JP2015522014A - 微結晶性セルロースおよびカルボキシメチルセルロースを含む高含水口腔用組成物 - Google Patents

微結晶性セルロースおよびカルボキシメチルセルロースを含む高含水口腔用組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、シリカ研磨剤、及び微結晶性セルロースおよびカルボキシメチルセルロースを含有する成分を含む高含水歯磨剤組成物、並びにその製造方法、及びその使用方法を提供する。

Description

(背景)
[0001] 高水量の練り歯磨きは、カスタムメイドのシリカ研磨剤などの成分の分量を下げることができるため望ましいが、それらは技術的に難しい。配合物中の水分レベルが20%より高い場合、フレーバー送達およびレオロジー特性は受け入れがたくなる場合があり、以下のようなコメントの原因となる:「水っぽい配合物、新鮮さが不十分なフレーバー、フレーバーが長く続かない」など。シリカは水と相互作用して練り歯磨きに嵩および主要部(body)を提供し、そして、フレーバー成分は吸着またはシリカと相互作用し得るという点で、シリカ研磨剤歯磨きは特有の難題を示す。より高レベルの水で粘性を高める増粘系が知られているが、それはフレーバーと干渉し得るし、特に練り歯磨きチューブまたは他の容器から押し出された後に、望ましいレオロジーを提供しない可能性がある。水分濃度を変更することはフレーバー/界面活性剤ミセルを変え、最終的にシリカおよび重合体成分、例えば天然/合成セルロースおよびカラギーナン、および湿潤剤とフレーバーの交互作用、ならびに歯磨剤のレオロジー特性を変えることと関係する。
[0002] セルロース・シックナー、例えば微結晶性セルロースおよびカルボキシメチルセルロースの混合物は一般に安価であり、それで、例えば我々の米国特許第5,601,803号に開示されるように、練り歯磨き配合物に使われている。しかしながら、そこに開示された配合物は比較的単純なものであり、単一のシリカ研磨剤系およびソルビトール/グリセリン/ポリエチレングリコール/水湿潤剤系を比較的低い含水量で含んでいる。微結晶性セルロースを含む特定の極めて高い水分量(水>50%)の歯磨き配合物が、2011年12月20日に出願した我々の同時係属出願PCT/US11/66093に記載されている。
[0003] 費用効果がよくて望ましいレオロジーおよびフレーバー送達を保持する高水量の練り歯磨き配合物に関するニーズが存在する。
PCT/US11/66093
(概要)
[0004] 我々は、微結晶性セルロースを高水量の歯磨き配合物に含ませることが、微結晶性セルロースを含まない対照の練り歯磨きと比較して、フレーバー送達およびレオロジープロフィールを大きく改善することを見出した。
[0005]したがって、本発明は、第1の実施形態において、重量あたり、
a. 30〜50%、例えば35〜45%の水;
b. 0.5%〜1.5%の、以下を含むフレーバー送達およびレオロジー特性を高めるための成分:
b1.80%〜90%の微結晶性セルロース;および、
b2.10%〜20%のカルボキシメチルセルロースまたはその塩;
ここで、b1.およびb2.の重量パーセントは、その成分総重量に基づく;および
c.有効量のシリカ研磨剤、例えば10〜30%、例えば15〜25%。
を含む歯磨き組成物(組成物1)を提供する。
[0006] 組成物1は、例えば、界面活性剤、起泡剤、ビタミン、ポリマー、酵素、湿潤剤、シックナー、抗菌剤、防腐剤、香味料、着色剤および/またはそれらの組合せをさらに含んでもよい。
[0007] 該組成物の特性は、他の成分を添加する前に微結晶性セルロースを最初に水中に分散させた場合に改善される。したがって、本発明は、他の成分の添加の前に微結晶性セルロースまたは微結晶性セルロースおよびカルボキシメチルセルロースの混合物を水中に分散させること、例えば80〜90%の微結晶性セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物を水中に分散させること、次いで付加的なカルボキシメチルセルロースナトリウムおよび組成物1の他の成分を混合することを含み、例えば、ここで、80〜90%の微結晶性セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物は最終製品の0.7〜1.2%に相当する分量である、組成物1の歯磨剤組成物の製造方法をさらに提供する。
[0008] 本発明は、歯を清掃して、プラークを低減させ、歯肉炎を低減させ、う蝕および窩洞の形成を防止し、及び象牙質知覚過敏症を低減させるために本発明の組成物(例えば、組成物1)を使用する方法であって、組成物1を用いて歯をブラシがけすることを含む方法をさらに提供する。
[0009] 本発明の応用性のさらなる領域は、以下に提供される詳しい説明から明らかとなるであろう。詳しい説明および具体的な実施例は、本発明の好ましい実施形態を示すものであるが、単なる例示を目的とするものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではないことは理解されるべきである
(詳細な説明)
[0010] 以下の好ましい実施形態(複数の実施形態)に関する説明は、性質上単なる例示であり、いかようにも本発明、その応用もしくは使用を限定することを意図するものではない。
[0011] したがって、本発明は、第1の実施形態において、重量あたり、
a.30〜50%、例えば35〜45%の水;
b.以下を含む、0.5%〜1.5%のフレーバー送達およびレオロジー特性を高めるための成分:
b1.80%〜90%の微結晶性セルロース;および、
b2.10%〜20%のカルボキシメチルセルロースまたはその塩;
ここで、b1.およびb2.の重量パーセントは、その成分総重量に基づく;および
c.シリカ研磨剤の有効量、例えば10〜30%、例えば20%
を含む歯磨剤組成物(組成物1)を提供する。
本発明の実施形態は、限定するものではないが、以下を含む:
1.1.さらに合成アニオン性重合体ポリカルボン酸塩を含む組成物1。
1.2.アニオン性ポリマーがマレイン酸無水物または酸と別の重合性エチレン性不飽和モノマーとの1:4〜4:1のコポリマーである前述の組成物。
1.3.アニオン性ポリマーが約30,000〜約1,000,000の、例えば約300,000〜約800,000の平均分子量(M.W.)を有するメチルビニルエーテル/無水マレイン酸(PVM/MA)コポリマーである前述の組成物。
1.4.アニオン性ポリマーが組成物の重量の約1〜5、例えば約2%である前述の組成物のいずれか。
1.5.シリカ研磨成分が、(a)5ミクロン未満、例えば3〜5ミクロン、例えば約4ミクロン、例えば3.95ミクロンのd50を有するシリカ研磨剤粒子の第1集団、および(b)8ミクロンを超える、例えば8〜13ミクロンのd50を有するシリカ研磨剤粒子の第2集団を含み、ここで、第1集団の第2集団に対する重量比は1:2〜1:4、例えば約1:3である、前述の組成物のいずれか。
1.6.有効量のフッ化物をさらに含む前述の組成物のいずれか、例えば、ここで、該フッ化物は、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、アミンフルオリド(例えば、N’−オクタデシルトリメチレンジアミン−N,N,N’−トリス(2−エタノール)−ジヒドロフルオライド)、アンモニウムフルオリド、フッ化チタン、ヘキサフルオロ硫酸塩およびそれらの組合せから選択される塩である、組成物。
1.7.遊離形または経口上許容される塩形のL−アルギニンを、例えば象牙質知覚過敏症および/またはプラーク蓄積を低減させるのに有効な量、例えば1〜10%を含む前述の組成物のいずれか。
1.8.緩衝剤、例えばリン酸ナトリウム緩衝剤(例えば、一塩基リン酸ナトリウムおよびリン酸二ナトリウム)を含む前述の組成物のいずれか。
1.9.例えば、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリトールおよびそれらの混合物から選択される湿潤剤、例えば少なくとも20%、例えば20〜40%、例えば25〜35%のグリセリンを含む前述の組成物のいずれか。
1.10.例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、および非イオン性界面活性剤およびそれらの混合物から選択される1つまたはそれ以上の界面活性剤を、例えばアニオン性界面活性剤、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムエーテル、およびそれらの混合物から選択される界面活性剤を、例えば重量あたり約0.3%〜約4.5%の量で、例えば1〜2%のラウリル硫酸ナトリウム(SLS)を含む、前述の組成物のいずれか。
1.11.さらに、1つまたはそれ以上の多糖類ガム(polysaccharide gum)、例えばキサンタンガムまたはカラギーナン、シリカシックナーおよびそれらの組合せの粘性を改変する量を含む前述の組成物のいずれか。
1.12.ガムストリップまたはガム片を含む前述の組成物のいずれか。
1.13.さらに香味料、フレグランスおよび/または着色剤を含む前述の組成物のいずれか。
1.14.有効量の1つまたはそれ以上の抗菌剤、例えば緑茶またはウーロン茶、オレガノ、オウレン、クランベリーおよび他のツツジ科植物、スイカズラ、ブドウの種、ミロバラン、ローズマリー、イースト・インディアン・ウォールナット(east Indian walnut)、インドセンダン、ニルーリ(niruri)および松樹皮から単離された抽出物を含むがこれに限定されない天然の抽出物から選択される抗菌剤を含む、前述の組成物のいずれか。既知の抗菌剤である他の天然抽出物は国際化粧品原料辞書およびハンドブック(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、第10版(2004)に列記されるものがあり、以下の抽出物を含む。ブドウの種は、ビニフェラ種(Vitis Vinifera)の種から取り出される。ミロバラン(Myrobalan)は、ターミナリア・ベリリカ(Terminalia Bellerica)果物から好ましくは抽出される。マンネンロウ(Rosmarinus Officinalis)の葉を分離して、ローズマリー抽出物を作製する。松樹皮抽出物は、マツ属カイガンショウ(Pinus Pinaster)(カイガンショウ:Maritime pine)の樹皮(木皮)から、好ましくは抽出される。イースト・インディアン・ウォールナット(Albizia Lebbek)の葉が抽出のために用いられる。インドセンダンまたはインドセンダン植物(Melia Azadirachta)の樹皮抽出物は、既知の抗菌性成分である。ニルーリ(Niruri)またはフィランサス・ニルーリ(Phyllanthus Niruri)抽出物は、既知の抗菌性抽出物でもある。マグノロール、テトラヒドロマグノロール、ブチルマグノロール、ホオノキオールおよびテトラヒドロホノキオールも抗菌剤として含まれる。本発明での使用に適切な抽出物は、植物のいずれか部分、例えば葉、茎、木皮、パルプ、種、果肉、ジュース、根およびそれらの混合物から得ることができる。抽出物は、葉、パルプおよび種から、より好ましくは葉、花または木皮から得ることが好ましい。口腔用組成物における付加的な抗歯垢形成剤、例えば抗菌剤として有用である抗菌性活性化合物を含有する天然抽出物は、哺乳動物での使用に安全かつ適切でなければならない。
1.15.当業者には既知の非イオン性およびアニオン性試薬も含む1つまたはそれ以上の抗菌剤の有効量を含む前述の組成物のいずれか。非イオン性試薬の例は、実質的に不水溶性の非カチオン性抗菌剤を含む。例えば、そのような抗菌剤は、アルキルフェノキシ・フェノール;シクロアルキル−フェノキシフェノール;9,10−ジヒドロフェナントレノール(dihydrophenanthrenol);アルキルフェノール;シクロアルキル−フェノール;フェノール化合物;ハロゲン化カルバニリド;ハロゲン化サリチルアニリド;安息香酸性エステル;ハロゲン化ジフェニル・エーテルおよびそれらの混合物を含む。非イオン物質抗菌剤アルキルフェノキシ・フェノールまたはシクロアルキル−フェノキシフェノールまたは−9,10−ジヒドロフェナントレノール(dihydrophenanthrenol)は、ヒドロキシル基に対して、2−位にアルキルまたはシクロアルキル基、好ましくはtert−ブチル(t−ブチル)を、及び4−位および5−位の一方または両方に置換基を含有し、そのうち1つはフェニルでもよく、またはその2’、3’および/または4’置換されたアルキルもしくはシクロアルキル・フェニル、好ましくは4’−t−ブチルフェニルを含有する非カチオン性抗菌性フェノール、又はその2−位または3−位にヒドロキシル置換基、および該2−位および3−位の他におよび他の環の少なくとも1つにアルキルもしくはシクロアルキル、好ましくはt−ブチル置換基を含有するフェナントレンを含み、そして、1998年3月3日に発行されたストリンガーらに対する米国特許第5,723,500号に記載されている。不水溶性非イオン性抗菌性アルキルフェノールまたはシクロアルキル−フェノールは、ヒドロキシル基に対して、その2−位にアルキルまたはシクロアルキル基、好ましくはtert−ブチル(t−ブチル)を、及びその4−位および5−位の一方または両方に置換基を含有し、その一方または両方がアルキルまたはシクロアルキルであってよく、好ましくは、1つはt−ブチルであるフェノールを含み、例えば1999年6月15日のストリンガーらの米国特許第5,912,274号に記載されたものを含む。本文中で有用なもののなかでフェノール化合物は、フェノールおよびそのホモログ、モノおよびポリ・アルキルおよび芳香族ハロフェノール、レゾルシノールおよびその誘導体、並びにビスフェノール化合物、例えば、1994年11月29日に発行されたGaffarらの米国特許第5,368,844号に開示されたものを含む。特定の好ましいフェノール化合物は、n−ヘキシル・レゾルシノールおよび2,2’−メチレンビス(4−クロロ−6−ブロモフェノール)である。例示的なハロゲン化カルバニリド、ハロゲン化サリチルアニリドおよび安息香酸エステルは、1998年7月7日に発行されたGaffarらの米国特許第5,776,435号に開示されている。ハロゲン化カルバニリドは、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、3−トリフルオロメチル−4,4’−ジクロロカルバニリドおよび3,3’,4−トリクロロカルバニリドを含む。ハロゲン化サリチルアニリドは、4’5−ジブロモサリチルアニリド、3,4’,5−トリクロロサリチルアニリド、3,4’,5−三臭化サリチルアニリド、2,3,3’,5−四クロロサリチルアニリド、3,3’,5−四クロロサリチルアニリド、3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチル・サリチルアニリド、5−n−オクタノイル−3’−トリフルオロメチル・サリチルアニリド、3,5−ジブロモ−4’−トリフルオロメチル・サリチルアニリド、3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロ・メチル・サリチルアニリド(フルオロフェン:Fluorophene)およびそれらの混合物を含む。安息香酸エステルは、メチル−p−安息香酸エステル、エチル−p−安息香酸エステル、プロピル−p−安息香酸エステルおよびブチル−p−安息香酸エステルを含む。特に適切な非イオン性抗歯垢形成抗菌剤は、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニル・エーテル(トリクロサン)および2,2’−ジヒドロキシ−5,5’−ジブロモジフェニル・エーテルを含む群より選択されるジフェニル・エーテルである。トリクロサンは、付加的な抗菌剤として使用するのに特に適切である。
1.16.式(I):
Figure 2015522014
(ここで、RおよびRはそれぞれ独立して(C−C)アルキルまたは(C−C)アルケニルである)の化合物またはその塩を含む1つまたはそれ以上の抗菌剤の有効量および担体を含む前述の組成物のいずれか。特定の実施形態において、組成物は、抗菌上有効な量の式(I)の化合物またはその塩および経口上許容される担体を含むオーラルケア組成物である。他の実施形態において、組成物は、抗菌上有効な量の式(I)の化合物またはその塩のおよび皮膚科学上許容される担体を含む。特定の実施形態において、RおよびRは、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、2−メチル−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、t−ペンチルおよびヘキシルから独立して選択される。他の実施形態において、RおよびRは、同一であり、両方とも(C−C)アルキルまたは(C−C)アルケニルである。特有の実施形態において、RおよびRは両方ともn−プロピルであり、および式(I)の化合物は、以下の構造:
Figure 2015522014
を有する化合物(3)である。
1.17.さまざまな実施形態において、本発明の口腔用組成物に添加される付加的な抗歯垢形成抗菌剤は、活性物質化合物の濃度および歯磨剤組成物の形に応じて、約0.0001%〜約10%、好ましくは約0.001%〜約5%、より好ましくは約0.01%〜約3%を含む。
1.18.トリクロサンの抗菌上有効な量、例えば0.1〜0.5%、例えば約0.3%を含む前述の組成物のいずれか。
1.19.ホワイトニング剤、例えば過酸化物、金属クロライト(metal chlorite)、過ホウ酸塩、過炭酸塩、ペルオキシ酸、ヒポクロリットおよびそれらの組合せからなる群より選択されるホワイトニング剤をさらに含む前述の組成物のいずれか。
1.20.過酸化水素または過酸化水素源、例えば、過酸化尿素または過酸化物塩または錯体(例えば、過酸化リン酸塩(peroxyphosphate)、過酸化炭酸塩(peroxycarbonate)、過ホウ酸塩、過酸化ケイ酸塩(peroxysilicate)または過硫酸塩;例えば過酸化リン酸カルシウム(calcium peroxyphosphate)、過ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム過酸化物(sodium carbonate peroxide)、過酸化リン酸ナトリウムおよび過硫酸カリウム)をさらに含む前述の組成物のいずれか;
1.21.細菌の付着を干渉または妨げる試薬、例えばソルブロール(solbrol)またはキトサンをさらに含む前述の組成物のいずれか。
1.22.さらに(i)カルシウム・ガラス複合体、例えばカルシウム・ナトリウムリン酸ケイ酸塩、および(ii)カルシウム・タンパク質複合体、例えばカゼイン・リンペプチド・アモルファス・リン酸カルシウムから選択されるカルシウムおよびリン酸塩の源を含む前述の組成物のいずれか。
1.23.さらに、例えば、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウムおよびそれらの組合せから選択される可溶性のカルシウム塩を含む前述の組成物のいずれか。
1.24.さらに、生理学的に又は経口上許容されるカリウム塩、例えば硝酸カリウムまたは塩化カリウムを、象牙質知覚過敏症を低減するのに有効な量で含む前述の組成物のいずれか。
1.25.さらに呼吸清涼剤、フレグランスまたは香味料を含む前述の組成物のいずれか。
1.26.(i)歯の過敏症を低減させる、(ii)プラーク蓄積を低減させる、(iii)脱灰を低減または防止し、そして歯の再石灰化を促進する、(iv)口腔における微生物バイオフイルムの形成を防止する、(v)歯肉炎を低減または防止する、(vi)口における疱疹または切り傷の治癒を促進する、(vii)酸産生細菌レベルを低下させる、(viii)非う蝕性および/または非プラーク形成性細菌の相対的なレベルを増加させる、(ix)う蝕の形成を低減または防止する、(x)例えば、定量的光誘導蛍光法(quantitative light−induced fluorescence:QLF)または電気的う蝕測定法(electrical caries measurement:ECM)によって検出されるような、エナメルのう蝕前の病変を低減し、修復または防止する、(xi)ドライマウスを処置、軽減または低減する、(xii)歯および口腔を清掃する、(xiii)浸食を低減させる、(xiv)歯を白くする;および/または(xv)例えば、口内組織を介する全身感染の可能性を低下させることによって、心血管健康を含む全身健康状態を促進するために、例えばブラシがけによる口腔への適用に有効な前述の組成物のいずれか。
1.27.前述の組成物のいずれかに記載した成分を組み合わせることによって得られた、または得られうる組成物。
1.28.他の成分と組合せる前に、微結晶セルロースまたは微結晶セルロースおよびカルボキシメチルセルロースの混合物を水中で予め混合することによって得られた、または得られうる、例えば、80〜90%の微結晶セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物を水中に分散させ、次いで、付加的なカルボキシメチルセルロースナトリウムおよび他の成分を混合することによって得られた、または得ることができ、例えば、ここで、80〜90%の微結晶セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物は、最終製品の0.7〜1.2%に相当する分量である、前述の組成物のいずれか。
1.29.以下をさらに含む組成物1:
e. 25〜35%のグリセリン
f. 1〜3%のPVM/MVコポリマー
g. 0.1〜0.5のトリクロサン。
1.30.以下の成分のいずれか、幾つか又はすべてを重量基準で含む前述の組成物のいずれか:
グリセリン 25〜35%、例えば、約30%
水 30〜50%、例えば、35〜45%
PVM/MAコポリマー 1〜3%、例えば、約2%
水酸化ナトリウム 0.1〜1%、例えば約0.6%
フッ化ナトリウム 0.1〜0.5%、例えば、約0.32%
甘味料、例えばサッカリンナトリウム 0.1〜1%、例えば0.3%
トリクロサン 0.1〜0.5%、約0.3%
アニオン性界面活性剤、例えば、SLS 1〜2%
カルボキシメチルセルロース 0.5〜2、例えば、約1.1%
カラギーナン 0.1〜1%、例えば、約0.5%
シリカ研磨剤 15〜25%、例えば、約20%
シリカシックナー 1〜5%、例えば、約3%
二酸化チタン 0.1〜1%、例えば、約0.5%
フレーバー 0.5〜2%
80〜90%の微結晶セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物 0.7〜1.2%、例えば、約1%。
[0012] 本発明は、他の成分の添加の前に、微結晶セルロースまたは微結晶セルロースおよびカルボキシメチルセルロースの混合物を水中に分散させることを含む組成物1のいずれかの歯磨組成物を製造する方法をさらに提供し(以下、以上参照)、例えば、80〜90%の微結晶セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物を水中に分散させ、次いで、付加的なカルボキシメチルセルロースナトリウムおよび組成物1の他の成分を混合することを含み(以下参照)、例えばここで、80〜90%の微結晶セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物は最終製品の0.7〜1.2%に相当する分量である、製造方法を提供する。本発明は、そのプロセスに関する製品をさらに提供する。
[0013] 本発明は、例えば1日に1回またはそれ以上の回数、組成物1のいずれか(以下参照)を用いて歯をブラシがけすることによって、その必要のある個人の口腔に組成物1のいずれか(以下、以上参照)を適用することを含む、例えば(i)歯の過敏症を低減させる、(ii)プラーク蓄積を低減させる、(iii)脱灰を低減または防止し、そして歯の再石灰化を促進する、(iv)口腔における微生物バイオフイルムの形成を防止する、(v)歯肉炎を低減または防止する、(vi)口における疱疹または切り傷の治癒を促進する、(vii)酸産生細菌レベルを低下させる、(viii)非う蝕性および/または非プラーク形成性細菌の相対的なレベルを増加させる、(ix)う蝕の形成を低減または防止する、(x)例えば、定量的光誘導蛍光法(QLF)または電気的う蝕測定法(ECM)によって検出されるような、エナメルのう蝕前の病変を低減し、修復または防止する、(xi)ドライマウスを処置、軽減または低減する、(xii)歯および口腔を清掃する、(xiii)浸食を低減させる、(xiv)歯を白くする;および/または(xv)例えば口腔組織を介した全身感染症の可能性を低減することによって、心血管健康を含む全身健康を促進するために、本発明の組成物を使用する方法をさらに提供する。本発明は、これらの方法のいずれかに使用するための組成物1(以下参照)をさらに提供する。
[0014] 本発明は、例えば、必要とされるシリカ研磨剤の分量を低減するために、又は前述の方法のいずれかに使用するための、30〜50%の水を含む歯磨剤、例えば組成物1のいずれか(以下、以上参照)の製造における微結晶セルロースの使用をさらに提供する。本発明の別の実施形態において、歯磨剤は35〜45%の水を含む。本発明のさらに別の実施形態において、歯磨剤組成物はまた、20〜40%または25〜35%の分量のグリセリンを含有する。
[0015] 微結晶セルロース:微結晶セルロースは、様々な商業的供給源から入手可能である。1つの実施形態において、微結晶セルロースは、微結晶セルロースとカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物として、例えば80〜90%の微結晶セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウム(例えばFMCバイオポリマーのAvicel(アビセル)(登録商標)CL611−(約81.2%〜88.7%の微結晶セルロースおよび約11.3〜18.8%のカルボキシメチルセルロースナトリウム)−Avicel(登録商標)CL611の製品印刷物はAvicel(登録商標)CL611は、2.6%の開始使用濃度を推奨し;Avicel(登録商標)RC591については1.2%の使用濃度を推奨する)として提供される。
[0016] 活性薬剤:本文で使用される活性成分の有効濃度は、使用される特定の試薬および送達システムに依存し得る。練り歯磨きは、例えば使用時に典型的には水により希釈されるが、一方、マウスリンスは典型的には希釈されないことは理解される。しかるに、練り歯磨き中の活性物質の有効濃度は、通常、マウスリンスに要求されるよりも5〜15倍高い。その濃度は、選択される塩またはポリマーそのものにも依存する。例えば、活性薬剤が塩の形態で提供される場合、対イオンは塩の重量に影響し、その結果、もし対イオンがより重いならば、より多い重量の塩が最終製品における活性イオンの同一濃度を供するのに必要となろう。アルギニンは存在させる場合、消費者の練り歯磨きでは、(遊離塩基の重量として表して)約0.1〜約20重量%、例えば、約1〜10重量%、または専門家もしくは処方箋治療製品では約7〜20重量%レベルで存在させることができる。フッ化物は存在させる場合、例えば、約25〜約25,000ppm、例えば消費者の練り歯磨きについては約750〜約2,000ppm、または専門家または処方箋治療製品については約2,000〜約25,000ppmのレベルで存在させてよい。抗菌剤のレベルは、練り歯磨きに用いられるレベルがマウスリンスで用いられるよりも約5〜約15倍高いのと同じように、可変量であろう。例えば、トリコサン練り歯磨きは約0.3重量%のトリコサンを含有することができる。
[0017] フッ化物イオン源:オーラルケア組成物は、1つまたはそれ以上のフッ化物イオン源、例えば、可溶性フッ化物塩をさらに含むことができる。多種多様なフッ化物イオンを生じる物質を、本発明の組成物における可溶性フッ化物の源として使用することができる。適切なフッ化物イオンを生じる物質の例は、Brinerらに対する米国特許第3,535,421号; Parran、jr.らに対する米国特許第4,885,155号、及びWidderらに対する米国特許第3,678,154号にて見出される。代表的なフッ化物イオン源としては、限定されるものではないが、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化アミン、フッ化アンモニウム、およびそれらの組合せが挙げられる。ある実施形態においては、フッ化物イオン源としては、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、ならびにそれらの組合せが挙げられる。ある実施形態においては、フッ化物イオン源としては、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、ならびにそれらの組合せが挙げられる。ある実施形態においては、本発明のオーラルケア組成物は、約25ppm〜約25,000ppmのフッ化物イオン、一般には、少なくとも約500ppm、例えば、約500〜約2000ppm、例えば、1000〜約1600ppm、例えば、約1450ppmのフッ化物イオンを供給するのに十分な量のフッ化物イオンの源またはフッ素を与える成分を含有することもできる。フッ化物の適切なレベルは、特定の適用に依存するであろう。一般的な消費者の使用のための練り歯磨きは、典型的には、約1000〜約1500ppmを有し、小児練り歯磨きは幾分より少ない量を有するであろう。専門家適用のための歯磨剤またはコーティングは、約5,000ppmと同程度、又は25,000ppmのフッ化物さえ有し得る。フッ化物イオン源は、1つの実施形態では約0.01重量%〜約10重量%、またはもう1つの実施形態では約0.03重量%〜約5重量%、もう1つの実施形態では約0.1重量%〜約1重量%のレベルで本発明の組成物に加えることができる。フッ化物イオンの適切なレベルを提供するフッ化物塩類の重量は、明らかに、その塩における対イオンの重量に応じて異なるであろう。
[0018] 研磨剤:本発明の組成物、例えば組成物1(以下参照)はシリカ研磨剤を含み、そして、例えば付加的な研磨剤、例えば、リン酸カルシウム研磨剤、例えばリン酸三カルシウム(Ca(PO)、ヒドロキシアパタイト(Ca10(PO(OH))、または二水和リン酸二カルシウム(CaHPO・2HO、本文中DiCalと称することもある)またはピロリン酸カルシウム;炭酸カルシウム研磨剤;または、研磨剤、例えばメタリン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム、ケイ酸アルミニウム、か焼アルミナ、ベントナイトまたは他のケイ酸含有物質、あるいはそれらの組合せを含んでもよい。
[0019] シリカ研磨剤成分は(a)、5ミクロン未満、例えば、3〜5ミクロン、例えば約4ミクロン、例えば3.95ミクロンのd50を有するシリカ研磨剤粒子の第1の集団および(b)8ミクロン超、例えば8〜13ミクロンのd50を有するシリカ研磨剤粒子の第2の集団を含み、ここで、第1の集団の第2の集団に対する重量比は、1:2〜1:4、例えば約1:3であり、該第1の集団は、例えば、米国特許出願第2009/0186090号(その内容は引用によって本文中に含まれる)に記載のシリカ、例えば、PQ社のSorbosilAC43シリカであってよく;および、該第2の集団は、例えば、米国特許出願第2012/0100193号(その内容は引用によって本文中に含まれる)に記載のシリカ、例えば、W.R.GraceのSylodent VP5であってよい。
[0020] 粒度分布は、Malvernパーティクル・サイズ・アナライザー、モデル・マスターサイザー2000(または、相当するモデル)(Malvern Instruments社、Southborough、Mass.)を使用して測定されてよく、ここで、ヘリウム・ネオン・ガス・レーザービームは、シリカ、例えば水性溶液に懸濁されたシリカ・ヒドロゲル粒子を含有する透明なセルを通じて照射される。粒子に当たる光線は、粒子サイズに逆比例した角度に散乱される。光検出器は、いくつかの所定の角度で光量を測定する。測定された光束値と比例する電気信号は、次いで、例えばシリカ・ヒドロゲルの粒度分布を決定するために、試料および水性分散剤の屈折率によって規定される理論的な粒子から予測される散乱パターンに対して、マイクロコンピュータ・システムにより処理される。粒子サイズを測定する他の方法は、当分野で公知であり、また、本文中に記載の開示内容に基づいて、当業者は、本発明のシリカ粒子のメジアン粒子サイズ、平均粒子サイズおよび/または粒度分布を計算する方法を理解するであろう。
[0021] 5ミクロン未満のd50を有するシリカ研磨剤粒子の第1の集団は、1つまたはそれ以上の粒子が哺乳動物の象牙質細管内で嵌まり込み、それによって知覚された歯の過敏症を低減または防止できるように、該細管の平均の直径より大きくないメジアン粒子サイズを有する粒子を提供する。該粒子は、約2μm〜約4μmのメジアン粒子サイズ、約0.5μm〜約2μmのd10、及び約5μm〜約10μmのd90を有してもよい。本文中で用いられる、d10は、標本抽出された集団の閾値の10%である直径を有する粒子(すなわち、集団の10%がそのd10値に等しい又はより小さい)を意味し、そして、d90は、標本抽出された集団の閾値の90%である直径を有する粒子(すなわち、集団の90%がそのd90値に等しい又はより小さな)を意味する。別の態様において、シリカは、約3μm〜約5μmのメジアン粒子サイズ、約1.5μm〜約3μmのd10、及び約6μm〜約11μmのd90によって特徴づけられる粒子サイズを有する。1つの実施形態において、シリカ研磨剤粒子の第1の集団は、約3.95μmのd50(すなわち、シリカ粒子の集団の50%がそのd50値に等しい又はより小さい)を有する。1つの実施形態において、シリカ研磨剤粒子の第1の集団は、2.7〜4.0ミクロンの平均粒径(MALVERN MASTERSIZERにより決定した)、+45μmの篩残分、最大8.0%105℃での湿り喪失、最大14.0%の1000℃の強熱減量、及びpH5.5〜7.5の水性懸濁液を有する。1つの実施形態において、これらのシリカ粒子は、約600オングストロームまたはそれ未満の孔にて約0.45cc/gの多孔性を有する。
[0022] 8ミクロン超のd50を有するシリカ研磨剤粒子の第二の集団は、幾つかの実施形態において、堅い歯牙表面、例えば象牙質またはエナメル質に対してブラシがけされると破壊され又は砕け、比較的低いEinlehner硬度値、例えば4〜11を有するが、歯茎のようなより柔らかい組織に対してブラシがけされた場合には、その完全性を維持し、シリカ化合物の平均粒径は口腔で固い表面に適用された後に10%またはそれ以上にまで縮小され得る。Einlehner硬度は、当業者には既知のさまざまな手段によって決定され得る。例えば、Einlehner At−1000研摩器は、以下の様式で研磨剤粒子の硬度を測定することができる:Fourdrinier金属スクリーン、すなわち、銅または真鍮は重さを量り、そして、所定の回数の回転のために、研磨剤の懸濁液(例えば、研磨剤の10%水性懸濁液)の作用に暴露する。硬度値は、回転数、例えば100,000回転につきFourdrinierワイヤー・スクリーンの重量喪失(ミリグラム)として表される。このように、より低い値はより堅い物質に関連する。本発明において、本発明に利用されるシリカ研磨剤のEinlehner硬度は、真鍮のスクリーンを利用することによって決定される。100gのシリカを1Lの水に加え、そのスラリーは100,000または174,000回転で回転される。
[0023] 本文中で有用な他のシリカ研磨艶出し剤(abrasive polishing material)、並びに他の研磨剤、約0.1〜約30ミクロンの範囲、約5〜約15ミクロンの範囲にある平均粒径を一般に有する。シリカ研磨剤は、沈降シリカまたはシリカゲル、例えばPaderらに対する米国特許第3,538,230号、及びDigiulioに対する米国特許第3,862,307号に記載のシリカ・キセロゲルからのものであってよい。特定のシリカ・キセロゲルは、W.R.Grace&Co.DavisonChemicalDivisionにより商標名Syloid(登録商標)の下で売り出されている。沈降シリカ物質は、称号Zeodent115および119を有するシリカを含み、商標名Zeodentの下でJ.M.Huber社により売り出されている。これらのシリカ研磨剤は、Wasonに対する米国特許第4,340,583号に記載されている。特定の実施形態において、本発明に従うオーラルケア組成物の実地に有用な研磨剤物質は、100gのシリカあたり約100cc未満の油吸量、また、100gのシリカあたり約45cc〜約70ccの範囲の油吸量を有するシリカゲルおよび沈降アモルファスシリカを含む。油吸量は、ASTA Rub−Out法D281を用いて測定される。特定の実施形態において、シリカは、約3ミクロン〜約12ミクロン、および約5〜約10ミクロンの平均粒径を有するコロイド粒子である。本発明の実地に有用な低い油吸量のシリカ研磨剤は、Davison Chemical Division of W.R. Grace & Co., Baltimore, Md. 21203により取引称号SylodentXWA(登録商標)の下で売り出されている。Sylodent650XWA(登録商標)、29重量%の含水量、平均約7〜約10ミクロンの直径、及び100gのシリカあたり70cc未満の油吸量を有するコロイドシリカ粒子からなるシリカヒドロゲルは、本発明の実地に有用な低い油吸量のシリカ研磨剤の例である。
[0024] 起泡剤:本発明のオーラルケア組成物はまた、口腔をブラシがけしたときに、生成する泡の分量を増やす試薬を含んでもよい。泡の分量を増やす試薬の例示的な例は、限定するものではないが、ポリオキシエチレン、及びアルギン酸塩ポリマーを含むがこれに限定されない特定のポリマーである。ポリオキシエチレンは、本発明のオーラルケア担体成分により生成される泡の分量及び泡の厚みを増加させ得る。ポリオキシエチレンは、ポリエチレングリコール(「PEG」)またはポリエチレンオキシドとしても一般に知られている。本発明に適切なポリオキシエチレンは、約200,000〜約7,000,000の分子量を有する。1つの実施形態において、分子量は約600,000〜約2,000,000であってよく、及び別の実施形態において約800,000〜約1,000,000であってよい。Polyox(登録商標)は、Union Carbideによって生産される高分子量のポリオキシエチレンに関する商標名である。ポリオキシエチレンは、本発明のオーラルケア組成物のオーラルケア担体成分の重量あたり約1%〜約90%、1つの実施形態において約5%〜約50%、及び別の実施形態において約10%〜約20%の分量で存在してもよい。存在する場合、オーラルケア組成物(すなわち、一回量)における起泡剤の分量は、重量あたり約0.01〜約0.9%、重量あたり約0.05〜約0.5%、及び他の実施形態において重量あたり約0.1〜約0.2%である。
[0025] 界面活性剤:発明に有用な組成物は、アニオン性界面活性剤を含有してもよい、例えば:
i.高級脂肪酸モノグリセリド・モノ硫酸塩の水溶性塩、例えば水素添加ココナッツオイル脂肪酸のモノ硫酸化モノグリセリドのナトリウム塩、例えばN−メチルN−ココイル(cocoyl)タウレート(taurate)、硫酸ナトリウムココモノグリセリド、
ii.高級硫酸アルキル、例えばラウリル硫酸ナトリウム、
iii.高級アルキルエーテル硫酸塩、例えば、式:CH3(CH2)mCH2(OCH2CH2)nOSO3X、ここでmは6〜16であり、例えば10であり、nは1〜6であり、例えば、2、3または4であり、及びXはNaまたはKであり、例えば、ラウリル2−硫酸ナトリウム、(CH3(CH2)10CH2(OCH2CH2)2OSO3Na)
iv.高級アルキルアリールスルホン酸塩、例えばドデシル・ベンゼン硫酸ナトリウム(ラウリルベンゼン硫酸ナトリウム)
v.高級アルキルスルホ酢酸塩、例えばラウリル硫酸酢酸ナトリウム(ドデシル硫酸酢酸ナトリウム)、高級脂肪酸エステルの1,2ジヒドロキシプロパンスルホン酸塩、スルホコラウレート(N−2−エチル・ラウレート・カリウム・スルホアセトアミド)およびラウロイルサルコシンナトリウム)。
[0026] 「高級アルキル」により、例えば、C6〜30アルキルが意味される。特定の実施形態において、アニオン性界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムおよびラウリルエーテル硫酸ナトリウムから選択される。アニオン性界面活性剤は、有効な分量で、例えば配合物の重量あたり>0.01%で存在してよいが、口腔組織を刺激する濃度ではなく、例えば、<10%であり、および最適濃度は、特定の配合物および特定の界面活性剤に依存する。例えば、マウスウォッシュに使われる濃度は、典型的には、練り歯磨きに用いられる濃度の10分の1のオーダーである。1つの実施形態において、アニオン性界面活性剤は、練り歯磨き中に重量あたり約0.3%〜約4.5%、例えば約1.5%で存在する。本発明の組成物は、例えば、アニオン性界面活性剤、及びアニオン性でも、カチオン性でも、双性でも又は非イオン性であってもよい他の界面活性剤を含む、界面活性剤の混合物を場合により含有してもよい。一般に、界面活性剤は、広いpH範囲で合理的に安定なものである。界面活性剤は、例えば、Agricolaらに対する米国特許第3,959,458号;Haefeleに対する米国特許第3,937,807号;および、Gieskeらに対する米国特許第4,051,234号により完全に記載される。特定の実施形態において、本文中で有用なアニオン性界面活性剤は、アルキル基において約10〜約18の炭素原子を有する硫酸アルキルの水溶性の塩および約10〜約18の炭素原子を有する脂肪酸のスルホン酸化モノグリセリド(sulfonated monoglycerid)の水溶性の塩を含む。ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウムおよびヤシモノグリセリドスルホン酸ナトリウムはこのタイプのアニオン性界面活性剤の例である。特定の実施形態において、本発明の組成物、例えば組成物1(以下参照)は、ラウリル硫酸ナトリウムを含む。
[0027] 界面活性剤または適合性の界面活性剤の混合物は、本発明の組成物において、組成物の総重量あたり約0.1%〜約5.0%で、別の実施形態において約0.3%〜約3.0%で、及び別の実施形態において約0.5%〜約2.0%で存在し得る。
[0028] 香料添加剤:本発明のオーラルケア組成物は、香料添加剤を含んでもよい。本発明の実地で用いられる香料添加剤は、限定されるものではないが、精油ならびに種々の着香性アルデヒド、エステル、アルコール、および同様な物質が挙げられる。精油の例は、スペアミント、ペパーミント、冬緑油、サッサフラス、クローブ、セージ、ユーカリ、マヨラナ、シナモン、レモン、ライム、グレープフルーツおよびオレンジの油を含む。また、メントール、カルボンおよびアネトールなどの化学製品も有用である。特定の実施形態は、ペパーミントおよびスペアミントの油を用いる。例えば、香料添加剤は、重量あたり約0.1〜約5%の濃度で、例えば重量あたり約0.5〜約1.5%の濃度で口腔組成物に含ませてもよい。
[0029] ポリマー:本発明のオーラルケア組成物は、配合物の粘性を調整するための、又は他の成分の可溶性を高めるための付加的なポリマーを含んでもよい。そのような付加的なポリマーは、ポリエチレングリコール、多糖類(例えば、セルロース誘導体で、ある例えばカルボキシメチルセルロースまたは多糖類樹脂、例えばキサンタンガム、または、カラギーナンガム)を含む。酸性ポリマー、例えば、ポリアクリレートゲルは、それらの遊離形の酸または部分的に若しくは完全に中和された水溶性のアルカリ金属(例えば、カリウムおよびナトリウム)またはアンモニウム塩の形態で提供されてよい。
[0030] 水性媒体中で重合性の構造体またはゲルを形成するシリカシックナーは存在してもよい。シリカシックナーは非常に細かく分けられて、ほとんどあるいはまったく研磨剤作用を奏しないので、これらのシリカシックナーは、組成物にも存在する粒子のシリカ研磨剤とは物理的にも機能的にも異なっている点に留意すべきである。他の増粘剤は、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、ヒドロキシエチルセルロースおよびセルロースエーテルの水溶性の塩、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウムおよびカルボキシメチル・ヒドロキシエチルセルロースナトリウムである。カラヤゴム、アラビアゴムおよびトラガカントゴムなどの天然ガムも含まれていてよい。コロイド状ケイ酸アルミニウムマグネシウムも、組成物のテクスチャーをさらに改善するために増粘組成物の成分として使用されてよい。特定の実施形態において、増粘剤は組成物の総重量あたり約0.5%〜約5.0%の分量で使われる。
[0031] 本発明の組成物は、アニオン性ポリマーを、例えば約0.05〜約5%の分量で含んでもよい。特定の適用に関してではないが、本発明における有用な歯磨剤での使用が一般に知られている試薬は、米国特許第5,188,821号および第5,192,531号に開示されており;そして、合成アニオン性重合体ポリカルボン酸塩、例えば無水マレイン酸または酸と別の重合性エチレン性不飽和モノマーとの1:4〜4:1のコポリマー、好ましくは約30,000〜約1,000,000の、最も好ましくは約300,000〜約800,000の分子量(M.W.)を有するメチルビニルエーテル/無水マレイン酸を含む。これらのコポリマーは、例えばGantrez.、例えば、AN139(M.W.500,000)、AN119(M.W.250,000)、好ましくはISP Technologies,Inc.,Bound Brook,N.J.08805から入手可能なS−97製薬等級(M.W.700,000)を利用できる。促進剤は、存在する場合、重量あたり約0.05〜約3%の範囲の分量で存在する。他の作動性のポリマーは、無水マレイン酸とエチルアクリレート、メタクリル酸ヒドロキシエチル、N−ビニル−2−ピロリドンまたはエチレンとの1:1のコポリマーのようなポリマーを含み、後者は、例えばMonsantoEMA No.1103、M.W.10,000およびEMA Grade61として利用可能であり、およびアクリル酸とメチルまたはメタクリル酸ヒドロキシエチル、メチルまたはエチルアクリレート、イソブチルビニルエーテルまたはN−ビニル−2−ピロリドンとの1:1のコポリマーとして利用できる。一般には、活性化炭素−炭素オレフィン二重結合および少なくとも1つのカルボキシル基を含有する重合型オレフィン性またはエチレン性不飽和カルボン酸、即ち、カルボキシル基に関するアルファ−ベータ位における、または、末端のメチレン基の一部としてのモノマー分子中でのその存在のために、重合において容易に機能するオレフィン二重結合を含有する酸が適切である。そのような酸の例示は、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、アルファ−クロロアクリル酸、クロトン酸、ベータ−アクリルオキシプロピオン酸、ソルビン酸、アルファ−クロロソルビン酸、ケイ皮酸、ベータ−スチルアクリル酸、ムコン酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、アコニット酸、アルファ−フェニルアクリル酸、2−ベンジルアクリル酸、2−シクロヘキシルアクリル酸、アンゲリカ酸、ウンベル(umbellic)酸、フマル酸、マレイン酸および無水物である。そのようなカルボン酸モノマーと共重合可能な他の異なるオレフィンモノマーは、酢酸ビニル、塩化ビニル、マレイン酸ジメチル、及びその他の類似物を含む。コポリマーは、水溶性のための十分なカルボン酸塩基を含有する。ポリマー剤のさらなる種類は、置換型アクリルアミドのホモポリマーおよび/または不飽和スルホン酸およびその塩類のホモポリマーを含有する組成物、特にポリマーが、Zahidに対する1989年6月27日の米国特許第4,842,847号に記載される、約1,000〜約2,000,000の分子量を有するアクリルアミドアリカン(acrylamidoalykane)スルホン酸、例えば2−アクリルアミド2メチルプロパンスルホン酸から選択される不飽和スルホン酸類に基づく組成物を含む。ポリマー剤の別の有用な種類は、例えば、Sikesらに対する米国特許第4,866,161号に開示されるように、アスパラギン酸、グルタミン酸およびホスホセリンなどのアニオン性界面活性アミノ酸の一部を含有するポリアミノ酸を含む。
[0032] 水:比較的高いレベルの水が、本発明の口腔用組成物に存在する。商用の口腔用組成物の製造に用いられる水は、脱イオン化されており、有機不純物フリーでなければならない。該組成物における水分量は、他の物質に伴って導入される分量にさらに加えられる遊離水を含む。
[0033] 湿潤剤:口腔用組成物の特定の実施形態において、該組成物を空気への露出で硬くなることを防止するために湿潤剤を含むことも望ましい。特定の湿潤剤は、望ましい甘味またはフレーバーを歯磨剤組成物に与えることもできる。適切な湿潤剤は、食用の多価アルコール類、例えばグリセリン、ソルビトール、キシリトール、プロピレングリコールならびに他の多価アルコール、及びこれらの湿潤剤の混合物を含む。本発明の1つの実施形態において、主要な湿潤剤はグリセリンであり、5%またはそれ未満の他の湿潤剤と共に、25%を超えるレベル、例えば25〜35%、約30%のレベルで存在してもよい。
[0034] 他の任意成分:上記成分に加えて、本発明の実施形態は、様々な任意の歯磨成分を含んでよく、その幾つかを下記する。任意成分は、例えば、限定するものではないが、粘着剤、発泡剤(sudsing agent)、香料添加剤、甘味料、付加的な抗歯垢形成剤、研磨剤および着色剤を含む。これらのおよび他の任意成分は、Majetiに対する米国特許第5,004,597号;Agricolaらに対する米国特許第3,959,458号、及びHaefeleに対する米国特許第3,937,807号においてさらに記載され、すべて引用により本文中に組み込まれる。
[0035] 本明細書を通じて用いられるように、範囲はその範囲内にある各数値それぞれを表す短縮形として用いられる。該範囲内にある値はいずれも、該範囲の上限下限として選択され得る。加えて、本明細書中で引用されるすべての参考文献は、引用によりその完全な内容でここに含まれる。本開示の定義と引用の定義とに齟齬がある場合、本開示により調整される。
[0036] 特に明記しない限り、ここに、および本明細書中の他の箇所に示されるパーセンテージおよび量はすべて重量パーセントを意味すると理解されるべきである。所定の量は、物質の有効重量(active weight)に基づく。
[0037] 本発明の実施形態は、以下の実施例においてさらに記載される。当該実施例は単なる例示であり、下記または特許請求する本発明の範囲をいかようにも限定するものではない。
実施例
実施例1−試験配合物
[0038] 練り歯磨き基材は、天然セルロース(カラギーナン)、カルボキシメチルセルロース(CMC)および増粘シリカ(thickening silica)からなる増粘系(thickening system)と共に、約29%のグリセリンおよび37%の水を用いて調製される。試験プロトタイプは、対照配合物にAvicel CL611の3つの濃度、0.5%、0.7%および1%を添加することによって調製される:(Avicel CL611は、80〜90%の微結晶性セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物(FMC社から入手可能である)である。)。具体的な配合は以下の通りである:
Figure 2015522014
[0039] シリカ研磨剤は、小粒子シリカ(AC43シリカ)およびハイクリーニングシリカ(Sylodent VP5)の1:3の混合物である。フレーバー送達は、同じフレーバーを有する低含水の商用の配合物との比較で同様の評点を用いた2人の独立した専門家によって評価され、結果は以下のとおりである:
官能評価:歯磨き配合物からのフレーバー送達
Figure 2015522014
[0040] 0.5%のAvicelは少しの味覚改善も提供しない、0.7%は対照より良好であり、そして1%はフレーバー送達の有意な改善を有する。さらなるAvicelの添加は、対照と比較してより高い弾性、及びより高い粘性の結果になり、改善された絞り品質(squeezing quality)の結果となる。
[0041] 米国特許第5,601,803号に開示されるような従前の配合物は、非常に異なる湿潤剤システムを有する低含水の配合物、例えばソルビトール、グリセリンおよびポリエチレングリコールを含む12%の水、対、グリセリンおよびコポリマーを含む39%の水を含む。米国特許第5,601,803号に記載のガム分散プロセスは、ソルビトールまたは水/グリセリン混合物中で実施される。他の成分を添加する前に、より高い水系において単にAvicelだけを水に分散させることは非常に良好であることが分かる。0.7%は検討したバックボーンでフレーバー送達を改善するのに必要とされるAvicel CL611の最小限のレベルのようであり、1%は同一レベルのフレーバーを有する低量水の配合物に匹敵するフレーバー特性を有する最適なレベルである。
[0042] したがって、高含水配合の配合物Cは、より低含水の、それに相応してより高い固体の配合物に対して有意なコスト削減を提供しつつも、良好な性能、味覚およびレオロジーを与える。
実施例2−消費者試験
[0043] 性能および消費者許容性を確かめるために、消費者テストを行い、配合物BおよびCを、同じ香味料を含むがより低含水であり、より高い固体量で、より多くの研磨剤を含むが微結晶性セルロースを含まない類似の商用の配合物と比較した。インホーム・クラス分け試験は、2つのセル(Cell)を含んだ:テスト配合物BおよびC(新規の配合物)、対、現行の配合物。すべての回答者は、彼らの普段の練り歯磨きの代わりに、2つの製品(現行および新規)をそれぞれ10日(合計20日)試験する。同じ数の回答者が、1番目に各製品を試験する(50%は最初に現行の製品を試験し、50%は最初に新規の配合物を試験する)。
[0044] 配合は以下の通りである:
Figure 2015522014
ステージ1−募集、及び配置:
インタビューがオンラインで行われるオンライン回答者パネルの募集。
回答者は、「1回目に試行」および「2回目に試行」と明確に標識された現行のもの及び新規のものが郵送される。
ステージ2−第2の製品へ切り替えるためのリマインダー:
第1の製品の試行10日後に、回答者は、彼らに第2の製品に切り替えることを思い出させるために再び接触がもたれる。
ステージ3−最終的なオンライン回想(recall):
回答者は、試行した2つの製品に対する好みを収集するために、最終的なオンライン調査票に記入する。
回想調査票は、1つが自由回答形式の質問である約20の質問から成る。
サンプル組成物:
サンプルサイズ n=200(2つの各セルの回想ステージにて)
サンプル構成:
男女
性別:70%女性、30%男性
年齢 18〜65
18〜34=50%;35〜65=50%
社会等級に関する大まかな割当て−典型例(50% ABC1/50% C2DE)
自分自身で練り歯磨きを購入する責任を負う(直接または少なくともそのブランドを選択すること)
直近6ヵ月にオーラルケア研究に参加していない
全員1日に少なくとも2回自分の歯をブラシがけする
全員1年に少なくとも1回歯科医に行く
パーソナルケア製品に対する自己申告のアレルギーのある人々および妊娠または授乳している女性は除外される。
質問の分野
−全体的な好みおよび理由
−特性に関する好み
−指向性好み評点
[0045] 1% Avicelを含む新規の配合物は少なくとも全体的な好みに関して現行の商用配合物と同等であるが、一方で0.7%配合物はわずかに下回る、これは専門家による当初の評価を追認するものである。新規の配合物は共に少なくとも現行の配合物に対して「好きな味覚を有する」および「持続する歯の清潔感」に関して同等であるが、この最後の特性に関しては、最後の3ヶ月の間は現行配合物の使用者はいなかったが、1% Avicelを含む新規配合物が全試料において現行のものより顕著に勝っていたのに対して、0.7% Avicelを含む新規の配合物は全ての試料において現行のものと同等である。
[0046] 1% Avicelを含む新規の配合物は0.7%の配合物より優れており、また、概念的特性、例えば新鮮味および清潔度の特性に関して現行のものに対して弱くなく、以上で分かるように「持続する歯科の清潔感」に関して、及び「あなたの歯を本当に清潔と感じられるままにする」に関して有意に勝っている。それは、粘稠度、テクスチャー、泡の量に関して現行のものに対して有意に勝っている。それは、ブラシがけ中のフレーバーの強さ、ブラシがけ後のフレーバーの強さ、持続するフレーバーの期間、甘味、ミント感(mintiness)に関して現行のものと同等である。
[0047] 当業者には理解されるように、本発明の精神を逸脱することなく数多くの変更および改変を本文に記載の実施形態に行うことができる。そのような変種はすべて添付する特許請求の範囲内にあると意図される。

Claims (16)

  1. 重量あたりで以下:
    a.30〜50%の水;
    b.以下を含む、0.5%〜1.5%のフレーバー送達およびレオロジー特性を高めるための成分:
    b1.80%〜90%の微結晶性セルロース;および
    b2.10%〜20%のカルボキシメチルセルロースまたはその塩;
    ここで、b1.およびb2.の重量パーセントは、その成分総重量に基づく;および
    c.有効量のシリカ研磨剤
    を含む、歯磨剤組成物。
  2. 合成アニオン性重合体ポリカルボン酸塩をさらに含む、請求項1記載の組成物。
  3. アニオン性ポリマーが約30,000〜約1,000,000の平均分子量(M.W.)を有するメチルビニルエーテル/無水マレイン酸(PVM/MA)コポリマーであり、組成物の重量の1〜5%を含む、請求項2記載の組成物。
  4. シリカ研磨成分が、(a)5ミクロン未満のd50を有するシリカ研磨剤粒子の第1の集団 および(b)8ミクロン超のd50を有するシリカ研磨剤粒子の第2の集団を含み、ここで、第1の集団の第2の集団に対する重量比が1:2〜1:4の間にある、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. シリカ研磨成分が組成物の15〜25%を含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 有効量のフッ化物イオン源をさらに含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 25〜35%の湿潤剤をさらに含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 1〜2%のラウリル硫酸ナトリウム(SLS)をさらに含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 粘性を改変する量のキサンタンガム、カラギーナン、シリカシックナーまたはその組合せの1つまたはそれ以上をさらに含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 抗菌上有効量の天然抽出物抗菌剤、非イオン性細菌試薬、トリクロサン・マグノロール、テトラヒドロマグノロール、ブチルマグノロール、ホオノキオール、テトラヒドロホノキオールまたはそれらの混合物を含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 他の成分と組合せる前に、微結晶性セルロースまたは微結晶性セルロースおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物を水中で予め混合することによって得られた、または得られうる、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  12. a)湿潤剤としての25〜35%のグリセリン
    b)1〜3%のPVM/MAコポリマー
    c)0.1〜0.5のトリクロサン
    をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  13. a)グリセリン 25〜35%
    b)水 30〜50%
    c)PVM/MAコポリマー 1〜3%
    d)フッ化ナトリウム 0.1〜0.5%
    e)トリクロサン 0.1〜1%
    f)ラウリル硫酸ナトリウム 1〜2%
    g)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5〜2%
    h)カラギーナン 0.1〜1%
    i)シリカ研磨剤 15〜25%
    j)80〜90%の微結晶性セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物 0.7〜1.2%
    を含む、請求項12記載の組成物。
  14. 80〜90%の微結晶性セルロースおよび10〜20%のカルボキシメチルセルロースナトリウムの混合物を水中で分散させ、次いで残りの成分を混合することを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の歯磨剤組成物を製造する方法。
  15. (i) プラーク蓄積を低減させる、
    (ii) 脱灰を低減または防止する、および歯の再石灰化を促進する、
    (iii) 口腔における微生物バイオフイルムの形成を防止する、
    (iv) 歯肉炎を低減または防止する、
    (v) う蝕の形成を低減または防止する、
    (vi) エナメルのう蝕前の病変を低減、修復または防止する、
    (vii) 歯および口腔を清掃する、
    (viii)浸食を低減させる、
    (ix) 歯を白くする;および/または
    (x) 全身健康を促進する
    ための医薬の製造における、請求項1〜13のいずれか一項に記載の歯磨剤の使用。
  16. 30〜50%の水を含む歯磨剤の製造における微結晶性セルロースの使用。
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