明 細 書
水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを含む口腔用組成物 技術分野
[0001] 本発明は口腔用組成物に関する。詳細には、水溶性物質で表面処理された結晶 セルロースを含む、保形性さらに口腔内分散性に優れた口腔用組成物、特に歯磨組 成物に関する。
背景技術
[0002] 歯磨組成物には歯ブラシの補助清掃剤としての効用のみならず、種々の作用を有 する成分を配合することにより、積極的に口腔内疾患の予防/治療、口臭予防、ホヮ イトユングなどを併せ持つ口腔保健用製剤としての効用が求められている。しかしな がら、そのような種々の作用を有する成分が配合されていても、口腔適用時にそれが 口腔内全体にわたって素早く分散されなければその効用が十分に発揮されず、 目的 を達成することができない。
[0003] 一般的に、そのような成分を口腔内全体にわたって分散させるのに適した組成物の 剤形は液体口腔用組成物である。し力もながら、液体口腔用組成物には、通常研磨 剤を配合しないため、歯垢ゃスティンなどを物理的に除去することが困難であるとい う問題がある。
[0004] 一方、練歯磨剤は研磨剤を容易に配合することができ、歯ブラシと一緒に使用して 歯垢ゃスティンを物理的に除去するのに適する処方とすることができるが(特開 200 4— 10576公報)、研磨剤の固液分離を防止するために増粘剤が多量に配合されて 比較的高い粘度を有するため、配合成分が口腔内の隅々まで分散するには一定レ
[0005] したがって、練歯磨剤の使用者によるブラッシング時間が短!/、場合ゃブラッシング 技術が不足する場合は、配合成分に期待される作用が十分に発揮されないという問 題がある。大部分の歯磨剤成分は洗浄後に洗い流されるため、特に生体組織に作 用する薬効成分などは、 目的の組織と接触する時間を出来るだけ長くするために適 用後素早く分散し、 口腔内全体に行き渡ることが望ましい。また、歯磨剤を歯ブラシ
に安定に載せて適用し、良好に使用するためには高い分散性とは相反する高い保 形性および低い曳糸性を有することも求められる。
[0006] したがって、研磨剤を配合する歯磨剤であっても、高!/、保形性および低い曳糸性 の物理的性状を有しつつ、適用後に種々の成分が素早く口腔内全体にわたって分 散してその作用が十分に発揮される歯磨組成物が望まれている。
一般的に、高い分散性を有する組成物を調製しょうとする場合には、増粘剤配合 量を少なくして低粘度の組成物にすることが考えられる。しかし、低粘度の組成物で は特に研磨剤などの成分が沈降して組成物の安定性が損なわれ、歯ブラシ上に載 せた際にブラシ間に沈み込み、また糸引きが発生するなど使用感が損なわれるという 問題が生じる。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] 本発明の目的は、高い保形性および低い曳糸性を有するとともに、配合成分が素 早く口腔内全体にわたって分散する口腔用組成物を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0008] 本発明者らは、上述したような状況に鑑みて鋭意検討した結果、水溶性物質で表 面処理された結晶セルロースを配合することにより、かかる目的を達成し得ることを見 出し、本発明を完成するに至った。
[0009] すなわち、本発明は、
[1]水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを含む口腔用組成物;
[2]該水溶性物質が水溶性高分子であることを特徴とする前記 [1]記載の口腔用組 成物;
[3]該水溶性高分子がカルボキシメチルセルロース塩、メチルセルロース、ヒドロキシ ェチルセルロース、キサンタンガム、カラャガム、デキストリン、カラギーナンおよびァ ルギン酸塩よりなる群から選択される 1以上であることを特徴とする前記 [2]記載の口 腔用組成物;
[4]該表面処理された結晶セルロースが、結晶セルロースおよび水溶性物質を結晶 セルロース:水溶性物質 = 1: 1〜50: 1 (重量比)の比で含む前記 [1] [3]のいず
れか 1に記載の口腔用組成物;
[5]該水溶性高分子がカルボキシメチルセルロースナトリウムであって、結晶セル口 ース:カルボキシメチルセルロースナトリウム = 3 :;!〜 30 : 1 (重量比)の比で表面処理 された結晶セルロースを含む前記 [4]記載の口腔用組成物;
[6]該水溶性高分子がキサンタンガムおよびデキストリンであって、結晶セルロース: キサンタンガムおよびデキストリン = 3 :;!〜 30 : 1 (重量比)の比で含む前記 [4]記載 の口腔用組成物;
[7]さらに、薬効成分を含む前記 [1] [6]のいずれ力、 1に記載の口腔用組成物; [8]該薬効成分が殺菌剤、酵素、亜鉛化合物、ビタミンおよびその誘導体、フッ素化 合物、アミノ酸、コラーゲン類、ィプシロンアミノカプロン酸、アラントインおよびその誘 導体、ジヒドロコレステロール、グリチルリチン酸塩類、グリチルレチン酸、グリセ口ホス フェート、クロロフィル、硝酸カリウムおよび塩化ナトリウムよりなる群から選択される 1 種または 2種以上である前記 [7]記載の口腔用組成物;
[9]該薬効成分が塩化セチルピリジニゥム、トリクロサン、ビタミン Eおよびその誘導体 、フッ化ナトリウム、トラネキサム酸およびグリチルリチン酸塩よりなる群から選択される 1種または 2種以上である前記 [7]記載の口腔用組成物;
[10]さらに、研磨剤を含む前記 [1] [9]のいずれ力、 1に記載の口腔用組成物; [11]さらに、界面活性剤を含む前記 [1] [10]のいずれ力、 1に記載の口腔用組成 物;
[12] 30°Cにおける粘度が 5〜20Pa' sである前記 [1] [11]のいずれか 1に記載の 口腔用組成物;および
[13]ポンプ容器から歯ブラシに吐出して使用する前記 [1] [12]のいずれか 1に 記載の口腔用組成物;
を提供する。
発明の効果
本願の請求項 1および 2に係る発明によれば、高!/、保形性および低い曳糸性を付 与すること力 Sでき、歯ブラシ上に載せた際にはブラシ間に沈み込むことなぐ 口腔内 に適用した際に種々の配合成分を口腔内全体にわたって素早く分散することができ
るため、良好な使用感で使用することができ、種々の成分が有する作用を十分に発 揮させる口腔用組成物が提供される。
また、本願の請求項 3および 4に係る発明によれば、請求項 1に係る発明と比較して さらに高い分散性、高い保形性および低い曳糸性を付与し得るため、種々の配合成 分の作用をより短時間の適用のうちに発揮させ、使用感に優れた口腔用組成物を提 供すること力 Sでさる。
また、本願の請求項 5および 6に係る発明によれば、前記請求項に係る発明と比較 して、曳糸性が低ぐ短時間のうちに薬効成分および研磨剤を口腔内全体にわたつ て容易に分散し得るため、有効成分が有する効力を口腔内全体にわたって隅々まで 十分に奏することができ、また歯面に付着する歯垢ゃスティンなどを容易に短時間で 除去することができ、使用感に優れた口腔用組成物を提供することができる。
また、本願の請求項 7ないし 9に係る発明によれば、種々の有効な薬効成分を口腔 内全体にわたって容易に分散し得るため、口腔内を有効に洗浄することができ、また 口腔内疾患をより効果的に予防または治療することができる口腔用組成物を提供す ること力 Sでさる。
また、本願の請求項 10および 1 1に係る発明によれば、前記請求項に係る発明と比 較して口腔用組成物を種々の形態に処方化することができ、また歯面に付着する歯 垢ゃスティンなどをさらに容易に短時間で除去することができ、さらに保存安定性に 優れた口腔用組成物を提供することができる。
また、本願の請求項 12に係る発明によれば、前記請求項に係る発明と比較して特 に一定範囲の粘度を付与し得るため、特に種々の配合成分を口腔内全体にわたつ て容易に分散し得る、使用感に優れた新しい剤型の口腔用組成物を提供することが できる。
さらに、本願の請求項 13に係る発明によれば、前記請求項に係る発明と比較して ポンプ容器から歯ブラシに吐出して適用するため、使用量が個人差によらず常に一 定量の組成物を吐出することができ、また、組成物の期待される効果を得やすい口 腔用組成物を提供することができる。
発明を実施するための最良の形態
[0011] 本発明の口腔用組成物に用いる水溶性物質で表面処理された結晶セルロース(以 下、「表面処理結晶セルロース」という場合がある)は、本来、水との親和性が低い結 晶セルロースの表面を水溶性物質でコーティングするなどして処理したものであり、 結晶セルロース単体では水中で沈殿するところ、水中で攪拌すると水溶性物質が膨 潤'溶解して結晶セルロースが水中でコロイド状に分散するように処理したものである 。この表面処理結晶セルロースは、例えば高純度パルプを加水分解して結晶領域を 抽出した後、水溶性物質と湿式混合し、乾燥させることによって製造することができ、 通常、粒子形状を有する。
[0012] 表面処理結晶セルロースの結晶セルロースとしては、植物のパルプ繊維を酸加水 分解またはアルカリ加水分解して得られるセルロース結晶領域を取り出して精製した ものである。表面処理結晶セルロースを水に分散した場合の平均粒径は 1〜50 m 、好ましくは;!〜 12 ^ m、より好ましくは 3〜10 μ mである。
[0013] また、結晶セルロースの表面処理に用いる水溶性物質としては、高分子や糖アルコ ールなどが含まれ、例えばカルボキシメチルセルロース塩、ヒドロキシェチルセルロー スなどのセルロース誘導体、キサンタンガムなどの微生物産生高分子、カラャガム、 デキストリン、カラギーナンなどの天然高分子、ソルビトール、キシリトール、エリスリト ール、還元パラチノースなどの糖アルコールなどが挙げられ、これらの水溶性物質は 単独でまたは 2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの中でも、カルボ キシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガムおよびカラャガムなどのァニオン性 高分子が好ましぐカルボキシメチルセルロースナトリウムが最も好ましい。
[0014] 表面処理結晶セルロースを構成する結晶セルロースおよび水溶性物質の割合は、 結晶セルロース:水溶性物質(1種または 2種以上の合計量) = 1:;!〜 50 : 1 (重量比 )、好ましくは 3 :;!〜 30 : 1、より好ましくは 4 :;!〜 20 : 1、最も好ましくは 5:;!〜 15: 1で ある。結晶セルロースの割合がこの範囲を超えると、水と接触した際に結晶セルロー スの分散が不十分となり、保形性が低くなる。一方結晶セルロースの割合がこの範囲 未満では、粘性が高くなつて高い分散性を有する口腔用組成物を提供することがで きなくなる。
力、かる表面処理結晶セルロースとしては、旭化成ケミカノレズ (株)から市販されてい
るセォラス(Ceolus、登録商標) RCシリーズ(平均粒径 8〜; lO ^ m)や SCシリーズ(平 均粒径 7〜9 m)などの種々のグレードのものを使用することができる。また、 FMC corporationから市販されている Avicel (登録商標) RCシリーズ、 CLシリーズ、 SGシリ ーズ、 Mingtai Chemicalじ0.,½(1から巿販されてぃる 0じ61 (登録商標)を使用すること ができる。
[0015] 本発明の口腔用組成物における表面処理結晶セルロースの配合量は、組成物の 全量に対して 0.5〜; 10重量%、好ましくは 1〜8重量%、より好ましくは 3〜7重量% である。表面処理結晶セルロースの配合量が 0.5重量%未満の場合は口腔用組成 物に良好な保形性を付与することができないため、歯ブラシに載せた際に沈み込ん で適当な適用量が判断しにくくなり、また口腔内での分散が遅延する。一方、表面処 理結晶セルロースの配合量が 10重量%を超える場合は口腔用組成物の粘度が高く なって口腔内での分散性が低下する。
また、表面処理結晶セルロースは、原料成分または組成割合が異なる 2種以上を 組み合わせて使用することもできる。
この表面処理結晶セルロースの 20°C、 1重量%水溶液の粘度は、通常、ブルックフ ィールド型回転粘度計、ローター No.1使用、 20rpm/分の回転速度で測定して 5〜 lOOmPa ' sである。
また、この表面処理結晶セルロースの分散後の平均粒径は、通常、レーザー回折 /散乱式粒度分布計で測定して好ましくは 3〜; 10 mである。
[0016] 本発明の口腔用組成物に前記の表面処理結晶セルロースと一緒に使用して、口 腔内全体にわたって良好に分散させる成分としては、薬効成分、研磨剤、界面活性 剤、香料、甘味剤などが挙げられる。これらの成分を口腔内全体にわたって良好に 分散させることができれば、これら成分が有する作用をより広範囲の部位に、また長 時間にわたって発揮させることができる。
[0017] このうち、薬効成分としては、例えば塩化セチルピリジニゥム、塩化べンゼトニゥム、 塩化ジステアリルジメチルアンモニゥム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニゥ ム、塩化ステアリルトリメチルアンモニゥム、塩化ラウリルトリメチルアンモニゥム、塩化 ラウリルピリジニゥムなどの第四級アンモニゥム塩、塩酸クロルへキシジン、酢酸クロル
へキシジン、ダルコン酸クロルへキシジン、塩酸ァレキシジン、酢酸ァレキシジン、グ ルコン酸ァレキシジンなどのビグアニド系殺菌剤などのカチオン性殺菌剤; n—ラウ口 ィルサルコシンナトリウムなどのァニオン性殺菌剤;トリクロサン、イソプロピルメチルフ ェノール等の非イオン性殺菌剤;デキストラナーゼ、アミラーゼ、ムタナーゼ、リゾチ一 ム、溶菌酵素(リテックェンザィム)、プロテアーゼなどの酵素;酸化亜鉛、塩化亜鉛な どの亜鉛化合物;レチノールなどのビタミン A、リボフラビンなどのビタミン B2、ピリドキ シンなどのビタミン B6、シァノコバラミンなどのビタミン B12 ;酢酸トコフエロール、ニコ チン酸トコフェローノレ、コハク酸トコフエロールなどのビタミン E誘導体;モノフルォロリ ン酸ナトリウム、モノフルォロリン酸カリウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化ァ ンモニゥム、フッ化第一スズなどのフッ素化合物;アミノ酸、コラーゲン類、ィプシロン アミノカプロン酸、アラントインおよびその誘導体、ジヒドロコレステロール、グリチルリ チン酸塩類、グリチルレチン酸、グリセ口ホスフェート、クロロフィル、硝酸カリウム、塩 化ナトリウムなどが挙げられる。これら薬効成分は単独でまたは 2種以上を組み合わ せて使用することができ、その配合量は、各薬効成分が目的の薬効を奏すると通常 考えられる量である。
[0018] また、研磨剤としては、例えば研磨性沈降シリカ、研磨性ゲルシリカなどの研磨性シ リカ、リン酸水素カルシウム '二水和物および無水和物、リン酸カルシウム、第 3リン酸 カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、ケィ酸カルシウム、水酸化アルミ 二ゥム、酸化アルミニウム、ケィ酸アルミニウム、軽石(パミス)、不溶性メタリン酸ナトリ ゥム、第 3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ポリメタクリル酸メ チル、ベントナイト、ケィ酸ジルコニウム、ハイドロキシアパタイト、合成樹脂などが挙 げられる。これらの中でも、研磨性シリカ、リン酸水素カルシウム '二水和物および無 水和物、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミユウ ムおよびノヽイドロキシアパタイトが好ましぐ研磨性シリカ、リン酸水素カルシウム '二 水和物および無水和物、および酸化アルミニウムがより好ましぐ研磨性シリカが最も 好まし!/、。これらの研磨剤は単独でまたは 2種以上を組み合わせて使用することがで き、その配合量は、通常、 口腔用組成物の全量に対して 4〜40重量%である。
[0019] また、界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム
などのアルキル基の炭素数が 8〜; 18程度の高級アルキル硫酸エステル塩; N—長鎖 ァシルアミノ酸塩、 a—ォレフインスルホン酸塩、高級脂肪酸ナトリウムモノグリセライ ドモノサルフェート、 N—メチルー N—パルミトイルタウライド、 N—ァシルサルコシンナ トリウム、 N—ァシルグルタミン酸塩、 N—メチルー N—ァシルタウリンナトリウム、 N— メチルー N—ァシルァラニンナトリウムなどのァニオン性界面活性剤などが挙げられ る。また、前記ァニオン性界面活性剤以外にも一般的に口腔用組成物に用いられる 界面活性剤を用いることができ、このような界面活性剤としては、例えばポリオキシェ チレンソルビタンモノラウレートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラウリン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸モノエ タノールアミド、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリ ォキシプロピレン共重合体、アルキルダルコシド(例えばアルキル鎖: C8〜C 16程度 )、ポリグリセリン脂肪酸エステル (例えば脂肪酸部分のアルキル鎖: C8〜C 16程度) 、ショ糖脂肪酸エステル (例えば脂肪酸部分のアルキル鎖: C8〜C 16程度)などの 非イオン性界面活性剤; N—アルキルジアミノエチルダリシン、アルキルべタイン、脂 肪酸アミドプロピルべタイン(例えば脂肪酸部分のアルキル鎖: C8〜C 16程度)、ァ ノレキルスルホベタイン、アルキルべタインイミダゾリニゥムベタインなどの両性界面活 性剤;塩化アルキルトリメチルアンモニゥム、臭化アルキルトリメチルアンモニゥム、塩 化アルキルジメチルアンモニゥムなどのカチオン性界面活性剤などが挙げられる。こ れらの界面活性剤は、単独でまたは 2種以上を組み合わせて使用することができ、そ の配合量は、通常、 口腔用組成物の全量に対して 0.00;!〜 5重量%である。
また、香料としては、例えばメントール、カルボン、ァネトール、バニリン、ベンジルサ クシネート、オイゲノール、サリチル酸メチル、リモネン、オシメン、 n—デシルアルコー ノレ、シトロネローノレ、 aーテノレピネオ一ノレ、メチノレアセテート、シトロネリノレアセテート、 メチノレオイゲノーノレ、シネォ一ノレ、リナローノレ、ェチノレリナローノレ、チモーノレ、タイム、 ナツメグ、スペアミント油、ペパーミント油、スターァニス油、フェンネル油、レモン油、 オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、ピメント油、珪藻油、シソ油、冬緑油 、丁子油、ユーカリ油、バジル油、ティーツリー油、タバナ油などが挙げられる。これら 香料は、単独でまたは 2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、
通常、 口腔用組成物の全量に対して 0.0;!〜 5重量%である。
[0021] また、甘味剤としては、例えばサッカリン、サッカリンナトリウム、ステビアエキス、ステ ビォサイド、アセスルファーム K、グリチルリチン、グリチルリチン酸塩類、ペリラルチン 、タウマチン、ァスパルチルフエ二ルァラニンメチルエステル、キシリトール、パラチノ ース、還元パラチノース、エリスリトール、マルチトールなどが挙げられる。これら甘味 剤は、単独でまたは 2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通 常、 口腔用組成物の全量に対して 0.00;!〜 50重量%である。
[0022] 本発明の口腔用組成物には、口腔内の全体にわたって良好に分散させることを目 的とする上記の成分の他に、粘結剤、湿潤剤、 ρΗ調整剤、保存料、着色剤または色 素、水など通常の口腔用組成物に配合される成分を、本発明の効果を損なわない範 囲で適宜配合することができる。
[0023] 粘結剤としては、例えばヒドロキシェチルセルロース、ヒドロキシプロピノレセノレロース 、カルボキシメチルェチルセルロース塩などのセルロース誘導体、キサンタンガムな どの微生物産生高分子、カラャガム、デキストリン、カラギーナン、トラガントガム、ァラ ビヤガム、ジエランガムなどの天然高分子または天然ゴム類、ポリビュルアルコール、 ポリビュルピロリドンなどの合成高分子、増粘性シリカ、ビーガムなどの無機粘結剤な どや、塩化 Ο— [2—ヒドロキシ— 3— (トリメチルアンモニォ)プロピル]ヒドロキシェチ ルセルロースなどのカチオン性粘結剤などが挙げられる。これら粘結剤は、単独でま たは 2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、 口腔用組 成物の全量に対して 0.001〜; 10重量%である。
[0024] 湿潤剤としては、グリセリン、ソルビット、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3—ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、キシリ ット、マルチット、ラクチット、還元パラチノースなどを単独でまたは 2種以上を組み合 わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して 0.0 ;!〜 90重量%である。
[0025] ρΗ調整剤としては、クェン酸、リン酸、リンゴ酸、ピロリン酸、乳酸、酒石酸、グリセ口 リン酸、酢酸、硝酸、ケィ酸、ダルコン酸、マレイン酸、ァスパラギン酸、コハク酸、ダル クロン酸、フマル酸、アジピン酸、グルタミン酸、またはこれらのナトリウム塩やカリウム
塩などの化学的に可能な塩や塩酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ケィ酸ナトリ ゥムなどが挙げられる。これらの pH調整剤は、口腔用組成物の pHが 5〜9の範囲と なるように、単独でまたは 2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量 は、通常、口腔用組成物の全量に対して 0.0;!〜 5重量%である。
[0026] 保存料としては、安息香酸ナトリウムなどの安息香酸塩;メチルパラベン、ブチルバ ラベンなどのパラベン類などが挙げられる。これらの保存料は、単独でまたは 2種以 上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量 に対して 0.0;!〜 3重量%である。
[0027] さらに、着色剤または色素としては、酸化チタン、グンジヨウ、コンジヨウなどの顔料、 青色 1号、赤色 3号、赤色 104号、赤色 202号、赤色 226号、黄色 4号、黄色 203号 などの法定色素などが挙げられる。これらの着色剤または色素は、単独でまたは 2種 以上を組み合わせて使用することができる。
[0028] 本発明の口腔用組成物は、 30°Cにおける粘度が通常 5〜50Pa ' s、好ましくは 5〜 20Pa . s、さらに好ましくは 7〜; 15Pa ' sであり、本発明の効果を損なわない範囲で、 練歯磨剤を含む歯磨剤、ジエル、口腔用パスタ、クリームなどの形態に処方化するこ とができ、形態に応じてチューブ、ポンプ、スクイズボトルなどの容器に収容すること ができる。
[0029] 本発明の口腔用組成物(特に練歯磨組成物)をポンプ容器で用いる場合、 30°Cに おける粘度が 5〜20Pa ' sに調製されることが好ましい。この粘度範囲における歯磨 組成物は低粘度領域に属するものである。すなわち、通常の練歯磨組成物は 20Pa •sを超える力 S、本発明においては粘度範囲を 20Pa ' s以下にすることにより有効成分 の分散性を向上させることができる。既存の歯磨組成物において、単に粘度を低下さ せただけでは歯磨組成物は保形性が得られな!/、が、本発明は表面処理された結晶 セルロースを配合させることにより低粘度領域での保形性を達成させつつ分散性も 向上させたものである。しかしながら、粘度が 5Pa ' sより小さくなると、十分な保形性が 得ることができない。
[0030] 練歯磨剤の容器としてラミネートチューブ、アルミチューブといったチューブ容器が 一般に使用されている。これらのチューブ容器は使用者が手で本体に圧縮力を加え
ることにより容器口部から内容物が吐出される機構を有するが、使用する人ごとに使 用量が異なったり、同一の使用者であっても使用時ごとに異なる量となったりする。歯 磨剤、特に薬効成分を含有している歯磨剤においては、その有効量が口腔内に適 用されることが重要であるが、チューブ容器においては 1回当りの量を均一に調整す ることが困難であり、歯磨剤の量が少ない場合は十分な有効量が歯磨きに使用され なレ、と!/、つた問題や、逆に歯磨剤の量が多レ、場合は有効量以上の薬剤が適用され 経済性に欠けるといった問題がある。
[0031] ポンプ容器は 1回の押し出し操作により、均一な量が吐出されるといった利点があり 、上記のような 1回量が不均一であるといった問題については解決できる。し力もなが ら、練歯磨剤を、シャンプーなどの汎用のポンプ容器に入れたとしても、練歯磨剤は 付着性、粘性があり、また粉体を多く含有するといつた特性を有しているため、ポンプ 押し出し部の戻りが悪くなる、ポンプによる吐出ができなくなるといった不具合や、多 量の残余薬剤が発生し、不経済であるという問題が生じている。したがって、練歯磨 組成物の容器としてポンプ容器は使用されにくいといった現状がある。
[0032] しかしながら、本発明の歯磨組成物はポンプ容器に良好に保存、吐出され得るもの である。本発明の歯磨組成物は低粘度および好適なチキソトロピー性であるため、ポ ンプの押し出しによって容易に吐出され、歯ブラシの上に乗せた際も形状が崩れたり 、ブラシから垂れ落ちたりせず、ポンプ吐出部における乾燥による粉の付着が少ない 。また、ポンプ容器内部においてもポンプ吸入口へ良好に集積され、ポンプからの吐 出を容易にさせる。ポンプ容器においてはしばしば、引圧により内容物である歯磨剤 がポンプ中のピストンを逆吸引し、ポンプ押し出し部の戻りが悪くなるといった不具合 や、内容物が容器内もしくはポンプ機構内の一部で固化し、ポンプによる吐出ができ なくなるといった不具合が生じる。し力、しながら、本発明の歯磨組成物は低粘度であ るとともに、滑りがょレ、ためこのような不具合が生じなレ、。
[0033] ポンプ容器の種類は特にこだわらないが、不撓性の外層と可撓性の内層の少なくと も二層からなり、内容物の吐出に従って内層が圧縮され内容物封入部に空気が入ら ない構造 (デラミ構造)が好ましい。このような構造にすることにより、手指の押圧で容 易に内容物を吐出でき、空気との接触が少ないため開封後も薬効成分を安定に保
持すること力 Sでさる。
つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する力 これは説明することを目 的とするものであって、本発明をこれらに限定することを意図するものではない。 実施例
[0034] 試験例 1 組成物の保形性および曳糸性
口腔用組成物の調製
本発明に使用する表面処理結晶セルロースを使用した口腔用組成物(実施例 1)と 、同じ原料および配合組成で結晶セルロースおよび水溶性物質を単体で使用した口 腔用組成物(比較例 1)を下記の表に示す処方に従って調製した。
調製した口腔用組成物はラミネートチューブに充填して保形性および曳糸性を試 験した。
[0035] [表 1]
成分 実施例 1 比較例 1 結晶セノレロース (力ノレボキシメチルセル口ースナトリ ウム表面処理 5. 6
、 結晶セルロース : カルボキシメチルセノレロースナトリゥム =89 : 11
(重量比) )
結晶セルロース 5 カノレボキシメチノレセノレロースナトリウム 0. 6 リン酸水素カルシウム二水和物 30 30 グリセリン 20 20 ラゥリル硫酸ナトリ ウム 1. 5 1 , 5 香料 1 1 サッカリンナトリウム 0. 3 0. 3 精製水 残部 残部 口 p厂 100 100 保形性 (m m) ( 1分後) 21 3 曳糸性 (m m) 3. 1 9. 5 粘度 (P a , s ) 36 6. 4
[0036] 保形性評価
吐出口径 3mmのキャップをラミネートチューブの口に取り付け、保形性測定器(ヮ ィヤーを異なる間隔で桟状に並べた長方形の金属ラック)のワイヤー上に横たわるよ うに口腔用組成物を吐出し、所定時間経過後に口腔用組成物が切れ落ちなかった 最大ワイヤー間距離を測定した。測定は 1の処方につき 5回繰り返し、平均ワイヤー 間距離を算出した。
[0037] 曳糸性評価
調製した口腔用組成物 50mLをビーカーにとり、直径 16mmのステンレス球を組成 物上面から 8mmの位置まで押し込み、そのステンレス球を 1000mm/分の速度で 上昇させ、ステンレス球に付着した口腔用組成物を糸引きさせ、その糸が切れた際 のステンレス球の位置と組成物上面との距離を測定した。それらの結果を合わせて 表 1に示す。
[0038] 表 1の結果から明らかなように、実施例 1の口腔用組成物は、比較例 1の口腔用組 成物と比較して高い保形性および低い曳糸性を示すことが明らかとなった。
[0039] 試験例 2 成分の分散性
口腔用組成物の調製
本発明に使用する水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを使用した口腔 用組成物(実施例 2)、および、同じ原料で、同等の保形性となるように結晶セルロー スおよび水溶性物質を単体で使用した口腔用組成物(比較例 2)を下記の表 2に示 す処方に従って調製した。
[0040] [表 2]
成分 実施例 2 比較例 2 結晶セル口ース(カルボキシメチルセルロースナトリゥム表 4
面処理、 結晶セルロース カルボキシメチノレセノレロースナト
リゥム =89 : 11 (重量比))
結晶セノレ口ース 3. 56 力ノレボキシメチノレセノレロ スナトリウム 2. 04 シリカ 10 10 グリセリン 30 30 ソノレビット液 20 20 ラウリル硫酸ナトリ ウム 1 1 塩化セチノレピリジニゥム 0. 1 0. 1 トラネキサム酸 0. 1 0. 1 ダリチノレリチン酸二カリゥム 0. 1 0. 1 ビタミン E (酢酸トコフニ c- P一ノレ) 0. 1 0. 1 トリク口サン 0. 1 0. 1 フッ化ナトリウム 0. 2 0. 2 香料 1 1 サッカリンナトリウム 0. 2 0. 2 精製水 残部 残部
100 100 保形性 (2 0秒後) 12 12 曳糸性 3. 1 48. 0 粘度 (P a * s ) 12 30
[0041] 表 2の結果から明らかなように、同等の保形性を有するように調製した口腔用組成 物でも、実施例 2の口腔用組成物は比較例 2の口腔用組成物と比較して顕著に低!/ヽ 曳糸性を有し、粘度が低くなることが明らかとなった。
[0042] 分散性試験 1
試験容器に調製した実施例 2および比較例 2の口腔用組成物 4gを採取し、それに 人工唾液(50mM KC1、 ImM KH PO 、 ImM CaCl 、 O. lmM MgCl ) 12m
2 4 2 2
Lを加え、振盪機(250回/分)で 5秒〜 5分間振盪した。振盪後に得られた液を濾過 し、これをメタノールで 25mLにしてメンブレンフィルターで再度濾過し、その濾液を 試料溶液とした。それとは別に、口腔用組成物の 4倍スラリー液 2mLをメタノールで 2 5mLにし、メンブレンフィルターで濾過した濾液を標準溶液とした。各溶液の塩化セ チルピリジニゥムを HPLCで定量し、濾過した溶出率(%) = (試料溶液中の塩化セ チルピリジニゥム) / (標準溶液中の塩化セチルピリジニゥム)を算出した。その結果 を表 3に示す。
[0043] [表 3]
振 ¾時間 溶出率 (%)
536311 実施例 2 比較例 2
o o o 5
秒秒秒 o o
秒秒
[0044] 表 3の結果から明らかなように、実施例 2の口腔用組成物は振盪 5秒後から分散性 が高まり、 5分後には完全に分散することが判明した。一方、比較例 2の口腔用組成 物は分散性が低ぐ実施例 2の口腔用組成物が完全に分散した 5分後においても 11 %しか分散して!/、なかった。
[0045] 口腔用組成物の調製
本発明に使用する水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを使用した口腔 用組成物(実施例 3および 4)、および、同じ原料で、同等の保形性となるように結晶 セルロースおよび水溶性物質を単体で使用した口腔用組成物(比較例 3)を下記の 表 4に示す処方に従って調製し、保形性、曳糸性および粘度を上記した方法で測定 した。
[0046] [表 4]
成分 実施例 3 実施例 4 比較例 3 結晶セルロース(キサンタンガム: ί =5よびデキストリン表
面処理、 結晶セルロース : キサンタンガム:デキストリ 5
ン =75 : 5: 20 (重量比))
結晶セル口ース(カラャガムおよてデキストリン表面処
理、 結晶セノレロース :カラャガム :デキストリン =80 : 1 5
0: 10 (重量比))
結晶セルロース ― ― 3. 75 キサンタンガム 0. 6 デキス トリン 1 ソノレビット液 15 10 15 プロピレングリコーノレ 5 5
1 , 3—ブチレングリコール 3
塩化セチルピリジニゥム 0. 1 0. 1 0. 1 サッカリンナトリウム 0. 2 0. 2 0. 2 リン酸水素カルシウム二水和物 35 35 シリカ 4 5 4 炭酸カルシウム 30
ヤシ油脂肪酸アミ ドプロピルベタイン 1 1 アルキルダルコシド 2. 5
香料 1 1 1 精製水 残部 残部 残部 口口 100 100 100 保形性 ( 2 0秒後) 9 12 9 曳糸性 (m m) 14. 3 15. 2 22. 1 粘度 (P a , s ) 22 35 33
[0047] 表 4の結果から明らかなように、水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを口 腔用組成物に配合した場合、各々の原料を単体で配合した口腔用組成物と比較し て同じ保形性を有する場合においても粘度が低くなり、曳糸性が抑えられることが示 された。
[0048] また、分散性試験 1と同様にして実施例 3および 4ならびに比較例 3の口腔用組成 物における有効成分塩化セチルピリジニゥムの分散性を評価した。その結果を表 5に 示す。
[0049] [表 5]
振盪時間 溶出率 (%)
実施例 3 実施例 4 比較例 3
5秒 2 2 1
1 5秒 3 8 1
3 0秒 6 44 2
6 0秒 33 60 21
1 2 0秒 90 70 55
1 8 0秒 98 80 61
[0050] 表 5の結果から明らかなように、実施例 3および 4の口腔用組成物は振盪 5秒後から 分散性が高まり、 3分後には大部分が分散することが判明した。一方、比較例 3の口 腔用組成物は分散性が低ぐ実施例 3の口腔用組成物がほぼ完全に分散した 3分後 にお!/、ても 61 %しか分散して!/、なかった。
[0051] 分散性試験 2
より短い振盪時間における分散性の差を比較するために振盪機の回転数を 320回 /分に変化させる以外は同様の条件下で、実施例 2および比較例 2の口腔用組成 物の各々の有効成分の分散性について検討した。その結果を表 6に示す。
[0052] [表 6]
[0053] 表 6の結果から明らかなように、実施例 2の口腔用組成物では振盪直後から分散性 が高まり、口腔内に適用した際に種々の配合成分を口腔内全体にわたって素早く分 散すること力 Sできるため、良好な使用感で使用することができ、種々の成分が有する 作用を十分に発揮させ得ることが明らかになった。
[0054] 試験例 1および 2の結果を総合的に考慮すると、本発明の水溶性物質で表面処理 された結晶セルロースを配合する口腔用組成物は、同じ原料成分を同じ比率および 量で単独で配合した口腔用組成物と比較して、高!/、保形性および低い曳糸性を有 することが示された。これらの実施例は!/、ずれもポンプ容器に入れて押し出すことが でき、ポンプ用の口腔用組成物としても好適である。
[0055] 実施例 5
練歯磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セル口'ース (カルボキシメチル- ルロースナトリゥム表面処理、
結晶セル口'ース :カノレポキシメチル 'セルロースナトリゥム =85:15) 3. 0 ヒ ドロキシェチノレセノレロース 1. 0 ラウリルグ.ルコシド 3. 0 デシノレグノレコシド 1. 0 リン酸水素カノレシゥム 3 0. 0 塩化セチルピリジニゥム 0. 1 塩酸ピリ ドキシン 0. 1 モノフノレ才口リン酸ナトリウム 0. 72 香料 1. 0 サッカリンナトリウム 0. 1 酸化チタン 0. 3 プロピレンダリコール 3. 0 濃グリセリン 20. 0 精製水 残 部 口 1 00. 0
[0056] 実施例 6
練困磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セルロース(キサンタンガム表面処理、
結晶セルロース :キサンタンガム =75: 5) 3. 0 デシノレグノレコシド 2. 0 ヤシ油脂肪酸ァミ ドプロピルべタイン 1. 0 無水ケィ酸 3 0. 0 カノレボキシメチノレセノレロースナトリウム 2. 0 ビタミン E (酢酸トコフェローノレ) 0. 05 フッ化ナトリウム 0. 2 メチルパラベン 0. 2 香料 1. 0 サッカリンナトリウム 0. 1 酸化チタン 0. 3 ソノレビット液 3 0. 0 精製水 残 部 α口 Ί 10 0. 0
実施例 7
練困磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セルロース (デキス トリン表面処理、
結晶セルロ ス :デキス トリン =80 :10) 2. 0 ショ糖ラウリン酸エステル 2. 0 ピロリン酸フルシゥム 3 5. 0 ンェランカ丄 0. 5 塩化ナトリ ウム 1 5. 0 トラネキサ 酸 0. 1 香料 1. 0 サッカリ、ノ-,トトリウム 0. 1 酸化チタン 0. 3 ポリェチレ /グリコール (平均分子量 400) 5. 0 精製水 残 部 口 100. 0 実施例 8
困 '磨^1 J
成分名 配合量 (重量%) 結晶セルロース (カラャガム表面処理、
結晶セルロース :カラャガム =80 :10) 2. 0 デカグリセリンラウリン酸エステル 2. 0 炭酸カルシウム 25. 0 ヒ ドロキシプロ ピノレメチノレセノレロース 1. 0 イソプロピノレメチノレフエノーノレ 0. 05 ポリオキシエチレン (60E.0.) 硬化ヒマシ油 1. 0 ポリォキシェチレン(2E.0. )アルキル(C12_14)
スルホコハク酸ニナトリウム 1. 0 ステビアエキス 0. 1 香料 1. 0 サッカリンナトリウム 0. 1 酸化チタン 0. 3 濃グリセリン 1 0. 0 キシリ トーノレ 1 0. 0 精製水 残 部 合計 100. 0
実施例 9
練歯磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セルロース (カルボキシメチルセルロースナトリゥム表面処理、 結晶セルロース :カルボキシメチルセルロースナトリゥム =80 : 20) 1 . 5 アルギン酸ナトリウム 1 . 0 ポリアクリル酸ナトリウム 0. 5 β—グリチルレチン酸 0. 0 1 アラントイン 0. 0 2 ゥキエキス 0. 0 1 水酸化アルミニウム 1 5 . 0 キシ タイ 5 . 0 無水ピロリン酸ナトリウム 5 . 0 ゼォライ 2. 0 マルチトーノレ 3 . 0 デキス トラナーゼ 0. 1 安息香酸ナトリ ウム 0. 1 アルキルグノレコシド 2. 0 ヒ ドロキシ工チルイミダゾリ二ゥムべタイン 0. 0 2 リンゴ酸 0. 0 5 水酸化カリ ゥム 0. 0 2 ココイノレアノレギニンェチノレピロリ ドン力ノレボン酸 0. 0 1 ポリオキシエチレン (60Ε. 0. ) 硬化ヒマシ油 1 . 0 香料 1 . 0 精製水 残 部 π口 Ί 1 0 0. 0
[0060] 実施例 10
練歯磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セル口ース(カルボキシメチルセソレロースナトリ ゥム表面処理、
結晶セルロース :カルボキシメチル- ルロースナトリ ゥム =85:15) 2. 0 カラギーナン 1. 5 ラウ口イノレサノレコシンナトリ ゥム 1. 3 ポリグリセ リン脂肪酸エステル 1. 0 炭酸カルシゥム 2 0. 0 ポリ リン酸ナト リウム 3. 0 塩化べンゼトニゥム 0. 01 ポリエチレングリコール 1. 0 —アミノカプロン酸 0. 05 酸化亜鉛 0. 5 香料 1. 0 還元パラチノース 3. 0 キシリ トール 2. 0 強化群青 0. 01 エリスリ トール 5. 0 ケィ酸ナト リウム 0. 1 精製水 残 部 ムき+ 1 0 0. 0
[0061] 実施例 1 1
クリーム状歯磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セルロース (カルボキシメ :チルセルロースナトリゥム表面処理、 結晶セルロース :カルボキシメ :チルセルロースナトリゥム =89:11) 1. 5 塩化セチノレピリジニゥム 0. 05 ダリチノレリチン酸二カリゥム 0. 1 トリク口サン 0. 1 シリカ 1 0. 0 キサンタンガム 0. 5 濃グリセリン 4 0. 0 プロピレングリ 3. 0 ラウリル硫酸ナトリ ウム 1. 0 酸化チタン 0. 5 サッカリンナトリウム 0. 1 ニコチン酸トコフエ口一ノレ 0. 2 ポリオキシエチレン (60E.0.) 硬化ヒマシ油 2. 0 香料 1. 0 精製水 残 部 α口 Ί 10 0. 0
実施例 l 2
クリーム状歯磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セルロース (カルボキシメチルセルロースナトリゥム表面処理、 結晶セルロース :カルボキシメチルセルロー ■スナトリゥム =90:10) 1. 5 塩化セチノレピリジニゥム 0. 05 研磨性沈降シリ力 8. 0 増粘性シリ力 2. 0 キサンタンガム 0. 5 フッ化ナトリウム 0. 2 ソノレビット液 5 5. 0 プロピレングリコーノレ 3. 0 ラウリル硫酸ナトリ ウム 1. 5 酸化チタン 0. 3 サッカリンナトリウム 0. 1 ニコチン酸トコフエ口一ノレ 0. 2 ポリオキシエチレン (60E.0.) 硬化ヒマシ油 1. 0 香料 1. 0 精製水 残 部 α口 Ί 1 00. 0 実施例 13
クリーム状歯磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セルロース (カルボキシメチルセルロースナトリゥム表面処理、 結晶セルロース :カルボキシメチルセルロースナトリウム :
キサンタンガム :デキストリン =73:5:3:19) 2. 5 塩化セチノレピリジニゥム 0. 05 リン酸水素カルシウム 20. 0 増粘性シリ力 4. 0 キサンタンガム 0. 7 モノフルォロリン酸ナトリウム 0. 7 ソノレビット液 30. 0
1, 3 プチレングリ コーノレ 3. 0 アルキルグノレコシド 3. 0 酸化チタン 0. 2 サッカリンナトリウム 0. 1 トゥキエキス 0. 1 香料 1. 0 精製水 残 部 α口 Ί 1 00. 0
[0064] 実施例 l 4
ジ ル状歯磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セルロース (キサンタンガム表面処理、
結晶セルロース :キサンタンガム =75 : 5) 5 . 0 ミ リスチン酸ァミ ドプロピノレべタイン 0. 5 テトラグリセリンラウリン酸エステノレ 1 . 0 酢酸トコフ -口ール 0. 1 濃グリセリン 3 0. 0 ポリエチレングリコール (平均分子量 4 0 0 ) 4. 0
1, 3—ブチレングリコーノレ 2. 0 香料 1 . 0 サッカリンナトリウム 0. 1 クェン酸水素ニナトリウム 0. 1 2 タエン酸ニ水素ナトリウム 0. 0 1 精製水 残 部 α口 Ί 1 0 0. 0
[0065] 実施例 1 5
ジエル状歯磨剤
成分名 配合量 (重量%) 結晶セルロース (カルボ:キシメチルセルロースナトリゥム表面処理、
結晶セルロース :カルボ: シメチルセルロースナトリゥム =89 : 11) 4. 0 塩酸クロルへキシジン 0. 2 デシ/レグノレコシド 1 . 0 フッ化ナトリウム 0. 2 濃グリセリン 4 0. 0 ポリエチレングリコ一/レ (平均分子量 4 0 〇) 5. 0
1, 3—ブチレングリユー -ル 2. 0 プロピレングリコーノレ 8. 0 香料 1 . 0 サッカリンナトリウム 0. 1 リン酸水素ニナトリゥム 0. 1 2 リン酸ニ水素ナトリゥム 0. 0 1 精製水 残 部 口 1 0 0. 0
産業上の利用可能性
[0066] 本発明は、種々の配合成分、特に薬効成分を口腔内患部に有効に作用させて疾 患を予防または治療する効果を奏する薬用歯磨剤などの口腔用組成物として利用 すること力 Sでさる。