JP7069565B2 - ワーク供給装置及びワーク加工システム - Google Patents

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本発明は、ワーク供給装置及びワーク加工システムに関する。
レーザ加工機あるいはタレットパンチプレスなどの加工装置により板状のワークを加工する際、素材であるワークの保管から加工、製品の搬出までを行うワーク加工システムが採用されている。ワーク加工システムには、加工機にワークを供給するワーク供給装置が配置されている。ワーク供給装置は、複数のワークをパレット上に積載して保管し、ワークを供給する際はパレットごと素材取り部に配置させ、最上部のワークから一枚ずつ加工装置に供給する。近年、生産ロットの縮小などにより、種類の異なるワークを連続して加工装置に供給することが行われている。従来、ワークを積載するパレットには同一種類のワークのみを積載していたので、種類の異なるワークを加工装置に供給する場合、パレットを交換の頻度が高くなり、加工装置の停止時間が長くなるおそれがあった。この問題は、1つのパレットに、加工装置の加工順序に応じた複数種類のワークを予め積載しておけば、上記のパレット交換の動作の時間を減らすことができるので、解消できる。この場合、パレット上に種類の異なるワークを積載した混載パレットを用意する必要がある。そのため、同一種類のワークが載置されたパレット上からワークを一枚取り出して混載用のパレットに載置し、これを他の種類のワークが載置されたパレットに対して繰り返して行うことで混載パレットを生成するワーク加工システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-303006号公報
特許文献1のワーク加工システムは、混載パレットを生成する際に、同一種類のワークが載置されたパレットを保管先から所定位置まで移動させ、この所定位置からローダによってワークを移載することを繰り返して混載パレット生成している。すなわち、混載パレットの生成に際して複数のパレットの移動が必要となり、混載パレットの生成に時間がかかるといった問題がある。また、保管場所以外にパレットを移動させる所定位置のためのスペースが必要となり、ワーク供給装置が大型化するといった問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明は、混載パレットを短時間で効率よく生成することが可能であり、かつ、装置の大型化を抑制することが可能なワーク供給装置及びワーク加工システムを提供することを目的とする。
本発明の態様に係るワーク供給装置は、板状のワークを加工装置に供給するワーク供給装置であって、ワークが載置されるパレットを保管する複数の素材パレット保管部と、ワークを混載したパレットを保管する混載パレット保管部と、パレットが配置される素材取り部とが上下方向に設けられ、且つ、複数の素材パレット保管部の下に混載パレット保管部が設けられ、混載パレット保管部の下に素材取り部が設けられた棚本体と、棚本体に設けられ、複数の素材パレット保管部と素材取り部との間、及び、混載パレット保管部と素材取り部との間でパレットを交換するエレベータと、棚本体に設けられ、棚本体への進入、ワークの吸着、及び棚本体からの退避により、複数の素材パレット保管部のパレットのそれぞれからワークを一枚取り出して、棚本体に沿って上下動した後、棚本体へ進入し、混載パレット保管部に保管された又は保管されるパレットに載置して混載パレットを生成し、棚本体から退避する移載装置と、素材取り部に配置されたパレットからワークを保持して加工装置に搬入するローダ装置と、を備える。
本発明の態様に係るワーク供給装置は、板状のワークを加工装置に供給するワーク供給装置であって、ワークが載置されるパレットを保管する複数の素材パレット保管部と、ワークを混載したパレットを保管する混載パレット保管部と、パレットが配置される素材取り部とが上下方向に設けられ、且つ、複数の素材パレット保管部の下に混載パレット保管部が設けられ、混載パレット保管部の下に素材取り部が設けられた棚本体と、棚本体に設けられ、複数の素材パレット保管部と素材取り部との間、及び、混載パレット保管部と素材取り部との間でパレットを交換するエレベータと、棚本体に設けられ、複数の素材パレット保管部の前記パレットのそれぞれからワークを一枚取り出して混載パレット保管部に保管された又は保管されるパレットに載置して混載パレットを生成する移載装置と、素材取り部に配置されたパレットからワークを保持して加工装置に搬入するローダ装置と、を備える。
本発明に係るワーク供給装置は、板状のワークを加工装置に供給するワーク供給装置であって、ワークが載置されるパレットを保管する複数の素材パレット保管部と、ワークを混載したパレットを保管する混載パレット保管部と、パレットが配置される素材取り部とが上下方向に設けられた棚本体と、棚本体に設けられ、素材パレット保管部又は混載パレット保管部と、素材取り部との間でパレットを交換するエレベータと、棚本体に設けられ、複数の素材パレット保管部のパレットのそれぞれからワークを一枚取り出して混載パレット保管部に保管された又は保管されるパレットに載置して混載パレットを生成する移載装置と、素材取り部に配置されたパレットからワークを保持して加工装置に搬入するローダ装置と、を備える。
また、エレベータ及び移載装置は、棚本体の異なる側面にそれぞれ配置され、棚本体の側面に沿って独立して昇降してもよい。また、移載装置は、棚本体に沿って昇降する昇降部と、昇降部から素材パレット保管部及び混載パレット保管部のパレットの上方に進退可能でありかつワークの上面を吸着可能なワーク吸着部と、を備えてもよい。また、棚本体に設けられ、加工装置で加工された加工済みワークを載置する加工済みワーク載置部と、加工装置から加工済みワークを搬出して加工済みワーク載置部に載置する搬出装置と、を備えてもよい。また、加工済みワーク載置部は、棚本体の内側と外側との間を移動可能であり、棚本体の外側に移動した位置が移載装置の下方であってもよい。また、加工済みワークから抜き取られた製品を載置する製品パレットを備え、製品パレットは、棚本体の外側に移動した加工済みワーク載置部の下方に配置されてもよい。
また、本発明に係るワーク加工システムは、板状のワークを加工する加工装置と、加工装置にワークを供給する上記したワーク供給装置と、を備える。
本発明に係るワーク供給装置によれば、素材パレット保管部に保管されたパレットから移載装置によって1枚のワークを取り出し、混載パレット保管部等に配置されたパレットに載置して混載パレットを生成するので、素材パレット保管部に保管されたパレットを他の場所に移動させる必要がなく、混載パレットを短時間で効率よく生成することができる。また、混載パレットの生成に際して、素材パレット保管部に保管されたパレットを他の場所に移動させる必要がないので、ワーク供給装置の大型化を抑制できる。
また、エレベータ及び移載装置が、棚本体の異なる側面にそれぞれ配置され、棚本体の側面に沿って独立して昇降する場合、エレベータによるパレットの交換と、移載装置による混載パレットの生成とを独立して行うことができる。また、移載装置が、上記した昇降部とワーク吸着部とを備える場合、素材パレット保管部のパレットから効率よくワークを取り出すことができるので、混載パレットを短時間で生成することができる。また、上記した加工済みワーク載置部と搬出装置とを備える場合、搬出装置により加工済みのワークをワーク載置部に移載するので、加工装置から加工済みのワークを効率よく搬出することができる。また、加工済みワーク載置部が、棚本体の内側と外側との間を移動可能であり、棚本体の外側に移動した位置が移載装置の下方である場合、加工済みワーク載置部が棚本体から突出する領域として移載装置の下方を有効に利用し、ワーク供給装置の大型化を抑制できる。また、加工済みワークから抜き取られた製品を載置する製品パレットを備え、製品パレットが、棚本体の外側に移動した加工済みワーク載置部の下方に配置される場合、製品パレットの配置位置として加工済みワーク載置部及び移載装置の下方を有効に利用し、ワーク供給装置の大型化を抑制できる。
また、本発明に係るワーク加工システムによれば、上記したワーク供給装置を備え、混載パレットが短時間で用意されるので、加工装置による加工待ち時間の発生が減少し、ワークの加工効率を向上させることができる。
実施形態に係るワーク供給装置を示す側面図である。 実施形態に係るワーク加工システムを示す平面図である。 (A)及び(B)は、移載装置を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 (A)及び(B)は、ローダ装置を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 (A)から(C)は実施形態に係るワーク加工システムの動作を示す図である。 図5に続いて、(A)から(C)はワーク加工システムの動作を示す図である。 図6に続いて、(A)から(C)はワーク加工システムの動作を示す図である。 図7に続いて、(A)から(C)はワーク加工システムの動作を示す図である。 図8に続いて、(A)及び(B)はワーク加工システムの動作を示す図である。 図9に続いて、(A)から(C)はワーク加工システムの動作を示す図である。 図10に続いて、(A)及び(B)はワーク加工システムの動作を示す図である。 図11に続いて、(A)及び(B)はワーク加工システムの動作を示す図である。 図12に続いて、(A)及び(B)はワーク加工システムの動作を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこれに限定されない。また、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。以下の各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系においては、水平面に平行な平面をXY平面とする。このXY平面に平行な任意の方向をX方向と表記し、X方向に直交する方向をY方向と表記する。また、XY平面に垂直な方向はZ方向と表記する。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が-方向であるとして説明する。
図1は、実施形態に係るワーク供給装置を示す側面図である。図2は、実施形態に係るワーク加工システムを示す平面図である。本実施形態に係るワーク供給装置1は、板状のワークWを加工装置Mに供給する。本実施形態のワーク加工システムSYSは、加工装置M、及びワーク供給装置1を備える(図2参照)。ワーク供給装置1は、加工装置Mに隣接して配置される。ワーク供給装置1は、加工装置Mの+X側に配置される。
本実施形態の加工装置Mは、ワークWに対してレーザ加工を行うレーザ加工装置である。なお、加工装置Mは、レーザ加工装置でなくてもよく、ワークWを加工する装置であれば任意である。例えば、加工装置Mは、成形加工装置、タップ加工装置などの加工装置でもよい。
ワーク供給装置1は、図1に示すように、棚本体2、複数の素材パレット保管部3a~3f、混載パレット保管部4、素材取り部5、エレベータ6、移載装置7、ローダ装置8、搬出装置9、加工済みワーク載置部10、製品搬出装置11(図12(B)参照)、製品パレットPB及び制御装置Cを備える。
棚本体2は、床面FLに設置され、上下方向(Z方向)に配列される複数の保管棚Sを備える。各保管棚Sは、ワークWを載置するパレットPを保管可能に形成されている。パレットPは、上面にワークWを載置する。パレットPは、複数の車輪14を備え、移動可能である。各保管棚Sには、パレットPの車輪14をガイドするガイド、パレットPを位置決めするストッパ等が設けられる。各保管棚Sには、パレットPが位置決めされて保管される。
棚本体2には、素材パレット保管部3a~3f、混載パレット保管部4、及び素材取り部5が上下方向に設けられる。素材パレット保管部3a~3f、混載パレット保管部4、及び素材取り部5は、複数の保管棚Sのいずれかに設定されている。
素材パレット保管部3a~3fは、それぞれ、加工前のワークW(素材)が載置されるパレットPを保管する。素材パレット保管部3a~3fには、互いに異なる種類のワークW1~W6が載置されるパレットPが保管される。ワークWの種類は、例えば、ワークWの材質、サイズなどである。各素材パレット保管部3a~3fに保管されるワークWの種類は、制御装置Cの記憶装置(図示せず)にデータとして格納される。なお、素材パレット保管部3a~3fには、互いに異なる種類のワークW1~W6が載置されるパレットPが保管されなくてもよい。例えば、素材パレット保管部3a~3fには、少なくとも2種類のワークWを載置するパレットPが保管されればよい。
混載パレット保管部4は、ワークWを混載した混載パレットPA(パレットP)を保管する。混載パレットPAには、ワークWの材質、サイズ等のワークWの種類が異なるワークWが混載された混載ワークWmが載置される。混載ワークWmは、所定の順番で所定の種類のワークWが混載されたものである。例えば、混載ワークWmは、異なる種類のワークWが、加工装置Mの加工スケジュールに基づいて、所定の順番で混載されたものである。混載パレットPA(混載ワークWm)は、後に説明する移載装置7により生成される。混載パレット保管部4の位置は、図1に示す位置は一例であり、移載装置7による移載が可能な任意の位置(保管棚S)に設定可能である。本実施形態では、混載パレット保管部4は、制御装置Cの制御あるいはユーザの設定等により、空いている保管棚Sに設定される。混載パレット保管部4は、固定された位置ではなく、保管棚Sの空き状況などにより、適宜、変更される。なお、混載パレット保管部4は、図1では一例として、1つの保管棚Sに設定される例を示しているが、これに限定されず、混載パレット保管部4は2つ以上の保管棚Sに設定されてもよい。
素材取り部5は、加工装置Mに搬入する加工前のワークWが載置されるパレットPを保管する。素材取り部5には、例えば、混載パレットPAが配置される。素材取り部5の位置は、加工装置MのワークWが載置されるワーク載置部Ma(図10(A)参照)の高さに近い高さに設定される。これにより、ワークWを加工装置Mに搬入する経路を短くすることができる。素材取り部5に保管されたパレットP(混載パレットPA)に載置されるワークW(混載ワークWm)は、後に説明するローダ装置8により加工装置Mに搬入される。素材取り部5は、ローダ装置8がアクセス可能である。本実施形態の素材取り部5は、ローダ装置8の下方に配置される。
エレベータ6について説明する。エレベータ6は、棚本体2の+Y側の側面に設けられる。エレベータ6は、素材パレット保管部3a~3f又は混載パレット保管部4と、素材取り部5との間でパレットPを交換する。エレベータ6は、パレットPを搭載して昇降する。エレベータ6はパレットPを搭載可能なパレット載置部6aを備える。エレベータ6は、後に説明する移載装置7と独立して昇降する。エレベータ6は、棚本体2に設けられた鉛直方向のガイド(図示せず)に沿って、駆動装置(図示せず)の駆動により昇降する。エレベータ6は、棚本体2の上下方向の全体に渡って移動可能であり、すべての保管棚S対してアクセス可能である。エレベータ6は、+Y側及び-Y側が開口しており、パレットPはエレベータ6の+Y側及び-Y側からエレベータ6にアクセスできる。エレベータ6には、パレットPを保持し移動させる移動装置(図示せず)、及びパレットPのガイド(図示せず)が設けられる。この移動装置は、エレベータ6に搭載されるパレットPを保持して棚本体2に近接及び離間する方向(Y方向)に移動させることにより、各保管棚Sとエレベータ6との間でパレットPを移動させる。この各保管棚Sとエレベータ6との間のパレットPの移動は、移動装置により自動で行われる。エレベータ6は、各保管棚Sに保管されるパレットPを移動装置によりエレベータ6に搭載した後、駆動装置により搭載したパレットPを移動させる保管棚Sに昇降して移動して、移動装置により搭載したパレットPをエレベータ6から保管棚Sに移動させる。これにより、エレベータ6は、素材パレット保管部3a~3f又は混載パレット保管部4と、素材取り部5との間でパレットPの交換を行う。また、エレベータ6は、ワーク供給装置1へのパレットPの搬入、及びワーク供給装置1からのパレットPの搬出にも用いられる。ワーク供給装置1へのパレットPの搬入、及びワーク供給装置1からのパレットPの搬出は、床面FLからエレベータ6にパレットPを搬入あるいは搬出することで行われる。エレベータ6は、制御装置Cに接続され、制御装置Cに動作が制御される。
移載装置7について説明する。移載装置7は、棚本体2の-Y側の側面に設けられ、エレベータ6と異なる側面に配置される。移載装置7は、混載パレットPAを生成する。移載装置7は、複数の素材パレット保管部3a~3eのパレットPのそれぞれからワークWを一枚取り出して混載パレット保管部4に保管された又は保管されるパレットPに載置して混載パレットPAを生成する。本実施形態のように、エレベータ6及び移載装置7が、棚本体2の異なる側面にそれぞれ配置され、棚本体2の側面に沿って独立して昇降する場合、エレベータ6によるパレットPの交換と、移載装置7による混載パレットPAの生成とを独立して行うことができる。
移載装置7は、昇降部7a、及びワーク吸着部7bを備える。昇降部7aは、棚本体2を昇降する(図1参照)。図3(A)及び(B)は、移載装置を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面図である。昇降部7aは、Y方向に延びて形成される1対の部材である(図3(A)参照)。この一対の部材には、それぞれ、ワーク吸着部7bを支持しY方向にガイドするガイド7cが設けられる。昇降部7aは、ワーク吸着部7bを支持し、ワーク吸着部7bと一体で昇降する。移載装置7は、上記したエレベータ6と独立して昇降する。昇降部7aは、棚本体2に設けられた鉛直方向のガイド(図示せず)に沿って、駆動装置(図示せず)の駆動により昇降する。昇降部7aは、棚本体2の上下方向において、後に説明するローダ装置8の上方に配置される保管棚Sの間を移動する(図1参照)。
ワーク吸着部7bは、ワークWを吸着する吸着部7dを備える。ワーク吸着部7bは、上方から見て矩形状である。ワーク吸着部7bは、昇降部7aに設けられたガイド7cに沿って、駆動装置(図示せず)の駆動によりY方向に進退する(図3(A)参照)。ワーク吸着部7bは、棚本体2に近接及び離間する方向(Y方向)に進退可能である(図1参照)。ワーク吸着部7bは保管棚Sの内部に進退可能である。ワーク吸着部7bは、昇降部7aから素材パレット保管部3a~3e及び混載パレット保管部4のパレットPの上方に進退可能である。吸着部7dは、ワーク吸着部7bの下面側(-Z側)に複数設けられる。吸着部7dは、ワーク吸着部7bの下面全体にわたって配置される。ワーク吸着部7bは、吸着部7dでワークWの上面を吸着可能である。吸着部7dは、真空あるいは減圧によって、ワークWを吸着する。ワーク吸着部7bは、吸着部7dでワークWの上面を吸着することにより、ワークWを一枚保持することができる。吸着部7dは、例えば吸着パッドである。なお、吸着部7dは、磁気などで吸着するものでもよい。
移載装置7による混載パレットPAの生成について説明する。移載装置7による混載パレットPAの生成は、制御装置Cの制御により行われる。制御装置Cは、混載パレットPAに載置するワークWに関する情報に基づいて、所定の順番で所定の種類のワークWを混載パレットPAに載置する。混載パレットPAに載置するワークWに関する情報は、ユーザによりマニュアルで設定されたものでもよいし、加工装置Mの加工スケジュール情報などを使って制御装置Cにより生成された情報でもよい。
移載装置7による混載パレットPAの生成では、まず、移載装置7は、複数の素材パレット保管部3a~3eのパレットPのそれぞれからワークWを一枚取り出す。この際、まず、移載装置7は、昇降部7aにより、取り出すべきワークWが載置されるパレットPが保管される素材パレット保管部3a~3eに対して移動する。この時の昇降部7aの位置は、図1の実線に示すように、ワーク吸着部7bが素材パレット保管部3a~3eに載置されるワークWの上方に進退可能な位置に設定される。続いて、ワーク吸着部7bが素材パレット保管部3a~3eに載置されるワークWの上方に進出する。続いて、吸着部7dがワークWの上面と接触する位置になるように昇降部7aが下降する。続いて、吸着部7dがワークWの上面と接触する。続いて、吸着部7dが真空あるいは減圧することにより、ワークWを吸着する。続いて、吸着部7dがワークWを吸着して保持しながら、昇降部7aが上方に移動する。続いて、図1の破線で示すように、ワーク吸着部7bは-Y方向に移動して、ワーク吸着部7bが吸着するワークWが保管棚Sの外部に移動する。上記のようにして、移載装置7によりワークWが一枚取り出される。
上記のように移載装置7に取り出されたワークWは、混載パレットPAに移載される。この際、まず、昇降部7aが、混載パレット保管部4に対して移動する。この時の昇降部7aの位置は、図1の1点鎖線に示すように、ワーク吸着部7bが混載パレットPAに載置されるワークWの上方に進退可能な位置に設定される。続いて、ワーク吸着部7bが混載パレットPAに載置されるワークWの上方に進出する。続いて、吸着部7dが吸着しているワークWが混載パレットPAに載置されるワークWの上面と接触する位置になるように、昇降部7aが下降する。続いて、吸着部7dによる真空あるいは減圧を開放(解除)することにより、ワークWが吸着部7dから解放されて混載パレットPAの最上段に配置される。移載装置7は、混載パレットPAにワークWを載置する際、ワークWを所定の位置に載置する。本実施形態では、移載装置7は、ワークWの+Y側を所定の位置に揃えて、混載パレットPAに載置する(図1参照)。これにより、混載パレットPAに載置される混載ワークWmの+Y側の位置が所定の位置に揃い面一になる。この場合、混載ワークWmの+Y側が揃っているので、ローダ装置8による混載ワークWmの加工装置Mへの搬入を効率よく行うことができる。上記の複数の素材パレット保管部3a~3eのパレットPのそれぞれからワークWを一枚取り出す動作、及び、取り出したワークWを混載パレットPAに移載する動作を繰り返すことにより、所定の順番で所定の種類のワークWが載置される混載パレットPAが生成される。
ローダ装置8について説明する。図4(A)及び(B)は、ローダ装置を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面図である。なお、図4(A)では、昇降駆動部8cの図示は省略している。ローダ装置8は、図1及び図2に示すように、素材取り部5に配置されたパレットPからワークWを保持して加工装置Mに搬入する。ローダ装置8は、ガイド8a、移動体8b、昇降駆動部8c、及びワーク吸着部8dを備える(図4(B)参照)。ガイド8aは、移動体8bをガイドする。ガイド8aは、図2に示すように、X方向に沿ってワーク供給装置1の内部から加工装置Mの内部までX方向に沿って配置される。ガイド8aは、ワーク供給装置1の内部において、素材取り部5の上方に配置される。ガイド8aは、加工装置Mの内部において、加工装置Mにより加工が行われるワークWが配置されるワーク配置部Ma(図10(A)参照)の上方に配置される。移動体8bはガイド8aに沿ってX方向に移動する。昇降駆動部8c及びワーク吸着部8dは、移動体8bと一体となってX方向に移動する。移動体8bは、駆動装置(図示せず)の駆動により移動する。これにより、ローダ装置8は、素材取り部5から加工装置Mのワーク配置部Maとの間を移動できる。
昇降駆動部8cは移動体8bの下方に配置される。昇降駆動部8cは、ワーク吸着部8dを昇降させる。ワーク吸着部8dは、図4に示すように上方から見て矩形状である。ワーク吸着部8dの下面側(-Z側)には複数の吸着部8eが設けられる。吸着部8eは、ワーク吸着部8dの下面にわたって一様に配置される。ワーク吸着部8dは、吸着部8eでワークWの上面を吸着可能である。吸着部8eは、真空あるいは減圧によって、ワークWを吸着する。ワーク吸着部8dは、吸着部8eでワークWの上面を吸着することにより、ワークWを一枚保持することができる。吸着部8eは、例えば吸着パッドである。なお、吸着部8eは、磁気などで吸着するものでもよい。
ローダ装置8は、制御装置Cに接続され、動作が制御装置Cにより制御される。ローダ装置8は、制御装置Cに制御され、素材取り部5に配置された混載パレットPAから、吸着部8eによりワークWを保持して、-X方向に移動することにより、加工装置Mのワーク載置部Ma(図10(A)参照)に搬入する。これにより、ワーク供給装置1は、種類の異なるワークW(混載ワークWm)を連続して加工装置Mに供給することができる。ローダ装置8の動作については、後に説明する。なお、ローダ装置8が加工装置MにワークWを搬入する際におけるワークWの搬入位置は、加工装置Mにより適宜決定され、上記の例に限定されない。例えば、加工装置MがワークWを内部に搬入するロードポートを備える場合、ローダ装置8はロードポートにワークWを搬入する構成でもよい。
搬出装置9について説明する。搬出装置9は、加工装置Mから加工済みワークWaを搬出して、加工済みワーク載置部10に載置する。搬出装置9は、加工済みワークWaを保持するワークホルダ9a(図11(A)を参照)、及びワークホルダ9aを移動可能に支持するガイド(図示せず)を備える。ワークホルダ9aは、加工済みワークWaの端部を把持するグリッパ装置(図11(B)を参照))である。ガイドは、棚本体2の内部から加工装置Mの内部のワーク載置部Maまでの間に配置される。ガイドは、X方向に沿って配置される。ガイドの高さは、後に説明する加工済みワーク載置部10の高さのやや上方に設定される。ワークホルダ9aは、駆動装置(図示せず)の駆動によりガイドに沿って、ワーク載置部Maと棚本体2の内部との間をX方向に移動する。ワークホルダ9aは、加工装置Mにより加工された加工済みワークWaの+X側の端部を把持して+X側に移動し、加工済みワーク載置部10に加工済みワークWaを載置する。なお、加工装置Mから加工済みワーク載置部10までの間には、加工済みワークWaを下方から支持するローラなどの支持装置(図示せず)が設けられ、加工済みワークWaはX方向に移動可能に支持されている。搬出装置9は、制御装置Cに接続され、動作が制御装置Cにより制御される。なお、搬出装置9は、上記したローダ装置8等のように、ワークWを吸着可能な吸着部(吸着装置)を備え、加工済みワークWaの上面を吸着部で吸着することにより、加工済みワークWaを保持する構成でもよい。また、ワーク加工システムSYS及びワーク供給装置1が、搬出装置9を備えるか否かは任意である。
加工済みワーク載置部10について説明する。加工済みワーク載置部10は、棚本体2に設けられ、加工装置Mで加工された加工済みワークWaを載置する。加工済みワーク載置部10は、図1に示すように、棚本体2の内側と外側との間を移動可能である。加工済みワーク載置部10は、棚本体2の外側に移動した位置が移載装置7の下方に設定される。本実施形態の加工済みワーク載置部10は、棚本体2の内側に移動した位置(図1で実線で示す)が、素材取り部5の下方に設定される。また、加工済みワーク載置部10は、棚本体2の外側に移動した位置(図1で点線で示す)が、後に説明する製品パレットPBの上方に設定される。加工済みワーク載置部10は、Y方向に沿って設けられるガイド(図示せず)にガイドされ、駆動装置(図示せず)によりY方向に駆動する。加工済みワーク載置部10は、棚本体2の外側に移動した位置において、搬出装置9により加工済みワークWaが載置される。加工済みワーク載置部10は、制御装置Cに接続され、動作が制御装置Cにより制御される。加工済みワーク載置部10の動作については、後に説明する。なお、ワーク加工システムSYS及びワーク供給装置1が、加工済みワーク載置部10を備えるか否かは任意である。
加工済みワーク載置部10に載置された加工済みワークWaは、製品Wbと残材Wc(スケルトン)とに分離される(図12(B)参照)。製品Wbは、加工済みワークWaから製品搬出装置11(図12(B)参照)により抜き取られる。製品搬出装置11は、上記したローダ装置8等のように、ワークWを吸着可能な吸着部(吸着装置)を備え、加工済みワークWaのうち製品Wbの上面を吸着部で吸着することにより、製品Wbを残材Wcから抜き取る。製品搬出装置11は、上記のように抜き取った製品Wbを、後に説明する製品パレットPBに集積する。製品搬出装置11は、制御装置Cに接続され、動作が制御装置Cにより制御される。製品搬出装置11の動作については、後に説明する。なお、ワーク加工システムSYS及びワーク供給装置1が、製品搬出装置11を備えるか否かは任意である。
製品パレットPBについて説明する。製品パレットPBは、加工済みワークWaから抜き取られた製品Wbを載置する。製品パレットPBは、移載装置7の下方に配置される。製品パレットPBは、製品パレット保管部16に保管される。製品パレット保管部16及び製品パレットPBは、棚本体2の外側に移動した加工済みワーク載置部10の下方に配置される。製品パレットPB(製品パレット保管部16)が、棚本体2の外側に移動した加工済みワーク載置部10の下方に配置される場合、製品パレットPBの配置位置として加工済みワーク載置部10及び移載装置7の下方を有効に利用し、ワーク供給装置1の大型化を抑制できる。製品パレットPBは昇降装置17の上部に配置され、製品パレットPBは昇降装置17により昇降可能である。製品パレットPBに載置された製品Wbは、適宜、ワーク供給装置1の外部に搬出される。なお、ワーク加工システムSYS及びワーク供給装置1が、製品パレットPB及び製品パレット保管部16を備えるか否かは任意である。
制御装置Cは、ワーク加工システムSYSの各部を制御する。制御装置Cは、中央演算処理装置(CPU)、メモリ、ハードディスク等の記憶装置、各種制御に必要なプログラム等を備えている。例えば、制御装置Cは、素材パレット保管部3a~3fに保管されるワークW1~W6の種類に関する情報、加工装置Mの加工スケジュール情報等の情報に基づいて移載装置7を制御し、混載パレットPAを生成する。また、例えば、制御装置Cは、エレベータ6を制御し、素材パレット保管部3a~3fに保管するパレットPの交換を行う。また、例えば、制御装置Cは、ローダ装置8を制御し、素材取り部5に保管されるパレットP(混載パレットPA)に載置されるワークW(混載ワークWm)を、加工装置Mに搬入する。制御装置Cは、上記の混載パレットPAの生成、上記の混載パレットPA及び素材パレット保管部3a~3fで保管するパレットPの交換、及び上記のローダ装置8によるワークWの加工装置Mへの搬入を独立して制御し、これらは同時に行われる。
次に、本実施形態のワーク加工システムSYSの動作について説明する。以下に説明するワーク加工システムSYSの動作は、制御装置Cの制御により行われる。図5から図13は、ワーク加工システムSYSの動作を示す図である。
本実施形態のワーク加工システムSYSは、ワーク供給装置1により混載パレットPAを生成することができる。ワーク供給装置1による混載パレットPAの生成では、移載装置7は、複数の素材パレット保管部3a~3eのパレットPのいずれかからワークWを一枚取り出す。例えば、移載装置7が素材パレット保管部3bからワークW2を取り出す場合、図5(A)に示すように、昇降部7aが素材パレット保管部3bに移動する。続いて、ワーク吸着部7bが素材パレット保管部3bに載置されるワークW2の上方に進出する。続いて、図5(B)に示すように、吸着部7dがワークW2の上面と接触する位置になるように昇降部7aが下降して、吸着部7dがワークW2の上面と接触する。続いて、吸着部7dが真空あるいは減圧することにより、ワークW2を吸着する。続いて、図5(C)に示すように、続いて、吸着部7dがワークW2を吸着しながら、昇降部7aが上方に移動する。続いて、図6(A)に示すように、ワーク吸着部7bは-Y方向に移動して、ワーク吸着部7bが吸着するワークW2を保管棚Sの外部に移動する。上記の動作により、移載装置7によりワークW2が一枚取り出される。
上記のように移載装置7により取り出されたワークWは、混載パレットPAに移載される。この際、例えば、図6(B)に示すように、昇降部7aが下降して、混載パレット保管部4に対して移動する。続いて、図6(C)に示すように、ワーク吸着部7bが+Y側に移動して混載パレットPAの上方に進出する。続いて、図7(A)に示すように、吸着部7dが吸着しているワークW2が混載パレットPA(あるいは混載パレットPAに載置される混載ワークWm)の上面と接触する位置になるように、昇降部7aが下降する。続いて、吸着部7dによる真空あるいは減圧を開放(解除)することによりワークW2が吸着部7dから解放され、混載パレットPAに載置される。続いて、図7(B)に示すように、ワーク吸着部7bが-Y側に移動して、ワークW2の次に混載パレットPAに載置するワークWを、素材パレット保管部3a~3eから取り出す動作に移る。
ワーク供給装置1は、移載装置7により、上記の図5(A)から図7(B)に示す、複数の素材パレット保管部3a~3eのパレットPのそれぞれからワークWを一枚取り出す動作、及び、取り出したワークWを混載パレットPAに移載する動作を繰り返して行う。これにより、図7(C)に示す混載ワークWmが載置される混載パレットPAが生成される。混載ワークWmにおけるワークWの順番は、加工装置Mにより加工が行われる順番に対応している。
このように、本実施形態のワーク供給装置1は、素材パレット保管部3a~3eに保管されたパレットPから移載装置7によって1枚のワークWを取り出し、混載パレット保管部4等に配置されたパレットPに載置して混載パレットPAを生成するので、素材パレット保管部3a~3eに保管されたパレットPを他の場所に移動させる必要がなく、混載パレットPAを短時間で効率よく生成することができる。また、本実施形態のワーク供給装置1は、混載パレットPAの生成に際して、素材パレット保管部3a~3eに保管されたパレットPを他の場所に移動させる必要がないので、ワーク供給装置1の大型化を抑制できる。また、本実施形態のワーク供給装置1は、移載装置7が、上記した昇降部7aとワーク吸着部7bとを備えるので、素材パレット保管部3a~3eのパレットPから効率よくワークWを取り出すことができ、混載パレットPAを短時間で生成することができる。
また、本実施形態のワーク供給装置1は、上記の混載パレットPAの生成と同時に、エレベータ6により、素材パレット保管部3a~3f又は混載パレット保管部4と、素材取り部5との間でパレットPの交換を行う。エレベータ6は、各保管棚Sに保管されるパレットPを移動装置によりエレベータ6に搭載した後、駆動装置(図示せず)により搭載したパレットPを移動させる保管棚Sに昇降して移動して、移動装置により搭載したパレットPをエレベータ6から保管棚Sに移動させることにより、エレベータ6は、素材パレット保管部3a~3f又は混載パレット保管部4と、素材取り部5との間でパレットPの交換を行う。本実施形態のワーク供給装置1は、エレベータ6及び移載装置7が、棚本体2の異なる側面にそれぞれ配置され、棚本体2の側面に沿って独立して昇降するので、上記のエレベータ6によるパレットPの交換と、上記の移載装置7による混載パレットPAの生成とを独立して行うことができる。これにより、混載パレットPAを短時間で効率よく生成することができる。
上記のように生成された混載パレットPAに載置された混載ワークWmは、加工装置Mの加工に用いられる。混載パレットPAは、エレベータ6により、素材取り部5に移動される。この際、エレベータ6は、図8(A)に示すように、駆動装置(図示せず)により混載パレット保管部4に移動する。続いて、エレベータ6は、図8(B)に示すように、移動装置(図示せず)により、混載パレット保管部4に保管される混載パレットPAを、エレベータ6のパレット載置部6aに移動させ、エレベータ6に搭載する。続いて、エレベータ6は、図9(A)に示すように、駆動装置により素材取り部5に移動する。続いて、エレベータ6は、図9(B)に示すように、移動装置により、パレット載置部6aに搭載した混載パレットPAを、素材取り部5に移動させる。これにより、混載パレットPAは素材取り部5に保管される。そして、移載装置7は、混載パレット保管部4において、新たな混載パレットPAを生成する。
上記のように素材取り部5に保管された混載パレットPAの混載ワークWmは、ローダ装置8により加工装置Mに搬入される。この際、ローダ装置8は、図9(C)に示すように、移動体8bがX方向に移動して、素材取り部5に保管される混載パレットPAの上方に移動する。続いて、ワーク吸着部8dが昇降駆動部8cの駆動により下降し、吸着部8eが混載ワークWmの上面と接触する。続いて、吸着部8eが真空あるいは減圧することにより、混載ワークWmを吸着する。続いて、図10(A)に示すように、吸着部8eがワークWを吸着しながら、移動体8bが-X方向に移動して、ローダ装置8が加工装置Mのワーク載置部Maの上方に配置される。続いて、図10(B)に示すように、吸着部8eが吸着しているワークWがワーク配置部Maの上端と接触する位置になるように、ワーク吸着部8dが昇降駆動部8cの駆動により下降する。続いて、吸着部8eによる真空あるいは減圧を開放(解除)することにより、ワークWが吸着部8eから解放され、ワーク載置部Maに配置される。ローダ装置8は、上記の動作により、素材取り部5に配置された混載パレットPAから、ワークWを保持して加工装置Mに搬入する。ローダ装置8は、加工装置MにワークWを搬入した後、素材取り部5の上方に移動して(図10(C)参照)、加工装置MによるワークWの加工が終了し次のワークWを加工装置Mに搬入するまで待機する。
加工装置Mに搬入されたワークWは、図10(C)に示すように、加工装置MのレーザヘッドLによりレーザ加工が施される。レーザヘッドLは、駆動装置(図示せず)により、ワークWに対して相対的に移動しながらレーザを照射し、ワークWに対して切断などのレーザ加工を施す。
加工装置Mによる加工が終了した後、加工装置Mにより加工が施された加工済みワークWaは、搬出装置9により、加工装置Mから加工済みワーク載置部10に搬出される。この際、例えば、図11(A)に示すように、搬出装置9のワークホルダ9aは、駆動装置(図示せず)により、棚本体2内部から加工装置Mのワーク載置部Maの近傍に移動する。続いて、図11(B)に示すように、ワークホルダ9aは、加工済みワークWaの+X側の端部を把持しながら、棚本体2内部に配置される加工済みワーク載置部10まで+X方向に移動して、加工済みワーク載置部10に加工済みワークWaを載置する。
上記のように加工済みワーク載置部10に載置された加工済みワークWaは、製品Wbと残材Wc(スケルトン)とに分離される。この際、例えば、図12(A)に示すように、加工済みワーク載置部10は、加工済みワークWaを載置しながら、棚本体2の内部から外部に移動する。続いて、製品搬出装置11は、図12(B)に示すように、加工済みワークWaから製品Wbの上面を吸着し上方に移動することにより、加工済みワークWaから製品Wbを抜き取る。製品搬出装置11は、製品Wbを保持した状態で待機する。これにより、加工済みワーク載置部10には、残材Wcのみが載置される。残材Wcは、図13(A)に示すように、残材Wcを除去する除去装置(図示せず)により加工済みワーク載置部10から除去される。続いて、加工済みワーク載置部10は、図13(B)に示すように、駆動装置により棚本体2内部に移動する。加工済みワーク載置部10は、次の加工済みワークWaが載置されるまで待機する。続いて、製品搬出装置11は、保持している製品Wbを製品パレットPBに載置する。この際、まず、製品パレットPBは昇降装置17により上昇する。続いて、製品搬出装置11は、製品パレットPBに載置される製品Wbまで下降する。続いて、製品搬出装置11は、製品Wbの保持を開放して、製品パレットPBに載置する。
このように、本実施形態のワーク供給装置1は、上記した加工済みワーク載置部10と搬出装置9とを備えるので、搬出装置9により加工済みワークWaを加工済みワーク載置部10に移載することができ、加工装置Mから加工済みワークWaを効率よく搬出することができる。また、本実施形態のワーク供給装置1は、加工済みワーク載置部10が、棚本体2の内側と外側との間を移動可能であり、棚本体2の外側に移動した位置が移載装置7の下方であるので、加工済みワーク載置部10が棚本体2から突出する領域として移載装置7の下方を有効に利用し、ワーク供給装置1の大型化を抑制できる。また、本実施形態のワーク供給装置1は、加工済みワークWaから抜き取られた製品Wbを載置する製品パレットPBを備え、製品パレットPBが、棚本体2の外側に移動した加工済みワーク載置部10の下方に配置されるので、製品パレットPBの配置位置として加工済みワーク載置部10及び移載装置7の下方を有効に利用し、ワーク供給装置1の大型化を抑制できる。
以上説明したように、本実施形態のワーク供給装置1によれば、素材パレット保管部3a~3eに保管されたパレットPから移載装置7によって1枚のワークWを取り出し、混載パレット保管部4等に配置されたパレットPに載置して混載パレットPAを生成するので、素材パレット保管部3a~3eに保管されたパレットPを他の場所に移動させる必要がなく、混載パレットPAを短時間で効率よく生成することができる。また、混載パレットPAの生成に際して、素材パレット保管部3a~3fに保管されたパレットPを他の場所に移動させる必要がないので、ワーク供給装置1の大型化を抑制できる。また、本実施形態のワーク加工システムSYSによれば、上記したワーク供給装置1を備え、混載パレットPAが短時間で用意されるので、加工装置Mによる加工待ち時間の発生が減少し、ワークWの加工効率を向上させることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1・・・ワーク供給装置
2・・・棚本体
3a~3f・・・素材パレット保管部
4・・・混載パレット保管部
5・・・素材取り部
6・・・エレベータ
7・・・移載装置
7a・・・昇降部
7b・・・ワーク吸着部
8・・・ローダ装置
9・・・搬出装置
10・・・加工済みワーク載置部
C・・・制御装置
M・・・加工装置
S・・・保管棚
W、W1~W6・・・ワーク
Wa・・・加工済みワーク
Wb・・・製品
Wm・・・混載ワーク(ワーク)
P・・・パレット
PA・・・混載パレット(パレット)
PB・・・製品パレット

Claims (7)

  1. 板状のワークを加工装置に供給するワーク供給装置であって、
    前記ワークが載置されるパレットを保管する複数の素材パレット保管部と、前記ワークを混載した前記パレットを保管する混載パレット保管部と、前記パレットが配置される素材取り部とが上下方向に設けられ、且つ、複数の前記素材パレット保管部の下に前記混載パレット保管部が設けられ、前記混載パレット保管部の下に前記素材取り部が設けられた棚本体と、
    前記棚本体に設けられ、複数の前記素材パレット保管部と前記素材取り部との間、及び、前記混載パレット保管部と前記素材取り部との間で前記パレットを交換するエレベータと、
    前記棚本体に設けられ、前記棚本体への進入、前記ワークの吸着、及び前記棚本体からの退避により、複数の前記素材パレット保管部の前記パレットのそれぞれから前記ワークを一枚取り出して、前記棚本体に沿って上下動した後、前記棚本体へ進入し、前記混載パレット保管部に保管された又は保管される前記パレットに載置して混載パレットを生成し、前記棚本体から退避する移載装置と、
    前記素材取り部に配置された前記パレットから前記ワークを保持して前記加工装置に搬入するローダ装置と、を備える、ワーク供給装置。
  2. 前記エレベータ及び前記移載装置は、前記棚本体の異なる側面にそれぞれ配置され、前記棚本体の側面に沿って独立して昇降する、請求項1に記載のワーク供給装置。
  3. 前記移載装置は、前記棚本体に沿って昇降する昇降部と、前記昇降部から前記素材パレット保管部及び前記混載パレット保管部の前記パレットの上方に進退可能でありかつ前記ワークの上面を吸着可能なワーク吸着部と、を備える、請求項1又は請求項2に記載のワーク供給装置。
  4. 前記棚本体に設けられ、前記加工装置で加工された加工済みワークを載置する加工済みワーク載置部と、
    前記加工装置から前記加工済みワークを搬出して前記加工済みワーク載置部に載置する搬出装置と、を備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のワーク供給装置。
  5. 前記加工済みワーク載置部は、前記棚本体の内側と外側との間を移動可能であり、前記棚本体の外側に移動した位置が前記移載装置の下方である、請求項4に記載のワーク供給装置。
  6. 前記加工済みワークから抜き取られた製品を載置する製品パレットを備え、
    前記製品パレットは、前記棚本体の外側に移動した前記加工済みワーク載置部の下方に配置される、請求項5に記載のワーク供給装置。
  7. 板状のワークを加工する加工装置と、
    前記加工装置に前記ワークを供給する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のワーク供給装置と、を備えるワーク加工システム。
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