JP6056536B2 - ドアトリムとウェザーストリップとの係合構造 - Google Patents

ドアトリムとウェザーストリップとの係合構造 Download PDF

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Description

本発明は、車両用のドアトリムとウェザーストリップとの係合構造に関する。
従来から、車両の車体側面には、乗員が乗降するための開口部を開閉する車両ドア(例えば、サイドドア)が設けられている。そして、車両ドアを構成するパネル部材(ドアパネル)の車室内側には、車室内の美観や快適な居住性を確保するために、内装部品としてのドアトリムが取付けられている。また、車両ドアには、ウェザーストリップが設けられており、このウェザーストリップは、ウインドガラスとドアトリムとの間をシールする機能を担っている。
ウェザーストリップは、車両ドアのパネル部材に取付けられている場合が多く、このようなウェザーストリップにドアトリムを取付けることによって、ドアトリムのパネル部材への取付作業性を向上させている。
車両用ドアトリムをウェザーストリップに取付けるための取付構造としては、例えば、図5及び図6に示すような構造(特許文献1参照)や、図7及び図8に示すような構造(特許文献2参照)が知られている。
図5及び図6に示す取付構造は、インナウェザーストリップ51から車室内側に突出したストリップ爪形状部52に対して、車両用ドアトリム53の車室外側の面から突出するトリム爪形状部54と車室外側へ水平方向に延びるトリム支え形状部55を備えている。ドアトリム53のトリム爪形状部54の下向き爪山部分とインナウェザーストリップ51のストリップ爪形状部52の上向き爪山部分とが係合することで保持力を有し、トリム支え形状部55がストリップ爪形状部52の下側面と接して支持することにより、保持力を維持することが可能な構造となっている。そして、トリム支え形状部55は、図5の鎖線で示すように、下方へ一定量撓むことが可能な形状に形成されており、これによって、ストリップ爪形状部52がトリム爪形状部54を乗り越え、ドアトリム53がインナウェザーストリップ51に取付けられるように構成されている。しかも、図6に示すように、トリム爪形状部54とトリム支え形状部55とは、ドアトリム53の長手方向(車両前後方向)に沿って交互に配置されており、これによって、各点での挿入力を分散し、より一層の取付作業性の向上を図っている。なお、図5において、符号56は車両ドアのパネル部材、符号57はウインドガラスである。
また、図7及び図8に示す取付構造は、インナウェザーストリップ61から車室内側に突出したストリップ爪形状部62に対して、車両用ドアトリム63の車室外側に断面コ字形状のブラケット64が設けられている。このブラケット64は、上部から下方垂直に延びた上側爪形状部65と、下部から上方垂直に延びた下側爪形状部66とが同一断面となるように配置されており、上側爪形状部65及び下側爪形状部66がインナウェザーストリップ61のストリップ爪形状部62の上下爪山部分を挟み込むことにより、強固な保持力を有することが可能な構造となっている。そして、ブラケット64の下側爪形状部66は、上側爪形状部65やインナウェザーストリップ61のストリップ爪形状部62よりも撓み易い形状に形成されており、これによって、下側爪形状部66が下方へ撓むことでドアトリム63がインナウェザーストリップ61に取付けられるように構成されている。なお、図7において、符号67は車両ドアのパネル部材である。
特開2012−245916号公報 特開2005−22609号公報
しかしながら、上述した従来の車両用ドアトリムのウェザーストリップへの取付構造のうち、図5に示すような構造は、トリム爪形状部54がストリップ爪形状部52に係合し、トリム支え形状部55がストリップ爪形状部52を支持しているので、取付作業性が良好な反面、乗員がドアトリム53の上端末部53aを車室内側(矢印P1方向)へ引っ張った際に係合部分が外れ易いという問題があった。特に、ドアトリム53の上端末部53aを車室内側斜め上方(矢印P2方向)へ引っ張ると、トリム爪形状部54の爪山部分の傾斜面との係合力が皆無となり、簡単に外れてしまう。そして、ドアトリム53を外れ難くするために、トリム支え形状部55を撓み難いように補強する場合には、重量増大や取付作業性の悪化による生産コストを招いてしまうという問題があった。
また、図7に示すような構造は、断面コ字形状のブラケット64の上側爪形状部65及び下側爪形状部66がインナウェザーストリップ61のストリップ爪形状部62の上下爪山部分を挟み込んでいるので、強固な保持力を有する反面、取付作業性が悪いという問題があった。この取付作業性を改善するために、各部を撓み易くすると、ストリップ爪形状部62の上下爪山部分が潰れてしまったり、ブラケット64が破損してしまい、保持力自体が無くなってしまうという問題があった。
このように、ドアトリムのウェザーストリップに対する保持力と、ドアトリムのウェザーストリップへの取付け易さとは相反するものであって、両方を共に満足するような取付構造は実現されていないのが現状である。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ドアトリムのウェザーストリップへの強固な保持力を有し、かつドアトリムの取付作業を容易に行うことが可能なドアトリムとウェザーストリップとの係合構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、ドアパネルのフランジ部に嵌合したウェザーストリップにドアトリムの上端部を係合させるドアトリムとウェザーストリップとの係合構造において、前記ウェザーストリップには、前記ドアパネルのフランジ部との嵌合部から前記ドアトリムの裏面側へ向かって延びる係止片が設けられ、該係止片は、斜め上方へ向かって延びる基部と、該基部から水平に延びる水平部と、該水平部の先端に下方へ突出する爪形状部とを備え、前記ドアトリムは、前記上端部の裏面から延びて前記係止片の前記爪形状部に係止する被係止部と、前記係止片の前記基部の傾斜面に当接する当接部分を有する押さえ片部と、前記被係止部の先端側で上方に突出して設けられ、前記係止片の前記爪形状部の爪山部分に係合する突起部とを備えている。
本発明において、前記ドアトリムの前記突起部を設けた先端下方側には、前記係止片のガイドとなるガイド斜面が設けられ、該ガイド斜面は、前記基部の傾斜面と略同一の傾きとなるように形成されている。
また、本発明において、前記ドアトリムの下側の前記被係止部と前記ドアトリムの上側の前記押さえ片部とは、前記ドアトリムの長手方向に間隔を空けて設けられ、車両上下方向で互いにずれて配置されている。
上述の如く、本発明に係るドアトリムとウェザーストリップとの係合構造は、ドアパネルのフランジ部に嵌合したウェザーストリップにドアトリムの上端部を係合させるものであって、前記ウェザーストリップには、前記ドアパネルのフランジ部との嵌合部から前記ドアトリムの裏面側へ向かって延びる係止片が設けられ、該係止片は、斜め上方へ向かって延びる基部と、該基部から水平に延びる水平部と、該水平部の先端に下方へ突出する爪形状部とを備え、前記ドアトリムは、前記上端部の裏面から延びて前記係止片の前記爪形状部に係止する被係止部と、前記係止片の前記基部の傾斜面に当接する当接部分を有する押さえ片部と、前記被係止部の先端側で上方に突出して設けられ、前記係止片の前記爪形状部の爪山部分に係合する突起部とを備えているので、ドアトリムの押さえ片部と被係止部とによってウェザーストリップの係止片を上下から挟み込むことが可能となり、ドアトリムのウェザーストリップへの強固な保持力を確保することができる。しかも、本発明の係合構造では、ドアトリムの上端部に対して、車室内側に向かう下方への回転方向に引っ張る力が働くと、ドアトリムの押さえ片部と係止片の基部とが係合するとともに、ドアトリムの被係止部の先端側突起部と係止片の爪形状部とが係止するようになっているので、ドアトリムの上端部がウェザーストリップの係止片から外れるのを確実に防ぐことができ、ドアトリムの位置を維持することができる。
また、本発明の係合構造において、前記ドアトリムの前記突起部を設けた先端下方側には、前記係止片のガイドとなるガイド斜面が設けられ、該ガイド斜面は、前記基部の傾斜面と略同一の傾きとなるように形成されているので、ドアトリムの押さえ片部及び被係止部とウェザーストリップの係止片とを係合させる際に、係止片の基部の傾斜面及びドアトリムの被係止部側のガイド斜面における傾斜に合わせた傾き方向からドアトリムを挿入することにより、係止片が自然に被係止部に導かれることになり、ドアトリムをウェザーストリップに容易に取付けることができ、ドアトリムのウェザーストリップへの取付作業性を向上させることができる。
さらに、本発明の係合構造において、前記ドアトリムの下側の前記被係止部と前記ドアトリムの上側の前記押さえ片部とは、前記ドアトリムの長手方向に間隔を空けて設けられ、車両上下方向で互いにずれて配置されているので、各係合点での挿入力を分散させることが可能となり、ドアトリムの取付作業性をより一層向上させることができる。しかも、本発明の係合構造では、少ない被係止範囲でドアトリムの長手方向の全体に亘る広範囲にドアトリムをウェザーストリップに係止させることが可能になるので、ドアトリムのウェザーストリップへの保持力を効果的に高めることができる。
本発明の実施形態に係る係合構造が適用されるドアトリム及びインナウェザーストリップをドアパネルに取付ける前の状態を車室内側から見た斜視図である。 図1におけるドアトリムのインナウェザーストリップへの係合部を車室外側から見た斜視図である。 ドアトリムをインナウェザーストリップに取付けた状態を示すものであって、図2におけるA−A線断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係るドアトリムのインナウェザーストリップへの係合部を車室外側から見た斜視図である。 従来の取付構造において、ドアトリムをインナウェザーストリップに取付けた状態を示す断面図である。 図5におけるドアトリムを車室内側から見た斜視図である。 他の従来の取付構造において、ドアトリムをインナウェザーストリップに取付けた状態を示す断面図である。 図7におけるドアトリムを車室外側から見た斜視図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態に係るドアトリムとウェザーストリップとの係合構造を示すものである。なお、図3において、矢印Oは車室外側の方向を示し、矢印Rは車室内側の方向を示している。
本発明の実施形態に係る係合構造は、図1及び図3に示すように、ドアパネル1のフランジ部11に嵌合したインナウェザーストリップ2にドアトリム3の上端部3aを係合させる車両用のドアトリムとウェザーストリップとの係合構造に適用されるものである。ドアパネル1は、車両の車体側面などに設けられたドア開口部(図示せず)を開閉するためのサイドドアなどの車両ドアを構成するパネル部材である。また、フランジ部11は、車両ドアの窓用開口12の下側に位置するドアパネル1の上縁部を起立させることによって形成されており、ドアパネル1の長手方向(車両前後方向)に沿って設けられている。
本実施形態のインナウェザーストリップ2は、ドアパネル1の長手方向(車両前後方向)に沿って延びる帯状の一体成形品であり、窓用開口12に昇降可能に取付けられるウインドガラス(図示せず)とドアトリム3との間をシールする機能を有している。そのため、インナウェザーストリップ2には、図3に示すように、ドアパネル1のフランジ部11に嵌合する下向き開口の断面略U字状の嵌合部21と、該嵌合部21の内側外周壁面の上部からドアトリム3の裏面側へ向かって延びる係止片22とが設けられている。この係止片22は、斜め上方へ向かって延びる基部22aと、該基部22aの先端から水平に延びる水平部22bと、該水平部22bの先端において下方へ突出する爪山を有する爪形状部22cとを備えている。
なお、インナウェザーストリップ2は、嵌合部21の外側外周壁面の上部及び側部から車両上方及び車室外側へ向かってそれぞれ延びる複数のリップ部23を備えており、これらリップ部23の先端をドアトリム3の上端部3a及びウインドガラス(図示せず)に当接させることによって、ドアトリム3の上端部3aとウインドガラスとの間がシールされるようになっている。
一方、本実施形態のドアトリム3は、図1〜図3に示すように、ドアパネル1の車室内側を覆う樹脂製の内装部品であり、図示しないクリップなどを用いてドアパネル1に取付けられるようになっている。また、ドアトリム3の上端部3aは、ドアパネル1のフランジ部11の上方位置付近まで延びるような大きさの湾曲形状に形成されている。しかも、本実施形態のドアトリム3においては、上端部3aの裏面から下方へ向かって延び、かつ下部がインナウェザーストリップ2の嵌合部21へ向かって延びる複数個の断面略L字状の下部爪(被係止部)31と、上端部3aの裏面からインナウェザーストリップ2の嵌合部21の上部へ向かって略水平に延びる複数個の上部爪(押さえ片部)32と、係止片22の爪形状部22cに係合する複数個の突起部33とをそれぞれ備えている。これら下部爪31、上部爪32及び突起部33は、ドアトリム3と一体に成型されている。
下部爪31は、ドアトリム3の上端部3aにおいて下側に配置され、上部爪32は、ドアトリム3の上端部3aにおいて上側に配置されており、下部爪31は、車両上下方向において、上部爪32よりも下方に位置している。このため、ドアトリム3とインナウェザーストリップ2との係合状態においては、インナウェザーストリップ2の係止片22が、ドアトリム3の上部爪32と下部爪31との上下間に位置し、これら上部爪32と下部爪31とよって上下から挟み込まれることになり、ドアトリム3のインナウェザーストリップ2への強固な保持力が得られるように構成されている。
また、下部爪31と上部爪32とは、図2に示すように、ドアトリム3の長手方向(車両前後方向)に所定の間隔を空けて交互に設けられており、車両上下方向で重ならないように、互いにずれて入れ子の状態に配置されている。このような配置によって、インナウェザーストリップ2に対する下部爪31及び上部爪32の各係合点での挿入力が分散し、ドアトリム3の取付作業性の向上が図られている。しかも、少ない被係止範囲でドアトリム3の長手方向の全体に亘る広範囲にドアトリム3がインナウェザーストリップ2に係止され、ドアトリム3のインナウェザーストリップ2への保持力が高められている。このような配置にする理由として、ドアトリム3は、型成形によって爪構造部を形成しているため、全域に亘って長い係止構造部を設けると、外側の意匠面にヒケ等が生じ易くなってしまうからである。
さらに、ドアトリム3の突起部33を設けた下部爪31の先端下方側には、図3に示すように、係止片22のガイドとなるガイド斜面31aが設けられている。このため、ガイド斜面31aは、水平方向に対し車室内側へ向かって斜め上方の傾斜面であり、係止片22の基部22aの傾斜面と略同一の傾きとなるように形成されており、ガイド斜面31aと基部22aの傾斜面とは、平行となるように配置されている。これによって、ドアトリム3の上部爪32及び下部爪31とインナウェザーストリップ2の係止片22とを係合させるときに、係止片22の基部22aの傾斜面及びドアトリム3の下部爪31側のガイド斜面31aにおける傾斜に合わせた傾きの方向からドアトリム3を挿入し、係止片22の先端部分をガイド斜面31aに沿わせることによって、係止片22が自然に下部爪31に導かれて上部爪32及び下部爪31の上下間に配置されることになり、ドアトリム3のインナウェザーストリップ3への取付作業が容易となる。
また、上部爪32の先端部32aは、図2及び図3に示すように、係止片22の基部22aの傾斜面の上面に当接して係合する当接部分を有しており、基部22aの傾斜面と同様の傾きで、斜め下方へ向かって傾斜している。一方、突起部33は、下部爪31の先端側で上方に突出して設けられており、係止片22の爪形状部22cの爪山部分に係合するように構成されている。これにより、ドアトリム3の上端部3aに対して、車室内側に向かう下方への回転方向に引っ張る力が働いた場合に、ドアトリム3の上部爪32の先端部32aと係止片22の基部22aとが係合するとともに、ドアトリム3の下部爪31の先端側突起部33と係止片22の爪形状部22cとが係止することになり、ドアトリム3の上端部3aがインナウェザーストリップ2の係止片22から外れる方向へ動くのを阻止することが可能になっている。
次に、本発明の実施形態に係る係合構造によって、ドアトリム3をインナウェザーストリップ2に取付けるには、まず、図1に示すように、インナウェザーストリップ2の嵌合部21を下向きにしてドアパネル1のフランジ部11に上方から押し込み、インナウェザーストリップ2をドアパネル1に固定しておく。次いで、ドアトリム3を持って、上端部3aをインナウェザーストリップ2側に配置し、インナウェザーストリップ2の係止片22が上部爪32と下部爪31との間に位置するようにセットする。そして、係止片22の基部22aの傾斜面及び下部爪31のガイド斜面31aにおける傾斜に合わせた傾きの方向からドアトリム3をインナウェザーストリップ2側に挿入し、係止片22の先端部分をガイド斜面31aに沿わせながら押し込むと、係止片22が下部爪31に導かれて上部爪32及び下部爪31の上下間に配置されて挟み込まれ、上部爪32の先端部32aと係止片22の基部22aとが係合するとともに、下部爪31の突起部33と係止片22の爪形状部22cとが係止することになり、ドアトリム3の上端部3aは、インナウェザーストリップ2に係合された状態で取付けられることになる(図3参照)。
このように、本発明の実施形態に係るドアトリム3とインナウェザーストリップ2との係合構造では、インナウェザーストリップ2に嵌合部21からドアトリム3の上端部3aの裏面側へ向かって延び、かつ、斜め上方へ向かって延びる基部22aと、基部22aから水平に延びる水平部22bと、水平部22bの先端に下方へ突出する爪形状部22cとを備える係止片22が設けられている一方、ドアトリム3が、上端部3aの裏面から延びて係止片22の爪形状部22cに係止する下部爪31と、係止片22の基部22aの傾斜面に当接する当接部分を有する上部爪32と、係止片22の爪形状部22cに係合する突起部33とを備えているため、ドアトリム3の上部爪32と下部爪31とによってインナウェザーストリップ2の係止片22を上下から確実に挟み込むことができ、ドアトリム3を強固な保持力でインナウェザーストリップ2に取付けることができる。
また、本発明の実施形態の係合構造では、ドアトリム3の上端部3aに対して、車室内側に向かう下方への回転方向に引っ張る力が働いた場合でも、ドアトリム3の上部爪32と係止片22の基部22aとが係合するとともに、ドアトリム3の下部爪31の先端側突起部33と係止片22の爪形状部22cとが係止することになるため、ドアトリム3の上端部3aがインナウェザーストリップ2の係止片22から外れるのを防止でき、インナウェザーストリップ2に対するドアトリム3の位置を安定して維持することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態では、図2に示すように、下部爪31と上部爪32とがドアトリム3の長手方向(車両前後方向)に所定の間隔を空けて交互に設けられているが、適用車種などに応じて、図4に示すように、ドアトリム3の長手方向に間隔を空けて配置する2つの下部爪31が、間隔を空けて配置する2つの隣り合う上部爪32の間に設けられていても良い。下部爪31及び上部爪32の配列や数は必要に応じて変更することができ、配列などの変更により、車室内側への引っ張りに対する抗力の強弱を変更することが可能になる。
また、下部爪31及び上部爪32は、ドアトリム3と一体成型ではなく、ドアトリム3と別体に成型し、後工程でドアトリム3に接着や溶着で固定するような部品構成でも、既述の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
1 ドアパネル
2 インナウェザーストリップ
3 ドアトリム
3a 上端部
11 フランジ部
12 窓用開口
21 嵌合部
22 係止片
22a 基部
22b 水平部
22c 爪形状部
31 下部爪(被係止部)
31a 先端部
32 上部爪(押さえ片部)
32a 先端部
33 突起部

Claims (3)

  1. ドアパネルのフランジ部に嵌合したウェザーストリップにドアトリムの上端部を係合させるドアトリムとウェザーストリップとの係合構造において、
    前記ウェザーストリップには、前記ドアパネルのフランジ部との嵌合部から前記ドアトリムの裏面側へ向かって延びる係止片が設けられ、該係止片は、斜め上方へ向かって延びる基部と、該基部から水平に延びる水平部と、該水平部の先端に下方へ突出する爪形状部とを備え、
    前記ドアトリムは、前記上端部の裏面から延びて前記係止片の前記爪形状部に係止する被係止部と、前記係止片の前記基部の傾斜面に当接する当接部分を有する押さえ片部と、前記被係止部の先端側で上方に突出して設けられ、前記係止片の前記爪形状部の爪山部分に係合する突起部とを備えていることを特徴とするドアトリムとウェザーストリップとの係合構造。
  2. 前記ドアトリムの前記突起部を設けた先端下方側には、前記係止片のガイドとなるガイド斜面が設けられ、該ガイド斜面は、前記基部の傾斜面と略同一の傾きとなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドアトリムとウェザーストリップとの係合構造。
  3. 前記ドアトリムの下側の前記被係止部と前記ドアトリムの上側の前記押さえ片部とは、前記ドアトリムの長手方向に間隔を空けて設けられ、車両上下方向で互いにずれて配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のドアトリムとウェザーストリップとの係合構造。
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