JP4955711B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

本発明は、電気かみそりに関する。
従来、略棒状の本体部の先端部に、細長い剃毛部を有するヘッド部を、相互に直交する二つの揺動軸回りに揺動可能に取り付けた電気かみそりが知られている(例えば特許文献1)。二つの揺動軸は、いずれもヘッド部の突出方向と略直交しており、また、それら二つの揺動軸のうち一方は剃毛部の長手方向と平行であり、他方は長手方向と直交している。
特開平6−343776号公報
しかしながら、上記特許文献1の電気かみそりでは、二つの揺動軸が相互に近接して配置されている。このため、ヘッド部は、モーメントアームが長くなる分、剃毛部の長手方向と直交する揺動軸回りには揺動しやすくなり、逆に、剃毛部の長手方向と平行な揺動軸回りには揺動しにくくなってしまう。このようなヘッド部の揺動特性により、頬や、顎、首部等の被剃毛面の凹凸に対して良好な追従性が得られにくくなって、剃毛性能が低下してしまう虞があった。
そこで、本発明は、ヘッド部の被剃毛面の凹凸に対する追従性をより高めることが可能な新規な構成の電気かみそりを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、略棒状の本体部と、上記本体部の長手方向一端部から突出しかつ当該本体部に揺動可能に取り付けられたヘッド部と、を備え、上記ヘッド部に、相対動作する一対の刃を有するとともに上記ヘッド部の突出方向と略直交する一方向に長く形成された剃毛部と、上記一対の刃のうち少なくとも一方を駆動する駆動機構と、を設けた電気かみそりにおいて、上記本体部に揺動可能に支持されるとともに上記ヘッド部を揺動可能に支持する介在部を備え、上記ヘッド部は、上記介在部に、上記剃毛部の長手方向と略平行な第一揺動軸回りに揺動可能に支持され、上記介在部は、上記本体部に、上記ヘッド部の突出方向と略直交しかつ上記第一揺動軸と直交する第二揺動軸回りに揺動可能に支持され、上記第一揺動軸を、上記剃毛部の被剃毛面との接触面の上記突出方向の先端部分に対し上記突出方向と反対側に配置し、上記第二揺動軸を、上記第一揺動軸より、上記剃毛部の被剃毛面との接触面の突出方向の先端部分から遠ざけて配置し、上記ヘッド部は、上記介在部に、上記剃毛部の長手方向と略平行な連結軸で介在部およびヘッド部に連結された二つの第一リンクアームを含む第一リンク機構を介して揺動可能に支持され、上記二つの第一リンクアームの上記介在部との連結軸間の距離を上記二つの第一リンクアームの上記ヘッド部との連結軸間の距離より狭く設定し、上記介在部は、上記本体部に、上記ヘッド部の突出方向と略直交しかつ上記第一揺動軸と直交する連結軸で本体部および介在部に連結された二つの第二リンクアームを含む第二リンク機構を介して揺動可能に支持され、上記二つの第二リンクアームの上記本体部との連結軸間の距離を上記二つの第二リンクアームの上記介在部との連結軸間の距離より狭く設定し、上記二つの第二リンクアームのうち一方の連結軸間を結ぶ直線と他方の連結軸間を結ぶ直線との交点を上記第二揺動軸として該交点を、上記二つの第一リンクアームのうち一方の連結軸間を結ぶ直線と他方の連結軸間を結ぶ直線との交点を上記第一揺動軸として該交点より、上記剃毛部の被剃毛面との接触面の上記突出方向の先端部分から遠ざけて配置し、前記第一リンク機構を、前記剃毛部の長手方向に離間させて二つ設け、二つの第一リンク機構のうち一方の第一リンクアームと他方の第一リンクアームとの間に、前記ヘッド部を回動可能に支持するシャフトを架設し、前記シャフトの長手方向両端部分をそれぞれ前記第一リンクアームに固定するとともに、前記シャフトの長手方向中間部分を前記ヘッド部に固定したことを特徴とする。
請求項の発明にあっては、上記第一リンク機構は、上記二つの第一リンクアームを回動可能に支持する第一支持アームを有し、上記第一支持アームに上記第一揺動軸に直交する仮想平面と交叉する平面部を有する取付部を設け、当該平面部を上記介在部に突き当てた状態で上記取付部を上記介在部に固定したことを特徴とする。
請求項の発明にあっては、上記第二リンク機構は、ベース部と、ベース部の上記第二揺動軸に沿う方向の両側に突設された一対の第二支持アームと、を有し、上記二つの第二リンクアームをそれぞれ上記一対の第二支持アームの双方に回動可能な状態に架設したことを特徴とする。
請求項の発明にあっては、上記二つの第二リンクアームのそれぞれを上記一対の第二支持アーム間に略U字状に架設し、上記略U字の底部に上記介在部を取り付けたことを特徴とする。
請求項の発明にあっては、上記本体部と上記介在部との間に、上記ヘッド部の上記介在部に対する揺動について反力を与える付勢機構としての弾性部材を、上記第二揺動軸に沿う方向の一方側から他方側にかけて架設したことを特徴とする。
請求項の発明にあっては、上記ヘッド部の上記介在部に対する揺動について反力を与える第一付勢機構と、上記介在部の上記本体部に対する揺動について反力を与える第二付勢機構と、を備え、上記第二付勢機構の反力によるトルクを、上記第一付勢機構の反力によるトルクより大きくしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、上記第二揺動軸を、上記第一揺動軸より上記剃毛部の被剃毛面との接触面の突出方向の先端部分から遠ざけて配置したため、第二揺動軸回りにヘッド部が揺動する際には、接触面は被剃毛面に沿ってより長い距離を移動(摺動)することになり、その分、揺動抵抗が大きくなる。すなわち、第二揺動軸回りのヘッド部の揺動について、モーメントアームが長くなる分、揺動トルクが大きくなるのに対抗して、上記摺動抵抗による揺動負荷トルクを大きくすることができるため、第二揺動軸回りのみにヘッド部が揺動しやすくなるのを抑制して、ヘッド部の被剃毛面に対する追従性を高めることができる。
また、上記第一リンク機構および第二リンク機構によって、ヘッド部を第一揺動軸および第二揺動軸回りに揺動可能とし、かつ、第二揺動軸回りにヘッド部が揺動する際にヘッド部の揺動(摺動)抵抗を高める構成を、第一リンクアームや第二リンクアームの配置等によって、比較的簡単に得ることができる。
また、第一揺動軸回りにヘッド部を揺動させると上記シャフトがねじられて揺動反力(トルク)を生じるため、比較的簡素な構成によって揺動負荷トルクを得ることができる。
請求項の発明によれば、揺動によって第一支持アームの取付部分に作用する力を平面部と介在部とを突き当てた部分で受けることができるため、ヘッド部の揺動に伴って第一支持アームが介在部に対してずれるのを抑制し、以て、介在部による第一支持アームの支持剛性を確保しやすくなる。
請求項の発明によれば、第二リンク機構を立体的に構成して、剛性および強度を高めやすくなる。
請求項の発明によれば、二つの第二リンクアームを介在部に同心にて回動可能に連結する構成を比較的簡素なものとして得ることができる。
請求項の発明によれば、第二揺動軸回りに所要の揺動反力を確保して第二揺動軸回りにのみヘッド部が揺動しやすくなるのをさらに抑制できる上、弾性部材の長さを確保しやすくなり、その分、揺動反力の設定自由度を高めることができる。
請求項の発明によれば、第二揺動軸回りのみにヘッド部が揺動しやすくなるのをより一層抑制して、ヘッド部の被剃毛面に対する追従性をさらに高めることができる。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる電気かみそりの斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態にかかる電気かみそりの分解斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態にかかる電気かみそりのヘッド部の斜視図であって、アウタケースを取り外した状態を示す図である。 図4は、本発明の第1実施形態にかかる電気かみそりに含まれる介在部、第一リンク機構、およびヘッド部の一部を示す分解斜視図である。 図5は、本発明の第1実施形態にかかる電気かみそりに含まれる第二リンク機構、介在部、および第一リンク機構の一部を示す斜視図である。 図6は、本発明の第1実施形態にかかる電気かみそりに含まれる第二リンク機構、介在部、第一リンク機構、およびヘッド部の一部を示す側面図(Y方向から見た図)である。 図7は、本発明の第1実施形態にかかる電気かみそりに含まれる第二リンク機構、介在部、第一リンク機構、およびヘッド部の一部を示す正面図(X方向から見た図)である。 図8は、本発明の第1実施形態にかかる電気かみそりに含まれる第二リンク機構、介在部、第一リンク機構、およびヘッド部の一部を示す斜視図(Z方向の本体部側から見た図)である。 図9は、本発明の第1実施形態の変形例にかかる電気かみそりに含まれる第二リンク機構、介在部、第一リンク機構、およびヘッド部の一部を示す斜視図(Z方向の本体部側から見た図)である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下ではそれら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。また、以下では、便宜上、図中のX方向を前後方向、Y方向を左右方向、Z方向を上下方向と称することにする。
(第1実施形態)図1に示すように、本実施形態にかかる電気かみそり1は、棒状に形成された本体部2と、本体部2の長手方向一方側(図1では上方側)の端部2aに揺動可能に取り付けられたヘッド部3とを備えている。
また、本実施形態では、図1および図2に示すように、本体部2の長手方向一方側の端部2aには、側方(X方向)膨出する突出部2bが形成されており、ヘッド部3は、この突出部2bに取り付けられている。ヘッド部3は、揺動させる力が作用しない自由状態で、本体部2から図1および図2のZ方向(=突出方向、図1および図2の上側)に突出している。
また、図2および図3に示すように、ヘッド部3には、突出方向(Z方向)と略直交する一方向(Y方向)に細長い剃毛部4が複数(本実施形態では二つ)、相互に平行に設けられている。剃毛部4は、対をなす刃として、ヘッド部3の突端に露出するメッシュ状に形成された外刃4a(図2)と、外刃4aの内面に摺接して往復動する内刃4b(図3)とを備えており、外刃4aのメッシュの開口部から剃毛部4内に導入された毛が、外刃4aの内面と内刃4bの外面との間で剪断されるようになっている。外刃4aの外面が接触面4cとなる。本実施形態では、外刃4aはヘッド部3に固定される一方、内刃4bは例えばリニアモータとして構成される駆動機構5によって剃毛部4の長手方向(すなわちY方向)に往復駆動され、これにより、対をなす外刃4aと内刃4bとが相対動作して上記剪断作用が生じるようになっている。なお、本実施形態では、二つの内刃4bがY方向に逆位相で往復動するようになっている。
ヘッド部3は、有底角筒状の凹部3aを有するヘッドケース3b(図3)と、ヘッドケース3bの開放側を覆うアウタケース3c(図2)とを備えている。凹部3aには駆動機構5が収容され、この駆動機構5の可動部5aに内刃4bが装着される一方、外刃4aは、アウタケース3cに装着される。そして、外刃4aを取り付けたアウタケース3cを駆動機構5および内刃4bを取り付けたヘッドケース3bに覆い被せて取り付けることで、内刃4bが外刃4aに内方(図2および図3の下方)から押し付けられるようになっている。なお、内刃4bと外刃4aとの押し付け力は、例えば可動部5aに装着されたコイルスプリング等の付勢機構6によって適宜に与えることができる。
図1および図2に示すように、本体部2の表面には、操作部7が設けられており、使用者は、この操作部7を操作することで、駆動機構5の作動および停止を切り換えることができるようになっている。本体部2内には、駆動機構5の電源としてのバッテリや、交流電力を直流電力に変換するコンバータ、駆動機構5を駆動する駆動回路等が収容されている。使用者は、操作部7を操作して駆動機構5を稼動して内刃4bを往復動させ、本体部2を掴持してヘッド部3の突端にある外刃4aの接触面4cを被剃毛面としての肌に押し付けながら電気かみそり1を肌に沿って動かして、髭等の毛を剃る。
また、本実施形態では、図2,図4等に示すように、本体部2とヘッド部3との間に、本体部2に揺動可能に支持されるとともにヘッド部3を揺動可能に支持する介在部8を設けてある。この介在部8は、ヘッド部3を剃毛部4の長手方向(すなわちY方向)と略平行な第一揺動軸Ay回りに揺動可能に支持するとともに、本体部2に、ヘッド部3の突出方向(すなわちZ方向)と略直交しかつ第一揺動軸Ayと直交する方向(X方向)に沿う第二揺動軸Ax回りに揺動可能に支持されている。
ヘッド部3は、第一リンク機構9を介して介在部8に支持されている。第一リンク機構9は、図2,図4等に示すように、剃毛部4の長手方向(すなわちY方向)に離間させて二つ設けられており、介在部8のY方向の端部に固定されてZ方向に向けて突設される略T字状の第一支持アーム9aと、各第一支持アーム9aのZ方向一方側(ヘッド部3の突端側、図4の上方側)にX方向に離間して回動可能に連結される二つの第一リンクアーム9bと、を有している。第一リンクアーム9bのZ方向他方側(本体部2側、図4の下方側)には、Y方向のヘッド部3の中心側に向けて突出する略円柱状の突起9cが設けられており、突起9cには拡径部9dが設けられている。図8に示すように、ヘッド部3のZ方向他方側(図8では手前側)には、これら突起9cおよび拡径部9dに対応する凹凸形状(例えば段差付きの半円筒状の凹部)を成す受容部3dが形成されている。突起9cおよび拡径部9dと受容部3dとは、少なくともいずれか一方を弾性変形させつつZ方向に相互に近接させながら嵌着できるように構成されており、本実施形態では、これらが嵌合された状態では、突起9cおよび拡径部9dが受容部3dにY方向回りに回動可能に支持されるようになっている。すなわち、本実施形態では、第一リンクアーム9bは、それぞれ、介在部8および本体部2の双方に回動可能に連結される。
また、図4に示すように、二つの第一リンク機構9は、左右勝手違いの構成となっており、それら左右二つの第一リンク機構9について、第一リンクアーム9bの介在部8または本体部2とのY方向に沿う連結軸C11〜C14の対応するもの同士が、同心となるように配置されている。
したがって、本実施形態では、図6に示すように、第一リンク機構9によって、ヘッド部3、介在部8(に固定される第一支持アーム9a)、および二つの第一リンクアーム9bの四つの節が、いずれもY方向に沿う四つの連結軸C11〜C14によって回動可能に結合された平面4節リンク機構が構築されている。
そして、図6に示すように、本実施形態では、第一リンクアーム9bの介在部8(本実施形態では介在部8に固定される第一支持アーム9a)との連結軸C11,C12間の距離D11を、第一リンクアーム9bのヘッド部3との連結軸C13,C14間の距離D12より狭くしてある。さらに、Y方向からの視線(すなわち図6の視線)で、一方の第一リンクアーム9bの連結軸C11,C13を結ぶ直線L11と他方の第一リンクアーム9bの連結軸C12,C14を結ぶ直線L12との交点I1が、ヘッド部3のZ方向突端側に配置される剃毛部4の外刃4aの接触面4cの突出方向(Z方向)の先端部分S(図6,図7中に一点鎖線で示す)の位置に近接して配置されるように構成してある。かかる構成では、この交点I1を、図6の状態(自由状態)における第一揺動軸Ayと見なすことができる。
ちなみに、本実施形態にかかる第一リンク機構9では、上述したように、距離D11を距離D12より狭く設定したが、これらを等距離に設定すると、第一リンク機構は平行四辺形リンク機構となって、ヘッド部3の接触面4cは平行移動することになり、揺動動作が得られなくなる。一方、距離D11を距離D12より広く設定すると、第一揺動軸Ayが接触面4cから離間するため、ヘッド部3が揺動する際に接触面4cが被剃毛面と摺動することになり、その分、揺動抵抗が増大することになる。すなわち、本実施形態では、距離D11を距離D12より狭くすることで、第一揺動軸Ay回りのより円滑な揺動動作が得られるようにしてある。
また、本実施形態では、図3,図4,図6,図8等に示すように、ヘッドケース3bのY方向両側の端部にZ方向に貫通してY方向と略直交する薄いスリット3eを形成し、第一支持アーム9aおよび第一リンクアーム9bをZ方向の他方側(図4および図6の下側)からスリット3eに挿通してヘッドケース3bをZ方向に貫通させる構成としてある。かかる構成により、上述したような介在部8との連結軸C11,C13をヘッド部3との連結軸C12,C14よりZ方向一方側(ヘッド部3の突端側)に配置して交点I1(第一揺動軸Ay)を接触面4cの突出方向(Z方向)の先端部分Sに近接配置するレイアウト(図6参照)を実現しつつ、第一リンク機構9の組付性の向上を図っている。
さらに、本実施形態では、図8に示すように、第一支持アーム9aに、第一揺動軸Ayに直交する仮想平面Py(図8参照、XZ平面)と交叉(本実施形態では直交)する平面部(図8の視線で取付部9eの裏側となる面)を有する取付部9eを設け、当該平面部を介在部8に突き当てた状態で、取付部9eを介在部8にねじ10を用いて固定した。かかる構成によれば、揺動に伴って第一支持アーム9aの取付部分に作用する力を平面部と介在部8とを突き当てた部分で受けることができるため、揺動によって第一支持アーム9aが介在部8に対してずれるのを抑制し、第一支持アーム9aをねじ10で固定した場合にあってもヘッド部3の揺動によって当該ねじ10が弛むのを抑制することができる。
また、介在部8は、第二リンク機構11を介して本体部2に支持されている。第二リンク機構11は、図2に示すように、本体部2の突出部2bに形成された凹部2c内に収容された状態で、当該突出部2bに、ねじ止めや嵌合等されて固定される。また、この第二リンク機構11は、図2,図5,図8等に示すように、略矩形の平板状のベース部11aと、ベース部11aのX方向両端部からZ方向一方側(ヘッド部3の突端側)に向けて略Y字状に突設された二つの第二支持アーム11bと、これら二つの第二支持アーム11b間に架設された二つの第二リンクアーム11cと、を有している。二つの第二リンクアーム11cは、Y方向に相互に離間して配置されており、それぞれ、第二支持アーム11bに、X方向に沿う連結軸C21,C22(図7)にて回動可能に連結されている。
また、第二リンクアーム11cは、Y方向からの視線で略U字状に形成されており、U字の開放側の部分が第二支持アーム11bに回動可能に支持される一方、U字の底部11dに介在部8を回動可能に取り付けてある。本実施形態では、第二リンクアーム11cの一対の側部11e間に、略円柱状の底部11dを、その軸回りに回動可能な状態に架設し、当該底部11dを、介在部8の底部に略円筒状の凹部として形成した受容部8aにZ方向他方側(図8の手前側)から近接させ、当該受容部8aに嵌合して取り付けてある。すなわち、本実施形態では、底部11dの中心軸がX方向に沿う連結軸C23,C24(図7)となる。
したがって、本実施形態では、図7に示すように、第二リンク機構11によって、介在部8、本体部2(に固定される第二支持アーム11b)、および二つの第二リンクアーム11cの四つの節が、いずれもX方向に沿う四つの連結軸C21〜C24によって回動可能に結合された平面4節リンク機構が構築されている。
そして、図7に示すように、この第二リンク機構11についても、上記第一リンク機構9と同様に、第二リンクアーム11cの本体部2(本実施形態では本体部2に固定される第二支持アーム11b)との連結軸C21,C22間の距離D21を、第二リンクアーム11cの介在部8との連結軸C23,C24間の距離D22より狭くしてある。さらに、X方向からの視線(すなわち図7の視線)で、一方の第二リンクアーム11cの連結軸C1,C3を結ぶ直線L21と他方の第二リンクアーム11cの連結軸C22,C24を結ぶ直線L22との交点I2が、第一リンクアーム9bに関わる交点I1よりも、剃毛部4の外刃4aの接触面4cの突出方向(Z方向)の先端部分Sの位置から遠ざけて配置してある。かかる構成では、この交点I2を、図7の状態(自由状態)における第二揺動軸Axと見なすことができる。
すなわち、本実施形態では、第二揺動軸Ax(交点I2)を、剃毛部4の被剃毛面との接触面4cの突出方向(Z方向)の先端部分Sから離間して配置したため、第二揺動軸Ax回りにヘッド部3が揺動する際には、接触面4cは被剃毛面に沿って移動(摺動)することになって、揺動抵抗が生じる。
ここで、本実施形態のように剃毛部4がY方向に沿って細長い電気かみそり1では、第二揺動軸Ax回りのヘッド部3の揺動におけるモーメントアームAmx(図7)は、第一揺動軸Ay回りの揺動におけるモーメントアームAmy(図6)より長くなるため、第二揺動軸Ax回りの揺動トルク(回転モーメント)Mx(図7)は、第一揺動軸Ay回りの揺動トルク(回転モーメント)My(図6)に比べて大きくなりやすい。したがって、何ら対策を施さない状態では、ヘッド部3は第一揺動軸Ay回りに揺動しやすくなり、第二揺動軸Ax回りには揺動しにくくなって、ヘッド部3を被剃毛面に沿って動かす際、その凹凸に対してヘッド部3の揺動の追従性が低下する虞がある。
この点、本実施形態では、上述したように、第二揺動軸Ax(交点I2)を、第一揺動軸Ay(交点I1)よりも、剃毛部4の被剃毛面との接触面4cから遠ざけて配置することで、ヘッド部3の揺動に伴って接触面4cと被剃毛面との摺動が生じることとなって、第二揺動軸Ax回りにヘッド部3の揺動(摺動)抵抗を高めることができるため、第二揺動軸Ax回りのみにヘッド部3が揺動しやすくなるのを抑制して、ヘッド部3の被剃毛面に対する追従性を高めることができる。
さらに、本実施形態では、図6に示すように、本体部2(本実施形態ではベース部11a)と介在部8との間に、ヘッド部3の介在部8に対する揺動について反力を与える第二付勢機構として、第二揺動軸Axに沿う方向の一方側から他方側にかけて弾性部材としてのコイルスプリング12を架設した。このため、コイルスプリング12によって第二揺動軸Ax回りに所要の揺動反力を確保して第二揺動軸Ax回りにのみヘッド部3が揺動しやすくなるのをさらに抑制できる。また、第二揺動軸Axに沿ってコイルスプリング12を配置することで、当該コイルスプリング12の長さを確保しやすくなり、その分、揺動反力の設定自由度を高めることができる。
また、本実施形態では、ベース部11aと介在部8との間に第二付勢機構としてのコイルスプリング12を取り付けたため、第二リンク機構11と介在部8とを組み立てる際にコイルスプリング12を取り付けておき、それらのアセンブリ(の第二リンク機構11のベース部11a)を本体部2に固定することで、本体部2と介在部8との間に第二付勢機構を介在させた状態を得ることができる。かかる構成により、本体部2と介在部8との間に直接第二付勢機構を介装する場合に比べて、取付作業の手間を減らすことができる。
また、本実施形態では、図2,図4,図5,図7,図8等に示すように、介在部8にも、上記第一リンク機構9およびヘッドケース3bの場合と同様に、第二支持アーム11bおよび第二リンクアーム11cを挿通するスリット8bを形成し、第二支持アーム11bおよび第二リンクアーム11cをZ方向の他方側(図4,図5,図7の下側)からスリット8bに挿通して介在部8をZ方向に貫通させる構成としてある。かかる構成により、上述したような介在部8との連結軸C11,C1をヘッド部3との連結軸C1,C14よりZ方向一方側(ヘッド部3の突端側)に配置して交点I1(第一揺動軸Ay)を接触面4cに近接配置するレイアウト(図6)を実現しつつ、第一リンク機構9の組付性の向上を図っている。
以上説明したように、本実施形態では、第二揺動軸Axを、第一揺動軸Ayより剃毛部4の被剃毛面との接触面4cの突出方向(Z方向)の先端部分Sから遠ざけて配置した。よって、第二揺動軸Ax回りにヘッド部3が揺動する際には、接触面4cは被剃毛面に沿ってより長い距離を移動(摺動)することになり、その分、揺動抵抗が大きくなる。すなわち、第二揺動軸Ax回りのヘッド部3の揺動について、モーメントアームAmが長くなる分、揺動トルクMが大きくなるのに対抗して、上記摺動抵抗による揺動負荷トルクを大きくすることができるため、第二揺動軸Ax回りのみにヘッド部3が揺動しやすくなるのを抑制して、ヘッド部3の被剃毛面に対する追従性を高めることができる。
また、本実施形態では、ヘッド部3を介在部8に第一リンク機構9を介して第一揺動軸Ay回りに揺動可能に支持するとともに、介在部8を本体部2に第二リンク機構11を介して第二揺動軸Ax回りに揺動可能に支持した。よって、ヘッド部3を第一揺動軸Ayおよび第二揺動軸Ax回りに揺動可能とし、かつ、第二揺動軸Ax回りにヘッド部3が揺動する際にヘッド部3の揺動(摺動)抵抗を高める構成を、第一リンクアーム9bや第二リンクアーム11cの配置(例えば連結軸の位置やリンクアームの角度)等によって、比較的簡単に得ることができる。
また、本実施形態では、第一リンク機構9を、Y方向に離間させて二つ設け、二つの第一リンク機構9の対応する連結軸C11〜C14同士を全て同心に配置するとともに当該二つの第一リンク機構9をそれぞれ別個に分けて構成した。よって、二つの第一リンク機構9を一体化した場合に比べて構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、第一リンク機構9の第一支持アーム9aに、第一揺動軸Ayに直交する仮想平面Pyと交叉する平面部を有する取付部9eを設け、当該平面部を介在部8に突き当てた状態で取付部9eを介在部8に固定した。よって、揺動によって第一支持アーム9aの取付部分に作用する力を平面部と介在部8とを突き当てた部分で受けることができるため、ヘッド部3の揺動に伴って第一支持アーム9aが介在部8に対してずれるのを抑制し、以て、介在部8による第一支持アーム9aの支持剛性を確保しやすくなる。
また、本実施形態では、第二リンク機構11は、ベース部11aと、一対の第二支持アーム11bと、これら一対の第二支持アーム11b間に架設された二つの第二リンクアーム11cと、を有するものとして構成した。よって、第二リンク機構11を立体的に構成して、剛性および強度を高めやすくなる。また、第二リンク機構11をX方向に分割して設ける場合に比べて、組み付けの手間を減らすことができる。
また、本実施形態では、二つの第二リンクアーム11cのそれぞれを上記一対の第二支持アーム11b間に略U字状に架設し、略U字の底部11dに介在部8を取り付けた。よって、二つの第二リンクアーム11cを介在部8に同心にて回動可能に連結する構成を比較的簡素なものとして得ることができるとともに、組み付けの手間を減らすことができる。
また、本実施形態では、本体部2と介在部8との間に、ヘッド部3の介在部8に対する揺動について反力を与える第二付勢機構として、第二揺動軸Axに沿う方向の一方側から他方側にかけて弾性部材としてのコイルスプリング12を架設した。このため、第二揺動軸Ax回りに所要の揺動反力を確保して第二揺動軸Ax回りにのみヘッド部3が揺動しやすくなるのをさらに抑制できる上、コイルスプリング12の長さを確保しやすくなり、その分、揺動反力の設定自由度を高めることができる。
(第1実施形態の変形例)本変形例では、図9に示すように、Y方向に離間した二つの第一リンク機構9のうち一方の第一リンクアーム9bと他方の第一リンクアーム9bとの間に、ヘッド部3を回動可能に支持するシャフト9fを架設し、シャフト9fの長手方向両端部分9gをそれぞれ第一リンクアーム9bに固定するとともに、シャフト9fの長手方向中間部分9hをヘッド部3に固定したものである。長手方向両端部分9gは、上記第1実施形態と同様の構成となっており、突起9cおよび長手方向両端部分9gが受容部3dにY方向回りに回動可能に支持されるようになっている。また、長手方向中間部分9hは、嵌合、溶着、接着、ねじ止め等によって、ヘッド部3に固定されている。したがって、シャフト9fが長手方向中間部分9hと長手方向両端部分9gとの間でねじられるトーションバーとして機能することになり、第一揺動軸Ay回りにヘッド部3を揺動させるとシャフト9fのねじれによる揺動反力(トルク)が得られる。すなわち、本変形例によれば、比較的簡素な構成によって、第一揺動軸Ay回りの揺動負荷トルクを得ることができる。このシャフト9fは、ヘッド部3の介在部8に対する揺動について反力を与える第一付勢機構に相当する。
そして、かかる構成では、第二付勢機構としてのコイルスプリング12による第二揺動軸Ax回りの反力トルクを、第一付勢機構としてのシャフト9fによる第一揺動軸Ay回りの反力トルクより大きく設定するのが好適である。こうすることで、ヘッド部3が第二揺動軸Ax回りのみに揺動しやすくなるのをより一層抑制して、ヘッド部3の被剃毛面に対する追従性をさらに高めることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、第一リンク機構を介してヘッド部が介在部に支持され、第二リンク機構を介して介在部が本体部に支持される構成について例示したが、揺動支持機構としてリンク機構以外の構成を採用してもよい。また、第一リンク機構および第二リンク機構のスペック(配置、大きさ、構成等)についても、上記実施形態には限定されない。
また、第一付勢機構および第二付勢機構として、コイルスプリングやトーションバー(シャフト)以外の機構や部材を採用することも可能である。
1 電気かみそり
2 本体部
2a 端部
3 ヘッド部
4 剃毛部
4a 外刃(刃)
4b 内刃(刃)
4c 接触面
5 駆動機構
8 介在部
9 第一リンク機構
9a 第一支持アーム
9b 第一リンクアーム
9e 取付部
9f シャフト(第一付勢機構)
9g 長手方向両端部分
9h 長手方向中間部分
11 第二リンク機構
11a ベース部
11b 第二支持アーム
11c 第二リンクアーム
11d (U字の)底部
12 コイルスプリング(弾性部材、第二付勢機構)
Ax 第二揺動軸
Ay 第一揺動軸
C11〜C14 (第一リンクアームの)連結軸
C21〜C24 (第二リンクアームの)連結軸
D11 二つの第一リンクアームの介在部との連結軸間の距離
D12 二つの第一リンクアームのヘッド部との連結軸間の距離
D21 二つの第二リンクアームの本体部との連結軸間の距離
D22 二つの第二リンクアームの介在部との連結軸間の距離
I1 二つの第一リンクアームのうち一方の連結軸間を結ぶ直線と他方の連結軸間を結ぶ直線との交点
I2 二つの第二リンクアームのうち一方の連結軸間を結ぶ直線と他方の連結軸間を結ぶ直線との交点
L11 二つの第一リンクアームのうち一方の連結軸間を結ぶ直線
L12 二つの第一リンクアームのうち他方の連結軸間を結ぶ直線
L21 二つの第二リンクアームのうち一方の連結軸間を結ぶ直線
L22 二つの第二リンクアームのうち他方の連結軸間を結ぶ直線
Py 仮想平面
S 先端部分

Claims (6)

  1. 略棒状の本体部と、前記本体部の長手方向一端部から突出しかつ当該本体部に揺動可能に取り付けられたヘッド部と、を備え、前記ヘッド部に、相対動作する一対の刃を有するとともに前記ヘッド部の突出方向と略直交する一方向に長く形成された剃毛部と、前記一対の刃のうち少なくとも一方を駆動する駆動機構と、を設けた電気かみそりにおいて、
    前記本体部に揺動可能に支持されるとともに前記ヘッド部を揺動可能に支持する介在部を備え、
    前記ヘッド部は、前記介在部に、前記剃毛部の長手方向と略平行な第一揺動軸回りに揺動可能に支持され、
    前記介在部は、前記本体部に、前記ヘッド部の突出方向と略直交しかつ前記第一揺動軸と直交する第二揺動軸回りに揺動可能に支持され、
    前記第一揺動軸を、前記剃毛部の被剃毛面との接触面の前記突出方向の先端部分に対し前記突出方向と反対側に配置し、
    前記第二揺動軸を、前記第一揺動軸より前記剃毛部の被剃毛面との接触面の前記突出方向の先端部分から遠ざけて配置し、
    前記ヘッド部は、前記介在部に、前記剃毛部の長手方向と略平行な連結軸で介在部およびヘッド部に連結された二つの第一リンクアームを含む第一リンク機構を介して揺動可能に支持され、前記二つの第一リンクアームの前記介在部との連結軸間の距離を前記二つの第一リンクアームの前記ヘッド部との連結軸間の距離より狭く設定し、
    前記介在部は、前記本体部に、前記ヘッド部の突出方向と略直交しかつ前記第一揺動軸と直交する連結軸で本体部および介在部に連結された二つの第二リンクアームを含む第二リンク機構を介して揺動可能に支持され、前記二つの第二リンクアームの前記本体部との連結軸間の距離を前記二つの第二リンクアームの前記介在部との連結軸間の距離より狭く設定し、
    前記二つの第二リンクアームのうち一方の連結軸間を結ぶ直線と他方の連結軸間を結ぶ直線との交点を前記第二揺動軸として該交点を、前記二つの第一リンクアームのうち一方の連結軸間を結ぶ直線と他方の連結軸間を結ぶ直線との交点を前記第一揺動軸として該交点より、前記剃毛部の被剃毛面との接触面の前記突出方向の先端部分から遠ざけて配置し、
    前記第一リンク機構を、前記剃毛部の長手方向に離間させて二つ設け、
    二つの第一リンク機構のうち一方の第一リンクアームと他方の第一リンクアームとの間に、前記ヘッド部を回動可能に支持するシャフトを架設し、
    前記シャフトの長手方向両端部分をそれぞれ前記第一リンクアームに固定するとともに、
    前記シャフトの長手方向中間部分を前記ヘッド部に固定したことを特徴とする電気かみそり。
  2. 前記第一リンク機構は、前記二つの第一リンクアームを回動可能に支持する第一支持アームを有し、
    前記第一支持アームに前記第一揺動軸に直交する仮想平面と交叉する平面部を有する取付部を設け、当該平面部を前記介在部に突き当てた状態で前記取付部を前記介在部に固定したことを特徴とする請求項1に記載の電気かみそり。
  3. 前記第二リンク機構は、ベース部と、ベース部の前記第二揺動軸に沿う方向の両側に突設された一対の第二支持アームと、を有し、
    前記二つの第二リンクアームをそれぞれ前記一対の第二支持アームの双方に回動可能な状態に架設したことを特徴とする請求項1または2に記載の電気かみそり。
  4. 前記二つの第二リンクアームのそれぞれを前記一対の第二支持アーム間に略U字状に架設し、前記略U字の底部に前記介在部を取り付けたことを特徴とする請求項に記載の電気かみそり。
  5. 前記本体部と前記介在部との間に、前記ヘッド部の前記介在部に対する揺動について反力を与える付勢機構としての弾性部材を、前記第二揺動軸に沿う方向の一方側から他方側にかけて架設したことを特徴とする請求項またはに記載の電気かみそり。
  6. 前記ヘッド部の前記介在部に対する揺動について反力を与える第一付勢機構と、前記介在部の前記本体部に対する揺動について反力を与える第二付勢機構と、を備え、前記第二付勢機構の反力によるトルクを、前記第一付勢機構の反力によるトルクより大きくしたことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一つに記載の電気かみそり。
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