WO2014171076A1 - 化合物半導体装置およびその製造方法ならびに樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

化合物半導体装置およびその製造方法ならびに樹脂封止型半導体装置 Download PDF

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Abstract

 シリコン基板上にエピタキシャル成長した化合物半導体層を有する半導体素子において、ダイシングで半導体装置に分割するときに発生する素子端部を起因とする不良あるいは信頼性の問題が生じるのを抑制することを目的とする。シリコン基板上に窒化アルミニウムからなるバッファ層を介してエピタキシャル成長された化合物半導体層が形成されている。半導体装置の外周部に、半導体素子領域を取り囲むようにスクライブレーンが存在している。スクライブレーンに沿って、窒化アルミニウム層を湿気や水分から保護する皮膜で覆っている。

Description

化合物半導体装置およびその製造方法ならびに樹脂封止型半導体装置
 本発明は、シリコン基板上に窒化アルミニウムからなるバッファ層を介してエピタキシャル成長された化合物半導体層が形成された化合物半導体装置およびその製造方法ならびに樹脂封止型半導体装置に関する。
 近年、半導体デバイスの材料として、ワイドバンドギャップ半導体である窒化物系半導体材料の開発が活発に行われている。ワイドバンドギャップ半導体の特徴として、絶縁破壊電圧が一般的な半導体であるシリコン(Si)に比べて1桁大きいことが挙げられる。
 従来のSiでは、高耐圧の電力用半導体デバイスを得るには、電子が走行するドリフト層を長くすることが必要であった。それに対し、窒化ガリウム(GaN)では短いドリフト層(Siの約1/10)で同等の耐圧が出る。この場合に半導体デバイスに電流を流す状況を考えると、ドリフト層は抵抗層になるため、ドリフト層が短い方が半導体デバイスのオン抵抗は小さくなる。理論上では、半導体の移動度と誘電率が同程度とすると、ある一定の耐圧を示す半導体デバイスのオン抵抗は、半導体材料が有する絶縁破壊電界の3乗に反比例する。すなわち、同じチップ面積において、GaNデバイスではSiデバイスと比べて約1000分の1の低いオン抵抗が実現できる。
 また、窒化物系半導体材料は、GaN、アルミニウムナイトライド(AlN)やインジウムナイトライド(InN)との間で様々な混晶を作ることができるので、従来のガリウム砒素(GaAs)などの砒素系半導体材料と同様にヘテロ接合を作ることができる。特に、窒化物系半導体のヘテロ接合では、不純物のドーピングがない状態においても、その界面に自発分極あるいはピエゾ分極によって高濃度のキャリアが発生するという特徴がある。その結果、GaN/AlGaNのヘテロ接合を用いて、電流をシリコン基板に平行方向に流す横型デバイスにおいて、大電流で低いオン抵抗の大電力用デバイスが実現できる。
 さらに、窒化物系半導体材料は、シリコン基板上に窒化アルミニウムからなるバッファ層を介してエピタキシャル成長することができる。すなわち、SiCデバイスでは、同じワイドバンドギャップ半導体材料でも高価なシリコンカーバイド(SiC)基板を用いる必要があるのに対して、窒化物系半導体デバイスの場合は、シリコン基板を用いることができるため、低コスト化及び大口径化が可能である。
 ところで、シリコン基板(ウェハ)上に窒化物系半導体層が形成された窒化物系半導体デバイスは、従来のシリコンデバイスやGaAsデバイスと同様に、スクライブレーンに沿ってダイシングを行うことで半導体装置に分割される。このダイシング工程においては、ウェハをダイシングテープに貼り付けた後、ダイシングブレードという円盤状の薄型砥石を高速回転させながらスクライブレーンに沿って切削加工する。
 このダイシング工程において、ブレード種類や回転数、ダイシングスピード等を適切に選ばないと、スクライブレーンにおいてチッピングと呼ばれる半導体層のカケやクラックや結晶欠陥が発生する。そして、スクライブレーンで発生したチッピングや結晶欠陥が半導体装置内の素子形成領域に達すると、電気特性の不良や、水分の浸入による信頼性不良が発生する。
 一般的には、チッピングや結晶欠陥による半導体装置の不良発生をなくすために、ブレード種類や回転数、ダイシングスピードを適切に選ぶと共に、チッピングや結晶欠陥が発生したりバッファ層を介して水分が浸入したりしても、スクライブレーン内に留まるようにスクライブレーン幅を設定している。
 また、シリコンデバイスにおいては、半導体装置内でチッピングを抑止する構造も知られている。例えば、特許文献1には、半導体ウェハ上に形成された複数の半導体素子の間のスクライブレーン上に、膜が形成された構造が開示されている。この構造によれば、チッピングを発生させる応力の進行を、この膜の壁で吸収もしくは緩和させることができ、チッピングを抑止することが期待できる。
 他方、窒化物系化合物半導体装置においては、表面保護膜として窒化アルミニウム層を形成する構造も知られている。例えば、特許文献2には、AlGaN層の上側表面上に、表面保護膜としてAlN層を形成する。この製造方法によれば、AlGaN層の上側表面は、ひび割れが生成する前にAlN層で被覆されるので、ひび割れのない平坦な表面となることが期待できる。
特開2006-302939号公報 特開2006-156429号公報
 しかしながら、シリコン基板上にエピタキシャル成長された窒化物系半導体層を有する窒化物系半導体デバイスでは、窒化物系半導体層をダイシングするときに、シリコンデバイスやGaAsデバイス以上にチッピングや窒化物系化合物半導体端に結晶欠陥が発生しやすいので、上記のような一般的な対応だけではチッピングや結晶欠陥による不良発生・信頼性劣化を十分に抑制できない場合がある。その理由は、シリコンとGaNなどの窒化物系半導体との格子定数や熱膨張係数の違いから、シリコン基板と窒化物系半導体層の界面近傍に大きなストレスが発生していて、このシリコン基板と窒化物系半導体層の界面近傍に、ダイシング時の機械的衝撃が加わると、ここを起点としたクラックや結晶欠陥が発生するためである。
 そして、エピタキシャル成長された窒化物系半導体層の膜厚が厚くなるほどストレスも大きくなるので、チッピングや結晶欠陥の発生箇所も増え、チッピングや結晶欠陥の大きさも大きくなる。
 図5に、シリコン基板上にエピタキシャル成長された窒化物系半導体層をダイシングした時の平面模式図を示す。図5では、微小なチッピングがダイシングラインに沿って多量に発生しているが、中には図6に示すようにスクライブレーンを超えて素子の表面保護膜に達するチッピングが発生することもあり、その場合、半導体装置の外観も不良となる。
 また、窒化物系半導体層をシリコン基板にエピタキシャル成長させる際に用いるバッファ層「窒化アルミニウム」は水分と反応して、AlN+3HO→Al(OH)+NHという反応を起こす。これにより、素子端部から浸入する湿気や水分で特性が劣化するという問題がある。
 また、窒化物系半導体素子を樹脂封止する場合(「部品内蔵基板への内蔵」や「フリップチップ実装のアンダー/サイドフィル封止」も含む)は、素子端部に樹脂との密着性の悪い窒化物系半導体エピタキシャル膜が露出することによって封止樹脂との界面で剥離するという問題もある。
 ここで、シリコン基板上にエピタキシャル成長された窒化物系半導体層を有する窒化物系半導体デバイスにおいて、スクライブレーン幅をさらに150μm程度にまで広く設定することによって、半導体素子にチッピングや結晶欠陥や水分浸入が素子の活性領域まで到達するのを抑止することも考えられるが、スクライブレーン幅を広げると、ウェハ1枚あたりから取れるチップ数は少なくなってしまう。
 また、スクライブレーンをダイシングする前に、スクライブレーンにおける窒化物系半導体層をドライエッチングなどで除去する方法も考えられるが、500V以上の高耐圧の素子を実現するには、導電性であるシリコン基板上に成長する高抵抗の窒化物系半導体層の厚みは4μm程度以上必要であるため、このような厚い窒化物系半導体層をエッチング除去することは困難である。
 本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであって、シリコン基板などの上にエピタキシャル成長された窒化物系半導体層を表面側に有する半導体装置において、スクライブレーン幅を広く設定したり、スクライブレーンの窒化物系半導体層をエッチングしたりしなくても、ダイシング時に発生するチッピングや結晶欠陥を抑止でき、素子端部に窒化アルミニウムが露出しない構造を有する半導体装置を提供することを目的とする。
 上記課題を解決するために、本願発明の化合物半導体装置は、基板上に窒化アルミニウム層を介してエピタキシャル成長された化合物半導体層を有する化合物半導体チップであって、化合物半導体層の素子周辺の下層にある窒化アルミニウム層が、非晶質層もしくは多結晶層で覆われている化合物半導体装置である。
 これにより、シリコン基板上にエピタキシャル成長された窒化物系半導体層を有し、スクライブレーンに沿ってダイシングされてなる半導体装置において、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止できる。すなわち、スクライブレーンに沿ってダイシングを行ったダイシング面から発生するチッピングや結晶欠陥や水分浸入が広がろうとするときに、スクライブレーンにおける窒化物系半導体層端部に形成されたチッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体がチッピングや結晶欠陥などの広がりを抑止する。
 本願発明の窒化物系の化合物半導体装置およびその製造方法ならびに樹脂封止型半導体装置は、スクライブレーンに沿ってダイシングを行ったダイシング面から発生するチッピングや結晶欠陥や水分浸入が広がろうとするときに、スクライブレーンにおける窒化物系半導体層端部に形成されたチッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体がチッピングや結晶欠陥などの広がりを抑止できる。
図1は、一実施形態に係る半導体装置の平面図である。 図2Aは、一実施形態に係る半導体装置が複数配列されたダイシング前後の半導体ウェハを示す模式図である。 図2Bは、一実施形態に係る半導体装置が複数配列されたダイシング前後の半導体ウェハを示す模式図である。 図2Cは、一実施形態に係る半導体装置が複数配列されたダイシング前後の半導体ウェハを示す模式図である。 図3Aは、ダイシング前のスクライブレーン付近の断面写真を示す図である。 図3Bは、図3Aのスクライブレーンをブレードにより切削した後の切削面の拡大写真を示す図である。 図4Aは、レーザ光を用いてシリコン基板まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の断面写真を示す図である。 図4Bは、レーザ光を用いてシリコン基板まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の元素分析結果を示す図である。 図4Cは、レーザ光を用いてシリコン基板まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の断面写真を示す図である。 図4Dは、レーザ光を用いてシリコン基板まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の元素分析結果を示す図である。 図4Eは、レーザ光を用いてシリコン基板まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の断面写真を示す図である。 図4Fは、レーザ光を用いてシリコン基板まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の元素分析結果を示す図である。 図4Gは、レーザ光を用いてシリコン基板まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の断面写真を示す図である。 図4Hは、レーザ光を用いてシリコン基板まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の元素分析結果を示す図である。 図5は、従来の窒化物系半導体層を有する半導体装置をダイシングで形成した後の平面模式図である。 図6は、従来の窒化物系半導体層を有する半導体装置でチッピングによる不良が発生した平面模式図である。
 以下、本願発明の化合物半導体装置およびその製造方法ならびに樹脂封止型半導体装置の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
 図1は、本実施形態に係る半導体装置の平面図である。この半導体装置は、半導体装置が複数配列された半導体ウェハを、ダイシングすることによって作製されたものである。
 図2A、図2B、図2Cは、図1に示す半導体装置が複数配列されたダイシング前後の半導体ウェハを示す断面図であって、スクライブレーン10の近傍を示している。図2A、図2B、図2Cに示すように、半導体装置において、シリコン基板1の表面上全体にはバッファ層を含む窒化物系半導体層2が配設されている。本実施形態では基板はシリコンからなるが、サファイア、シリコンカーバイドならばいずれであってもよい。窒化物系半導体層2は、シリコン基板1上において、半導体素子形成領域とスクライブレーン10とにまたがって形成されている。窒化物系半導体層2は、シリコン基板1上に窒化物系半導体をエピタキシャル成長させて形成した層である。なお、矩形状の半導体素子領域において、この窒化物系半導体層2には、AlNやAlGaNからなるバッファ層や、GaN、AlGaNからなる動作層などが含まれている。
 そして、図1および図2A、図2B、図2Cに示すように、窒化物系半導体層2の表面上には、矩形状の半導体素子領域において、表面保護膜3が配設されている。表面保護膜3は、例えばSiNからなり、プラズマCVDで形成される。また、半導体装置の外周部には、この半導体素子領域を取り囲むようにスクライブレーン10が存在している。そして、図1に示すように、半導体素子領域において、表面保護膜3の上に、第一パッド21、第二パッド22、櫛形状の配線23が、共通の配線金属層4で形成されている。この配線金属層4は、Ti層4aとAu層4b(図示せず)とが積層された構造であって、Au層4bは、Ti層4aの上にメッキによって形成されたものである。
 各層の厚さは、例えば、Ti層4aが厚さ0.1μm、Au層4bが厚さ5μmである。下層であるTi層4aは、窒化物系半導体層2との密着性が良好であり、Au層4bと窒化物系半導体層2との密着を強化する作用がある。
 また、窒化物系半導体層2は、その一部が、半導体装置の外周部に存在する環状のスクライブレーン10に存在し、窒化物系半導体層2のスクライブレーン10に存在する部分の上には、図2A、図2B、図2Cに示すように、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14が形成されている。図1に示すように、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14は、スクライブレーン10に沿って形成されている。すなわち、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14は、半導体装置の外周部において環状に形成されている。第1の構造体11はダイシングのブレードが触れるスクライブレーンの中央周辺に広げて形成することにより、シリコン基板1に接するところに至るバッファ層全体に保護膜を形成できる効果がある。第2の構造体12はレーザ光によるアブレーション現象で飛散し再付着したものであり、スクライブレーン中央周辺からバッファ層が端部に露出しないような領域まで被覆している。第3の構造体13はバッファ層端部を被覆するように形成することにより、バッファ層を湿気や水分から保護する効果がある。第4の構造体14はダイシング後にもチップ端部に残る領域の表面に形成され、樹脂封止する場合(「部品内蔵基板への内蔵」や「フリップチップ実装のアンダー/サイドフィル封止」も含む)に、封止樹脂との界面の密着性を改善するという効果がある。チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14の構造は、シリコン基板1まで到達した溝/リセスである第1の構造体11、窒化物系化合物半導体層を一部アモルファス化したエリアである第2の構造体12、「窒化アルミニウム」障壁層を湿気や水分から保護する皮膜である第3の構造体13、表面を粗化(0.05~1.0μm)した窒化物系化合物半導体層である第4の構造体14からなる(図2A、図2B、図2C参照)。なお、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14は、環状のスクライブレーン10に沿って連続する環状に形成しても良いが、図1に示すように、半導体装置のコーナー部分などで分離されていても良い。チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14の幅は、狭くてもチッピング抑止効果を奏するが、幅が広い方がその効果は大きい。ただし、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14の幅が広く設定しすぎるとスクライブレーン幅が広くなってしまう。チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14の幅として適切な幅は5μm~25μmであり、より好ましくは10μm~20μmである。
 次に、本願発明の化合物半導体装置の製造方法の特徴的工程であるダイシング工程について説明する。
 図1に示す半導体装置は、図2A、図2B、図2Cに示す半導体ウェハをスクライブレーン10に沿ってダイシングして分割することによって作製される。このダイシング工程は、半導体ウェハをダイシングテープに貼り付けた後、ダイシングブレードという円盤状の薄型砥石を高速回転させながら、スクライブレーン10を窒化物系半導体層2に当てて、図2A、図2B、図2Cにおいて紙面表裏方向に移動して切削加工することによってなされる。このダイシング工程において、用いるブレードの種類、回転数、ダイシングスピード等は、適切に設定する。ダイシングブレードのブレード幅は20~30μm程度であり、半導体ウェハにおいて設定されるスクライブレーン10の幅は50~100μm程度である。
 次に、ダイシング工程で安定した品質を確保するための手段およびメカニズム等について、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14によるチッピングや結晶欠陥などの抑止効果、すなわち上記構成の窒化物系半導体デバイスにおけるチッピングや結晶欠陥などの抑止効果について説明する。
 上記半導体デバイスにおいては、窒化物系半導体層2が、シリコン基板1上において、半導体素子形成領域とスクライブレーン10とにまたがって形成されているので、スクライブレーン10に沿って、窒化物系半導体層2およびシリコン基板1をダイシングするときに、ダイシング面からチッピングや結晶欠陥などが発生すると、チッピングや結晶欠陥などが半導体素子形成領域にも広がろうとするが、スクライブレーン10内において、窒化物系半導体層2上にチッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14が形成されているので、このチッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14によってチッピングや結晶欠陥などの進行は阻止される。
 ここで、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14は、窒化物系半導体層の端部に形成されているが、シリコン基板1まで到達した溝/リセスを有するため、ダイシング時のダメージが窒化物系半導体層に伝わりにくく、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する作用も大きい。従って、チッピングや結晶欠陥などが半導体素子側に広がるのを十分に抑えることができる。
 そして、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14は、半導体素子形成領域とスクライブレーンとの境界に沿ってライン状に形成されているので、スクライブレーン10の幅を小さく抑えながらチッピングや結晶欠陥などの防止効果を十分に得ることができる。
 次に、窒化物系半導体が成膜(膜厚は4μm)されたスクライブレーン10にレーザ光を照射する方法について説明する。
 まず、窒化物系半導体上に表面保護膜3を形成した状態のウェハに、水溶性の保護膜を回転塗布して、スクライブレーン10に沿ってレーザ光を照射する。本実施形態では、シリコン基板1の(111)面に対して垂直な方向にレーザ光を走査(スキャン)するが、他の方向に走査してもよい。この時、レーザ光はスクライブレーンに沿って少しずつ位置をずらしながら複数回走査するとチッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14を幅広く形成することができる。たとえば、レーザ光による1回の走査あたりの加工幅を10~30μmに設定し、ずらすピッチを5~20μmでスクライブレーンの外側から中央寄りにずらしていけば、複数回走査した仕上がり加工幅は40~90μmにすることができる。また、この時のレーザ光の条件はパワー固定制御で、パルス周波数40~100kHz、出力2~7W、送り速度100~400mm/s、レーザ焦点位置はワーク表面~その上方0.2mmに設定する。その後、純水でウェハ表面を洗浄することにより、水溶性の保護膜とともに活性領域上に付着した飛散物を除去することができる。この際、チップ端部においてはレーザ光により水溶性の保護膜が除去されているため、チップ端部にだけ選択的に飛散物を保護膜として残すことができる。また、飛散物はレーザ光によるアブレーション現象で飛散し短時間で冷却されるため、表面に平均ピッチ0.05~1.0μmの凹凸を有する非晶質層もしくは多結晶層になる。その後、ウェハをダイシングブレードという円盤状の薄型砥石を高速回転させながら、スクライブレーン10を窒化物系半導体層2に当てて、図2A、図2B、図2Cにおいて紙面表裏方向に移動して切削加工する。ダイシングブレードのブレード幅は20~30μm程度であり、半導体ウェハにおいて設定されるスクライブレーン10の幅は50~100μm程度である。
 また、本実施形態は、非晶質層もしくは多結晶層が少なくともシリコンもしくはアルミニウムあるいはそれらの両方を含有する化合物半導体装置である。したがって、シリコンもしくはアルミニウムは水分と反応しても深部までは進行しにくい性質があるため、バッファ層「窒化アルミニウム」を水分から保護する効果がある。
 また、本実施形態は、非晶質層もしくは多結晶層がシリコンを1at%以上含む化合物半導体装置である。したがって、シリコンを1at%より多く含む材料はさらに水分と反応しても深部までは進行しにくい性質が強くなるため、さらにバッファ層「窒化アルミニウム」を水分から保護する効果が大きくなる。
 図3A、図3Bは、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14を形成したスクライブレーン10付近の断面写真である。図3Aはダイシング前のスクライブレーン10付近の断面写真であり、図3Bは図3Aのスクライブレーン10をブレードにより切削した後の切削面の拡大写真である。
 また、図4A、図4C、図4E、図4Gは、レーザ光を用いてシリコン基板1まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の断面写真果である。図4B、図4D、図4F、図Hは、レーザ光を用いてシリコン基板まで溶融・反応・アモルファス化させることにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体を形成したスクライブレーン付近の元素分析結果である。図4A、図4Bに示す第2のスペクトル、および図4E、図4Fに示す第3のスペクトルは第2の構造体12および第3の構造体13の元素分析データ(EDX法)である。図4C、図4Dに示す第1のスペクトルは窒化物系半導体層2の元素分析データ(EDX法)である。図4G、図4Hに示す第4のスペクトルはシリコン基板1の元素分析データ(EDX法)である。第2のスペクトルおよび第3のスペクトルから、第2の構造体12および第3の構造体13は、シリコンとアルミニウムを含むことが分かる。また、今回のデータではシリコンが主な構成元素となっており、第2のスペクトルで25.57at%、第3のスペクトルでは81.35at%である。
 なお、本実施の形態では、シリコン基板1を用いる例を説明したが、サファイア基板やシリコンカーバイド基板などを用いても、それらの上に窒化物系半導体層を成長させると、格子定数や熱膨張係数の違いから大きなストレスを発生させる。したがって、これらの基板を用いた場合にも、上記実施の形態と同様に、スクライブレーンに沿って、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する第1の構造体11、第2の構造体12、第3の構造体13、第4の構造体14を形成することによって、同様の効果が得られる。
 また、レーザ光によってシリコン基板1まで溶融・反応・アモルファス化させる際に、アブレーション現象により窒化アルミニウム層端部に保護皮膜が再付着させる条件(YAGレーザ3倍波(レーザ光の波長355nm))を選択すると、窒化アルミニウム層端部に保護皮膜の成膜も同時に形成することができるので製造工程数や製造コストの増加を最小限に抑えることができる。
 また、本願発明の化合物半導体装置の窒化物系半導体層は、シリコン基板1上において、半導体素子形成領域とスクライブレーンとにまたがって形成されていてもよい。これにより、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体によってチッピングや結晶欠陥などを良好に防止できる。
 また、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体は、半導体素子形成領域とスクライブレーンとの境界に沿ってライン状に形成されていることが好ましい。これにより、スクライブレーンの幅を小さく抑えながらチッピングや結晶欠陥などを防止できる。
 上記、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体は、アモルファス化した領域を有する、もしくは窒化アルミニウム層端部に保護皮膜を有する、もしくは窒化物系化合物半導体表面を粗化(0.05~1.0μm)した領域を有する構成とすることもできる。
 また、上記チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体は、レーザ光によりシリコン基板1まで溶融・反応・アモルファス化させる領域を形成しても同様の効果を得ることができる。
 また、上記チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体は、プラズマエッチング法を用いても側壁に同様の効果を持つ化合物を再付着させ、同様の効果を得ることもできる。
 また、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する構造体は、窒化物系半導体層の端部に形成されているが、シリコン基板1まで到達した溝/リセスを有するため、ダイシング時のダメージが窒化物系半導体層に伝わりにくく、チッピングや結晶欠陥や水分浸入を抑止する作用も大きい。
 したがって、基板と窒化物系半導体層との界面近傍でチッピングや結晶欠陥などが発生しても、そのチッピングや結晶欠陥が半導体素子側に広がるのが抑えられ、半導体装置内の半導体素子の電気的不良がなくなると同時に、信頼性が向上し、さらに、半導体装置の歩留りが向上する。また、スクライブレーンの幅を広く設定する必要がないので、ウェハあたりの半導体装置の数も確保できる。
 本願発明の窒化物系の化合物半導体装置およびその製造方法ならびに樹脂封止型半導体装置によれば、シリコン基板などの半導体ウェハ上に窒化物系半導体層が形成されたものを用いている場合でも、スクライブレーンの幅を広げることなく、ダイシング工程におけるチッピングや結晶欠陥や水分が素子の活性領域まで到達するのを抑止して、半導体装置の電気特性や信頼性を確保できる。
 従って、高耐圧の電力用半導体デバイスを実現する上で有用な技術である。
1  シリコン基板
2  窒化物系半導体層
3  表面保護膜
4  配線金属層
10  スクライブレーン
11  第1の構造体
12  第2の構造体
13  第3の構造体
14  第4の構造体
21  第一パッド
22  第二パッド
23  配線

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に設けられた窒化アルミニウム層と、
    前記窒化アルミニウム層の上方に設けられた化合物半導体層と、
    前記化合物半導体層の上面に配置された素子と、を備え、
    前記化合物半導体層における素子配置部周辺の下方における前記窒化アルミニウム層が、非晶質層もしくは多結晶層で覆われている、
    化合物半導体装置。
  2. 前記基板の表面がスクライブレーンに沿った凹部を有し、
    前記非晶質層もしくは前記多結晶層が前記凹部に接触している、
    請求項1に記載の化合物半導体装置。
  3. 前記非晶質層もしくは前記多結晶層が、
    シリコンとアルミニウムの少なくとも一方を含有する、
    請求項1に記載の化合物半導体装置。
  4. 前記非晶質層もしくは前記多結晶層がシリコンを1at%以上含む、
    請求項3に記載の化合物半導体装置。
  5. 前記非晶質層もしくは前記多結晶層がその表面に平均ピッチ0.05~1.0μmの凹凸を有する、
    請求項1に記載の化合物半導体装置。
  6. 前記基板は、シリコン、シリコンカーバイド、サファイアのいずれかからなる、請求項1に記載の化合物半導体装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1つに記載の化合物半導体装置の前記非晶質層もしくは前記多結晶層が組立用樹脂剤と接して、モールド樹脂封止、あるいは部品内蔵基板への内蔵、あるいはフリップチップ実装でアンダーフィルもしくはサイドフィルされたことを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  8. スクライブレーンに沿ってレーザ光を照射することにより、化合物半導体層の素子配置部周辺の下層にある窒化アルミニウム層の側壁を非晶質層もしくは多結晶層で覆うことを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
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