JP2000100482A - 色素増感型太陽電池 - Google Patents

色素増感型太陽電池

Info

Publication number
JP2000100482A
JP2000100482A JP10266222A JP26622298A JP2000100482A JP 2000100482 A JP2000100482 A JP 2000100482A JP 10266222 A JP10266222 A JP 10266222A JP 26622298 A JP26622298 A JP 26622298A JP 2000100482 A JP2000100482 A JP 2000100482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
solar cell
sensitizing dye
sensitized solar
cooh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10266222A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3945038B2 (ja
Inventor
Megumi Sakagami
惠 坂上
Shigeyoshi Sakaki
茂好 榊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26622298A priority Critical patent/JP3945038B2/ja
Publication of JP2000100482A publication Critical patent/JP2000100482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3945038B2 publication Critical patent/JP3945038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/542Dye sensitized solar cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な材料を使用した増感色素を利用できる
とともに、高い光エネルギー変換効率を有し、安全かつ
耐久性に優れる色素増感型太陽電池を提供することを目
的とする。 【解決手段】 透明導電膜を備えた透明基板と、前記透
明基板と対極をなす導電性基板との間に増感色素を担持
させた半導体電極と電解質層とがあり、光電変換によっ
て前記透明導電膜と前記導電性基板との間に電気エネル
ギーを発生する色素増感型太陽電池であって、前記増感
色素が、少なくとも1種の一般式(化1)及び/または
(化2)で表される銅ビピリジル一価錯体を含む構成を
有している。 【化1】 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽光エネルギーを
電気エネルギーに直接変換する色素増感型太陽電池に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、化石燃料に代わるエネルギー源と
して太陽光を利用する種々太陽電池が開発されている。
現在実用化されている太陽電池の主流は、多結晶又はア
モルファスシリコンをセルとするものであるが、製造プ
ロセスにおけるエネルギー消耗が高く、又はガリウムや
ヒ素等の毒性の高い材料を使用することには問題があっ
た。近年、多結晶又はアモルファスシリコンをセルとす
る太陽電池の代わりに、酸化物半導体電極を用いた色素
増感型太陽電池が開発されている。
【0003】この種の太陽電池の原理は、酸化物半導体
としての二酸化チタンに、これよりも高い位置に電子の
最低空軌道を有する光増感色素を吸着させ、可視光を吸
着した増感色素の励起状態から酸化物半導体の伝導体へ
速い電子移動が起こることを応用したものである。この
ような太陽電池には、「Nature」,Vol.26
1,p402(1976年)学会誌(以下イ号学会誌と
いう)に記載されているようなものが一般的であった。
【0004】また、イ号学会誌に記載のものを改良した
新しい構造の太陽電池が「Nature」,Vol.3
52,p737(1991年)学会誌(以下ロ号学会誌
という)が開示されている。これは透明導電膜上に酸化
チタンを焼結し、その酸化チタン上にルテニウムビピリ
ジル錯体を吸着させたものである。これは、8%〜10
%程度の高い変換効率を有し実用的にもある程度耐えう
る性能を持っていると考えられる。また、「Journ
al of Physical Chemistr
y」,Vol.97,No.23,p6272(199
3年)学会誌には、酸化物半導体電極を用いた色素増感
型太陽電池の新規な増感色素が開示されている。そこ
で、いくつかのクロロフィル誘導体について評価をした
データが記載されている。
【0005】また、特開平9−199744号公報(以
下ハ号公報という)には、カルボキシル基を有する種々
の金属を中心に持つフタロシアニン化合物を利用する色
素増感型太陽電池が開示されている。
【0006】更に、特開平10−93118号公報(以
下ホ号公報という)、同10−92477号公報(以下
ニ号公報という)には、トリフェニメルタン骨格、クマ
リン骨格、アクリジン骨格、9−フェニルキサンテン骨
格を有する有機色素を用いた太陽電池が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の酸化物半導体電極を用いた色素増感型太陽電池では以
下の課題を有していた。
【0008】イ号学会誌に記載の酸化物半導体電極を含
む太陽電池には、光エネルギーから電気エネルギーに直
接変換する変換効率は低く、実用化は困難であるという
課題を有していた。
【0009】ロ号学会誌に記載の有機色素を用いた太陽
電池には、増感色素として使用するルテニウム錯体は希
少な金属であり、極めて高価であった。太陽電池で大き
なエネルギーを生み出すためには大面積が必要である。
現在、実用化されているシリコン系の太陽電池は高価で
あり普及の大きな妨げになっている。従って、太陽電池
を普及させるためには安価な素材を用い、安価な製造方
法によって作製できるものでなくてはならない。しか
し、ロ号学会誌に記載の増感色素には希少な金属ルテニ
ウムを使用することで、ルテニウムが希少かつ極めて高
価なので、入手しにくいという課題を有していた。
【0010】ハ号公報に記載の湿式太陽電池には、増感
色素として使用するフタロシアニン化合物が半導体とし
て用いられる二酸化チタン表面との結合が弱く、耐久性
に欠けるという課題を有していた。
【0011】ホ号、ニ号公報に記載の有機色素を用いた
太陽電池には、増感色素として使用する9−フェニルキ
サンテン骨格を有する有機色素が電子供給体から色素の
最高被占軌道への電子移動が遅く、光エネルギーから電
気エネルギーに直接変換する変換効率は低いという課題
を有していた。
【0012】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、安価な材料を使用した増感色素を利用できるととも
に、高い光エネルギー変換効率を有し、安全かつ耐久性
に優れる色素増感型太陽電池を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明における色素増感型太陽電池は、透明導
電膜を備えた透明基板と、前記透明基板と対極をなす導
電性基板との間に色素を担持させた半導体電極と電解質
層とがあり、光電変換によって前記透明導電膜と前記導
電性基板との間に電気エネルギーを発生する色素増感型
太陽電池であって、前記増感色素が、少なくとも1種の
一般式(化1)及び/または(化2)で表される銅ビピ
リジル一価錯体を含む構成を有している。
【0014】この構成により、一般式(化1)及び/ま
たは(化2)で表される銅ビピリジル一価錯体の増感色
素が安全かつ安価な材料であるため、入手しやすく、生
産性に優れるという作用を有する。
【0015】また、一般式(化1)及び/または(化
2)で表される銅ビピリジル一価錯体の増感色素は光エ
ネルギーから電気エネルギーに直接変換する変換効率を
向上できるという作用を有する。
【0016】また、一般式(化1)及び/または(化
2)で表される銅ビピリジル一価錯体の増感色素は耐久
性に優れるという作用を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の色素増
感型太陽電池は、透明導電膜を備えた透明基板と、前記
透明基板と対極をなす導電性基板との間に色素を担持さ
せた半導体電極と電解質層とがあり、光電変換によって
前記透明導電膜と前記導電性基板との間に電気エネルギ
ーを発生する色素増感型太陽電池であって、前記増感色
素が、少なくとも1種の一般式(化1)及び/または
(化2)で表される銅ビピリジル一価錯体を含む構成を
有している。
【0018】これにより、一般式(化1)及び/または
(化2)で表される銅ビピリジル一価錯体の増感色素が
安全かつ安価な材料であるため、入手しやすく、生産性
に優れるという作用を有する。
【0019】また、一般式(化1)及び/または(化
2)で表される銅ビピリジル一価錯体の増感色素は光エ
ネルギーから電気エネルギーに直接変換する変換効率を
向上できるという作用を有する。
【0020】また、一般式(化1)及び/または(化
2)で表される銅ビピリジル一価錯体の増感色素が、太
陽光を効率的に吸収するので、光エネルギーから電気エ
ネルギーに直接変換する変換効率を向上できるという作
用を有する。
【0021】また、一般式(化1)及び/または(化
2)で表される銅ビピリジル一価錯体の増感色素は耐久
性に優れるという作用を有する。
【0022】ここで、増感色素としては、その骨格炭素
に、カルボキシル基、スルホン酸基、水酸基等の酸性基
又はその水溶性塩から選ばれる置換基を有している。こ
れらを有するものは、酸化物半導体に対する吸着性にす
ぐれているためである。カルボキシル基を有するものは
特に好ましい。即ち、(化1)と(化2)式中のR1
8では、HやCOOH,SO3,OH,NH2等置換基
が用いられる。R1〜R 8の少なくとも1つはCOOH,
SO3,OH,NH2等置換基を有することが好ましい。
また、R10とR11にはCOOHやSO3,OH,NH2
アルキル基,アリール基等置換基が用いられる。増感色
素の具体例としては、以下の(化6)乃至(化10)の
化合物が挙げられる。
【0023】
【化6】
【0024】
【化7】
【0025】
【化8】
【0026】
【化9】
【0027】
【化10】
【0028】酸化物半導体としては、従来公知のものが
包含される。このようなものには、Ti、Nb、Zn、
Sn、Zr、Y、La、Ta等遷移金属の酸化物の他、
SrTiO3、CaTiO3等のべロプスカイト系酸化物
等が挙げられる。この酸化物半導体粉末は、できるだけ
微粒子であることが好ましい。その平均粒径は1nm〜
5000nm、好ましくは2nm〜50nmが用いられ
る。また、その比表面積は、5m2/g〜50000m2
/g、好ましくはl0m2/g〜10000m2/gが用
いられる。酸化物半導体の比表面積は、10m2/gよ
り小さくなるにつれ、酸化物半導体表面に吸着される単
分子層の増感色素の量が少なくなるという傾向が認めら
れ、また10000m2/gよりも大きくなるにつれ、
作るのが難しくなるという傾向が認められるので、いず
れも好ましくない。
【0029】酸化物半導体電極の形状としては、特に制
約されず、膜状、板状、柱状、円筒状等の各種の形状で
あることができるが、一般的には、導電性表面を有する
基板上に形成された膜形状で用いられる。
【0030】酸化物半導体電極の透明基板としては、少
なくともその表面が導電性表面に形成された基板が用い
られる。このような透明基板としては、ガラス等の耐熱
性基板上に、酸化インジウム、酸化錫、酸化錫インジウ
ムなどの導電性金属酸化物薄膜を形成したものや金属等
の導電性材料からなる基板が用いられる。これらの中に
はフッ素等のドーピング材料を含有することも好まし
い。透明基板の厚さは特に制約されないが、通常、0.
3〜5mmである。このような透明基板は、透明又は可
視光に対して80%以上の透過率があるものが特に好ま
しい。また、赤外線、紫外線等の電磁波に対して透過性
があるものでもよい。
【0031】電解液としては、レドックス電解質や溶媒
が用いられて調整した。レドックス電解質は、I-/I3
-系や、Br-/Br3系、キノン/ハイドロキノン系等
が挙げられる。このようをレドックス電解質は、従来公
知の方法によって得ることができ、例えば、I-/I3 -
系の電解質は、ヨウ素のアンモニウム塩とヨウ素を混合
することによって得ることができる。溶媒は、電気化学
的に不活性なものが用いられ、例えば、アセトニトリ
ル、炭酸プロピレン、エチレンカーボネート等が用いら
れる。
【0032】対極としては、導電性を有するものであれ
ばよく、任意の導電性材料が用いられるが、I3 -イオン
等の酸化型レドックスイオンの還元反応を充分な速さで
行わせる触媒能を持ったものの使用が好ましい。このよ
うなものとしては、白金電極、導電材料表面に白金めっ
きや白金蒸着を施したもの、ロジウム金属、ルテニウム
金属、酸化ルテニウム、カーボン等が挙げられる。
【0033】本発明の請求項2に記載の色素増感型太陽
電池は、透明導電膜を備えた透明基板と、前記透明基板
と対極をなす導電性基板との間に増感色素を担持させた
半導体電極と電解質層とがあり、光電変換によって前記
透明導電膜と前記導電性基板との間に電気エネルギーを
発生する色素増感型太陽電池であって、前記増感色素
が、少なくとも1種の一般式(化3)及び/または(化
4)で表される銅フェナン卜ロリン一価錯体を含む構成
を有している。
【0034】これにより、請求項1と同じの作用を有す
る。ここで、増感色素としては、一般式(化3)及び/
または(化4)で表される銅フェナン卜ロリン一価錯体
が用いられる。骨格炭素に、カルボキシル基、スルホン
酸基、水酸基等の酸性基又はその水溶性塩から選ばれる
置換基を有している。これらを有するものは、酸化物半
導体に対する吸着性にすぐれているためである。カルボ
キシル基を有するものは特に好ましい。即ち、(化3)
と(化4)式中のR1〜R8では、HやCOOH,S
3,OH,NH2等置換基が用いられる。R1〜R8の少
なくとも1つはCOOH,SO3,OH,NH2等置換基
を有することが好ましい。また、R10とR11にはCOO
HやSO3,OH,NH2,アルキル基,アリール基等置
換基が用いられる。増感色素の具体例としては、以下の
(化11)乃至(化14)の化合物が挙げられる。
【0035】
【化11】
【0036】
【化12】
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】本発明の請求項3に記載の色素増感型太陽
電池は、透明導電膜を備えた透明基板と、前記透明基板
と対極をなす導電性基板との間に増感色素を担持させた
半導体電極と電解質層とがあり、光電変換によって前記
透明導電膜と前記導電性基板との間に電気エネルギーを
発生する色素増感型太陽電池であって、前記増感色素
が、少なくとも1種の一般式(化5)で表される亜鉛ポ
ルフィリン錯体を含む構成を有している。
【0040】これにより、請求項1と同じの作用を有す
る。ここで、増感色素としては、一般式(化5)で表さ
れる亜鉛ポルフィリン錯体が用いられる。(化5)式中
のR12〜R15では、HやCOOH,SO3,OH等置換
基が用いられるが、R12〜R15の少なくとも1つはCO
OH,SO3,OH,等置換基を有することが好まし
い。増感色素の具体例としては、以下の(化15)乃至
(化18)の化合物が挙げられる。
【0041】
【化15】
【0042】
【化16】
【0043】
【化17】
【0044】
【化18】
【0045】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
色素増感型太陽電池の要部断面図である。
【0046】図1において、1は本発明の実施の形態1
における色素増感型太陽電池、2は太陽光9を通過でき
る透明基板、3は太陽光9を通過できる透明基板2に形
成された透明導電膜、4は透明導電膜3の表面に形成さ
れて増感色素を担持させた酸化物半導体膜、5は導電膜
6を担持される基板、6は基板5に付着された導電膜、
7は透明基板2と透明導電膜3と酸化物半導体膜4を備
えた半導体電極と基板5と導電膜6を備えた対極とそれ
らの電極に接触してレドックス電解質が用いられる電解
液、8は前記半導体電極や電解液7及び対極を収納して
付止されるケース、9は太陽光線である。
【0047】以上の構成を有した実施の形態1につい
て、以下その各部分の形成を具体的に説明する。
【0048】半導体電極を製造するには、先ず、酸化物
半導体の微粉末を含む塗布液を作る。この酸化物半導体
微扮末は、その1次粒子径が微細な程好ましく、そのl
次粒子径は、通常、1〜5000nm,好ましくは2〜
50nmである。酸化物半導体微粉末を含む塗布液(ス
ラリー液)は、酸化物半導体微粉末を溶媒中に分散させ
ることによって調製することができる。溶媒中に分散さ
れた酸化物半導体微粉末は、その1次粒子状で分散す
る。
【0049】上記塗布液の溶媒としては、水、有機溶
媒、水と有機溶媒との混合液が包含される。有機溶媒と
しては、メタノールやエタノール等のアルコール、メチ
ルエチルケトン、アセトン、アセチルアセトン等のケト
ン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素等が用いら
れる。塗布液中には、必要に応じ、界面活性剤や粘度調
節剤(グリセリン、ポリエチレングリコール等の多価ア
ルコール類、ポリビニルアルコール等の高分子化合物)
を加えることができる。溶媒中の酸化物半導体微紛末濃
度は、0.lwt%〜70wt%、好ましくは0.5w
t%〜30wt%に用いられる。半導体微紛末濃度は、
半導体微紛末の種類によるが、0.5wt%より小さく
なるにつれ、酸化物半導体が基板表面上に塗布する効率
が低くなるという傾向が認められ、また30wt%より
も大きくなるにつれ、塗布液の粘度が増加し均一な塗布
が難しくなるという傾向が認められるので、いずれも好
ましくない。
【0050】次に、前記塗布液を基板上に塗布、乾燥
し、次いで空気中又は不活性ガス中焼成して、基板上に
酸化物半導体膜を形成する。このように得られる酸化物
半導で体の被膜は、酸化物半導体微粒子の集合体からな
るもので、その微粒子の粒径は使用した酸化物半導体微
粉末のl次粒子径に対応するものである。このようにし
て基板上に形成された酸化物半導体微粒子集合体膜は、
基板との結合力及びその微粒子相互の結合力が弱く、機
械的強度の弱いものであることから、これを焼成して機
械的強度が高められ、かつ基板に強く固着した焼成物膜
とする。
【0051】この酸化物半導体膜は、多孔質構造膜と
し、その厚さはl0nm〜10000nm、好ましくは
100〜1000nmに形成される。かつその見かけ表
面積に対する実表面積の比をl0以上、好ましくはl0
0以上とする。この比の上限は特に制約されないが、通
常、1000〜2000である。前記見かけ表面積と
は、通常の表面積を意味し、例えば、その表面形状が長
方形の場合には、縦の長さ×横の長さで表される。前
記、実表面積とは、クリプトンガスの吸着量により求め
たBET表面積を意味する。その具体的測定方法は、見
かけ表面積1cm2の基板付酸化物半導体膜をBET表
面積測定装置(マイクロメリティクス社製、ASAP2
000)を用い、液体窒素温度で、クリプトンガスを吸
着せる方法である。この測定方法により得られたクリプ
ンガス吸着量に基づいてBET表面積が算出される。
【0052】このような多孔質構造の酸化物半導体膜
は、その内部に微細な細孔とその表面に微細凹凸を有す
るものである。焼成物膜の厚さ及び見かけ表面積に対す
る実表面積の比が前記範囲より小さくなると、その表面
に増感色素を単分子膜として吸着させたときに、その増
感色素分子膜の表面積が小さくなり、光吸収効率の良い
電極を得ることができなくなる。前記のような多孔質構
造の焼成物膜は、酸化物半導体微粒子を含む塗布液を基
板上に塗布、乾燥して形成された微粒子集合体膜の焼成
に際し、その焼成温度を低くし、微粒子集合体膜を軽く
焼結させることによって得ることができる。この場合、
焼成温度は1000℃より低く、通常、300℃〜90
0℃、好ましくは500℃〜800℃である。焼成温度
が800℃より高くなると、焼成物膜の焼結が進みす
ぎ、その実表面積が小さくなり、所望する焼成物膜を得
ることができないので、好ましくない。前記見かけ表面
積に対する実表面積の比は、酸化物半導体微粒子の粒径
及び比表面積や、焼成温度等によりコントロールするこ
とができる。
【0053】次に、前記のようにして得られた酸化物半
導体膜表面に、有機色素を単分子膜として吸着させ、増
感色素を担持させた酸化物半導体膜を形成させる。この
ためには、一般式(化1)及び/又は(化2)の有機色
素を有機溶媒に溶解させて形成した有機色素溶液中に、
酸化物半導体膜を基板とともに浸漬すればよい。この場
合、色素溶液が、多孔質構造膜である酸化物半導体膜の
内部深く進入するように、その膜を増感色素溶液への浸
漬に先立ち、減圧処理したり、加熱処理して、膜中に含
まれる気泡をあらかじめ除去しておくのが好ましい。浸
漬時聞は、30分〜24時間程度であるが、色素の種類
に応じて適宜定める。また、浸漬処理は、必要に応じ、
複数回繰返し行うこともできる。前記浸漬処理後、有機
色素を吸着した化合物半導体膜は、常温〜80℃で乾燥
する。尚、酸化物半導体膜に吸着させる増感色素は、1
種である必要はなく、好ましくは光吸収領域の異なる複
数の増感色素を吸着させる。これによって、光を効率よ
く利用することができる。
【0054】複数の増感色素を膜に吸着させるには、複
数の増感色素を含む溶液中に膜を浸漬する方法や、増感
色素溶液を複数用意し、これらの溶液に膜を順次浸漬す
る方法等が挙げられる。増感色素を有機溶媒に溶解させ
た溶液において、その有機溶媒としては、有機色素を溶
解し得るものであれば任意のものが使用可能である。こ
のようなものとしては、例えば、メタノール、エタノー
ル、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジオキサ
ン等、またはこれらの混合溶媒が挙げられる。溶液中の
増感色素の濃度は、溶液100ml中、1mg〜100
00mg、好ましくは10mg〜500mg程度であ
り、増感色素及び有機溶媒の種類に応じて適宜定める。
【0055】以下、実施の形態1における色素増感型太
陽電池の形成又は応用について、図面を用いて説明す
る。
【0056】図2は実施の形態1における色素増感型太
陽電池の応用回路図である。図2において、10は本発
明の実施の形態1における色素増感型太陽電池の応用回
路、11は色素増感型太陽電池の短絡電流を測定する無
抵抗電流計、12は色素増感型太陽電池の開放電圧を測
定するポテンシャル計、13は色素増感型太陽電池の短
絡電流や開放電圧を測定する操作のスイッチ、14は抵
抗値が調節できる抵抗器である。尚、図1と同様のもの
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】以上の構成を有した実施の形態1につい
て、以下その各部分の形成又は動作を具体的に説明す
る。
【0058】実施の形態1の色素増感型太陽電池は、前
記酸化物半導体電極と対極とそれらの電極に接触するレ
ドックス電解質とから構成される。前記酸化物半導体電
極、電解質及び対極をケース内に収納して封止するか又
はそれら全体を樹脂封止する。ここで用いられる樹脂と
しては紫外線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂等一般的なもの
の他、ガラス、金属酸化物等からなるフィラー添加や基
板との界面の接着性を向上させるためにシラン系に代表
される接着助剤を用いることもできる。本発明の太陽電
池は光があたる構造とする必要があるが、構造を強化す
るために2重構造にする事もできる。このような構造の
電池は、その酸化物半導体電極に太陽光又は太陽光と同
等な可視光をあてると、酸化物半導体電極とその対極と
の間に電位差が生じ、両極間に電流が流れるようにな
る。
【0059】これらの太陽電池を動作させる光源として
500Wのキセノンランプを用いた。420nm以下の
波長の光はフィルターでカットした。動作時の短絡電流
及び開放電圧が無抵抗電流計やポテンシャル計が用いら
れて測定する。
【0060】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おける色素増感型太陽電池は増感色素が一般式(化3)
及び/又は(化4)を用いた以外、実施の形態1と同じ
もの及び同じ方法で形成された。
【0061】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おける色素増感型太陽電池は増感色素が一般式(化5)
を用いた以外、実施の形態1と同じもの及び同じ方法で
形成された。
【0062】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0063】(実施例1)本発明の実施の形態1におけ
る色素増感型太陽電池が増感色素(化7)を用いて製造
を行った。
【0064】増感色素(化7)式の化合物の合成:文献
(J.Chem.Soc.,Dalton Tran
s.,p1909(1996))に記載の方法に従っ
て、増感色素(化7)式の化合物を合成した。合成され
た(化7)式の化合物が元素分析を行った。元素分析の
確認結果を以下に示す。
【0065】 元素分析結果より目的物増感色素(化7)であることを
確認した。
【0066】色素増感型太陽電池の制作:3cm×3c
mのフッ素ドープ酸化錫基板(旭ガラス社製)を純水で
洗浄後、酸化チタンの微粉末(日本アエロジル社製、P
−25、表面積55m2/g)が非イオン界面活性剤を
含む水とアセチルアセトンの混合液(混合比20/1)
中に濃度約1wt%で分散させて懸濁液を得た。次に、
この液をフッ素ドープ酸化錫導電性ガラス基板上に塗布
し自然乾燥した。さらに得られた基板を500℃にて1
時間焼成した。得られた酸化チタンの焼成膜の厚みは約
7μであった。この酸化チタン膜の単位表面積における
実表面積(即ち、ラフネスファクター)は800であっ
た。
【0067】次に、エタノールに0.1%の濃度で溶解
させた上記増感色素(化7)を80℃保持し、酸化チタ
ンを付与した透明基板を浸漬して増感色素の吸着を行っ
た。
【0068】色素を吸着させた基板を引き上げ室温にて
乾燥した。このようにして作製した酸化物半導体電極を
対極として作製した1μ厚に白金をスパッタリングした
導電性ガラスと張り合わせて、すき間に電解質溶液を流
し込んだ。電解質溶液としてはテトラプロピルアンモニ
ウムヨーダイド(0.46M)とヨウ素(0.6M)を
含むエチレンカーボネートとアセトニトリルの混合溶液
(容量比80/20)を用いた。電解質溶液を注入後、
基板のまわりをスリーボンド社製光硬化性樹脂にて封着
して色素増感型太陽電池が形成させた。
【0069】形成させた太陽電池を動作させる光源とし
て500Wのキセノンランプを用いた。420nm以下
の波長の光はフィルターでカットした。動作時の短絡電
流及び開放電圧が無抵抗電流計とポテンシャメーターが
用いられて測定する。その結果を(表1)に示す。
【0070】
【表1】
【0071】(実施例2)本発明の実施の形態2におけ
る色素増感型太陽電池が増感色素(化12)を用いて製
造を行った。
【0072】増感色素(化12)式の化合物の合成:文
献(J.Chem.Soc.,Dalton Tran
s.,p1909(1996))に記載の方法に従っ
て、増感色素(化12)式の化合物を合成した。合成さ
れた(化12)式の化合物が元素分析を行った。元素分
析の確認結果を以下に示す。
【0073】 元素分析結果より目的物増感色素(化12)であること
を確認した。
【0074】色素増感型太陽電池の制作は実施例1と同
一のものを用い、同一の方法で形成された。
【0075】形成させた太陽電池の短絡電流及び開放電
圧の測定する方法には、実施例1と同一の方法で行っ
た。その結果を(表1)に示す。
【0076】(実施例3)増感色素(化14)を用いた
以外、実施例2と同様にして色素増感型太陽電池を作製
した。
【0077】増感色素(化14)式の化合物の合成:文
献(J.Chem.Soc.,Dalton Tran
s.,p1909(1996))に記載の方法に従っ
て、増感色素(化14)式の化合物を合成した。合成さ
れた(化14)式の化合物が元素分析を行った。元素分
析の確認結果を以下に示す。
【0078】 元素分析結果より目的物増感色素(化14)であること
を確認した。
【0079】色素増感型太陽電池の制作は実施例1と同
一のものを用い、同一の方法で形成された。
【0080】形成させた太陽電池の短絡電流及び開放電
圧の測定する方法には、実施例1と同一の方法で行っ
た。その結果を(表1)に示す。
【0081】(実施例4)本発明の実施の形態3におけ
る色素増感型太陽電池が増感色素(化18)を用いて製
造を行った。
【0082】増感色素(化18)式の[5-4(-Carboxyphe
nyl)-10,15,20-triphenylporphyrinato]zinc(CATP
P−Zn)の合成方法を以下に示す。
【0083】CATPP、122.56mg(0.18
6mmol)に脱水蒸留したDMF29mlを室温で加
え、反応溶液を100℃〜110℃にした後、塩化亜鉛
257.59mg(1.89mmol)をDMF19m
lに溶かした溶液を、シリンジで10分間かけて、ゆっ
くりと滴下し、合成反応を開始した。3時間後に反応を
終了した。反応溶液を室温まで放冷し、冷水130ml
を加え、冷蔵庫に一晩静置した。沈澱物をブフナロート
を用いて吸引濾過し、濾過物を水で十分に洗浄した後、
過剰のメタノールに溶解させ自然濾過で不溶物を取り除
いた。この濾液をエバポレーターで乾固させ、つぎに過
剰のクロロホルムに溶解し、自然濾過で不溶物を取り除
き、さらにメンブラン濾過を行った。この濾液をエバポ
レーターで乾固させ、クロロホルム−ヘキサン(20:
80v/v)で再結晶した。再結後、桐山ロートを用い
て吸引濾過し、ヘキサンで十分に洗浄した。少し青がか
った紫色の結晶を得た。この結晶を真空加熱乾燥させた
後、H1−NMRスペクトル測定、元素分析、熱天秤測
定を行った。熱天秤の結果より1水和物であることが分
かる。元素分析の確認結果を以下に示す。
【0084】 元素分析結果より目的物増感色素(化18)であること
を確認した。この色素の収量:111.67mg、収
率:83.12%である。
【0085】色素増感型太陽電池の制作は実施例1と同
一のものを用い、同一の方法で形成された。
【0086】形成させた太陽電池の短絡電流及び開放電
圧の測定する方法には、実施例1と同一の方法で行っ
た。その結果を(表1)に示す。
【0087】(比較例1)比較例として増感色素が特開
平9−199744号公報に記載のテトラ(カルボメト
キシ−Zn−フタロシアニン)を用いた以外、実施例1
と同様にして色素増感型太陽電池を作製した。
【0088】形成させた太陽電池の短絡電流及び開放電
圧の測定する方法には、実施例1と同一の方法で行っ
た。その結果を(表1)に示す。
【0089】(表1)から明らかなように、実施例1乃
至4の色素増感型太陽電池は高い開放電圧が得られるこ
とが分かった。また、実施例1乃至4の色素増感型太陽
電を24時間動作させたが短絡電流、開放電圧ともに初
期の値を保った。それに対し比較例1で作製した太陽電
池は15%の開放電圧の低下が見られた。
【0090】以上のように実施の形態1乃至4の色素増
感型太陽電池によれば、安価な材料を使用した増感色素
を利用できるとともに、高い光エネルギー変換効率を有
し、安全かつ耐久性に優れる色素増感型太陽電池を提供
することができる。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明における色素増感型
太陽電池によれば、以下のような優れた効果を実現でき
る。
【0092】(1)一般式(化1)と(化2)で表され
る銅ビピリジル一価錯体や一般式(化3)と(化4)で
表される銅フェナン卜ロリン一価錯体及び一般式(化
5)で表される亜鉛ポルフィリン錯体等増感色素が安全
かつ安価な材料であるため、入手しやすく、生産性に優
れる。
【0093】(2)上記増感色素は光エネルギーから電
気エネルギーに直接変換する変換効率を向上できる。
【0094】(3)上記増感色素が、太陽光を効率的に
吸収するので、光エネルギーから電気エネルギーに直接
変換する変換効率を向上できる。
【0095】(4)上記増感色素が、半導体表面と強固
な結合状態を形成できるため、耐久性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における色素増感型太陽
電池の要部断面図
【図2】本発明の実施の形態1における色素増感型太陽
電池の応用回路図
【符号の説明】
1 本発明の実施の形態1における色素増感型太陽電池 2 透明基板 3 透明導電膜 4 酸化物半導体膜 5 基板 6 導電膜 7 電解液 8 ケース 9 太陽光線 10 実施の形態1における色素増感型太陽電池の応用
回路 11 無抵抗電流計 12 ポテンシャル計 13 スイッチ 14 抵抗器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明導電膜を備えた透明基板と、前記透明
    基板と対極をなす導電性基板との間に増感色素を担持さ
    せた半導体電極と電解質層とがあり、光電変換によって
    前記透明導電膜と前記導電性基板との間に電気エネルギ
    ーを発生する色素増感型太陽電池であって、前記増感色
    素が、少なくとも1種の一般式(化1)及び/または
    (化2)で表される銅ビピリジル一価錯体を含むことを
    特徴とする色素増感型太陽電池。 【化1】 【化2】 (式中、R1〜R8はHやCOOH,SO3,OH,NH2
    等置換基を示し、R10とR11はCOOHやSO3,O
    H,NH2,アルキル基,アリール基等置換基を示す。
    但し、R1〜R8の少なくとも1つはCOOH,SO3
    OH,NH2等置換基を有する。)
  2. 【請求項2】透明導電膜を備えた透明基板と、前記透明
    基板と対極をなす導電性基板との間に増感色素を担持さ
    せた半導体電極と電解質層とがあり、光電変換によって
    前記透明導電膜と前記導電性基板との間に電気エネルギ
    ーを発生する色素増感型太陽電池であって、前記増感色
    素が、少なくとも1種の一般式(化3)及び/または
    (化4)で表される銅フェナン卜ロリン一価錯体を含む
    ことを特徴とする色素増感型太陽電池。 【化3】 【化4】 (式中、R1〜R8はHやCOOH,SO3,OH,NH2
    等置換基を示し、R10とR11はCOOHやSO3,O
    H,NH2,アルキル基,アリール基等置換基を示す。
    但し、R1〜R8の少なくとも1つはCOOH,SO3
    OH,NH2等置換基を有する。)
  3. 【請求項3】透明導電膜を備えた透明基板と、前記透明
    基板と対極をなす導電性基板との間に増感色素を担持さ
    せた半導体電極と電解質層とがあり、光電変換によって
    前記透明導電膜と前記導電性基板との間に電気エネルギ
    ーを発生する色素増感型太陽電池であって、前記増感色
    素が、少なくとも1種の一般式(化5)で表される亜鉛
    ポルフィリン錯体を含むことを特徴とする色素増感型太
    陽電池。 【化5】 (式中、R12〜R15はHやCOOH,SO3,OH,等
    置換基を示す。但し、R12〜R15の少なくとも1つはC
    OOH,SO3,OH,等置換基を有する。)
JP26622298A 1998-09-21 1998-09-21 色素増感型太陽電池 Expired - Fee Related JP3945038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26622298A JP3945038B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 色素増感型太陽電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26622298A JP3945038B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 色素増感型太陽電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000100482A true JP2000100482A (ja) 2000-04-07
JP3945038B2 JP3945038B2 (ja) 2007-07-18

Family

ID=17427969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26622298A Expired - Fee Related JP3945038B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 色素増感型太陽電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3945038B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002067357A1 (en) * 2001-02-21 2002-08-29 Showa Denko K.K. Metal oxide dispersion and photoactive electrode for dye-sensitized solar cell, and dye-sensitized solar cell
WO2003103085A1 (ja) * 2002-06-04 2003-12-11 新日本石油株式会社 光電変換素子
JP2004515883A (ja) * 2000-07-21 2004-05-27 ノース・キャロライナ・ステイト・ユニヴァーシティ 光補集アレイを取り込む太陽電池
JP2005060700A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 自己分散可能なビピリジン系金属錯化合物及びそれを含むインク組成物
JP2005060699A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd ビピリジン系金属錯化合物及びそれを含むインク組成物
JP2005225834A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Tosoh Corp 2,2’−ビピリジル化合物およびその製造方法
JP2007287484A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Fujikura Ltd 色素増感太陽電池
WO2008004580A1 (fr) 2006-07-05 2008-01-10 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Cellule solaire sensible à la coloration
JP2009301940A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Aisin Seiki Co Ltd 光電極、及び、これを備える色素増感型太陽電池の製造方法、並びに、色素増感型太陽電池
CN102195005A (zh) * 2010-03-08 2011-09-21 株式会社东芝 有机发光二极管、显示器和照明器件
JP2012502937A (ja) * 2008-09-22 2012-02-02 メルク パテント ゲーエムベーハー 有機エレクトロルミネッセンス装置のための材料
JP2012025690A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Toshiba Corp 新規化合物ならびにそれを使用した有機電界発光素子、表示装置および照明装置
WO2012022801A1 (de) * 2010-08-20 2012-02-23 Technische Universität Kaiserslautern Verfahren zur herstellung einer propiolsäure oder eines derivates davon
EP2426137A1 (en) * 2010-09-07 2012-03-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Novel compound and organic light-emitting diode, display and illuminating device using the same
JP2012056863A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Toshiba Corp 新規化合物ならびにそれを使用した有機電界発光素子、表示装置および照明装置
JP5054269B2 (ja) * 2000-07-27 2012-10-24 日本化薬株式会社 色素増感光電変換素子
CN104059065A (zh) * 2014-05-30 2014-09-24 浙江工业大学 一种邻菲咯啉衍生物及其制备方法与应用

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004515883A (ja) * 2000-07-21 2004-05-27 ノース・キャロライナ・ステイト・ユニヴァーシティ 光補集アレイを取り込む太陽電池
JP5054269B2 (ja) * 2000-07-27 2012-10-24 日本化薬株式会社 色素増感光電変換素子
WO2002067357A1 (en) * 2001-02-21 2002-08-29 Showa Denko K.K. Metal oxide dispersion and photoactive electrode for dye-sensitized solar cell, and dye-sensitized solar cell
US7157788B2 (en) 2001-02-21 2007-01-02 Showa Denko K.K. Metal oxide dispersion for dye-sensitized solar cells, photoactive electrode and dye-sensitized solar cell
US7544536B2 (en) 2001-02-21 2009-06-09 Showa Denko K.K. Metal oxide dispersion for dye-sensitized solar cells, photoactive electrode and dye-sensitized solar cell
WO2003103085A1 (ja) * 2002-06-04 2003-12-11 新日本石油株式会社 光電変換素子
JP2005060700A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 自己分散可能なビピリジン系金属錯化合物及びそれを含むインク組成物
JP2005060699A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd ビピリジン系金属錯化合物及びそれを含むインク組成物
US7396399B2 (en) 2003-08-08 2008-07-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Bipyridine-based metal complex and ink composition comprising the same
JP2005225834A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Tosoh Corp 2,2’−ビピリジル化合物およびその製造方法
JP2007287484A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Fujikura Ltd 色素増感太陽電池
WO2008004580A1 (fr) 2006-07-05 2008-01-10 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Cellule solaire sensible à la coloration
JP2009301940A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Aisin Seiki Co Ltd 光電極、及び、これを備える色素増感型太陽電池の製造方法、並びに、色素増感型太陽電池
JP2012502937A (ja) * 2008-09-22 2012-02-02 メルク パテント ゲーエムベーハー 有機エレクトロルミネッセンス装置のための材料
CN102195005A (zh) * 2010-03-08 2011-09-21 株式会社东芝 有机发光二极管、显示器和照明器件
US8679646B2 (en) 2010-03-08 2014-03-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Organic light-emitting diode, display and illuminating device
TWI425075B (zh) * 2010-03-08 2014-02-01 Toshiba Kk 有機發光二極體,顯示器與照明裝置
JP2012025690A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Toshiba Corp 新規化合物ならびにそれを使用した有機電界発光素子、表示装置および照明装置
JP2013536214A (ja) * 2010-08-20 2013-09-19 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア プロピオル酸又はその誘導体の製造法
WO2012022801A1 (de) * 2010-08-20 2012-02-23 Technische Universität Kaiserslautern Verfahren zur herstellung einer propiolsäure oder eines derivates davon
JP2012056863A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Toshiba Corp 新規化合物ならびにそれを使用した有機電界発光素子、表示装置および照明装置
CN102399242A (zh) * 2010-09-07 2012-04-04 株式会社东芝 新型化合物及使用其的有机场致发光元件、显示装置和照明装置
JP2012056864A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Toshiba Corp 新規化合物ならびにそれを使用した有機電界発光素子、表示装置および照明装置
KR101343699B1 (ko) 2010-09-07 2013-12-20 가부시끼가이샤 도시바 신규 화합물 및 그것을 사용한 유기 전계 발광 소자, 표시 장치 및 조명 장치
EP2426137A1 (en) * 2010-09-07 2012-03-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Novel compound and organic light-emitting diode, display and illuminating device using the same
CN104230988A (zh) * 2010-09-07 2014-12-24 株式会社东芝 新型化合物及使用其的有机场致发光元件、显示装置和照明装置
CN104059065A (zh) * 2014-05-30 2014-09-24 浙江工业大学 一种邻菲咯啉衍生物及其制备方法与应用
CN106380468A (zh) * 2014-05-30 2017-02-08 浙江工业大学 一种邻菲咯啉衍生物及其制备方法与应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP3945038B2 (ja) 2007-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2997773B1 (ja) 増感剤として有用な金属錯体、酸化物半導体電極及び太陽電池
JP3783872B2 (ja) ホスホン酸化ポリピリジル化合物及びその錯体
JP3945038B2 (ja) 色素増感型太陽電池
JP4081149B2 (ja) フタロシアニン化合物を用いる湿式太陽電池
JP3309131B2 (ja) 有機色素増感型ニオブ酸化物半導体電極及びそれを含む太陽電池
JP4887664B2 (ja) 多孔質構造体の製造方法及び光電変換素子の製造方法
US20030144513A1 (en) Ruthenium complex useful as sensitizer, dye-sensitized oxide semiconductor electrode and solar cell using same
JPH11339867A (ja) 光電気セルおよび光電気セル用金属酸化物半導体膜の製造方法
JP2009212035A (ja) 色素増感光電変換素子及び太陽電池
JP4095289B2 (ja) 色素増感型太陽電池
JP5181550B2 (ja) 光電変換素子
JP2002343455A (ja) 色素増感型太陽電池およびその作製方法
JP3435459B2 (ja) 色素増感太陽電池
JP5168761B2 (ja) 光電変換材料用半導体、光電変換素子、太陽電池及び光電変換材料用半導体の製造方法
JP4812953B2 (ja) 色素増感型太陽電池用光電極の製造方法及び色素増感型太陽電池の製造方法
JP2001345124A (ja) 化学修飾半導体電極、並びに、その製造方法及びそれを用いた光電池
JP4320869B2 (ja) 光電変換素子の製造方法
JP2000036331A (ja) 金属酸化物、半導体、光電変換材料用電極及び太陽電池
JP4710167B2 (ja) 色素増感型太陽電池
Nguyen et al. Adjusting porosity and pore radius of electrodeposited ZnO photoanodes
JP4455868B2 (ja) 色素増感太陽電池
KR101223728B1 (ko) 루테늄 착화합물 및 이를 채용한 염료감응 태양전지
JP4537693B2 (ja) 色素増感太陽電池
JP2005276510A (ja) 色素増感型光電変換装置
JP4210054B2 (ja) 色素増感型太陽電池

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070402

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees