JP4935442B2 - 板材搬出装置および板材搬出方法 - Google Patents

板材搬出装置および板材搬出方法 Download PDF

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Description

この発明は、板材加工機によって素材板材から切り取られた複数の製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する板材搬出装置および板材搬出方法に関する。
パンチプレス等の板材加工機では、孔明けや成形等の加工の他に、素材板材から複数枚の製品板材を打ち抜き等によって切り取る加工を行う。切り取られた製品板材は、板材加工機から板材加工機外の板材搬出部に搬出される。
板材加工機からの製品板材の搬出に用いる板材搬出装置として、板材加工機と板材搬出部の上方間に軌道を設置し、この軌道に沿って、製品板材の保持部材を有する走行体を走行させるようにしたものがある。前記保持部材は、例えば吸着パッド等からなり、製品板材の保持とその解除を行うことができるものである。
この種の板材搬出装置は、以下に示す一連の動作を行うことで製品板材を搬出する。すなわち、走行体が原点位置から板材加工機上の製品切り取り位置まで走行し、この製品切り取り位置で保持部材が板材加工機により切り取られた製品板材を保持し、保持部材により製品板材を保持した状態の走行体が軌道に沿って板材搬出部まで走行し、板材搬出部で保持部材が製品板材の保持を解除して製品板材を板材搬出部に設けられているパレット等の上に載置し、その後、走行体が原点位置へ戻る。これら動作を1サイクルとし、このサイクルを繰り返す。
上記板材搬出装置において、軌道上に複数の走行体を走行させることで、製品板材の搬出に遅れが生じないようにして、サイクルタイムの短縮を図ったものが提案されている。(例えば特許文献1,2)。また、板材加工機と板材搬出部の間に製品板材の仮置き場を設けることで、板材加工機からの製品板材をできるだけ早く搬出するようにしたものが提案されている(例えば特許文献3)。
特開2000−351032号公報 実開平7−26026号公報 特開2001−179373号公報
従来の板材搬出装置はいずれも、板材加工機上の製品切り取り位置で取り上げた製品板材を1個ずつ板材搬出部へ搬出するようにしていた。製品板材を1個ずつ搬出する構成であっても、1個の製品板材の加工に要する時間が長く、板材加工機で加工を行っている間に、走行体が製品板材の搬出および製品切り取り位置への復帰を行える場合は問題ない。しかし、例えば1枚の素材板材から小さな製品板材を複数枚切り取り加工する場合、1個の製品板材の切り取り加工に要する時間が非常に短い。そのため、板材加工機は1回の切り取り加工が終了する毎に、走行体が戻って来るのを待つことになり、板材加工機の加工能力が十分に生かされず、サイクルタイムが長くなってしまう。
特許文献1、2のように、走行体を複数設けた構成としても、走行体の増台分だけ製品板材の搬出能力向上が図れるものの、1台の走行体で1個の製品板材を搬出することに変わりはなく、搬出の効率が悪い。また、特許文献3のように、製品板材の仮置き場を設ければ、板材加工機から製品板材を早く搬出して、板材加工機が早く次の加工を行うことができるが、仮置き場に搬出された製品板材をどのようにして正規の板材搬出部へ搬送するかという別の問題が生じる。
この発明の目的は、板材加工機によって素材板材から切り取られた複数の製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部へ効率良く搬出することができる板材搬出装置を提供することである。
この発明の他の目的は、板材搬出部に搬出された製品板材を回収ボックスに効率良く回収できるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、板材加工機によって素材板材から切り取られた複数の製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部へ効率良く搬出することができる板材搬出方法を提供することである。
この発明にかかる板材搬出装置は、板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出するものである。
この発明にかかる第1の発明の板材搬出装置は、前記板材搬出装置において、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体と、前記各走行体を制御する搬送制御手段とを備える。この搬送制御手段は、一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機制御と、他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納制御と、この複数製品板材収納制御の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出制御とを行う。
この構成によると、2台の走行体が以下の動作を行う。すなわち、一方の走行体は、保持部材によりトレイ部材を保持して製品受け位置で待機し、他方の走行体は、製品切り取り位置の製品板材を保持部材により保持して製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納する。この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返す。この繰り返し動作は、製品切り取り位置とその近傍の製品受け位置との間で行うため、短時間で行える。その後、前記一方の走行体が、製品受け位置に待機するトレイ部材を板材搬出部へ搬出する。
2台の走行体が上記動作を行うことで、板材加工機により素材板材から切り取られた複数の製品板材を、トレイ部材に収納してまとめて板材搬出部に搬出することができる。そのため、製品板材の搬出を効率良く行え、板材加工機の加工能力を十分に生かすことができる。
また、この発明にかかる第2の発明の板材搬出装置は、前記板材搬出装置において、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材を有し前記軌道に沿って走行可能な1台の走行体と、前記走行体を制御する搬送制御手段とを備える。この搬送制御手段は、前記走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に搬入させるトレイ部材搬入制御と、このトレイ部材搬入制御の後に、前記走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納制御と、この複数製品板材収納制御の後に、前記走行体に、前記製品受け位置のトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出制御とを行う。
この構成によると、1台の走行体が以下の動作を行う。すなわち、走行体が、保持部材によりトレイ部材を保持して製品受け位置に搬入する。次いで、走行体は、製品切り取り位置の製品板材を保持部材により保持して製品受け位置のトレイ部材に収納する。この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返す。この繰り返し動作は、製品切り取り位置とその近傍の製品受け位置との間で行うため、短時間で行える。その後、走行体が、製品受け位置のトレイ部材を板材搬出部へ搬出する。
1台の走行体が上記動作を行うことで、前記同様に、板材加工機により素材板材から切り取られた複数の製品板材を、トレイ部材に収納してまとめて板材搬出部に搬出することができる。そのため、製品板材の搬出を効率良く行え、板材加工機の加工能力を十分に生かすことができる。
この発明の板材搬出装置において、前記板材搬出部に回収ボックスが設けられ、前記走行体は、前記保持部材を、この保持部材で保持状態のトレイ部材が内部の製品板材が落下可能な角度になるよう傾ける保持部材傾け機構を有し、前記搬送制御装置は、前記トレイ部材搬出制御において、前記保持部材傾け機構により保持部材を傾けてトレイ部材内の製品板材を回収ボックスに移し替える動作を行わせものとすることができる。
保持部材傾け機構を設けることにより、この保持部材傾け機構により保持部材を傾けて、保持部材に保持されているトレイ部材内の製品部材を一度に回収ボックスに移し替えることができる。そのため、板材搬出部に搬出された製品板材を効率良く回収ボックスに回収させることができる
この発明にかかる板材搬出方法は、板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する方法である。
この発明における第1の発明にかかる板材搬出方法は、前記板材搬出方法において、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収容可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体とを備える板材搬出装置を用いる。この板材搬出方法は、一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機過程と、他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納過程と、この複数製品板材収納過程の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出過程とを含む。
この方法によると、2台の走行体が以下の動作を行う。すなわち、一方の走行体が、保持部材によりトレイ部材を保持して製品受け位置で待機する。一方、他方の走行体は、製品切り取り位置の製品板材を保持部材により保持して製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納する。この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返す。その後、前記一方の走行体が、製品受け位置に待機するトレイ部材を板材搬出部へ搬出する。
2台の走行体が上記動作を行うことで、板材加工機により素材板材から切り取られた複数の製品板材を、トレイ部材に収納してまとめて板材搬出部に搬出することができる。そのため、製品板材の搬出を効率良く行える。
また、この発明における第2の発明にかかる板材搬出方法は、前記板材搬出方法において、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材を有し前記軌道に沿って走行可能な1台の走行体とを備える板材搬出装置を用いる。この板材搬出方法は、前記走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に搬入させるトレイ部材搬入過程と、このトレイ部材搬入過程の後に、前記走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納過程と、この複数製品板材収納過程の後に、前記走行体に、前記製品受け位置のトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出過程とを含む。
この方法によると、1台の走行体が以下の動作を行う。すなわち、走行体が、保持部材によりトレイ部材を保持して製品受け位置に搬入する。次いで、走行体は、製品切り取り位置の製品板材を保持部材により保持して製品受け位置のトレイ部材に収納する。この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返す。その後、走行体が、製品受け位置のトレイ部材を板材搬出部へ搬出する。
1台の走行体が上記動作を行うことで、前記同様に、板材加工機により素材板材から切り取られた複数の製品板材を、トレイ部材に収納してまとめて板材搬出部に搬出することができる。そのため、製品板材の搬出を効率良く行える。
この発明にかかる板材搬出装置は、板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する装置であって、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体と、前記各走行体を制御する搬送制御手段とを備え、この搬送制御手段は、一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機制御と、他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納制御と、この複数製品板材収納制御の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出制御とを行うものとするか、または、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材を有し前記軌道に沿って走行可能な1台の走行体と、前記走行体を制御する搬送制御手段とを備え、この搬送制御手段は、前記走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に搬入させるトレイ部材搬入制御と、このトレイ部材搬入制御の後に、前記走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納制御と、この複数製品板材収納制御の後に、前記走行体に、前記製品受け位置のトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出制御とを行うものとしたため、板材加工機によって素材板材から切り取られた複数の製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部へ効率良く搬出することができる。
この発明の板材搬出装置において、前記板材搬出部に回収ボックスが設けられ、前記走行体は、前記保持部材を、この保持部材で保持状態のトレイ部材が内部の製品板材が落下可能な角度になるよう傾ける保持部材傾け機構を有し、前記搬送制御装置は、前記トレイ部材搬出制御において、前記保持部材傾け機構により保持部材を傾けてトレイ部材内の製品板材を回収ボックスに移し替える動作を行わせものとした場合は、板材搬出部に搬出された製品板材を回収ボックスに効率良く回収できる。
この発明の板材搬出方法は、板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する方法であって、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収容可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体とを備える板材搬出装置を用い、一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機過程と、他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納過程と、この複数製品板材収納過程の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出過程とを含む方法とするか、または、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材を有し前記軌道に沿って走行可能な1台の走行体とを備える板材搬出装置を用い、前記走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に搬入させるトレイ部材搬入過程と、このトレイ部材搬入過程の後に、前記走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納過程と、この複数製品板材収納過程の後に、前記走行体に、前記製品受け位置のトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出過程とを含む方法としたため、板材加工機によって素材板材から切り取られた複数の製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部へ効率良く搬出することができる。
この発明の第1の実施形態を図1〜図12と共に説明する。図1〜図6は、この板材搬出装置を備えた板材加工設備を示す。この板材加工設備は、板材加工機1と、板材搬出装置2と、板材搬出部3と、板材ストッカ4とを備える。この板材加工設備は、この他に板材加工機1に対して素材板材W0を搬入する板材搬入装置(図示せず)を備えるが、板材搬入装置については説明を省略する。
板材加工機1は、テーブル5面の素材板材W0から複数の製品板材W1,W2を打ち抜き等によって切り取る機能を備えたものであり、パンチプレスまたはレーザ加工機等からなる。この例では、板材加工機1はパンチプレスであり、ダイ工具(図示せず)に対してパンチ工具(図示せず)を昇降させて加工を行う加工部7と、素材板材W0をテーブル5面で前後(Y方向)および左右(X方向)に移動させる板材送り機構8とを備えている。
板材搬出部3は、板材加工機1で加工されて板材搬出装置2により搬出された製品板材W1,W2を回収する場所であり、パレット9および回収ボックス10を備えている。回収ボックス10はキャスター付きで、移動自在である。比較的寸法の大きい製品板材W1は、パレット9の上に積層状態に積載する。また、素材板材W0から複数切り取られる寸法の小さい製品板材W2は、回収ボックス10に収容する。
板材ストッカ4は、板材搬出部3でパレット9上に積載された製品板材W1を、パレット9と共に貯蔵する装置であり、パレット9を載置する多段の棚4aを有する。板材ストッカ4は、任意の段の棚4aにおいて、パレット9が、図示した前側の貯蔵位置と、この貯蔵位置からY方向へ移動した製品搬入位置との間で進退可能とされている。
板材搬出装置2は、板材加工機1から、製品板材W1,W2を板材搬出部3に搬出する装置である。板材搬出装置2は、板材加工機1と板材搬出部3の間に平行に設置された左右方向を向く2本の軌道11,12と、これら軌道11,12に沿ってそれぞれ独立して走行自在な走行体13,14と、複数の小さい製品板材W2を収納可能なトレイ部材15とを備える。
2本の軌道11,12は、両端で互いに連結されて一体とされており、左右一対の前後移動フレーム16に支持されている。各前後移動フレーム16は、その上端が後側の軌道11に固定され、横フレーム17により互いに連結してある。左右一対の前後移動フレーム16はいずれも、前後移動用レール18に沿って移動自在で、図示しない前後移動駆動源により前後移動させることができる。前後移動駆動源は、例えばサーボモータとその回転を直線動作に変換するボールねじ等の変換機構等からなる。
走行体13,14について説明する。図7は後側の軌道11を走行する第1の走行体13を簡略化して示す側面図、図8は前側の軌道12を走行する第2の走行体14を簡略化して示す側面図である。各走行体13,14は、それぞれ軌道11,12にガイド部材(図示せず)を介して走行自在に設けられ、サーボモータ等の走行駆動源19(図9)により自走するものとされている。ガイド部材は、例えば直線転がり軸受やガイドローラ等であり、走行体13,14の基部23と軌道11,12との間に介在させてある。
各走行体13,14は、製品板材W1,W2およびトレイ部材15のいずれかを選択的に保持できる保持部材20を有する。保持部材20は、パッド支持フレーム21と、このパッド支持フレーム21に支持された複数の吸着パッド22とからなる。この実施形態では、パッド支持フレーム21は、前後方向に延びるフレーム材が左右に2本設けられ、各フレーム材に吸着パッド22が4個ずつ支持されており、合計で8個の吸着パッド22を備えている。寸法の大きい製品板材W1の場合は、全ての吸着パッド22を用いて吸着保持し、寸法の小さい製品板材W2の場合は、例えば任意の1つの吸着パッド22を用いて吸着保持する。トレイ部材15の保持については、後で説明する。
図7の部分拡大図に示すように、吸着パッド22は、この実施形態では、それぞれが個別に絞り経路を介して真空源に接続された複数の単位吸着パッド22aの束からなり、その一部が製品板材W1,W2等の吸着対象物から外れていても吸着可能とされている。吸着パッド22は、上記のような束とせずに、全体が1個の負圧部を構成するものとしてもよい。
保持部材20は、走行体13,14の基部23に対し昇降自在である。この実施形態では、基部23に上下に長い昇降体24が昇降自在に嵌合し、この昇降体24の下端にパッド支持フレーム21が取付けられて、昇降駆動源25(図9)により昇降体24を昇降させるようにしている。なお、第1の走行体13の昇降体24は、下端部が前方に屈曲させてある。昇降駆動源25は基部23と別に設けても良く、あるいは基部23自体を昇降駆動源としても良い。
また、第1走行体13には、保持部材20を、この保持部材20により保持されたトレイ部材15が内部の製品板材W2が落下可能な角度になるよう傾ける保持部材傾け機構26が設けられている。この保持部材傾け機構26は、昇降体24の下端部とパッド支持フレーム21上面の突片21aとを回動支点軸27により回動自在に連結し、流体シリンダ等の傾け駆動源28により保持部材20を前側が下を向くように傾けるようになっている。
図1に示すように、トレイ部材15は、上面と前面が開口する塵取状の部材であり、複数個の製品板材W2を収納できる容積を有する。立縁の一部に外方に張り出す張出部15aが形成されていて、この張出部15aを保持部材20の吸着パッド22で吸着することにより、保持部材20に保持させることができる。
この板材加工設備の制御系について、図9と共に説明する。板材加工設備の制御系は、板材加工機1を制御する板材加工機制御装置30と、板材搬出装置2を制御する搬送制御装置40とでなる。板材加工機制御装置30は、コンピュータ式の数値制御装置およびプログラマブルコントローラからなり、加工プログラム31と、この加工プログラム31を実行する演算制御部32とを備える。また、搬送制御装置40は、コンピュータ式の数値制御装置およびプログラマブルコントローラからなり、搬送制御プログラム41と、この搬送制御プログラム41を実行する演算制御部42とを備える。演算制御部32,42は、中央処理装置およびメモリ等に、プログラマブルコントローラを含めたものを示す。
搬送制御装置40の演算制御部42は、板材搬出装置2の各駆動源に出力指令を出す。各駆動源は、第1の走行体13の走行駆動源19、保持部材20(の吸着用駆動源)、保持部材昇降駆動源25、および保持部材傾け機構26(の傾け駆動源28)と、第2の走行体14の走行駆動源19、保持部材20(の吸着用駆動源)、および保持部材昇降駆動源25と、前後移動フレーム16(の前後移動駆動源)とである。
搬送制御装置40は、上記演算制御部42により、図10に示す機能達成手段を構成したものである。すなわち、この搬送制御装置40は、トレイ部材待機制御部43と、複数製品収納制御部44と、トレイ部材搬出制御部45とを有するものとされる。
トレイ部材待機制御部43は、第1の走行体13に対して、板材搬出位置P1(図1)に設置の回収ボックス10の上に載置されているトレイ部材15を保持部材20により保持して、板材加工機1と板材搬出部3の間で板材加工機1の近傍となる製品受け位置P2(図4)へ搬送して待機させるトレイ部材待機制御を行う。
具体的には、原点位置である板材搬出位置P1に位置する第1の走行体13に対し、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22でトレイ部材15を吸着保持させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させた後、走行駆動源19に出力指令を出してトレイ部材15を保持した第1の走行体13を製品受け位置P2の水平位置まで走行させ、さらに昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15が所定の待機高さとなるよう保持部材20を下降させる。
複数製品収納制御部44は、第2の走行体14に対して、板材加工機1上の切り取られた製品板材W2を保持部材20により保持させて前記製品受け位置P2で待機状態のトレイ部材15に収納させ、この製品板材W2の保持からトレイ部材15への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品収納制御を行う。
具体的には、走行駆動源19に出力指令を出して第2の走行体14を原点位置である製品受け位置P2から板材加工機1上の製品切り取り位置P3(図4)の水平位置まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22で製品切り取り位置P3の製品板材W2を吸着保持させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させ、走行駆動源19に出力指令を出して第2の走行体14を製品受け位置P2の水平位置まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22による製品板材W2の保持を解除させて製品板材W2をトレイ部材15に収納し、その後、昇降駆動源25に出力して空の保持部材20を上昇させて原点位置に復帰させる。これら一連の動作を、予め定めた所定の回数だけ繰り返し行わせる。
この複数製品収納制御の際、製品板材W2の吸着に用いる吸着パッド22が製品切り取り位置P3と同じ前後位置になるように、必要に応じて前後移動フレーム16の前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11,12の前後位置を調整する。製品板材W2の吸着に使用する吸着パッド22はどれでも良いが、この実施形態では、板材加工機1側の列における一番前側の吸着パッド22で製品板材W2を吸着させるようにしている(図4)。
また、この複数製品収納制御において、各製品板材W2がトレイ部材15の各部に均等に収納されるように、製品板材W2をトレイ部材15に収納する各回の動作毎に、前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11,12の前後位置を変更させたり、製品受け位置P2における第2の走行体14の停止位置を左右にずらしたりする。
トレイ部材搬出制御部45は、前記複数製品収納制御の後に、第1の走行体13に対して、製品受け位置P2で待機するトレイ部材15を板材搬出位置P1へ搬出させるトレイ部材搬出制御を行う。
具体的には、製品受け位置P2で待機するトレイ部材15に所定個数の製品板材W2が収納されると、第1の走行体13の昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させ、走行駆動源19に出力指令を出して第1の走行体13を製品受け位置P2から板材搬出位置P1まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材傾け機構26の傾け駆動源に出力指令を出して保持部材20を傾けてトレイ部材15の製品板材W2を回収ボックス10の中に滑り落とし、保持部材傾け機構26の傾け駆動源に出力指令を出して保持部材20を水平に戻し、昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15の底面が回収ボックス10の上端に当たる程度まで保持部材20を下降させ、保持部材20の吸着駆動源に出力指令を出して吸着パッド22によるトレイ部材15の保持を解除して、トレイ部材15を回収ボックス10の上に載置し、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させて初期状態に復帰させる。
この実施形態では、上記トレイ部材搬出制御において、保持部材傾け機構26により保持部材20を傾けて、トレイ部材15の製品板材W2を回収ボックス10の中に滑り落とす際に、保持部材20を傾けるのと同時に、前後移動フレーム16の前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11,12を後退させるようにしている。
上記搬送制御装置40の制御により、板材搬出装置2は図11の流れ図に示す動作を行う。図1は運転開始前の状態を示している。
この状態から、板材加工機1の運転を開始すると、トレイ部材待機過程S1が始まる。トレイ部材待機過程S1では、まず、板材搬出位置P1に位置する第1の走行体13の保持部材20が下降して、吸着パッド22でトレイ部材15を吸着保持する。トレイ部材15を保持した保持部材20は上昇し(図2)、トレイ部材15を保持したまま、第1の走行体13は製品受け位置P2の水平位置まで走行する(図3)。第1の走行体13が製品受け位置P2の水平位置に着くと、保持部材20が下降して、トレイ部材15を製品受け位置P2で待機させる(図4)。
第1の走行体13が走行中に、複数製品板材収納過程S2が始まる。複数製品板材収納過程S2では、第2の走行体14は、製品受け位置P2から製品切り取り位置P3の水平位置まで走行し、保持部材20が下降し、保持部材20により製品切り取り位置P3の製品板材W2を吸着保持する。製品板材W2を吸着保持した保持部材20が上昇し、第2の走行体14が製品受け位置P2の水平位置まで走行する(図4)。次いで、保持部材20が下降し、その位置で保持部材20による製品板材W2の保持を解除させることにより、保持していた製品板材W2をトレイ部材15に収納する(図5)。その後、保持部材20が上昇して、元の状態に戻る。これら一連の動作を、予め定めた所定の回数だけ行う。これにより、所定個数の製品板材W1がトレイ部材15に収納される。
複数製品板材収納過程S2が終了すると、トレイ部材搬出過程S3に移行する。トレイ部材搬出過程S3では、トレイ部材15を保持した第1の走行体13の保持部材20が上昇し、第1の走行体13は製品受け位置P2から板材搬出位置P1まで移動する。次いで、保持部材20が回収ボックス10の上端よりも少し上の高さまで下降し、その位置で、軌道11,12ごと後退させながら保持部材20を傾ける。それにより、トレイ部材15の製品板材W2が回収ボックス10の中に滑り落ちる。その後、保持部材20を水平に戻し、保持部材20を若干下降させてトレイ部材15を回収ボックス10の上に載せ、トレイ部材15の保持を解除する。保持部材20を上昇させて、元の状態に戻る。
この板材搬出装置2によれば、板材加工機1により素材板材W0から切り取られた複数の製品板材W2を、トレイ部材15に収納してまとめて板材搬出部3に搬出するため、製品板材の搬出を効率良く行える。
また、第1の走行体13が移動中に、第2の走行体14が動作を開始するため、トレイ部材15が製品受け位置P2で待機状態となるのとほぼ同時に、第1の走行体13により1個目の製品板材W2をトレイ部材15に収納することができる。これにより、板材加工機1の待ち時間を短くして、板材加工機1の能力を最大限に発揮させることができる。
また、製品板材W2をトレイ部材15に収納する各回の動作毎に、前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11,12の前後位置を変更させたり、製品受け位置P2における第2の走行体14の停止位置を左右にずらしたりするため、トレイ部材15の各部に製品板材W2を均等に収納することができる。
また、この実施形態では、板材加工機1側の列における一番前側の吸着パッド22で製品板材W2を吸着させるようにしているため、保持部材20と板材加工機1の加工部7との干渉の無理なく避けることができ、かつ上記軌道11,12の前後移動量を少なくできる。
保持部材傾け機構26により保持部材20を傾けて、トレイ部材15の製品板材W2を回収ボックス10の中に滑り落とす際に、軌道11,12を後退させることにより、図12に示すように、トレイ部材15は、その前端が回収ボックス10の前端縁10a側から後端縁10b側へと移動しながら次第に傾いていく。そのため、トレイ部材15の製品板材W2が回収ボックス10の中に均等に分散されて収容される。また、製品板材W2がトレイ部材15から滑り落ちる速度を遅くすることができるため、製品板材W2に与える衝撃が小さくなり、製品板材W2を傷めない。さらに、製品板材W2の滑り落ちる速度が遅いと、製品板材W2が回収ボックス10の中に確実に落ちるため、回収ボックス10を開口の小さなものとすることができる。
この実施形態では、2台の走行体13,14がそれぞれ別の軌道11,12を走行するものとされているが、小さい製品板材W2の搬出だけに限れば、両走行体13,14の走行における左右行程が互いに重なることがないので、2台の走行体13,14が共に同じ軌道を走行するようにしてもよい。
図13〜図18は、第2の実施形態にかかる板材搬出装置を備えた板材加工設備を示す。この板材搬出装置2が、前記第1の実施形態のものと異なる点は、軌道11を1本とし、この軌道11に沿って走行可能な走行体13を1台だけ設けた点である。板材搬出装置2以外は、前記第1の実施形態の板材加工設備と同様である。
この板材搬出装置2は、軌道1を1本、走行体13を1台としたことで、搬送制御装置40の構成が第1の実施形態のものと若干異なる。すなわち、図19に示すように、この板材搬出装置40は、トレイ部材搬入制御部53と、複数製品収納制御部54と、トレイ部材搬出制御部55とでなる。なお、板材加工設備の制御系の概念構成を示す図は省略してある。第2の実施形態の板材加工設備の制御系は、図9において、第2の走行体14を除いたものと同じになる。
トレイ部材搬入制御部53は、走行体13に対して、板材搬出位置P1(図13)に設置の回収ボックス10の上に載置されているトレイ部材15を保持部材20により保持して、板材加工機1と板材搬出部3の間で板材加工機の近傍となる製品受け位置P2(図16)へ搬入するトレイ部材搬入制御を行う。
具体的には、原点位置である板材搬出位置P1に位置する第1の走行体13に対し、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22でトレイ部材15を吸着保持させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させた後、走行駆動源19に出力指令を出してトレイ部材15を保持した第1の走行体13を製品受け位置P2の水平位置まで走行させ、さらに昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15の底面が板材加工機1のテーブル5面に接する程度の高さまで保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出してトレイ部材15の吸着保持を解除させ、トレイ部材15を前記テーブル5面に載置する。この製品受け位置P2のテーブル面は、トレイ部材15の仮置き場となる。
複数製品収納制御部54は、前記トレイ部材搬入制御の後、走行体13に対して、板材加工機1上の切り取られた製品板材W2を保持部材20により保持させて前記製品受け位置P2のトレイ部材15に収納させ、この製品板材W2の保持からトレイ部材15への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品収納制御を行う。
具体的には、トレイ部材15が前記仮置き場に載置された後、走行駆動源19に出力指令を出して走行体13を製品受け位置P2から板材加工機1上の製品切り取り位置P3(図17)の水平位置まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22で製品切り取り位置P3の製品板材W2を吸着保持させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させ、走行駆動源19に出力指令を出して走行体13を製品受け位置P2の水平位置まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22による製品板材W2の保持を解除させて製品板材W2をトレイ部材15に収納させる。これら一連の動作を、予め定めた所定の回数だけ繰り返し行わせる。
この複数製品収納制御の際、製品板材W2の吸着に用いる吸着パッド22が製品切り取り位置P3と同じ前後位置になるように、必要に応じて前後移動フレーム16の前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11の前後位置を調整する。この実施形態でも、板材加工機1側の列における一番前側の吸着パッド22で製品板材W2を吸着させるようにしている。
また、この複数製品収納制御において、製品板材W2がトレイ部材15の各部に均等に収納されるように、製品板材W2をトレイ部材15に収納する各回の動作毎に、前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11の前後位置を変更させたり、製品受け位置P2における走行体13の停止位置を左右にずらしたりする。
トレイ部材搬出制御部55は、前記複数製品収納制御の後に、走行体13に対して、製品受け位置P2のテーブル5面のトレイ部材15を板材搬出位置P1へ搬出させるトレイ部材搬出制御を行う。
具体的には、製品受け位置P2のテーブル5面のトレイ部材15に所定個数の製品板材W2が収納されると、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22によりトレイ部材15を吸着保持し、昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15を保持した保持部材20を上昇させ、走行駆動源19に出力指令を出して走行体13を製品受け位置P2から板材搬出位置P1まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材傾け機構26の傾け駆動源に出力指令を出して保持部材20を傾けてトレイ部材15の製品板材W2を回収ボックス10の中に滑り落とし、保持部材傾け機構26の傾け駆動源に出力指令を出して保持部材20を水平に戻し、昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15の底面が回収ボックス10の上端に当たる程度まで保持部材20を下降させ、保持部材20の吸着駆動源に出力指令を出して吸着パッド22によるトレイ部材15の保持を解除して、トレイ部材15を回収ボックス10の上に載置し、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させて初期状態に復帰させる。
上記トレイ部材搬出制御において、保持部材傾け機構26により保持部材20を傾けて、トレイ部材15の製品板材W2を回収ボックス10の中に滑り落とす際に、保持部材20を傾けるのと同時に、前後移動フレーム16の前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11を後退させる。
上記搬送制御装置50の制御により、板材搬出装置2は図20の流れ図に示す動作を行う。図13は運転開始前の状態を示している。
この状態から、板材加工機1の運転を開始すると、トレイ部材搬入過程R1が始まる。トレイ部材搬入過程R1では、まず、板材搬出位置P1に位置する走行体13の保持部材20が下降して、吸着パッド22でトレイ部材15を吸着保持する。トレイ部材15を保持した保持部材20は上昇し(図14)、トレイ部材15を保持したまま、走行体13は製品受け位置P2の水平位置まで移動する(図15)。走行体13が製品受け位置P2の水平位置に着くと、トレイ部材15の底面が板材加工機1のテーブル5面に接する程度の高さまで保持部材20が下降し、その位置でトレイ部材15の吸着保持を解除して、トレイ部材15をテーブル5面の仮置き場に載置する(図16)。
トレイ部材15が仮置き場に載置されると、複数製品板材収納過程R2が始まる。複数製品板材収納過程R2では、保持部材20が上昇し、走行体13が製品受け位置P2から製品切り取り位置P3の水平位置まで移動し、保持部材20が下降し、保持部材20により製品切り取り位置P3の製品板材W2を吸着保持する。製品板材W2を吸着保持した保持部材20は上昇し、走行体13が製品受け位置P2の水平位置まで移動する(図16)。次いで、保持部材20が下降し、その位置で保持部材20による製品板材W2の保持を解除させることにより、保持していた製品板材W2をトレイ部材15に収納する(図17)。これら一連の動作を、予め定めた所定の回数だけ行う。それにより、所定個数の製品板材W2が、製品受け位置P2のトレイ部材15に収納される。
複数製品板材収納過程R2が終了すると、トレイ部材搬出過程R3に移行する。トレイ部材搬出過程R3では、所定個数の製品板材W2が収納されたトレイ部材15を保持部材20で吸着保持し、この保持部材20が上昇してから、走行体13が製品受け位置P2から板材搬出位置P1まで走行する。次いで、保持部材20が回収ボックス10の上端よりも少し上の高さまで下降し、その位置で、軌道11ごと後退させながら保持部材20を傾ける。それにより、トレイ部材15の製品板材W2が回収ボックス10の中に滑り落ちる。その後、保持部材20を水平に戻し、保持部材20を若干下降させてトレイ部材15を回収ボックス10の上に載せ、トレイ部材15の保持を解除する。保持部材20を上昇させて、初期状態に復帰する。
この板材搬出装置2によっても、前記第1の実施形態とほぼ同様の作用効果が得られる。但し、この第2の実施形態では、走行体13が1台であるため、トレイ部材搬入過程R1が終了してから、複数製品板材収納過程R2が始まる。そのため、第1の実施形態のように、走行体13が板材搬出位置P1から製品受け位置P2へ移動中に、製品切り取り位置P3の製品板材W2の取り上げを開始することができないため、作業効率の点では第1の実施形態よりも多少劣る。しかし、軌道11および走行体13の数を少なくできるため、第1の実施形態よりも構成が簡略で安価に製作することができるという利点を有する。
上記各実施形態では、素材板材W0から複数切り取られる小さな製品板材W2を、板材加工機1から板材搬出部3に搬出する場合について説明したが、第1、第2の実施形態の板材搬出装置2はいずれも、比較的大きな製品板材W1の搬出にも使用できる。その場合、保持部材20の複数(例えば全部)の吸着パッド22で製品板材W1を吸着保持する。搬出された製品板材W1はパレット9の上に積層状態に積載される。
さらに、第1の実施形態の板材搬出装置2では、2台の走行体13,14の各保持部材20で製品板材W1を保持した状態で搬出することも可能で、その場合、1台の走行体だけで製品板材W1を搬出するのに比べ、大きな製品板材W2を安定して搬出することができる。
この発明の第1の実施形態にかかる板材搬出装置を装備した板材加工設備の斜視図である。 同板材加工設備の異なる状態を示す斜視図である。 同板材加工設備のさらに異なる状態を示す斜視図である。 同板材加工設備のさらに異なる状態を示す斜視図である。 同板材加工設備のさらに異なる状態を示す斜視図である。 同板材加工設備のさらに異なる状態を示す斜視図である。 第1走行体の側面図である。 第2走行体の側面図である。 同板材加工設備の制御系の概念構成を示すブロック図である。 同板材搬出装置の概念構成を示すブロック図である。 同板材搬出装置の動作を示す流れ図である。 同板材搬出装置のトレイ部材による製品板材移し替え動作の説明図である。 この発明の第2の実施形態にかかる板材搬出装置を装備した板材加工設備の斜視図である。 同板材加工設備の異なる状態を示す斜視図である。 同板材加工設備のさらに異なる状態を示す斜視図である。 同板材加工設備のさらに異なる状態を示す斜視図である。 同板材加工設備のさらに異なる状態を示す斜視図である。 同板材加工設備のさらに異なる状態を示す斜視図である。 同板材搬出装置の概念構成を示すブロック図である。 同板材搬出装置の動作を示す流れ図である。
符号の説明
1…板材加工機
2…板材搬送装置
3…板材搬出部
4…板材ストッカ
5…テーブル
7…加工部
8…板材送り装置
9…パレット
10…回収ボックス
11,12…軌道
13…第1の走行体
14…第2の走行体
15…トレイ部材
16…前後移動フレーム
19…走行駆動源
20…保持部材
22…吸着パッド
25…昇降駆動源
26…保持部材傾け機構
28…傾け駆動源
30…加工機制御装置
40…搬送制御装置
43…トレイ部材待機制御部
44,54…複数製品板材収納制御部
45,55…トレイ部材搬出制御部
53…トレイ部材搬入制御部
P1…板材搬出位置
P2…製品受け位置
P3…製品切り取り位置
W0…素材板材
W1,W2…製品板材

Claims (5)

  1. 板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する板材搬出装置であって、
    前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体と、前記各走行体を制御する搬送制御手段とを備え、
    この搬送制御手段は、
    一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機制御と、
    他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納制御と、
    この複数製品板材収納制御の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出制御と、
    を行うものとした板材搬出装置。
  2. 板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する板材搬出装置であって、
    前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材を有し前記軌道に沿って走行可能な1台の走行体と、前記走行体を制御する搬送制御手段とを備え、
    この搬送制御手段は、
    前記走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に搬入させるトレイ部材搬入制御と、
    このトレイ部材搬入制御の後に、前記走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納制御と、
    この複数製品板材収納制御の後に、前記走行体に、前記製品受け位置のトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出制御と、
    を行うものとした板材搬出装置。
  3. 前記板材搬出部に回収ボックスが設けられ、前記走行体は、前記保持部材を、この保持部材で保持状態のトレイ部材が内部の製品板材が落下可能な角度になるよう傾ける保持部材傾け機構を有し、前記搬送制御装置は、前記トレイ部材搬出制御において、前記保持部材傾け機構により保持部材を傾けてトレイ部材内の製品板材を回収ボックスに移し替える動作を行わせものとした請求項1または請求項2記載の板材搬出装置。
  4. 板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する板材搬出方法であって、
    前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収容可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体とを備える板材搬出装置を用い、
    一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機過程と、
    他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納過程と、
    この複数製品板材収納過程の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出過程と、
    を含む板材搬出方法。
  5. 板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する板材搬出方法であって、
    前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材を有し前記軌道に沿って走行可能な1台の走行体とを備える板材搬出装置を用い、
    前記走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に搬入させるトレイ部材搬入過程と、
    このトレイ部材搬入過程の後に、前記走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納過程と、
    この複数製品板材収納過程の後に、前記走行体に、前記製品受け位置のトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出過程と、
    を含む板材搬出方法。
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