JP3519463B2 - 被プレス材の搬送供給機構 - Google Patents

被プレス材の搬送供給機構

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JP3519463B2
JP3519463B2 JP22106694A JP22106694A JP3519463B2 JP 3519463 B2 JP3519463 B2 JP 3519463B2 JP 22106694 A JP22106694 A JP 22106694A JP 22106694 A JP22106694 A JP 22106694A JP 3519463 B2 JP3519463 B2 JP 3519463B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合板やプリント基板な
どの積層板のプレス成形を一度に多量に行うべく設置さ
れた複数の多段プレス装置に、被プレス材のストックさ
れたストッカー等から取り出した被プレス材を各多段プ
レス装置設置位置まで搬送供給すると共に、プレス成形
終了後の成形品を、各多段プレス装置から取り出して成
形品ストッカー等へ搬送供給する為の被プレス材の搬送
供給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送供給機構としては、
単一の多段プレス装置用被プレス材搬送供給機構を直線
レール上を往復走行させ、横一列に設置された複数の多
段プレス装置に被プレス材を順次供給するよう構成した
ものがある。即ち、横一列に設置された各多段プレス装
置に対応する位置に移動して被プレス材を供給するもの
であり、多段プレス装置の設置数に関係なく被プレス材
を供給することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多段プレス装置の設置
台数を増やすと、横長の設置スペースが必要となるが、
このような横長のスペースを確保することは難しく、レ
イアウト上の制約を受けることになる。また、被プレス
材搬送機構の移動距離が長くなるため、被プレス材の搬
送に時間がかかるという問題を有している。
【0004】
【発明の目的】本発明は、被プレス材搬送機構の移動距
離を長くすることなく多段プレス装置の設置数を増やす
ことが出来る被プレス材搬送供給機構を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る被プレス材搬
送機構は、請求項1の記載によれば、被プレス材を所定
方向に搬出入すると共に所定位置に保持する被プレス材
保持部と、該被プレス材保持部を所定の軸線廻りに回動
可能に吊持する吊持部と、該吊持部を所定方向往復動可
能に吊持する基台部とから成り、被プレス材保持部を回
動することにより前記被プレス材搬出入方向を変更し得
るよう構成されている。
【0006】また、本発明に係る被プレス材搬送機構
は、請求項2の記載によれば、被プレス材保持部は、被
プレス材を保持する保持手段と、該保持された被プレス
材を所定方向に搬出するため前記保持手段を該所定方向
に往復移動させる第1の移動手段とを有し、更に、請求
項1記載の被プレス材の搬送供給機構は、前記吊持部を
所定方向に往復動させるための第2の移動手段を有す
る。また、本発明に係る被プレス材搬送機構は、請求項
3の記載によれば、一方のプレス装置列のプレス装置の
被プレス材が通過する被プレス材供給口と、他方のプレ
ス装置列のプレス装置の被プレス材供給口とが対向した
状態で設置されたプレス装置に、前記保持手段が保持し
た被プレス材を供給するべく、吊持部は、前記一方の列
と前記他方の列との間において、前記プレス装置列にお
けるプレス装置の設置方向に往復動するように構成され
ると共に、第2の移動手段は、前記吊持部を前記所定の
プレス装置に対向する位置まで移動するように構成され
る。
【0007】
【作用】上述のように構成された被プレス材搬送機構に
おいては、被プレス材の供給方向を、吊持部を所定の軸
線廻りに回動することで変更し得るので、被プレス材が
通過する被プレス材供給口を対向させて2列に設置した
プレス装置のうち、所定のプレス装置に被プレス材を供
給することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明に係る被プレス材搬送機構
の一実施例の構成を、添付図面を参照して説明する。
【0009】図3は、一実施例で説明する被プレス材搬
送機構100によって、被プレス材が出入される多段プ
レス装置10A乃至10D等の設置関係を示す図であ
り、多段プレス装置10A乃至10D等が2列に対向設
置されている。多段プレス装置10A乃至10Dは被プ
レス材をプレス成形するためのものである。図3中上段
列には左端から、プレス前の被プレス材を保管するため
のアンストッカー20、多段プレス装置10A、プレス
成形後の被プレス材を保管するためのストッカー30
が、また、図中下段列には左端から、多段プレス装置1
0B、多段プレス装置10C、多段プレス装置10Dが
それぞれ設置されている。なお、各装置は、各装置の被
プレス材が通過する被プレス材供給口を対向させて設置
している。多段プレス装置10A乃至10Dは略同一の
プレス装置であるので、多段プレス装置10Aの構成を
説明する。
【0010】図1は被プレス材搬送機構100及び多段
プレス装置10A等を示しており、被プレス材搬送機構
100の両側に示されるものが多段プレス装置10A等
である。多段プレス装置10Aは、上下方向に亘って複
数のプレス盤11を有しており、最下方のプレス盤11
は多段プレス装置10Aに対して固定されており、この
最下方のプレス盤11より上方のプレス盤11が最下方
のプレス盤11に対して近接する方向に、油圧シリンダ
等で移動させられる構成となっている。なお、上下方向
において対向した各プレス盤11とプレス盤11との距
離は、否プレス時において等しくなり、その間には被プ
レス材が供給されるプレス空間11aが形成される。
【0011】図1に示す如く、被プレス材搬送機構10
0は、被プレス材を保持するための被プレス材保持機構
200と、この被プレス材保持機構200を多段プレス
装置10A乃至10D等に対応した位置に移動させるた
めの移動機構300と、被プレス材保持機構200の停
止位置に対応した多段プレス装置10A乃至10D等
に、被プレス材保持機構200が保持した被プレス材を
供給し且つプレス成形後に被プレス材を取り出すための
被プレス材出入機構400と、被プレス材の供給方向を
変更するための供給方向変更機構500と、を有してい
る。
【0012】「被プレス材保持機構200の説明」被プ
レス材保持機構200は、多段プレス装置10Aのプレ
ス可能段数(プレス空間11Aの数)に応じた数のトレ
イTがそれぞれ載置される複数のローダ210を備えて
いる。各トレイT上には被プレス材Mが載置される。
【0013】図2に示すように、同一水平面内に一対の
ローダ210が所定間隔をおいて設置され、一対のロー
ダ支持フレーム220でそれぞれ前方が支持されると共
に、図1に示すように、ローダ支持フレーム220の後
方も、ローダ支持フレーム220で支持されている。ロ
ーダ支持フレーム220は上下方向に延びたフレームで
あり、その内側面220aとローダ210の外側面21
0aとが図示しないボルト等の連結具で連結されてい
る。ローダ支持フレーム220の上端は旋回フレーム5
10に固着されている。このように同一水平面内に対向
設置された一対のローダ210の間のスペースを後述す
る被プレス材出入機構400が往復移動する。
【0014】ローダ210は、被プレス材出入機構40
0の移動方向に直交する回転軸を中心に回転する複数の
ローラ211を有している。複数のローダ210は、各
々のローラ211群により規定されるトレイ板載置平面
が平行となるように、上下方向に所定間隔をおいて、ロ
ーダ支持フレーム220で支持されており、各々のロー
ラ211群により規定されるトレイ板載置平面にはトレ
イ板Tが載置される。
【0015】上下方向におけるローダ210の設置間隔
は、各々のローラ211群により規定されるトレイ板載
置平面と、多段プレス装置10Aの下プレス盤11のプ
レス面11bとが、略同一平面内に位置するように設定
されている。ここで、下プレス盤11とは、供給された
トレイT(被プレス材M)に対して真下に位置するプレ
ス盤、すなわち、供給されたトレイTが載置されるプレ
ス盤11をいう。
【0016】トレイTには、後述する被プレス材出入機
構400が備えた2つのピン411が挿入される一対の
貫通孔T’が設けられている。ピン411が挿入される
ことによってトレイTの前後方向の移動が規制され、ま
た、ローダ支持フレーム220がトレイTの外側側面側
に位置することによって、トレイTの左右方向の移動が
規制されるので、ローダ210上のトレイTの載置位置
がずれないようになっている。なお、図1においては簡
略化の為に上下方向に一対のローダ210を図示してい
るにすぎないが、実際には、多段プレス装置10Aのプ
レス可能段数(プレス空間11a)に応じた数のローダ
210が設置されている。
【0017】「移動機構300の説明」移動機構300
は移動フレーム305を移動させるためのものである。
移動フレーム305には、後述する供給方向変更機構5
00が取り付けられており、供給方向変更機構500が
備えた旋回フレーム510には、前述した被プレス材保
持手段200と後述する被プレス材出入機構400とが
取り付けられている。このように、移動フレーム305
には、被プレス材保持手段200、被プレス材出入機構
400及び供給方向変更機構500が、一体的に取り付
けられているので、移動フレーム305が移動すると、
被プレス材保持手段200、被プレス材出入機構400
及び供給方向変更機構500も共に移動する。
【0018】複数のアームを連結して構成された移動フ
レーム305には、メインフレーム600に固定された
ガイドレール310に図示しないローラ等の回転部材を
介して嵌合する嵌合部材305bが取り付けられてお
り、ガイドレール310に沿って往復移動可能となって
いる。
【0019】メインフレーム600は、コ字形状に連結
された複数の支持フレーム610を一対の連結フレーム
620で連結して構成される。各連結フレーム620の
下面にはレール支持フレーム630がそれぞれ固着され
ている。支持フレーム610は、一対の支持アーム61
1の上方に連結アーム612の両端が連結されて構成さ
れており、図3に示すように上段列の装置と下段列の装
置との間に複数設置されている。
【0020】ガイドレール310は、図3に示す左端の
装置(アンストッカー20と多段プレス装置10B)か
ら右端の装置(ストッカー30と多段プレス装置10
D)に亘る長さを有しており、レール支持フレーム63
0の下面に固定されている。移動フレーム305は、ガ
イドレール310に摺動移動可能に嵌合することによっ
て、メインフレーム600に吊り下げ支持されており、
図3に示す左端の装置(アンストッカー20と多段プレ
ス装置10B)と右端の装置(ストッカー30と多段プ
レス装置10D)との間をメインフレーム600に対し
て往復移動する。
【0021】図1に示すように、移動フレーム305の
上面にはモータ320及び減速ユニット330が取り付
けられている。モータ320の出力軸は減速ギヤユニッ
ト330に連結されており、モータ320の出力が減速
ギヤユニット330に伝達される。減速ギヤユニット3
30は、ガイドレール310の長手方向に直交する回転
軸を中心に回転する出力軸を有しており、この出力軸に
は平歯車340が取り付けられている。この平歯車34
0はガイドレール310と略同一長さのラックレール3
50に噛合している。なお、ラックレール350は一方
のレール支持フレーム630にガイドレール310と平
行に固着されている。
【0022】「被プレス材出入機構400の説明」被プ
レス材出入機構400は、ピン昇降機構410と、ピン
昇降駆動機構420とを備えている。
【0023】「ピン昇降機構410の説明」図2に示す
ように、ピン昇降機構410は、トレイTに設けた貫通
孔T’に下方からピン411を挿通させ、またその挿通
したピン411を貫通孔T’から解放するためのもので
ある。
【0024】ピン411は上向きに突出した状態で、ピ
ン支持プレート412から水平方向にそれぞれ二股に延
びたア−ム412a、412aの先端に取り付けられて
いる。ピン支持プレート412は、上下方向に昇降させ
られる昇降プレート413の片側面に取り付けられてい
る。昇降プレート413の片側面には、ローダ210上
に載置されるトレイTの数に応じた数のピン支持プレー
ト412が上下方向に亘り、上述した上下方向における
ローダ210の配設間隔と同間隔で、取り付けられてい
る。
【0025】図1に示すように、昇降プレート413に
はガイドレール413aが上下方向に延設されている。
ガイドレール413aには、昇降プレート支持フレーム
414に固定された一対の嵌合部材414aがそれぞれ
摺動可能に嵌合しており、昇降プレート413は昇降プ
レート支持フレーム414に対して昇降可能となってい
る。なお、昇降プレート413は、ピン411がトレイ
Tの貫通孔T’に挿通する位置と、貫通孔T’から解放
される位置との間を昇降する。
【0026】昇降プレート413には受動アーム415
の一端部が取り付けられており、受動アーム415の他
端部には、エアシリンダ416のピストンロッド416
aが取り付けられている。エアシリンダ416は、ピス
トンロッド416aがエアシリンダ416に対して上下
方向に押し出され、または、引き込まれるように、昇降
プレート支持フレーム414に取り付けられている。ピ
ストンロッド416aが押し出され、または、引き込ま
れると、ピン411は昇降プレート413と共に、昇降
プレート支持フレーム414に対して昇降する。なお、
このエアシリンダ416の移動量は、ピン411をトレ
イTの貫通孔T’に挿通させる位置と、ピン411を貫
通孔T’から解放する位置との間で、昇降プレート41
3を昇降させるように設定されている。
【0027】「ピン昇降駆動機構420の説明」ピン昇
降駆動機構420は、多段プレス装置10A等に供給す
るために、トレイTを移動させるためのものである。
【0028】図1に示すように、旋回フレーム510の
下面略中央には、ガイドレール421が延設されてい
る。ガイドレール421には、昇降プレート支持フレー
ム414に取り付けられた一対の嵌合部材414bがそ
れぞれ摺動可能に嵌合されており、昇降プレート支持フ
レーム414は旋回フレーム510に対して往復移動可
能となっている。なお、一対の嵌合部材414bがガイ
ドレール421に嵌合することによって、昇降プレート
支持フレーム414は旋回フレーム510に吊り下げ支
持されている。
【0029】昇降プレート支持フレーム414は被プレ
ス材保持位置(図1中実線で示す昇降プレート支持フレ
ーム414の位置)とプレス材供給位置(図2中破線で
示す昇降プレート支持フレーム414の位置)との間を
往復移動する。被プレス材保持位置とは、貫通孔T’に
ピン411が挿通されたトレイTを完全にローダ210
上に載置することのできる昇降プレート支持フレーム4
14の停止位置をいう。また、被プレス材供給位置と
は、被プレス材M(トレイT)を多段プレス装置10A
の下プレス定盤11上のプレス可能位置に供給すること
のできる昇降プレート支持フレーム414の停止位置を
いう。
【0030】昇降プレート支持フレーム414にはロー
ラチェーン422の両端がそれぞれ取り付けられてルー
プ状のチェーンが形成されている。ループ化されたロー
ラチェーン422は、従動スプロケット424とモータ
425の出力軸に取り付けられた主動スプロケット42
3とに掛け渡されている。なお、主動スプロケット42
3と従動スプロケット424は旋回フレーム510に取
り付けられており、それぞれ昇降プレート支持フレーム
414の移動方向に直交する回転軸を中心に回転する。
【0031】モータ425を駆動すると、ループ化され
たチェーン422が回転することによって、昇降プレー
ト支持フレーム414は、上述した被プレス材保持位置
と被プレス材供給位置との間を旋回フレーム510に対
して往復移動する。このとき、昇降プレート支持フレー
ム414は、図2中左右に配設された一対のローダ21
0の間のスペースにおいて往復移動する。なお、往復移
動する昇降プレート支持フレーム414の一部が図示し
ないリミットスイッチに当接してこれを切り替えてモー
タ425の駆動を停止させることで、昇降プレート支持
フレーム414は、上述した被プレス材保持位置または
被プレス材供給位置に停止するように構成されている。
【0032】「旋回機構500の説明」旋回フレーム5
10は、鉛直線を中心に偏心回転するように図示しない
回転軸を介して移動フレーム305に連結支持されてい
る。移動フレーム305の下面には、円形のガイドレー
ル305aが、そのガイドレール305aの中心(ガイ
ドレール305aを形成する円の中心)を旋回フレーム
510の回動軸上に位置させて形成されている。ガイド
レール305aには、ガイドレール305aの延設方向
に等間隔をおいて旋回フレーム510の上面に取り付け
られた少なくとも3つの嵌合部材550が、ローラ等の
回転部材を介して嵌合している。
【0033】旋回フレーム510の上面には、旋回フレ
ーム510の回動軸と同軸を中心に回動させられる平歯
車520が固着されており、この平歯車520を回動さ
せると、図示しない回転軸を中心に、旋回フレーム51
0は移動フレーム305に対して回動する。平歯車52
0には、移動フレーム305に固定されたモータ540
の出力軸に取り付けられた平歯車530が噛合してお
り、モータ540を駆動すると、平歯車520が回転さ
せらて、旋回フレーム510は移動フレーム305に対
して回動する。なお、旋回フレーム510に取り付けら
れた嵌合部材550がガイドレール305aに嵌合して
いるので、旋回フレーム510が回動する際に、旋回フ
レーム510に取り付けられた機構等がぶれるのを防止
できる。
【0034】旋回フレーム510が180度回動したと
きに、旋回フレーム510の一部が図示しない2つのリ
ミットスイッチのうちのいずれかに当接してこれを切り
替えてモータ540の駆動を停止させることで、旋回フ
レーム510の回動量を180度に制御する構成として
いる。なお、旋回フレーム510を再び回動させるに
は、図示しない制御装置によって、モータ540を駆動
するように制御する。このように旋回フレーム510を
180度づつ回動させることによって、被プレス材M
(トレイT)を供給する向きを変更する。なお、上述し
たように構成された被プレス材搬送機構100に用いら
れる各モータに電源を供給するための配線やエアシリン
ダ416にエアを供給するチューブ等を保護すべく、メ
インフレーム600に支持されるケーブル・ホース支持
装置610を用いている。
【0035】次に、上述した被プレス材搬送機構100
の動作を説明する。被プレス材搬送機構100を駆動す
る前に、移動フレーム305をアンストッカー20に対
応する位置に移動させると共に、昇降プレート支持フレ
ーム414がアンストッカー20に向けて前進するよう
に、旋回フレーム500を回転させる。また、エアシリ
ンダ416のピストンロッド416aを突出させてピン
411を下降させ、更に、昇降プレート支持フレーム4
14を被プレス材保持位置に停止させる。
【0036】次に、モータ425を駆動すると、主動プ
ーリ423、従動プーリ424を介してローラチェーン
422が回転して、昇降プレート支持フレーム414は
ガイドレール422に沿って前進する。昇降プレート支
持フレーム414の一部が図示しないリミットスイッチ
に当接してこれを切り替えるのでモータ425は停止
し、昇降プレート支持フレーム414は被プレス材供給
位置に停止する。被プレス材供給位置において、ピン4
11の真上にトレイTの貫通孔T’が位置するように、
トレイTはアンストッカー20に支持されている。この
ため、ピストンロッド416aを引っ込めて、昇降プレ
ート413と共にピン411を上昇させると、ピン41
1は貫通孔T’に挿通する。
【0037】次に、モータ425の出力軸を先ほどとは
逆に回転させると、昇降プレート支持フレーム414は
ガイドレール422に沿って後退し、昇降プレート支持
フレーム414の一部が当接して図示しないリミットス
イッチを切り替えるので、昇降プレート支持フレーム4
14は被プレス材保持位置に停止する。このとき、貫通
孔T’にピン411が挿通したまま昇降プレート支持フ
レーム414が後退するので、トレイTはアンストッカ
ー20から取り出される。なお、取り出されたトレイT
は、ローダ210上に載置される。
【0038】次に、被プレス材M(トレイT)を供給し
ようとする多段プレス装置10A乃至10Dのいずれか
が、アンストッカー20と同列にある場合(一実施例に
おいては被プレス材Mを供給しようとする多段プレス装
置が多段プレス装置10Aである場合)には、旋回フレ
ーム510を回転させることなく、モータ320を回転
させて移動フレーム305を多段プレス装置10Aに対
応した位置まで移動させる。なお、多段プレス装置10
A乃至10D等に対応して、メインフレーム600の所
定位置に図示しないリミットスイッチが配設され、移動
フレーム305の一部が当接してリミットスイッチを切
り替えることによりモータ310を停止させ、移動フレ
ーム305を所定の多段プレス装置10A等に対応した
位置に移動させるように構成されている。
【0039】次に、上述したと同様に、昇降プレート支
持フレーム414を被プレス材供給位置まで前進させ、
トレイTをローダ210上から、下プレス定盤11上に
供給する。そして、ピストンロッド416aを突出させ
ることで昇降プレート413を下降させ、ピン411を
貫通孔T’から解放する。そしてモータ425を駆動し
て、昇降プレート支持フレーム414を被プレス材保持
位置まで後退させる。このとき、被プレス材M(トレイ
T)は、下プレス定盤11上にプレス可能な状態で載置
される。移動フレーム305は、被プレス材M(トレイ
T)を再び保持するため、モータ410の出力軸を先ほ
どとは逆に回転させることで、アンストッカー20に対
応した位置に移動して、上述したように被プレス材M
(トレイT)を保持する。
【0040】次に被プレス材M(トレイT)を供給しよ
うとする多段プレス装置10A乃至10Dのいずれか
が、アンストッカー20のある列と同列でない列にある
場合(一実施例においては被プレス材Mを供給しようと
する多段プレス装置が多段プレス装置10B乃至10D
である場合)には、上述したようにアンストッカー20
から被プレス材Mを取り出してこれを保持した後に、旋
回フレーム510を180度回転させる。即ち、モータ
540を駆動して平歯車530を回転させ、これに噛合
する平歯車520を介して旋回フレーム510を回転さ
せる。そして、図示しないリミットスイッチが切り替え
られたときにモータ540を停止させ、被プレス材Mを
供給する向きを180度変更する。なお、この180度
変更した状態を図1において2点鎖線で示している。
【0041】この後、モータ320を駆動し、平歯車3
40及びラックレール350を介して移動フレーム30
5を多段プレス装置10B乃至10Dのいずれかに対応
する位置まで移動させ、上述したと同様に、被プレス材
Mを供給する。なお、プレス後の被プレス材Mは、被プ
レス材Mをアンストッカー20から取り出す場合と同様
に取り出され、その後ストッカー30に供給される。
【0042】
【発明の効果】上述した様に、本発明に係る被プレス材
の搬送供給機構を構成したことにより、被プレス材搬送
機構の移動距離を長くすることなく多段プレス装置の設
置数を増やすことが出来る被プレス材の搬送供給機構を
提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る被プレス材搬送機構の構成を示
す図である。
【図2】トレイ板が出入される状態を示す図である。
【図3】この発明に係る被プレス材搬送機構によって、
被プレス材が出入される装置の設置関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
10A、10B、10C、10D 多段プレス装置 20 アンストッカー 30 ストッカー 100 被プレス材搬送機構 200 被プレス材保持機構 210 ローダ 211 ローラ 220 ローダ支持フレーム 300 移動機構 305 移動フレーム 310 ガイドレール 320 モータ 330 減速ギヤユニット 340 平歯車 350 ラックレール 400 被プレス材出入機構 410 ピン昇降機構 411 ピン 412 ピン支持プレート 412a アーム 413 昇降プレート 413a ガイドレール 414 昇降プレート支持フレーム 414a 嵌合部材 414b 嵌合部材 415 受動アーム 416 エアシリンダ 416a ピストンロッド 420 ピン昇降駆動機構 421 ガイドレール 422 ローラチェーン 423 主動スプロケット 424 従動スプロケット 425 モータ 500 供給方向変更機構 510 旋回フレーム 520 平歯車 530 平歯車 540 モータ 550 ローラ 600 メインフレーム 610 支持フレーム 611 支持アーム 612 連結アーム 620 連結フレーム 630 レール支持フレーム M 被プレス材 T トレイ板 T’ 貫通孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被プレス材を所定方向に搬出入すると共
    に所定位置に保持する被プレス材保持部と、 該被プレス材保持部を所定の軸線廻りに回動可能に吊持
    する吊持部と、 該吊持部を所定方向往復動可能に吊持する基台部とから
    成り、 被プレス材保持部を回動することにより前記被プレス材
    搬出入方向を変更し得るよう構成され、 前記被プレス材保持部は、前記被プレス材を保持する保
    持手段と、該保持された被プレス材を所定方向に搬出す
    るため前記保持手段を該所定方向に往復移動させる第1
    の移動手段とを有し、 更に、被プレス材の搬送供給機構は、前記吊持部を所定
    方向に往復動させるための第2の移動手段を有し、 前記被プレス材はトレイ部材上に載置され、該被プレス
    材は、前記トレイ部材を保持することによって保持さ
    れ、 前記保持手段は、上下方向に昇降するピン部材を有して
    おり、 前記トレイ部材には、上下に貫通した貫通孔が形成され
    ており、該貫通孔に前記ピン部材が上昇して挿入するこ
    とで、前記保持手段は前記トレイ部材を保持すること、
    を特徴とする被プレス材の搬送供給機構。
  2. 【請求項2】 一方のプレス装置列のプレス装置の被プ
    レス材が通過する被プレス材供給口と、他方のプレス装
    置列のプレス装置の被プレス材供給口とが対向した状態
    で設置されたプレス装置に、前記保持手段が保持した被
    プレス材を供給するべく、 前記吊持部は、前記一方の列と前記他方の列との間にお
    いて、前記プレス装置列におけるプレス装置の設置方向
    に往復動するように構成されると共に、前記第2の移動
    手段は、前記吊持部を前記所定のプレス装置に対向する
    位置まで移動するように構成されることを特徴とする請
    求項1に記載の被プレス材の搬送供給機構。
  3. 【請求項3】 前記吊持部の移動をガイドするべく、前
    記一方のプレス装置列と前記他方のプレス装置列との間
    には、前記プレス装置列におけるプレス装置の設置方向
    と平行且つ上下方向において所定高さを保った状態で、
    ガイド部材が配設されており、前記吊持部は、該ガイド
    部材に吊持支持されていることを特徴とする請求項2に
    記載の被プレス材の搬送供給機構。
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