JPH1191964A - ラックからのプリント配線板の投入機 - Google Patents

ラックからのプリント配線板の投入機

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JPH1191964A
JPH1191964A JP26223597A JP26223597A JPH1191964A JP H1191964 A JPH1191964 A JP H1191964A JP 26223597 A JP26223597 A JP 26223597A JP 26223597 A JP26223597 A JP 26223597A JP H1191964 A JPH1191964 A JP H1191964A
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JP
Japan
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printed wiring
rack
path
wiring board
protective paper
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JP26223597A
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Inventor
Masahiro Ando
政弘 安藤
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DAIWA GIKEN KK
Original Assignee
DAIWA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】加工ラインに対して、介在してあった保護紙を
取り除きながら、プリント配線板を効率よく投入でき
る。 【解決手段】ラック60を出入させるラック搬入路10
の後端側上部に配置されて加工ラインに連続する基板搬
出路20と、基板搬出路の前端側に付設されてラックに
よって搬送されてきたプリント配線板のみを基板搬出路
上に水平状態で移送する装置30と、基板搬出路の上方
にあって搬出方向とは異なる方向の往復般路40に往復
動自在に組み付けられて、ラック上の保護紙への降下、
及び保護紙を吸着した状態での上昇を行う保護紙取出装
置50とを備えた。移送装置に対象物がプリント配線板
であることを検知する第1センサ31を設け、その信号
によってその移送装置の作動を行い、保護紙取出装置に
対象物が保護紙であることを検知する第2センサ51を
設け、その信号によってその保護紙取出装置の作動を行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複雑で細かい形状の多
数の配線回路を有するプリント配線板を製造する加工ラ
インにおいて使用されて、加工途中にあるプリント配線
板を、間に保護紙を介在させた状態で積み込んだラック
上のプリント配線板を、加工ラインに向けて一枚毎送り
出す投入機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1つのプリント配線板を完成するために
は、その基板に対する穴開加工やエッチング加工、及び
これらに付随する種々な加工を施さなければならない。
そのための加工処理は、ラインを代えて、あるいは一つ
のライン中に区画部分を設けて個別に行われるのであ
り、そのラインまたは区画部分において種々な加工・処
理を基板に施すことにより、ようやく1つのプリント配
線板が完成される。
【0003】また、1つのプリント配線板をとってみる
と、そこに形成してある配線回路は非常に細かく多数に
なってきており、特に製造途中にある場合には、エッチ
ングあるいはメッキされたばかりの配線回路がむき出し
になっているものである。このため、各配線回路は、そ
の加工・処理が完成するまでの間は非常に不安定かつ損
傷を受け易いものであるため、加工・処理の間は、何等
かの保護を講じなければならない。
【0004】そして、この種のプリント配線板は、その
製造・処理をなるべく自動化して、品質の向上とコスト
の低減を図らなければならないものであり、出願人も種
々な加工ライン、及びこれに付随する種々な機器を開発
し、提案してきているものである。例えば、出願人は、
特公平3−3400号公報において「プリント基板のラ
ック収納装置」を提案しているのであるが、その基本思
想は、1つの加工・処理を行なうラインと、次の加工・
処理を行なうラインとの間に、加工途中にある多数のプ
リント配線板を積み込むラックを移動させる、というこ
とである。
【0005】このラックは、多数のプリント配線板を立
てた状態で収納するものであり、各プリント配線板が互
いに接触しないように、あるいは、互いの重量が大きく
かからないようにすることができて、かつ次のラインへ
の送り込みも容易に行えることができることから、大量
のプリント配線板の加工・処理を自動化するにあたって
非常に有用なものである。ところが、前述したように、
配線回路が微細かつ大量のものになってくると、各プリ
ント配線板の保護を確実に行うためには、その間に保護
紙を介在させなければならなくなり、各プリント配線板
のラックからの出入りは、1つのプリント配線板に一枚
の保護紙を介在させた状態で行わなければならなくなっ
てきたのである。
【0006】そのため、出願人は、特開平8−1195
10号公報において、保護紙を介在させて各プリント配
線板の保護を行いながら、プリント配線板の加工ライン
に対する投入、及びプリント配線板の加工ラインからの
受取りを、1つのラックに対して確実に行えるようにす
ることのできる投入機及び受取機を既に提案してきてい
る。
【0007】出願人が既に提案している投入機は、「プ
リント配線板の加工ラインにおいて使用され、多数のプ
リント配線板を立てかけながら、その各間に保護紙を介
在させた状態で運搬するラックに対して、このラックを
出入させるラック搬入路と、このラック搬入路の後端側
上部に配置される基板搬出路と、この基板搬出路の後端
側に付設されてラックによって搬送されてきた各プリン
ト配線板を基板搬出路上に略水平状態で移送する移送装
置と、基板搬出路の後端側に連続的に配置されてその後
端部を中心に上下動する第三搬入路と、この第三搬入路
の後端に連続して加工ラインに連続する第四搬入路と、
基板搬出路の後端側またはこれと第三搬入路との間に配
置されて、基板搬出路上を送られてきたものがプリント
配線板か保護紙かを選別して第三搬入路を上動させる信
号を発する検出器と、第三搬入路の下方に配置されて保
護紙を収納する回収ボックスとを備えた」ことを特徴と
するものであって、所期の目的を達成できたものである
が、ラック搬入路の後端側上部に配置される基板搬出路
と、この基板搬出路の後端側に連続的に配置されてその
後端部を中心に上下動する第三搬入路と、この第三搬入
路の後端に連続して加工ラインに連続する第四搬入路と
の3つの搬入路を並べなければならないものであるか
ら、全体が大きなものとならざるを得ない。
【0008】また、この出願人が既に提案している投入
機では、出願人のその後の検討によると、第三搬入路の
上下動によって保護紙を排出するまでは、基板搬出路上
のプリント配線板を待機させなければならないから、投
入のための時間的ロスが大きいものであることが判明し
た。
【0009】それなら、出願人が上記特開平8−119
510号公報において既に提案している受取機、すなわ
ち、「プリント配線板の加工ラインにおいて使用され、
多数のプリント配線板を立てかけながら、その各間に保
護紙を介在させた状態で運搬するラックに対して、加工
ラインの後端側に配置されて各プリント配線板を略水平
状に搬出する第一搬出路と、この第一搬出路の後端側下
部に配置されてラックを出入させる第二搬出路と、第一
搬出路の後端に付設されて搬送されてきた各プリント配
線板をラック上に略立設状態で移送する移送装置と、第
一搬出路上にこれと交差して配置した第三搬出路と、こ
の第三搬出路上を往復動して載置台上の保護紙を第一搬
出路上のプリント配線板上に供給する保護紙供給装置と
を備えたことを特徴とするラックからのプリント配線板
の受取機」を構成している各部の作動を逆にすれば、こ
の「受取機」を効率的な「投入機」とすることができる
のではないか、と本発明者は考えた。
【0010】すなわち、この受取機では、「ラック搬入
路の後端側上部に配置される基板搬出路」と、「この基
板搬出路の後端側に連続的に配置されてその後端部を中
心に上下動する第三搬入路」と、「この第三搬入路の後
端に連続して加工ラインに連続する第四搬入路」との3
つの搬入路を並べる必要がなくて装置全体を大きくする
必要がなく、しかも「受取り」の作動を逆にすれば「投
入」になるではないかと考えたのである。
【0011】ところが、実際に検討をし始めてみると、
事はそう簡単にはいかなかったのである。まず、出願人
が既に提案している受取機は、図8に示すような機能を
発揮するものであり、搬送路上にあるプリント配線板の
上に保護紙を供給し、この保護紙とプリント配線板とを
合わせた端部を揺動アームにてつかみ、プリント配線板
を保護紙とともにラック側に立てかけるようにしたもの
であった。
【0012】このような受取機の作動を逆にして投入機
とするには、「保護紙とプリント配線板とを合わせた端
部を揺動アームにてつかむ」という操作を行わなければ
ならないことになるが、これを実際に機械的に行おうと
すると、殆ど不可能だったのである。プリント配線板は
固くて所定の厚さを有するものであり、これに対して保
護紙は柔らかくて薄いものであるから、これらの一組を
上記受取機の揺動アームによって間違いなくつかむよう
にすることは、揺動アーム自体に精巧な案内装置を設け
たり、多数のセンサを設けたりしなければならないこと
になる。それだけでなく、そのような装置やセンサの数
が増大して全体のコストアップとなるだけでなく、揺動
アームの動きの邪魔にならないように組み付けるために
は、結局全面的な設計変更を行わなければならなかった
のである。
【0013】一方、ラック上の多数のプリント配線板間
に挟まれている保護紙について考察してみると、これら
の保護紙が各プリント配線板の間に一枚だけ挟まれてい
るとは限らないものである。一般的な受取機では、各プ
リント配線板間に二枚以上の保護紙を挟み込むこともあ
り、逆に一枚も挟み込まないことも十分あり得るのであ
る。このような場合にも対処しようとなると、そのため
の装置やセンサを増設しなければならず、結果として、
例えば図8に示した受取機を、その作動を逆にして投入
機とすることは、殆ど不可能になってくるのである。
【0014】そこで、本発明者は、ラックからのプリン
ト配線板のラインに対する投入を、これらの間に介在さ
れている保護紙を除去しながら、効率的に行うようにす
るにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてき
た結果、本発明を完成したのである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、プリント配線板をその間に保護紙を介在させ
て保護を行いながら運搬してくるラックから、保護紙を
除去しながらプリント配線板を加工ライン側に投入する
投入機を完成することである。
【0016】すなわち、本発明の目的とするところは、
1つの加工ラインにおける加工・処理を行なうべく、こ
の加工ラインに対して、介在してあった保護紙を取り除
きながら、各プリント配線板を一枚毎次のライン側に投
入することができ、しかもその作動に時間的な無駄がな
くて効率のよい投入を行うことのできる投入機を、簡単
な構成によって提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、後述の実施の形態中で使
用する符号を付して説明すると、「プリント配線板70
の加工ラインにおいて使用され、多数のプリント配線板
70を、その各間に保護紙71を介在させた状態で立て
かけて運搬するラック60から、一枚毎取り出して加工
ライン側に投入する投入機100であって、この投入機
100を、ラック60を出入させるラック搬入路10
と、このラック搬入路10の後端側上部に配置されて前
記加工ラインに連続する基板搬出路20と、この基板搬
出路20の前端側に付設されてラック60によって搬送
されてきた各プリント配線板70のみを基板搬出路20
上に略水平状態で移送する移送装置30と、基板搬出路
20の上方であってその搬出方向とは異なる方向の往復
般路40と、この往復般路40に往復動自在に組み付け
られて、ラック60上の保護紙71への降下、及びこの
保護紙71を吸着した状態での上昇を行う保護紙取出装
置50とを備えたものとするとともに、移送装置30に
対象物がプリント配線板70であることを検知する第1
センサ31を設け、この第1センサ31からの信号によ
ってその作動を行い、保護紙取出装置50に対象物が保
護紙71であることを検知する第2センサ51を設け、
この第2センサ51からの信号によってその作動を行う
ようにしたことを特徴とする投入機100」である。
【0018】すなわち、この投入機100は、図示しな
い加工ラインの前端側(始端側)に配置されるもので、
例えば図8に示したような受取機によって、多数のプリ
ント配線板70と保護紙71とを交互に起立させたラッ
ク60を、そのラック搬入路10上に載置して、このラ
ック60上から、プリント配線板70を移送装置30に
よって取り出して基板搬出路20上に送り、または保護
紙71を保護紙取出装置50によって取り出して保護紙
トレイ80内に排出するものである。
【0019】この投入機100の作動について、より詳
細に説明すると、多数のプリント配線板70と保護紙7
1とを積み込んだラック60がラック搬入路10上に移
送されてきて、このことが図示しない検知器によって検
知されると、例えば、移送装置30が作動し始め、図6
の(イ)に示すように、その吸着パッド34及び第1セ
ンサ31がラック60上の最初にある物に向かう。そし
て、この最初にある物がプリント配線板70であるか保
護紙71であるかを、第1センサ31が検知する。この
第1センサ31は、物体の誘電率の差異によって、対象
物が銅を有するプリント配線板70か、金属を全く含ま
ない紙であるかを瞬時に識別するものである。
【0020】以上のような第1センサ31によって、ラ
ック60上の最初にある物がプリント配線板70である
と判断された場合には、当該移送装置30はそのまま作
動を続け、図6の(ロ)に示すように、その吸着パッド
34がプリント配線板70の下部を吸着して、既に起立
状態にある揺動アーム31に向けて少し引き込む。これ
により、引き込まれたプリント配線板70と、ラック6
0上の次の保護紙71またはプリント配線板70間に隙
間ができるから、この隙間内に下方にあった分離棒35
が突出してくるのであり、この突出してきた分離棒35
によって吸着パッド34によって下部が吸着されている
プリント配線板70の上部が揺動アーム32側に押しつ
けられるのである。これにより、プリント配線板70
は、1枚づつ揺動アーム32側に送られるのであり、揺
動アーム32はそのまま基板搬出路20側に倒れるので
ある。
【0021】このプリント配線板70を受け取った揺動
アーム32は、移送装置30のその後の作動により、図
3及び図4に示すように、プリント配線板70を基板搬
出路20上に残した状態で基板搬出路20内に倒れ込
み、基板搬出路20によるプリント配線板70の搬送を
可能にするのである。このプリント配線板70が基板搬
出路20の前進端に移動されれば、基板搬出路20の前
端にある基板検知器21がこれを検知して、揺動アーム
32をプリント配線板70の待機位置に復帰させるので
ある。なお、この時には、往復搬路40上の保護紙取出
装置50は、基板搬出路20上に戻されている。
【0022】最初のプリント配線板70が基板搬出路2
0上に送られてくれば、ラック60の最前にあるのは、
通常保護紙71ということになるが、この保護紙71の
排出・除去のために、揺動アーム32がその待機位置に
戻った時点で、図5に示すように、保護紙取出装置50
の第2基部53が降下されてくるのである。そして、進
退器54の作動によって吸着パッド55が保護紙71を
吸着すべく前進すると同時に、プリント配線板70か保
護紙71かを検知する第2センサ51も前進する。この
第2センサ51が、その前にあるものが保護紙71であ
ると判断したときには、各吸着パッド55が作動して保
護紙71を吸着するのであり、第2基部53の上昇によ
って保護紙71を上方に持ち上げる。
【0023】保護紙71を持ち上げた保護紙取出装置5
0は、その第1基部52の往復搬路40上での移動によ
って、例えば図1に示すように、保護紙71を基板搬出
路20に干渉しない場所に設けた保護紙トレイ80側に
搬送するのであり、ここで吸着パッド55の吸着作動を
停止することにより、保護紙71を保護紙トレイ80内
に排出するのである。勿論、このときには、移送装置3
0側の作動は既に開始されていて、保護紙71の次のプ
リント配線板70の搬出が始められている。
【0024】なお、以上の作動で、もしラック60の最
前にあるものがプリント配線板70であった場合(上記
の最初のプリント配線板70の後に保護紙71が入れら
れてなくて、プリント配線板70が重なっていた場合)
には、第2センサ51がプリント配線板70を検知する
ことになる。この場合には、保護紙取出装置50は、そ
の吸着パッド55による吸着を行わないで、第2基部5
3を直ちに上昇させ、移送装置30側の揺動アーム32
の揺動を可能な状態にするとともに、移送装置30の作
動を開始させるのである。
【0025】保護紙71が二枚重なっていた場合には、
上記の保護紙取出装置50の場合と同様に、移送装置3
0の作動が中断され、再度保護紙取出装置50の作動が
なされる。つまり、一枚目の保護紙71の排出が済んだ
ら、移送装置30の作動が始まるのであるが、この移送
装置30の第1センサ31によって二枚目の保護紙71
が検知されれば、吸着パッド34はその吸着作動を行わ
ずに直ちに原位置に戻り、保護紙取出装置50側の作動
を開始させるのである。
【0026】以上の作用により、ラック60上に保護紙
71を介在させて積み込まれた各プリント配線板70
は、保護紙71を取り除いたものとして、基板搬出路2
0によって次工程の加工ライン側に連続的に送り出され
ることになるのである。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明を、図面に示した実
施の形態である投入機100を中心にして説明すると、
次の通りである。
【0028】図1及び図2には、本発明に係る投入機1
00の側面図及び正面図が示してあり、この投入機10
0は、ラック60を出入させるラック搬入路10と、こ
のラック搬入路10の後端側上部に配置されて図示しな
い加工ラインに連続する基板搬出路20と、この基板搬
出路20の前端側に付設されてラック60によって搬送
されてきた各プリント配線板70のみを基板搬出路20
上に略水平状態で移送する移送装置30と、基板搬出路
20の上方であってその搬出方向とは異なる方向の往復
般路40と、この往復般路40に往復動自在に組み付け
られて、ラック60上の保護紙71への降下、及びこの
保護紙71を吸着した状態での上昇を行う保護紙取出装
置50とを備えたものである。
【0029】ラック搬入路10は、図8に示したような
受取機によって、多数のプリント配線板70と保護紙7
1とを交互かつ立てかけて積み込んだラック60を受け
取って、移送装置30や保護紙取出装置50による作業
を行い易く位置決めするものであり、最前のプリント配
線板70または保護紙71が常に同一位置となるよう
に、漸進させるものである。また、このラック搬入路1
0には、図4に示したように、その中央に隙間11が形
成してあって、この隙間11から移送装置30側の分離
棒35が突き出るようにしてあり、この隙間11と同様
な隙間が、ラック60の支持台部分にも形成してある。
【0030】このラック搬入路10の後端側上部には、
図4にも示したように、図示しない次の加工ラインに連
続する基板搬出路20が配置してある。この基板搬出路
20に対しては、次の述べる移送装置30によりプリン
ト配線板70のみが積み込まれるのであり、その前進端
にはプリント配線板70の前端を検知する基板検知器2
1が設けてある。この基板検知器21は、当該プリント
配線板70の、次の加工ラインへの投入を制御するとと
もに、移送装置30側の揺動アーム32の原位置への戻
りと保護紙取出装置50側の作動時期の制御を行うもの
でもある。
【0031】この基板搬出路20の前端側に配置した移
送装置30は、ラック60上の起立状態にあるプリント
配線板70を、略水平状態にして基板搬出路20上に移
送するためのものであり、図2及び図4に示したよう
に、プリント配線板70か保護紙71かを検知する第1
センサ31を有したものである。また、この移送装置3
0は、ラック60上のプリント配線板70等の下部を吸
着して引き出す吸着パッド34と、この吸着パッド34
によって引き出されたプリント配線板70の下部を、略
起立状態(図6の(ロ)及び図7参照)になって受け取
る揺動アーム32と、この揺動アーム32に受け取られ
たプリント配線板70とまだラック60上にある保護紙
71あるいはプリント配線板70との間に下方から突出
してきて挿入される分離棒35とを有しているものであ
る。本実施形態では、吸着パッド34の近傍に第1セン
サ31を配置している。勿論、プリント配線板70等を
受け取った起立状態にある揺動アーム32は、プリント
配線板70等を送り出すために、図示しない駆動装置に
よって図7に示したように略水平となるべく回動される
ものである。
【0032】揺動アーム32の下端には、図4及び図7
に示したように、プリント配線板70の下端をそのまま
受け取る受取部33が一体的に形成してあり、この受取
部33は略u字状の非常に簡単な形状のものとしてあ
る。つまり、この受取部33は吸着パッド34によって
引き寄せられたプリント配線板70の下端をそのまま受
け取り、分離棒35によるプリント配線板70の揺動ア
ーム32側への押し付けと、プリント配線板70を背負
ったままの当該揺動アーム32の揺動とを、プリント配
線板70の外れを防止しながら可能にするものである。
【0033】さて、基板搬出路20の上方には、図1及
び図2に示したように、その搬出方向とは異なる方向
(本実施形態では基板搬出路20と直交する方向)の往
復般路40が形成してあり、この往復搬路40は、次に
説明する保護紙取出装置50の作動が十分行えるような
高さに位置させてある。この往復搬路40には、保護紙
取出装置50全体を基板搬出路20上から基板搬出路2
0とは別の位置に移動させ得るようにするものであり、
かつ保護紙取出装置50の吸着パッド55がラック搬入
路10の後端部側に位置し得るようにするものでもあ
る。
【0034】この往復般路40に往復動自在に組み付け
た保護紙取出装置50は、ラック60上の保護紙71へ
の降下、及びこの保護紙71を吸着した状態での上昇を
行うものであるが、図5にも示したように、保護紙71
の吸着を行う吸着パッド55を有したものであり、この
吸着パッド55の近傍には、これが吸着するものが保護
紙71であるかプリント配線板70であるかを検知する
第2センサ51が設けてある。また、この保護紙取出装
置50は、図1及び図2に示したように、第1基部52
を有していて、この第1基部52は図示しないエアシリ
ンダ等の駆動装置によって往復搬路40上を往復動され
るものである。
【0035】第1基部52は、第2基部53を上下動可
能に支持しているものであり、この第2基部53は、図
示しないエアシリンダ等の駆動装置によって、第1基部
52に対して上下動されるものである。そして、この第
2基部53には進退器54が設けてあって、この進退器
54により保護紙71を吸着するための吸着パッド55
が、図1及び図5に示したように、ラック60の支持面
の傾斜に応じた傾斜角度で支持してありる。吸着パッド
55は、図2中の仮想線にて示したように、種々な大き
さの板等に設けたものであり、保護紙71の吸着を効率
よく行えるような形状のものにしてある。
【0036】そして、この投入機100では、図2に示
したように、往復搬路40の基板搬出路20とは干渉し
ない部分の下方に、保護紙71を回収するための保護紙
トレイ80が配置してあり、この保護紙トレイ80内に
は、上述した保護紙取出装置50によって除去されてき
た保護紙71が投入されるものである。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明においては、
上記実施形態にて例示した如く、「投入機100を、ラ
ック60を出入させるラック搬入路10と、このラック
搬入路10の後端側上部に配置されて前記加工ラインに
連続する基板搬出路20と、この基板搬出路20の前端
側に付設されてラック60によって搬送されてきた各プ
リント配線板70のみを基板搬出路20上に略水平状態
で移送する移送装置30と、基板搬出路20の上方であ
ってその搬出方向とは異なる方向の往復般路40と、こ
の往復般路40に往復動自在に組み付けられて、ラック
60上の保護紙71への降下、及びこの保護紙71を吸
着した状態での上昇を行う保護紙取出装置50とを備え
たものとするとともに、移送装置30に対象物がプリン
ト配線板70であることを検知する第1センサ31を設
け、この第1センサ31からの信号によってその作動を
行い、保護紙取出装置50に対象物が保護紙71である
ことを検知する第2センサ51を設け、この第2センサ
51からの信号によってその作動を行うようにしたこ
と」にその構成上の特徴があり、これにより、1つの加
工ラインにおける加工・処理を行なうべく、この加工ラ
インに対して、介在してあった保護紙71を取り除きな
がら、各プリント配線板70を一枚毎次のライン側に投
入することができ、しかもその作動に時間的な無駄がな
くて効率のよい投入を行うことのできる投入機100
を、簡単な構成によって提供することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投入機の側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同投入機の基板搬出路の平面図である。
【図4】図1の要部拡大側面図である。
【図5】同投入機における保護紙取出装置によるラック
からの保護紙の取出状態を示す拡大側面図である。
【図6】同移送装置によるプリント配線板の取出を行う
状態を示すもので、(イ)は吸着パッドがプリント配線
板を吸着した状態を、(ロ)は吸着パッドによってプリ
ント配線板を引き出してその背面側に分離棒を突出させ
た状態の拡大側面図である。
【図7】同移送装置によってプリント配線板を基板搬出
路上に投入している状態を示す側面図である。
【図8】従来の受取機を示す概略側面図である。
【符号の説明】
100 投入機 10 ラック搬入路 11 隙間 20 基板搬出路 21 基板検知器 30 移送装置 31 第1センサ 32 揺動アーム 33 受取部 34 吸着パッド 35 分離棒 40 往復搬路 50 保護紙取出装置 51 第2センサ 52 第1基部 53 第2基部 54 進退器 55 吸着パッド 60 ラック 70 プリント配線板 71 保護紙 80 保護紙トレイ 50 ラック 51 傾斜台 52 支持板 60 加工ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板の加工ラインにおいて使用
    され、多数の前記プリント配線板を、その各間に保護紙
    を介在させた状態で立てかけて運搬するラックから、一
    枚毎取り出して前記加工ライン側に投入する投入機であ
    って、 この投入機を、前記ラックを出入させるラック搬入路
    と、このラック搬入路の後端側上部に配置されて加工ラ
    インに連続する基板搬出路と、この基板搬出路の前端側
    に付設されて前記ラックによって搬送されてきた各プリ
    ント配線板のみを前記基板搬出路上に略水平状態で移送
    する移送装置と、前記基板搬出路の上方であってその搬
    出方向とは異なる方向の往復般路と、この往復般路に往
    復動自在に組み付けられて、前記ラック上の保護紙への
    降下、及びこの保護紙を吸着した状態での上昇を行う保
    護紙取出装置とを備えたものとするとともに、 前記移送装置に対象物がプリント配線板であることを検
    知する第1センサを設け、この第1センサからの信号に
    よってその作動を行い、前記保護紙取出装置に対象物が
    保護紙であることを検知する第2センサを設け、この第
    2センサからの信号によってその作動を行うようにした
    ことを特徴とする投入機。
JP26223597A 1997-09-26 1997-09-26 ラックからのプリント配線板の投入機 Pending JPH1191964A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104003234A (zh) * 2014-06-17 2014-08-27 上海凯思尔电子有限公司 三工位斜立式自动收板机
CN106144020A (zh) * 2016-08-30 2016-11-23 江门全合精密电子有限公司 一种自动传输pcb板的包装机

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CN104003234A (zh) * 2014-06-17 2014-08-27 上海凯思尔电子有限公司 三工位斜立式自动收板机
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