WO2003026854A1

WO2003026854A1 - Rasoir electrique du type a mouvement de va-et-vient

Info

Publication number: WO2003026854A1
Application number: PCT/JP2002/009804
Authority: WO
Inventors: Takeshi Shiba; Masaaki Sato; Ryou Motohashi
Original assignee: Matsushita Electric Works, Ltd.
Priority date: 2001-09-25
Filing date: 2002-09-24
Publication date: 2003-04-03
Also published as: JP2003093765A; US7017270B2; DE60208228T2; US20040237310A1; KR100598004B1; JP3979052B2; CN1558815A; CN1276822C; KR20040035816A; EP1439040A1; EP1439040B1; DE60208228D1; EP1439040A4

Description

往復式電気かみそり技術分野

本発明は、外刃と摺動するように内刃を往復駆動させて髭剃りを行う往復式電気かみそりに関するものである。背景技術

従来から、早剃り性能向上を目的として、本体に対して揺動自在な刃ヘッドを複数個備えることで使用者の肌が複数の刃へッドに密着した状態に保持されるようにした往復式電動かみそりが数多く提案されている。

例えば、特開昭 6 2 - 2 2 7 3 9 5号公報に記載のものは、複数の刃へッドを備えたへッドプロックの上端付近に回転軸を設け、この回転軸を中心にへッドブロック全体の前後回転を自在とすることで、多様な剃り方に対しても刃へッドが肌に追従するように考えられたものである。しかしながら上記構成においては、回転軸がへッドプロックの上端付近にある為に肌と接する外刃と回転軸との距離が短く、肌に対して外刃が斜めに当つた場合に押圧力が小さければへッドブロックが回転し難いという問題があった。さらに、ヘッドブロックをフロートさせること（上方に付勢して揺動自在な状態にさせること）が殆どできないために、左右方向に追従できないばかり力剃り時に骨部の凹凸等により生じる衝擊を吸収できず、肌を傷めたりごつごつした剃り心地になるという問題があった。

また、特開昭 5 5 - 8 6 4 9 0号公報に記載のものは、複数の刃へッドを夫々独立にばねによりフロートさせて上下動自在に備えることで、夫々の刃へッドの上下動により凹凸を有した肌への追従を行うとともに衝撃を吸収するように考えられたものである。しかしながら上記構成においては、内刃駆動による刃ヘッド全体の振動を抑制するためにフロート力（ばねによる上方への付勢力）に対する初期荷重を所定値以上で与える必要があることから、肌への押圧力を相当高くしないと肌に追従させることができないという問題があった。さらに、肌に対して外刃が斜めに当った場合には、刃へッドが肌に対して垂直に当たらないために充分な機能を発揮することができないという問題があつた。

また、特開昭 6 3 - 1 9 7 4 8 4号公報に記載のものは、複数の刃へッドを上下動自在に備えるとともに隣接する刃へッドをリンクにより結合させて、肌の凹凸に追従して片方の刃へッドが下がるともう片方の刃へッドが上がるようにしたものである。しかしながら上記構成においては、剃り時の衝擊を吸収することができず、さらに、刃ヘッドが肌に対して垂直に当るものではない為に充分な機能を発揮することができないという問題があった。

また、特開平 1 0— 4 3 4 4 3号公報に記載のものは、刃ヘッドとモータを一体として前後、左右、上下方向に移動可能に構成したものである。しかしながら上記構成においては、刃へッドを動かす為の支点がかなり下方に位置すること力ら、肌に対する良好な追従性を得ることができないという問題があった。

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、多様な剃り方に応じて複数設けた刃ヘッドの全てを肌の凹凸に追従させ、且つ、骨部の四凸等により生じる衝擊を吸収することのできる往復式電気かみそりを提供することを課題とするものである。発明の開示

上記目的を達成するために、本発明は、本体プロックと、この本体ブロックの上部に接続されるへッドプロックとを備え、へッドブロックは、本体の前後方向に並設されたアーチ状の外刃と、この外刃の内側において本体の左右方向に往復摺動する内刃とを備えて成る往復式電気かみそりにおいて、へッドブロックは、その左右両端上部の前後位置に、へッドプロックと本体ブロックとを連結するための回転連結部を都合 4箇所備え、本体ブロックは、夫々が独立して上下動自在な都合 4箇所に設けられたへッド支持部材と、これらのへッド支持部材の各々を上方に付勢してフロートさせる付勢部材とを備え、本体ブロック側の各へッド支持部材の上端部を 4箇所の回転連結部の夫々に本体左右方向を軸として前後方向に回動自在に連結させて、へッドプロックを本体ブロックに対して前後方向に揺動自在としたものである。上記構成においては、例えばへッドプロック左右両端における前側の回転連結部と接続したへッド支持部材が後側の回転連結部と接続したへッド支持部材ょりも下方に沈み込んだ場合には、へッドプロックはその上面が前方に傾斜するように本体ブロックに対して回転するとともに、後側の回転連結部と接続したへッド支持部材の方が前側の回転連結部と接続したへッド支持部材ょりも下方に沈み込んだ場合には、へッドプロックはその上面が後方に傾斜するように回転する。これにより、小さな押圧力で押し付けたとしてもへッドプロックは良好に前後方向に揺動して肌に追従し、外刃を確実に略垂直に当てることが可能となる。さらに、肌に強く押し付けた場合にはへッドプロック全体が下方に沈み込むことでその衝搫を吸収することができる。

本発明は、上述の改良された発明において、ヘッド支持部材の上端部とヘッドプロックの回転連結部との左右方向の距離を夫々自在に変更し得る機構を備え、へッドブロックを本体プロックに対して左右に摇動自在とするのが好ましい。この構成において、例えばへッドブロックの左端の回転連結部と接続したへッド支持部材が右端の回転連結部と接続したへッド支持部材ょりも下方に沈み込んだ場合には、へッド支持部材の上端部とへッドプロックの回転連結部との左右方向の距離が夫々変更されながらへッドプロックはその上面が左方に傾斜するように本体ブロックに対して回転することとなり、逆に、右側のへッド支持部材の方がより下方に沈み込んだ場合には、へッドプロックはその上面が右方に傾斜するように回転することとなる。これにより、ヘッドプロックが左右方向にも摇動運動を行いながら肌に追従するので、外刃をさらに確実に肌に対して略垂直に当てることができる。

上記において、上記左右方向の距離を変更し得る機構は、ヘッド支持部材の上端部とへッドブロックの回転連結部とを、左右方向に貫通して連結させるピンと、このピンを左右移動自在に支持するばね部材とを備えるのが好ましい。これにより、左右に揺動運動を行うへッドブロックにばね部材による付勢力を与えて、ユーザの肌等にへッドブロックのがたつきに起因する不快な振動を与えることを防ぐことができる。

本発明は、上述の改良された発明において、 4つの回転連結部のうち、ヘッドブロックの左右両端の前側に位置する 2箇所の回転連結部と、へッドブロックの左右両端の後側に位置する 2箇所の回転連結部のうちの一方をへッド支持部材に対して前後移動不能に設けるとともに、他方をへッド支持部材に対して前後移動自在に構成することが好ましい。これにより、ヘッドプロックを安定的に前後方向に揺動させることが可能となり、剃り易さが向上する。

上記において、回転連結部をへッド支持部材に対して前後移動自在とするために、前後方向に長尺の長穴をヘッド支持部材の上端部に備え、上記長穴を介してへッド支持部材を回転連結部に接続することが好ましい。これにより、へッドブ口ック側の回転連結部を上記長穴に沿ってへッド支持部材に対して前後移動させることができるので、簡単な構成でへッドブロックを安定的に前後方向に揺動させて剃り易さを向上させることができる。

上記において、回転連結部をへッド支持部材に対して前後移動自在とするために、二つの部材を前後回動自在に連結させてへッド支持部材を形成することも好ましい。これにより、簡単な構成でヘッドブロックを安定的に前後方向に摇動させて剃り易さを向上させることができる。

上記において、へッドプロックの左右両端の後側に位置する 2箇所の回転連結部を、ヘッド支持部材に対して前後移動自在とすることが好ましい。これにより、頰等の肌を比較的垂直に近い姿勢にして下から上に向けて剃る場合に、ヘッドプロックの前後方向における移動量を最小限に抑えて剃り易さを向上させることができる。

本発明は、上述の改良された発明において、ヘッドブロックの左右両端において、後側に位置する回 ¾結部を前側に位置する回車 ^結部よりも低い位置に備えることが好ましい。これにより、前側の外刃を肌と接触させて頰等を剃る際には、回転中心となる後側の回転連結部がへッドプロックの重心の近くに位置するため、小さな押し付け力であってもへッドプロックを大きく回転させることができ、さらに、後側の外刃を肌と接触させて顎下を剃る場合には、回転中心となる前側の回転連結部がへッドブロックの上端近傍に位置するため、小さな力でもへッドプロックを円滑に回転させることができる。

本発明は、上述の改良された発明において、ヘッドブロックの左右両端において、前側に位置する回転連結部を後側に位置する回車≤5 結部よりもへッドブロックの前後中心位置から近い位置に備えることが好ましい。これにより、前側の外刃を肌と接触させて頰等を剃る際に、肌との接触点と回転中心となる後側の回転連結部との距離を大きくとることができるので、小さな押し付け力であってもへッドブロックを大きく回転させることができる。

本発明は、上述の改良された発明において、ヘッドブロックの左右両端において、前側に位置する回転連結部のフロート量を後側に位置する回転連結部のフロート量よりも大きくすることが好ましい。これにより、前側の外刃を肌と接触させて頰等を剃る際にへッドブロックが大きく回転し易くなり、へッドブロックを肌に確実に追従させることができる。

本明は、上述の改良された発明において、ヘッドブロックの左右両端において、前側に位置する回転連結部のフロートカを後側に位置する回転連結部のフロート力よりも小さくすることが好ましい。これにより、前側の外刃を肌と接触させて頰等を剃る際に小さな押し付け力であつてもへッドブロックを大きく回転させることができる。

本発明は、上述の改良された発明において、本体ブロックは、ヘッド支持部材を上下方向に案内する筒状のガイド部と、このガイド部内に下方から揷通されてへッド支持部材と連結される貫通ねじとをさらに備え、ガイド部内にへッド支持部材の下端部と付勢部材を配置するとともに、貫通ねじによりへッド支持部材を本体プロックに対して夫々独立に上下動自在とすることが好ましい。これにより、簡単な構成でへッドブロックを本体プロックに対して揺動自在に保持することができ、装置全体の省スペース化を図ることができる。

本発明は、上述の改良された発明において、内刃を往復移動させる駆動部をへッドブロック内に備えることが好ましい。これにより、ヘッドプロックが大きく姿勢を変えた場合でも問題なく内刃に駆動伝達を行うことができるので、本体ブ口ック内に駆動部を配置した場合と比較してへッドプロックの肌への追従性を向上させることができる。

上記において、本体プロックは、へッドブロックに設けられた駆動部の電源部をさらに有し、電源部と駆動部とを接続する配線は、本体ブロックの側面及びへッドブロックの側面を貫通することが好ましい。これにより、へッドブロックと本体プロックとの間の酉己,線を長くすることができるので、へッドプロククが大きく姿勢を変えた場合であっても酉己線は大きく屈曲することがなく、従っ、へッドプロックの姿勢を変える際に生じる配線の屈曲による抵抗を低減させることができる。

上記において、本体プロックは、へッドブロックに設けられた駆動部の電源部をさらに有し、電源部と駆動部とを接続する配線は、本体ブロックの側面及びへッドプロックの側面の夫々の前後に備えた回転連結部の中間位置近傍を貫通することが好ましい。これにより、ヘッドブロックが大きく姿勢を変えた場合であつても配線は大きく屈曲することがなく、従って、ヘッドブロックの姿勢を変える際に生じる配線の屈曲による抵抗を低減させることができる。

上記において、配線の周囲を覆う屈曲自在な筒体を有し、この筒体の両端部をシールし、本体プロック及びへッドプロックを防水構造にすることが好ましレ、。これにより、往復式電気かみそり全体を防水構造にすることができるので、水洗いにより容易に髭屑掃除を行うことができる。

本発明は、上述の改良された発明において、ヘッドブロックは、外刃を上部に装着した外刃カセットを備え、この外刃カセットは、ヘッドブロックへの係止用の部材と、この係止用部材によるへッドブロックへの係止を解除するための釦部とを備えることが好ましい。これにより、簡単な構成で容易に外刃の取り外しを行うことができる。

図面の簡単な説明

F I G. 1は本発明の実施形態 1の往復式電気かみそりを示す斜視図である。 F I G. 2は実施形態 1の往復式電気かみそりを示す断面図である。

F I G. 3は実施形態 1の往復式電気かみそりを示す分解斜視図である。 F I G. 4はへッドブロックが沈み込んだ状態における実施形態 1の往復式電気かみそりを示す断面図である。

F I G. 5はヘッドブロックが右側に傾斜した状態における実施形態 1の往復式電気かみそりを示す断面図である。

F I G. 6は実施形態 1の往復式電気かみそりのへッドブロックと本体ブ口ックの連結箇所の構造を示す断面図である。

F I G. 7は実施形態 1の往復式電気かみそりのへッドブロックと本体プ口ックの連結箇所においてねじ止め板が橈んだ状態を示す断面図である。

F I G. 8はへッドブロックが前後に傾いていない状態における実施形態 1の往復式電気かみそりのへッド支持部材と回転連結部との位置関係を示す側面図である。

F I G. 9はへッドブロックが後側に傾いていない状態における実施形態 1の往復式電気かみそりのへッド支持部材と回転連結部との位置関係を示す側面図であ。

F I G. 1 0はへッドプロックが前側に傾いていない状態における実施形態 1 の往復式電気かみそりのへッド支持部材と回転連結部との位置関係を示す側面図である。

F I G. 1 1は実施形態 2の往復式電気かみそりを示す分解 ,斜視図である。 F I G. 1 2は実施形態 3の往復式電気かみそりを示す断面図である。発明を実施するための最良の形態

以下に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。

(実施形態 1 )

本発明の実施形態 1を F I G. 1乃至 F I G. 1 0を参照して説明する。本実施形態の往復式電気かみそり 1は、 F I G. 1に示すように、スィッチ 3 0を備えた本体プロック 8の上方に、へッドプロック 1 0を前後左右揺動自在、且つ、上下動自在に接続させたものであり、上記へッドプロック 1 0の上部略中央に粗削り用スリット刃 2を上部に有したスリット刃組立品 3を設け、その両側には外刃 4を有する刃へッド 6を前後方向に並設するとともに、各刃へッド 6の下方に外刃 4と摺動しながら往復動する内刃 7を夫々設けたものである。伹し、本例の説明に使用する前後左右の位置関係は、スィッチ 3 0を正面に見た場合を基準とする。

F I G. 3には、往復式電気かみそり 1の分解斜視図を示している。刃へッド 6は、刃孔を有したフォイノレ状の外刃 4と、外刃 4をアーチ状に取り付ける外刃取付枠 5により構成されている。各刃へッド 6とスリツト刃組立品 3は、上下に開口した略箱型の保持枠 9内にて上下動自在に、且つ、各外刃 4や粗削り用スリット刃 2が上方に突出するように取り付けられている。

保持枠 9の左右側面における上端中央部には夫々釦部 1 1が配設されており、また、これらの釦部 1 1の下方には該釦部 1 1への押圧と連動して保持枠 9から出入する係止突片 1 2 (請求項 1 7における係止用部材）が設けられている。また、略箱型の外刃フレーム 2 6の両側部には上方に突出した突片部 1 4が配設されており、この突片部 1 4の内側面には上記係止突片 1 2と係合する係止凹部 1 5が形成されている。従って、保持枠 9とスリット刃糸且立品 3と刃へッド 6とで構成される外刃カセット 1 6は、係止突片 1 2が係止四部 1 5に係止されることで、両突片部 1 4間に挟持されて外刃フレーム 2 6に接続される。この外刃フレーム 2 6と外刃カセット 1 6よりへッドブロック 1 0が構成される。また、釦部 1 1への押圧により係止突片 1 2と係止凹部 1 5との係止は解除される。このように、外刃カセット 1 6は外刃フレーム 2 6と着脱自在である。

外刃フレーム 2 6は、上カバー 1 3の下方開口を下カバー 1 7で塞いで形成される箱型の部材であり、その中空部にリニアモータ 1 8を内蔵している。リニアモータ 1 8は、その上側に上カバー 1 3が上カバー固定ねじ 1 9により固定され、その下側に下カバー 1 7が下カバー固定ねじ 2 0により固定されている。外刃フレーム 2 6の上面における略中央部には開口部 2 1が形成されており、リニアモータ 1 8の上部に配された左右に往復動する一対の駆動子 2 2が、上記の開口部 2 1から外刃フレーム 2 6の上方に突出している。さらに、夫々の駆動子 2 2の上端には、内刃押上ばね 2 3の介在により上方にばね付勢された状態で内刃 7を取り付けており、外刃カセット 1 6を備えた状態で上記内刃 7が外刃 4 の内側を左右方向に往復摺動するようになつている。また、スリット刃組立部 3 に備えた粗削り用スリット刃 2は、駆動子 2 2の一方に付設したスリット駆動桿 2 5と連結されて、駆動子 2 2により駆動されるようになっている。

以上、へッドブロック 1 0の構成について主に説明してきたが、次に、本体ブロック 8とへッドプロック 1 0を前後方向及び左右方向に摇動自在、且つ、上下動自在に接続させる為の構成について説明する。へッドプロック 1 0を構成する外刃フレーム 2 6に備えた一対の突片部 1 4には、球状突起である回転連結部 3 2を夫々の外側面上に前後 2箇所ずつ、即ち、外刃フレーム 2 6の前後左右位置に都合 4箇所形成しており、夫々の回転連結部 3 2の中央には突片部 1 4の内側と外側を貫く貫通孔 3 5を形成している。ここで、回転連結部 3 2の上下位置に関しては、前側に位置する方を外刃フレーム² 6の上端近傍とし、後側に位置する方は前側に位置する方よりも低い位置として備えている。回転連結部 3 2の前後位置に関しては、前側の回転連結部 3 2と外刃フレーム 2 6の前後中心位置との距離よりも、後側の回転連結部 3 2と外刃フレーム 2 6の前後中心位置との距離の方を大きくしている。また、 F I G. 6に詳しく示すように、矩形の両端部に孔部 3 6を備えて成るねじ止め板 3 4 (請求項 3におけるばね部材）の一端側の孔部 3 6に貫通させて、固定ねじ 3 3を突片部 1 4の内側面に固定させている。

へッド支持部材 3 7は、下方に開口した筒部 3 8の上端に、側面に F I G. 6 に示される球状孔 3 9を形成すると共に該球状孔 3 9の中央を貫通するねじ揷入孔 4 0を形成した延設片 4 1を備えて成る部材である。伹し、ねじ揷入孔 4 0の形状としては、前側に位置する方を略円形状とし、後側に位置する方を横長楕円形状とする。 4箇所の回転連結部 3 2の夫々にへッド支持部材 3 7の球状孔 3 9 を嵌合させ、この状態で、突片部 1 4の外面側から保持ねじ 4 2 (請求項 3におけるピン）をねじ揷入孔 4 0及び貫通孔 3 5に貫通させ、さらに、突片部 1 4の内面側に突出した保持ねじ 4 2の先端部を、ねじ止め板 3 4の自由端側の孔部 3 6に貫通させている。上記保持ねじ 4 2は、該保持ねじ 4 2の先端側に螺合されて突片部 1 4の内面側にねじ板 3 4を押圧するナット 4 3によつて脱落が防止されている。

上記構成により、へッド支持部材 3 7は、外刃フレーム 2 6、即ち、へッドブロック 1 0の前後左右の 4箇所において前後方向に回動自在に軸支される。また、突片部 1 4の内側面の貫通孔 3 5近傍には周囲より一段低い凹部 4 6を形成して、ねじ止め板 3 4と凹部 4 6との間に隙間が生じるようにしている。

本体プロック 8は、 F I G. 2に示されるように、リニアモータ 1 8を駆動する為の電池 2 8 (電源部）及び該電池 2 8と接続される回路 2 9を内部に備えると共に、スィッチ 3 0を正面に備えたものであり、本体プロック 8の上部に備えた刃へッド保持体 4 9左右両側面の前後位置には、 F I G. 3に示されるように、上下に貫通した筒状の円筒部（請求項 1 2におけるガイド部） 3 1が都合 4箇所に配設されている。円筒部 3 1の貫通孔 6 1内の一部の径は小さくなつており、この小径部 6 2の上端と下端には段部 6 0と段部 4 7とが形成されている。円筒部 3 1は、貫通孔 6 1内にへッドプロック 1 0を上方に付勢するためのへッドフロートばね（請求項 1 2における付勢部材） 4 4を有しており、このヘッドフロートばね 4 4は、その下端が円筒部 3 1の段部 6 0に係止されて円筒部 3 1の貫通孔 6 1内に保持される。へッドプロック 1 0を軸支するへッド支持部材 3 7 は、円筒部 3 1の上側開口部から貫通孔 6 1内に挿入されるとともに、へッドフロートバネ 4 4により上方に付勢されて上下方向に揺動自在な状態（以下、フロ ' ート状態という）となる。また、円筒部 3 1の下側開口部からは、ヘッド固定ねじ（請求項 1 2における貫通ねじ） 4 5が挿入されて、その上端部がヘッド支持部材 3 7の下端部にねじ固定される。このヘッド固定ねじ 4 5の下端は、円筒部 3 1の小径部 6 2の貫通孔 6 1内に形成された段部 4 7に係止されるため、へッド固定ねじ 4 5の上方への移動は所定範囲内に制限される。上記構成により、へッドプロック 1 0は、 4箇所のへッド支持部材 3 7により上下動自在なフロート状態で本体ブロック 8の上方に接続される。各へッド支持部材 3 7のフロート量

(上下動する幅）については、前側に配設された 2つのへッド支持部材 3 7のフロート量が、後側に配設された 2つのへッド支持部材 3 7のフロート量よりも大きくなるように構成されている。また、各ヘッド支持部材 3 7を上方に付勢する各へッドフロートバネ 4 4のフロート力については、前側に酉己設された 2つのへッドフロートバネ 4 4のフロート力が後側に酉己設された 2つのへッドフロートノネ 4 4のフロート力よりも小さくなるように設定されている。

へッドブロック 1 0の外刃フレーム 2 6に内蔵したリユアモータ 1 8に電力を供給する為の配線 4 8は、本体ブロック 8の内部を通って刃へッド保持体 4 9の左側面に設けられた不図示の貫通孔から一旦露出させたうえで、外刃フレーム 2 6の左側面に配された突片部 1 4の回転連結部 3 2近傍から外刃フレーム 2 6の内部に導いてリニアモータ 1 8に接続させている。これにより、ヘッドブロック 1 0が動く際に配線 4 8の屈曲により生じる反力を抑制してへッドプロック 1 0 の肌への追従性を良好なものとしている。また、この配線 4 8を外刃フレーム 2 6の内部に導き入れる位置は、外刃フレーム 2 6の左側面に配された 2つの回転連結部 3 2の中間位置近傍（請求項 1 5における回転連結部の中間位置近傍）であることが望ましい。これにより、ヘッドブロック 1 0が大きく姿勢を変えた場合であっても、配線 4 8が大きく屈曲することを防ぐことができる。

また、配線 4 8の露出部分は、その周囲を屈曲自在な筒体 5 0で覆われており、さらに、刃へッド保持体 4 9の左側面と筒体 5 0との接合部分、及び外刃フレーム 2 6の突片部 1 4における外刃フレーム 2 6と筒体 5 0との接合部分には、夫々シーリング処理が施されている。加えて、本例の本体ブロック 8は防水構造に形成しており、これにより、往復式電気かみそり 1全体を水洗い可能としている。

上記のように、本往復式電気かみそり 1にあっては、へッドブロック 1 0を肌に押し付けた場合や、剃り時に骨部の凹凸等により衝撃が生じた場合には、 F I G. 4に示すようにへッド支持部材 3 7、即ち、へッドブロック 1 0全体のへッドフロートばね 4 4の付勢力に抗した沈み込みによって、衝撃を吸収することができる。但し、へッドブロック 1 0の沈み込みは、へッド支持部材 3 7の下端が円筒部 3 1の小径部 6 2の段部 6 0に係止されることにより、所定範囲内に制限される。

さらに、 4箇所のへッド支持部材 3 7が夫々独立に上下動自在となっていることから、例えば後側の外刃 4が肌と接触した場合には、 F I G . 9に示すように、後側に 2箇所配したへッド支持部材 3 7の夫々が沈み込み、外刃 4を配した上面が後方に傾斜するように、前側の 2箇所の回転連結部 3 2を中心としてへッドプロック 1 0全体が回転する。これに対して、例えば前側の外刃 4が肌と接触した場合には、 F I G. 1 0に示すように、前側に 2箇所配したへッド支持部材 3 7の夫々が沈み込み、外刃 4を配した上面が前方にィ fc斜するように、後側の 2箇所の回転連結部 3 2を中心としてへッドブロック 1 0全体が回転する。これにより、刃ヘッド 6を肌に押し付けることで、へッドブロック 1 0全体が肌に追従して回転する。しかもこの構造においては、回転連結部 3 2を前側に一対と後側に一対備えていることから、肌に接触する刃へッド 6とへッドブロック 1 0の前後回転中心となる回転連結部 3 2との距離を、肌の接触方向に関わらず大きくとることができる。これにより小さな押し付け力で剃った場合であっても、ヘッドプロック 1 0 を前後回転させる大きなモーメントが発生し、肌に対する良好な追従が行われるこのようにへッドブロック 1 0が前後回転する場合には、前側と後側の回転連結部 3 2の前後方向における距離が変化し、前側と後側のへッド支持部材 3 7の前後方向における距離との間にずれが生じる。これに対して本例では、前側のへッド支持部材 3 7に備えたねじ揷入孔 4 0の形状を略円形状として前側の回転連結部 3 2を前後移動不能とし、後側のへッド支持部材 3 7に備えたねじ揷入孔 4 0 (請求項 5における長穴）の形状を横長楕円形状として後側の回転連結部 3 2 を所定範囲内で前後移動自在としていることから、へッドプロック 1 0の前後回転は円滑に行われる。

前後方向における距離のずれを吸収するために、前側と後側の回転連結部 3 2 を共に前後方向に移動可能とする方法も考えられるが、このようにした場合には、へッドブロック 1 0の前後回転は円滑に行われるものの、剃り時にへッドブロック 1 0がぐらつきを起こすことから非常に剃り難いものとなってしまう。また、本例の場合と逆に、前側の回転連結部 3 2を所定範囲内で前後移動自在とし、後側の回転連結部 3 2を前後移動不能とする方法も考えられ、これによればへッドブロック 1 0の前後回転は円滑に行われるとともに剃り時にぐらつきも起こさない。し力し、通常の剃り時には頰等の肌を比較的垂直に近い姿勢にして下から上に向けて剃る場合が多く、そのような場合にこの方法では、外刃 4を配した上面が肌に追従して前方に傾斜する際にへッドプロック 1 0全体が回転するとともに後側に移動すること力ら、剃り難いものとなってしまう。

これに対して、ねじ揷入孔 4 0を本例のように形成することで、へッドプロック 1 0の前後回転は円滑に行われるとともに剃り時にぐらつきを起こすこともなく、さらに、頰等の肌を比較的垂直に近い姿勢にして下から上に向けて剃る場合にもへッドブロック 1 0の移動を最小限に抑制することができるので、剃り易いものとなる。

本往復式電気かみそり 1においては、へッドプロック 1 0の下部に駆動部であるリアモータ 1 8を酉己置したことで、へッドプロック 1 0全体が高重量、且つ、低重心となっている。し力し、既述したように後側の回転連結部 3 2を前側の回転連結部 3 2よりも低い位置としたことで、 F I G. 1 0に示すように前側の外刃 4を肌と接触させてへッドプロック 1 0の上面を前側に傾斜させて頰等を剃る際には、回転中心となる後側の回転連結部 3 2がへッドブロック 1 0の重心の近くに位置し、これによりへッドプロック 1 0の重量の影響を少なくして、へッドプロック 1 0が小さな押し付け力であっても大きく回転するようになっているカロえて、既述したように後側の回転連結部 3 2と外刃フレーム 2 6の前後中心位置との距離を大きくしたことで、頰等を剃る際に、肌との接触点と回転中心となる後側の回転連結部 3 2との距離を大きくとることができ、これによりへッドプロック 1 0はさらに回転し易くなつている。

また、既述したようにへッド支持部材 3 7のフロート量は前側の方を後側の方より大きくしており、フロート力は前側の方を後側の方より弱くしているので、これによつても頰等を剃る際にはへッドブロック 1 0が大きく回転し易くなつており、肌への確実な追従を可能にしている。

後側の外刃 4を肌と接触させて、 F I G. 9に示すようにへッドブロック 1 0 の上面が後方に傾斜した状態で顎下を剃る場合には、前側の回転連結部 3 2が回転中心になるとともに、ヘッドブロック 1 0を回転させる力として非常に小さな力しカゝ働かないが、既述したように前側の回転連結部 3 2を刃へッド 6の上端近傍としたことで、このような小さな力でも円滑な回転が行われるようになつている。

F I G. 5には、本往復式電気かみそり 1のへッドブロック 1 0を、上面が右側に傾斜するように回転させた場合を示している。このように、例えば右側のへッド支持部材 3 7が左側のへッド支持部材 3 7よりも下方に沈み込んだ場合には、へッドブロック 1 0は正面視にて時計回りに回転する。同様に、左側のへッド支持部材 3 7が沈み込んだ場合にはへッドブロック 1 0は正面視にて反時計回りに回転し、これにより、ヘッドブロック 1 0は左右方向に揺動自在になるとともに、より確実な肌への追従が可能となる。

上記したように、へッドブロック 1 0が左右に傾いた状態においては、左右のへッド支持部材 3 7に備えたねじ揷入孔 4 0間の距離と、へッドブロック 1 0の左右に備えた貫通孔 3 5間の距離との関係が変化する。し力し、本例においては記述したように、へッド支持部材 3 7を保持ねじ 4 2にて係止するとともに該保持ねじ 4 2をねじ止め板 3 4にて係止しており、加えて、ねじ止め板 3 4と突片部 1 4の間には凹部 4 6による隙間を備えているので、 F I G. 7に示すようなねじ止め板 3 4の上側の撓みによって、保持ねじ 4 2はばね付勢されながら左右方向に移動自在となっているので、上記したようなずれが生じた場合にも、突設片 1 4やへッド支持部材 3 7を変形させる力が生じることが防止されるとともに、へッドプロック 1 0が保持ねじ 4 2の左右移動により不安定に振動して切味の悪化や騒音の発生を招くこともない。この保持ねじ 4 2とねじ止め板 3 4等よりなる機構が請求項 2及び請求項 3における左右方向の距離を変更し得る機構に相当する。

以上述べてきたように、本へッドプロック 1 0は前後左右に大きく揺動しながら肌に追従するものであるが、記述したようにリニアモータ 1 8をへッドブロック 1◦内部に酉己置したことにより、へッドブロック 1 0が大きく姿勢を変えた場合でも問題無く駆動子 2 2やスリット駆動桿 2 5を介して内刃 7やスリット刃組立品 3に駆動伝達を行うことができる。これに対して、例えばリユアモータ 1 8 を本体プロック 8内部に配置するとともに上方に突出させた駆動子 2 2ゃスリツト駆動桿 2 5によりへッドブロック 1 0内に駆動伝達を行うものであれば、確実な駆動伝達の為にへッドプロック 1 0の移動に相当な制約を与える必要があり、肌への追従十生という点で問題が生じてしまう。

(実施形態 2 )

本発明の実施形態 2を、 F I G. 1 1を参照して説明する。この往復式電気かみそり 1は実施形態 1のものと略同様の構成を備えているので、共通の構成については説明を省略する力実施形態 1と異なる特徴的な構成として、後側のへッド支持部材 3 7を、本体連結部材 5 1とそれに回動自在に連結されるリンク部材 5 2の 2つの部材で構成している。上記連結は、本体連結部材 5 1の上端部に穿設した円形孔に、リンク部材 5 2の下端部に突設した円筒形突起部を揷通してからその先端をかしめることで前後方向に回動自在に連結したものである。これにより、ヘッドブロック 1 0の回転連結部 3 2は、保持ねじ 4 2を介して回転連結部 3 2と連結されるリンク部材 5 2の回動によって、本体ブロック 8に対して前後方向に移動可能となっている。

上記構成によっても一例と同様に、へッドプロック 1 0の前後回転は円滑に行われるとともに剃り時にぐらつきを起こすこともなく、さらに、頰等の肌を比較的垂直に近い姿勢にして下から上に向けて剃る場合にもへッドブロック 1 0の移動を最小限に抑制することができるので、剃り易いものとなる。

(実施形態 3 )

本発明の実施形態 3を、 F I G . 1 2を参照して説明する。この往復式電気かみそり 1は実施形態 1のものと略同様の構成を備えているので、共通の構成については説明を省略するが、実施形態 1と異なる特徴的な構成として、リユアモータ 1 8に電力を供給するための配線 4 8を、本体プロック 8の内部を通って刃へッド保持体 4 9の上面の右端部から一端露出させた上で、外刃フレーム 2 6の下面の左端部から内部に導入してリエアモータ 1 8に接続させている。また、配線 4 8の露出部分を屈曲自在な筒体 5 0で覆うと共に、該筒体 5 0の両端部に夫々シーリング処理を施している。

上記構成によって、刃へッド保持体 4 9の上面の右端部から外刃フレーム 2 6 の下面の左端部までの空間を利用して配線 4 8を長く配設することができるので、へッドプロック 1 0が姿勢を変える際にも配線 4 8の屈曲が小さく抑えられる。従って、ヘッドブロック 1 0の揺動運動時に配線 4 8の屈曲により生じる反力が抑制されるので、へッドブロック 1 0の肌への追従性は良好となる。

なお、この出願は 2 0 0 1年 9月 2 5日付けの特許出願に基づいて優先権主張を行う。その出願の内容の全体が参照によって、この出願に組み込まれる。

Claims

請求の範囲

1 . 本体ブロックと、この本体ブロックの上部に接続されるヘッドブロックとを備え、前記ヘッドブロックは、本体の前後方向に並設されたアーチ状の外刃と、この外刃の内側において本体の左右方向に往復摺動する内刃とを備えて成る往復式電気かみそりにおいて、

前記へッドプロックは、その左右両端上部の前後位置に、該へッドプロックと本体プロックとを連結するための回転連結部を都合 4箇所備え、

前記本体プロックは、夫々が独立して上下動自在な都合 4箇所に設けられたへッド支持部材と、これらのへッド支持部材の各々を上方に付勢してフロートさせる付勢部材とを備え、

前記本体プロック側の各へッド支持部材の上端部を前記 4箇所の回転連結部の夫々に本体左右方向を軸として前後方向に回動自在に連結させて、前記へッドブロックを前記本体プロックに対して前後方向に揺動自在としたことを特徴とする往復式電気かみそり。

2 . 請求項 1記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記へッド支持部材の上端部と前記へッドブロックの回転連結部との左右方向の距離を夫々自在に変更し得る機構を備え、前記へッドブロックを前記本体プロックに対して左右に揺動自在としたことを特徴とする。

3 . 請求項 2記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記左右方向の距離を変更し得る機構は、前記へッド支持部材の上端部と前記ヘッドブロックの回^ g結部とを、左右方向に貫通して連結させるピンと、このピンを左右移動自在に支持するばね部材とを備えたことを特徴とする。

4 . 請求項 1記載の往復式電気かみそりにおレ、て、

前記 4つの回転連結部のうち、前記へッドプロックの左右両端の前側に位置する 2箇所の回転連結部と、へッドプロックの左右両端の後側に位置する 2箇所の回転連結部のうちの一方がへッド支持部材に対して前後移動不能に設けられるとともに、他方がへッド支持部材に対して前後移動自在に構成されたことを特徴とする。

5 . 請求項 4記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記回転連結部をへッド支持部材に対して前後移動自在とするために、前後方向に長尺の長穴をへッド支持部材の上端部に備え、前記長穴を介してへッド支持部材を回転連結部に接続したことを特徴とする。

6 . 請求項 4記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記回転連結部をへッド支持部材に対して前後移動自在とするために、二つの部材を前後回動自在に連結させてへッド支持部材を形成したことを特徴とする。

7 . 請求項 4記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記へッドブロックの左右両端の後側に位置する 2箇所の回転連結部を、前記へッド支持部材に対して前後移動自在としたことを特徴とする。

8 . 請求項 1記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記へッドブロックの左右両端において、後側に位置する回転連結部を前側に位置する回転連結部よりも低、位置に備えたことを特徴とする。

9 . 請求項 1記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記へッドブロックの左右両端において、前側に位置する回転連結部を後側に位置する回転連結部よりもへッドプロックの前後中心位置から近い位置に備えたことを特徴とする。

1 0. 請求項 1記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記へッドブロックの左右両端において、前側に位置する回転連結部のフ口一ト量を後側に位置する回転連結部のフロート量よりも大きくしたことを特徴とする。

1 1 . 請求項 1記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記へッドブロックの左右両端において、前側に位置する回転連結部のフロートカを後側に位置する回転連結部のフロート力よりも小さくしたことを特徴とする。

1 2 . 請求項 1記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記本体ブロックは、前記ヘッド支持部材を上下方向に案内する筒状のガイド部と、このガイド部内に下方から挿通されて前記ヘッド支持部材と連結される貫通ねじとをさらに備え、前記ガイド部内に前記へッド支持部材の下端部と前記付勢部材を配置するとともに、前記貫通ねじにより前記へッド支持部材を前記本体ブロックに対して夫々独立に上下動自在としたことを特徴とする。

1 3 . 請求項 1記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記内刃を往復移動させる駆動部を前記へッドプロック内に備えたことを特徴とする。

1 4. 請求項 1 3記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記本体ブロックは、前記へッドブロックに設けられた駆動部の電源部をさらに有し、

前記電源部と駆動部とを接続する配線は、本体ブロックの側面及びへッドブ口ックの側面を貫通することを特徴とする。

1 5 . 請求項 1 3記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記本体プロックは、前記へッドブロックに設けられた駆動部の電源部をさらに有し、

前記電源部と駆動部とを接続する配線は、本体ブロックの側面及びへッドブ口ックの側面の夫々の前後に備えた回転連結部の中間位置近傍を貫通することを特徴とする。

1 6 . 請求項 1 4記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記配線の周囲を覆う屈曲自在な筒体を有し、この筒体の両端部をシールし、本体ブロック及びへッドブロックを防水構造にしたことを特徴とする。

1 7 . 請求項 1記載の往復式電気かみそりにおいて、

前記へッドプロックは、前記外刃を上部に装着した外刃カセットを備え、この外刃カセットは、前記へッドブロックへの係止用の部材と、この係止用部材による前記へッドブロックへの係止を解除するための釦部とを備えたことを特徴とする。