JPWO2008059881A1 - 水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを含む口腔用組成物 - Google Patents

水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを含む口腔用組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを含む、保形性さらに口腔内分散性に優れた口腔用組成物、特に歯磨組成物に関する。本発明の口腔用組成物は、低い曳糸性でもって歯ブラシ等のブラシ上に良好に載せることができつつ、口腔内に適用した際には配合成分が素早く口腔内全体にわたって分散し得るため、有効成分をより長時間口腔内の全体にわたって分散させることができ、良好な使用感を付与し得る。

Description

本発明は口腔用組成物に関する。詳細には、水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを含む、保形性さらに口腔内分散性に優れた口腔用組成物、特に歯磨組成物に関する。
歯磨組成物には歯ブラシの補助清掃剤としての効用のみならず、種々の作用を有する成分を配合することにより、積極的に口腔内疾患の予防/治療、口臭予防、ホワイトニングなどを併せ持つ口腔保健用製剤としての効用が求められている。しかしながら、そのような種々の作用を有する成分が配合されていても、口腔適用時にそれが口腔内全体にわたって素早く分散されなければその効用が十分に発揮されず、目的を達成することができない。
一般的に、そのような成分を口腔内全体にわたって分散させるのに適した組成物の剤形は液体口腔用組成物である。しかしながら、液体口腔用組成物には、通常研磨剤を配合しないため、歯垢やステインなどを物理的に除去することが困難であるという問題がある。
一方、練歯磨剤は研磨剤を容易に配合することができ、歯ブラシと一緒に使用して歯垢やステインを物理的に除去するのに適する処方とすることができるが(特開2004−10576公報)、研磨剤の固液分離を防止するために増粘剤が多量に配合されて比較的高い粘度を有するため、配合成分が口腔内の隅々まで分散するには一定レベルのブラッシング時間が必要となる。
したがって、練歯磨剤の使用者によるブラッシング時間が短い場合やブラッシング技術が不足する場合は、配合成分に期待される作用が十分に発揮されないという問題がある。大部分の歯磨剤成分は洗浄後に洗い流されるため、特に生体組織に作用する薬効成分などは、目的の組織と接触する時間を出来るだけ長くするために適用後素早く分散し、口腔内全体に行き渡ることが望ましい。また、歯磨剤を歯ブラシに安定に載せて適用し、良好に使用するためには高い分散性とは相反する高い保形性および低い曳糸性を有することも求められる。
したがって、研磨剤を配合する歯磨剤であっても、高い保形性および低い曳糸性の物理的性状を有しつつ、適用後に種々の成分が素早く口腔内全体にわたって分散してその作用が十分に発揮される歯磨組成物が望まれている。
一般的に、高い分散性を有する組成物を調製しようとする場合には、増粘剤配合量を少なくして低粘度の組成物にすることが考えられる。しかし、低粘度の組成物では特に研磨剤などの成分が沈降して組成物の安定性が損なわれ、歯ブラシ上に載せた際にブラシ間に沈み込み、また糸引きが発生するなど使用感が損なわれるという問題が生じる。
本発明の目的は、高い保形性および低い曳糸性を有するとともに、配合成分が素早く口腔内全体にわたって分散する口腔用組成物を提供することにある。
本発明者らは、上述したような状況に鑑みて鋭意検討した結果、水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを配合することにより、かかる目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
[1]水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを含む口腔用組成物;
[2]該水溶性物質が水溶性高分子であることを特徴とする前記[1]記載の口腔用組成物;
[3]該水溶性高分子がカルボキシメチルセルロース塩、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、カラヤガム、デキストリン、カラギーナンおよびアルギン酸塩よりなる群から選択される1以上であることを特徴とする前記[2]記載の口腔用組成物;
[4]該表面処理された結晶セルロースが、結晶セルロースおよび水溶性物質を結晶セルロース:水溶性物質=1:1〜50:1(重量比)の比で含む前記[1]−[3]のいずれか1に記載の口腔用組成物;
[5]該水溶性高分子がカルボキシメチルセルロースナトリウムであって、結晶セルロース:カルボキシメチルセルロースナトリウム=3:1〜30:1(重量比)の比で表面処理された結晶セルロースを含む前記[4]記載の口腔用組成物;
[6]該水溶性高分子がキサンタンガムおよびデキストリンであって、結晶セルロース:キサンタンガムおよびデキストリン=3:1〜30:1(重量比)の比で含む前記[4]記載の口腔用組成物;
[7]さらに、薬効成分を含む前記[1]−[6]のいずれか1に記載の口腔用組成物;
[8]該薬効成分が殺菌剤、酵素、亜鉛化合物、ビタミンおよびその誘導体、フッ素化合物、アミノ酸、コラーゲン類、イプシロンアミノカプロン酸、アラントインおよびその誘導体、ジヒドロコレステロール、グリチルリチン酸塩類、グリチルレチン酸、グリセロホスフェート、クロロフィル、硝酸カリウムおよび塩化ナトリウムよりなる群から選択される1種または2種以上である前記[7]記載の口腔用組成物;
[9]該薬効成分が塩化セチルピリジニウム、トリクロサン、ビタミンEおよびその誘導体、フッ化ナトリウム、トラネキサム酸およびグリチルリチン酸塩よりなる群から選択される1種または2種以上である前記[7]記載の口腔用組成物;
[10]さらに、研磨剤を含む前記[1]−[9]のいずれか1に記載の口腔用組成物;
[11]さらに、界面活性剤を含む前記[1]−[10]のいずれか1に記載の口腔用組成物;
[12]30℃における粘度が5〜20Pa・sである前記[1]−[11]のいずれか1に記載の口腔用組成物;および
[13]ポンプ容器から歯ブラシに吐出して使用する前記[1]−[12]のいずれか1に記載の口腔用組成物;
を提供する。
本願の請求項1および2に係る発明によれば、高い保形性および低い曳糸性を付与することができ、歯ブラシ上に載せた際にはブラシ間に沈み込むことなく、口腔内に適用した際に種々の配合成分を口腔内全体にわたって素早く分散することができるため、良好な使用感で使用することができ、種々の成分が有する作用を十分に発揮させる口腔用組成物が提供される。
また、本願の請求項3および4に係る発明によれば、請求項1に係る発明と比較してさらに高い分散性、高い保形性および低い曳糸性を付与し得るため、種々の配合成分の作用をより短時間の適用のうちに発揮させ、使用感に優れた口腔用組成物を提供することができる。
また、本願の請求項5および6に係る発明によれば、前記請求項に係る発明と比較して、曳糸性が低く、短時間のうちに薬効成分および研磨剤を口腔内全体にわたって容易に分散し得るため、有効成分が有する効力を口腔内全体にわたって隅々まで十分に奏することができ、また歯面に付着する歯垢やステインなどを容易に短時間で除去することができ、使用感に優れた口腔用組成物を提供することができる。
また、本願の請求項7ないし9に係る発明によれば、種々の有効な薬効成分を口腔内全体にわたって容易に分散し得るため、口腔内を有効に洗浄することができ、また口腔内疾患をより効果的に予防または治療することができる口腔用組成物を提供することができる。
また、本願の請求項10および11に係る発明によれば、前記請求項に係る発明と比較して口腔用組成物を種々の形態に処方化することができ、また歯面に付着する歯垢やステインなどをさらに容易に短時間で除去することができ、さらに保存安定性に優れた口腔用組成物を提供することができる。
また、本願の請求項12に係る発明によれば、前記請求項に係る発明と比較して特に一定範囲の粘度を付与し得るため、特に種々の配合成分を口腔内全体にわたって容易に分散し得る、使用感に優れた新しい剤型の口腔用組成物を提供することができる。
さらに、本願の請求項13に係る発明によれば、前記請求項に係る発明と比較してポンプ容器から歯ブラシに吐出して適用するため、使用量が個人差によらず常に一定量の組成物を吐出することができ、また、組成物の期待される効果を得やすい口腔用組成物を提供することができる。
本発明の口腔用組成物に用いる水溶性物質で表面処理された結晶セルロース(以下、「表面処理結晶セルロース」という場合がある)は、本来、水との親和性が低い結晶セルロースの表面を水溶性物質でコーティングするなどして処理したものであり、結晶セルロース単体では水中で沈殿するところ、水中で攪拌すると水溶性物質が膨潤・溶解して結晶セルロースが水中でコロイド状に分散するように処理したものである。この表面処理結晶セルロースは、例えば高純度パルプを加水分解して結晶領域を抽出した後、水溶性物質と湿式混合し、乾燥させることによって製造することができ、通常、粒子形状を有する。
表面処理結晶セルロースの結晶セルロースとしては、植物のパルプ繊維を酸加水分解またはアルカリ加水分解して得られるセルロース結晶領域を取り出して精製したものである。表面処理結晶セルロースを水に分散した場合の平均粒径は1〜50μm、好ましくは1〜12μm、より好ましくは3〜10μmである。
また、結晶セルロースの表面処理に用いる水溶性物質としては、高分子や糖アルコールなどが含まれ、例えばカルボキシメチルセルロース塩、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体、キサンタンガムなどの微生物産生高分子、カラヤガム、デキストリン、カラギーナンなどの天然高分子、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、還元パラチノースなどの糖アルコールなどが挙げられ、これらの水溶性物質は単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの中でも、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガムおよびカラヤガムなどのアニオン性高分子が好ましく、カルボキシメチルセルロースナトリウムが最も好ましい。
表面処理結晶セルロースを構成する結晶セルロースおよび水溶性物質の割合は、結晶セルロース:水溶性物質(1種または2種以上の合計量)=1:1〜50:1(重量比)、好ましくは3:1〜30:1、より好ましくは4:1〜20:1、最も好ましくは5:1〜15:1である。結晶セルロースの割合がこの範囲を超えると、水と接触した際に結晶セルロースの分散が不十分となり、保形性が低くなる。一方結晶セルロースの割合がこの範囲未満では、粘性が高くなって高い分散性を有する口腔用組成物を提供することができなくなる。
かかる表面処理結晶セルロースとしては、旭化成ケミカルズ(株)から市販されているセオラス(Ceolus、登録商標)RCシリーズ(平均粒径8〜10μm)やSCシリーズ(平均粒径7〜9μm)などの種々のグレードのものを使用することができる。また、FMC corporationから市販されているAvicel(登録商標)RCシリーズ、CLシリーズ、SGシリーズ、Mingtai Chemical Co.,ltdから市販されているNeocel(登録商標)を使用することができる。
本発明の口腔用組成物における表面処理結晶セルロースの配合量は、組成物の全量に対して0.5〜10重量%、好ましくは1〜8重量%、より好ましくは3〜7重量%である。表面処理結晶セルロースの配合量が0.5重量%未満の場合は口腔用組成物に良好な保形性を付与することができないため、歯ブラシに載せた際に沈み込んで適当な適用量が判断しにくくなり、また口腔内での分散が遅延する。一方、表面処理結晶セルロースの配合量が10重量%を超える場合は口腔用組成物の粘度が高くなって口腔内での分散性が低下する。
また、表面処理結晶セルロースは、原料成分または組成割合が異なる2種以上を組み合わせて使用することもできる。
この表面処理結晶セルロースの20℃、1重量%水溶液の粘度は、通常、ブルックフィールド型回転粘度計、ローターNo.1使用、20rpm/分の回転速度で測定して5〜100mPa・sである。
また、この表面処理結晶セルロースの分散後の平均粒径は、通常、レーザー回折/散乱式粒度分布計で測定して好ましくは3〜10μmである。
本発明の口腔用組成物に前記の表面処理結晶セルロースと一緒に使用して、口腔内全体にわたって良好に分散させる成分としては、薬効成分、研磨剤、界面活性剤、香料、甘味剤などが挙げられる。これらの成分を口腔内全体にわたって良好に分散させることができれば、これら成分が有する作用をより広範囲の部位に、また長時間にわたって発揮させることができる。
このうち、薬効成分としては、例えば塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルピリジニウムなどの第四級アンモニウム塩、塩酸クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸アレキシジン、酢酸アレキシジン、グルコン酸アレキシジンなどのビグアニド系殺菌剤などのカチオン性殺菌剤;n−ラウロイルサルコシンナトリウムなどのアニオン性殺菌剤;トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール等の非イオン性殺菌剤;デキストラナーゼ、アミラ−ゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、溶菌酵素(リテックエンザイム)、プロテアーゼなどの酵素;酸化亜鉛、塩化亜鉛などの亜鉛化合物;レチノールなどのビタミンA、リボフラビンなどのビタミンB2、ピリドキシンなどのビタミンB6、シアノコバラミンなどのビタミンB12;酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロールなどのビタミンE誘導体;モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化アンモニウム、フッ化第一スズなどのフッ素化合物;アミノ酸、コラーゲン類、イプシロンアミノカプロン酸、アラントインおよびその誘導体、ジヒドロコレステロール、グリチルリチン酸塩類、グリチルレチン酸、グリセロホスフェート、クロロフィル、硝酸カリウム、塩化ナトリウムなどが挙げられる。これら薬効成分は単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、各薬効成分が目的の薬効を奏すると通常考えられる量である。
また、研磨剤としては、例えば研磨性沈降シリカ、研磨性ゲルシリカなどの研磨性シリカ、リン酸水素カルシウム・二水和物および無水和物、リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、軽石(パミス)、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ポリメタクリル酸メチル、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウム、ハイドロキシアパタイト、合成樹脂などが挙げられる。これらの中でも、研磨性シリカ、リン酸水素カルシウム・二水和物および無水和物、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウムおよびハイドロキシアパタイトが好ましく、研磨性シリカ、リン酸水素カルシウム・二水和物および無水和物、および酸化アルミニウムがより好ましく、研磨性シリカが最も好ましい。これらの研磨剤は単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して4〜40重量%である。
また、界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウムなどのアルキル基の炭素数が8〜18程度の高級アルキル硫酸エステル塩;N−長鎖アシルアミノ酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸ナトリウムモノグリセライドモノサルフェート、N−メチル−N−パルミトイルタウライド、N−アシルサルコシンナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナトリウムなどのアニオン性界面活性剤などが挙げられる。また、前記アニオン性界面活性剤以外にも一般的に口腔用組成物に用いられる界面活性剤を用いることができ、このような界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラウリン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、アルキルグルコシド(例えばアルキル鎖:C8〜C16程度)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例えば脂肪酸部分のアルキル鎖:C8〜C16程度)、ショ糖脂肪酸エステル(例えば脂肪酸部分のアルキル鎖:C8〜C16程度)などの非イオン性界面活性剤;N−アルキルジアミノエチルグリシン、アルキルベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン(例えば脂肪酸部分のアルキル鎖:C8〜C16程度)、アルキルスルホベタイン、アルキルベタインイミダゾリニウムベタインなどの両性界面活性剤;塩化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルジメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤などが挙げられる。これらの界面活性剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して0.001〜5重量%である。
また、香料としては、例えばメントール、カルボン、アネトール、バニリン、ベンジルサクシネート、オイゲノール、サリチル酸メチル、リモネン、オシメン、n−デシルアルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、メチルアセテート、シトロネリルアセテート、メチルオイゲノール、シネオール、リナロール、エチルリナロール、チモール、タイム、ナツメグ、スペアミント油、ペパーミント油、スターアニス油、フェンネル油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、ピメント油、珪藻油、シソ油、冬緑油、丁子油、ユーカリ油、バジル油、ティーツリー油、タバナ油などが挙げられる。これら香料は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して0.01〜5重量%である。
また、甘味剤としては、例えばサッカリン、サッカリンナトリウム、ステビアエキス、ステビオサイド、アセスルファームK、グリチルリチン、グリチルリチン酸塩類、ペリラルチン、タウマチン、アスパルチルフェニルアラニンメチルエステル、キシリトール、パラチノース、還元パラチノース、エリスリトール、マルチトールなどが挙げられる。これら甘味剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して0.001〜50重量%である。
本発明の口腔用組成物には、口腔内の全体にわたって良好に分散させることを目的とする上記の成分の他に、粘結剤、湿潤剤、pH調整剤、保存料、着色剤または色素、水など通常の口腔用組成物に配合される成分を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
粘結剤としては、例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース塩などのセルロース誘導体、キサンタンガムなどの微生物産生高分子、カラヤガム、デキストリン、カラギーナン、トラガントガム、アラビヤガム、ジェランガムなどの天然高分子または天然ゴム類、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの合成高分子、増粘性シリカ、ビーガムなどの無機粘結剤などや、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースなどのカチオン性粘結剤などが挙げられる。これら粘結剤は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して0.001〜10重量%である。
湿潤剤としては、グリセリン、ソルビット、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチット、還元パラチノースなどを単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して0.01〜90重量%である。
pH調整剤としては、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、ピロリン酸、乳酸、酒石酸、グリセロリン酸、酢酸、硝酸、ケイ酸、グルコン酸、マレイン酸、アスパラギン酸、コハク酸、グルクロン酸、フマル酸、アジピン酸、グルタミン酸、またはこれらのナトリウム塩やカリウム塩などの化学的に可能な塩や塩酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ケイ酸ナトリウムなどが挙げられる。これらのpH調整剤は、口腔用組成物のpHが5〜9の範囲となるように、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して0.01〜5重量%である。
保存料としては、安息香酸ナトリウムなどの安息香酸塩;メチルパラベン、ブチルパラベンなどのパラベン類などが挙げられる。これらの保存料は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して0.01〜3重量%である。
さらに、着色剤または色素としては、酸化チタン、グンジョウ、コンジョウなどの顔料、青色1号、赤色3号、赤色104号、赤色202号、赤色226号、黄色4号、黄色203号などの法定色素などが挙げられる。これらの着色剤または色素は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の口腔用組成物は、30℃における粘度が通常5〜50Pa・s、好ましくは5〜20Pa・s、さらに好ましくは7〜15Pa・sであり、本発明の効果を損なわない範囲で、練歯磨剤を含む歯磨剤、ジェル、口腔用パスタ、クリームなどの形態に処方化することができ、形態に応じてチューブ、ポンプ、スクイズボトルなどの容器に収容することができる。
本発明の口腔用組成物(特に練歯磨組成物)をポンプ容器で用いる場合、30℃における粘度が5〜20Pa・sに調製されることが好ましい。この粘度範囲における歯磨組成物は低粘度領域に属するものである。すなわち、通常の練歯磨組成物は20Pa・sを超えるが、本発明においては粘度範囲を20Pa・s以下にすることにより有効成分の分散性を向上させることができる。既存の歯磨組成物において、単に粘度を低下させただけでは歯磨組成物は保形性が得られないが、本発明は表面処理された結晶セルロースを配合させることにより低粘度領域での保形性を達成させつつ分散性も向上させたものである。しかしながら、粘度が5Pa・sより小さくなると、十分な保形性が得ることができない。
練歯磨剤の容器としてラミネートチューブ、アルミチューブといったチューブ容器が一般に使用されている。これらのチューブ容器は使用者が手で本体に圧縮力を加えることにより容器口部から内容物が吐出される機構を有するが、使用する人ごとに使用量が異なったり、同一の使用者であっても使用時ごとに異なる量となったりする。歯磨剤、特に薬効成分を含有している歯磨剤においては、その有効量が口腔内に適用されることが重要であるが、チューブ容器においては1回当りの量を均一に調整することが困難であり、歯磨剤の量が少ない場合は十分な有効量が歯磨きに使用されないといった問題や、逆に歯磨剤の量が多い場合は有効量以上の薬剤が適用され経済性に欠けるといった問題がある。
ポンプ容器は1回の押し出し操作により、均一な量が吐出されるといった利点があり、上記のような1回量が不均一であるといった問題については解決できる。しかしながら、練歯磨剤を、シャンプーなどの汎用のポンプ容器に入れたとしても、練歯磨剤は付着性、粘性があり、また粉体を多く含有するといった特性を有しているため、ポンプ押し出し部の戻りが悪くなる、ポンプによる吐出ができなくなるといった不具合や、多量の残余薬剤が発生し、不経済であるという問題が生じている。したがって、練歯磨組成物の容器としてポンプ容器は使用されにくいといった現状がある。
しかしながら、本発明の歯磨組成物はポンプ容器に良好に保存、吐出され得るものである。本発明の歯磨組成物は低粘度および好適なチキソトロピー性であるため、ポンプの押し出しによって容易に吐出され、歯ブラシの上に乗せた際も形状が崩れたり、ブラシから垂れ落ちたりせず、ポンプ吐出部における乾燥による粉の付着が少ない。また、ポンプ容器内部においてもポンプ吸入口へ良好に集積され、ポンプからの吐出を容易にさせる。ポンプ容器においてはしばしば、引圧により内容物である歯磨剤がポンプ中のピストンを逆吸引し、ポンプ押し出し部の戻りが悪くなるといった不具合や、内容物が容器内もしくはポンプ機構内の一部で固化し、ポンプによる吐出ができなくなるといった不具合が生じる。しかしながら、本発明の歯磨組成物は低粘度であるとともに、滑りがよいためこのような不具合が生じない。
ポンプ容器の種類は特にこだわらないが、不撓性の外層と可撓性の内層の少なくとも二層からなり、内容物の吐出に従って内層が圧縮され内容物封入部に空気が入らない構造(デラミ構造)が好ましい。このような構造にすることにより、手指の押圧で容易に内容物を吐出でき、空気との接触が少ないため開封後も薬効成分を安定に保持することができる。

つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、これは説明することを目的とするものであって、本発明をこれらに限定することを意図するものではない。
試験例1 組成物の保形性および曳糸性
口腔用組成物の調製
本発明に使用する表面処理結晶セルロースを使用した口腔用組成物(実施例1)と、同じ原料および配合組成で結晶セルロースおよび水溶性物質を単体で使用した口腔用組成物(比較例1)を下記の表に示す処方に従って調製した。
調製した口腔用組成物はラミネートチューブに充填して保形性および曳糸性を試験した。
Figure 2008059881
保形性評価
吐出口径3mmのキャップをラミネートチューブの口に取り付け、保形性測定器(ワイヤーを異なる間隔で桟状に並べた長方形の金属ラック)のワイヤー上に横たわるように口腔用組成物を吐出し、所定時間経過後に口腔用組成物が切れ落ちなかった最大ワイヤー間距離を測定した。測定は1の処方につき5回繰り返し、平均ワイヤー間距離を算出した。
曳糸性評価
調製した口腔用組成物50mLをビーカーにとり、直径16mmのステンレス球を組成物上面から8mmの位置まで押し込み、そのステンレス球を1000mm/分の速度で上昇させ、ステンレス球に付着した口腔用組成物を糸引きさせ、その糸が切れた際のステンレス球の位置と組成物上面との距離を測定した。それらの結果を合わせて表1に示す。
表1の結果から明らかなように、実施例1の口腔用組成物は、比較例1の口腔用組成物と比較して高い保形性および低い曳糸性を示すことが明らかとなった。
試験例2 成分の分散性
口腔用組成物の調製
本発明に使用する水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを使用した口腔用組成物(実施例2)、および、同じ原料で、同等の保形性となるように結晶セルロースおよび水溶性物質を単体で使用した口腔用組成物(比較例2)を下記の表2に示す処方に従って調製した。
Figure 2008059881
表2の結果から明らかなように、同等の保形性を有するように調製した口腔用組成物でも、実施例2の口腔用組成物は比較例2の口腔用組成物と比較して顕著に低い曳糸性を有し、粘度が低くなることが明らかとなった。
分散性試験1
試験容器に調製した実施例2および比較例2の口腔用組成物4gを採取し、それに人工唾液(50mM KCl、1mM KHPO、1mM CaCl、0.1mM MgCl)12mLを加え、振盪機(250回/分)で5秒〜5分間振盪した。振盪後に得られた液を濾過し、これをメタノールで25mLにしてメンブレンフィルターで再度濾過し、その濾液を試料溶液とした。それとは別に、口腔用組成物の4倍スラリー液2mLをメタノールで25mLにし、メンブレンフィルターで濾過した濾液を標準溶液とした。各溶液の塩化セチルピリジニウムをHPLCで定量し、濾過した溶出率(%)=(試料溶液中の塩化セチルピリジニウム)/(標準溶液中の塩化セチルピリジニウム)を算出した。その結果を表3に示す。
Figure 2008059881
表3の結果から明らかなように、実施例2の口腔用組成物は振盪5秒後から分散性が高まり、5分後には完全に分散することが判明した。一方、比較例2の口腔用組成物は分散性が低く、実施例2の口腔用組成物が完全に分散した5分後においても11%しか分散していなかった。
口腔用組成物の調製
本発明に使用する水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを使用した口腔用組成物(実施例3および4)、および、同じ原料で、同等の保形性となるように結晶セルロースおよび水溶性物質を単体で使用した口腔用組成物(比較例3)を下記の表4に示す処方に従って調製し、保形性、曳糸性および粘度を上記した方法で測定した。
Figure 2008059881
表4の結果から明らかなように、水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを口腔用組成物に配合した場合、各々の原料を単体で配合した口腔用組成物と比較して同じ保形性を有する場合においても粘度が低くなり、曳糸性が抑えられることが示された。
また、分散性試験1と同様にして実施例3および4ならびに比較例3の口腔用組成物における有効成分塩化セチルピリジニウムの分散性を評価した。その結果を表5に示す。
Figure 2008059881
表5の結果から明らかなように、実施例3および4の口腔用組成物は振盪5秒後から分散性が高まり、3分後には大部分が分散することが判明した。一方、比較例3の口腔用組成物は分散性が低く、実施例3の口腔用組成物がほぼ完全に分散した3分後においても61%しか分散していなかった。
分散性試験2
より短い振盪時間における分散性の差を比較するために振盪機の回転数を320回/分に変化させる以外は同様の条件下で、実施例2および比較例2の口腔用組成物の各々の有効成分の分散性について検討した。その結果を表6に示す。
Figure 2008059881
表6の結果から明らかなように、実施例2の口腔用組成物では振盪直後から分散性が高まり、口腔内に適用した際に種々の配合成分を口腔内全体にわたって素早く分散することができるため、良好な使用感で使用することができ、種々の成分が有する作用を十分に発揮させ得ることが明らかになった。
試験例1および2の結果を総合的に考慮すると、本発明の水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを配合する口腔用組成物は、同じ原料成分を同じ比率および量で単独で配合した口腔用組成物と比較して、高い保形性および低い曳糸性を有することが示された。これらの実施例はいずれもポンプ容器に入れて押し出すことができ、ポンプ用の口腔用組成物としても好適である。
Figure 2008059881
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本発明は、種々の配合成分、特に薬効成分を口腔内患部に有効に作用させて疾患を予防または治療する効果を奏する薬用歯磨剤などの口腔用組成物として利用することができる。

Claims (13)

  1. 水溶性物質で表面処理された結晶セルロースを含む口腔用組成物。
  2. 該水溶性物質が水溶性高分子であることを特徴とする請求項1記載の口腔用組成物。
  3. 該水溶性高分子がカルボキシメチルセルロース塩、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、カラヤガム、デキストリン、カラギーナンおよびアルギン酸塩よりなる群から選択される1以上であることを特徴とする請求項2記載の口腔用組成物。
  4. 該表面処理された結晶セルロースが、結晶セルロースおよび水溶性物質を結晶セルロース:水溶性物質=1:1〜50:1(重量比)の比で含む請求項1−3のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
  5. 該水溶性高分子がカルボキシメチルセルロースナトリウムであって、結晶セルロース:カルボキシメチルセルロースナトリウム=3:1〜30:1(重量比)の比で表面処理された結晶セルロースを含む請求項4記載の口腔用組成物。
  6. 該水溶性高分子がキサンタンガムおよびデキストリンであって、結晶セルロース:キサンタンガムおよびデキストリン=3:1〜30:1(重量比)の比で含む請求項4記載の口腔用組成物。
  7. さらに、薬効成分を含む請求項1−6のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
  8. 該薬効成分が殺菌剤、酵素、亜鉛化合物、ビタミンおよびその誘導体、フッ素化合物、アミノ酸、コラーゲン類、イプシロンアミノカプロン酸、アラントインおよびその誘導体、ジヒドロコレステロール、グリチルリチン酸塩類、グリチルレチン酸、グリセロホスフェート、クロロフィル、硝酸カリウムおよび塩化ナトリウムよりなる群から選択される1種または2種以上である請求項7記載の口腔用組成物。
  9. 該薬効成分が塩化セチルピリジニウム、トリクロサン、ビタミンEおよびその誘導体、フッ化ナトリウム、トラネキサム酸およびグリチルリチン酸塩よりなる群から選択される1種または2種以上である請求項7記載の口腔用組成物。
  10. さらに、研磨剤を含む請求項1−9のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
  11. さらに、界面活性剤を含む請求項1−10のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
  12. 30℃における粘度が5〜20Pa・sである請求項1−11のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
  13. ポンプ容器から歯ブラシに吐出して使用する請求項1−12のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
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