JP4178062B2 - サイドウインカー付きのドアミラー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドアに装備されるサイドウインカー付きのドアミラーの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種ドアミラーのなかには、サイドウインカー(サイドターンランプ)を組込んだものが知られている。そして、このものでは、車両の側部から側方に突出するドアミラーの、さらに突出外端部にサイドウインカーが組込まれることから、後続者にとっても視認性がよく、サイドウインカーの取付け箇所として好ましいものとなっている。
このようなものとしては、例えば、ベースに、光源を有する基板を固定するとともに、該ベースを覆うレンズを一体化してサイドウインカー部を構成し、該サイドウインカー部をドアミラーのボディーであるドアミラーハウジングに形成した開口部に取付けるようにしたものが提唱されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−079885号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特許文献1のものは、光源が直接基板に設けられ、該基板を、光源がレンズ側を向くようにベースに固定する構成となっている。このため、ベースに対して基板の取付け方向を変えることにより、光源を二次元的、あるいは、三次元的に異方向を向かせ、視認性を向上させることは可能であるが、基板がレンズ側に露出していてレンズを通して基板が透けて見えるため、意匠性に劣ってしまうという問題がある。
さらに、前記特許文献1のものにおいて、光源に電源供給するための配線は、サイドウインカー部からリード線を引き出し、該リード線の先端に設けられたカプラを外部電源側のカプラと嵌合させる構成となっている。このため、サイドウインカー部からはリード線が引き出されることになり、該引き出し部は、リード線の外周に嵌着した弾性グロメットをベースに開設した貫通孔に止め付ける構成となっている。この場合に、配線引き出し部における封止は、あくまでグロメットが有する弾性力に基づくものであるため、ドアミラーのように外部に露出して風雨に晒されるようなものに対しては防水性が充分とはいえず問題があるうえ、引き出されたリード線先端部のカプラを外部側のカプラに嵌合させるときに、リード線が強く引っ張られるようなことがあった場合では、グロメットが貫通孔から脱落してしまう等の不具合もあって、信頼性に劣るという問題があり、これらに本発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、ミラー部の背面にサイドウインカー部を備えてなるドアミラーにおいて、前記サイドウインカー部を、光源および該光源に電源供給する基板が設けられたベース本体と、該ベース本体を覆蓋するよう設けられるレンズとを一体化したランプユニットとし、前記ベース本体とレンズとには、外部電源接続用のカプラの先端部が突出する状態でカプラ基部を収容支持する支持片が、それぞれ互いに突合せ状に突出形成されているものである。
そして、このようにすることにより、カプラの基端部が支持片同志のあいだに収容されるため、防水用の部材を別途必要としないうえ、確りとした支持をすることができる。
このものにおいて、本発明の支持片には、支持片同志の突合せ部およびカプラ基部と支持片との突合せ部に、樹脂材を充填するための流路が形成されており、該流路に樹脂材を充填することで突合せ部を防水状に封止したものとすることができ、このようにすることにより、カプラの防水性能をより優れたものにすることができる。
さらに、このものにおいて、本発明の防水状の封止は、ベース本体とレンズとの突合せ部に樹脂材を射出することによりなされるように構成されているものとすることができ、このようにすることにより、防水性能が優れ、かつ、意匠性の高いランプユニットとすることができる。
また、このものにおいて、本発明のカプラ基部は、外部電源側カプラが組込まれるカプラ本体の基部に連結されるジョイントで構成されているものとすることができ、このようにすることにより、外部カプラが外嵌するカプラを汎用のものとすることができ、コスト低下を図ることができる。
さらにまた、このものにおいて、本発明のジョイントと、何れか一方の支持片とのあいだには、ジョイントを前記支持片に仮保持するための仮保持手段が形成されているものとすることができ、このようにすることにより、組み込み作業が容易となって作業性の向上を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一例を図1〜図12の図面に基づいて説明する。図面において、1は乗用車に配設される運転席側のドアおよび助手席側のドアに取付けられる左右一対のドアミラーであって、これらドアミラー1は線対称状態に形成されている。図1に示すドアミラー1は、右ハンドルの車両の助手席側に取付けられたのものを、車両の後方から見た正面図に相当しており、本実施の形態のドアミラー1は、運転者が後方を確認するためのミラー部Mとともに、該ミラー部Mの背面側下半部に設けられ、左右方向突出端部(外方端部)部位が点灯して車両の走行方向を指示するサイドウインカー部S(方向指示装置)が設けられている。
【0007】
前記ドアミラー1を構成するミラーハウジング2は樹脂材で一体成形されており、前面(表面)に第一開口部H1が形成され、後方に膨出する膨出部2aを備えた湾曲容器形状をしており、前面の第一開口部H1に、ミラー部Mを構成するミラー3および該ミラー3の背面に取付けられ、ミラー3の三次元的な位置調整を自動的に行うためのミラー駆動機構3aが配設されている。さらに、ミラーハウジング2背面の膨出部2aには、下方側部位に位置して第二開口部H2が開設されており、該第二開口部H2に、サイドウインカー部Sであって、本発明が実施されたランプユニットLUが組込まれるように設定されている。
因みに、ミラーハウジング2のドア側の端部(基端部)2bには、ドアミラー格納機構(図示せず)が内装されており、スイッチ操作に伴うドアミラー格納機構の駆動に基づいて、ミラー3が後方を向いて外方に突出する実用姿勢と、ミラー3がドアに沿う格納姿勢とのあいだを、予め設定される角度範囲において自動的に回動変姿するように構成されている。
【0008】
さて、サイドウインカー部Sは、前述したように、本発明が実施されたランプユニットLUに構成されており、該ランプユニットLUは、インナーベース4と、アウターベース5と、レンズ部6(本発明のレンズ)とを備えている。そして、このランプユニットLUは、ミラーハウジング2下半部のドア取付け側(基端側)部位から外方に突出する端部(先端部)に至る部位に組込まれる形状となっており、左右方向に長く、かつ、背面側に向けて膨出し、そして、突出先端部位では、背面側から表面側に向けて湾曲する側面部と、ドア取付け側の基端側部位であって基端側ほど先鋭状となるよう、下縁が上縁に向けて傾斜する傾斜状部とが形成されている。
【0009】
つぎに、ランプユニットLUを構成するインナーベース4について説明するが、インナーベース4は、光を透過させることのない樹脂材を用いて射出成形することにより一体的に射出成形されたものとなっており、左右方向長尺状体の一端部である前記突出先端部対応部位には、背面側から表面側に向けて折曲して形成された側面部4aが形成され、左右方向に長い面部には、下端部を底辺とし、背面側に向けて三角形状に膨出する膨出突部4bが三箇所に形成されている。これら膨出突部4bのあいだとなる二箇所の下端面と、中央に位置する膨出突部4bの外方側(先端側)の側面と、前記側面部4aとの都合四箇所の面は、それぞれ三次元的に異方向を向いており、これら各面がそれぞれ本発明の光源取付け面4cに構成されている。そして、これら光源取付け面4cには、それぞれ貫通孔4dが適数個開設されており、これら貫通孔4dに、後述する光源7の各先端部が臨み、貫通孔4dを介して光源7が背面側に向けて露出するように構成されている。また、インナーベース4の背面にはアルミニウムが蒸着されており、これによって、インナーベース4背面が各貫通孔4dを介して背面側に露出する光源7のリフレクタとして機能するように設定されている。
【0010】
一方、発光ダイオードで構成される光源7の基端部には、光源7を発光させるのに必要な配線が施されたプリント基板(以後、基板)8が設けられている。該基板8は、各光源取付け面4cに設けられる光源7ごとに別個の基板8、即ち、本実施の形態では四個の基板8が用意されており、これら四個の基板8は、インナーベース4の表面側に配設されることになるが、これら各基板8は、それぞれ対応する光源取付け面4cに沿って組込まれることによって、互いに三次元的に異方向を向く状態でインナーベース4に配設されている。そして、このように異方向を向いた各基板8への電源供給は、各基板8同志のあいだを接続する複数の端子板9を介してなされており、これら端子板9は、インナーベース4の表面形状に沿うよう、適宜折曲する等して形成されている。
【0011】
ここで、本実施の形態において、光源7が接続された複数の基板8は、各基板8の配設箇所にあわせて折曲された端子板9により予め接続されており、これによって光源ユニットBUに構成され、該光源ユニットBUをインナーベース4に組込むように設定されている。そして、インナーベース4の各光源取付け面4cの表面近傍には、突出先端に対応する基板8を係止するための係止爪4eが、各光源取付け面4cに対して略直交する方向に複数突出形成されており、これら各係止爪4eにより各基板8形状に応じた適宜箇所を係止することにより、基板8は光源取付け面4cとのあいだに所定間隙を存する状態で固定支持されるように設定されている。さらに、インナーベース4には、端子板9の板面に沿うよう突設されて端子板9の支持をするための係止片4fが複数設けられている。これによって、光源ユニットBUをインナーベース4に組込んだとき、端子板9は係止片4fによる支持を受け、基板8は係止爪4eによる固定、支持を受けるように設定され、光源ユニットBUのインナーベース4への組込み状態が確りと固定されるように設定されている。
【0012】
また、前記四つの基板8のうち、任意の基板8aは主基板として機能しており、該主基板8aには、光源7の他に必要な制御部品や、外部電源接続用のリード線10が接続されたものとなっており、前記各端子板9は、主基板8aを基準として他の基板8とを接続している。そして、本実施の形態において、前記主基板8aから引き出されたリード線10は、インナーベース4の上方側に向けて引き出されるべく、インナーベース4に形成されたリード線誘導片4gにより支持を受けている。
尚、11は、前記リード線10の引き出し先端部に取付けられるカプラであって、該カプラ11についての詳細は後述する。
【0013】
一方、前記アウターベース5は、光を透過させることのない樹脂材を用いて射出成形することにより一体的に形成されたものとなっており、インナーベース4の表面側を覆蓋する形状であって、左右方向長尺状体の一端部(先端部)には、背面側から表面側に向けて折曲して形成された側面部5aが形成され、上縁部には、背面側に突出する上面部5bが形成されている。
そして、アウターベース上面部5bを構成する背面側端面には、板厚を切欠く状態の段差状の突当て片部5cが左右方向二箇所において形成されており、アウターベース5の背面には、基端部側の傾斜状部に位置し背面側に突出する位置合せ突部5dが三箇所に形成され、さらには、側面部5aに隣接する下縁部に位置して表面側に退避する位置合せ凹部5eが形成されている。
【0014】
これに対し、アウターベース5により覆蓋されるインナーベース4の表面には、上縁部に位置して、前記突当て片部5cの段差部に突当て状に嵌め込まれる左右一対の突当て受け片部4hが上方に突出する状態で形成され、背面のドア取付け側の傾斜状部には、前記位置合せ突部5dが嵌合する位置合せ凹部4iが形成され、さらには、側面部4aに隣接する下縁部に位置して表面側に突出し、位置合せ凹部5eに嵌合する位置合せ突片4jが形成されている。
そして、突当て片部5cを突当て受け片部4hに突当て、位置合せ突部5dを位置合せ凹部4iに嵌合せしめ、位置合せ凹部5eに位置合せ突片4jを嵌合せしめる状態で、インナーベース4とアウターベース5とを組込むことにより、これら各ベース4、5同志は位置合せされた状態で、しかも、仮保持された状態で組込まれるように設定されている。この組込み状態において、これらインナーベース4とアウターベース5とのあいだには空隙部が形成されており、該空隙部に、前記光源ユニットBUを収容することにより、基板8や端子板9がこれらベース4、5から外部に露出することがないように構成されている。さらに、アウターベース5の外周縁部は、インナーベース4の外周縁部よりも外方に突出しており、インナーベース突当て受け片部4hのみがアウターベース5の上面部5bに対して前後方向積層状に当接している。
【0015】
また、アウターベース5の上面部5bには、インナーベース4のリード線誘導片4gにより上縁側に誘導されたリード線10を外部に引き出すためのカプラ支持片5fが形成されるが、該カプラ支持片5fは、前記一対の突当て片部5cのあいだに位置し、前記リード線10の先端と、該先端部に接続されたカプラ11の基端部とを収容するように設定されている。前記カプラ支持片5fは、上面部5bに切欠かれた孔縁から上方に突出する状態で形成されており、背面側が開放する凹溝部5hとなっている。さらに、前記凹溝部5hを構成する左右方向基端側(ドア側であって、ランプユニットLUの傾斜状部側)の側面5iには、凹溝部5hに連通し、カプラ11を仮保持するための矩形状の切欠き部5jが切欠き形成されている。また、カプラ支持片5fの前記側面5iを含む各外側面には、レンズ部6を一体化するために、凹溝部5hの開口縁部に樹脂材12を充填させる流路を構成するための突出リブ5kが予め突出形成されている。
因みに、アウターベース上面部5bには、前記一対の突当て片部5cの上方に続く状態で取付け片5gが突出形成されており、これら一対の取付け片5gを介してランプユニットLUがミラーハウジング2に取付けられるように設定されている。
【0016】
一方、レンズ部6は、透光性のない樹脂材で形成される下面部6a以外の部位は光を透過させる樹脂材(透明樹脂材)を用いて射出形成することにより一体的に形成されたものとなっており、突出先端側に折曲形成された側面部6bと、上縁部から表面側に突出する上面部6cとが形成されている。前記下面部6aは、インナーベース4とアウターベース5との組込み部を越えて表面側に延出しているが、アウターベース5の下縁部に沿う部位に位置し、射出による樹脂材12が流入するための流路6dが段差状に形成されている。
【0017】
さらに、レンズ部6の上面部6cには、アウターベース5に形成されたカプラ支持片5fとともにカプラ支持部を構成するためのカプラ支持片6gが上方に突出する状態で形成されている。このレンズ部側カプラ支持片6gは、アウターベース側カプラ支持片5fに凹設された凹溝部5hの開口を覆蓋する蓋体となるよう板状体に形成されており、該カプラ支持片6gの表面であって、アウターベース5側の面には、アウターベース側カプラ支持片5fに凹設された凹溝部5hの開口縁部に遊嵌してカプラ支持片5f、6g同志の位置合せをする位置合せ突部6hが形成されている。
尚、レンズ部カプラ支持片6gは、レンズ部6を射出形成する場合の射入口となっており、このようにすることにより、レンズ部6の光源7を透光させる部位が射入口の痕跡によって損なわれないようにしている。
【0018】
一方、リード線10の先端部に連結されているカプラ11は、外部カプラ14が外嵌するカプラ本体11aと、該カプラ本体11aの基端部に一体的に連結されたジョイント部11bとを備えて構成されている。前記カプラ本体11aは、広く汎用される外部電源接続用の外部カプラ(図示せず)が嵌合するカプラであって、汎用されているものが用いられている。そして、ジョイント部11bは、前記カプラ本体11aに嵌合する先端部11cと、前記アウターベース5とレンズ部6とのカプラ支持片5f、6gにより構成されるカプラ支持部に支持される基端部11dとを備えて構成されており、基端部11dは背面側を除く周面に嵌合凹部11eが切欠かれた形状となっており、該嵌合凹部11eを、アウターベース側カプラ支持片5fに形成された切欠き部5jに背面側から差し込むことで、カプラ基端部11dがカプラ支持部に仮保持状に組込まれるように設定されており、該構成が本発明の仮保持手段に相当している。これによって、前述したように、インナーベース4とアウターベース5とを仮保持状に組込んでベース本体を構成したとき、インナーベース4の主基板8aから延出するリード線10は、リード線誘導片4gによりアウターベース5のカプラ支持片5f側に誘導され、カプラ11取付け部近傍部位のリード線10が凹溝部5hに収容され、ジョイント部11bの基端部11dがカプラ支持片5fに仮保持されるように設定されている。
尚、カプラ基端部11dをカプラ支持部に仮保持させた状態において、カプラ基端部11dには予め段差部11fが形成されており、該段差部11fは、前記アウターベース突出リブ5kと面一になる関係の段差面となっており、切欠き部5jの外周に沿うようにして形成されている。
【0019】
そして、レンズ部6を、アウターベース5に予め仮保持させたインナーベース4の背面を覆うようにして突き合せ状にセットしたとき、レンズ部6の上面部6cと傾斜状部の下縁部(レンズ部6のベース本体接合端縁)との外端縁よりは内側部位に、インナーベース4外周よりも外方に突出するアウターベース5の外周縁部(ベース本体のレンズ部接合端縁)が突当てられており、これら突当てられたアウターベース5の外周端縁とレンズ部6の外周端縁とのあいだに形成される段差状部が射出樹脂材12の流路となるように設定されている。そして、前記外周の流路と、下面部6aに形成された流路6dとにより構成されるランプユニットLUの周回り全域の流路に、非透光性樹脂材である樹脂材12を射出により充填(流入)することにより、インナーベース4とアウターベース5とにより構成されたベース本体と、レンズ部6とが一体化されるように設定されている。
【0020】
さらにこのとき、アウターベース側カプラ支持片5fの凹溝部5h開口端面に対し、レンズ部側カプラ支持片6gが突当てられ、該カプラ支持片6gの表面と、凹溝部5h外周の突出リブ5kおよびカプラジョイント部11b(基端部11d)の段差部11fとのあいだが樹脂材流路に構成され、該流路が、レンズ部6とベース本体との周回りの流路に連通するように設定されている。これによって、前記ベース本体とレンズ部6との周回りを一体化をするために射出される樹脂材12が、前記カプラ支持部における樹脂材流路にも充填され、カプラ支持部におけるレンズ部6とベース本体との一体化が同時的になされるように設定されている。さらに、カプラ基端部11bの周回り部位についても、前記カプラ支持片5f、6g同志のあいだの流路に連通する流路が形成され、該流路に、突出リブ5kを基準として樹脂材12が充填されることにより、カプラ基端部11b部位における一体化がなされるように設定されており、このようにして、カプラ11外周回りとカプラ支持部における封止状の一体化が同時的になされて、より防水性の高い引出部が容易に形成されるように構成されている。
【0021】
前記一体化されたランプユニットLUにおいて、インナーベース4の突当て受け片部4hは、アウターベース5の突当て片部5cと、レンズ部上面部6cの表面側端面に形成された突当て片部6iとのあいだに挟持される状態で一体化されている。これによって、インナーベース4は、アウターベース5とレンズ部6との一体化に伴い、仮保持状態から固定状態となるように設定されている。
尚、レンズ部6の光源7対向部位の表面には、左右方向に長い突条6eや上下方向に長い突条6fが形成されているとともに、側面部6b形成部位が外方に突出しており、これによって、光源7の光が多方向に分散され視認性を向上させるように設定されている。
また、13はミラーハウジング2の背面に配されるカバー体であって、該カバー体13は、ミラーハウジング2に組込まれたランプユニットLUの取付け片5gを覆蓋するようにして設けられている。
【0022】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、ドアミラー1に組込まれるサイドウインカー部Sは、基板8や端子板9が配設されるインナーベース4の表面を覆うアウターベース5に、レンズ部6を一体的に組込んでランプユニットLUとしたものを、ミラーハウジング2に組込むように構成されている。このため、ドアミラー1の構成が簡略化されるばかりでなく、ドアミラー1への組込み作業が容易となる。
しかも、このものにおいて、インナー、アウターベース4、5を備えたベース本体と、レンズ部6とには、互いに突き合せられるカプラ支持片5f、6gが突出形成され、該カプラ支持片5f、6gに、光源7への電源供給をするためのリード線10先端部に接続されたカプラ11の基端部が収容される構成となっている。この結果、配線を外部に引き出すための引き出し部自体がランプユニットLUの一部により構成されることになって、リード線部位を引き出す従来のもののようにグロメットのような封止部材を別途必要とすることがなく、部品点数を削減することが可能となる。
そのうえ、カプラ支持部を構成するカプラ支持片5f、6g同志は、アウターベース5、レンズ部6に一体形成される堅固な構成であるため、該引き出し部に負荷が作用したとして、カプラ11が脱落して配線が損なわれるような不具合を無くすことができる。
【0023】
そのうえ、本発明が実施されたものにおいては、カプラ支持片5f、6g同志の一体化は、カプラ支持片6gの表面と、凹溝部5h外周の突出リブ5kおよびカプラジョイント部11b(基端部11d)の段差部11fとのあいだに形成された樹脂材流路に、樹脂材12を射出により充填することによりなされているので、カプラ支持片5f、6g同志の一体化が確りとなされ、防水性の優れた引き出し部とすることができる。しかも、このものでは、カプラ基端部11bの周回り全体にも樹脂材12が射出されていて、カプラ支持部とカプラ11との封止も確りとなされ、より防水性の高い製品とすることができる。
【0024】
さらに、前記樹脂材12の射出は、ベース本体とレンズ部6との一体化をするための射出時に同時になされることになるので、配線引出部における封止状の一体化の工程を別途用意する必要がなくなって、作業工程を簡略化することができるうえ、構造の簡略化を図ることができる。
【0025】
さらにこのものにおいて、本発明が実施されたカプラ11は、カプラ支持片5f、6gに嵌合されるジョイント部11bについては、これらカプラ支持片5f、6gの形状にあわせて射出による一体化ができるような形状としたものに構成されているが、先端部であるカプラ本体11aは市販されている汎用のものが用いられて、汎用のカプラ本体11aにジョイント部11bを一体的に連結しただけの構成となっている。このため、ランプユニットLUを構成するにあたり、別途用意するものとしてジョイント部11bのみを用意すれば汎用のカプラを用いることができることになって、コスト低下を計ることができる。
【0026】
そのうえ、カプラ11をベース本体に組込む工程において、インナーベース4の主基板8aから引出されたリード線10は、アウターベースカプラ支持片5fの凹溝部5hに収容されており、その先端部のカプラ11は、基端部であるジョイント部11bがカプラ支持片5fに嵌合する状態で仮保持状に支持することができる。この結果、レンズ部6を一体化する工程で、レンズ部側カプラ支持片部6gを組込む作業が容易になって作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアミラーの正面図である。
【図2】ドアミラーの背面図である。
【図3】インナーベースの平面図である。
【図4】図4(A)、(B)はそれぞれインナーベースの正面図、インナーベースに端子板のみを組込んだ状態の正面図である。
【図5】図4(A)における要部の拡大図である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれランプユニットの背面図、正面図である。
【図7】図7(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれランプユニットの平面図、図7(A)のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面図である。
【図8】図8(A)、(B)はそれぞれカプラ支持状態を説明する要部断面図、要部背面図である。
【図9】図9(A)、(B)はそれぞれランプユニットの底面図、ランプユニットの上縁部を説明する一部拡大斜視図である。
【図10】図10(A)、(B)、(C)、(D)、(E)はそれぞれ図6(A)におけるA−A断面図、B−B断面図、図9(A)におけるA−A断面図、B−B断面図、C−C断面図である。
【図11】ドアミラーの断面図である。
【図12】ランプユニットの取付け状態を説明するドアミラーの背面図である。
【符号の説明】
1 ドアミラー
2 ミラーハウジング
4 インナーベース
4c 光源取付け面
4d 貫通孔
4e 係止爪
4f 係止片
4h 突当て受け片部
5 アウターベース
5c 突当て片部
5f カプラ支持片
5h 凹溝部
5k 突出リブ
6 レンズ部
6g カプラ支持片
7 光源
8 基板
9 端子板
10 リード線
11 カプラ
12 樹脂材
LU ランプユニット

Claims (5)

  1. ミラー部の背面にサイドウインカー部を備えてなるドアミラーにおいて、前記サイドウインカー部を、光源および該光源に電源供給する基板が設けられたベース本体と、該ベース本体を覆蓋するよう設けられるレンズとを一体化したランプユニットとし、前記ベース本体とレンズとには、外部電源接続用のカプラの先端部が突出する状態でカプラ基部を収容支持する支持片が、それぞれ互いに突合せ状に突出形成されているサイドウインカー付きのドアミラー。
  2. 請求項1において、支持片には、支持片同志の突合せ部およびカプラ基部と支持片との突合せ部に、樹脂材を充填するための流路が形成されており、該流路に樹脂材を充填することで突合せ部を防水状に封止したサイドウインカー付きのドアミラー。
  3. 請求項2において、防水状の封止は、ベース本体とレンズとの突合せ部に樹脂材を射出することによりなされるように構成されているサイドウインカー付きのドアミラー。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、カプラ基部は、外部電源側カプラが組込まれるカプラ本体の基部に連結されるジョイントで構成されているサイドウインカー付きのドアミラー。
  5. 請求項4において、ジョイントと、何れか一方の支持片とのあいだには、ジョイントを前記支持片に仮保持するための仮保持手段が形成されているサイドウインカー付きのドアミラー。
JP2003071819A 2003-03-17 2003-03-17 サイドウインカー付きのドアミラー Expired - Fee Related JP4178062B2 (ja)

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