WO2010150426A1 - 自動車におけるカウルルーバ支持構造 - Google Patents
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Definitions
- the cowl louver is engaged in the process of engaging the engaging portion of the cowl louver with the engaged portion from the front. It can be positioned at a fixed position relative to the reignator.
- an opening 256 is formed between the bottom plate 255 and the rear beam 254 between the inner vertical wall 251 and the outer vertical wall 253 of the engaged portion 25.
- a first receiving portion 261 and a second receiving portion 262 are provided at the position of the opening portion 256 so as to extend in the lateral direction from the inner vertical wall portion 251.
- the first receiving portion 261 is a portion to which the first claw portion 371 of the engaging portion 37 of the cowl louver 30 is hooked from the front lower side, and the rear end edge of the first receiving portion 261 is connected to the back beam portion 254 . That is, the first receiving portion 261 is positioned at the rear end position of the opening 256.
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Abstract
Description
特許文献1のカウルルーバ支持構造では、カウルルーバは複数のクリップによってボディのカウルパネルに取付けられる構成である。
しかし、例えば、図1に示すように、フロントガラスG上の雨水をフロントピラー101に沿って流下させるレインガター102を備える自動車では、カウルルーバ104の車幅方向両端を左右のレインガター102の下部で支持することが一般的に行われる。
即ち、カウルルーバ104を支持可能なレインガター102の下部には、図6(A)に示すように、車幅方向内側に突出する支持プレート103が設けられており、その支持プレート103の前端縁に略V字形の切欠き103cが形成されている。
さらに、カウルルーバ104とレインガター102とは、鉤部106と支持プレート103とにより一箇所で係合する構成のため、カウルルーバ104がレインガター102に対して水平方向に回動し易い。このため、レインガター102の意匠面102eとカウルルーバ104の意匠面104eとの境界位置Kで前後の幅が異なる隙間が生じ、見栄えが低下することがある。
請求項1の発明は、フロントガラスの車幅方向両側を支える左右のフロントピラーに沿って取付けられており、雨水を前記フロントピラーに沿って流下させる左右のレインガターを備えており、前記フロントガラスとフード間に配置されるカウルルーバの車幅方向両側が前記左右のレインガターの下部で支持され、そのレインガターの意匠面と前記カウルルーバの意匠面とが連続するように構成されている自動車におけるカウルルーバ支持構造であって、前記左右のレインガターの下部には、被係合部が設けられており、前記カウルルーバの車幅方向両側には、各々のレインガターの被係合部と係合する係合部が設けられており、前記カウルルーバが前記左右のレインガターの間に一定方向からセットされることで、前記カウルルーバの係合部が前記左右のレインガターの被係合部と係合し、左右のレインガターに対する前記カウルルーバの上下方向、及び水平回転方向の移動が禁止される構成であることを特徴とする。
また、カウルルーバの係合部がレインガターの被係合部と係合することで、カウルルーバは、左右のレインガターに対して水平回転方向の移動が禁止される。このため、例えば、カウルルーバに対して水平回転方向の力が加わっても、カウルルーバがレインガターに対して水平回転方向に位置ずれしなくなる。したがって、レインガターの意匠面とカウルルーバの意匠面との境界位置で前後の幅の異なる不安定な隙間が生じない。
これにより、カウルルーバ、レインガターの部分の見栄えが向上する。
即ち、カウルルーバの係合部とレインガターの被係合部とが係合した状態で、前後方向に間隔をおいて設けられた複数の爪部と複数の受け部とが係合する構成のため、効率的にカウルルーバの水平回転方向の位置ずれを抑えることができる。
このように、レインガターにおける溝状の被係合部の幅寸法は、前側で大きくなるように構成されているため、前記被係合部に対してカウルルーバの係合部を前方から係合させ易くなる。さらに、レインガターの被係合部の幅寸法は、後側で小さくなるように構成されているため、前記被係合部に対してカウルルーバの係合部を前方から係合させる過程で、カウルルーバをレインガターに対して定位置に位置決めできるようになる。
以下、図1から図5に基づいて本発明の実施形態1に係る自動車におけるカウルルーバ支持構造について説明する。
なお、図中の前後左右及び上下は、自動車の前後左右及び上下に対応している。
<自動車のカウルルーバ支持構造の概要について>
図1(A)に示すように、自動車のフロントガラスGの車幅方向両側を支える左右のフロントピラー11には、そのフロントピラー11に沿ってレインガター20が取付けられている。レインガター20は、図1(B)に示すように、フロントピラー11とフロントガラスGとの隙間Sを覆うように設置されており、雨水をフロントピラー11に沿って流下させられるように構成されている。
また、フロントガラスGとエンジンフード40間にはカウルルーバ30が配置されており、そのカウルルーバ30の車幅方向両側が後記するように左右のレインガター20の下部によって支持されている。そして、この状態で、レインガター20の意匠面20eは、カウルルーバ30の意匠面34eと連続するようになる。
カウルルーバ30は、図2、図3(A)に示すように、前側から順番に第1突条部31、溝部32、第2突条部33、意匠部34を備えており、それらの第1突条部31、溝部32、第2突条部33、意匠部34が車幅方向に延びるように形成されている。そして、カウルルーバ30の溝部32の底部分32bがカウルパネル16(図2参照)によって下方から支持されている。また、カウルルーバ30の前端の第1突条部31から第2突条部33の頂部分33tまでの間が、図2に示すように、エンジンフード40の後端縁43によって覆われるようになっている。また、カウルルーバ30の第1突条部31の位置には、ウエザーストリップ31wがその第1突条部31の頂部に沿って取付けられており、そのウエザーストリップ31wによってエンジンフード40とカウルルーバ30間がシールされる。
カウルルーバ30の意匠部34は外部から見える部分であり、その意匠部34の後端縁に設けられたシール材34sによって、図2に示すように、フロントガラスGの下端縁Gdが車幅方向全体に亘って覆われている。即ち、意匠部34の表面34eが、本発明の意匠面に相当する。このため、以後、意匠部34の表面34eを意匠面34eと呼ぶことにする。
ここで、カウルルーバ30の左右の係合部37は、左右対称に形成されているため、図3(B)に基づき代表して右側の係合部37の構造について説明する。
係合部37は、意匠部34の裏面から下方に突出して前後方向に延びる板部374を備えており、その板部374の右側面に第1爪部371、第2爪部372、及び連結板部375とが形成されている。
第1爪部371、第2爪部372、及び連結板部375の板部374に対する水平方向(右方向)の突出寸法は等しく設定されて、係合部37は突条状に形成されている。
レインガター20の下部は、図1(A)等に示すように、フロントガラスGの下端縁Gdに対して下方に突出するように構成されている。そして、図4(A)等に示すように、右側のレインガター20の下部左側面に被係合部25が形成されている。また、左側のレインガター20の下部右側面に被係合部25が形成されている(図1(A)参照)。ここで、左右のレインガター20の被係合部25は左右対称に形成されているため、図4(A)~(C)に基づき代表して右側の被係合部25の構造について説明する。
被係合部25は、レインガター20の下部左側面を構成する内側縦壁部251と、その内側縦壁部251にほぼ対向する外側縦壁部253とを備えており、両縦壁部251,253が前部で高く、後部で低くなるように構成されている。そして、被係合部25の内側縦壁部251と外側縦壁部253との後端部が後梁部254によって連結されており、両縦壁部251,253の前部下端が底板部255によって連結されている。即ち、被係合部25の前部は、内側縦壁部251と外側縦壁部253と底板部255によって略U字形の溝状に形成されている。
第1受け部261は、カウルルーバ30の係合部37の第1爪部371が前下方から掛けられる部分であり、その第1受け部261の後端縁が後梁部254に接続されている。即ち、第1受け部261は開口部256の後端位置に位置決めされている。
第2受け部262は、カウルルーバ30の係合部37の第2爪部372が前下方から掛けられるとともに、連結板部375を下方から支える部分であり、開口部256の前端位置で、図4(C)に示すように、第1受け部261とほぼ等しい高さ位置に位置決めされている。
カウルルーバ30の取付けは、左右のレインガター20の取付けが完了した後に行なわれる。
即ち、左右のレインガター20の取付けられた状態で、左右のレインガター20の被係合部25に対してカウルルーバ30の車幅方向両側(左右)の係合部37が前方から係合させられる。前述のように、レインガター20の被係合部25の内側縦壁部251と外側縦壁部253との間隔寸法は、図4(B)等に示すように、底板部255の位置で前端に近づくにつれて大きくなるように設定されている。このため、カウルルーバ30の左右の係合部37は、レインガター20の被係合部25の内側縦壁部251と外側縦壁部253とにガイドされて、その被係合部25に嵌り易くなる。
さらに、カウルルーバ30の係合部37がレインガター20の被係合部25に前方から押し込まれることで、カウルルーバ30の係合部37がレインガター20の被係合部25の内側縦壁部251と外側縦壁部253とによって左右方向から拘束されるようになる。
即ち、カウルルーバ30の係合部37がレインガター20の被係合部25と係合することで、カウルルーバ30はレインガター20に対する上下方向、及び水平回転方向の移動が禁止される。
また、カウルルーバ30の係合部37がレインガター20の被係合部25と係合することで、レインガター20の意匠面20eとカウルルーバ30の意匠面34eとが連続するようになる。
本実施形態に係るカウルルーバ支持構造によると、カウルルーバ30の係合部37がレインガター20の被係合部25と係合することで、カウルルーバ30はレインガター20に対する上下方向の移動が禁止される。このため、例えば、カウルルーバ30に対して上方、あるいは下方の力が加わっても、カウルルーバ30がレインガター20に対して上方あるいは下方に変位することがない。したがって、レインガター20の意匠面20eとカウルルーバ30の意匠面34eとの境界位置K(図5(A)参照)に段差(高低差)が生じない。
また、カウルルーバ30の係合部37がレインガター20の被係合部25と係合することで、カウルルーバ30はレインガター20に対する水平回転方向の移動が禁止される。このため、例えば、カウルルーバ30に対して水平回転方向の力が加わっても、カウルルーバ30がレインガター20に対して水平回転方向に位置ずれしなくなる。したがって、レインガター20の意匠面20eとカウルルーバ30の意匠面34eとの境界位置Kで前後の幅の異なる不安定な隙間が生じない。
これにより、カウルルーバ30、レインガター20の部分の見栄えが向上する。
また、左右のレインガター20における溝状の被係合部25の幅寸法は、前側で大きくなるように構成されているため、それらの被係合部25に対してカウルルーバ30の係合部37を前方から係合させ易くなる。さらに、レインガター20の被係合部25の幅寸法は、後側で小さくなるように構成されているため、それらの被係合部25に対してカウルルーバ30の係合部37を前方から係合させる過程で、カウルルーバ30をレインガター20に対して定位置に位置決めできるようになる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、カウルルーバ30の係合部37を突条状に形成し、レインガター20の被係合部25を溝状に形成する例を示したが、カウルルーバ30の係合部37を溝状に形成し、レインガター20の被係合部25を突条状に形成することも可能である。
また、カウルルーバ30の係合部37に爪部371,372を前後二箇所に設け、レインガター20の被係合部25に爪部371,372が掛かる受け部261,262を前後二箇所に設ける例を示したが、爪部や受け部の数は適宜変更可能である。
20・・・・レインガター
20e・・・意匠面
25・・・・被係合部
261・・・第1受け部
262・・・第2受け部
30・・・・カウルルーバ
34e・・・意匠面
37・・・・係合部
371・・・第1爪部
372・・・第2爪部
375・・・連結板部
40・・・・エンジンフード(フード)
G・・・・・フロントガラス
K・・・・・境界位置
Claims (3)
- フロントガラスの車幅方向両側を支える左右のフロントピラーに沿って取付けられており、雨水を前記フロントピラーに沿って流下させる左右のレインガターを備えており、前記フロントガラスとフード間に配置されるカウルルーバの車幅方向両側が前記左右のレインガターの下部で支持され、そのレインガターの意匠面と前記カウルルーバの意匠面とが連続するように構成されている自動車におけるカウルルーバ支持構造であって、
前記左右のレインガターの下部には、被係合部が設けられており、
前記カウルルーバの車幅方向両側には、各々のレインガターの被係合部と係合する係合部が設けられており、
前記カウルルーバが前記左右のレインガターの間に一定方向からセットされることで、前記カウルルーバの係合部が前記左右のレインガターの被係合部と係合し、左右のレインガターに対する前記カウルルーバの上下方向、及び水平回転方向の移動が禁止される構成であることを特徴とする自動車におけるカウルルーバ支持構造。 - 請求項1に記載された自動車におけるカウルルーバ支持構造であって、
前記左右のレインガターの被係合部には、前記カウルルーバの係合部の第1爪部が掛けられる第1受け部と、前記カウルルーバの係合部の第2爪部が掛けられる第2受け部とが前後方向に間隔をおいて設けられていることを特徴とする自動車におけるカウルルーバ支持構造。 - 請求項1に記載された自動車におけるカウルルーバ支持構造であって、
前記左右のレインガターの被係合部は、前後方向に延びる溝状に形成されており、
前記カウルルーバの係合部は、前後方向に延びる突条状に形成されて、その突条状の係合部が前記レインガターの溝状の被係合部に対して前方から係合する構成であり、
前記左右のレインガターにおける溝状の被係合部の幅寸法は、前側で大きく後側で小さくなるように構成されていることを特徴とする自動車におけるカウルルーバ支持構造。
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