JP5314305B2 - 自動車のフロントピラートリム取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のフロントピラートリム取付構造に関するものである。
従来から、フロントガラスに隣接し且つインストルメントパネルの側方に配設された三角窓周辺の車体(ピラー等)を、窓用開口部を有する略三角形枠状の樹脂製フロントピラートリムで車室側から被うようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。この種のフロントピラートリムは、インストルメントパネル側に配置されて三角形の底辺をなす底辺部と、該底辺部の前端部からフロントガラスの内面に沿って上方に延びる前側脚部と、該前側脚部の上端部から下方に延びて底辺部の後端部に接続する後側脚部とで形成されている。また、このようなフロントピラートリムでは、内装部材としての見栄えを向上させるために底辺部や前後の脚部の断面を湾曲させたものや、三角窓の視界を広げるとともに外観を向上させるために前側脚部の下端部を略断面コ字状に形成したものがある。
ところで、三角窓周辺の車体にフロントピラートリムを取り付ける際の工数を減らすために、底辺部と前側脚部と後側脚部とを一体形成することが考えられるが、樹脂製フロントピラートリムは略三角形枠状をなすとともに略コ字状の断面形状や湾曲した断面形状を有する複雑な形状であるため、一体成形することは困難である。
このため、三角窓周辺の車体を被う略三角形枠状の樹脂製フロントピラートリムの取付構造では、車両前後方向に延びるロアトリム(底辺部)と、前側脚部と後側脚部とを有する略逆V字形状のアッパートリムとを別々に成形し、アッパートリムを車体に取り付けた後、このアッパートリムの前側脚部及び後側脚部の下端部にロアトリムの前端部及び後端部をそれぞれ接続することがある。
特開2007−118871号公報
しかしながら、車体に取り付けられた状態のアッパートリムにロアトリムを接続するフロントピラートリムの取付構造では、以下のような問題がある。
すなわち、フロントピラートリムの取付構造では、アッパートリムの前側脚部にロアトリムの前端部を接続するために、例えば、前側脚部の下端部に車両前後方向に貫通する係止口を形成するとともに、ロアトリムの前端部に車両前後方向に延びる係止部を形成し、該係止部を上記係止口に挿入して係止させる場合、フロントピラートリムは略コ字状の断面形状や湾曲した断面形状を有する樹脂製の板状で柔らかく撓みやすいことから、係止部を車両前後方向後側から係止口に挿入する際、前側脚部全体が撓んで、係止部が係止口に挿入され難くなり、アッパートリムへのロアトリムの取付が困難になる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、三角窓周辺の車体を窓用開口部を有する略三角形枠状のフロントピラートリムで車室側から被うようにしたフロントピラートリム取付構造において、アッパートリムの前側脚部にロアトリムを取り付ける際、アッパートリムの前側脚部の撓み量を規制してアッパートリムの前側脚部へのロアトリムの取付を容易にする取付構造を提供することにある。
第1の発明は、フロントガラスに隣接し且つインストルメントパネルの側方に配設された三角窓周辺の車体を、窓用開口部を有する略三角形枠状のフロントピラートリムで車室側から被うようにした自動車のフロントピラートリム取付構造であって、上記フロントピラートリムは、上記インストルメントパネル側に配置され、車両前後方向に延びるロアトリムと、下端部が該ロアトリムの前端部に接続されるとともに上記フロントガラスの内面に沿って上方に延びる前側脚部と該前側脚部の上端部から下方に延びて下端部が該ロアトリムの後端部に接続される後側脚部とを有する略逆V字形状のアッパートリムとを備えており、上記前側脚部の下端部は、略車両前後方向に延びる内側壁部と、該内側壁部の後端部から略車幅方向外側に延びる後側壁部と、該後側壁部の車幅方向外側端部から略車両前後方向前側に延びる外側壁部とを有する断面略コ字状に形成され、上記後側壁部の下端部には、車両前後方向に貫通する前側係止口が形成されて車幅方向に延びる板状の前側取付部が下方へ突出するように形成されており、上記ロアトリムの前端部には、上記車体に取り付けられた状態の上記アッパートリムの上記前側係止口に車両前後方向後側から挿入されて係止される前側係止部が車両前後方向に延びるように形成されており、上記前側脚部の下端部又は上記前側取付部の車両前後方向前側の面には、上記車体のうち上記前側脚部の下端部によって被われる車体部分に近接するように車両前後方向前側に延び、上記前側係止口に上記前側係止部を挿入する際に該前側係止部が上記前側係止口の周縁部に当接することにより上記後側壁部の下端部が車両前側に撓み、上記車体部分に車両前後方向後側から当接して当該前側脚部の下端部の車両前側への撓み量を規制する当てリブが一体形成されていることを特徴とするものである。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記当てリブは、上記前側係止口の下方に位置して車幅方向外側に延びるように形成されていることを特徴とするものである。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記当てリブは、車幅方向外側に延びた後、上記外側壁部の車幅方向内側の面に一体に形成され、平面視L字状をなしていることを特徴とするものである。
の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明において、上記後側脚部の下端部には、上下方向に貫通する後側係止口が形成されて車幅方向に延びる板状の後側取付部が車両前後方向前側へ突出するように形成されており、上記ロアトリムの後端部には、上記車体に取り付けられた状態の上記アッパートリムの上記後側係止口に上側から挿入されて係止される後側係止部が下方に延びるように形成されていることを特徴とするものである。
第1の発明によれば、三角窓周辺の車体に取り付けられた状態のアッパートリムの前側係止口に、ロアトリムの前側係止部を車両前後方向後側から挿入する際、前側脚部の下端部又は前側取付部に一体形成された当てリブが、前側脚部が車両前後方向前側に撓むことにより該前側脚部の下端部によって被われる車体部分に当接するので、前側脚部の車両前後方向前側への撓み量を規制することができる。これにより、アッパートリムの前側脚部が車両前後方向前側へ移動するのを規制することができるので、アッパートリムの前側脚部へのロアトリムの取付が容易となる。
第2の発明によれば、当てリブの車幅方向外側が外側壁部の車幅方向内側の面と一体に形成されているので、前側脚部の下端部の剛性を向上させることができる。したがって、アッパートリムの前側脚部の車両前後方向前側への撓み量をさらに規制することができる。
第3の発明によれば、当てリブの剛性が高まり、前側脚部の下端部が撓みにくくなる。
の発明によれば、ロアトリムの後側係止部を後側係止口に上方から挿入するので、ロアトリム前端部を前側脚部に接続した状態で、ロアトリム後端部の後側脚部への接続が容易となる。また、後側係止口に対する後側係止部の挿入方向を前側係止口に対する前側係止部の挿入方向と異なる方向とすることにより、ロアトリムがアッパートリムから外れるのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る右側三角窓7を車室側から見た斜視図であり、この三角窓7はフロントガラス9に隣接し且つインストルメントパネル11の右側方(車幅方向外側)に配設されている。図1の符号1は、窓用開口部1aを有する略三角形枠状の樹脂製フロントピラートリムであり、このフロントピラートリム1は、三角窓7周辺に沿う形状のピラー等の車体(図6及び図7に三角形状の底辺近傍の車体19を示す)を車室側から被うように取り付けられている。なお、左側三角窓の構成も以下に示す右側三角窓7の構成とほぼ同様である。
フロントピラートリム1は、図2にも示すように、ロアトリム3と、略逆V字形状のアッパートリム5とを備えており、ロアトリム3を逆V字形のアッパートリム5の両下端部15a,25aに接続することにより略三角形枠状をなすように構成されている。
上記ロアトリム3は、略三角形をなすフロントピラートリム1の底辺を構成するようにインストルメントパネル11側に配置され、車両前後方向に延びている。また、このロアトリム3の前端部3aは、反り上がって略車幅方向に延びる前側壁部33と、該前側壁部33の車幅方向外側端部から略車両前後方向前側(略車両前側)に連続して延びる外側壁部43とを有する断面略L字状に形成されている。
上記アッパートリム5は、その上端部5aが内装部材であるトップシーリング(図示せず)に車室側から当接するようになっており、該上端部5aから2方向(二叉状)に分かれて下方へ延びる前側15及び後側脚部25を有している。前側脚部15は、その下端部15aがロアトリム3の前端部3aに接続されるとともに該下端部15aからフロントガラス9の内面に沿って上方に延びている一方、後側脚部25は、前側脚部15の上端部15bから下方に延びて下端部25aがロアトリム3の後端部3bに接続されるようになっている。なお、前側脚部15及び後側脚部25は、その各上下方向中間部の裏側で図外のフロントピラー(車体)に取り付けられるようになっている。このフロントピラーは、後述の車体19から、フロントピラートリム1の前側脚部15及び後側脚部25に沿うように、言い換えれば三角窓7周辺に沿うように上方に延びて形成されている。
アッパートリム5は、樹脂材からなり、特に、上記前側脚部15の下端部15aは、図3にも示すように、略車両前後方向に延びる内側壁部55と、該内側壁部55の後端部55aから連続して略車幅方向外側に延びる後側壁部65と、該後側壁部65の車幅方向外側端部65aから連続して略車両前側に延びる外側壁部75とを有する断面略コ字状に一体に形成されている。このように、前側脚部15の下端部15aを断面略コ字状に形成することにより、内側壁部55と後側壁部65とで三角窓7周辺の車体19を車室側から被いつつ、車幅方向外側に行くに従って車両前方に傾斜するように延びる外側壁部75を該三角窓7のウインドガラス(図3中の二点鎖線)7aに近接させて、ウインドガラス7aと外側壁部75との間に隙間77を形成して、三角窓7の視界を広げるとともに外観を向上させている。
また、上記後側壁部65の下端部65bには、車両前側に延びる板状の第1延出部29が一体に形成されている一方、上記外側壁部75の下端部には、車幅方向内側に延びる板状の第2延出部31が一体に形成されており、これら第1及び第2延出部29,31は、後側壁部65の車幅方向外側端部65aに連続して一体に形成されて平面視略L字状をなしている。これにより、前側脚部15の下端部15aにロアトリム3の前端部3aを接続する際、上記断面L字状に形成されたロアトリム3の前端部3a(前側壁部33及び外側壁部43)の上端を第1及び第2延出部29,31の下面に当接させて、前側脚部15の下端部15aとロアトリム3の前端部3aとを精度良く接続させている。
さらに、前側脚部15の後側壁部65の下端部15aには、車幅方向に延びる略矩形板状の前側取付部35が上記第1延出部29の下面から下方へ突出するように形成されている。この前側取付部35には、車両前後方向に貫通する矩形状の前側係止口37,37が車幅方向に間隔を空けて2つ形成されている。
一方、後側脚部25は、車室側に膨らむように湾曲状に形成され、その下端部25aには、車幅方向に延びる略矩形板状の後側取付部45が車両前側へ突出するように形成されており、この後側取付部45には、上下方向に貫通する矩形状の後側係止口47,47が車幅方向に間隔を空けて2つ形成されている。
また、上記ロアトリム3の前端部3aには、該ロアトリム3の上記前端部3aの上端から下方へ段落ちして、前側壁部33の前面から車両前側に延びる前側係止部13,13が車幅方向に間隔を空けて2つ形成されており、各前側係止部13は、車両前側に延びる略矩形板状の前側係止部本体13aと、該前側係止部本体13aの略中央に形成され上方に突起する前側係止凸部13bと、該前側係止部本体13aの幅方向(車幅方向)両端部の下面から下方に突起して車両前後方向に延びる2つのリブ13c,13c(図5参照)とを有している。
上記各前側係止凸部13bの周囲には、車両後側及び車幅方向両側の縁部を囲むようにコ字状のスリット13dが形成されており、各前側係止凸部13bは車両前側の部分のみで前側係止部本体13aと一体に形成されている。このため、前側係止凸部13b,13bは、前側係止部13,13が後側から前側係止口37,37に挿入されると後側が下方に撓んで、前側係止口37,37を通り抜け、これを抜け出ると、図5に示すように、前側係止口37,37の上縁部に係止するようになっている。これにより、前側係止部13,13は、図2の一点鎖線矢印53で示すように、アッパートリム5の前側係止口37,37に車両後側から挿入されて係止されるようになっている。
一方、ロアトリム3の後端部3bには、図4に示すように、ロアトリム3の下面から下方に延びる後側係止部23,23が車幅方向に間隔を空けて2つ形成されており、各後側係止部23は、下方に延びる略矩形板状の後側係止部本体23aと、該後側係止部本体23aの略中央に形成され車両後側に突起する後側係止凸部23bと、該後側係止部本体23aにおける幅方向(車幅方向)両端部の車両前側の面から前方に突起して上下方向に延びる2つのリブ23c,23cとを有している。
上記各後側係止凸部23bの周囲には、上側及び車幅方向両側の縁部を囲むようにコ字状のスリット23dが形成されており、各後側係止凸部23bは下側の部分のみで各後側係止部本体23aと一体に形成されている。このため、後側係止凸部23b,23bは、後側係止部23,23が上側から後側係止口47,47に挿入されると上側が前方に撓んで、後側係止口47,47を通り抜け、これを抜け出ると、図4(b)に示すように、後側係止口47,47の後縁部に係止するようになっている。これにより、後側係止部23,23は、図2の一点鎖線矢印63で示すように、アッパートリム5の後側係止口47,47に上側から挿入されて係止されるようになっている。
図6は、前側取付部35を図3の矢印VIの方向から見た斜視図である。図6及び図7に示すように、アッパートリム5の前側脚部15の下端部15aとロアトリム3の前端部3aとの接合部付近の車体19は、2枚の金属製の車体パネル19a,19bが、その端縁部を溶接して一体に形成されたフランジ部19cを有し、前側脚部15の下端部15aによって被われている。そして、上記フランジ部19cには、上方に突出し、車両前後方向に延びる車体側当接部としてのフランジ突部(車体部分に相当)19dが形成される一方、アッパートリム5における前側脚部15の前側取付部35の車両前側の面35aには、上記フランジ突部19dの後端縁19eに近接するように車両前側に延びる板状の当てリブ17が一体形成されている。
上記当てリブ17は、前側取付部35の前面35aから車両前側に延びるとともに、車幅方向外側に延びて外側壁部75の内面(裏面)75aに一体に形成されている。より具体的には、当てリブ17は、前側取付部35の前面35aから車両前側に延びる第1リブ17aと、該第1リブ17aの車幅方向外側から車幅方向外側に行くに従って上方に傾斜するように延び、その外側が外側壁部75の第2延出部31に一体に形成されるとともにその後端が前側取付部35の前面35aに一体に形成される第2リブ17bと、該第2リブ17bの車幅方向外側近傍の前端から前側に延び、その外側が外側壁部75の第2延出部31に一体に形成される第3リブ17cとを有していて、図3に示すように、平面視L字状に形成されている。
上記第1リブ17aは、図7に示すように、その前端部17dと車体19のフランジ突部19dの後端縁19eとが僅かな隙間27を開けるように車両前側に延びており、上記前側係止口37,37に上記前側係止部13,13を挿入する際、前側脚部15の下端部15aが車両前側に僅かに撓んで隙間27がなくなり、当該第1リブ17aの前端部17dが上記フランジ突部19dの後端縁19eに車両後側から当接することにより、前側脚部15の下端部15aの車両前側への撓み量を規制するようになっている。
上記第2リブ17bの前端部は、第1リブ17aの前端部17dと面一に形成されている。そして、第1リブ17aが第2リブ17bを介して外側壁部75に連結されているため、当てリブ17の剛性が高まり、前側脚部15の下端部15aが撓みにくくなる。
また、上記第3リブ17cは、外側壁部75に一体に形成されているため、当てリブ17の剛性をより一層高め、前側脚部15の下端部15aがさらに撓みにくくなる。
なお、後側係止部23,23は、車両前後方向(前側脚部15が撓む方向)後側から挿入される前側係止部13,13とは異なり、上方から後側係止口47,47に挿入されることから、後側係止部23,23を後側係止口47,47に挿入する際に、後側脚部25の下端部25aが湾曲状の内側に撓むような力が作用しないので、後側脚部25には当てリブ17を形成する必要はない。
−効果−
本実施形態によれば、三角窓7周辺の車体19に取り付けられた状態のアッパートリム5の前側係止口37,37にロアトリム3の前側係止部13,13を車両後側から挿入する際、前側脚部15の前側取付部35に一体形成された当てリブ17が、前側脚部15が車両前側に僅かに撓むことにより該前側脚部15の下端部15aによって被われる車体19のフランジ突部19d(車体部分)に当接するので、前側脚部15の車両前側への撓み量を規制することができる。これにより、アッパートリム5における前側脚部15の下端部15aが車両前側へ移動するのを規制することができるので、該前側脚部15へのロアトリム3の取付が容易となる。
また、当てリブ17を構成する第3リブ17cが外側壁部75の車幅方向内側の面と一体に形成されていることから、当てリブ17の剛性が向上するので、前側脚部15の下端部15aの剛性を向上させることができる。これにより、アッパートリム5の前側脚部15の車両前側への撓み量をさらに規制することができる。
さらに、後側係止部23,23を後側係止口47,47に上方から挿入するので、ロアトリム3の前端部3aを前側脚部15に接続した状態で当該挿入を行っても、ロアトリム3の後端部3bの後側脚部25への接続が容易となる。また、後側係止口47,47に対する後側係止部23,23の挿入方向を前側係止口37,37に対する前側係止部13,13の挿入方向と異なる方向とすることにより、ロアトリム3がアッパートリム5から外れるのを抑制することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、第3リブ17cを形成し、該第3リブ17cを外側壁部75の裏面75aと一体に形成することにより、すなわち、当てリブ17の車幅方向外側を外側壁部75の裏面75aと一体に形成することにより、前側脚部15の下端部15aの剛性を向上させているが、これに限らず、例えば、単に当該下端部15aの車両前側への撓み量を規制するために第1リブ17aのみからなる当てリブ17を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、当てリブ17を前側脚部15における前側取付部35に一体に形成したが、当てリブ17を前側取付部35の上方に位置する前側脚部15における下端部15a近傍(例えば、後側壁部65の車両前側の面)に一体形成してもよい。
以上説明したように、本発明は、フロントガラスに隣接し且つインストルメントパネルの側方に配設された三角窓周辺の車体を、窓用開口部を有する略三角形枠状のフロントピラートリムで車室側から被うようにした自動車のフロントピラートリム取付構造等について有用である。
本実施形態に係る三角窓を車室側から見た斜視図である。 フロントピラートリムの分解斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 ロアトリムの後側係止部を示す図であり、(a)は図2の矢印IVの方向から見た側面図であり、(b)は後側係止部を後側係止口に挿入した状態の図(a)のb−b線相当断面図である。 前側係止部を前側係止口に挿入した状態を示す断面図である。 前側取付部を図3の矢印VIの方向から見た斜視図である。 図6のVII−VII線断面図である。
1 フロントピラートリム
1a 窓用開口部
3 ロアトリム
3a 前端部
3b 後端部
5 アッパートリム
7 三角窓
9 フロントガラス
11 インストルメントパネル
13 前側係止部
15 前側脚部
15a 下端部
15b 上端部
17 当てリブ
19 車体
19d フランジ突部(車体部分)
19e フランジ突部の後端縁(車体部分)
23 後側係止部
25 後側脚部
25a 下端部
35 前側取付部
35a 車両前後方向前側の面
37 前側係止口
45 後側取付部
47 後側係止口
55 内側壁部
55a 後端部
65 後側壁部
65a 車幅方向外側端部
65b 下端部
75 外側壁部
75a 車幅方向内側の面

Claims (4)

  1. フロントガラス(9)に隣接し且つインストルメントパネル(11)の側方に配設された三角窓(7)周辺の車体(19)を、窓用開口部(1a)を有する略三角形枠状のフロントピラートリム(1)で車室側から被うようにした自動車のフロントピラートリム取付構造であって、
    上記フロントピラートリム(1)は、上記インストルメントパネル(11)側に配置され、車両前後方向に延びるロアトリム(3)と、下端部が該ロアトリム(3)の前端部に接続されるとともに上記フロントガラス(9)の内面に沿って上方に延びる前側脚部(15)と該前側脚部(15)の上端部から下方に延びて下端部が該ロアトリム(3)の後端部に接続される後側脚部(25)とを有する略逆V字形状のアッパートリム(5)とを備えており、
    上記前側脚部(15)の下端部は、略車両前後方向に延びる内側壁部(55)と、該内側壁部(55)の後端部から略車幅方向外側に延びる後側壁部(65)と、該後側壁部(65)の車幅方向外側端部から略車両前後方向前側に延びる外側壁部(75)とを有する断面略コ字状に形成され
    上記後側壁部(65)の下端部には、車両前後方向に貫通する前側係止口(37)が形成されて車幅方向に延びる板状の前側取付部(35)が下方へ突出するように形成されており、
    上記ロアトリム(3)の前端部には、上記車体(19)に取り付けられた状態の上記アッパートリム(5)の上記前側係止口(37)に車両前後方向後側から挿入されて係止される前側係止部(13)が車両前後方向に延びるように形成されており、
    上記前側脚部(15)の下端部又は上記前側取付部(35)の車両前後方向前側の面(35a)には、上記車体のうち上記前側脚部(15)の下端部によって被われる車体部分(19d)に近接するように車両前後方向前側に延び、上記前側係止口(37)に上記前側係止部(13)を挿入する際に該前側係止部(13)が上記前側係止口(37)の周縁部に当接することにより上記後側壁部(65)の下端部が車両前側に撓み、上記車体部分(19d)に車両前後方向後側から当接して当該前側脚部(15)の下端部の車両前側への撓み量を規制する当てリブ(17)が一体形成されていることを特徴とする自動車のフロントピラートリム取付構造。
  2. 請求項1記載の自動車のフロントピラートリム取付構造において
    記当てリブ(17)は、上記前側係止口(37)の下方に位置して車幅方向外側に延びるように形成されていることを特徴とする自動車のフロントピラートリム取付構造。
  3. 請求項1又は2記載の自動車のフロントピラートリム取付構造において、
    上記当てリブ(17)は、車幅方向外側に延びた後、上記外側壁部(75)の車幅方向内側の面(75a)に一体に形成され、平面視L字状をなしていることを特徴とする自動車のフロントピラートリム取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車のフロントピラートリム取付構造において、
    上記後側脚部(25)の下端部には、上下方向に貫通する後側係止口(47)が形成されて車幅方向に延びる板状の後側取付部(45)が車両前後方向前側へ突出するように形成されており、
    上記ロアトリム(3)の後端部には、上記車体(19)に取り付けられた状態の上記アッパートリム(5)の上記後側係止口(47)に上側から挿入されて係止される後側係止部(23)が下方に延びるように形成されていることを特徴とする自動車のフロントピラートリム取付構造。
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