JP3738425B2 - プリント配線板等のワークの投入機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント配線板の材料であって非常に薄くなってきている銅張積層板等の基板に加工を行う加工ライン、またはこの薄い基板に複雑で細かい形状の多数の配線回路を形成してプリント配線板を製造する加工ラインにおいて使用され、多数のプリント配線板またはその材料である基板間に介在させた合紙を除去した状態で、プリント配線板またはその材料である基板の一枚のみを、次の加工工程への搬出路上に送り込むようにした投入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1つのプリント配線板を完成するためには、その材料である銅張積層板や、これから形成された半加工状態の基板に対する穴開加工やエッチング加工、及びこれらに付随する洗浄や種々な加工を施さなければならない。その処理あるいは加工は、ラインを変えて、あるいは一つのライン中に区画部分を設けて個別に行われるのであり、そのラインまたは区画部分において種々な加工・処理を基板等に施すことにより、ようやく1つのプリント配線板が完成される。
【0003】
また、プリント配線板の材料である銅張積層板、つまり基板の近年の状況を見てみると、例えば携帯電話用のプリント配線板では、厚さが0.05mm以下のものが採用されるようになってきており、これを上記した各加工ラインあるいは行程において取り扱うには、それなりの注意が必要となってきている。特に、この種の携帯電話用の基板を例にとってみれば、その製造コストを低減するために、通常は、全体の大きさを500mm×600mm程度のものとしておき、これを最終工程で切り分けることにより、一個の携帯電話用のプリント配線板を、所謂多数個取りできるようにしている。
【0004】
換言すれば、近年のプリント配線板及びその材料基板は、大きな面積のものに、しかも薄く形成したものであるから、非常に柔らかく簡単に曲がり易いものであるだけでなく、空気抵抗を受けやすいものとなってきているのである。このため、その取り扱い時に注意しないと簡単に曲がってしまって折角形成した配線回路に損傷を与えたり、機械トラブルを発生させてしまうのである。
【0005】
さらに、1つのプリント配線板をとってみると、そこに形成してある配線回路は非常に細かく多数になってきており、特に製造途中にある場合には、エッチングあるいはメッキされたばかりの配線回路がむき出しになっているものである。このため、各配線回路は、非常に不安定かつ損傷を受け易いものであり、その加工・処理を行わなければならない間は、何等かの保護を講じなければならない。このことは、プリント配線板の材料である銅張積層板が上述したように非常に薄いものとなってきている現状では、これを機械的に扱おうとする場合に、より重要な検討事項となってきているのである。
【0006】
そして、この種のプリント配線板は、その製造・処理をなるべく自動化して、品質の向上とコストの低減を図らなければならないものであり、出願人も種々な加工ライン、及びこれに付随する種々な機器を開発し、提案してきているものである。例えば、出願人は、特許文献1において「プリント基板のラック収納装置」を提案しているのであるが、その基本思想は、1つの加工・処理を行なうラインと、次の加工・処理を行なうラインとの間に、加工途中にある多数のプリント配線板を積み込むラックを移動させる、ということである。
【0007】
このラックは、多数のプリント配線板を立てるか傾斜させた状態で収納するものであり、各プリント配線板が互いに接触しないように、あるいは、互いの重量が大きくかからないようにすることができて、かつ次のラインへの移送も容易に行えることができることから、大量のプリント配線板の加工・処理を自動化するにあたって非常に有用なものである。ところが、前述したように、配線回路が微細かつ大量のものになってくると、各プリント配線板の保護を確実に行うためには、その間に合紙を介在させなければならなくなり、各プリント配線板のラックに対する出し入れは、1つのプリント配線板に一枚の合紙を介在させた状態で行わなければならなくなってきたのである。
【0008】
そこで、特許文献2に、
「プリント配線板の加工ラインにおいて使用され、この加工ライン上に、各間に合紙を介在させた多数のプリント配線板を、ラックを介して投入するに際して、これら多数のプリント配線板を、その各間の前記合紙を取り出しながら前記ラックから前記加工ライン上に投入する投入装置であって、
このラックを出入させる第一搬入路と、この第一搬入路の後端側上部に配置させる第二搬入路と、この第二搬入路の後端側に付設されて前記ラックによって搬送されてきた各プリント配線板を前記第二搬入路上に略水平状態で移送する移送装置と、前記第二搬入路の後端側に連続的に配置されてその後端部を中心に上下動する第三搬入路と、この第三搬入路の後端に連続して加工ラインに連続する第四搬入路と、前記第二搬入路の後端側またはこれと前記第三搬入路との間に配置されて、前記第二搬入路上を送られてきたものがプリント配線板か合紙かを選別して前記第三搬入路を上動させる信号を発する検出器と、前記第三搬入路の下方に配置されて前記合紙を収納する回収ボックスとを備えたことを特徴とするラックに対するプリント配線板の投入装置」
が提案された。
【0009】
この特許文献2にて提案されている「投入装置」では、第二搬入路上を送られてきたものがプリント配線板か合紙かを選別し、その結果に応じて、第三搬入路をその水平状態のままにして選別されたもの(この場合はプリント配線板となる)を次行程に投入するか、この第三搬入路を上動させて選別されたもの(この場合は合紙となる)をこの第三搬入路下に落下させるようにしている。つまり、この特許文献2にて提案されている投入装置は、次の加工ラインにおける加工・処理を行なうべく、この加工ラインに対して、介在してあった合紙を取り除きながら各プリント配線板を投入するようにしたものである。
【0010】
この特許文献2にて提案された投入装置は、これはこれでプリント配線板等の次行程への投入を効果的に行えたのであるが、プリント配線板等と合紙(以下では合紙ということにする)とをそれぞれ交互に送り出すものであるから、処理時間が掛かるものとなっていた。
【0011】
【特許文献1】
特公平3−3400号公報、特許請求の範囲
【特許文献2】
特許第2665654号掲載公報、特許請求の範囲
【0012】
そこで、本発明者は、プリント配線板あるいはその材料等のワークの、ラック上への投入を、配線回路等に損傷を与えず、しかも短時間内に行えるようにするにはどうしたらよいか、について更に検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題は、プリント配線板等のワークの、機外の次工程への投入操作を短時間内に行えるようにすることである。
【0014】
すなわち、請求項1に係る発明の目的とするところは、合紙を介在させた状態でラックにより持ち込まれたプリント配線板あるいはその材料である基板等のワークのみを機外の次工程に投入するにあたって、ワークに損傷を与えないようにすることができることは当然として、合紙とその上に重ねたワークとを移送機によって搬出路上に向けて同時に送り込むようにしながら、合紙を搬出路の下側に送り込むようにして、プリント配線板あるいはその材料である基板等のワークのみの次工程への投入作業を高速で行うことのできる投入装置を提供することにある。
【0015】
また、請求項2に係る発明の目的とするところは、上記請求項1の発明と同様な機能を発揮することができて、ラックから搬出路へのワークと合紙との移送を安定した状態で行うようにすることができる投入装置を提供することにある。
【0016】
さらに、請求項3に係る発明の目的とするところは、上記請求項1または請求項2の発明と同様な機能を発揮することができて、合紙の搬出路下側への移送を簡単な機構で行うことのできる投入装置を提供することにある。
【0017】
そして、請求項4に係る発明の目的とするところは、上記請求項1〜請求項3のいずれかの発明と同様な機能を発揮することができることは勿論、合紙先端のワークからの露出を予め行うことができて、合紙の搬出路下側への移送を円滑に行うことのできる投入装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「合紙Sを間に入れた状態で、機外にてラック61上に多数積み重ねたプリント配線板あるいはその材料基板等のワークWを、ラック61とともに機内に搬入した後、合紙Sを取り除きながらワークWのみを機外の次工程へ投入する投入装置100であって、
機内に搬入されたラック61上のワークWと合紙Sとの前部を持ち上げる持上装置50と、この持上装置50によって前部が持ち上げられたワークW及び合紙Sを、その下方に進入して上昇することにより上面に受け取り、次に後退して降下することにより搬出路20上に載置する移送機30と、搬出路20の前方に形成しておいた隙間Rの上方側に配置した紙押え装置40と備えて、
搬出路20が合紙Sの先端を隙間R上に送り込んだとき、紙押え装置50によって合紙Sの先端を空間Rから下方に押し下げ、その後に搬出路20を駆動することにより、合紙Sを搬出路20下に落下させながらワークWのみを搬出路20により機外の次工程に投入するようにしたことを特徴とする投入装置100」
である。
【0019】
すなわち、この請求項1の投入機100は、まず、機外にてラック61上に、合紙Sとその上のワークWとで構成した多数の組を積み込んでおき、このラック61を機内に搬入してから、合紙Sとその上のワークWとで構成した1つの組を搬出路20上に受け取るものであり、従来の項で例示したもののように、合紙SとワークWとを別々に搬出路20上に受け取るものではない。このことは、本発明に係る投入機100が、合紙SとワークWとを交互に受け取ってそれぞれに応じた場所に送り込む従来方式のものに比較して、2枚一組を搬出路20上に同時に受け取ることにより、投入時間の短縮を行っていることの最大の理由である。
【0020】
それでは、合紙SとワークWとの2枚一組を搬出路20上に同時に受け取るのはどうしてか、ということになるが、まず、合紙SとワークWとの多数の組は、機内に搬入されてくるラック61上に載置されている。このラック61のワークWと合紙Sとは、図6の(a)に示すように、その前部が、図1中の傾斜レベルLとなるように、持上装置50によって持ち上げられるのである。このとき、後述する実施形態の投入機100では、合紙Sの先端(図1Sでは図示右端)がワークWの前端に対して、図5の(d)及び図6の(a)に示すように、僅かに突出した状態にされる。
【0021】
この持上装置50によって前部が持ち上げられたワークW及び合紙Sの一組は、図6の(b)に示すように、その下方に進入してくる移送機30を構成している複数の移送アーム31によって後端部が持ち上げられる。(図2中の保護ローラ35−2参照)このとき、各移送アーム31の先端には保護ローラ35が設けてあるから、この保護ローラ35が合紙Sの裏面を転動することによって、合紙S及びワークWは、その後端部が位置ズレすることなく持ち上げられる。そして、移送機30全体が、図2中の保護ローラ35−3に示した位置に上昇することにより、一組の合紙SとワークWとを各移送アーム31の上面に受け取るのである。
【0022】
次に、この移送機30が、図2中の保護ローラ35−4の位置に後退して図2中の保護ローラ35−1の位置まで降下することにより、図6の(c)に示すように、一組の合紙SとワークWとを搬出路20上に載置するのである。
【0023】
さて、本発明の投入機100では、搬出路20上に送り込まれてきたワークWと合紙Sとはどこで分けられるか、ということになるが、それは、ワークWと合紙Sとが送り込まれた搬出路20の前端に形成した隙間Rなのである。この隙間Rの上方側には、図1等に例示する紙押え装置40が配置してあって、この紙押え装置40により合紙SとワークWとの分離が次のようになされるのである。
【0024】
搬出路20は、図7の(a)に示すように、案内レール36とその上のワークWとを移送機20側に向けて搬送するのであるが、合紙Sの先端が隙間R上にきたとき、その駆動が停止される。そうすると、図7の(b)に示したように、紙押え装置40によって合紙Sの先端が押され、合紙Sは移送機20の下側に送られようとする状態になる。図7の(b)で示した例では、合紙Sの先端を移送機20下に押し下げるようにしているが、合紙Sの先端を隙間R下の吸着パッド等により吸い付けて引き下げるようにしても、合紙Sの先端を移送機20下に送るようにできることは言うまでもない。
【0025】
以上のようにしてから、搬出路20を再び駆動すれば、図7の(c)に示すように、合紙Sは移送機20下に強制的に送られることになるとともに、この合紙S上のワークWは、そのまま移送機20上を送り出されることになる。その結果、ワークWは合紙Sから完全に分離され、移送機20によって機外の次工程へと投入されるのであり、合紙Sは、移送機20下の、例えば図3に示した搬入ラック62上に紙シュート70を介して落とされることになる。
【0026】
なお、後述する実施形態に係る投入機100においては、図1に示すように、合紙Sを隙間R下の搬入ラック62上に案内する紙シュート70が設けてあるから、分離された合紙Sは、機内で発生する空気の乱れによっては搬入ラック62上以外に落下することがなく、投入作業を安定的に行えるものとなっている。
【0027】
従って、この請求項1の投入機100は、機外のラック61に対しては合紙SとワークWとを交互に重ねた一対のものを多数組載置すればよく、合紙SとワークWとを別々に載置する方式に比較すれば、少なくとも見掛け上の所要時間は半分に短縮できることになる。しかも、合紙Sの先端を、紙押え装置40によって隙間Rから移送機20下に少し押し下げるか引き込めばよいのであるから、この投入機100は、合紙SとワークWとの分離を非常に簡単な構成によって行えるものとなっているのである。
【0028】
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に係る投入装置100について、
「移送機30の前部に、押さえアーム37aを有するワーク押さえ装置37を設けて、当該移送機30がワークWと合紙Sとの一対を持ち上げて後退するときに、押さえアーム37aによってワークWを当該移送機30上に押圧するようにしたこと」
である。
【0029】
すなわち、この請求項2の投入機100では、図1に示すように、移送機30の前部にワーク押え装置37を設けたものであり、このワーク押え装置37は、移送機30の移動とともに移動するものである。そして、このワーク押え装置37は、その後面に押さえアーム37aを有するものであり、移送機30が図2の保護ローラ35−2の位置にきたとき、つまり移送機30がワークWと合紙Sとの一対を持ち上げるときに、押さえアーム37aによってワークWの前部を当該移送機30上に押圧するのである。
【0030】
これにより、この投入機100では、一組のワークWと合紙Sとを移送機30によって搬出路20上に送り込むにあたって、そのワーク押さえ装置37により移送機30上にしっかりと保持するのであり、一組のワークWと合紙Sとの移動途中において両者の位置関係を崩すことなく搬出路20上に送り込むのである。
【0031】
従って、この請求項2の投入機100は、上記請求項1の投入機100と同様な機能を発揮することは勿論、一組のワークWと合紙Sとを、移送機30による搬出路20上への移送を、安定した状態で確実に行うものとなっているのである。
【0032】
また、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に係る投入装置100について、
「紙押え装置40を、隙間Rの両側に配置されて、機枠10に対して上下方向に揺動する一対のアーム42と、これらのアーム42間に連結されて隙間Rに対して水平に対向する水平シャフト41とを備えたものとして、この水平シャフト41が合紙Sを押し下げたとき、この水平シャフト41の上方をワークWが通過し得るようにしたこと」
である。
【0033】
すなわち、この請求項3の投入機100は、上述した搬出路20によって隙間R上に位置した合紙Sの先端を移送機20下に押し下げる紙押え装置40を備えたものであって、この紙押え装置40は、通常は移送機20により形成される搬送面上に位置していて、合紙SとワークWとを分離するときにのみ下動する水平シャフト41を有したものである。
【0034】
つまり、この請求項3に係る投入機100が採用している紙押え装置40は、合紙Sの先端を上方から押し付けるものであって、図7に示すように、図示しないモータ等により回動される回動軸と、この回動軸と一体的に回動するアーム42と、このアーム42の先端に連結した水平シャフト41とを備えているものである。各回動軸やアーム42は、機枠10の両側に配置してあるものであり、二つのアーム42に連結した水平シャフト41は、文字通り水平に位置することになって、しかも移送機20の搬送方向に対して直交した状態に位置することになるものである。
【0035】
以上のように構成した紙押え装置40は、図7の(a)にて示すように、搬出路20が合紙SとワークWとを送り作動をすると、合紙Sの先端が搬出路20の前端の隙間Rに突出することになるから、その回動軸を図示しないモータによって例えば120°程度回動する。そうすると、両アーム42間にある水平シャフト41が隙間R内に押し込まれるから、この降りてきた水平シャフト41によって合紙Sの先端が、図7の(b)に示すように、移送機20の下側に押し込まれる。
【0036】
以上の水平シャフト41による合紙Sの押さえを維持したまま、搬出路20による合紙S及びワークWの搬送を行うと、合紙Sは、移送機20の前端から下側に向けて配置した紙シュート70を通って、移送機20の下側に収納してある搬入ラック62上に送り出される。これに対して、合紙S上にあったワークWは、その進行方向を変えるものが何もないから、移送機20の送り作動によってそのまま機外に送り出されることになる。その後さらに、この移送機20を作動させれば、ワークWのみの機外への投入が自然となされることになるのである。
【0037】
従って、この請求項3の投入機100は、上記請求項1または2のそれと同様な機能を発揮する他、合紙Sの移送機20下への移送を非常に簡単な構成で確実に行えるものとなっているのである。
【0038】
さらに、上記課題を解決するために、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに係る投入装置100について、
「ワークW及び合紙Sの持ち上げを持上装置50により行うために、この持上装置50を、ワークW及び合紙Sをそれぞれ独立して吸着する第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52と、これらの吸着パッド51・52を個別に上下動させる上下シリンダ51a・52aと、第1吸着パッド51自体を前後動させる横シリンダ51bとを備えたものとしたこと」
である。
【0039】
すなわち、この請求項4の投入機100は、一組のワークW及び合紙Sの搬出路20上への送り出しを行うのに先立って、合紙Sの先端をその上のワークWから搬送路20側へ飛び出させておく持上装置50を備えたものである。つまり、本発明に係る投入機100では、合紙Sの先端が、図6の(a)に示したように、搬送路20側に向けて飛び出しているのであれば、紙押え装置40の作業が確実に行えることになる。そのようにするにはどんな手段であってもよいが、この請求項4の投入機100では、持上装置50を採用しているものである。
【0040】
合紙SとワークWとを交互かつ大量に積み込んで機外から搬入される搬入ラック61上では、通常合紙S及びワークWの先端は、揃った、つまり合紙Sが飛び出た状態にはない。また、これら合紙S及びワークWは、その一枚づつを取り出して1つの組としなければならない。その両方の機能をこの持上装置50は果たせるようになっている。その基本的考え方は、一番上になっているワークWの吸着を行う第1吸着パッド51と、ワークWのすぐ下の合紙Sの吸着を行う第2吸着パッド52とを別々にして、両者の作動を別々に行えるようにしたことである。
【0041】
さて、この持上装置50は、図5にも示すように、ワークW及び合紙Sをそれぞれ独立して吸着する第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52と、これらの吸着パッド51・52を個別に上下動させる上下シリンダ51a・52aと、第1吸着パッド51自体を前後動させる横シリンダ51bとを備えたものとしたものであった。
【0042】
第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52は、それぞれの上下シリンダ51a・52aを介してパッド吊下台53の下方に吊下したものであり、このパッド吊下台53は、その上方に設けた台駆動シリンダ53aに連結することにより、上下動可能に構成したものである。横シリンダ51bは、上下シリンダ51aを前後動させるものであり、第1吸着パッド51自体の前後動を行えるようにするものである。
【0043】
この持上装置50は、次のように作動する。まず、台駆動シリンダ53aの作動によってパッド吊下台53が下動し、第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52が所定位置まで降下する。そして、上下シリンダ51aが作動することにより、図5の(a)に示すように、第1吸着パッド51がワークWの先端部まで降下してこれを吸着する。次に、図5の(b)に示すように、上下シリンダ51aの作動によって第1吸着パッド51を上昇させれば、吸着されていたワークWが持ち上げられ、次いで横シリンダ51bを作動させることによりワークWは図示左方に僅かに移動される。これにより、ワークWは合紙Sに対して僅かに後方にズレた状態となり、ワークWの先端から合紙Sが覗くことになる。
【0044】
この状態から、今度は第2吸着パッド52を降下させて合紙Sを吸着し、上下シリンダ52aによって上昇されると、合紙Sは、図5の(c)に示すような位置になる。つまり、合紙Sの先端部が少し飛び出した状態で、これとワークWとが、図5の(c)に示すような状態で持ち上げられることになるのである。
【0045】
その後は、図5の(c)に示したように、移送機30を構成している移送アーム31を図示左方に進入させてこれを一組の合紙SとワークWとの下側に入り込ませ、さらにこの移送アーム31を上昇させれば、当該移送機30上には、図5の(d)に示すように、合紙Sの先端が隙間R側に少し出た状態で、ワークWとともに載置されることになるのである。
【0046】
従って、この請求項4の投入機100は、前述した請求項1〜3のいずれかの投入機100と同様な機能を発揮する他、合紙Sの先端のワークWからの露出を予め行えるのであり、ワークWと合紙Sとの一組の搬出路20側への搬入が円滑かつ確実に行えるのである。
【0047】
【発明の実施の形態】
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施形態である投入装置100について説明するが、この投入装置100は、上記各請求項に係る発明全てを実質的に含むものである。
【0048】
図1〜図4には、本発明に係る投入機100の概略形状が示してあり、図1に示した投入機100に対しては、図示左側から、合紙SとワークWとを交互にかつ大量に積み込んだ搬入ラック61が搬入されてくるものであり、この搬入ラック61が規定位置に搬入されたとき、各案内ローラによってその正規位置に収納される。一方、当該投入機100を構成している機枠10の右方部分には、図1に示したように、合紙Sのみを受け取る搬入ラック62が収納され、合紙Sが所定量積み込まれた搬入ラック62は図1の右方側に取り出されることになる。
【0049】
搬入ラック61は、その上の合紙SまたはワークWの上面が常に同一位置となるように、図1に示したラック昇降機61aによって調整されるようになっている。また、特に搬入ラック61については、図5にも示したように、その載置面が傾斜したものとしてあり、これにより、当該搬入ラック61上から合紙SやワークWが簡単にズレ落ちてしまわないようにしてある。
【0050】
この搬入ラック61上の合紙S及びワークWに対しては、図1及び図5に示した持上装置50がその下死点まで降下してきて、合紙S及びワークWの一組を次のようにして持ち上げる。この持上装置50は、合紙S及びワークWを個別に吸着する複数の第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52と、これらの吸着パッド51・52のそれぞれを上下動させる上下シリンダ51a・52aと、これらの上下シリンダ51a・52a及び両吸着パッド51・52の全体を上下動させるためのパッド吊下台53とを備えたものである。また、第1吸着パッド51については、その上下シリンダ51aを横方向に移動させる横シリンダ51bが連結してあり、この横シリンダ51bの作動によって第2吸着パッド52の上下位置から退避してワークWの横方向(主として後退)への移動ができるようにしてある。
本発明の投入機100では、それぞれ一枚の合紙SとワークWとを一組として搬入ラック61から持ち上げ、かつ合紙Sの先端をワークWから少し露出させることにより、例えば図5の(c)及び(d)に示したような分離作動を行えるようにしなければならない。そこで、本投入機100では、上記持上装置50によって、合紙S及びワークWの持ち上げの一部と、合紙Sの先端をワークWから露出させる作業を行うようにしている。
【0051】
すなわち、持上装置50は、まず、台駆動シリンダ53aの作動によってパッド吊下台53が下動し、第1吸着パッド51及び第2吸着パッド52が所定位置まで降下する。そして、上下シリンダ51aが作動することにより、図5の(a)に示すように、第1吸着パッド51がワークWの先端部まで降下してこれを吸着する。次に、図5の(b)に示すように、上下シリンダ51aの作動によって第1吸着パッド51を上昇させれば、吸着されていたワークWが持ち上げられ、次いで横シリンダ51bを作動させることによりワークWは図示左方に僅かに移動される。これにより、ワークWは合紙Sに対して僅かに後方にズレた状態となり、ワークWの先端から合紙Sが覗くことになる。
【0052】
この状態から、今度は第2吸着パッド52を降下させて合紙Sを吸着し、上下シリンダ52aによって上昇されると、合紙Sは、図5の(c)に示すような位置になる。つまり、合紙Sの先端部が少し飛び出した状態で、これとワークWとが、図5の(c)に示すような状態に持ち上げる。
【0053】
その後は、図5の(c)に示したように、移送機30を構成している移送アーム31を図示左方に進入させてこれを一組の合紙SとワークWとの下側に入り込ませ、さらにこの移送アーム31を上昇させれば、当該移送機30上には、図5の(d)に示すように、合紙Sの先端が隙間R側に少し出た状態で、ワークWとともに載置されることになるのである。
【0054】
搬出路20は、図1及び図2、図4中の仮想線にて示したように、移送機30の移送方向と平行になる複数の搬送ベルトを有したものである。これらの搬送ベルトは、それぞれのベースに取付けられていて、機枠10に設けた駆動モータ21により回転駆動されるものである。
【0055】
さて、ラック61上のワークWと合紙Sとを搬出路20上に移送する移送機30は、図1〜図4に示したように、複数の移送アーム31を有したものである。これら各移送アーム31は、図4に示したように、図示右端に配置してある移動台32上に図示右端での片持ち支持によって支持されていて、その図示左端には保護ローラ35が取り付けてある。
【0056】
各移送アーム31を支持している移動台32は、機枠10の底面に配置してある複数の案内ロッド33上を、図4に示した位置を最右端として、図示左方に移動するものであり、この移動台32の移動は、図4の図示中央に配置したロッドレスシリンダ34によって行われるものである。
【0057】
また、この移送機30を構成している移動台32には、図1に示したように、昇降装置36が設けてあり、この昇降装置36の作動によって、各移送アーム31が搬出路20に対して僅かに上下動するようにしてある。この昇降装置36と、上記のロッドレスシリンダ34との作動によって、各移送アーム31の先端に設けた保護ローラ35は、図2に示した、保護ローラ35−1の位置から出発して、保護ローラ35−2、保護ローラ35−3、保護ローラ35−4、そして保護ローラ35−1に戻ることになるのである。
【0058】
さらに、この移送機30を構成している移動台32には、図1に示したように、押えアーム37aを有するワーク押え装置37が設けてある。このワーク押え装置37は、移送機30の移動とともに移動するものであり、移送機30が図2の保護ローラ35−2の位置にきたとき、つまり移送機30がワークWと合紙Sとの一対を持ち上げるときに、押さえアーム37aによってワークWの前部を当該移送機30上に押圧するものである。これにより、このワーク押え装置37は、一組のワークWと合紙Sとが移送機30によって搬出路20上に送り込まれるにあたって、その押えアーム37aにより移送機30上にしっかりと保持するのであり、一組のワークWと合紙Sとの移動途中において両者の位置関係が崩れることを防止するのである。
【0059】
以上のような移送機30自体の移動及び上下動によって、一組の合紙S及びワークWが、例えば図7の(a)に示したように、搬出路20の前端にまで移送されれば、先端がワークWから少し露出している合紙Sが紙押え装置40によって移送機20下に押し下げられるのである。
【0060】
つまり、紙押え装置40は、合紙Sの先端を上方から押し付けるものであって、図7の(a)に示したように、図示しないモータ等により回動される回動軸41と、この回動軸41と一体的に回動するアーム42と、このアーム42の先端に連結した水平シャフト41とを備えている。各回動軸41やアーム42は、機枠10の両側に配置してあるものであり、二つのアーム42に連結した水平シャフト41は、文字通り水平に位置することになって、しかも移送機20や搬出路20の搬送方向に対して直交した状態に位置することになるものである。
【0061】
以上のように構成した紙押え装置40は、図7の(b)にて示すように、搬出路20が合紙SとワークWとを少し送ると、合紙Sの先端が搬出路20と移送機20間の隙間Rに突出することになるから、その回動軸41を図示しないモータによって例えば120°程度回動する。これにより、両アーム42間にある水平シャフト41が、図7の(b)にて示したように、隙間R内に押し込まれ、降りてきた水平シャフト41によって合紙Sの先端が搬出路20の下側に押し込まれる。
【0062】
以上の水平シャフト41による合紙Sの押さえを維持したまま、搬出路20による合紙S及びワークWの搬送を行うと、合紙Sは移送機20の紙シュート70を通って搬入ラック62上に送り出される。これに対して、合紙S上にあったワークWは、方向を変えるものが何もないから、各搬送ベルト31の送動作によってそのまま移送機20上に送り込まれることになる。その後、この移送機20を作動させれば、ワークWのみの機外への投入が自然となされることになるのである。
【0063】
勿論、以上の各部材の作動時期、タイミング、作動時間、そして各部材間のシークエンスは、図示しない各種リミットスイッチからの信号や、合紙SやワークWの動きに応じて制御されるものである。
【0064】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、本発明においては、
「合紙Sを間に入れた状態で、機外にてラック61上に多数積み重ねたプリント配線板あるいはその材料基板等のワークWを、ラック61とともに機内に搬入した後、合紙Sを取り除きながらワークWのみを機外の次工程へ投入する投入装置100であって、
機内に搬入されたラック61上のワークWと合紙Sとの前部を持ち上げる持上装置50と、この持上装置50によって前部が持ち上げられたワークW及び合紙Sを、その下方に進入して上昇することにより上面に受け取り、次に後退して降下することにより搬出路20上に載置する移送機30と、搬出路20の前方に形成しておいた隙間Rの上方側に配置した紙押え装置40と備えて、
搬出路20が合紙Sの先端を隙間R上に送り込んだとき、紙押え装置50によって合紙Sの先端を空間Rから下方に押し下げ、その後に搬出路20を駆動することにより、合紙Sを搬出路20下に落下させながらワークWのみを搬出路20により機外の次工程に投入するようにしたこと」
にその主たる構成上の特徴があり、これにより、従来では、合紙SとワークWとの一枚毎の移動を行うことによって、ワークWの次加工工程への投入を行っていたのであるが、合紙S及びワークWを一組として同時に移動させることができるとともに、紙押え装置40によって、合紙Sは移送機20下へ、ワークWは移送機20の先へそのまま送り込むことができるから、全体として、その作業時間の短縮を行うことができるのである。
【0065】
すなわち、本発明に係る投入機100は、合紙Sによってそれぞれ保護されていた各ワークWのみの次加工工程への投入を短時間内、具体的には従来品に較べて約半分の時間で行うことができるのであり、プリント配線板の製造の高速化や低コスト化を図ることができ、プリント配線板の製造分野において非常に有用なものである。しかも、ワークWの表面は、特に擦れ合うことがなく、裏面についても合紙Sによって保護した状態が最終段階直前に至るまで維持されるのであり、プリント配線板やその材料基板に損傷を与えることがないのである。
【0066】
また、請求項2に係る投入機100によれば、ワークW等の搬出路20への移送を前後及び上下に移動する移送機30によって行うようにしているので、上記請求項1と同様な産業上の有用性を有している他、全体をよりコンパクト化することができて、プリント配線板の加工または製造ライン中に設置する場合に、各ラインの変更をそれ程必要としないため、ラインの効率化を図ることもできるという有用性を有している。
【0067】
さらに、請求項3の投入機100によれば、回動軸41を、搬出路20と移送機20との間の隙間Rにて上下方向に回動させることにより、合紙SのワークWからの分離を確実に行えるのであり、しかもそのような構成の結果、非常にコンパクトな紙押え装置40となっていて、請求項1または2の投入機100と同様な有用性を有している他、全体のコンパクト性をより向上させることができたのである。
【0068】
そして、請求項4に係る投入機100によれば、上記請求項1〜3のそれと同様な有用性を有している他、合紙SとワークWとの一組を搬出路20上に載置するにあたって、合紙Sの先端をワークWより簡単かつ自動的に露出させることができて、合紙SとワークWとの分離を円滑に行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投入機の内部を示す部分破断正面図である。
【図2】同投入機の、移送機やラック昇降機の移動範囲を示した正面図である。
【図3】同投入機の搬入ラック側からみた側面図である。
【図4】同投入機の、主として搬出路を示す平面図である。
【図5】同投入機における持上装置の基本的動きを示す各概略正面図であり、(a)は合紙とワークとを持ち上げようとしている状態を、(b)はワークが持ち上げられて後退され、かつ合紙を持ち上げようとしている状態を、(c)はワークと合紙が両者間にズレを生じさせて上動され、移送機の移送アームが進入しようとしている状態を、そして(d)は移送機の移送アームがワークと合紙を下方から持ち上げた状態をそれぞれ示す部分正面図である。
【図6】同投入機が有しているワーク押え装置の基本的動きを示すもので、(a)は上動されたワークと合紙との下方に、移動台に一体化されたワーク押え装置が進入しようとしている状態を、(b)はワークと合紙の前端を押えアームによって押圧した状態を、(c)は各移送アームが搬出路の上方から下方に降下してワークと合紙を搬出路上に残し、押えアームによる押圧を解除した状態を、それぞれ示す部分正面図である。
【図7】同投入機の紙押え装置の基本的動きを示すもので、(a)は合紙がワークより先に搬出路上を移送されてきた状態を、(b)は水平シャフト41が下方に回動して合紙の先端を押圧した状態を、(c)は合紙のみが下方に送られ、ワークがそのまま前方に送られる状態を、それぞれ示す部分正面図である。
【符号の説明】
100 投入装置
10 機枠
20 移送機
21 駆動モータ
30 移送機
31 移送アーム
32 移動台
33 案内ロッド
34 ロッドレスシリンダ
35 保護ローラ
36 昇降装置
37 ワーク押え装置
37a 押えアーム
40 紙押え装置
41 水平シャフト
42 アーム
50 持上装置
51 第1吸着パッド
51a 上下シリンダ
51b 横シリンダ
52 第2吸着パッド
52a 上下シリンダ
53 パッド吊下台
53a 台駆動シリンダ
61 (搬入)ラック
61a ラック昇降機
62 搬入ラック
70 搬出路持上装置
W ワーク
S 合紙

Claims (4)

  1. 合紙を間に入れた状態で、機外にてラック上に多数積み重ねたプリント配線板あるいはその材料基板等のワークを、前記ラックとともに機内に搬入した後、前記合紙を取り除きながら前記ワークのみを機外の次工程へ投入する投入装置であって、
    機内に搬入された前記ラック上の前記ワークと合紙との前部を持ち上げる持上装置と、この持上装置によって前部が持ち上げられた前記ワーク及び合紙を、その下方に進入して上昇することにより上面に受け取り、次に後退して降下することにより搬出路上に載置する移送機と、前記搬出路の前方に形成しておいた隙間の上方側に配置した紙押え装置と備えて、
    前記搬出路が合紙の先端を前記隙間上に送り込んだとき、前記紙押え装置によって合紙の先端を前記空間から下方に押し下げ、その後に搬出路を駆動することにより、合紙を搬出路下に落下させながらワークのみを前記搬出路により機外の次工程に投入するようにしたことを特徴とする投入装置。
  2. 前記移送機の前部に、押さえアームを有するワーク押さえ装置を設けて、当該移送機が前記ワークと合紙との一対を持ち上げて後退するときに、前記押さえアームによって前記ワークを当該移送機上に押圧するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の投入機。
  3. 前記紙押え装置を、前記隙間の両側に配置されて、機枠に対して上下方向に揺動する一対のアームと、これらのアーム間に連結されて前記隙間に対して水平に対向する水平シャフトとを備えたものとして、この水平シャフトが前記合紙の前端を押し下げたとき、この水平シャフトの上方を前記ワークが通過し得るようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の投入装置。
  4. 前記ワーク及び合紙の持ち上げを前記持上装置により行うために、この持上装置を、前記ワーク及び合紙をそれぞれ独立して吸着する第1吸着パッド及び第2吸着パッドと、これらの吸着パッドを個別に上下動させる上下シリンダと、前記第1吸着パッド自体を前後動させる横シリンダとを備えたものとしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の投入装置。
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