬送される。
一方、駆動ローラ(62),(64)〜(67)は搬送モー
タからの駆動力でクラッチにて正逆回転切換え駆動可能
とされ、以下に詳述する様に各ビンに分配収容されたシ
ートが取り出されたとき、シートを第2図中左方に搬送
する様に逆転駆動される。このとき、シートは切換えレ
バー(70)の上面(70a)とガイド板(72),(73)と
で左方に搬送され、シートの搬送方向後端がセンサ(SE
2)にて検出されると、駆動ローラ(62),(64),(6
5)が正転に切り換えられると共に、前記ソレノイドが
オンすることにより切換えレバー(70)が第2図中一点
鎖線位置へ移動し、シートをその下面(70b)にて駆動
ローラ(68),(69)を介してフィニッシャ部(200)
へ搬送する。
ところで、フィニッシャモードが選択されている場
合、以上のシート搬送時において、シートは原稿の枚数
に応じた厚みを有する。従って、各ローラ(62)〜(6
9)はシートの厚みを収容してシートをばらつかすこと
なく搬送可能な構成とされている必要がある。
従来では、スポンジ等の弾性材でローラを構成してい
たが、これではシートの枚数によってトルクに変動を来
し、弾性材の変形といった不具合をも有していた。
そこで、本実施例では、ローラを比較的硬度の高い樹
脂にて形成し、それぞれに駆動力を伝達し、対になるロ
ーラ間隔を自動調整自在とした。即ち、従動ボール(6
3)に関しては鋼球にて形成し、ノンソートトレイ(6
1)の裏面に設けたブラケット(76)に回転かつ上下動
自在に装着し、位置を固定された駆動ローラ(62)上に
自重まで接触させた。駆動ローラ(64)〜(69)に関し
ては、第3図、第4図に示す様に、駆動ローラ(64)の
位置を固定し、他方の駆動ローラ(65)を駆動ローラ
(64)に対して接離可能とし、かつトーションばね(8
5)で付勢駆動ローラ(64)に圧接する様に構成した。
詳しくは、駆動力はまず下側の駆動ローラ(64)の軸
(64a)に固定したギヤ(80)に伝達され、駆動ローラ
(64)を回転駆動する。ギヤ(80)はギヤ(81),(8
2)を介して上側の駆動ローラ(65)の軸(65a)に固定
したギヤ(83)に結合され、駆動ローラ(65)を回転駆
動する。また、ギヤ(81),(82)は軸(81a),(82
a)に装着され、駆動ローラ(65)は軸(82a)を支点と
して回動自在なアーム(84)に保持され、該アーム(8
4)がトーションばね(85)にて第3図中反時計回り方
向に付勢されることにより、下側の駆動ローラ(64)上
に圧着している。従って、シート(P)が1枚ないし少
数枚のときには第3図の状態で通紙が行われる。シート
(P)が多数枚のときには、第4図に示す様に、シート
(P)の厚み分だけ上側の駆動ローラ(65)がアーム
(84)と共にトーションばね(85)のばね力に抗して上
方にいわば退避し、この状態で通紙が行われる。即ち、
トーションばね(85)のばね力は、シート束が駆動ロー
ラ(65)の当接部に進入した際に駆動ローラ(65)を保
持するアーム(84)が時計方向に回動可能となる程度に
設定されている。これにて、多数枚のシート搬送時にシ
ートの厚みを適宜吸収し、シートの上下面から搬送力を
付与し、シートにずれを生じさせることなく搬送するこ
とが可能となる。
なお、図示しないが他の駆動ローラ(66),(67)及
び(68),(69)についても第3図、第4図と同様の構
成、動作とされている。
(ソータ部の構成と動作) ソータ部(100)は、第2図に示す様に、シートを分
配収容するための15段のビン(102)からなるビンユニ
ット(101)、縦搬送通路(110)、各ビン(102)に対
応する切換え爪(120)と排出ローラ(125),(12
6)、シート取出し手段(130)、ビンユニット(101)
の移動手段にて構成されている。
シートの受入れ部はシート取出し手段(130)を兼用
する通路切換えレバー(131)とガイド板(109)とで構
成されている。切換えレバー(131)は、第5図、第7
図に示す様に、支軸(132)に複数本固定され、支軸(1
32)の端部にはレバー(133)を介してソレノイド(13
4)が連結され、かつコイルばね(135)にて矢印(d)
方向に付勢されている。この切換えレバー(131)はソ
レノイド(134)がオフされているとき、第2図、第7
図中実線位置にセットされる。このときシートは切換え
レバー(131)の下面(131b)とガイド板(109)とでガ
イドされ、縦搬送通路(110)に送り込まれる。
縦搬送通路(110)は、第2図に示す様に、縦ガイド
フレーム(111)とガイド板(112)、5個の搬送ローラ
(115)とそれに圧接して従動回転するピンチローラ(1
16)、各ビン(102)に対応して設置されている切換え
爪(120)とガイド板(124)、排出ローラ(125)とそ
れに圧接して従動回転するピンチローラ(126)から構
成されている。また、第6図に示す様に、各ビン(10
2)へ収容される直前のシートを検出するフォトセンサ
(SE3)が設置されている。
切換え爪(120)は最下段のビン(102)に対向するも
の以外はそれぞれ専用のソレノイドによって支軸(12
1)を支点として回動可能であり、各ソレノイドがオフ
されているときは第2図中実線位置にセットされ、垂直
面(120a)と縦ガイドフレーム(111)とでシートを下
方にガイドする。シートは縦方向には搬送ローラ(11
5),(116)にて搬送される。一方、切換え爪(120)
は各ソレノイドがオンされると、第2図中最上段に一点
鎖線で又は第6図中下段に示す如く切り換えられ、シー
トはその湾曲面(120b)及び各ガイド板(124)にガイ
ドされ排出ローラ(125),(126)から各ビン(102)
へ排出される。切換え爪(120)の切換え動作はシート
の後端がセンサ(SE3)にて検出されるタイミングにて
行われ、置数(コピー枚数)分上段のものから順次切り
換えられ、シートを1段目のビン(102)から下段のビ
ン(102)へと順次分配する。なお、グルーピングモー
ドが選択されているときは、置数分のシートは同一ビン
(102)に収容するため、切換え爪(120)は置数分のコ
ピーの終了に対応して切り換えられる。また、最下段
(15段目)の切換え爪(120)はその湾曲面(120b)で
シートを最下段のビン(102)へガイドする位置に固定
されている。
ところで、近年ではコピースピードの高速化に伴い、
ソータ部(100)でのシート搬送速度も高速となり、こ
の様な高速で搬送されるシートを排出ローラ(125),
(126)からビン(102)へそのままの速度で排出する
と、シートが飛び過ぎたり、既に収容されているシート
をずらせ、ビン(102)上でのシートの整列性が不揃い
になってしまう。
そこで、本実施例では、シートの後端が排出ローラ
(125),(126)から外れる直前で排出ローラ(12
5),(126)の回転数(搬送速度)を遅くする構成を採
用した。この場合、排出ローラ(125),(126)以外に
も搬送ローラ(115),(116)の搬送速度を遅くする
と、複写機本体(1)から排出されるシートの間隔が狭
くなり、切換え爪(120)を切り換えるタイミングが難
しくなり、紙詰まりの原因となる。従って、本実施例で
はシートの後端がセンサ(SE3)にて検出されたタイミ
ングで排出ローラ(125),(126)の搬送速度のみを低
下させる様に制御した。
以下、前述の速度切換え制御について説明する。
まず、ソータ部(100)の駆動系について第9図、第1
0図を参照して説明する。
第9図において、駆動プーリー(150)〜(154)は前
記搬送ローラ(115),(116)を駆動するためのもの
で、各ローラ(115)と同軸に固定され、テンションプ
ーリ(155)〜(159)を介してタイミングベルト(16
0)が張り渡されている。搬送モータ(M1)の回転力は
まず駆動プーリ(150)に伝達され、タイミングベルト
(160)は常時矢印(c)方向に回転駆動される。一
方、駆動プーリ(161)〜(167)は1段目から7段目の
ビン(102)に対応する排出ローラ(125),(126)を
駆動するためのもので、各ローラ(125)と同軸に固定
され、テンションプーリ(168)を介してタイミングベ
ルト(169)が張り渡されている。また、駆動プーリ(1
71)〜(178)は8段目から15段目のビン(102)に対応
する排出ローラ(125),(126)を駆動するためのもの
で、各ローラ(125)と同軸に固定され、テンションプ
ーリ(179)を介してタイミングベルト(180)が張り渡
されている。
一方、7段目の駆動プーリ(167)の支軸(181)と8
段目の駆動プーリ(171)の支軸(182)に固定したギヤ
(183),(184)はアイドルギヤ(185)を介して連結
されている。また、前記支軸(181)に固定したプーリ
(186)と駆動プーリ(152)の支軸(187)に装着した
プーリ(188)にはテンションプーリ(189)を介してタ
イミングベルト(190)が張り渡されている。同様に、
支軸(182)に固定したプーリ(191)と駆動プーリ(15
3)の支軸(192)に装着したプーリ(193)にはテンシ
ョンプーリ(104)を介してタイミングベルト(195)が
張り渡されている。前記各プーリ(188),(193)はそ
れぞれ支軸(187),(192)の端部に取付けられた高速
側クラッチ(196)、低速側クラッチ(197)にて制御さ
れる。即ち、クラッチ(196),(197)がオフのときは
支軸(187),(192)に対して回転自在であり、オンさ
れたとき支軸(187),(192)と一体的に回転可能であ
る。また、プーリ(188),(186)の歯数は同数とさ
れ、プーリ(193),(191)の歯数はプーリ(191)の
方が多く形成され、その間で減速される様に構成されて
いる。
以上の構成において、通常は高速側クラッチ(196)
がオン、低速側クラッチ(197)がオフされ、搬送モー
タ(M1)の回転にて、まずタイミングベルト(160)が
矢印(c)方向に回転し、これにて各搬送ローラ(11
5)が回転駆動される。この回転はオンされている高速
側クラッチ(196)のプーリ(188)を介してタイミング
ベルト(190)に伝達され、プーリ(186)を介してタイ
ミングベルト(169)が矢印(e)方向に回転する。こ
の回転力は同時にギヤ(183)からアイドルギヤ(185)
を介してギヤ(184)、駆動プーリ(171)に伝達され、
タイミングベルト(180)も矢印(e)方向に回転す
る。これにて、各排出ローラ(125)が回転駆動され
る。このとき、各排出ローラ(125)の回転速度はプー
リ(188),(186)が同歯数とされているため、搬送ロ
ーラ(115)の回転速度と同速である。
一方、各ビン(102)に収容されようとするシートの
後端が前記センサ(SE3)にて検出されると、高速側ク
ラッチ(196)がオフされ、低速側クラッチ(197)がオ
ンされる。この場合、搬送ローラ(115)を駆動するタ
イミングベルト(160)は同様に矢印(e)方向の回転
を継続し、搬送ローラ(115)の回転速度は変化しな
い。排出ローラ(125)を駆動するタイミングベルト(1
69),(180)に対しては、まず、オンされた低速側ク
ラッチ(197)のプーリ(193)を介してタイミングベル
ト(195)が矢印(e)方向に回転し、プーリ(191)を
介してタイミングベルト(180)が矢印(e)方向に回
転する。この回転力は同時にギヤ(184)からアイドル
ギヤ(185)を介してギヤ(183)、駆動プーリ(167)
に伝達され、タイミングベルト(169)も矢印(e)方
向に回転する。このとき駆動される各排出ローラ(12
5)の回転速度は、プーリ(193)、(191)の歯数の関
係で減速される。
排出ローラ(125),(126)の減速が元の高速に復帰
するのは、シートの後端がセンサ(SE3)で検出されて
から、排出ローラ(125),(126)のニップ部を通過し
終えるまでである。クラッチ(196),(197)と各切換
え爪(120)のソレノイドをオン,オフするタイミング
は第13図のタイムチャートに示す通りである。
ところで、本実施例において、駆動プーリ(151),
(154),(162)〜(166),(172)〜(177)は各タ
イミングベルト(160),(169),(180)に対して接
線方向に係合し、互いに1歯で結合している。この様な
場合にはタイミングベルトが外方に逃げ歯飛びを生じて
駆動力が確実に伝達されない不具合が生じる。そこで、
各駆動プーリ(151),(154),(162)〜(166),
(172)〜(177)にタイミングベルト(160),(16
9),(180)を挾んで対向する部分に押さえローラ(19
8)を設置した。この押さえローラ(198)は、第11図に
示す如く、鍔部(198a)を有し、支軸(199)に回転自
在に設置され、タイミングベルト(160)をその背部で
駆動プーリ(151)側に押圧し、駆動プーリ(151)から
外れるのを防止している。また、駆動プーリ(151)の
鍔部(151a)と押さえローラ(198)の鍔部(198a)と
でタイミングベルト(160)が側方に外れることを防止
している。
次に、排出ローラ(125),(126)のシート搬送速度
切換え制御の条件等につき詳述する。
まず、シートの搬送速度を(V1)[コピースピードに
対応し、前記クラッチ(196)がオンされた状態での排
出ローラ(125),(126)のシート搬送速度も同じ]、
前記クラッチ(197)がオンされた状態での排出ローラ
(125),(126)による低速時の搬送速度を(V2)とす
る。そして、搬送途中にあるシート間隔を(L1)、セン
サ(SE3)による検出点から排出ローラ(125),(12
6)のニップ部までの距離を(L2)、同検出点から切換
え爪(120)によるシート分岐点までの距離を(L3)、
同分岐点間の距離を(L4)とする。
速度(V1)で搬送されてきたシートの後端がセンサ
(SE3)にて検出され、このとき前述の如く低速側クラ
ッチ(197)をオンして排出ローラ(125),(126)の
搬送速度が(V1)から(V2)に切り換えられると、シー
トが排出ローラ(125),(126)のニップ部を通過す
る。即ち、ビン(102)に排出されるまでの時間は(L2/
V2)である。次のシートは速度(V1)で搬送されてお
り、(L1+L2)/V1の時間内に排出ローラ(125),(12
6)が速度(V1)に復帰すれば次のシートの先端が低速
(V2)で駆動されている排出ローラ(125),(126)に
突入して紙詰まりを生じるおそれはなくなる。
具体的には、ソーティングモードにおいて、シートの
分配動作は、第15図に示す様に表わされる。第15図にお
いて、X軸を搬送路、原点はセンサ(SE3)による検出
点、Y軸を時間とした。線分(P1)は先行シート後端の
動き、線分(P2)は後行シート先端の動きを示す。排出
ローラ(125),(126)が速度(V2)の低速で回転して
いる時間は0≦t≦L2/V2であり、このとき後行シート
の先端が速度(V1)で排出ローラ(125),(126)のニ
ップ部に到達すると、速度差(V1−V2)に起因して後行
シートが撓み、紙詰まりを生じる。また、後行シートの
先端が先行シートの後端に追い付く距離はL1+L4+L2、
その時間は(L1+L2+L4)/V1である。従って、排出ロ
ーラ(125),(126)の速度(V2)を(V1)に切り換え
る条件としては、 L2/V2<(L1+L2+L4)/1 …… を満足すればシート搬送上問題は生じない。
一方、グルーピングモードにおいては、連続して搬送
されるシートは同一のビン(102)に分配収容されるた
め、排出ローラ(125),(126)の切り換えタイミング
は前記ソーティングモードよりも条件的に若干悪くな
る。
即ち、グルーピングモード時のシート分配動作は第16
図に示す通りであり、座標軸、各符号共第15図と同様で
あり、グルーピングモードで後行シートの先端が先行シ
ートの後端に追い付く距離はL1+L2、その時間は(L1+
L2)/V1である。従って、排出ローラ(125),(126)
の速度(V2)を(V1)に切り換える条件としては、 L2/V2<(L1+L2)/V1 …… を満足すればよい。
本実施例ではソーティングモードに加えてグルーピン
グモードをも実行するため、式の条件を採用してい
る。但し、実際上は高速側クラッチ(196)のオンから
排出ローラ(125),(126)が速度(V1)まで立ち上が
る時間を考慮する必要がある。
(ビンユニットの構成と動作) ビンユニット(101)は15段のビン(102)から構成さ
れ、各ビン(102)は先端にシートの逆流防止用ストッ
パ(102a)と切欠き(102b)を有し、垂直方向に一定の
間隔を保持する様に、第2図、第5図に示す如く、各ビ
ン(102)の両端に設けたシャフト(103),(104)を
移動フレーム(105)のガイド溝(106),(107)に係
合させることにより保持されている。また、前側のシャ
フト(103)はガイド溝(106)から突出して固定フレー
ム(140)に設けたガイド溝(141)に係合している。
移動フレーム(105)は第9図に示すビンユニット移
動モータ(M2)にて上下動可能とされている。ガイド溝
(141)は上部の2箇所(X1),(X2)(第5図参照)
でビン間隔に対応した間隔で折れ曲がっており、(X2)
はシート取出し位置、(X1)はシート取出し位置(X2)
へのスライド移動を開始する位置に対応する。シートの
分配収容時、移動フレーム(105)及びビンユニット(1
01)は第2図中実線で示す最下位に配置し、ソーティン
グ動作の終了後、上方へ移動される。このとき各ビン
(102)の移動軌跡は第2図中一点鎖線(A)で示す通
りであり、各ビン(102)は位置(X1)からシート取出
し位置(X2)に向かってスライド移動する。この移動は
シャフト(103)がガイド溝(141)の傾斜部(141a)に
ガイドされ、かつシャフト(103),(104)がガイド溝
(106),(107)でガイドされることに基づく。この位
置(X2)で以下に説明するシート取出し手段(130)に
て各ビン(102)上のシートが取り出される。
一方、シート取出し位置(X2)にはフォトセンサ(SE
4)が設置され、移動フレーム(105)にはセンサ(SE
4)の光軸を横切る位置に各ビン(102)に対応した切欠
き(108)が形成されている。各ビン(102)がシート取
出し位置(X2)に移動するごときにセンサ(SE4)がこ
の切欠き(108)を検出し、移動モータ(M2)によるビ
ンユニット(101)の上動を一定時間停止させ、この間
に各ビン(102)上からシートが取り出される。
(シート取出し手段の構成と動作) シート取出し手段(130)は第5図、第7図、第8図
に示す様に、前述の切換えレバー(131)の先端に装着
した取出しローラ(136)と、その直上に設置されたレ
バー(137)の先端に装着したいまひとつの取出しロー
ラ(138)とで構成されている。取出しローラ(136)は
前記シート搬送部(50)の搬送モータにて矢印(f)に
回転駆動可能とされている。レバー(137)は支軸(13
9)に揺動自在に装着され、トーションばね(139a)に
て第7図中矢印(c)方向に付勢されている。このトー
ションばね(139a)は、一端がレバー(137)に他端が
縦ガイドフレーム(111)に係止され、さらにレバー(1
37)のまわり止めとしてビン(139b)が設けられてい
る。切換えレバー(131)は前述の如くソレノイド(13
4)にてその支軸(132)を支点として揺動可能であり、
ソレノイド(134)がオフのとき、第7図中実線位置に
セットされている。なお、この位置はシート搬送部(5
0)から搬送されてきたシートを下面(131b)とガイド
板(109)とでソータ部(100)へ送り込む位置である。
以上の構成において、移動モータ(M2)がオンされ、
ビンユニット(101)が上動し、前記切欠き(108)がセ
ンサ(SE4)にて検出されると、即ち、ビン(102)の一
つがシート取出し位置(X2)に到達すると、移動モータ
(M2)がオフされると共に、ソレノイド(134)がオン
される。この直前で、ビン(102)上に収容されている
シート(P)の端部上面は上側の取出しローラ(138)
に当接し、取出しローラ(138)はレバー(137)と共に
若干上方に移動する(第7図参照)。その後、ソレノイ
ド(134)のオンによって切換えレバー(131)が上方に
揺動し、下側の取出しローラ(136)がビン(102)の切
欠き(102b)を通じてシート(P)の下面に当接する。
即ち、シート(P)の端部が取出しローラ(136),(1
38)にて挾着されることとなる。取出しローラ(136)
はソレノイド(134)が動作し終える時間(t1)(第14
図参照)だけ上動を続け、シート(P)の端部は取出し
ローラ(136),(138)に挾着された状態でビン(10
2)のストッパ(102a)を越えた位置まで持ち上げられ
る(第8図参照)。時間(t1)の経過と同時にシート搬
送部(50)の搬送モータが駆動を開始され、取出しロー
ラ(136),(138)及び駆動ローラ(62),(64)〜
(69)が回転し、シート(P)を切換えレバー(131)
の上面(131a)とレバー(137)のガイド部(137a)と
でガイドしつつシート搬送部(50)へ送り込む。
シート搬送部(50)におけるステープル処理のための
シートの搬送は前述の通りであり、シートは一旦、駆動
ローラ(62),(64),(65)部分まで戻され、搬送方
向後端がセンサ(SE2)で検出されると、切換えレバー
(70)が第2図中一点鎖線へ切り換わると共に、駆動ロ
ーラ(62),(64),(65)の回転方向が切り換えら
れ、スイッチバックして駆動ローラ(68),(69)から
フィニッシャ部(200)へ送り込まれる。
第14図における時間(t2)はビン(102)上のシート
(P)が取り出されてフィニッシャ部(200)へ送り込
まれるまでの時間、時間(t3)はフィニッシャ部(20
0)でのステープル処理に要する時間である。これらの
時間(t1),(t2),(t3)はそれぞれ後述するマイク
ロコンピュータで制御されるタイマでカウントされ、時
間(t3)が経過すると、ビンユニット移動モータ(M2)
が再度オンされ、以上のシート取出し処理が繰り返され
る。
以上の構成からなるシート取出し手段(130)にあっ
ては、上側の取出しローラ(138)は予めシート取出し
位置(X2)にセットされ、ビン(102)がシート取出し
位置(X2)へ到達する直前にシート(P)の上面が当接
し、取出しローラ(138)はこの当接状態を保持しつつ
ビン(102)の上動に追随して上動する。下側の取出し
ローラ(136)はシート(P)の上面が前記取出しロー
ラ(138)に当接した後にシート(P)の下面に当接す
る。以上の動作によって、たとえシート(P)の端部が
カールしていても、まず、取出しローラ(138)がシー
ト(P)の上面を押さえ込むこととなるため、取出しロ
ーラ(136),(138)にて確実に挾着することが可能と
なる。
これに対して、第18図に示す様に、取出しローラ(13
6),(138)が同時に上下方向に移動し、シート(P)
の端部を挾着しようとすると、シート(P)の端部がカ
ールしている場合、シート(P)を結果的に後方[矢印
(g)]にずらせるだけで挾着できないおそれを生じる
[第19図参照]。
(フィニッシャ部の構成と動作) フィニッシャ部(200)は、第2図、第12図に示す様
に、上端が駆動ローラ(68),(69)に対向して開口す
る様に垂直方向に設置されたステープルトレイ(21
0)、このトレイ(201)の下端を開閉可能なストッパ
(202)、シートの一側方を規制する固定規制板(20
3)、シートの他側方を規制する移動規制板(204)、ト
レイ(201)の上部に進退かつ上下動可能な上端規制板
(205)及び電動式のステープラ(206)にて構成されて
いる。また、ステープルトレイ(201)の下部にはシー
トの有無を検出するフォトセンサ(SE5)が設置され、
さらに篭状の排紙スタッカ(210)が設置されている。
シートは前記駆動ローラ(68),(69)にてステープ
ルトレイ(201)内に送り込まれ、自由落下にて下端が
ストッパ(202)に当接した状態で収容される。ここ
で、上端規制板(205)が支軸(205a)を支点として第
2図中反時計回り方向に回動して上端規制板(205)の
用紙規制部(205b)がトレイ(201)の上部に進入し、
その後シート(P)の上端(Pa)まで降下し、ストッパ
(202)とでシート(P)を縦方向に揃える。また、規
制板(204)が第12図中右方にシート(P)の左端(P
b)まで移動し、固定規制板(203)とでシート(P)を
横方向に揃える。
以上の如くシートの整合が終了すると、ステープラ
(206)が動作し、シートが綴じられる。その後、スト
ッパ(202)がその支軸(202a)を支点として第2図中
時計回り方向に若干回動することによりトレイ(201)
の下部を開放する。これにて、シートはガイド板(21
1)にガイドされつつ排紙スタッカ(210)に収容され
る。
以上のシート取出し処理からフィニッシュ処理までは
予め入力された置数分だけ繰り返される。
以上詳述した本ソータ装置の動作は、第17図に示す如
くマイクロコンピュータにて制御される。このマイクロ
コンピュータには前記各種センサ(SE1)〜(SE5)等か
らの信号が入力され、また、各種モータ、クラッチ、ソ
レノイド等を駆動する信号が出力される。
(他の実施例) なお、本発明に係るフィニッシャ付きソータ装置は前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内
で種々に変更することができる。
例えば、シート取出し手段(130)はビンユニット(1
01)の上部に設置したが、下部に設置してもよい。ま
た、シート搬送部(50)において、各ビン(102)から
取り出されたシートは一旦フィニッシャ部(200)上を
通過させてスイッチバック方式によりステープルトレイ
(201)に送り込まれるが、スイッチバックさせること
なく直接トレイ(201)に送り込んでもよい。
あるいは、ビン(102)に排出されたシートの整合性
を良くするため、排出ローラ(125),(126)のシート
搬送速度を一定時間減速する制御は、センサ(SE3)に
よるシート検出信号に基づいて行うばかりでなく、タイ
マにて制御してもよい。また、この様な速度制御は、シ
ートをローラ対の回転でトレイ上に送り出す装置であれ
ば、ソーダのビンに排出する装置以外に種々のシート排
出装置に適用できる。
また、各ビン(102)からシートを取り出す際、取出
しローラ(136),(138)にて挾着したシートをさらに
持ち上げてストッパ(102a)を乗り越える様にしたが、
ストッパ(102a)を揺動可能とし、このストッパ(102
a)を前方に倒してシートを取り出す構成としてもよ
い。
さらに、シート搬送部(50)において、シートの厚み
に対応させるため、第5図、第6図に示した様に、上下
のローラ(64),(65)に回転力を伝達し、かつ一方の
ローラ(65)を他方のローラ(64)に対して接離可能と
して弾性的に付勢する構成は、多数枚のシートを搬送す
る必要があれば本実施例のソータ装置以外にも広く適用
できる。また、第11図に示した様に、タイミングベルト
(160)がプーリ(151)から外れるのを防止するために
押さえローラ(198)を設ける点についても、ソータ装
置以外に広く適用可能である。
[発明の効果] 以上の説明で明らかな様に、本発明によれば、ビンを
上下動させつつシートの分配収容方向とは逆行する方向
へ略水平移動させ、シート取出し手段によりあるはフィ
ニッシュ手段によりビンに収容されているシートを取出
しあるいは取扱い可能としたため、シートの取出しある
いは取扱いに際してビン間隔を拡張する必要がない。ま
た、ビンの移動は第1ガイド部及び第2ガイド部を有す
るガイド手段で行うため、高価な螺旋カムを使用するこ
となく、簡単な構成でビンからシートを取り出すことが
できる。
さらに、本発明によれば、ビンの水平移動はシートの
分配収容方向とは逆行する方向である。仮に、シートの
分配収容方向とは直交方向に移動させたり、シートの分
配収容方向と同方向に移動させると、その移動距離相当
分だけスペースを必要とすると共に移動方向側に取出し
手段ないしフィニッシュ手段を配置する必要があり、ソ
ータ装置として大型化してしまう。しかし、ビンをシー
トの分配収容方向とは逆行する方向に水平移動させれ
ば、シートの収容搬送スペースをビンの水平移動スペー
スとして有効に利用してソータ装置の大型化を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第17図は本発明に係るフィニッシャ付きソ
ータ装置の一実施例を示し、第1図は複写機本体を含む
全体構成図、第2図はソータ装置の内部構成図、第3
図、第4図はシート搬送部の駆動ローラの通紙状態を示
す説明図、第5図はシート取出し部の斜視図、第6図は
シート分配切換え部を示す説明図、第7図、第8図はシ
ート取出し手段の動作説明図、第9図はソータ部の駆動
系を示す説明図、第10図は第9図の駆動系の要部断面
図、第11図は第9図の駆動系の要部を示す斜視図、第12
図はステープルトレイの正面図、第13図はソータ部の制
御を示すタイムチャート図、第14図はシート取出し動作
を示すタイムチャート図、第15図、第16図はそれぞれソ
ーティング、グルーピングにおけるシート搬送速度と切
換え爪の切換え制御を説明するためのグラフ、第17図は
制御回路のブロック図である。第18図、第19図はシート
取出し時の不完全な動作例を示す説明図である。 (1)……複写機本体、(50)……シート搬送部、(10
0)……ソータ部、(101)……ビンユニット、(102)
……ビン、(103)……シャフト、(105)……移動フレ
ーム、(130)……シート取出し手段、(136),(13
8)……シート取出しローラ、(141)……ガイド溝、
(200)……フィニッシャ部、(A)……ビン移動軌
跡、(X2)……シート取出し位置、(M2)……移動モー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 俊夫 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭59−223652(JP,A) 実開 昭63−1853(JP,U) 実開 昭63−88657(JP,U) 特公 昭59−7620(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作像装置本体から排出されたシートをソー
    タ部に設けた複数のビンへ分配収容した後、各ビンから
    取り出したシートにフィニッシュ処理を行うフィニッシ
    ャ付きソータ装置において、 略垂直方向に積み重ねられた複数のビンと、 前記各ビンを略垂直方向に上下動させつつ、シート取出
    し位置へ移動したビンをシートの分配収容方向とは逆行
    する方向へ略水平移動させるビン移動手段と、 前記シート取出し位置に設置され、略水平移動したビン
    に収容されているシートを取り出すシート取出し手段
    と、 を備えたことを特徴とするフィニッシャ付きソータ装
    置。
  2. 【請求項2】略鉛直方向に配列されると共に、移動可能
    な複数のビンと、 作像装置本体から排出されたシートを各ビンに分配収容
    する分配手段と、 フィニッシュ処理のため、各ビンに収容されているシー
    トを取り扱うフィニッシュ手段と、 前記複数のビンを略鉛直方向に移動させる第1駆動手段
    と、 前記フィニッシュ手段と略同じ高さに移動したビンを、
    前記フィニッシュ手段に向けてシートの分配収容方向と
    は逆行する方向へ略水平移動させる第2駆動手段と、 を備えたことを特徴とするフィニッシャ付きソータ装
    置。
  3. 【請求項3】略鉛直方向に配列されると共に、移動可能
    な複数のビンと、 作像装置本体から排出されたシートを各ビンに分配収容
    する分配手段と、 フィニッシュ処理のため、各ビンに収容されているシー
    トを取り扱うフィニッシュ手段と、 前記複数のビンの移動を略鉛直方向に案内するための第
    1ガイド部と、前記フィニッシュ手段と略同じ高さに移
    動したビンの移動を前記フィニッシュ手段に向かう略水
    平方向に案内する第2ガイド部とを有するガイド手段
    と、 を備えたことを特徴とするフィニッシャ付きソータ装
    置。
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