JP2013252800A - インストルメントパネルの取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み付け時における作業性を向上することができるインストルメントパネルの取り付け構造。
【解決手段】インストルメントパネルの取り付け構造1は、インストルメントパネル10を車両ボデー6に取り付けるためのものである。車両ボデー6は、カウルトップ61とカウルフランジ62と、カウルパネル63とを有している。インストルメントパネル10は、インパネ本体部11と係合部2と当接部3と、シール部材4とを有している。インストルメントパネル10は、当接部3とカウルパネル63とを当接させた状態でインストルメントパネル10を後方から前方へ移動させることにより、インストルメントパネル10が車両ボデー6との固定位置に向けて導かれるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車における車両ボデーへのインストルメントパネルの取り付けを容易かつ確実に行うことができるインストルメントパネルの取り付け構造に関する。
自動車における車室内前方には、計器類やエアコンの吹出口等を備えたインストルメントパネル(以下適宜インパネと記す)が配されている。このインパネは、乗員の目に触れ易い位置に配されているため、精度良く取り付けを行い良好な外観を得られることが望まれる。
インパネを精度良く取り付けるためのインパネの取り付け構造として、車両ボデーにおいてフロントガラスの下端部に沿って配されたカウルトップから車両の後方に向かって延設されたカウルフランジと、インパネの裏面側における前方端部近傍に配された係合部とを係合する構造がある(特許文献1)。
特開2009−248757号公報
ところで、上記のインストルメントパネルの取り付け構造には以下の課題がある。
インストルメントパネルは、板状をなしており、車両の前後方向及び左右方向の大きさに比べて肉厚が薄い。そのため、作業者がインストルメントパネルを持ち上げた際には、インストルメントパネルが自重でたわみ、変形しやすい。したがって、車両ボデーにインストルメントパネルを組み付ける際に、インストルメントパネルの前端が下方に垂れ下がり、カウルフランジと係合部との位置決めを行うことが難しい。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、インストルメントパネルの組み付け時における作業性を向上することができるインストルメントパネルの組み付け構造を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、車両室内に配されるインストルメントパネルを車両ボデーに取り付けるためのインストルメントパネルの取り付け構造であって、
上記車両ボデーは、フロントガラスの前方下端に沿って配されたカウルトップと、該カウルトップから後方に向かって延設されたカウルフランジと、上記カウルフランジよりも下方の位置から後方に向かって延設されたカウルパネルとを有し、
上記インストルメントパネルは、上記カウルフランジ及び上記カウルパネルの上方を覆うインパネ本体部と、該インパネ本体部の裏面側に形成されると共に上記カウルフランジと係合可能な複数の係合部と、上記インパネ本体部の裏面側において上記カウルパネルに向かって形成され上記インストルメントパネルの上下方向位置を規制する複数の当接部と、上記インパネ本体部の前方端部に取り付けられたシール部材とを有しており、
上記インストルメントパネルは、上記当接部と上記カウルパネルとを当接させた状態で上記インストルメントパネルを後方から前方へ移動させることにより、上記インストルメントパネルが上記車両ボデーとの固定位置に向けて導かれるように構成されており、
上記固定位置においては、複数の上記係合部と上記カウルフランジとが係合すると共に、上記インパネ本体部の前方端部に配された上記シール部材が上記カウルフランジの上方において上記フロントガラスと当接して配されることを特徴とするインストルメントパネルの取り付け構造にある(請求項1)。
上記インストルメントパネルの取り付け構造は、上記のごとく、上記当接部と上記カウルパネルとを当接させた状態で上記インストルメントパネルを後方から前方へ移動させることにより、上記インストルメントパネルが上記車両ボデーとの固定位置に向けて導かれるように構成されている。
すなわち、上記インストルメントパネルを上記車両ボデーの上方の固定位置に配置する際には、まず、上記インストルメントパネルを上記固定位置よりも相対的に後方の位置において、上記カウルパネルと上記当接部とを当接させる。このとき、上記当接部が、上記インストルメントパネルの上下方向位置を規制すると共に、上記インストルメントパネルの重量の一部を支え、上記インストルメントパネルの前端部における垂れ下がりを防止することができる。
したがって、上記インストルメントパネルの上下方向位置を調整する必要がなく、幅方向における位置合わせを行い相対前進させることで、上記インストルメントパネルを上記固定位置へと移動させることができる。上記相対前進の結果、固定位置においては、上記係合部と上記カウルフランジとが係合すると共に、上記シール部材が上記カウルトップ及び上記フロントガラスと当接した状態となり、上記インストルメントパネルの前後方向における相対的な固定位置も容易に合せることができる。それゆえ、上記インストルメントパネルの組み付け作業性を向上することができる。
以上のごとく、上記インストルメントパネルの組み付け構造によれば、インストルメントパネルの組み付け時における作業性を向上することができる。
実施例1における、固定完了時のインストルメントパネルの取り付け構造を示す説明図。 実施例1における、当接部とカウルパネルとが当接した状態のインストルメントパネルの取り付け構造を示す説明図。 実施例1における、係合導入面とカウルフランジとが当接した状態のインストルメントパネルの取り付け構造を示す説明図。 実施例1における、インストルメントパネルの裏面を示す説明図。
上記インストルメントパネルの取り付け構造において、上記当接部は、上記インストルメントパネルの移動方向に沿って形成されたリブ形状を有していてもよい(請求項2)。この場合には、上記当接部と上記カウルパネルとの間における滑りやすさを向上することができる。これにより、上記カウルパネル上において、上記インストルメントパネルをスムーズに移動し、取り付け性を向上することができる。尚、上記カウルパネル上には、防音のために防音材が配される場合があるが、このときにも、上述の効果は得られる。
また、上記係合部は、上記カウルフランジの上側に配される上方係合部と、上記カウルフランジの下側に配される下方係合部と、上記上方係合部と上記下方係合部との間に形成され上記固定位置において上記カウルフランジが配される固定凹部とを有し、上記上方係合部の前方側先端部には、上方から下方に向かうにつれて後退するように傾斜した係合導入面が形成されており、該係合導入面の下端と上記当接部の下端との間の距離は、上記カウルフランジと上記カウルパネルとの間の距離よりも小さく、上記係合導入面の上端と上記当接部の下端との間の距離は、上記カウルフランジと上記カウルパネルとの間の距離よりも大きく設定してあってもよい(請求項3)。
この場合には、上記インストルメントパネルを上記固定位置へ配した際に、上記当接部を上記カウルパネルから浮かせた状態とすることができる。上記当接部と上記カウルパネルとが当接していると、車両の振動等による衝撃が、上記当接部を介して上記カウルパネルへと伝達され異音が発生する場合がある。したがって、上記のごとく、上記当接部を上記カウルパネルから浮かせた状態とすることにより、異音の発生を防止することができる。
また、上記当接部と上記カウルパネルとを当接させた状態で上記インストルメントパネルを後方から前方へと移動させ、上記係合導入面と上記カウルフランジを当接させると共にさらに上記インストルメントパネルを前方へと移動させることで、上記係合導入面に沿って上記カウルフランジが相対的に移動し、上記係合凹部の内側へと配される。そのため、その優れた組み付け性を損なうことなく、上述の異音防止効果を容易に得ることができる。
また、上記インストルメントパネルは、その裏面側にデフロスターノズルを備えており、該デフロスターノズルの裏面側に上記当接部を備えていてもよい(請求項4)。この場合には、上記インストルメントパネルに直接上記当接部を設ける場合に比べて、上記当接部の大きさを小さくすることができる。これにより、上記インストルメントパネルの形状をシンプルな形状とし、その生産性を向上することができる。
また、上記デフロスターノズルに設けられる上記当接部の大きさは、比較的小さいものであるため、上記デフロスターノズルの生産性も従来のものと同等とすることができる。
(実施例1)
インストルメントパネルの取り付け構造にかかる実施例について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すごとく、インストルメントパネルの取り付け構造1は、車両室内に配されるインストルメントパネル10を車両ボデー6に取り付けるためのものである。
車両ボデー6は、フロントガラス65の前方下端に沿って配されたカウルトップ61と、該カウルトップ61から後方に向かって延設されたカウルフランジ62と、カウルフランジ62よりも下方の位置から後方に向かって延設されたカウルパネル63とを有している。
図1に示すごとく、インストルメントパネル10は、カウルフランジ62及びカウルパネル63の上方を覆うインパネ本体部11と、該インパネ本体部11の裏面側に形成されると共にカウルフランジ62と係合可能な複数の係合部2とを有している。またインストルメントパネル10は、インパネ本体部11の裏面側においてカウルパネル63に向かって形成されインストルメントパネル10の上下方向位置を規制する複数の当接部3と、インパネ本体部11の前方端部に取り付けられたシール部材4とを有している。
図1〜図3に示すごとく、インストルメントパネル10は、当接部3とカウルパネル63とを当接させた状態でインストルメントパネル10を後方から前方へ移動させることにより、インストルメントパネル10が車両ボデー6との固定位置に向けて導かれるように構成されている。
また、インストルメントパネル10は、固定位置において、複数の係合部2とカウルフランジ62とが係合すると共に、インパネ本体部11の前方端部に配されたシール部材4がカウルフランジ62の上方においてフロントガラス65と当接して配される。
以下、さらに詳細に説明する。
図1に示すごとく、上述のインストルメントパネル10が配される車両ボデー6は、フロントガラス65の前方下端に配されたカウルトップ61と、カウルトップ61から後方に向かって延設されたカウルフランジ62と、カウルフランジ62よりも下方から後方に向かって延設されたカウルパネル63とを有している。
図1に示すごとく、カウルトップ61は、フロントガラス65の前方下端に沿って配されると共に、フロントガラス65の前方下端と互いに固定されている。また、カウルトップ61の上端における後方端部は、カウルパネル63の接続部633から後方側に向かって突出するように配され、カウルフランジ62を形成している。また、カウルフランジ62は、左右方向において、フロントガラス65の幅と同等の範囲に形成されている。
図1に示すごとく、カウルフランジ62の下方には、カウルトップ61と接続されたカウルパネル63が配してある。カウルパネル63は、カウルトップ61の下面と接続された接続部633と、接続部633の後端から下方に向かって延設された垂下部634を介して、カウルトップ61と接続されており、垂下部634の下端部から後方に向かってさらに延設されている。カウルパネル63は、車両の横方向において、中央近傍の部位に形成されており、後述するデフロスターノズル5の横幅と対応した横幅を有している。カウルパネル63は、後方に向かうにつれ下方に下がる緩傾斜部631と緩傾斜部631よりも傾斜角度が大きい急傾斜部632とを有している。また、急傾斜部632の後端部には下方に向かって垂下したダッシュパネル64が形成されている。尚、カウルパネルダッシュパネル64とカウルパネルとは、急傾斜部632において、互いに固定されている。
また、カウルパネル63には、防音材66が配されている。この防音材66は、合成繊維や再生繊維を圧縮して形成されており、カウルパネル63の上面及びダッシュパネル64の後方面に沿って配されている。
図1に示すごとく、上記の車両ボデー6を覆うインストルメントパネル10は、合成樹脂材料を板状に成形したインパネ本体部11と、インパネ本体部11の裏面側に配されたデフロスターノズル5とを有している。インパネ本体部11は、車室の横幅と略同一の幅寸法を有すると共に、少なくともフロントガラス65の内側面と図示しないインパネリンフォースとを覆う前後方向の長さ寸法を有している。インパネ本体部11には、デフロスターノズル5と連通するデフロスター吹出口111が、フロントガラス65の内側面に沿った位置に貫通形成されている。
図4に示すごとく、インストルメントパネル10の裏面には、前方側でかつ横方向両端側の位置にそれぞれ配された2つの係合部2が形成されている。図1に示すごとく、各係合部2は、カウルフランジ62の上側に配される上方係合部21と、カウルフランジ62の下側に配される下方係合部22と、上方係合部21と下方係合部22との間に形成されカウルフランジ62が配される固定凹部23とを有している。
上方係合部21の前方側先端には、上方から下方に向かうにつれて後退する係合導入面211が形成されている。
図1及び図4に示すごとく、インパネ本体部11の前端部には、ゴム製のシール部材4が配されている。シール部材4は、インパネ本体部11を挟持する保持部41と、フロントガラス65及びカウルトップ61に当接するリップ部42、43とを有している。
また、図4に示すごとく、インストルメントパネル10の裏面側には、デフロスターノズル5、運転席及び助手席側のエアコンダクト501、エアバックモジュール503、スピーカー504等がアッセンブリされる。
図1及び図4に示すごとく、デフロスターノズル5は、空調ユニット(図示略)から送られる空調空気が流入する導入口51と、上記のデフロスター吹出口111と連通する導出口52と、導入口51と導出口52との間に形成された筒状のダクト部53とを有している。また、デフロスターノズル5は、その前方端部に形成された係合部2と、下面に形成された当接部3とを有している。
ダクト部53は、前後方向と直交する開口断面積が一様な一定断面部531と、前方に向かって左右方向の幅が拡大し開口断面積が増大する拡大断面部532とを有している。
一定断面部531の後端には、下方に向かって導入口51が開口しており、図示しない空調ユニットと接続されたユニット側ダクトと接続可能に構成されている。
図1に示すごとく、拡大断面部532の前端は、前方上側に向かって傾斜して形成された前方傾斜部533と、前方傾斜部533の上端部から後方上側に向かって折り返すように傾斜した後方傾斜部534とを有している。後方傾斜部534の上端部には、導出口52が配されており、デフロスター吹出口111と連通している。
図1及び図4に示すごとく、デフロスターノズル5の前方端部には3つの係合部2が形成されている。各係合部2は、カウルフランジ62の上側に配される上方係合部21と、カウルフランジ62の下側に配される下方係合部22と、上方係合部21と下方係合部22との間に形成されカウルフランジ62が配される固定凹部23とを有している。
上方係合部21の前方側先端には、上方から下方に向かうにつれて後退する係合導入面211が形成されている。
図1及び図4に示すごとく、デフロスターノズル5の下面に形成された当接部3は、前後方向に沿って配されたリブ形状をなしており、下方に向かって突出形成されている。本例においては、デフロスターノズル5の下面に8本の当接部3を等間隔で配してある。当接部3の突出高さは、係合導入面211の下端と当接部3の下端との間の距離が、カウルフランジ62とカウルパネル63との間の距離よりも小さくなるように設定されると共に、係合導入面211の上端と当接部3の下端との間の距離は、カウルフランジ62とカウルパネル63との間の距離よりも大きくなるように設定してある。
次に、上記のごとく構成されたインストルメントパネルの取り付け構造1について、取り付け順序を説明する。
図2及び図4に示すごとく、裏面側に機器をアッセンブリされたインストルメントパネル10は、作業者の手によって、車両ボデー6におけるカウルパネル63の上方に配される。そして、インストルメントパネル10を、防音材66が配されたカウルパネル63上に載置し、デフロスターノズル5が有する当接部3をカウルパネル63に当接させる。このとき、インストルメントパネル10における重量の一部は、当接部3によって支承されている。
図2及び図3に示すごとく、当接部3をカウルパネル63に当接させた状態で、作業者がインストルメントパネル10に前方に向かう力を加えると、インストルメントパネル10は、カウルパネル63上面において当接部3を滑らせながら前方へと移動する。
図1及び図3に示すごとく、カウルパネル63上面において、インストルメントパネル10を前方に移動していくと、5つの係合部2の上方導入面とカウルフランジ62の後端部とが当接する。この状態から、さらにインストルメントパネル10を前方に移動させると、インストルメントパネル10が上方へ移動するように、係合導入面211上をカウルフランジ62の後端部が相対的に滑って移動し、カウルフランジ62が固定凹部23の内側へと導かれる。このとき、シール部材4のリップ部42、43は、フロントガラス65及びカウルトップ61と当接して配される。
これにより、図1に示すごとく、車両ボデー6へのインストルメントパネル10の取り付けが完了する。
次に本例の作用効果について説明する。
インストルメントパネルの取り付け構造1は、上記のごとく、当接部3とカウルパネル63とを当接させた状態でインストルメントパネル10を後方から前方へ移動させることにより、インストルメントパネル10が車両ボデー6との固定位置に向けて導かれるように構成されている。
すなわち、インストルメントパネル10を車両ボデー6の上方の固定位置に配置する際には、まず、インストルメントパネル10を固定位置よりも相対的に後方の位置において、カウルパネル63と当接部3とを当接させる。このとき、当接部3が、インストルメントパネル10の上下方向位置を規制すると共に、インストルメントパネル10の重量の一部を支え、インストルメントパネル10の前端部における垂れ下がりを防止することができる。
したがって、インストルメントパネル10の上下方向位置を調整する必要がなく、幅方向における位置合わせを行い相対前進させることで、インストルメントパネル10を固定位置へと移動させることができる。上記相対前進の結果、固定位置においては、係合部2とカウルフランジ62とが係合すると共に、シール部材4がカウルトップ61及びフロントガラス65と当接した状態となり、インストルメントパネル10の前後方向における相対的な固定位置も容易に合せることができる。それゆえ、インストルメントパネル10の組み付け作業性を向上することができる。
インストルメントパネルの取り付け構造1において、当接部3は、インストルメントパネル10の移動方向に沿って形成されたリブ形状を有している。そのため、当接部3とカウルパネル63との間における滑りやすさを向上することができる。これにより、カウルパネル63上において、インストルメントパネル10をスムーズに移動し、取り付け性を向上することができる。尚、カウルパネル63上には、防音のために防音材66が配される場合があるが、このときにも、上述の効果は得られる。
また、係合部2は、カウルフランジ62の上側に配される上方係合部21と、カウルフランジ62の下側に配される下方係合部22と、上方係合部21と下方係合部22との間に形成され固定位置においてカウルフランジ62が配される固定凹部23とを有し、上方係合部21の前方側先端部には、上方から下方に向かうにつれて後退するように傾斜した係合導入面211が形成されており、該係合導入面211の下端と当接部3の下端との間の距離は、カウルフランジ62とカウルパネル63との間の距離よりも小さく、係合導入面211の上端と当接部3の下端との間の距離は、カウルフランジ62とカウルパネル63との間の距離よりも大きく設定してある。
そのため、インストルメントパネル10を固定位置へ配した際に、当接部3をカウルパネル63から浮かせた状態とすることができる。当接部3とカウルパネル63とが当接していると、車両の振動等による衝撃が、当接部3を介してカウルパネル63へと伝達され異音が発生する場合がある。したがって、上記のごとく、当接部3をカウルパネル63から浮かせた状態とすることにより、異音の発生を防止することができる。
また、当接部3とカウルパネル63とを当接させた状態でインストルメントパネル10を後方から前方へと移動させ、係合導入面211とカウルフランジ62を当接させると共にさらにインストルメントパネル10を前方へと移動させることで、係合導入面211に沿ってカウルフランジ62が相対的に移動し、固定凹部23の内側へと配される。そのため、その優れた組み付け性を損なうことなく、上述の異音防止効果を容易に得ることができる。
また、インストルメントパネル10は、その裏面側にデフロスターノズル5を備えており、該デフロスターノズル5の裏面側に当接部3を備えている。そのため、インストルメントパネル10に直接当接部3を設ける場合に比べて、当接部3の大きさを小さくすることができる。これにより、インストルメントパネル10の形状をシンプルな形状とし、その生産性を向上することができる。
また、デフロスターノズル5に設けられる当接部3の大きさは、比較的小さいものであるため、デフロスターノズル5の生産性も従来のものと同等とすることができる。
以上のごとく、本例のインストルメントパネル10の組み付け構造によれば、インストルメントパネル10の組み付け時における作業性を向上することができる。
1 インストルメントパネルの取り付け構造
10 インストルメントパネル
11 インパネ本体部
2 係合部
3 当接部
4 シール部材
6 車両ボデー
61 カウルトップ
62 カウルフランジ
63 カウルパネル

Claims (4)

  1. 車両室内に配されるインストルメントパネルを車両ボデーに取り付けるためのインストルメントパネルの取り付け構造であって、
    上記車両ボデーは、フロントガラスの前方下端に沿って配されたカウルトップと、該カウルトップから後方に向かって延設されたカウルフランジと、上記カウルフランジよりも下方の位置から後方に向かって延設されたカウルパネルとを有し、
    上記インストルメントパネルは、上記カウルフランジ及び上記カウルパネルの上方を覆うインパネ本体部と、該インパネ本体部の裏面側に形成されると共に上記カウルフランジと係合可能な複数の係合部と、上記インパネ本体部の裏面側において上記カウルパネルに向かって形成され上記インストルメントパネルの上下方向位置を規制する複数の当接部と、上記インパネ本体部の前方端部に取り付けられたシール部材とを有しており、
    上記インストルメントパネルは、上記当接部と上記カウルパネルとを当接させた状態で上記インストルメントパネルを後方から前方へ移動させることにより、上記インストルメントパネルが上記車両ボデーとの固定位置に向けて導かれるように構成されており、
    上記固定位置においては、複数の上記係合部と上記カウルフランジとが係合すると共に、上記インパネ本体部の前方端部に配された上記シール部材が上記カウルフランジの上方において上記フロントガラスと当接して配されることを特徴とするインストルメントパネルの取り付け構造。
  2. 請求項1に記載のインストルメントパネルの取り付け構造において、上記当接部は、上記インストルメントパネルの移動方向に沿って形成されたリブ形状を有していることを特徴とするインストルメントパネルの取り付け構造。
  3. 請求項1又は2に記載のインストルメントパネルの取り付け構造において、上記係合部は、上記カウルフランジの上側に配される上方係合部と、上記カウルフランジの下側に配される下方係合部と、上記上方係合部と上記下方係合部との間に形成され上記固定位置において上記カウルフランジが配される固定凹部とを有し、上記上方係合部の前方側先端には、上方から下方に向かうにつれて後退するように傾斜した係合導入面が形成されており、
    該係合導入面の下端と上記当接部の下端との間の距離は、上記カウルフランジと上記カウルパネルとの間の距離よりも小さく、上記係合導入面の上端と上記当接部の下端との間の距離は、上記カウルフランジと上記カウルパネルとの間の距離よりも大きく設定してあることを特徴とするインストルメントパネルの取り付け構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のインストルメントパネルの取り付け構造において、上記インストルメントパネルは、その裏面側にデフロスターノズルを備えており、該デフロスターノズルの裏面側に上記当接部を備えていることを特徴とするインストルメントパネルの取り付け構造。
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