JP2004123276A - 板材載置装置 - Google Patents

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JP2004123276A
JP2004123276A JP2002288231A JP2002288231A JP2004123276A JP 2004123276 A JP2004123276 A JP 2004123276A JP 2002288231 A JP2002288231 A JP 2002288231A JP 2002288231 A JP2002288231 A JP 2002288231A JP 2004123276 A JP2004123276 A JP 2004123276A
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Daisuke Katsuyama
勝山 大輔
Masahiko Hirabayashi
平林 雅彦
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Abstract

【課題】突出した加工部分を有する平板状の板材を、より多く高さ方向に積むことができ、また異なるサイズの板材が混じっていても積み上げが可能な装置を提供する。
【解決手段】突出した加工部分Maを有する平板状の板材Mを載置する装置であり、載置台部材62と、その載置台部材供給装置63とを備える。載置台部材62は、板材載置部61に載置された板材Mに被さって板材載置部61に載置可能であって、かつ板材Mを載置可能な上部平面62aを有する。また、載置台部材62は、下部開口73を有し、上部平面62aとの間に板材Mを収納できる収納空間74を有する。載置台部材供給装置63は、載置台部材62aを上部平面62aが水平となるように供給する装置である。
【選択図】    図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、曲げ加工や成形加工等によって突出した加工部分が形成された平板状の板材を載置する板材載置装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、パンチプレスで孔開け加工された板材や素材板材から切り出された板材を、パレット上にアンローダで重ねて載置することが行われている。このような完全な平板の板材は、アンローダの昇降ストローク範囲で許す限り、高く積むことができる。
【0003】
しかし、板材の上面または下面に、突片の曲げ加工や成形加工等によって突出した加工部分を有する板材の場合、突出部分が板材の一端側に偏っていると、板材を積み上げるに従って傾いてゆく。そのため、高く積むことができない。特に突片の曲げ加工片を有する板材は、突出高さが高いため、重ね可能な枚数がより少なくなる。同じパレット等に重ねて積める枚数が少ないと、パレットの入替え動作が頻繁に必要で、作業性が悪く、また保管スペースが多く必要となる。また、突出した加工部分があると、板材が互いに傷付き易い。
【0004】
このような突出部分を有する板材を効率良く積載する方法として、板材の周辺部にダミーとなる成形加工部分を形成し、多数枚を平行に載置できるようにする方法が提案されている(例えば特許文献1)。しかし、上記のようなダミーの成形加工部分を設けることは、製品板材の形状,寸法等によって実質上不可能な場合が多い。可能な場合であっても、ダミーの成功加工部分を後に除去する作業が必要で、工程が増える。
この他に、ストッカにおける対向する支柱に設けたアーム間に板材を掛け渡して載置するようにし、上記アームを跳ね上げ形式としてストッカに対する板材の出し入れの便利を図ったものも提案されている(例えば特許文献2)。しかし、アーム間に掛け渡す形式では、各板材のサイズが一定でなくては掛け渡すことができず、収納が行えない。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−154589号公報
【特許文献2】
特開2001−315956号公報
【0006】
この発明の目的は、突出した加工部分を有する平板状の板材を、より多く高さ方向に積むことができ、また異なるサイズの板材が混じっていても積み上げが可能な板材載置装置を提供することである。
この発明の他の目的は、載置台部材を置くだけで、板材の載置可能な上部平面が得られるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、板材加工機からのアンロードと、載置用の治具として用いる載置台部材の搬送とが同じアンローダで兼用できるものとすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の板材載置装置は、突出した加工部分を有する平板状の板材を載置する装置であって、板材載置部に載置された上記板材に被さって上記板材載置部に載置可能であり、かつ上記板材を載置可能な上部平面を有する載置台部材と、この載置台部材を上部平面が水平となるように供給する載置台部材供給装置とを備えたものである。
この構成によると、板材に被さって載置可能でかつ上部平面を有する載置台部材を用いるため、突出した加工部分を有する板材の上方に、水平な載置用の面を形成できる。そのため板材載置部に、より多くの板材を高さ方向に積むことができる。また異なるサイズの板材が混じっていても積み上げが可能である。載置台部材は、載置台部材供給装置により上部平面が水平となるように供給するため、効率良く供給することができる。
なお、板材載置部または載置台部材に、板材が重なり合うことなく載置されるようにしても良い。
【0008】
上記載置台部材は、下部開口を有し、上部平面との間に上記板材を収納できる収納空間を有するものであることが好ましい。この構成の載置台部材を用いることで、載置台部材供給装置が載置台部材を置くだけで、載置台部材の上部平面を水平にできる。
【0009】
上記載置台部材供給装置は、上記突出した加工部分を有する平板状の板材を加工済み品とする板材加工機から上記板材を取り出し、上記板材載置部またはこの板材載置部上の載置台部材上に載置するアンローダであっても良い。
この構成の場合、板材加工機からの板材の取り出しと、載置台部材を運んで載置する処理とを、同じアンローダで兼用することができる。なお、上記板材加工機は、突出した加工部分を曲げ加工または成形加工等によって形成する加工機であっても、また既に突出した加工部分を有する板材に対して、別の加工を行う加工機であっても良い。
【0010】
上記載置台部材供給装置は、上記載置台部材を集積する載置台部材集積部から上記載置台部材を上記板材載置部に搬送するものであっても良い。
また、上記載置台部材を用いると、次の板材積載方法が採用できる。すなわち突出した加工部分を有する平板状の板材を載置する方法であって、板材載置部に載置された上記板材に被さって上記載置台部材に載置可能であり、かつ上記板材を載置可能な上部平面を有する載置台部材を準備し、所定の板材載置部に上記板材を載置するステップと、載置された板材の上方に上記載置台部材を上面が水平となるように供給して上部平面に上記板材を載置可能とするステップとを含み、上記2つのステップを順次繰り返すという板材載置方法が採用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。図1,図2はこの板材載置装置を含む板材加工設備の斜視図および平面図である。この板材加工設備は、板材加工機1と、板材載置装置60とを備える。板材加工機1は、加工済み品の一種として、突出した加工部分Maを有する平板状の板材M(図8)を含むものであり、例えば板金の孔開け,切断,および曲げや成形等の突出部形成加工が可能なものである。この例では、板材加工機1にはパンチプレスであって、曲げ加工または成形加工等の突出部形成加工が可能なものが用いられている。
【0012】
板材載置装置60は、載置台部材供給装置63と複数の載置台部材62とで構成される。載置台部材62は、板材載置部61に載置された突出加工部分Ma付きの板材Mに被さって板材載置部61に載置されるものであり、板材Mを載置可能な上部平面62aを有する。板材載置部61は、床面上の所定位置であっても、所定位置の台車またはパレットであっても良く、この例では台車により構成さている。
載置台部材供給装置63は、載置台部材62を上部平面62aが水平となるように供給する装置である。載置台部材供給装置63は、所定の載置台部材62の置場、例えば載置台部材62を集積する載置台部材集積部64(図2)から、載置台部材62を板材載置部61に搬送するものである。この載置台部材供給装置63は、板材加工機1から加工済みの板材Mを取り出し、板材載置部61またはこの板材載置部61上の載置台部材62上に載置するアンローダにより構成される。載置台部材供給装置63は、板材加工機1から他の加工済み板材M1、つまり突出加工部分Maを有しない加工済み板材M1を取り出す機能も有するものとされ、さらに素材板材Wを板材加工機1に搬入するローダの機能を果たすものとされている。以下、各部の詳細を説明する。
【0013】
図2のように、板材加工機1の側方に板材貯蔵装置2を並べて設置し、板材貯蔵装置2の板材加工機1とは反対側の側方前側に、上記板材載置部61が配置してある。また、板材載置部61の後方に、載置台部材集積部64が設置されている。載置台部材供給装置63は、これら板材加工機1、板材貯蔵装置2、板材載置部61、および載置台部材集積部64の間で、各種の板材W,M,M1と、載置台部材62とを搬送するものとされている。板材加工機1と板材貯蔵装置2とは若干離して配置され、両者の間に補助テーブル4が設置され、かつ両者の間の前方に操作盤16が設置されている。
【0014】
板材加工機1は、板材Wを載せるテーブル5と、このテーブル5上の板材Wを加工する加工部6と、板材Wをテーブル5上で移動させる板材送り装置7とを備える。板材送り装置7は、下フレーム8のレール9上を前後方向(Y軸方向)移動するキャリッジ10に、左右方向(X軸方向)に移動可能にクロススライド11を設置し、板材Wの端部を把持する複数のワークホルダ12を、クロススライド11に設置したものである。前記の左右方向(X軸方向)は、板材加工機1と板材貯蔵装置2の並び方向とされる。テーブル5は、中央の固定テーブル5aの両側に一対の固定テーブル5bを離して配置し、これら中央と側部の固定テーブル5a,5bの間に、キャリッジ10と共に前後移動する可動テーブル5cを設けたものである。
【0015】
加工部6は、中央の固定テーブル5aの上方にある上フレーム14と前記下フレーム8とに設置され、機体カバーで覆われている。この板材加工機1は、パンチプレスからなり、加工部6は、上下一対の金型支持体13と、この金型支持体13に保持されたパンチ金型(図示せず)を所定のパンチ位置Pで叩くパンチ駆動機構(図示せず)とで主に構成される。上記金型支持体13に設置される金型の一つとして、板材Wに突出した加工部分Maを加工する金型、例えば舌片状の突片を曲げ加工する曲げ加工用金型か、またはバーリング等の成形加工を行う成形用金型のいすれか一方または両方が設置される。金型支持体13は、例えばタレットからなる。加工部6には、パンチ位置Pと並んで、サブヘッド15がタレット13の近くに設置されている。サブヘッド15は、素材板材Wから外周加工されて一部が素材板材Wと繋がった状態にある切り出し板材M,M1を、素材板材Wから切り離す手段であり、専用のパンチ機構で構成されている。
テーブル5上には、搬入された素材板材W1の左右方向の位置決めを行うエンドロケータ17が突没可能に設置され、シリンダ装置等の駆動手段で突没させられる。エンドロケータ17およびワークホルダ12は、板材加工機1における素材板材W1の搬入時の位置決め部材16となる。
【0016】
板材貯蔵装置2は、突出加工部分のない製品板材M1を積載する製品収納部21と、素材板材Wを積載する素材収納部22とを、板材加工機1と板材貯蔵装置2の並び方向(X軸方向)と直交する方向(Y軸方向)に並べて設けたものである。この例では、製品収納部21および素材収納部22に加えて、上記載置台部材62を重ね状態に集積する載置台部材集積部64が設けてある。製品収納部21および素材収納部22は、各々製品パレット21aおよび素材パレット22aを、板材貯蔵装置本体2aの所定位置に停止させて構成される。載置台部材集積部64は、所定位置に停止させた台車またはパレットにより構成される。なお、上記収納部21,22と載置台部材集積部64とは、この順に前側から並んで設けてもよい。
【0017】
載置台部材供給装置63は、固定台25上に進退方向と直交する方向に長く延びる可動台26を進退自在に設置し、可動台26に沿って走行体27を進退自在に設置し、走行体27に板材または載置台部材62の把持手段28を設置したものである。可動台26の進退方向は、板材加工機1と板材貯蔵装置2との離間方向(X軸方向)に対して直交する方向(Y軸方向)である。固定台25と可動台26とで、走行体27を直交2軸方向に移動可能に支持する基台29が構成され、この基台29と各方向の駆動手段,案内手段を含むものが、走行体27を直交2軸方向に移動させる直交座標系の移動手段30となる。
固定台25は、板材貯蔵装置2の左右両側に沿って延びる一対の固定レール25aを備える。可動台26は、板材加工機1のテーブル5上に片持ち状に延びる直線フレーム状のものであり、前記一対の固定レール25a上に、一対の脚部26aで進退自在に設置されている。可動台26の先端は、板材加工機1の上フレーム14の側面近傍まで延びている。可動台26は、長手方向に沿って延びるレールを有し、このレールに沿って走行体27が走行自在に設置されている。
走行体27は、パッド取付フレーム33を有し、パッド取付フレーム33に把持手段28を構成する吸着パッド35が設けられている。パッド取付フレーム33は、走行体27に昇降自在に設置され、走行体27に設置された昇降装置(図示せず)により昇降駆動される。
【0018】
図3に示すように、把持手段28は、複数の吸着パッド35をパッド取付フレーム33に平面的に配列して取付けた吸着パッド配列体36により構成され、またはこれにグリッパ(図示せず)を付加したものとされる。パッド取付フレーム33は、主フレーム33aと、その左右両側に設けた伸縮フレーム33b,33cとで構成される。左右の伸縮フレーム33b,33cは、それぞれ主フレーム33aにガイド部材(図示せず)を介して伸縮自在に取付けられ、それぞれ伸縮駆動装置(図示せず)により伸縮駆動される。
【0019】
吸着パッド35は、パッド取付フレーム33における主フレーム33aおよび伸縮フレーム33b,33cに複数設けられている。この伸縮フレーム33b,33cの伸縮は、板材加工機1や板材貯蔵装置2の環境、および素材板材Wや加工済み板材M,M1の大きさ,形状に応じて行われる。吸着パッド配列体36を構成する各吸着パッド35は、いずれも真空吸引式のものであり、吸引装置に配管接続されている。これら吸着パッド35のうち、一部のもの、または全部のものが、小パッド41を集めた小パッド群からなり、吸着パッド35の一部の範囲にかかるような板材等の吸着が、負圧漏れの問題を生じることなく可能とされている。また、個々の吸着パッド35は、パッド取付フレーム33に対して弾性的に上方へ退避可能に設けられており、パッド取付フレーム33におけるいずれかの吸着パッド35の下に障害物があっても、吸着パッド35が上昇退避できる範囲であれば、他の吸着パッド35により支障なく吸着目的物を吸着することができる。
【0020】
図4に示すように、板材載置部61は台車形式のものとされ、台車本体61aの上面に、載置台部材62が積み重ね可能とされる。台車本体61aは手押し式とされ、把手66が設けられている。
【0021】
図5〜図7は載置台部材62の具体例を示す。載置台部材62は、下部開口73を有し、下部開口73と上部平面62aとの間に突出加工部分Ma付きの板材Mを収納できる収納空間69を有する。載置台部材62は、互いに積み重ねが可能なものであり、また積み重ね状態で相互にずれが生じないように係合するずれ止め手段72を有している。載置台部材62は、具体的には、矩形状の上面板68と、この上面板68から下方に延びた複数の脚材69とで構成され、上面板68の上面が、上記上部平面62aとなる。各脚材69の下端間が上記下部開口68となる。
上面板68は、アクリル樹脂等の樹脂板からなり、透明板とされている。脚材69は、上面板68の縁に沿う枠材状の部材であり、上面板の2辺、または3辺、または4辺に沿って設けられている。図5は3辺に脚材69を設けた例を、図7は4辺に脚材69を設けた例をそれぞれ示す。脚材69は、コ字状の断面形状を有する金属製の直線材であり、内向きに開口するように配置され、長手方向複数箇所(図示の例では3箇所)で固着具70により上面板68の下面に固定されている。固着具70は、脚材69の上フランジ69aおよび上面板68にそれぞれ設けられたボルト挿通孔間に挿通されたボルトと、このボルトに螺合したナットとでなる。このボルトの頭部は、上面板68の上部平面62aから突出する。このボルト70aの取付位置に対応して、ボルト頭部が進入可能なように、脚材69の下フランジ69bに切欠開口71が設けられている。これら固着部材70のボルトの頭部と切欠開口71とで、上記ずれ止め手段72が構成される。すなわち、この切欠開口71は、載置台部材62を積み重ね場合に、上部平面62aから突出したボルト頭が脚材69の下面に干渉して不安定になることを防止する手段と、ずれ止め手段72とを兼用する。
【0022】
図8は、突出加工部分Maを有する板材Mの一例を示す。突出加工部分Maは、板材加工機1(図1)により、輪郭孔の加工によって平坦な舌片状の突片に加工された後、この板材加工機1の曲げ金型を用いて複数段に曲げ加工されたものである。突出加工部分Maは、この他にバーリング加工部やルーバ加工部等の成形加工部分であっても良い。また板材Mは、板材加工機1(図1)により、素材板材Wから外周切断加工によって複数枚または1枚が切り出されたものである。板材Mは、必ずしもこのような切り出されたものに限らず、素材板材Wがそのままの大きさで、または素材板材Wの周囲の一部が切断され、かつ突出加工部分Maが加工されたものであっても良い。
【0023】
つぎに、この板材載置装置60の動作を図9,図10と共に説明する。図1,図2の板材加工機1で突出加工部分Maが加工された板材Mは、載置台部材供給装置63により、吸着パッド35で吸着して搬出され、図9(A)のように板材載置部61の上に載置される。この板材Mの搬出,載置動作が繰り返され、同図(B)のように複数枚の板材Mが積み重ねられる。設定枚数だけ板材Mが積み重ねられると、同図(B)のように、載置台部材62が載置台部材供給装置63により吸着パッド35で上面板68を吸着して搬送され、板材載置部61上の積載板材Mの上に被さるように、板材載置部61上に載置される(同図(D))。この載置台部材62は、所定の載置台部材集積部64(図2)より搬送される。
【0024】
このように載置台部材62が載置された後は、板材加工機1で加工されて載置台部材供給装置63により搬出された板材Mは、載置台部材62の上面である上部平面62aに載置される(図10(B))。載置台部材62上の板材Mの重ね枚数が設定枚数になると、その載置台部材62上の板材Mに被さるように、他の載置台部材62を、その板材Mの載置された載置台部材62上に載置台部材供給装置63で載置する。このような板材Mの積み重ねと、載置台部材62の載置とを繰り返す(図10(B))。
【0025】
この板材載置装置60によると、このように、突出加工部分Ma付きの板材Mに被さって載置可能でかつ上部平面62aを有する載置台部材62を用いるため、突出加工部分Maを有する板材Mの上方に、水平な載置用の面を形成することができる。そのため板材載置部61に、より多くの板材Mを高さ方向に積むことができる。また、板材Mは、縁部で支持するものと異なり、載置台部材62の上部平面62aまたは他の板材M上に載置するため、異なるサイズの板材Mが混じっていても積み上げが可能である。載置台部材62は、載置台部材供給装置63により上部平面62aが水平となるように供給するため、効率良く供給することができる。載置台部材62は、下部開口73を有し、上部平面62aとの間に板材Mを収納できる収納空間74を有するため、載置台部材供給装置63が載置台部材62を置くだけで、載置台部材62の上部平面62aを水平にできる。また、載置台部材62は上面板68が透明であるため、載置台部材62の下の板材Mの内容や載置形態を目視で確認することができる。
【0026】
載置台部材供給装置63は、板材加工機1から加工済みの板材M,M1を取り出すアンローダであるため、板材加工機1からの板材Mの取り出しと、載置台部材62を運んで載置する処理とが、同じアンローダで兼用することができる。
また、載置台部材供給装置63は、載置台部材集積部64から載置台部材62を板材載置部61に搬送するものであるため、載置台部材62の保管スペースが小さくて済み、また載置台部材供給装置63の載置台部材供給動作も、載置台部材集積部64から板材載置部61に搬送するという1通りの動作で良く、制御が簡単である。
【0027】
なお、上記実施形態では、各載置台部材62上に複数枚の板材Wを重ねて載置するようにしたが、図11に示すように、板材載置部61または載置台部材62に、板材Mが重なり合うことなく載置されるようにしても良い。これにより、板材Mの重なりによる板材相互の傷つきが防止される。
また、上記実施形態では、載置台部材62の脚材69を、上面板68の縁部に沿う枠材状の部材としたが、脚材69は、上面板68に局部的に設けられた上下方向にのびる部材としても良い。例えば、載置台部材62を四隅に脚材69を有する4本脚のものとしても良い。また、載置台部材62は、上面板68と脚材69とが一体とされた全体が一体の部材であっても良い。さらに、載置台部材62は、上面板68の上面に支柱または枠材が突出し、上記脚材69を有しないものであって、上記支柱または枠材上に上側の載置台部材62が載せられるものとしても良い。
【0028】
【発明の効果】
この発明の板材載置装置は、突出した加工部分を有する平板状の板材を載置する装置であって、板材載置部に載置された上記板材に被さって上記板材載置部に載置可能であり、かつ上記板材を載置可能な上部平面を有する載置台部材と、この載置台部材を上部平面が水平となるように供給する載置台部材供給装置とを備えたものであるため、突出した加工部分を有する平板状の板材を、より多く高さ方向に積むことができ、また異なるサイズの板材が混じっていても積み上げることができる。
上記載置台部材が、下部開口を有し、上部平面との間に上記板材を収納できる収納空間を有するものである場合は、載置台部材を置くだけで、板材の載置可能な上部平面が得られる。
上記載置台部材供給装置が、上記突出した加工部分を有する平板状の板材を加工済み品とする板材加工機から上記板材を取り出し、上記板材載置部またはこの板材載置部上の載置台部材上に載置するアンローダである場合は、板材加工機からのアンロードと、載置用の治具として用いる載置台部材の搬送とが同じアンローダで兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる板材載置装置を備えた板材加工設備の斜視図である。
【図2】同板材加工設備の平面図である。
【図3】その載置台部材供給装置における把持手段を上方から見た構成説明図である。
【図4】同板材載置装置における板材載置部の斜視図である。
【図5】その載置台部材の平面図および正面図である。
【図6】(A),(B)はそれぞれ図5のVI部分を拡大して示す部分平面図および部分破断正面図、(C)は同図(B)の部分を積み上げ状態で示す拡大破断正面図である。
【図7】同載置台部材の斜視図である。
【図8】同板材載置装置で扱う板材の一例の斜視図である。
【図9】同板材載置装置による板材載置動作の説明図である。
【図10】同板材載置装置による板材載置動作の図9に続く過程の説明図である。
【図11】同板材載置装置による板材載置動作の他の例の説明図である。
【符号の説明】
1…板材加工機
2…板材貯蔵装置
5…テーブル
6…加工部
7…板材送り装置
21…製品収納部
22…素材収納部
27…走行体
28…把持手段
33…パッド取付フレーム
35…吸着パッド
60…板材載置装置
61…板材載置部
62…載置台部材
62a…上部平面
63…載置台部材供給装置
64…載置台部材集積部
72…ずれ止め手段
73…下部開口
74…収納空間
M…板材
Ma…突出加工部分
W…素材板材

Claims (3)

  1. 突出した加工部分を有する平板状の板材を載置する装置であって、板材載置部に載置された上記板材に被さって上記板材載置部に載置可能であり、かつ上記板材を載置可能な上部平面を有する載置台部材と、この載置台部材を上部平面が水平となるように供給する載置台部材供給装置とを備えた板材載置装置。
  2. 上記載置台部材は、下部開口を有し、上部平面との間に上記板材を収納できる収納空間を有する請求項1に記載の板材載置装置。
  3. 上記載置台部材供給装置は、上記突出した加工部分を有する平板状の板材を加工済み品とする板材加工機から上記板材を取り出し、上記板材載置部またはこの板材載置部上の載置台部材上に載置するアンローダである請求項1または請求項2に記載の板材載置装置。
JP2002288231A 2002-10-01 2002-10-01 板材載置装置 Pending JP2004123276A (ja)

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