JP4935442B2 - 板材搬出装置および板材搬出方法 - Google Patents
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Description
この種の板材搬出装置は、以下に示す一連の動作を行うことで製品板材を搬出する。すなわち、走行体が原点位置から板材加工機上の製品切り取り位置まで走行し、この製品切り取り位置で保持部材が板材加工機により切り取られた製品板材を保持し、保持部材により製品板材を保持した状態の走行体が軌道に沿って板材搬出部まで走行し、板材搬出部で保持部材が製品板材の保持を解除して製品板材を板材搬出部に設けられているパレット等の上に載置し、その後、走行体が原点位置へ戻る。これら動作を1サイクルとし、このサイクルを繰り返す。
この発明の他の目的は、板材搬出部に搬出された製品板材を回収ボックスに効率良く回収できるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、板材加工機によって素材板材から切り取られた複数の製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部へ効率良く搬出することができる板材搬出方法を提供することである。
この発明にかかる第1の発明の板材搬出装置は、前記板材搬出装置において、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体と、前記各走行体を制御する搬送制御手段とを備える。この搬送制御手段は、一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機制御と、他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納制御と、この複数製品板材収納制御の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出制御とを行う。
2台の走行体が上記動作を行うことで、板材加工機により素材板材から切り取られた複数の製品板材を、トレイ部材に収納してまとめて板材搬出部に搬出することができる。そのため、製品板材の搬出を効率良く行え、板材加工機の加工能力を十分に生かすことができる。
1台の走行体が上記動作を行うことで、前記同様に、板材加工機により素材板材から切り取られた複数の製品板材を、トレイ部材に収納してまとめて板材搬出部に搬出することができる。そのため、製品板材の搬出を効率良く行え、板材加工機の加工能力を十分に生かすことができる。
保持部材傾け機構を設けることにより、この保持部材傾け機構により保持部材を傾けて、保持部材に保持されているトレイ部材内の製品部材を一度に回収ボックスに移し替えることができる。そのため、板材搬出部に搬出された製品板材を効率良く回収ボックスに回収させることができる
この発明における第1の発明にかかる板材搬出方法は、前記板材搬出方法において、前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収容可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体とを備える板材搬出装置を用いる。この板材搬出方法は、一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機過程と、他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納過程と、この複数製品板材収納過程の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出過程とを含む。
2台の走行体が上記動作を行うことで、板材加工機により素材板材から切り取られた複数の製品板材を、トレイ部材に収納してまとめて板材搬出部に搬出することができる。そのため、製品板材の搬出を効率良く行える。
1台の走行体が上記動作を行うことで、前記同様に、板材加工機により素材板材から切り取られた複数の製品板材を、トレイ部材に収納してまとめて板材搬出部に搬出することができる。そのため、製品板材の搬出を効率良く行える。
トレイ部材待機制御部43は、第1の走行体13に対して、板材搬出位置P1(図1)に設置の回収ボックス10の上に載置されているトレイ部材15を保持部材20により保持して、板材加工機1と板材搬出部3の間で板材加工機1の近傍となる製品受け位置P2(図4)へ搬送して待機させるトレイ部材待機制御を行う。
具体的には、原点位置である板材搬出位置P1に位置する第1の走行体13に対し、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22でトレイ部材15を吸着保持させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させた後、走行駆動源19に出力指令を出してトレイ部材15を保持した第1の走行体13を製品受け位置P2の水平位置まで走行させ、さらに昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15が所定の待機高さとなるよう保持部材20を下降させる。
具体的には、走行駆動源19に出力指令を出して第2の走行体14を原点位置である製品受け位置P2から板材加工機1上の製品切り取り位置P3(図4)の水平位置まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22で製品切り取り位置P3の製品板材W2を吸着保持させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させ、走行駆動源19に出力指令を出して第2の走行体14を製品受け位置P2の水平位置まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22による製品板材W2の保持を解除させて製品板材W2をトレイ部材15に収納し、その後、昇降駆動源25に出力して空の保持部材20を上昇させて原点位置に復帰させる。これら一連の動作を、予め定めた所定の回数だけ繰り返し行わせる。
この複数製品収納制御の際、製品板材W2の吸着に用いる吸着パッド22が製品切り取り位置P3と同じ前後位置になるように、必要に応じて前後移動フレーム16の前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11,12の前後位置を調整する。製品板材W2の吸着に使用する吸着パッド22はどれでも良いが、この実施形態では、板材加工機1側の列における一番前側の吸着パッド22で製品板材W2を吸着させるようにしている(図4)。
また、この複数製品収納制御において、各製品板材W2がトレイ部材15の各部に均等に収納されるように、製品板材W2をトレイ部材15に収納する各回の動作毎に、前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11,12の前後位置を変更させたり、製品受け位置P2における第2の走行体14の停止位置を左右にずらしたりする。
具体的には、製品受け位置P2で待機するトレイ部材15に所定個数の製品板材W2が収納されると、第1の走行体13の昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させ、走行駆動源19に出力指令を出して第1の走行体13を製品受け位置P2から板材搬出位置P1まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材傾け機構26の傾け駆動源に出力指令を出して保持部材20を傾けてトレイ部材15の製品板材W2を回収ボックス10の中に滑り落とし、保持部材傾け機構26の傾け駆動源に出力指令を出して保持部材20を水平に戻し、昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15の底面が回収ボックス10の上端に当たる程度まで保持部材20を下降させ、保持部材20の吸着駆動源に出力指令を出して吸着パッド22によるトレイ部材15の保持を解除して、トレイ部材15を回収ボックス10の上に載置し、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させて初期状態に復帰させる。
この実施形態では、上記トレイ部材搬出制御において、保持部材傾け機構26により保持部材20を傾けて、トレイ部材15の製品板材W2を回収ボックス10の中に滑り落とす際に、保持部材20を傾けるのと同時に、前後移動フレーム16の前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11,12を後退させるようにしている。
この状態から、板材加工機1の運転を開始すると、トレイ部材待機過程S1が始まる。トレイ部材待機過程S1では、まず、板材搬出位置P1に位置する第1の走行体13の保持部材20が下降して、吸着パッド22でトレイ部材15を吸着保持する。トレイ部材15を保持した保持部材20は上昇し(図2)、トレイ部材15を保持したまま、第1の走行体13は製品受け位置P2の水平位置まで走行する(図3)。第1の走行体13が製品受け位置P2の水平位置に着くと、保持部材20が下降して、トレイ部材15を製品受け位置P2で待機させる(図4)。
また、第1の走行体13が移動中に、第2の走行体14が動作を開始するため、トレイ部材15が製品受け位置P2で待機状態となるのとほぼ同時に、第1の走行体13により1個目の製品板材W2をトレイ部材15に収納することができる。これにより、板材加工機1の待ち時間を短くして、板材加工機1の能力を最大限に発揮させることができる。
また、製品板材W2をトレイ部材15に収納する各回の動作毎に、前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11,12の前後位置を変更させたり、製品受け位置P2における第2の走行体14の停止位置を左右にずらしたりするため、トレイ部材15の各部に製品板材W2を均等に収納することができる。
また、この実施形態では、板材加工機1側の列における一番前側の吸着パッド22で製品板材W2を吸着させるようにしているため、保持部材20と板材加工機1の加工部7との干渉の無理なく避けることができ、かつ上記軌道11,12の前後移動量を少なくできる。
具体的には、原点位置である板材搬出位置P1に位置する第1の走行体13に対し、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22でトレイ部材15を吸着保持させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させた後、走行駆動源19に出力指令を出してトレイ部材15を保持した第1の走行体13を製品受け位置P2の水平位置まで走行させ、さらに昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15の底面が板材加工機1のテーブル5面に接する程度の高さまで保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出してトレイ部材15の吸着保持を解除させ、トレイ部材15を前記テーブル5面に載置する。この製品受け位置P2のテーブル面は、トレイ部材15の仮置き場となる。
具体的には、トレイ部材15が前記仮置き場に載置された後、走行駆動源19に出力指令を出して走行体13を製品受け位置P2から板材加工機1上の製品切り取り位置P3(図17)の水平位置まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22で製品切り取り位置P3の製品板材W2を吸着保持させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させ、走行駆動源19に出力指令を出して走行体13を製品受け位置P2の水平位置まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22による製品板材W2の保持を解除させて製品板材W2をトレイ部材15に収納させる。これら一連の動作を、予め定めた所定の回数だけ繰り返し行わせる。
この複数製品収納制御の際、製品板材W2の吸着に用いる吸着パッド22が製品切り取り位置P3と同じ前後位置になるように、必要に応じて前後移動フレーム16の前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11の前後位置を調整する。この実施形態でも、板材加工機1側の列における一番前側の吸着パッド22で製品板材W2を吸着させるようにしている。
また、この複数製品収納制御において、製品板材W2がトレイ部材15の各部に均等に収納されるように、製品板材W2をトレイ部材15に収納する各回の動作毎に、前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11の前後位置を変更させたり、製品受け位置P2における走行体13の停止位置を左右にずらしたりする。
具体的には、製品受け位置P2のテーブル5面のトレイ部材15に所定個数の製品板材W2が収納されると、保持部材20に出力指令を出して吸着パッド22によりトレイ部材15を吸着保持し、昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15を保持した保持部材20を上昇させ、走行駆動源19に出力指令を出して走行体13を製品受け位置P2から板材搬出位置P1まで走行させ、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を下降させ、保持部材傾け機構26の傾け駆動源に出力指令を出して保持部材20を傾けてトレイ部材15の製品板材W2を回収ボックス10の中に滑り落とし、保持部材傾け機構26の傾け駆動源に出力指令を出して保持部材20を水平に戻し、昇降駆動源25に出力指令を出してトレイ部材15の底面が回収ボックス10の上端に当たる程度まで保持部材20を下降させ、保持部材20の吸着駆動源に出力指令を出して吸着パッド22によるトレイ部材15の保持を解除して、トレイ部材15を回収ボックス10の上に載置し、昇降駆動源25に出力指令を出して保持部材20を上昇させて初期状態に復帰させる。
上記トレイ部材搬出制御において、保持部材傾け機構26により保持部材20を傾けて、トレイ部材15の製品板材W2を回収ボックス10の中に滑り落とす際に、保持部材20を傾けるのと同時に、前後移動フレーム16の前後移動駆動源に出力指令を出して軌道11を後退させる。
この状態から、板材加工機1の運転を開始すると、トレイ部材搬入過程R1が始まる。トレイ部材搬入過程R1では、まず、板材搬出位置P1に位置する走行体13の保持部材20が下降して、吸着パッド22でトレイ部材15を吸着保持する。トレイ部材15を保持した保持部材20は上昇し(図14)、トレイ部材15を保持したまま、走行体13は製品受け位置P2の水平位置まで移動する(図15)。走行体13が製品受け位置P2の水平位置に着くと、トレイ部材15の底面が板材加工機1のテーブル5面に接する程度の高さまで保持部材20が下降し、その位置でトレイ部材15の吸着保持を解除して、トレイ部材15をテーブル5面の仮置き場に載置する(図16)。
さらに、第1の実施形態の板材搬出装置2では、2台の走行体13,14の各保持部材20で製品板材W1を保持した状態で搬出することも可能で、その場合、1台の走行体だけで製品板材W1を搬出するのに比べ、大きな製品板材W2を安定して搬出することができる。
2…板材搬送装置
3…板材搬出部
4…板材ストッカ
5…テーブル
7…加工部
8…板材送り装置
9…パレット
10…回収ボックス
11,12…軌道
13…第1の走行体
14…第2の走行体
15…トレイ部材
16…前後移動フレーム
19…走行駆動源
20…保持部材
22…吸着パッド
25…昇降駆動源
26…保持部材傾け機構
28…傾け駆動源
30…加工機制御装置
40…搬送制御装置
43…トレイ部材待機制御部
44,54…複数製品板材収納制御部
45,55…トレイ部材搬出制御部
53…トレイ部材搬入制御部
P1…板材搬出位置
P2…製品受け位置
P3…製品切り取り位置
W0…素材板材
W1,W2…製品板材
Claims (5)
- 板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する板材搬出装置であって、
前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体と、前記各走行体を制御する搬送制御手段とを備え、
この搬送制御手段は、
一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機制御と、
他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納制御と、
この複数製品板材収納制御の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出制御と、
を行うものとした板材搬出装置。 - 板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する板材搬出装置であって、
前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材を有し前記軌道に沿って走行可能な1台の走行体と、前記走行体を制御する搬送制御手段とを備え、
この搬送制御手段は、
前記走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に搬入させるトレイ部材搬入制御と、
このトレイ部材搬入制御の後に、前記走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納制御と、
この複数製品板材収納制御の後に、前記走行体に、前記製品受け位置のトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出制御と、
を行うものとした板材搬出装置。 - 前記板材搬出部に回収ボックスが設けられ、前記走行体は、前記保持部材を、この保持部材で保持状態のトレイ部材が内部の製品板材が落下可能な角度になるよう傾ける保持部材傾け機構を有し、前記搬送制御装置は、前記トレイ部材搬出制御において、前記保持部材傾け機構により保持部材を傾けてトレイ部材内の製品板材を回収ボックスに移し替える動作を行わせものとした請求項1または請求項2記載の板材搬出装置。
- 板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する板材搬出方法であって、
前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収容可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材をそれぞれ有し前記軌道に沿って互いに独立して走行可能な2台の走行体とを備える板材搬出装置を用い、
一方の走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に待機させるトレイ部材待機過程と、
他方の走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置で待機状態のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納過程と、
この複数製品板材収納過程の後に、前記一方の走行体に、前記製品受け位置に待機するトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出過程と、
を含む板材搬出方法。 - 板材加工機によって素材板材から切り取られた製品板材を、板材加工機上の製品切り取り位置から板材加工機外の板材搬出部に搬出する板材搬出方法であって、
前記板材加工機と前記板材搬出部の上方間に設置された軌道と、前記製品板材を複数収納可能な可搬のトレイ部材と、前記製品板材およびトレイ部材を選択的に保持可能な保持部材を有し前記軌道に沿って走行可能な1台の走行体とを備える板材搬出装置を用い、
前記走行体に、前記保持部材により前記トレイ部材を保持させて前記製品切り取り位置の近傍となる所定の製品受け位置に搬入させるトレイ部材搬入過程と、
このトレイ部材搬入過程の後に、前記走行体に、前記製品切り取り位置の製品板材を前記保持部材により保持させて前記製品受け位置のトレイ部材に収納させ、この製品の保持からトレイ部材への収納までの動作を複数回繰り返させる複数製品板材収納過程と、
この複数製品板材収納過程の後に、前記走行体に、前記製品受け位置のトレイ部材を前記板材搬出部へ搬出させるトレイ部材搬出過程と、
を含む板材搬出方法。
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