JP4761850B2 - 板材搬入出システム及びテーブル清掃方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材を搬出したりする板材搬入出システム、及び板材搬入システムに用いられる加工テーブルを清掃するテーブル清掃方法に関する。
板材搬入出システムの先行技術として、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に示すものがあり、前記先行技術は、板材を点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部を備えた加工テーブルを用い、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材(製品という)を搬出したりするものである。
即ち、前記先行技術にあっては、前記レーザ加工機の近傍のテーブル待機領域に待機した前記加工テーブルに板材を移送し、前記加工テーブルを前記テーブル待機領域から前記レーザ加工機に移送することにより、前記レーザ加工機に板材を搬入している。また、前記加工テーブルを前記レーザ加工機から前記テーブル待機領域に移送して、前記加工テーブルから前記テーブル待機装置の近傍の製品支持領域に製品を移送することにより、前記レーザ加工機から製品を搬出している。
特開2001−97505号公報 特開2001−113392号公報 特開平11−254165号公報
ところで、板材にレーザ加工を行うと、前記加工テーブルにおける前記支持部にドロスが付着することがよくあり、加工回数が増えると、前記支持部に付着したドロス、及びドロスと伴に付着する切断された小片(以下、ドロス等という)が盛り上がって、前記加工テーブルによって板材全体を水平に支持することができなくなる。そのため、前記支持部に付着したドロス等が盛り上がった状態でレーザ加工を継続すると、前記レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドが板材の一部と衝突したり、板材に切断不良が生じたりするという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題点を解決することができる新規な構成の板材搬入出システム及び板材搬入システムに用いられる加工テーブルを清掃する新規なテーブル清掃方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明にあっては、板材を点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部を有する複数のスキッドを備えた加工テーブルを用い、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材を搬出したりする板材搬入出システムにおいて、
前記レーザ加工機の近傍に設けられ、前記レーザ加工機から移送された前記加工テーブルを待機させるテーブル待機装置と、
前記テーブル待機装置と前記テーブル待機装置の近傍の板材供給部との間で前記加工テーブルを移送するテーブル移送装置と、
前記板材供給部に位置した空の前記加工テーブルに板材を移送する板材移送装置と、
前記テーブル待機装置の一側近傍に設けられ、前記スキッドの長手方向に直交する軸心周りに揺動可能なブラシ取付部材と、
前記ブラシ取付部材に前記スキッドの長手方向に対して直交する方向へ沿って設けられたブラシと、
前記ブラシ取付部材の基部近傍に設けられ、前記ブラシ取付部材の揺動を規制するストッパと、
前記ブラシ取付部材を前記ストッパに当接するように付勢するスプリングと、を具備し、
前記ブラシは、前記テーブル移送装置によって前記テーブル待機装置から空の前記加工テーブルを引き出すと、前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を接触によって清掃するように構成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明特定事項によると、前記テーブル移送装置によって前記テーブル待機装置から空の前記加工テーブルを引き出すと、前記ブラシが前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部に接触して、前記ブラシによって前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を清掃することができる。よって、前記ブラシの単独の動作ではなく、前記板材搬入出システムの一連の動作によって、前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの前記支持部に付着したドロス等を自動的に除去することができる。
請求項2に記載の発明にあっては、板材を点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部を有する複数のスキッドを備えた加工テーブルを用い、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材を搬出したりする板材搬入出システムにおいて、
前記レーザ加工機の近傍に設けられ、前記レーザ加工機から移送された前記加工テーブルを待機させるテーブル待機装置と、
前記テーブル待機装置と前記テーブル待機装置の近傍の板材供給部との間で前記加工テーブルを移送するテーブル移送装置と、
前記板材供給部に位置した空の前記加工テーブルに板材を移送する板材移送装置と、
前記板材供給部の一側近傍に設けられ、前記スキッドの長手方向に直交する軸心周りに揺動可能なブラシ取付部材と、
前記ブラシ取付部材に前記スキッドの長手方向に対して直交する方向へ沿って設けられたブラシと、
前記ブラシ取付部材の基部近傍に設けられ、前記ブラシ取付部材の揺動を規制するストッパと、
前記ブラシ取付部材を前記ストッパに当接するように付勢するスプリングと、を具備し、
前記ブラシは、前記テーブル移送装置によって前記板材供給部に空の前記加工テーブルを送り出すと、前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を接触によって清掃するように構成されたことを特徴とする。」
請求項2に記載の発明特定事項によると、前記テーブル移送装置によって前記板材供給部に空の前記加工テーブルを送り出すと、前記ブラシが前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部に接触して、前記ブラシによって前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を清掃することができる。よって、前記ブラシの単独の動作ではなく、前記板材搬入出システムの一連の動作によって、前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの前記支持部に付着したドロス等を自動的に除去することができる。
請求項3に記載の発明にあっては、板材を点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部を有する複数のスキッドを備えた加工テーブルを用い、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材を搬出したりする板材搬入出システムにおいて、
前記レーザ加工機の近傍に立設され、複数の板材を積載可能なパレットを収納する複数のパレット収納部と、前記加工テーブルを収納するテーブル収納部とを上下に段状に備えた収納ラックと、
前記収納ラック内の下部に設けられ、前記レーザ加工機から移送された前記加工テーブルを待機させるテーブル待機装置と、
前記収納ラックの一側に昇降可能に設けられたエレベータと、
該エレベータに前記収納ラックに対して接近離反する方向へ移動可能に設けられ、前記パレット又は前記加工テーブルを保持可能であって、前記パレット又は前記加工テーブルを前記エレベータに対して出し入れるトラバーサと、
前記テーブル待機装置に待機した前記加工テーブルから前記加工済みの板材を取出して、前記テーブル待機装置の近傍の製品支持領域に前記加工済みの板材を移送する製品取出し装置と、
適宜の前記パレット収納部に収納した前記パレットから板材を一枚取りして、前記テーブル収納部に収納した空の前記加工テーブルに板材を移送する板材一枚取り装置と、
前記収納ラックにおける前記テーブル待機装置の一側近傍に設けられ、前記スキッドの長手方向に直交する軸心周りに揺動可能なブラシ取付部材と、
前記ブラシ取付部材に前記スキッドの長手方向に対して直交する方向へ沿って設けられたブラシと、
前記ブラシ取付部材の基部近傍に設けられ、前記ブラシ取付部材の揺動を規制するストッパと、
前記ブラシ取付部材を前記ストッパに当接するように付勢するスプリングと、を具備し、
前記ブラシは、前記トラバーサによって前記テーブル待機装置から前記エレベータに空の前記加工テーブルを引き入れると、空の前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を接触によって清掃するように構成されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明特定事項によると、まず、前記レーザ加工機によって前記加工テーブル上の板材にレーザ加工を行ってから、前記加工テーブルを前記レーザ加工機から前記テーブル待機装置へ移送する。そして、前記製品取出し装置によって前記テーブル待機装置に待機した前記加工テーブルから製品を取出して、前記製品支持領域に製品を移送する。
前記製品取出し装置によって前記加工テーブルから製品を取出した後に、前記エレベータを昇降させて、前記テーブル待機装置に対応する高さ位置に位置させる(或いは、前記製品取出し装置によって前記加工テーブルから製品を取出す前に、予め前記エレベータを前記テーブル待機装置に対応する高さ位置に位置させておく)。そして、前記トラバーサによって空の前記加工テーブルを保持した状態の下で、前記トラバーサを前記収納ラックに対して離反する方向へ移動させることにより、前記トラバーサによって前記テーブル待機装置から前記エレベータに空の前記加工テーブルを引き入れることができる。
ここで、前記トラバーサによって前記テーブル待機装置から前記エレベータに空の前記加工テーブルを引き入れると、前記ブラシが前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部に接触して、前記ブラシによって前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を清掃することができる。よって、前記ブラシの単独の動作ではなく、前記板材搬入出システムの一連の動作によって、前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの前記支持部に付着したドロス等を自動的に除去することができる。
前記トラバーサによって前記テーブル待機装置から前記エレベータに空の前記加工テーブルを引き入れた後に、前記エレベータを昇降させて、前記テーブル収納部に対応する高さ位置に位置させる。そして、前記トラバーサによって空の前記加工テーブルを保持した状態の下で、前記トラバーサを前記収納ラックに対して接近する方向へ移動させることにより、前記トラバーサによって前記エレベータから前記テーブル収納部に空の前記加工テーブルを送り出すことができる。
前記テーブル収納部に空の前記加工テーブルを送り出す前に、前記板材一枚取り装置によって適宜の前記パレット収納部に収納した前記パレットから板材を一枚取出す。そして、前記テーブル収納部に空の前記加工テーブルを送り出した後に、前記板材一枚取り装置によって一枚取りした板材を空の前記加工テーブルに移送する。
板材を空の前記加工テーブルに移送した後に、前記トラバーサによって前記加工テーブルを保持した状態の下で、前記トラバーサを前記収納ラックに対して離反する方向へ移動させることにより、前記トラバーサによって前記テーブル収納部から前記エレベータに前記加工テーブルを引き入れることができる。次に、前記エレベータを昇降させて、前記テーブル待機装置に対応する高さ位置に位置させる。そして、前記トラバーサによって前記加工テーブルを保持した状態の下で、前記トラバーサを前記収納ラックに対して接近する方向へ移動させることにより、前記トラバーサによって前記エレベータから前記テーブル待機装置に前記加工テーブルを送り出すことができる。これによって、前記加工テーブル上の板材に対する次のレーザ加工の準備が完了する。
請求項4に記載の発明にあっては、板材を点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部を有する複数のスキッドを備えた加工テーブルを用い、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材を搬出したりする板材搬入出システムにおいて、
前記レーザ加工機の近傍に立設され、複数の板材を積載可能なパレットを収納する複数のパレット収納部と、前記加工テーブルを収納するテーブル収納部とを上下に段状に備えた収納ラックと、
前記収納ラック内の下部に設けられ、前記レーザ加工機から移送された前記加工テーブルを待機させるテーブル待機装置と、
前記収納ラックの一側に昇降可能に設けられたエレベータと、
該エレベータに前記収納ラックに対して接近離反する方向へ移動可能に設けられ、前記パレット又は前記加工テーブルを保持可能であって、前記パレット又は前記加工テーブルを前記エレベータに対して出し入れるトラバーサと、
前記テーブル待機装置に待機した前記加工テーブルから前記加工済みの板材を取出して、前記テーブル待機装置の近傍の製品支持領域に製品を移送する製品取出し装置と、
適宜の前記パレット収納部に収納した前記パレットから板材を一枚取りして、前記テーブル収納部に収納した空の前記加工テーブルに板材を移送する板材一枚取り装置と、
前記収納ラックにおける前記テーブル収納部の一側部分に設けられ、前記スキッドの長手方向に直交する軸心周りに揺動可能なブラシ取付部材と、
前記ブラシ取付部材に前記スキッドの長手方向に対して直交する方向へ沿って設けられたブラシと、
前記ブラシ取付部材の基部近傍に設けられ、前記ブラシ取付部材の揺動を規制するストッパと、
前記ブラシ取付部材を前記ストッパに当接するように付勢するスプリングと、を具備し、
前記ブラシは、前記トラバーサによって前記エレベータから前記テーブル収納部に空の前記加工テーブルを送り出すと、空の前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を接触によって清掃するように構成されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明特定事項によると、まず、前記レーザ加工機によって前記加工テーブル上の板材にレーザ加工を行って、前記加工テーブルを前記レーザ加工機から前記テーブル待機装置へ移送する。そして、前記製品取出し装置によって前記テーブル待機装置に待機した前記加工テーブルから製品を取出して、前記製品支持領域に製品を移送する。
前記製品取出し装置によって前記加工テーブルから製品を取出した後に、前記エレベータを昇降させて、前記テーブル待機装置に対応する高さ位置に位置させる(或いは、前記製品取出し装置によって前記加工テーブルから製品を取出す前に、予め前記エレベータを前記テーブル待機装置に対応する高さ位置に位置させておく)。そして、前記トラバーサによって空の前記加工テーブルを保持した状態の下で、前記トラバーサを前記収納ラックに対して離反する方向へ移動させることにより、前記トラバーサによって前記テーブル待機装置から前記エレベータに空の前記加工テーブルを引き入れることができる。
前記トラバーサによって前記テーブル待機装置から前記エレベータに空の前記加工テーブルを引き入れた後に、前記エレベータを昇降させて、前記テーブル収納部に対応する高さ位置に位置させる。そして、前記トラバーサによって空の前記加工テーブルを保持した状態の下で、前記トラバーサを前記収納ラックに対して接近する方向へ移動させることにより、前記トラバーサによって前記エレベータから前記テーブル収納部に空の前記加工テーブルを送り出すことができる。
ここで、前記トラバーサによって前記エレベータから前記テーブル収納部に空の前記加工テーブルを送り出すと、前記ブラシが前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部に接触して、前記ブラシによって前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を清掃することができる。よって、前記ブラシの単独の動作ではなく、前記板材搬入出システムの一連の動作によって、前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの前記支持部に付着したドロス等を自動的に除去することができる。
前記テーブル収納部に空の前記加工テーブルを送り出す前に、前記板材一枚取り装置によって適宜の前記パレット収納部に収納した前記パレットから板材を一枚取出す。そして、前記テーブル収納部に空の前記加工テーブルを送り出した後に、前記板材一枚取り装置によって一枚取りした板材を前記加工テーブルに移送する。
板材を前記加工テーブルに移送した後に、前記トラバーサによって前記加工テーブルを保持した状態の下で、前記トラバーサを前記収納ラックに対して離反する方向へ移動させることにより、前記トラバーサによって前記テーブル収納部から前記エレベータに前記加工テーブルを引き入れることができる。次に、前記エレベータを昇降させて、前記テーブル待機装置に対応する高さ位置に位置させる。そして、前記トラバーサによって前記加工テーブルを保持した状態の下で、前記トラバーサを前記収納ラックに対して接近する方向へ移動させることにより、前記トラバーサによって前記エレベータから前記テーブル待機装置に前記加工テーブルを送り出すことができる。これによって、前記加工テーブル上の板材に対する次のレーザ加工の準備が完了する。
請求項1から請求項のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの前記支持部に付着したドロス等を自動的に除去できるため、前記加工テーブルによって板材全体を確実に水平に支持することができ、板材に切断不良が生じることを抑えつつ、前記レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドが板材の一部と衝突することがなくなる。
また、前記ブラシの単独の動作ではなく、前記板材搬入出システムの一連の動作によってドロス等を自動的に除去できるため、ドロス等の除去作業を効率良く行うことができる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1から図3を参照して説明する。
ここで、図1は、第1の実施形態の要部を示す図であって、図2は、図3におけるII-II線に沿った模式的な図であって、図3は、第1の実施形態に係わる板材搬入出システムの模式的な平面図である。なお、図面中において、「FF」は、前方向を指してあって、「FR」は、後方向を指してあって、「L」は、左方向を指してあって、「R」は、右方向を指している。
図2及び図3に示すように、第1の実施形態に係わる板材搬入出システム1は、一対の加工テーブル3を用い、レーザ加工機5に対して板材Wを搬入したり、加工済みの板材(製品という)WAを搬出したりするシステムである。ここで、加工テーブル3は、板材Wを点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部7aを有した複数のスキッド7を備えている。また、レーザ加工機5は、ベッド9と、このベッド9の後側に立設された支持フレーム11と、この支持フレーム11に前後方向及び左右方向に移動可能に設けられかつレーザ光を照射するレーザ加工ヘッド13とを備えている。以下、板材搬入出システム1の具体的な構成について説明する。
レーザ加工機5の右側近傍には、上下方向へ延びた収納ラック15が立設されており、この収納ラック15は、複数の板材Wを積載可能なパレット17を収納する複数のパレット収納部19と、加工テーブル3を収納するテーブル収納部21とを上下に段状に備えている。ここで、テーブル収納部21は、最下段のパレット収納部19の上段側に位置している。なお、パレット収納部19及びテーブル収納部21は、例えば、特開2001−97505号公報に示すように公知であるため、パレット収納部19及びテーブル収納部21の詳細な構成は省略する。
収納ラック15内におけるテーブル収納部21の下方には、レーザ加工機5から移送された加工テーブル3を待機させるテーブル待機装置23が設けられている。そして、テーブル待機装置23は、収納ラック15内に昇降可能に設けられた昇降部材25と、この昇降部材25を昇降させる昇降機構27とを備えている。また、昇降部材25は、加工テーブル3を待機させるトップテーブル待機部29とボトムテーブル待機部31を上下に有しており、昇降部材25を昇降させることによってトップテーブル待機部29又はボトムテーブル待機部31をベッド9に対応するテーブル移送高さ位置に位置させることができる。なお、昇降機構27は、例えば、特開2000−264407に示すようにチェーン等を用いた公知のであるため、昇降機構27の構成の詳細は省略する。
ここで、板材搬入出システム1は、トップテーブル待機部29又はボトムテーブル待機部31を前記テーブル移送高さ位置に位置させた状態で、加工テーブル3をベッド9とトップテーブル待機部29又はボトムテーブル待機部31との間で移送させるテーブル移送装置(図示省略)を備えている。なお、前記テーブル移送装置は、例えば、特開2000−264407に示すように公知であって、板材搬入出システム1の要部でないため、前記テーブル移送装置の構成の詳細は省略する。
収納ラック15の前側には、エレベータ33が昇降可能に設けられており、収納ラック15の上部には、エレベータ33を昇降させるエレベータ用モータ35が設けられている。また、エレベータ33には、パレット17又は加工テーブル3をエレベータ33に対して出し入れるトラバーサ37が(収納ラック15に接近離反する)前後方向へ移動可能に設けられており、このトラバーサ37は、自走モータ(図示省略)によって前後方向へ移動するものであって、パレット17又は加工テーブル3を保持可能である。なお、エレベータ33及びトラバーサ37は、例えば、特開2001−113392号公報及び特開平11−254165号公報に示すように公知であるため、エレベータ33及びトラバーサ37の構成の詳細は省略する。
収納ラック15の後側には、製品WAを右方向へ搬送するローラコンベア装置39が設けられており、このローラコンベア装置39は、左右方向は等間隔に配設された複数の搬送ローラ41と、複数の搬送ローラ41を同期して回転させる搬送モータ(図示省略)とを備えている。なお、ローラコンベア装置39は、例えば、特開2001−97505号公報及び特開平11−254165号公報に示すように公知であるため、ローラコンベア装置39の構成の詳細は省略する。
ローラコンベア装置39の下側には、ローラコンベア装置39から送り出された製品WAを受取る製品受取り装置43が左右方向へ移動可能に設けられており、この製品受取り装置43は、パレット17を支持する昇降台45と、この昇降台を昇降させるリフター機構47とを備えている。なお、製品受取り装置43は、例えば、特開平11−254165号公報に示すように公知であるため、製品受取り装置43の構成の詳細は省略する。
収納ラック15の後側には、製品取出し装置49が設けられており、この製品取出し装置49は、テーブル待機装置23におけるトップテーブル待機部29に待機した加工テーブル3から製品WAを取出してローラコンベア装置39へ移送するものである。そして、この製品取出し装置49は、収納ラック15の後側に立設されたガイドフレーム51と、このガイドフレーム51にスライダ用モータ(図示省略)の駆動により前後方向へ移動可能に設けられたスライダ53と、このスライダ53に昇降バー用シリンダ54の駆動により昇降可能に設けられかつ左右方向へ延びた昇降バー55と、この昇降バー55に左右方向へ等間隔に設けられかつ製品WAを下方向から支持可能な複数のフォーク57とを備えている。なお、製品取出し装置49は、例えば、特開2001−97505号公報及び特開平11−254165号公報に示すように公知であるため、製品取出し装置49の構成の詳細は省略する。
収納ラック15内には、板材一枚取り装置59が設けられており、この板材一枚取り装置59は、最下段のパレット収納部19に収納したパレット17から板材Wを一枚取りして、テーブル収納部21に収納した空の加工テーブル3に板材Wを移送するものである。そして、板材一枚取り装置59は、収納ラック15内にパット支持部材用シリンダ(図示省略)の駆動により昇降可能に設けられたパット支持部材61と、このパット支持部材61に設けられかつ板材Wを上方向から吸着する複数のバッキュームパット63とを備えている。なお、板材一枚取り装置59は、例えば、特開2001−97505号公報及び特開2000−265507号公報に示すように公知であるため、板材一枚取り装置59の構成の詳細は省略する。
なお、収納ラック15内における最下段のパレット収納部19とテーブル収納部21との間には、最下段のパレット収納部19を上側を開閉するシャッタ装置65が設けられている。
図1及び図3に示すように、収納ラック15におけるテーブル待機装置23の前側近傍(収納ラック15の一部である横架材67)には、左右方向へ延びたブラシ取付部材69がスキッド7の長手方向に直交する軸心周りに前後方向へ揺動可能に設けられており、横架材67におけるブラシ取付部材69の基部近傍には、ブラシ取付部材69の後方向の揺動を規制するストッパボルト71が設けられてあって、横架材67とブラシ取付部材69との間には、ブラシ取付部材69をストッパボルト71に当接するように付勢するスプリング73が設けられている。そして、ブラシ取付部材69には、ブラシ75が左右方向、換言すれば、スキッド7の長手方向に直交する方向へ沿って設けられており、ブラシ75は、トラバーサ37によってテーブル待機装置23からエレベータ33に空の加工テーブル3を引き入れると、空の加工テーブル3における複数のスキッド7の全ての支持部7a(複数のスキッド7における全ての支持部7a)を接触によって清掃するように構成されている。なお、ブラシ取付部材69及びブラシ75は、左右方向に沿って複数に分割するように構成しても差し支えなく、ブラシ75の長手方向とスキッド7の長手方向は一致する必要はない。
なお、ブラシ取付部材69(ブラシ取付部材69及びブラシ75)が収納ラック15におけるテーブル待機装置23の前側近傍に設けられる代わりに、収納ラック15におけるテーブル収納部21の前側部分に設けられるようにしても差し支えない。この場合には、ブラシ75は、トラバーサ37によってエレベータ33からテーブル収納部21に空の加工テーブル3を送り出すと、空の加工テーブル3における全ての支持部7aを接触によって清掃するように構成されている。
次に、第1の実施形態の作用について、加工テーブル3を清掃する加工テーブル清掃方法を含めて説明する。
レーザ加工機5によって一方の加工テーブル3上の板材Wに対してレーザ加工を行う。このとき、トップテーブル待機部29は、前記テーブル移送高さ位置に位置してあって、ボトムテーブル待機部31には、他方の加工テーブル3が待機してある。
レーザ加工を行った後に、前記テーブル移送装置によって一方の加工テーブル3をベッド9からボトムテーブル待機部31へ移送させる。次に、昇降部材25を上昇させて、ボトムテーブル待機部31を前記テーブル移送高さ位置に位置させる。そして、前記テーブル移送装置によって他方の加工テーブル3をボトムテーブル待機部31からベッド9へ移送させる。これによって、レーザ加工機5によって他方の加工テーブル3上の板材Wに対してレーザ加工を行うことができる。
他方の加工テーブル3をベッド9へ移送した後に、昇降部材25を下降させて、トップテーブル待機部29を前記テーブル移送高さ位置に位置させる。次に、スライダ53を前方向へ移動させて、複数のフォーク57を一方の加工テーブル3上の加工済みの板材(製品)WAの下側に位置させる。このとき、各々のフォーク57は、対応する一対のスキッド7間にそれぞれ位置しており、フォーク57とスキッド7とは干渉しないものである。そして、昇降バー55を上昇させて、複数のフォーク57によって製品WAを持上げることにより、製品取出し装置43によってトップテーブル待機部29に待機した一方の加工テーブル3から製品WAを取出すことができる。
一方の加工テーブル3から製品WAを取出した後に、スライダ53を後方向へ移動させて、製品WAをローラコンベア装置39の上方に位置させる。そして、昇降バー55を下降させて、複数のフォーク57を搬送ローラ41の下側に位置させることにより、製品取出し装置49によって製品WAをローラコンベア装置39へ移送する(受渡す)ことができる。このとき、各々のフォーク57は、対応する一対の搬送ローラ41間にそれぞれ位置しており、フォーク57と搬送ローラ41とは干渉しないものである。なお、製品WAをローラコンベア装置39へ移送した後に、ローラコンベア装置39によって製品WAを右方向へ搬送して、製品受取り装置43へ送り出す。
製品取出し装置49によって製品WAをローラコンベア装置39へ移送した後に、エレベータ33を昇降させて、トップテーブル待機部29に対応する高さ位置に位置させる(或いは、製品取出し装置49によって一方の加工テーブル3から製品WAを取出す前に、予めエレベータ33をトップテーブル待機部29に対応する高さ位置に位置させておく)。そして、トラバーサ37によって空の一方の加工テーブル3を保持した状態の下で、トラバーサ37を収納ラック15に対して離反する前方向へ移動させることにより、トラバーサ37によってトップテーブル待機部29からエレベータ33に空の一方の加工テーブル3を引き入れることができる。
ここで、トラバーサ37によってトップテーブル待機部29からエレベータ33に空の一方の加工テーブル3を引き入れると(換言すれば、テーブル移送装置としてのトラバーサ37によってトップテーブル待機部29から空の一方の加工テーブル3を引き出すと)、ブラシ75が一方の加工テーブル3における全ての支持部7aに接触して、ブラシ75によって一方の加工テーブル3における全ての支持部7aを清掃することができる。よって、ブラシ75の単独の動作ではなく、板材搬入出システム1の一連の動作によって、加工テーブル3における支持部7aに付着したドロス等を自動的に除去することができる。
トラバーサ37によってエレベータ33に空の一方の加工テーブル3を引き入れた後に、エレベータ33を上昇させて、テーブル収納部21に対応する高さ位置に位置させる。そして、トラバーサ37によって空の一方の加工テーブル3を保持した状態の下で、トラバーサ37を収納ラック15に対して接近する後方向へ移動させることにより、トラバーサ37によってエレベータ33からテーブル収納部21へ空の一方の加工テーブル3を送り出すことができる。なお、トラバーサ37によってテーブル収納部21へ空の一方の加工テーブル3を送り出す前に、シャッタ装置65によって最下段のパレット収納部19の上側を閉じておく。
ここで、ブラシ取付部材69及びブラシ75が収納ラック15におけるテーブル収納部21の前側部分に設けられた場合にあっては、トラバーサ37によってエレベータ33からテーブル収納部21に空の加工テーブル3を送り出すと(換言すれば、テーブル移送装置としてのトラバーサ37によって板材供給部としてのテーブル収納部21に空の加工テーブル3を送り出すと)、ブラシ75が加工テーブル3における全ての支持部7aに接触して、ブラシ75によって加工テーブル3における全ての支持部7aを清掃することができる。
テーブル収納部21に一方の空の加工テーブル3を送り出す前に、パット支持部材61を下降させて、最下段のパレット収納部19に収納したパレット17上の板材を複数のバッキュームパット63によって吸着する。更に、パット支持部材61を上昇させることにより、板材一枚取り装置59によって最下段のパレット収納部19に収納したパレット17から板材Wを一枚取りする。そして、テーブル収納部21に一方の空の加工テーブル3を送り出した後に、パット支持部材61を下降させて、複数のバッキュームパット63の吸着状態を解除することにより、板材一枚取り装置59によって一枚取りした板材Wを一方の加工テーブル3に移送する。
板材Wを一方の加工テーブル3に移送した後に、トラバーサ37によって一方の加工テーブルを保持した状態の下で、トラバーサ37を収納ラック15に対して離反する前方向へ移動させることにより、トラバーサ37によってテーブル収納部21からエレベータ33に一方の加工テーブル3を引き入れることができる。次に、エレベータ33を下降させて、ボトムテーブル待機部31に対応する高さ位置に位置させる。そして、トラバーサ37によって一方の加工テーブル3を保持した状態の下で、トラバーサ37を収納ラック15に対して接近する後方向へ移動させることにより、トラバーサ37によってエレベータ33からボトムテーブル待機部31に一方の加工テーブル3を送り出すことができる。更に、昇降部材25を下降させて、トップテーブル待機部29を前記テーブル移送高さ位置に位置させておく。これによって、一方の加工テーブル3上の板材Wに対する次のレーザ加工の準備が完了する。なお、ボトムテーブル待機部31に一方の加工テーブル3を送り出した後に、シャッタ装置65によって最下段のパレット収納部19の上側を開いておく。
以上の如き、第1の実施形態によれば、加工テーブル3における複数のスキッド7の支持部7aに付着したドロス等を自動的に除去できるため、加工テーブル3によって板材W全体を確実に水平に支持することができる。よって、板材Wに切断不良が生じることを抑えつつ、レーザ加工機5におけるレーザ加工ヘッド13が板材Wの一部と衝突することがなくなる。
また、ブラシ75の単独の動作ではなく、板材搬入出システム1の一連の動作によってドロス等を自動的に除去できるため、ドロス等の除去作業を効率良く行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図4から図6を参照して説明する。
ここで、図4は、第2の実施形態の要部を示す図であって、図5は、第2の実施形態に係わる板材搬入システムの側面図であって、図6は、第2の実施形態に係わる板材搬入システムの平面図である。なお、図面中において、「FF」は、前方向を指してあって、「FR」は、後方向を指してあって、「L」は、左方向を指してあって、「R」は、右方向を指している。
図5及び図6に示すように、第2の実施形態に係わる板材搬入システム77は、一対の加工テーブル79を用い、レーザ加工機81に対して板材Wを搬入するシステムである。ここで、加工テーブル79は、板材Wを点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部83aを有した複数のスキッド83を備えている。また、レーザ加工機81は、ベッド85と、このベッド85の後側に立設された支持フレーム87と、この支持フレーム87に前後方向及び左右方向に移動可能に設けられかつレーザ光を照射するレーザ加工ヘッド89とを備えている。以下、板材搬入システム77の具体的な構成について説明する。
レーザ加工機81の右側近傍には、レーザ加工機81から移送された加工テーブル79を待機させるテーブル待機装置91が設けられている。
ここで、板材搬入システム77は、一対の加工テーブル79をベッド85とテーブル待機装置91との間で干渉しないように交互に移送させるテーブル移送装置(図示省略)を備えている。なお、前記テーブル移送装置は、例えば、特開平10−76330号公報及び特開2000−33444号公報に示すように公知であって、板材搬入システム77の要部でないため、前記テーブル移送装置の構成の詳細は省略する。
テーブル待機装置91の左側には、複数の板材Wを積載可能なパレット93を支持するパレット支持装置95が設けられており、このパレット支持装置95は、パレット93を支持する昇降台97と、この昇降台97を昇降させるリフター機構99とを備えている。
レーザ加工機81の左側には、左右方向へ延びた一対のガイドレール101が設けられており、一対のガイドレール101には、スライドフレーム103が複数の車輪105を介して左右方向へ移動可能に設けられており、このスライドフレーム103は、自走モータ(図示省略)の駆動によって左右方向へ移動するものである。
スライドフレーム103には、板材一枚取り装置107が設けられており、この板材一枚取り装置107は、パレット支持装置95に支持されたパレット93から板材Wを一枚取りして、テーブル待機装置91に待機した空の加工テーブル79に板材Wを移送するものである。そして、板材一枚取り装置107は、スライドフレーム103にガイドバー(図示省略)を介して昇降可能に設けられたパット支持部材109と、スライドフレーム103の上部に設けられかつパット支持部材109を昇降させるパット支持部材用シリンダ111と、パット支持部材109に設けられかつ板材Wを上方向から吸着する複数のバッキュームパット113とを備えている。なお、板材一枚取り装置107は、例えば、特開平11−254165号公報及び特開2000−62955号公報に示すように公知であるため、板材一枚取り装置107の構成の詳細は省略する。
図4に示すように、スライドフレーム103の左側部分には、支持ブラケット115が設けられており、この支持ブラケット115には、前後方向へ延びたブラシ取付部材117が左右方向へ揺動可能に設けられている。また、支持ブラケット115には、ブラシ取付部材117の左方向の揺動を規制するストッパボルト119が設けられてあって、支持ブラケット115とブラシ取付部材117との間には、ブラシ取付部材117をストッパボルト119に当接するように付勢するスプリング121が設けられている。そして、ブラシ取付部材117には、前後方向へ延びたブラシ123が設けられており、このブラシ123は、スライドフレーム103をレーザ加工機81に対して接近する左方向へ移動させると、テーブル待機装置91に待機した空の加工テーブル79における全ての支持部83a(複数のスキッド83における全ての支持部83a)を接触によって清掃するように構成されている。なお、ブラシ取付部材及びブラシは、前後方向に沿って複数に分割するように構成しても差し支えない。
次に、第2の実施形態の作用について、加工テーブル79を清掃するテーブル清掃方法を含めて説明する。
レーザ加工機81によって一方の加工テーブル79上の板材Wに対してレーザ加工を行う。
レーザ加工を行った後に、前記テーブル移送装置によって一対の加工テーブル79をベッド85とテーブル待機装置91との間で干渉しないように交互に移送させて、一方の加工テーブル79をテーブル待機装置91に、他方の加工テーブル79をベッド85にそれぞれ位置させる。これによって、板材搬入システム77とは別の板材搬出システム(図示省略)によって一方の加工テーブル79から加工済みの板材(製品)WAを搬出することができると共に、レーザ加工機5によって他方の加工テーブル79上の板材Wに対してレーザ加工を行うことができる。
一方の加工テーブル79から製品WAを搬出した後に、板材一枚取り装置107をパレット支持装置95の上方に位置させた状態の下で、パット支持部材109を下降させて、パレット支持装置95に支持されたパレット93上の板材Wを複数のバッキュームパット113によって吸着する。次に、パット支持部材109を上昇させることにより、板材一枚取り装置107によってパレット支持装置95に支持されたパレット93から板材Wを一枚取出す。そして、スライドフレーム103をレーザ加工機81に対して接近する左方向へ移動させて、板材一枚取り装置107をパレット支持装置95の上方位置からテーブル待機装置91の上方位置に位置させる。
ここで、スライドフレーム103をレーザ加工機81に接近する左方向へ移動させると、ブラシ123が一方の加工テーブル79における全ての支持部83aに接触して、ブラシ123によって一方の加工テーブル79における全ての支持部83aを清掃することができる。よって、ブラシ123の単独の動作ではなく、板材搬入システム77の一連の動作によって、加工テーブル79における支持部83aに付着したドロス等を自動的に除去することができる。
板材一枚取り装置107をテーブル待機装置91の上方位置に位置させた後に、パット支持部材109を下降させて、複数のバッキュームパット113の吸着状態を解除することにより、板材一枚取り装置107によって一枚取りした板材Wを一方の加工テーブル79の移送することができる。
他方の加工テーブル79上の板材Wに対してレーザ加工を行った後に、前記テーブル移送装置によって一対の加工テーブル79をベッド85とテーブル待機装置91との間で交互に移送させることにより、レーザ加工機81に対して一方の加工テーブル79上の板材Wを搬入することができる。
以上の如き、第2の実施形態によれば、加工テーブル79における支持部83aに付着したドロス等を自動的に除去できるため、加工テーブル79によって板材W全体を確実に水平に支持することができ、レーザ加工機81におけるレーザ加工ヘッド89が板材Wの一部と衝突することがなくなると共に、板材Wに切断不良が生じることを抑えることができる。
また、ブラシ123の単独の動作ではなく、板材搬入システム77の一連の動作によってドロス等を自動的に除去できるため、ドロス等の除去作業を効率良く行うことができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他種々の態様で実施可能である。
第1の実施形態の要部を示す図である。 図3におけるII-II線に沿った模式的な図である。 第1の実施形態に係わる板材搬入出システムの模式的な平面図である。 第2の実施形態の要部を示す図である。 第2の実施形態に係わる板材搬入システムの側面図である。 第2の実施形態に係わる板材搬入システムの平面図である。
符号の説明
1 板材搬入出システム
3 加工テーブル
5 レーザ加工機
7 スキッド
7a 支持部
15 収納ラック
17 パレット
19 パレット収納部
21 テーブル収納部
23 テーブル待機装置
31 テーブル収納部
33 エレベータ
37 トラバーサ
39 ローラコンベア装置
49 製品取出し装置
59 板材一枚取り装置
75 ブラシ
77 板材搬入システム
79 加工テーブル
81 レーザ加工機
83 スキッド
83a 支持部
85 加工テーブル
91 テーブル待機装置
93 パレット
95 パレット支持装置
103 スライドフレーム
105 自走モータ
107 板材一枚取り装置
123 ブラシ

Claims (4)

  1. 板材を点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部を有する複数のスキッドを備えた加工テーブルを用い、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材を搬出したりする板材搬入出システムにおいて、
    前記レーザ加工機の近傍に設けられ、前記レーザ加工機から移送された前記加工テーブルを待機させるテーブル待機装置と、
    前記テーブル待機装置と前記テーブル待機装置の近傍の板材供給部との間で前記加工テーブルを移送するテーブル移送装置と、
    前記板材供給部に位置した空の前記加工テーブルに板材を移送する板材移送装置と、
    前記テーブル待機装置の一側近傍に設けられ、前記スキッドの長手方向に直交する軸心周りに揺動可能なブラシ取付部材と、
    前記ブラシ取付部材に前記スキッドの長手方向に対して直交する方向へ沿って設けられたブラシと、
    前記ブラシ取付部材の基部近傍に設けられ、前記ブラシ取付部材の揺動を規制するストッパと、
    前記ブラシ取付部材を前記ストッパに当接するように付勢するスプリングと、を具備し、
    前記ブラシは、前記テーブル移送装置によって前記テーブル待機装置から空の前記加工テーブルを引き出すと、前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を接触によって清掃するように構成されたことを特徴とする板材搬入出システム。
  2. 板材を点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部を有する複数のスキッドを備えた加工テーブルを用い、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材を搬出したりする板材搬入出システムにおいて、
    前記レーザ加工機の近傍に設けられ、前記レーザ加工機から移送された前記加工テーブルを待機させるテーブル待機装置と、
    前記テーブル待機装置と前記テーブル待機装置の近傍の板材供給部との間で前記加工テーブルを移送するテーブル移送装置と、
    前記板材供給部に位置した空の前記加工テーブルに板材を移送する板材移送装置と、
    前記板材供給部の一側近傍に設けられ、前記スキッドの長手方向に直交する軸心周りに揺動可能なブラシ取付部材と、
    前記ブラシ取付部材に前記スキッドの長手方向に対して直交する方向へ沿って設けられたブラシと、
    前記ブラシ取付部材の基部近傍に設けられ、前記ブラシ取付部材の揺動を規制するストッパと、
    前記ブラシ取付部材を前記ストッパに当接するように付勢するスプリングと、を具備し、
    前記ブラシは、前記テーブル移送装置によって前記板材供給部に空の前記加工テーブルを送り出すと、前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を接触によって清掃するように構成されたことを特徴とする板材搬入出システム。
  3. 板材を点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部を有する複数のスキッドを備えた加工テーブルを用い、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材を搬出したりする板材搬入出システムにおいて、
    前記レーザ加工機の近傍に立設され、複数の板材を積載可能なパレットを収納する複数のパレット収納部と、前記加工テーブルを収納するテーブル収納部とを上下に段状に備えた収納ラックと、
    前記収納ラック内の下部に設けられ、前記レーザ加工機から移送された前記加工テーブルを待機させるテーブル待機装置と、
    前記収納ラックの一側に昇降可能に設けられたエレベータと、
    該エレベータに前記収納ラックに対して接近離反する方向へ移動可能に設けられ、前記パレット又は前記加工テーブルを保持可能であって、前記パレット又は前記加工テーブルを前記エレベータに対して出し入れるトラバーサと、
    前記テーブル待機装置に待機した前記加工テーブルから前記加工済みの板材を取出して、前記テーブル待機装置の近傍の製品支持領域に前記加工済みの板材を移送する製品取出し装置と、
    適宜の前記パレット収納部に収納した前記パレットから板材を一枚取りして、前記テーブル収納部に収納した空の前記加工テーブルに板材を移送する板材一枚取り装置と、
    前記収納ラックにおける前記テーブル待機装置の一側近傍に設けられ、前記スキッドの長手方向に直交する軸心周りに揺動可能なブラシ取付部材と、
    前記ブラシ取付部材に前記スキッドの長手方向に対して直交する方向へ沿って設けられたブラシと、
    前記ブラシ取付部材の基部近傍に設けられ、前記ブラシ取付部材の揺動を規制するストッパと、
    前記ブラシ取付部材を前記ストッパに当接するように付勢するスプリングと、を具備し、
    前記ブラシは、前記トラバーサによって前記テーブル待機装置から前記エレベータに空の前記加工テーブルを引き入れると、空の前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を接触によって清掃するように構成されたことを特徴とする板材搬入出システム。
  4. 板材を点接触で支持可能でかつ先端の尖った多数の支持部を有する複数のスキッドを備えた加工テーブルを用い、レーザ加工機に対して板材を搬入したり、加工済みの板材を搬出したりする板材搬入出システムにおいて、
    前記レーザ加工機の近傍に立設され、複数の板材を積載可能なパレットを収納する複数のパレット収納部と、前記加工テーブルを収納するテーブル収納部とを上下に段状に備えた収納ラックと、
    前記収納ラック内の下部に設けられ、前記レーザ加工機から移送された前記加工テーブルを待機させるテーブル待機装置と、
    前記収納ラックの一側に昇降可能に設けられたエレベータと、
    該エレベータに前記収納ラックに対して接近離反する方向へ移動可能に設けられ、前記パレット又は前記加工テーブルを保持可能であって、前記パレット又は前記加工テーブルを前記エレベータに対して出し入れるトラバーサと、
    前記テーブル待機装置に待機した前記加工テーブルから前記加工済みの板材を取出して、前記テーブル待機装置の近傍の製品支持領域に製品を移送する製品取出し装置と、
    適宜の前記パレット収納部に収納した前記パレットから板材を一枚取りして、前記テーブル収納部に収納した空の前記加工テーブルに板材を移送する板材一枚取り装置と、
    前記収納ラックにおける前記テーブル収納部の一側部分に設けられ、前記スキッドの長手方向に直交する軸心周りに揺動可能なブラシ取付部材と、
    前記ブラシ取付部材に前記スキッドの長手方向に対して直交する方向へ沿って設けられたブラシと、
    前記ブラシ取付部材の基部近傍に設けられ、前記ブラシ取付部材の揺動を規制するストッパと、
    前記ブラシ取付部材を前記ストッパに当接するように付勢するスプリングと、を具備し、
    前記ブラシは、前記トラバーサによって前記エレベータから前記テーブル収納部に空の前記加工テーブルを送り出すと、空の前記加工テーブルにおける複数の前記スキッドの全ての前記支持部を接触によって清掃するように構成されたことを特徴とする板材搬入出システム。
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