JP2000124674A - プリント配線板等の投入方法と投入装置、及び受取方法と受取装置 - Google Patents

プリント配線板等の投入方法と投入装置、及び受取方法と受取装置

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JP2000124674A JP10296865A JP29686598A JP2000124674A JP 2000124674 A JP2000124674 A JP 2000124674A JP 10296865 A JP10296865 A JP 10296865A JP 29686598 A JP29686598 A JP 29686598A JP 2000124674 A JP2000124674 A JP 2000124674A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一つのラックに多数立て掛けられているプリ
ント配線板等の機内搬送路への投入を保護シートとの対
として確実に短時間で効率的にできること。 【解決手段】 ラック80上の最前に位置する被投入物
Wを第一吸着装置21で吸着して少し持ち上げることに
より、次に位置する保護シート70の下部を露出させ、
この露出した保護シートの下部前面を、第二吸着装置で
吸着して、第一吸着装置21とを同時に引き込むことに
より、被投入物と保護シートとの対の下端を、回動アー
ム30のつかみ部31内に同時に係合させる。回動アー
ムを機内搬送路の始端に向けて回動させることにより、
被投入物と保護シートとの対を機内搬送路上に同時に投
入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複雑で細かい形状の多
数の配線回路を有するプリント配線板を製造するライ
ン、またはその材料である銅張積層板等の加工を行う加
工ラインにおいて使用され、間に保護シートを介在させ
た状態でラックに積み込まれて加工途中にあるプリント
配線板等の被投入物を、機内または機外の搬送路に向け
て投入する投入方法及び投入装置、そしてこの投入装置
を利用した受取方法及び受取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1つのプリント配線板を完成するために
は、その材料である銅張積層板や、これから形成された
半加工状態の基板に対する穴開加工やエッチング加工、
及びこれらに付随する種々な加工を施さなければならな
い。そのための加工処理は、ラインを代えて、あるいは
一つのライン中に区画部分を設けて個別に行われるので
あり、そのラインまたは区画部分において種々な加工・
処理を基板等に施すことにより、ようやく1つのプリン
ト配線板が完成される。
【0003】また、1つのプリント配線板をとってみる
と、そこに形成してある配線回路は非常に細かく多数に
なってきており、特に製造途中にある場合には、エッチ
ングあるいはメッキされたばかりの配線回路がむき出し
になっているものである。このため、各配線回路は、そ
の加工・処理が完成するまでの間は非常に不安定かつ損
傷を受け易いものであるため、加工・処理を行わなけれ
ばならない間は、何等かの保護を講じなければならな
い。このことは、プリント配線板の材料である銅張積層
板についても、その表面の銅層を露出させて加工を行う
ため、同様に言えることである。
【0004】そして、この種のプリント配線板は、その
製造・処理をなるべく自動化して、品質の向上とコスト
の低減を図らなければならないものであり、出願人も種
々な加工ライン、及びこれに付随する種々な機器を開発
し、提案してきているものである。例えば、出願人は、
特公平3−3400号公報において「プリント基板のラ
ック収納装置」を提案しているのであるが、その基本思
想は、1つの加工・処理を行なうラインと、次の加工・
処理を行なうラインとの間に、加工途中にある多数のプ
リント配線板を積み込むラックを移動させる、というこ
とである。
【0005】このラックは、多数のプリント配線板を立
てた状態で収納するものであり、各プリント配線板が互
いに接触しないように、あるいは、互いの重量が大きく
かからないようにすることができて、かつ次のラインへ
の送り込みも容易に行えることができることから、大量
のプリント配線板の加工・処理を自動化するにあたって
非常に有用なものである。ところが、前述したように、
配線回路が微細かつ大量のものになってくると、各プリ
ント配線板の保護を確実に行うためには、その間に保護
シートを介在させなければならなくなり、各プリント配
線板のラックに対する出入りは、1つのプリント配線板
に一枚の保護シートを介在させた状態で行わなければな
らなくなってきたのである。
【0006】このため、本発明者は、ラックに対するプ
リント配線板の出入りを、保護シートを介在させた状態
で行うようにするにはどうしたらよいかについて種々検
討を重ねてきた結果、特許第2665654号公報にて
提案している通り、「プリント配線板の加工ラインにお
いて使用され、この加工ライン上に、各間に保護シート
を介在させた多数のプリント配線板を、ラックを介して
投入するに際して、これら多数のプリント配線板を、そ
の各間の前記保護シートを取り出しながら前記ラックか
ら前記加工ライン上に投入する投入装置であって、この
ラックを出入させる第一搬入路と、この第一搬入路の後
端側上部に配置させる第二搬入路と、この第二搬入路の
後端側に付設されて前記ラックによって搬送されてきた
各プリント配線板を前記第二搬入路上に略水平状態で移
送する移送装置と、前記第二搬入路の後端側に連続的に
配置されてその後端部を中心に上下動する第三搬入路
と、この第三搬入路の後端に連続して加工ラインに連続
する第四搬入路と、前記第二搬入路の後端側またはこれ
と前記第三搬入路との間に配置されて、前記第二搬入路
上を送られてきたものがプリント配線板か保護シートか
を選別して前記第三搬入路を上動させる信号を発する検
出器と、前記第三搬入路の下方に配置されて前記保護シ
ートを収納する回収ボックスとを備えたことを特徴とす
るラックに対するプリント配線板の投入装置」を、既に
開発完了したのである。
【0007】この特許第2665654号公報にて提案
している投入装置によれば、1つの加工ラインにおける
加工・処理を行なうべく、この加工ラインに対して、介
在してあった保護シートを取り除きながら各プリント配
線板を投入することができ、プリント配線板の保護を確
実に行うことのできる投入装置を簡単な構成によって提
供することができたのであるが、その後の発明者の検討
によって、さらに改良すべき点が見つかった。
【0008】その改良すべき点は、処理スピードのさら
なる短縮化である。すなわち、特許第2665654号
公報にて提案している投入装置では、次の工程が、例え
ばメッキ工程のように、一つ一つの加工時間が比較的長
い場合にはそれ程問題はなく十分なのであるが、例えば
洗浄工程のように、比較的短時間で行われる工程につい
ては、プリント配線板を、保護シートを取り除きながら
次々に投入する必要があるため、この保護シート取り出
しのための時間が、言わば「ロス」時間となるのであ
る。
【0009】本発明者は、このロス時間をなくすために
はどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきたと
ころ、プリント配線板と保護シートとを「対」として同
時に取り出し、これをまとめて機内搬送路上に送り込む
ことが良い結果を生むことに気づいたのである。そのた
めに、一つの吸着装置によって、一枚のプリント配線板
を通してその内側にある保護シートを吸着してやれば、
結果として、プリント配線板と保護シートとの対を同時
にラック上から取り出せると考えた。そして、一枚のプ
リント配線板を通してその内側にある保護シートを一つ
の吸着装置によって取り出すには、図16の(A)また
は(B)の方法があることを見出した。すなわち、図1
6の(A)に示した方法は、プリント配線板等の余白部
分に穴を明けておき、この穴を通して裏側の保護シート
を吸着するものであり、図16の(B)に示した方法
は、保護シートとしてプリント配線板より大きなものを
採用し、プリント配線板の横から露出している保護シー
トを吸着するものである。
【0010】ところが、図16の(A)に示した方法
は、寸法精度の高い一般的なプリント配線板等には、吸
着装置が挿通できる程の穴のための余白部分は全く存在
していないだけでなく、そのような余白部分をプリント
配線板等に予め設けておくこと自体は、最終製品のプリ
ント配線板のコストを上昇させて好ましいことではない
ため、採用することが困難であったのである。また、図
16の(B)に示した方法では、大きい面積を有するプ
リント配線板にも適用できるように、常に非常に大きな
面積の保護シートを用意しておかなければならず、しか
も、この大きな面積の保護シートの投入や搬送が行える
ように、装置全体を大きなものとしなければならないこ
とになって、これまた採用することが困難となったので
ある。
【0011】そこで、本発明者は、図16の(A)また
は(B)におけるような問題のある方法を採用せずに、
プリント配線板の投入を、短時間内に行えるようにする
にはどうしたらよいか、について更に検討を重ねてきた
結果、本発明を完成したのである。また、本発明者は、
「投入」操作を逆にすれば「受取」操作となること、を
念頭において、プリント配線板等と保護シートとの対を
受け取るようにする方法及び装置を開発したのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、プリント配線板投入及び受取のさらなる効率
化である。
【0013】そして、請求項1に係る発明の目的とする
ところは、一つのラックに多数立て掛けられているプリ
ント配線板等を機外搬送路へ一枚毎投入するにあたっ
て、その前段階である機内搬送路に対する投入を、各プ
リント配線板等の間に保護シートが介在されている場合
であっても、一枚のプリント配線板等と一枚の保護シー
トとの対として確実に行うことができ、しかもこの機内
搬送路に対する投入を短時間で効率的に行うことのでき
る投入方法を提供することにある。
【0014】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、一枚のプリント配線板等と一枚の保護シートと
の対の、機内搬送路に対する投入を、上記請求項1の場
合と同様に行うことができるとともに、機内搬送路上の
保護シートの除去を行うことができるようにして、一つ
のラックに多数立て掛けられているプリント配線板等を
機外搬送路へ一枚毎確実に投入することのできる投入方
法を提供することにある。
【0015】さらに、請求項3に係る発明の目的とする
ところは、上記請求項1または請求項2の発明と同様な
目的を達成することができる他、プリント配線板等が重
量のあるものであっても、その吸着装置による取り出し
を確実に行うことができて、一枚のプリント配線板等と
一枚の保護シートとの対の、機内搬送路に対する投入を
確実に行うことのできる投入方法を提供することにあ
る。
【0016】さらにまた、請求項4〜請求項6に係る発
明の目的とするところは、上記請求項1〜請求項3に係
る投入方法をそれぞれ具体的に実施することができて、
最終的にプリント配線板の機外搬送路に対する一枚毎の
投入を、プリント配線板間に保護シートが介在されてい
る場合であっても、確実に行うことのできる投入装置を
提供することにある。
【0017】そして、請求項7〜請求項8に係る発明の
目的とするところは、上記の投入装置を利用することに
よって、プリント配線板と保護シートとの対を、ラック
搬送路上のラックに対して効率良く受け取らせることの
できる受取方法及び装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】(投入方法について)以
上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明
の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において
使用する符号を付して説明すると、「プリント配線板6
0またはその材料である銅張積層板等の被投入物Wを、
保護シート70を介して交互に立て掛けたラック80か
ら、次の加工工程への機外搬送路上に投入するために、
被投入物Wと保護シート70との対を、機内搬送路11
上に同時に投入する方法であって、ラック80上の最前
に位置する被投入物Wを第一吸着装置によって吸着して
少し持ち上げることにより、次に位置する保護シート7
0の下部を露出させ、この露出した保護シート70の下
部前面を、第二吸着装置22によって吸着して、これと
第一吸着装置21とを同時に引き込むことにより、被投
入物Wと保護シート70との対の下端を、回動アーム3
0のつかみ部31内に同時に係合させて、この回動アー
ム30を機内搬送路11の始端に向けて回動させること
により、被投入物Wと保護シート70との対を機内搬送
路11上に同時に投入するようにしたことを特徴とする
プリント配線板60等の投入方法」である。
【0019】すなわち、この請求項1に係る投入方法
は、ラック80上に保護シート70を介して立て掛け状
態で積み込んである多数のプリント配線板60、または
その材料である銅張積層板等の被投入物Wの1枚毎を、
図示しない機外搬送路を上に投入するにあたって、保護
シート70との対として、投入装置100の機内搬送路
11上に投入する方法である。換言すれば、この請求項
1の投入方法は、被投入物Wの機外搬送路上への投入の
前段階としての、投入装置100の機内搬送路11上へ
の投入に関するものであり、これが効率良く行われない
と、機外搬送路への投入も効率良く行えなくなるもので
ある。
【0020】この請求項1の投入方法は、図1〜図5に
示すような基本工程を経て完成される。すなわち、図1
に示すように、第一吸着装置21が前進してラック80
上の最前にある被投入物W(プリント配線板60または
その材料である銅張積層板)の下部を吸着し、これを図
示のように持ち上げることにより、当該被投入物Wの後
方にある保護シート70の下部を露出させるのである。
【0021】保護シート70は、プリント配線板60等
の被投入物W間に介装されて、被投入物Wの表面を保護
するものであるから、0.4mmから0.8mm程度の
厚さのものであり、被投入物Wよりも大きい場合もある
が小さいこともある。いずれの場合であっても、その前
方にある被投入物Wを第一吸着装置21によって少し持
ち上げれば、この保護シート70の下部は露出すること
になる。
【0022】ここで、第二吸着装置21が前進して保護
シート70の下部を吸着するのであるが、この作業は、
被投入物Wが第一吸着装置21によって持ち上げられて
いるため、何等の支障もなくなされる。なお、この間に
は、先に保護シート70と対の被投入物Wを機内搬送路
11上に投入していた回動アーム30のつかみ部31及
び支持腕32が、図2に示すように、次の被投入物W等
を受けるべく、ラック80の支持面より下方に回動され
る。勿論、この回動アーム30や、前進した第一吸着装
置21及び第二吸着装置21は、横方向に対して位置を
ズラして設置してあるため、それぞれの回動や前後動
は、他に影響を受けることなく行われるのである。
【0023】以上のようにして、被投入物Wを吸着した
第一吸着装置21、及び保護シート70を吸着した第二
吸着装置21は、図3に示すように、ラック80から離
れ、被投入物W及び保護シート70の下端部を、下方に
て待機している回動アーム30のつかみ部31内に落し
込むのである。この回動アーム30は、両被投入物W及
び保護シート70の前面を支える支持腕32を有してい
るから、これら被投入物W及び保護シート70は支持腕
32に支えられることになる。なお、回動アーム30の
つかみ部31内には、被投入物W及び保護シート70の
下端を、圧縮空気等の力によってつかむための装置が設
けてある。
【0024】なお、以下に示す実施形態においては、第
一吸着装置21及び第二吸着装置21によって吸着した
被投入物W及び保護シート70を、回動アーム30のつ
かみ部31内に確実に引き込めるようにするための分離
機40が設けてある。この分離機40は、図3に示すよ
うに、下方から上昇してくる突き上げ棒41を有してい
るものであり、この突き上げ棒41を上昇させることに
より、下端がつかみ部31内に引き込まれた被投入物W
及び保護シート70の上端を回動アーム30の支持腕3
2側に向けて押し倒すものである。これにより、ラック
80側に立て掛けられていた被投入物W及び保護シート
70を、確実に回動アーム30の支持腕32側に倒すこ
とができて、図4に示す回動アーム30の回動を円滑に
するのである。
【0025】被投入物W及び保護シート70をつかみ部
31にて掴んだ回動アーム30は、図4及び図5に示す
ように、機内搬送路11の始端側に向けて回動し、これ
により、被投入物W及び保護シート70の対は図5に示
すように、機内搬送路11上に投入されることになるの
である。なお、回動アーム30の支持腕32は、機内搬
送路11を構成している搬送ローラ間に沈み込むもので
あり、これにより、被投入物W及び保護シート70は機
内搬送路11上に残されるものである。また、この回動
アーム30は、機内搬送路11上から被投入物Wが無く
なれば、図2に示したように、そのつかみ部31がラッ
ク80の載置面より下方に位置するように回動するもの
である。
【0026】勿論、回動アーム30が被投入物W及び保
護シート70を機内搬送路11上に投入するまでには、
図5に示したように、第一吸着装置21及び第二吸着装
置21は、次の被投入物W及び保護シート70をそれぞ
れ吸着すべく、その吸着位置に戻っているものである。
【0027】以上の工程を経ることによって、この請求
項1の投入方法においては、保護シート70と対になっ
た被投入物Wが、機内搬送路11上に確実に投入される
のであり、被投入物Wと保護シート70とを個別に投入
していた場合より、単純な比較でも倍の効率を達成して
いることになるのである。このことが、機内搬送路11
上から図示しない機外搬送路上への被投入物Wの投入効
率を、倍近いものとするのである。
【0028】また、上記課題を解決するために、請求項
2に係る発明の採った手段は、同様に、「プリント配線
板60またはその材料である銅張積層板等の被投入物W
を、保護シート70を介して交互に立て掛けたラック8
0から、次の加工工程への機外搬送路上に投入する方法
であって、ラック80上の最前に位置する被投入物Wを
第一吸着装置21によって吸着して少し持ち上げること
により、次に位置する保護シート70の下部を露出さ
せ、この露出した保護シート70の下部前面を、第二吸
着装置22によって吸着して、これと第一吸着装置21
とを同時に引き込むことにより、被投入物Wと保護シー
ト70との対の下端を、回動アーム30のつかみ部31
内に同時に係合させ、この回動アーム30を機内搬送路
11の始端に向けて回動させることにより、被投入物W
と保護シート70との対を機内搬送路11上に同時に投
入した後、この機内搬送路11上で上側になっている保
護シート70をシート搬送機50により、当該機内搬送
路11外に送り出してから、この機内搬送路11を駆動
することにより、被投入物Wを機外搬送路上に投入する
ようにしたことを特徴とするプリント配線板60等の投
入方法」である。
【0029】すなわち、この請求項2の投入方法では、
上記請求項1のそれに比して、機内搬送路11上に被投
入物Wとの対として投入された保護シート70を、シー
ト搬送機50によって機内搬送路11外に搬出するとこ
ろが付加されているものである。つまり、この請求項2
の投入方法では、被投入物Wのみを機内搬送路11上か
ら機外搬送路上に連続投入するために、シート搬送機5
0によって保護シート70を取り除いておくものであ
る。
【0030】このシート搬送機50による保護シート7
0の除去は、代表的には、図10に示すような機内搬送
路11の側方へ送り込む方法と、図14に示すような機
内搬送路11の始端上方へ送り込む方法の二種類が考え
られる。いずれの場合も、機内搬送路11上の保護シー
ト70の上面を吸着して持ち上げ、そのまま所定場所に
移動する吸着部51を設けておくようにすればよい。図
10のように、保護シート70を機内搬送路11の側方
へ送り込む方法では、当該投入装置100の設置場所を
広く確保できる場合に、保護シート70の取り出しを低
い場所で行うことができて有利であり、図14のよう
に、保護シート70を機内搬送路11の始端上方へ送り
込む方法では、上方空間が必要にはなるが、機内搬送路
11の横側の空間をそれ程大きくする必要がないので、
投入装置100全体のスリム化を図ることができるもの
である。
【0031】以上の通り、この請求項2の投入方法で
は、保護シート70をシート搬送機50によって機内搬
送路11の外側に送り出す点が、前記請求項1の投入方
法に付加されたものである。従って、この請求項2の投
入方法によれば、被投入物Wと対になった保護シート7
0を機内搬送路11上に円滑に投入することができるこ
とは勿論、機内搬送路11上から保護シート70を取り
除くことができて、単独となった被投入物Wを機内搬送
路11によって機外搬送路側に投入することができるの
であり、被投入物Wの機外搬送路側への単独投入を確実
に行うことができるのである。
【0032】さらに、上記課題を解決するために、請求
項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請
求項2のプリント配線板60等の投入方法について、
「ラック80上の最前に位置する被投入物Wを第一吸着
装置21によって吸着して少し持ち上げることにより、
次に位置する保護シート70の下部を露出させた後、当
該第一吸着装置21の下方にて支承板23を前進させる
ことにより、被投入物Wの下端を支承するようにしたこ
と」である。
【0033】すなわち、請求項3の投入方法では、機内
搬送路11上への投入の初期に、第一吸着装置21によ
って持ち上げた被投入物Wの下端を支承板23によって
支承させるようにして、次投の第二吸着装置21による
保護シート70の吸着、及び分離機40による分離作業
を円滑に行えるようにしたものである。
【0034】被投入物Wであるプリント配線板60や、
その材料である銅張積層板は、種々な大きさのものであ
り、大きいものであれば、その全重量も当然大きなもの
となる。このように重量のある場合の被投入物Wは、ラ
ック80上に立て掛けられていて、しかも略正面からく
る第一吸着装置21によって吸着しなければならないも
のであるから、これを第一吸着装置21によって吸着し
て持ち上げても、そのときの、または他の部分から発生
する振動により吸着支持が外れてしまう可能性がある。
【0035】そこで、この請求項3の投入方法では、重
量のある被投入物Wを吸着している第一吸着装置21に
振動等の衝撃があったとしても、その吸着支持を補償す
るために、一旦持ち上げた被投入物Wの下端を支承板2
3によって支承するようにしたものである。
【0036】従って、この請求項3の投入方法によれ
ば、第一吸着装置21による被投入物Wの吸着支持を確
実に行うことができて、次段の第二吸着装置21による
保護シート70の吸着や回動アーム30による機内搬送
路11への回動を確実に行えるのである。(投入装置1
00について)さて、上記課題を解決するために、請求
項4に係る発明の採った手段は、同様に、「プリント配
線板60またはその材料である銅張積層板等の被投入物
Wを、保護シート70を介して交互に立て掛けたラック
80から、次の加工工程への機外搬送路上に投入するた
めに、被投入物Wと保護シート70との対を、機内搬送
路11上に同時に投入する投入装置100であって、機
内搬送路11の始端側と、これより低い位置に配置した
ラック搬送路の先端側との間に配置されて、ラック上の
最前に位置する被投入物Wを吸着して少し持ち上げるこ
とにより、次に位置する保護シート70の下部を露出さ
せる第一吸着装置21と、この第一吸着装置21と略平
行に配置されて、露出した保護シート70の下部前面を
吸着する第二吸着装置22と、これと第一吸着装置21
とを同時に引き込んだとき、被投入物Wと保護シート7
0との対の下端が同時に係合されるつかみ部31を有し
た回動アーム30とを備えて、この回動アーム30を機
内搬送路11の始端に向けて回動させて、被投入物Wと
保護シート70との対を機内搬送路11上に同時に投入
するようにしたことを特徴とするプリント配線板60等
の投入装置100」である。
【0037】すなわち、この請求項4に係る投入装置1
00は、前述した請求項1に係る投入方法を具体的に実
施するためのものであり、これが有している構成部材、
及びこれら各構成部材の作用は、上記の通りのものであ
る。
【0038】従って、この請求項4の投入装置100に
よれば、保護シート70と対になった被投入物Wの機内
搬送路11上に対する投入を、先に投入してある被投入
物W及び保護シート70の機外搬送路等への投入と並行
して行うことができるのであり、被投入物W投入の時間
短縮を図ることができるのである。
【0039】また、請求項5に係る発明の採った手段
は、同様に、「プリント配線板60またはその材料であ
る銅張積層板等の被投入物Wを、保護シート70を介し
て交互に立て掛けたラック80から、次の加工工程への
機外搬送路上に投入する投入装置100であって、機内
搬送路11の始端側と、これより低い位置に配置したラ
ック搬送路の先端側との間に配置されて、ラック80上
の最前に位置する被投入物Wを吸着して少し持ち上げる
ことにより、次に位置する保護シート70の下部を露出
させる第一吸着装置21と、この第一吸着装置21と略
平行に配置されて、露出した保護シート70の下部前面
を吸着する第二吸着装置22と、これと第一吸着装置2
1とを同時に引き込んだとき、被投入物Wと保護シート
70との対の下端が同時に係合されるつかみ部31を有
した回動アーム30と、この回動アーム30を機内搬送
路11の始端に向けて回動させることにより、被投入物
Wと保護シート70との対を機内搬送路11上に同時に
投入した後に、この機内搬送路11上で上側になってい
る保護シート70を当該機内搬送路11外に送り出すシ
ート搬送機50とを備えて、機内搬送路11を駆動する
ことにより、被投入物Wを機外搬送路上に投入するよう
にしたことを特徴とするプリント配線板60等の投入装
置100」である。
【0040】すなわち、この請求項5に係る投入装置1
00も、前述した請求項2に係る投入方法を具体的に実
施するためのものであり、これが有している構成部材、
及びこれら各構成部材の作用は、上記の通りのものであ
る。
【0041】従って、この請求項5の投入装置100に
よれば、保護シート70と対になった被投入物Wの機内
搬送路11上に対する投入を、先に投入してある被投入
物W及び保護シート70の機外搬送路等への投入と並行
して行うことは当然として、機内搬送路11上の保護シ
ート70をシート搬送機50によって他の場所へ移動さ
せるのであり、被投入物W投入の時間短縮を図ることが
できるのである。
【0042】さらに、請求項6に係る発明の採った手段
は、請求項4または請求項5に記載のプリント配線板6
0等の投入装置100について、「投入装置100は、
第一吸着装置21の下方にて前後動自在に設けられて、
第一吸着装置21によって少し持ち上げられた被投入物
Wの下端を支承する支承板23を有したものであるこ
と」である。
【0043】すなわち、この請求項6に係る投入装置1
00も、前述した請求項3に係る投入方法を具体的に実
施するためのものであり、これが有している構成部材、
及びこれら各構成部材の作用は、上記の通りのものであ
る。
【0044】従って、この請求項6の投入装置100に
よれば、被投入物Wが重量物であってもこれを支承板2
3によって支持することができるのであり、機内搬送路
11や機外搬送路への投入時間短縮をするにあたって、
各作動を確実に行うことができるのである。
【0045】(受取方法について)上記課題を解決する
ために、請求項7の取った手段は、同様に、「所定の加
工がされたプリント配線板60等の一枚毎を機外搬送路
側から機内搬送路11上に受け取った後に、一枚毎の保
護シート70を介在させた状態でラック80上に受け取
る受取方法であって、機内搬送路11上のプリント配線
板60等の上に保護シート70を一枚毎載置するととも
に、これらのプリント配線板60等と保護シート70と
の対の端部を、機内搬送路11の端部にて待機させた回
動アーム30のつかみ部31内に係合させた後、この回
動アーム30をラック80側に回動させることにより、
プリント配線板60等と保護シート70との対をラック
80上に載置させ、次いで、これらのプリント配線板6
0等と保護シート70との対を、ラック80側に向けて
押し込むようにしたことを特徴とするプリント配線板6
0等の受取方法」である。
【0046】すなわち、この請求項7に係る受取方法で
は、例えば上記請求項1の投入方法における各工程の大
部分を逆にすることによって達成できるものであり、特
に請求項1の投入方法と異なる点は、第一吸着装置2
1、第二吸着装置22、及び必要であれば支承板23
を、押し込み操作を行うものにしたことである。
【0047】従って、この受取方法によれば、プリント
配線板60と保護シート70との対を、ラック搬送路1
2上のラック80に対して効率良く受け取らせることが
できるのである。
【0048】(受取装置200について)そして、請求
項8に係る発明の採った手段は、同様に、「所定の加工
がされたプリント配線板60等の一枚毎を機外搬送路側
から機内搬送路11上に受け取った後に、一枚毎の保護
シート70を介在させた状態でラック80上に受け取る
受取装置200であって、機内搬送路11上のプリント
配線板60等の上に保護シート70を一枚毎載置するシ
ート搬送機50と、機内搬送路11の端部側に配置され
て、これより低いラック搬送路12と、これらのラック
搬送路12と機内搬送路11との間にて回動する回動ア
ーム30と、この回動アーム30の先端部に設けられて
配線板60等と保護シート70との対の端部をつかむつ
かみ部31と、ラック搬送路12上のラック80に対し
て前後動する押圧装置とを備えて、回動アーム30を機
内搬送路11の端部側からラック搬送路12側に回動さ
せたとき、そのつかみ部31にて保持していたプリント
配線板60等と保護シート70との対をラック80上に
載置させて、これらのプリント配線板60等と保護シー
ト70との対を、押圧装置によってラック80側に向け
て押し込むようにしたことを特徴とするプリント配線板
60等の受取装置200」である。
【0049】すなわち、この請求項8に係る受取装置2
00は、その基本形態が請求項4の投入装置100と殆
ど同じであり、この投入装置100を利用したものであ
る。勿論、この受取装置200における動きは、上記投
入装置100のそれと全く逆であり、かつ、投入装置1
00の第一吸着装置21及び第二吸着装置22の吸着作
動をさせないで、これらを、必要であれば支承板23と
ともに、プリント配線板60等のラック80への押し込
み操作を行う押圧装置としたものである。
【0050】また、プリント配線板60等を掴んだ回動
アーム30のラック80側への回動によって、プリント
配線板60等はラック80側へ倒れ込むことになるか
ら、投入装置100における分離機40の作動は不要と
なる。つまり、この受取装置200では、投入装置10
0では必要であった分離機40を、休止状態にしておけ
ばよいものである。
【0051】従って、この受取装置200によれば、上
記の投入装置100を利用することによって、プリント
配線板60と保護シート70との対を、ラック搬送路1
2上のラック80に対して効率良く受け取らせることが
できるのである。
【0052】
【発明の実施の形態】以上のように構成した各請求項の
発明について、図面に示した実施形態である投入装置1
00に従って説明するが、この実施形態の投入装置10
0は、請求項1〜請求項3に係る投入方法を具現化する
ものであるため、これらの投入方法の全てを含むもので
あることは勿論、請求項4〜請求項6の発明をも実質的
に含むものである。従って、以下では、図6〜図14に
示したこの実施形態に係る投入装置100を中心に説明
していくこととする。
【0053】図6及び図7には、投入装置100の概略
を示す正面図が示してあり、当該投入装置100は、製
造ラインの途中に設置されることになるものであって、
基枠10を中心に各部分が組付けられるものである。ま
た、この投入装置100は、図6及び図7の図示左方か
ら送り込まれてくるラック80からプリント配線板60
等の被投入物Wと保護シート70とを受け取り、これら
を図示右方上部にある機内搬送路11から図示しない機
外搬送路及び保護シート投入箱内に投入するものであ
る。そして、この投入装置100を構成するための基枠
10の略中央左側には、図12及び図13にも示したよ
うに、ラック80の出入を可能にするラック搬送路12
が形成してある。
【0054】このラック80は、図1〜図5及び図12
等に示したように、略水平状の載置部と、この載置部後
端から後方(図1では図示左方)に向けて傾斜する支持
部とからなるものである。そして、このラック80に
は、被投入物Wの加工処理の前工程完了時点で、図示し
ない受取機によって、プリント配線板60等の被投入物
W及び保護シート70が交互でかつ立て掛け状態で積み
込まれるものである。なお、このラック80の載置部の
中央には、後述する分離機40の突き上げ棒41が上下
動し得るようにするための開口が形成してある。
【0055】このラック80を投入装置100内に送り
込むラック搬送路12の前端(基枠10についてみると
略中央)には、図6、図8及び図11に示したように、
第一吸着装置21、第二吸着装置21、回動アーム3
0、及び分離機40が組み付けてあり、これらは前述し
た手段の項で述べたような動きをするように、随所に設
けてあるリミットスイッチからの信号を受けて作動・停
止するようにしてある。
【0056】第一吸着装置21は、ラック80上の一番
手前にある被投入物Wを吸着して持ち上げるものであ
り、一方第二吸着装置21は、第一吸着装置21によっ
て持ち上げられた被投入物Wの後方に見える保護シート
70を吸着するものであり、これらの第一吸着装置21
及び第二吸着装置21は、図8及び図9に示したよう
に、同一位置で各2本づつあるものである。つまり、2
本の第一吸着装置21は図8に示したように、両脇に配
置してあって、これら2本の第一吸着装置21の間に、
2本の第二吸着装置21が配置してある。そして、これ
ら各第一吸着装置21及び第二吸着装置21は、図示し
ない負圧装置にそれぞれ接続してあって、その先端から
吸着のための空気吸引が行えるようにしてある。勿論、
各第一吸着装置21及び第二吸着装置21の先端口は、
被投入物Wや保護シート70に損傷を与えないように
し、吸着状態を維持するために、ゴム等の軟質な材料に
よって形成してある。
【0057】また、各第一吸着装置21及び第二吸着装
置21は、被投入物Wや保護シート70を吸着するため
の前進や、吸着した被投入物Wや保護シート70を回動
アーム30のつかみ部31内に収納するための後退を行
うために、図11に示した支持アーム25に、前後動可
能に組付けてある。特に、本実施形態の投入装置100
においては、各第一吸着装置21は、図11に示したよ
うに、例えば基枠10に組付けた持ち上げ器24によっ
て僅かの範囲で上下動するようにしてある。
【0058】吸着のために前進した第一吸着装置21が
持ち上げ器24によって持ち上げられるのは、この第一
吸着装置21によって吸着した被投入物Wの下端から第
二吸着装置21を保護シート70側に前進させて、この
保護シート70の吸着を行えるようにするためである。
この第一吸着装置21が吸着した被投入物Wの持ち上げ
は、被投入物Wが小さくして軽い場合は問題が全くない
が、大きくて重量のある被投入物Wもあることを想定し
て、本実施形態の投入装置100では、持ち上げられた
被投入物Wの下端を支承板23によって支承するように
している。
【0059】この支承板23は、図11に示したよう
に、第一吸着装置21の先端の直下に位置するものであ
り、僅かの範囲で前後動するようにしてある。つまり、
この支承板23は、被投入物Wが第一吸着装置21によ
って持ち上げられたとともにその下方に進入して、当該
被投入物Wの下端を支承するものである。そのために、
この支承板23は、図11に示した支承板駆動部26に
よって前後動自動に支持してあるのである。
【0060】回動アーム30は、図1及び図11に示し
たように、その先端に被投入物Wと保護シート70との
対を受け取るためのつかみ部31を有しているものであ
り、図11に示した揺動アーム33によって、つかみ部
31が第一吸着装置21及び第二吸着装置21の先端下
方から機内搬送路11の前端までの間を往復回動するよ
うにしたものである。また、この回動アーム30は、こ
れとは別の往復回動する支持腕32を有しているもので
あり、この支持腕32は、図11に示したように、機内
搬送路11側に完全に回動したとき、支持していた被投
入物W及び保護シート70をその上に載置するものであ
る。
【0061】すなわち、この回動アーム30のつかみ部
31は、図3及び図4に示したように、第一吸着装置2
1によって吸着されて支承板23により支持された被投
入物Wと、第二吸着装置21によって吸着された保護シ
ート70との下端を、両第一吸着装置21及び第二吸着
装置21が引き込まれたときに保持するものである。一
方、支持腕32は、対となった被投入物Wと保護シート
70とを図4に示したように支持するものであり、この
支持腕32とつかみ部31との共働によって、対となっ
た被投入物W及び保護シート70の支持を行って、当該
回動アーム30が支持腕32と共に機内搬送路11側に
回動する際の安定化を図るものである。
【0062】ラック80に立て掛けられていた被投入物
W及び保護シート70は、図4に示したように、支持腕
32側に立て掛けなければならないが、その操作を行う
のが分離機40である。この分離機40は、図6〜図9
及び図11に示したように、ラック搬送路12の前端下
部に配置したレールに突き上げ棒41を上下動可能に組
み付けたものであり、この突き上げ棒41は、回動アー
ム30のつかみ部31が被投入物W及び保護シート70
の下端を支持したことを検知したとき、図4に示したよ
うに、つかみ部31上の保護シート70と、ラック80
上の被投入物Wとの間を上昇するものである。これによ
り、突き上げ棒41の先端は保護シート70の裏面を押
しながら上昇することになり、保護シート70と被投入
物Wとの対を支持腕32側に倒すことになるのである。
【0063】以上の各部材によって、被投入物W及び保
護シート70は重ねられて機内搬送路11上に投入され
ることになるが、このまま機内搬送路11を駆動する
と、被投入物Wと保護シート70とが図示しない機外搬
送路側に送り込まれてしまうので、その前に保護シート
70を取り除かなければならない。この保護シート70
の取り除きを行うのがシート搬送機50であるが、この
シート搬送機50は、図10に示した第1のタイプと、
図14に示した第2のタイプのものに分けることができ
る。
【0064】図10に示した第1のタイプのシート搬送
機50は、機内搬送路11上の保護シート70を機内搬
送路11の側方に移動させるものであり、保護シート7
0を吸着して持ち上げる吸着部51を有している。この
吸着部51は、例えば第一吸着装置21等の負圧供給源
に接続されているものであり、支持アーム52に取付け
たものである。この支持アーム52は、機内搬送路11
の搬送方向に対して直交する状態で基枠10の上部に設
けた案内ビーム13に往復動可能に設けられているもの
であり、この支持アーム52は、図12及び図13に示
したように、上下動シリンダ53によって傾動されるも
のである。勿論、これらの吸着部51は、シリンダ装置
54によって支持アーム52を、基枠10の上部に設け
た案内ビーム13に対して往復動させることにより、機
内搬送路11上から図10に示した位置にまで往復動さ
れるものである。
【0065】すなわち、第1のタイプのシート搬送機5
0は、図12に示したように、まず機内搬送路11上の
保護シート70を各吸着部51によって吸着する。その
後に上下動シリンダ53が作動することにより、支持ア
ーム52がその回動軸52aを中心に斜めに持ち上げら
れ、図13に示したように、吸着した保護シート70が
機内搬送路11やその他の部分に干渉しないようにな
る。そこで、図10に示したシリンダ装置54が作動す
ることにより、保護シート70は機内搬送路11の左方
に移動されるのである。
【0066】これに対して、第2のタイプのシート搬送
機50は、図14に示したように、機内搬送路11の図
示上部にシートケース55を設置するとともに、その各
吸着部51が支持アーム52に対して図14の左右方向
に伸縮するようにしたものである。
【0067】すなわち、この第2のタイプのシート搬送
機50は、機内搬送路11上の保護シート70を吸着部
51によって吸着してから、上下動シリンダ53を作動
させて支持アーム52を図14に示したように持ち上げ
る。そして、この支持アーム52に対して各吸着部51
を伸ばすことにより、保護シート70がシートケース5
5内に入るようにしたものである。 以上のようにして
保護シート70が機内搬送路11上、つまり被投入物W
上から取り除かれれば、これを検知したリミットスイッ
チが機内搬送路11を駆動させて、被投入物Wのみを機
内搬送路11に接続されている図示しない機外搬送路上
に投入するのである。
【0068】この機外搬送路上への投入の際に重要なこ
とは、当該投入装置100では、次の被投入物W及び保
護シート70の対の、機内搬送路11上に投入するため
の作業をすでに行っていることである。すなわち、シー
ト搬送機50による保護シート70の除去が始まれば、
つかみ部31を有した回動アーム30は、支持腕32と
は別に図1に示した状態にもどるとともに、第一吸着装
置21及び第二吸着装置21による被投入物W及び保護
シート70の吸着作業が始まっているのである。勿論、
支持腕32の上方にはまだ被投入物Wの一部が残ってい
るから、この支持腕32の先端を被投入物Wが完全に通
り過ぎるまで、支持腕32は図11に示した状態のまま
待機している。
【0069】本実施形態の投入装置100では、図11
に示したように、支持腕32の先端に対応する機内搬送
路11の部分に、リミットスイッチ14が設置してあっ
て、このリミットスイッチ14は、機内搬送路11上を
図示右方に送られていく被投入物Wの後端を検知するも
のである。そして、被投入物Wの後端を検知したリミッ
トスイッチ14は、支持腕32を図2に示した状態に回
動させる信号を発するのである。この支持腕32が図2
に示した位置に戻る頃には、第一吸着装置21及び第二
吸着装置21による被投入物W及び保護シート70の吸
着が完了しており、これらの被投入物W及び保護シート
70は、回動アーム30のつかみ部31内に挿入されて
分離機40により支持腕32側に倒されて、次の対の機
内搬送路11上への投入が淀みなく行われるのである。
【0070】そして、図15には、請求項7の受取方法
の代表的工程と、請求項8に係る受取装置200の概略
構成とが示してある。請求項7の受取方法と、請求項8
の受取装置200とは、上述した投入方法及び投入装置
100を利用するようにしたものであり、その各工程及
び作動順序を略完全に逆にしたものである。従って、こ
れらの請求項7の受取方法と、請求項8の受取装置20
0とでは、上記した各工程及び構成部材がそのまま利用
されるものであり、以下の説明と図15中において、共
通して使用する部分では、上述した投入方法及び投入装
置100の説明で使用したのと同じ符号を使用する。ま
た、請求項7の受取方法は、請求項8の受取装置200
に化体されているので、以下では、この請求項8の受取
装置200を中心に説明することとする。
【0071】この図15を代表として示した受取方法及
び受取装置200は、所定の加工がされたプリント配線
板60等の一枚毎を機外搬送路側から機内搬送路11上
に受け取った後に、一枚毎の保護シート70を介在させ
た状態でラック80上に受け取るようにしたものであ
る。
【0072】そして、この受取装置200は、機内搬送
路11上のプリント配線板60等の上に保護シート70
を一枚毎載置するシート搬送機50と、機内搬送路11
の端部側に配置されて、これより低いラック搬送路12
と、これらのラック搬送路12と機内搬送路11との間
にて回動する回動アーム30と、この回動アーム30の
先端部に設けられて配線板60等と保護シート70との
対の端部をつかむつかみ部31と、ラック搬送路12上
のラック80に対して前後動する押圧装置とを備えてい
るものである。
【0073】以上のように構成した受取装置200は、
図15に示したように、シート搬送機50によって、機
内搬送路11上のプリント配線板60等の上に保護シー
ト70を一枚毎載置するのである。機内搬送路11が図
15中の矢印にて図示した方向(投入装置100の場合
と逆の方向である)に搬送駆動すると、対となったプリ
ント配線板60等と保護シート70とは、機内搬送路1
1の端部にて待機している回動アーム30のつかみ部3
1内に係合される。
【0074】このつかみ部31は、回動アーム30が、
図15中の仮想線にて示したように回動されることによ
り、プリント配線板60等と保護シート70との対を、
ラック搬送路12上のラック80に向けて、約100度
程度回動させるのである。これにより、対となったプリ
ント配線板60等と保護シート70とは、その上部がラ
ック80の背凭れ部分に、回動の勢いによって当接する
ことになるのである。なお、ラック80の基台部分の中
央には、回動アーム30がその下方に通過し得る開口部
が形成してあって、この開口部内を回動アーム30が通
過することにより、対となったプリント配線板60等と
保護シート70との下端は、ラック80の基台部分上に
残される。
【0075】このままの状態で、プリント配線板60等
を次々にラック80上に積み込むとプリント配線板60
等の下端部が、ラック80の外側に段々と滑り出して行
ってラック80から離れてしまうから、本発明の受取方
法及び受取装置200では、次のようにしている。
【0076】つまり、ラック80上に受け取られたプリ
ント配線板60等は、そのラック80への受取の都度、
押圧装置によってラック80側に向けて押し込まれるの
である。この場合の押圧装置は、前述した第一及び第二
吸着装置21・22が利用されるが、これらが押圧装置
として使用される場合には、当然、その吸着作用はなさ
れない。これらの第一及び第二吸着装置21・22の先
端は、所謂吸着パッドと呼ばれるゴム等の軟質材料によ
って形成したものであるから、これらがプリント配線板
60等の表面に当接したとしても、プリント配線60板
等に傷を付けることは全くない。この押圧作業の際に、
支持腕32をも利用してもよいが、この支持腕32は休
止させておいてもよい。
【0077】以上のようにすることによって、本発明の
受取方法及び受取装置200によれば、プリント配線板
60等と保護シート70との対を、常に整列させなが
ら、次々にラック80上への積み込み、つまり受取がな
されるのである。
【0078】
【発明の効果】以上、詳述した通り、まず、請求項1に
係る発明によれば、上記実施形態にて例示した如く、
「プリント配線板60またはその材料である銅張積層板
等の被投入物Wを、保護シート70を介して交互に立て
掛けたラック80から、次の加工工程への機外搬送路上
に投入するために、被投入物Wと保護シート70との対
を、機内搬送路11上に同時に投入する方法であって、
ラック80上の最前に位置する被投入物Wを第一吸着装
置21によって吸着して少し持ち上げることにより、次
に位置する保護シート70の下部を露出させ、この露出
した保護シート70の下部前面を第二吸着装置22によ
って吸着して、これと第一吸着装置21とを同時に引き
込むことにより、被投入物Wと保護シート70との対の
下端を、回動アーム30のつかみ部31内に同時に係合
させて、この回動アーム30を機内搬送路11の始端に
向けて回動させることにより、被投入物Wと保護シート
70との対を機内搬送路11上に同時に投入するように
したこと」にその構成上の特徴があり、これにより、プ
リント配線板60等と保護シート70との対の機内搬送
路11上への投入を確実に行うことができ、結果とし
て、最終目的であるプリント配線板60等の機外搬送路
への一枚毎の投入を、これらのプリント配線板60等間
に保護シート70が介在されている場合であっても、確
実に行うことができるのである。
【0079】また、請求項2に係る発明によれば、上記
請求項1の各工程に加えて、「被投入物Wと保護シート
70との対を機内搬送路11上に同時に投入した後に、
この機内搬送路11上で上側になっている保護シート7
0をシート搬送機50により、当該機内搬送路11外に
送り出してから、この機内搬送路11を駆動することに
より、被投入物Wを機外搬送路上に投入するようにした
こと」にその構成上の特徴があり、これにより、一枚の
プリント配線板60等と一枚の保護シート70との対
の、機内搬送路11に対する投入を、上記請求項1の場
合と同様に行うことができるとともに、機内搬送路11
上の保護シート70の除去を行うことができて、一つの
ラック80に多数立て掛けられているプリント配線板6
0等を機外搬送路へ一枚毎確実に行うことのできる投入
方法を提供することができるのである。
【0080】さらに、請求項3に係る発明によれば、上
記請求項1または請求項2に記載のプリント配線板60
等の投入方法について、「ラック80上の最前に位置す
る被投入物Wを第一吸着装置21によって吸着して少し
持ち上げることにより、次に位置する保護シート70の
下部を露出させた後、当該第一吸着装置21の下方にて
支承板23を前進させることにより、被投入物Wの下端
を支承するようにしたこと」にその構成上の特徴があ
り、これにより、上記請求項1または請求項2の発明と
同様な目的を達成することができる他、プリント配線板
60等が重量のあるものであっても、その第一吸着装置
21による取り出しを確実に行うことができて、一枚の
プリント配線板60等と一枚の保護シート70との対
の、機内搬送路11に対する投入を確実に行うことがで
きるのである。
【0081】さらにまた、請求項4〜請求項6に係る発
明によれば、上記請求項1〜請求項3に係る投入方法を
それぞれ具体的に実施することができて、最終的にプリ
ント配線板60の機外搬送路に対する一枚毎の投入を、
プリント配線板60間に保護シート70が介在されてい
る場合であっても、確実に行うことのできる投入装置1
00を提供することができるのである。
【0082】そして、請求項7及び請求項8に係る発明
によれば、上記投入方法や投入装置100をそのまま利
用することができて、プリント配線板60と保護シート
70との対を、ラック搬送路12上のラック80に対し
て効率良く受け取らせることのできる受取方法及び装置
200を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示す図であって、被投入物
を吸着した第一吸着装置が上昇し、シート搬送機が保護
シートを持ち上げたときの状態を示す部分正面図であ
る。
【図2】図1の次段状況を示す図であって、支持腕が下
方に回動し、被投入物が機内搬送路によって機外搬送路
に投入されつつある状態を示す部分正面図である。
【図3】被投入物及び保護シートの下端が回動アームの
つかみ部内に入れられたときの状態を示す部分正面図で
ある。
【図4】分離機の突き上げ棒が前方の保護シートとラッ
ク上の被投入物との間に上昇してきた状態を示す部分正
面図である。
【図5】被投入物と保護シートとの対が機内搬送路上に
投入されて、次の対をとりに行っている状況を示す部分
正面図である。
【図6】本発明に係る投入装置の概略構成を示す正面図
である。
【図7】回動アームの駆動関係を示した投入装置の正面
図である。
【図8】同投入装置の平面図である。
【図9】同投入装置の部分拡大左側面図である。
【図10】同投入装置の左側面図である。
【図11】図6の要部を拡大して示した部分正面図であ
る。
【図12】同投入装置において採用している第1のタイ
プのシート搬送機を示す正面図である。
【図13】同シート搬送機の吸着部が持ち上げられたと
きの正面図である。
【図14】第2のタイプのシート搬送機を概略的に示す
正面図である。
【図15】同投入装置を利用したプリント配線板等の投
入方法及び投入装置を示す概略正面図である。
【図16】本発明がなされるにあたって発明者が検討し
た技術を示すもので、(A)はプリント配線板に形成し
た孔から吸着装置を通す場合を示す斜視図、(B)は保
護シートをプリント配線板より大きくした場合を示す斜
視図である。
【符号の説明】
100 投入装置 10 基枠 11 機内搬送路 12 ラック搬送路 13 案内ビーム 14 リミットスイッチ 21 第一吸着装置 22 第二吸着装置 23 支承板 24 持ち上げ器 25 支持アーム 26 支承板駆動部 30 回動アーム 31 つかみ部 32 支持腕 33 揺動アーム 40 分離機 41 突き上げ棒 50 シート搬送機 51 吸着部 52 支持アーム 53 上下動シリンダ 60 プリント配線板 70 保護シート 80 ラック 200 受取装置 W 被投入物
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月14日(1999.10.
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】すなわち、この請求項1に係る投入方法
は、ラック80上に保護シート70を介して立て掛け状
態で積み込んである多数のプリント配線板60、または
その材料である銅張積層板等の被投入物Wの1枚毎を、
図示しない機外搬送路上に投入するにあたって、保護シ
ート70との対として、投入装置100の機内搬送路1
1上に投入する方法である。換言すれば、この請求項1
の投入方法は、被投入物Wの機外搬送路上への投入の前
段階としての、投入装置100の機内搬送路11上への
投入に関するものであり、これが効率良く行われない
と、機外搬送路への投入も効率良く行えなくなるもので
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板またはその材料である銅
    張積層板等の被投入物を、保護シートを介して交互に立
    て掛けたラックから、次の加工工程への機外搬送路上に
    投入するために、前記被投入物と保護シートとの対を、
    機内搬送路上に同時に投入する方法であって、 前記ラック上の最前に位置する前記被投入物を第一吸着
    装置によって吸着して少し持ち上げることにより、次に
    位置する前記保護シートの下部を露出させ、 この露出した保護シートの下部前面を第二吸着装置によ
    って吸着して、これと前記第一吸着装置とを同時に引き
    込むことにより、前記被投入物と保護シートとの対の下
    端を、回動アームのつかみ部内に同時に係合させて、 この回動アームを前記機内搬送路の始端に向けて回動さ
    せることにより、前記被投入物と保護シートとの対を前
    記機内搬送路上に同時に投入するようにしたことを特徴
    とするプリント配線板等の投入方法。
  2. 【請求項2】 プリント配線板またはその材料である銅
    張積層板等の被投入物を、保護シートを介して交互に立
    て掛けたラックから、次の加工工程への機外搬送路上に
    投入する方法であって、 前記ラック上の最前に位置する前記被投入物を第一吸着
    装置によって吸着して少し持ち上げることにより、次に
    位置する前記保護シートの下部を露出させ、 この露出した保護シートの下部前面を第二吸着装置によ
    って吸着して、これと前記第一吸着装置とを同時に引き
    込むことにより、前記被投入物と保護シートとの対の下
    端を、回動アームのつかみ部内に同時に係合させ、 この回動アームを前記機内搬送路の始端に向けて回動さ
    せることにより、前記被投入物と保護シートとの対を前
    記機内搬送路上に同時に投入した後、 この機内搬送路上で上側になっている前記保護シートを
    シート搬送機により、当該機内搬送路外に送り出してか
    ら、この機内搬送路を駆動することにより、前記被投入
    物を前記機外搬送路上に投入するようにしたことを特徴
    とするプリント配線板等の投入方法。
  3. 【請求項3】 前記ラック上の最前に位置する被投入物
    を前記第一吸着装置によって吸着して少し持ち上げるこ
    とにより、次に位置する保護シートの下部を露出させた
    後、当該第一吸着装置の下方にて支承板を前進させるこ
    とにより、前記被投入物の下端を支承するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリン
    ト配線板等の投入方法。
  4. 【請求項4】 プリント配線板またはその材料である銅
    張積層板等の被投入物を、保護シートを介して交互に立
    て掛けたラックから、次の加工工程への機外搬送路上に
    投入するために、前記被投入物と保護シートとの対を、
    機内搬送路上に同時に投入する投入装置であって、 前記機内搬送路の始端側と、これより低い位置に配置し
    たラック搬送路の先端側との間に配置されて、前記ラッ
    ク上の最前に位置する前記被投入物を吸着して少し持ち
    上げることにより、次に位置する前記保護シートの下部
    を露出させる第一吸着装置と、この第一吸着装置と略平
    行に配置されて、前記露出した保護シートの下部前面を
    吸着する第二吸着装置と、これと前記第一吸着装置とを
    同時に引き込んだとき、前記被投入物と保護シートとの
    対の下端が同時に係合されるつかみ部を有した回動アー
    ムとを備えて、 この回動アームを前記機内搬送路の始端に向けて回動さ
    せて、前記被投入物と保護シートとの対を前記機内搬送
    路上に同時に投入するようにしたことを特徴とするプリ
    ント配線板等の投入装置。
  5. 【請求項5】 プリント配線板またはその材料である銅
    張積層板等の被投入物を、保護シートを介して交互に立
    て掛けたラックから、次の加工工程への機外搬送路上に
    投入する投入装置であって、 前記機内搬送路の始端側と、これより低い位置に配置し
    たラック搬送路の先端側との間に配置されて、前記ラッ
    ク上の最前に位置する前記被投入物を吸着して少し持ち
    上げることにより、次に位置する前記保護シートの下部
    を露出させる第一吸着装置と、この第一吸着装置と略平
    行に配置されて、前記露出した保護シートの下部前面を
    吸着する第二吸着装置と、これと前記第一吸着装置とを
    同時に引き込んだとき、前記被投入物と保護シートとの
    対の下端が同時に係合されるつかみ部を有した回動アー
    ムと、 この回動アームを前記機内搬送路の始端に向けて回動さ
    せることにより、前記被投入物と保護シートとの対を前
    記機内搬送路上に同時に投入した後に、この機内搬送路
    上で上側になっている前記保護シートを当該機内搬送路
    外に送り出すシート搬送機とを備えて、 前記機内搬送路を駆動することにより、前記被投入物を
    前記機外搬送路上に投入するようにしたことを特徴とす
    るプリント配線板等の投入装置。
  6. 【請求項6】 前記投入装置は、前記第一吸着装置の下
    方にて前後動自在に設けられて、前記第一吸着装置によ
    って少し持ち上げられた前記被投入物の下端を支承する
    支承板を有したものであることを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5に記載のプリント配線板等の投入装置。
  7. 【請求項7】 所定の加工がされたプリント配線板等の
    一枚毎を機外搬送路側から機内搬送路上に受け取った後
    に、一枚毎の保護シートを介在させた状態でラック上に
    受け取る受取方法であって、 前記機内搬送路上のプリント配線板等の上に保護シート
    を一枚毎載置するとともに、これらのプリント配線板等
    と保護シートとの対の端部を、前記機内搬送路の端部に
    て待機させた回動アームのつかみ部内に係合させた後、 この回動アームを前記ラック側に回動させることによ
    り、前記プリント配線板等と保護シートとの対をラック
    上に載置させ、 次いで、これらのプリント配線板等と保護シートとの対
    を、前記ラック側に向けて押し込むようにしたことを特
    徴とするプリント配線板等の受取方法。
  8. 【請求項8】 所定の加工がされたプリント配線板等の
    一枚毎を機外搬送路側から機内搬送路上に受け取った後
    に、一枚毎の保護シートを介在させた状態でラック上に
    受け取る受取装置であって、 前記機内搬送路上のプリント配線板等の上に保護シート
    を一枚毎載置するシート搬送機と、前記機内搬送路の端
    部側に配置されて、これより低いラック搬送路と、これ
    らのラック搬送路と機内搬送路との間にて回動する回動
    アームと、この回動アームの先端部に設けられて前記配
    線板等と保護シートとの対の端部をつかむつかみ部と、
    前記ラック搬送路上のラックに対して前後動する押圧装
    置とを備えて、 前記回動アームを前記機内搬送路の端部側から前記ラッ
    ク搬送路側に回動させたとき、そのつかみ部にて保持し
    ていた前記プリント配線板等と保護シートとの対をラッ
    ク上に載置させて、これらのプリント配線板等と保護シ
    ートとの対を、前記押圧装置によってラック側に向けて
    押し込むようにしたことを特徴とするプリント配線板等
    の受取装置。
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