WO2004085205A1 - 燈体付きのドアミラー - Google Patents

Abstract

ミラー部と、燈体の一例であるサイドウインカー部とを設けてなるドアミラーにおいて、サイドウインカー部のメンテナンスが容易なものに構成する。ミラーハウジング２の背面側に第二開口部Ｈ２を形成し、該第二開口部Ｈ２に取付け片２ｃを形成する一方、インナーベース４とインナーベース４の表面を覆蓋するアウターベース５とを備えたベース体の背面にレンズ部６を一体化してなるランプユニットＬＵを構成し、該ランプユニットＬＵを、ミラーハウジング２の背面側から第二開口部Ｈ２に組込み、ランプユニットＬＵの取付け片５ｇとミラーハウジング取付け片２ｃとを螺子１５により螺合する構成とする。

Description

明 細 書 燈体付きのドアミラー 技術分野

本発明は、 車両のドアに装備されるサイドウインカ一等の燈体付きのドアミラ 一の技術分野に属するものである。 背景技術

一般に、 この種ドアミラーのなかには、 サイドウィンカー （サイドターンラン プ） 等の燈体を組込んだものが知られている。 そして、 このようなものにおいて 、 燈体がサイドウィンカーである場合、 該サイドウィンカーは、 車両の側部から 側方に突出するドアミラーの突出外端部側に組込んだ場合、 歩行者にとって視認 性が向上することから、 サイドウインカ一の取付け箇所として好ましいものとな つている。

このようなものとしては、 例えば、 ベースに、 光源を有する基板を固定すると ともに、 該ベースを覆うレンズを一体化してサイドウインカ一部を構成し、 該サ ィドウインカ一部をドアミラーのボディーであるドアミラーハウジングに形成し た開口部に取付けるようにしたものが提唱さ.れている （例えば、 特開 2 0 0 2— 0 7 9 8 7 8号公報参照。 ） 。

しかるに、 前記特開 2 0 0 2 - 0 7 9 8 7 8号公報のものにおいて、 サイドウ ィンカ一部は、 ミラー部の背面側に位置する状態でドアミラーのハウジングに設 けられるものである力 ミラ一部配設側 （表面側） から組込まれており、 サイド ウィンカー部の外周縁部を、 ドアミラーハウジングに開設された開口縁部に係止 する状態とし、 サイドウインカ一部のミラー部側に配設された取付け片を、 ドア ミラーハウジング側の支持部に螺合することにより、 ドアミラーハウジングに取 付けられる構成となっている。 このため、 サイドウィンカー部は、 ミラー部を組 込む以前の段階で組込まれる必要があり、 このように構成されたものでは、 サイ ドウインカ一部の光源が消耗、 破損等して、 サイドウインカ一部のみを交換しよ' うとした場合に、 サイドウインカ一部を取外す前にミラー部を予め取外さなけれ ばならず、 サイドウィンカーの交換作業がいちいち面倒、 かつ、 煩雑となってメ ンテナンス性に劣るという問題があり、 ここに本発明が解決しようとする課題が あつに。 発明の開示

本発明は、 上記の如き実情に鑑み、 これらの課題を解決することを目的として 創作されたものであって、 ハウジングに、 ミラー部と、 燈体とを設けてなるドア ミラーにおいて、 燈体のハウジングへの組込みは、 ミラー部とは反対の方向から なされるとともに、 燈体のハウジングへの固定部は、 燈体とは別途形成され、 ハ ウジングを覆う力パー体により覆蓋されているとするものである。

そして、 このようにすることにより、 ハウジングからミラー部を取外すことな く、 力パー体をハウジングから外すことにより固定部が露出することになつて、 燈体の取外しができ、 メンテナンス時の作業性を高めることができる。

このものにおいて、 本発明の燈体は、 光源を背面から露出するインナーベース と、 インナーベースの表面を覆蓋し、 光源に電源供給する基板をインナーベース とのあいだに内装するァゥタ一ベースとを備えたベース体に、 ィンナーベースの 背面を覆うレンズ部を一体化してなるランプュニットに構成され、 ベース体とレ ンズ部とは射出された樹脂材により一体ィヒされているものとするいことができ、 このようにすることにより、 燈体を防水性、 意匠生の優れたものにできるうえ、 ハゥジングに取付ける際に、 防水十生等を考慮することなく容易に取付けることが できる。

さらに、 このものにおいて、 本発明の燈体は、 ベース体側に設けられた取付け 片を介してハウジングに固定されているものとすることができ、 このようにする ことにより、 燈体の光の漏れを防止することができる。 また、 このものにおいて、 力パー体は、 燈体のレ ズ部と略面一状に設けられ ているものとすることができ、 このようにすることにより、 より意匠 14を高める ことができる。 図面の簡単な説明

第 1図は、 ドアミラーの正面図である。

第 2図は、 ドアミラーの背面図である。

第 3図は、 インナーベースの平面図である。

第 4図は、 インナーベースの一部拡大正面図である。

第 5図 （A) 、 (B ) はそれぞれランプユニットの背面図、 正面図である。 第 6図 （A) 、 (B ) 、 ( C) はそれぞれランプユニットの平面図、 第 6図 （ A) の B— B断面図、 C一 C断面図である。

第 7図は、 第 6図 （A) の A— A断面図である。

第 8図 （A) 、 (B ) はそれぞれランプユニットの底面図、 ランプユニットの 上縁部を説明する一部拡大斜視図である。

第 9図 （A) 、 (B ) 、 ( C) 、 (D) 、 (E ) はそれぞれ第 5図 （A) にお ける A— A断面図、，Β— B断面図、 図 8 (Α) における Α— Α断面図、 B— B断 面図、 C一 C断面図である。

第 1 0図は、 ドアミラーの斜視図である。

第 1 1図は、 ランプュニットの取付け状態を m明するドアミラーの背面図であ る。

第 1 2図は、 ドアミラーの断面図である。 発明を実施するための最良の形態

次に、 本発明の実施の形態の一例を第 1図〜第 1 2図の図面に基づいて説明す る。

図面において、 1は乗用車に配設される運転席側のドアおよび助手席側のドア に取付けられる左右一対のドアミラーであって、 これらドアミラー 1は線対称状 態に形成されている。 第 1図に示すドアミラー 1は、 右ハンドルの車両の助手席 側に取付けられたのものを、 車両の後方から見た正面図に相当している。 そして

、 本実施の形態のドアミラー 1は、 運転者が後方を確認するためのミラ一部 Mと ともに、 該ミラー部 Mの背面側下半部に設けられ、 左右方向突出端部 （外方端部 ) 部位が点灯して車両の走行方向を指示する燈体の一例であるサイドウインカ一 部 S (方向指示装置） が設けられている。

前記ドアミラ一 1を構成するミラーハウジング （ドアミラーハウジングであつ て、 本発明のハウジングに相当する） 2は樹脂材で一体成形されており、 前面 ( 表面） に第一開口部 H Iが形成され、 後方に膨出する膨出部 2 aを備えた湾曲容 器形状をしており、 前面の第一開口部 H Iに、 ミラー部 Mを構成するミラー 3お よぴ該ミラー 3の背面に取付けられ、 ミラー 3の三次元的な位置調整を自動的に 行うためのミラー駆動機構 3 aが配設されている。 さらに、 ミラーハウジング 2 背面の膨出部 2 aには、-下方側部位に位置して第二開口部 H 2が開設されており 、 該第二開口部 H 2に、 サイドウィンカー部 Sが組込まれるように設定されてい る。

因みに、 ミラーハウジング 2のドア側の端部 （基端部） 2 bには、 ドアミラー 格納機構 （図示せず） が内装されており、 スィッチ操作に伴うドアミラー格納機 構の駆動に基づいて、 ミラー 3が後方を向いて外方に突出する実用姿勢と、 ミラ 一 3がドアに沿う格納姿勢とのあいだを、 予め設定される角度範囲において自動 的に回動変姿するように構成されている。

さて、 サイドウィンカー部 Sは、 本発明が実施されたランプユニット L Uによ り構成されており、 インナーベース 4と、 アウターベース 5と、 レンズ部 6とを 備えている。 そして、 このランプユニット L Uは、 ミラーハウジング 2下半部の ドア取付け側 （基端側） 部位から外方に突出する端部 （先端部） に至る部位に組 込まれる形状となっており、 左右方向に長く、 かつ、 背面側に向けて膨出し、 そ して、 突出先端部位では、 背面側から表面側に向けて湾曲する側面部と、 ドア取 付け側の基端側部位であって基端側ほど先鋭状となるよう、 下縁が上緣に向けて 傾斜する傾斜状部とが形成されている。

つぎに、 ランプュニット L Uを構成するィンナ一ベース 4について説明するが 、 インナーベース 4は、 光を透過させることのなレヽ樹脂材 (非透光性樹脂材） を 用いて射出成形することにより一体的に射出成形されたものとなっており、 左右 方向長尺状体の一端部である前記突出先端部対 部位には、 背面側から表面側に 向けて折曲して形成された側面部 4 aが形成され、 左右方向に長い面部には、 下 端部を底辺とし背面側に向けて三角形状に膨出する膨出突部 4 bが三箇所に形成 されている。 これら膨出突部 4 bのあいだとなる二箇所の下端面と、 中央に位置 する膨出突部 4 bの外方側 （先端側） の側面と、 前記側面部 4 aとの都合四箇所 の面は、 それぞれ三次元的に異方向を向いており、 これら各面がそれぞれ本発明 の光源取付け面 4 cに構成されている。 そして、 これら光源取付け面 4 cには、 それぞれ貫通孔 4 dが適数個開設されており、 これら貫通孔 4 dに、 後述する光 源 7の各先端部が臨み、 貫通孔 4 dを介して光源 7が'背面側に向けて露出するよ うに構成されている。 また、 インナーベース 4の背面にはアルミニウムが蒸着さ れており、 これによつて、 インナ一^ ^ース 4背面が各貫通孔 4 dを介して背面側 に露出する光源 7のリフレクタとして機能するように設定されている。

一方、 発光ダイオードで構成される光源 7の基端部には、 光源 7を発光させる のに必要な配線が施されたプリント基板 （以後、 基板） 8が設けられている。 該 基板 8は、 各光源取付け面 4 cに設けられる光源 7ごとに別個の基板 8、 即ち、 本実施の形態では四個の基板 8が用意されており、 これら四個の基板 8は、 イン ナーベース 4の表面側に配設されることになるが、 これら各基板 8は、 それぞれ 対応する光源取付け面 4 cに沿って組込まれることによって、 互いに三次元的に 異方向を向く状態でインナーベース 4に配設されている。 そして、 このように異 方向を向いた各基板 8への電源供給は、 各基板 8同志のあいだを接続する複数の 端子板 9を介してなされており、 これら端子板 9は、 インナーベース 4の表面形 状に沿うよう、 適宜折曲する等して形成されている。 ここで、 本実施の形態において、 光源 7が接続された複数の基板 8は、 各基板 8の配設箇所にあわせて折曲された端子板 9により予め接続されており、 これに よって光源ュニット B Uに構成され、 該光源ュニット B Uをイシナーベース 4に 組込むように設定されている。 そして、 ィンナーベ一ス 4の各光源取付け面 4 c の表面近傍には、 突出先端に対応する基板 8を係止するための係止爪 4 eが、 各 光源取付け面 4 cに対して略直交する方向に複数突出形成されており、 これら各 係止爪 4 eにより各基板 8形状に応じた適宜箇所を係止することにより、 基板 8 は光源取付け面 4 cとのあいだに所定間隙を存する状態で固定支持されるように 設定されている。 さらに、 インナ一ベース 4には、 端子板 9の板面に沿うよう突 設されて端子板 9の支持をするための係止片 4 f が複数設けられている。 これに よって、 光源ュニット B Uをィンナーベース 4に組込んだとき、 端子板 9は係止 片 4 f による支持を受け、 基板 8は係止爪 4 eによる固定、 支持を受けるように 設定され、 光源ュニット B Uのインナーベース 4への組込み状態が確りと固定さ れるように設定されている。

また、 前記四つの基板 8のうち、 任意の基板 8 aは主基板として機能しており 、 該主基板 8 aには、 光源 7の他に必要な制御部品や、 外部電源接続用のリード 線 1 0が接続されたものとなっており、 前記各端子板 9は、 主基板 8 aを基準と して他の基板 8とを接続している。 そして、 本実施の形態において、 前記主基板 8 aから引き出されたリード線 1 0は、 インナ一^ ^ース 4の上方側に向けて引き 出されるべく、 ィンナーベース 4に形成されたリ一ド線誘導片 4 gにより支持を 受けている。

尚、 1 1は、 前記リード線 1 0の引き出し先端部に取付けられ、 外部電源から の外部カプラ 1 4に嵌合するためのカプラである。

一方、 前記アウターベース 5は、 光を透過させることのない榭脂材 (非透光性 樹脂材） を用いて射出成形することにより一体的に形成されたものとなっており 、 インナーベース 4の表面側を覆蓋する形状であって、 左右方向長尺状体の一端 部 （先端部） には、 背面側から表面側に向けて折曲して形成された側面部 5 aが 形成され、 上縁部には、 背面側に突出する上片部 5 bが形成されている。

そして、 ァウタ一^ ^一ス上片部 5 bを構成する背面側端面には、 板厚を切欠く 状態の段差状の突当て片部 5 cが左右方向二箇所において形成されている。 さら に、 アウターベース 5の背面には、 基端部側の傾斜状部に位置して背面側に突出 する位置合せ突部 5 dが三箇所に形成され、 さらには、 側面部 5 aに隣接する下 縁部に位置して表面側に退避する位置合せ凹部 5 eが形成されている。

これに対し、 アウターベース 5により覆蓋されるィンナ一ベース 4の上縁部か らは、 本発明の保持片に相当する突当て受け片部 4 hが上方に突出する状態で形 成されており、 後述するように、 突当て受け片部 4 hの表面と背面との両面に、 アウターベース 5側の突当て片部 5 cと、 レンズ部 6とがそれぞれ突当てられ、 これらによって挟み込まれるように設定されている。 さらに、 インナーベース 4 の背面側には、 ドア取付け側の傾斜状部に位置し前記位置合せ突部 5 cが嵌合す る位置合せ凹部 4 iが形成され、 さらには、 側面部 4 aに隣接する下縁部に位置 して表面側に突出し、 位置合せ H0部 5 eに嵌合する位置合せ突片 4 jが形成され ている。

そして、 突当て受け片部 4 hの表面側を、 段差状になった突当て片部 5 cの下 側部位となるインナー突当て部 5 rに突当てる一方、 突当て受け片部 4 hの表面 側位置合せ突部 5 dを位置合せ凹部 4 iに嵌合せしめ、 位置合せ凹部 5 eに位置 合せ突片 4 jを嵌合せしめる状態で、 インナーベース 4とアウターベース 5とを 組込むことにより、 これら各ベース 4、 5同志は、 位置合せされた状態で、 しか も、 仮保持された状態となつて組込まれるように設定されている。 前記組込み状 態において、 これらィンナーベース 4とアウターベース 5とのあいだには空隙部 が形成されており、 該空隙部に、 前記光源ュニット B Uを収容することにより、 基板 8や端子板 9がこれらベース 4、 5から外部に露出することがないように構 成されている。 さらに、 アウターベース 5の外周縁部は、 ィンナーベース 4の外 周縁部よりも外方に突出しており、 ィンナーベース突当て受け片部 4 h部位のみ がアウターベース 5の上面部 5 bに対して前後方向積層状に当接するように設定 されている。

また、 アウターベース 5の上面部 5 bには、 インナーベース 4のリード線誘導 片 4 gにより上縁側に誘導されたリード線 1 0を外部に引き出すための力ブラ支 持片 5 f が形成されるが、 該カプラ支持片 5 f は、 前記一対の突当て片部 5 cの あいだに位置し、 前記リード線 1 0の先端と、 該先端部に接続された力ブラ 1 1 の基端部とを収容するように設定されている。

さらに、 アウターベース上面部 5 bには、 前記一対の突当て片部 5 cの上方に 続く状態で取付け片 5 gが突出形成されている。 これら一対の取付け片 5 gは、 それぞれアウターベース 5のレンズ接合端縁である上面部 5 b背面側端部から離 間する表面側部位から上方に向けて起立する突出基端片 5 mと、 該突出基端片 5 mの先端縁から、 レンズ接合反縁側である背面側に延出する折曲片 5 nと、 該折 曲片 5 nの先端縁から上方に向けて起立状に延出する起立片 5 pとを備え、 略ク ランク形状に形成されている。 これによつて、 ランプユニット L Uをミラーブラ ケット 2に取付けるための取付け用の起立片 5 pは、 突出基端片 5 mからはレン ズ接合端縁側に偏寄しており、 レンズ接合端縁の上方に位置する位置関係となる ように設定されている。 そして、 これら各取付け片 5 gには、 上面部 5 bと、 突 出基端片 5 mと、 折曲片 5 nとにより囲まれ、 背面側が開口する矩形状のスぺー スが形成され、 該スペースが、 後述するように、 ベース本体とレンズ 6とを一体 化するべく射出成型する時に、 射出樹脂材 1 2が充填される流路となるように設 定されている。

尚、 5 qは、 起立片 5 pに開設された取付け孔 5 qである。

—方、 レンズ部 6は、 透光性のない樹脂材で形成される下面部 6 a以外の部位 は光を透過させる樹脂材 （透光性榭脂材、 透明樹脂材） を用いて射出形成するこ とにより一体的に形成されたものとなっており、 突出先端側に折曲形成された側 面部 6 bと、 上縁部から表面側に突出する上面部 6 cとが形成されている。 前記 下面部 6 aは、 ィンナーベース 4とアウターベース 5との組込み部を越えて表面 側に延出しているが、 アウターベース 5の下縁部に沿う部位に位置し、 射出によ る樹脂材 1 2が流入するための流路 6 dが段差状に形成されている。

さらに、 レンズ部 6の上面部 6 cには、 アウターベース 5に形成されたカプラ 支持片 5 f とともに力ブラ支持部を構成するための力ブラ支持片 6 gが上方に突 出する状態で形成されている。 尚、 レンズ部カプラ支持片 6 gは、 レンズ部 6を 射出形成する場合の射入口となっており、 このようにすることにより、 レンズ部 6の光源 7を透光させる部位が射入口の痕跡によって損なわれないようにしてい る。

また、 レンズ部 6の上面部 6 cには、 ァウタ一^ース 5の突当て片部 5 cに対 向して突当て片部 6 iが形成されているが、 該レンズ突当て片部 6 iは、 ァウタ 一^ ^ース突当て片部 ₅ c部位に形成される取付け片 5 gの間隙部 Rの背面側端部 位に嵌入するアウター突当て部 6 jと、 インナーベース突当て受け片部 4 hの上 端部背面に突当てられるィンナー突当て部 6 kとが段差状に形成されたものにな つている。 そして、 レンズ部 6とベース本体とを突き合せたとき、 インナー突当 て部 6 kはィンナーベース突当て受け片部 4 hに押圧状に突当てられる一方で、 レンズ突当て片部 6 iのアウター突当て部 6 j と取付け片 5 gの突出基端片 5 m と間隙を存して対向しており、 該対向間が間隙部 Rに設定されている。

そして、 レンズ部 6を、 アウターベース 5に予め仮保持状に組込まれたインナ 一ベース 4の背面を覆うようにして突き合せ状にセットしたとき、 レンズ部 6の 上面部 6 cと傾斜状部の下縁部 （レンズ部のベース本体接合端縁） との外端縁よ りは内側部位には、 ィンナーベース 4外周よりも外方に突出するアウターベース 5の外周縁部 （ベース本体のレンズ接合端縁） が突当てられており、 これら突当 てられたアウターベース 5の外周端縁とレンズ部 6の外周端縁とのあいだに形成 される段差状部が射出樹脂 ¾" 1 2の流路となるように設定されている。 そして、 前記外周の流路と、 下面部 6 aに形成された流路 6 dとにより構成されるランプ ュニット L Uの周回り全域の流路に、 非透光性樹脂材である樹脂材 1 2を射出に より充填 (流入) することにより、 インナーベース 4とアウターベース 5とによ り構成されたベース本体と、 レンズ部 6とが一体化されるように設定されている さらにこのとき、 アウターベース側カプラ支持片 5 f とレンズ部側カプラ支持 片 6 gとが突当てられており、 該部位についても、 前記ベース本体とレンズ部 6 との周回りを一体化をするために射出される樹脂材 1 2が充填され、 これによつ て、 カプラ支持片 5 f 、 6 g部位におけるレンズ部 6とベース本体との一体化が 同時的になされるように設定されている。

また、 この樹脂材 1 2の射出時において、 取付け片 5 g部位においては、 前述. したように、 レンズ部 6とベース本体とを突き合せることにより、 前記スペース の開口 る背面がレンズ部 6の突当て受け片部 6 iのアウター突当て部 6 j と間 隙部 Rを存して対向しており、 該間隙部 が、 レンズ部 6の外周端縁とアウター ベース 5の外周端縁とのあいだに形成される段差状の流路に連通されている。 こ れによって、 前記周回り全域に射出された樹脂材 1 2が前記間隙部 Rにも充填さ れ、 アウターベース上面部 5 bの背面側端部 （レンズ接合端縁） にランプュ二ッ ト L U取付け用の取付け片 5 g (起立片 5 p ) を起立状に設けたものでありなが ら、 レンズ部 6とベース本体とを樹脂材の射出により封止することができるよう に設定されている。 '

このように、 レンズ部 6とベース本体との射出成形による一体化は、 力ブラ支 持片 5 f 、 6 g部位における一体化に加えて、 アウターベース 5から外方に突出 する取付け片 5 g形成部位についても同時に一体化できるように設定され、 これ によって、 一回の射出成形で、 ランプユニット L Uの周回り全域における封止が できて、 高い防水性能を有するように設定されている。

さらに、 前記一体化の工程において、 インナ一^ ^ース 4の突当て受け片部 4 h は、 アウターベース 5の突当て片部 5 cのインナー突当て部 5 rと、 レンズ部上 面部 6 cの表面側端面に形成された突当て片部 6 iのィンナー突当て部 6 kとの あいだに押圧状に挟持される状態となっており、 この状態において、 アウターべ ース 5とレンズ部 6とを樹脂材 1 2により一体ィ匕することにより、 アウターベー ス 5に仮保持される状態から、 アウターベース 5とレンズ部 6とのあいだに挟持 される固定状態となるように設定されている。

尚、 レンズ部 6の光源 7対向部位の表面には、 左右方向に長い突条 6 eや上下 方向に長い突条 6 f が形成されているとともに、 側面部 6 b形成部位が外方に突 出しており、 これによつて、 光源 7の光が多方向に分散され視認性を向上させる ように設定されている。

このように構成されたランプュニット L Uは、 取付け片 5 gを介してミラーノ、 ウジング 2に取付けられるが、 該取付けはつぎのようになされている。

つまり、 ランプユニット L Uは、 レンズ部 6が背面側を向く状態とし、 ミラー ハウジング 2の背面側に開設された第二開口 H 2に対して背面側から組込まれる ように設定されており、 ランプユニット L Uの取付け片 5 gを、 ミラーハウジン グ 2に形成された左右に箇所の取付け片 2 cに突当てて、 取付け片 5 gに開設さ れた取付け孔 5 qとミラーハウジング取付け片 2 cに開設された螺子孔 2 dとを 連通させ、 取付け孔 5 q側から揷通した螺子 1 5を螺合することで、 ランプュ二 ット L Uのミラーハウジング 2への取付けがなされるように設定されている。 そして、 ミラーハウジング 2は、 力パー体 1 3により背面側の上半部が覆われ ているが、 該カパー体 1 3は、 下半部のランプユニット L Uとは別途形成されて おり、 ランプユニット L Uのレンズ部 6と略面一になる状態で設けられ、 レンズ 部 6よりも表面側に位置するランプュニット L Uの取付け片 5 g (本発明の固定 部に相当する） を覆蓋するように設定されている。

叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、 ドアミラー 1に組込まれ るサイドウインカ一部 Sは、 基板 8や端子板 9が配設されるインナーベース 4の 表面を覆うァウタ一^ ^ース 5に、 レンズ部 6を一体的に組込んでランプュニット L Uとしたものを、 ミラーハウジング 2に組込むように構成されている。 このた め、 ドアミラー 1の構成が簡略化されるばかりでなく、 ドアミラー 1への組込み 作業が容易となる。

しかも、 このものにおいて、 サイドウィンカー部 Sであるランプユニット L U をミラーハウジング 2に組込む場合に、 ランプュニット L Uはミ'ラー部 Mが配設 される側であるミラーハウジング 2の表面側からではなく、 背面側から組込まれ 、 取付け片 5 gをミラーハウジング取付け片 2 cに突当てて、 螺子 1 5を螺合す ることにより固定されている。 この結果、 ランプユニット L Uを交換する場合で は、 ミラー部 Mをわざわざミラーハウジング 2から取外すことなく取付け状態の まま、 ランプュニット L Uとは別途形成されているカバー体 1 3を外すことによ り、 取付け片 5 gが露出し、 ここからランプユニット L Uのみを取外すことがで き、 ランプュニット L Uの交換作業を簡単かつ容易に行うことができることにな つて、 作業性の向上が図れ、 メンテナンス性の優れたものにすることができる。 つまり、 カバー体 1 3は、 ミラーハウジング 2の前側を力パーして装飾する装飾 力パーでありながら、 さらにサイドウインカ一部 Sのミラーハウジング 2に対す る固定部を覆う固定部覆い体に兼用されることになる。 そのうえ、 ドアミラー 1 は、 車体色が異なったものに取り付ける場合、 ミラーハウジング 2、 ランプュニ ット L U側は共通化し、 力パー体 1 3のみを車体色に合わせたものにすることで 対応することができることになつて、 部品の共通化が達成できる。

しかも、 本発明が実施されたものでは、 ランプユニット L Uは、 インナーベ一 ス 4と、'アウターベース 5とを備えたベース体の背面側に対し、 レンズ部 6を突 当てて、 これらのあいだに射出される樹脂材 1 2により一体化されたものに構成 されている。 このため、 意匠性に優れるうえ、 防水性にも優れており、 ミラーハ ウジング 2に取付ける際に防水性等を考慮する必要がなく、 作業性の向上が計れ る。

さらに、 このものにおいて、 ランプユニット L Uは、 非透光性榭脂材で形成さ れたベース体側に設けられた取付け片 5 gを介してミラーハウジング 2に固定さ れる構成となっているため、 ランプュニッ L Uからの光の漏れを最小限にでき て、 視認性の高いものにすることができる。

そのうえ、 このものでは、 ミラーハウジング 2の背面側においてランプュュッ ト L Uの上方に設けられるカバー体 1 3が、 ランプユニット L Uとは別部材で形 成されていながら、 ランプュ-ット L Uの取付け片 5 gを覆蓋して外部に露出し ないようにしているうえ、 ランプュニット L Uのレンズ部 6と面一状になってい て、 優れた意匠性を有したものにすることができる。

産業上の利用可能性

本発明は、 サイ ドウィン力一等の燈体が組込まれたドアミラーにおいて、 燈体 の光源が消耗、 破損等して燈体のみを交換する場合、 ミラーハウジングを覆う力 パー体を取外すことで該燈体の固定部が露出するようにして該燈体の交換が簡単 にできるものである。

Claims

结

5ff 求 の 範 囲

ハウジングに、 ミラー部と、 燈体とを設けてなるドアミラーにおいて、 燈体 のハウジングへの組込みは、 ミラ一部とは反対の方向からなされるとともに 、 燈体のハウジングへの固定部は、 燈体とは別途形成され、 ハウジングを覆 う力バー体により覆蓋されている燈体付きのドアミラ一。

請求項 1において、 燈体は、 光源を背面から露出するインナーベースと、 ィ ンナ^ ^ースの表面を覆蓋し、 光源に電源供給する基板をィンナ一^ ^ースと のあいだに內装するアウターベースとを備えたベース体に、 ィンナーベ一ス の背面を覆うレンズ部を一体化してなるランプュニットに構成され、 ベース 体とレンズ部とは射出された樹脂材により一体化されている燈体付きのドア ミラー。

請求項 1または 2において、 燈体は、 ベース体側に設けられた取付け片を介 してハウジングに固定されている燈体付きのドアミラー。

請求項 1、 2または 3において、 カバー体は、 燈体のレンズ部と略面一状に 設けられている燈体付きのドアミラー。