WO1999061537A1 - Mine non calcinee pour crayon couleur - Google Patents

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Yuka Hashimoto
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Sakura Color Products Corporation
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    • C08L91/00Compositions of oils, fats or waxes; Compositions of derivatives thereof
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L91/00Compositions of oils, fats or waxes; Compositions of derivatives thereof
    • C08L91/06Waxes

Definitions

  • an object of the present invention is to improve the mechanical strength as compared with a conventional non-fired colored pencil lead, even if the binder contains an organic polymer substance and further contains fats and oils and waxes. In providing a non-fired colored pencil lead.
  • the present invention relates to a non-woven fabric comprising a binder, a coloring material, a constitutional material, and a lubricant as a raw material composition, optionally containing fats and oils and / or waxes, and containing lipoxymethylcellulose acid as the binder. It is a baked colored pencil lead. BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
  • a solvent can be used to facilitate kneading and molding.
  • Various solvents such as water and alcohol solvents can be used alone or as a mixture as the solvent, but water can be used as the optimum solvent.
  • the solvent can be removed by mixing with the raw materials, kneading and molding, followed by drying.
  • the amount of such a solvent used is not particularly limited.
  • various additives such as fragrances may be blended.
  • an unfired colored pencil lead was obtained by the following production method at the compounding amount shown in Table 1. That is, a 0 / W type emulsion similar to that of the above example was prepared in advance, added to a composition containing a coloring agent, a filler, a water-soluble binder and water, and kneaded. The composition was extruded with a plunger-type extruder at a moisture content of 13% or less into a colored pencil lead having a diameter of about 3 mm, and the water was dried and removed to obtain a non-fired colored pencil lead.
  • liquid paraffin manufactured by Sanko Kagaku Co., Ltd., trade name “white mineral oil”
  • sorbitan sesquioleate HLB value: 3.7, manufactured by Nikko Chemicals Co., Ltd.
  • S0-15 polyoxyethylene sorbitan monooleate
  • Addition number of side chain n 20 mol, HLB value: 15.0, Nikko Chemicals Co., Ltd., trade name “TO-10”)
  • bending strength was measured in accordance with JIS S6005. That is, a load was applied to the center of the colored pencil core supported between both fulcrums, the load when the core was broken was measured, and the load was substituted into the calculation formula specified in the JIS test method. The evaluation was performed based on the calculated value of the bending strength (M Pa). The larger the value, the greater the bending strength and the more difficult it is to break the core.
  • the mixing ratio of sorbitan sesquioleate and polyoxyethylene sorbitan monooleate is 0.65-0.7 for the former and 0 for the latter.
  • Examples 2 to 6 of 0.35 to 0.3 remarkable improvements in coloring property, mechanical strength and moldability were observed.
  • Na-CMC sodium carboxymethylcellulose manufactured by Daicel Kagaku Kogyo Co., Ltd., product name: “Daicel C M C 1 130”

Description

明 細 書 非焼成色鉛筆芯 技術分野
本発明は、 非焼成色鉛筆芯に関するものである。 背景技術
従来の非焼成色鉛筆芯は、 結合材、 着色材、 体質材、 滑材及び溶剤な どの原料組成物を配合し混練したものを押出成形し、 必要に応じて乾燥 などを施して前記溶剤を除去して製造されている。 また、 従来の非焼成 色鉛筆芯は、 着色性を与えるため、 その配合成分中にワックス又は油脂 類、 特に固体のワックス又は油脂類を含んでいる。
非焼成色鉛筆芯は、 粘土骨格や炭化物の炭素骨格を有する焼成タイプ の色鉛筆芯と比較して、 着色材の種類を広く選択することができ、 しか も結合材は高温熱処理されないことにより好適な書き味を有している。 結合材としては有機高分子が用いられており、 一般にはカルボキシメ チルセルロースナト リウム、 ポリ ビニルアルコール、 メチルセルロース などの各種水溶性結合材が使用されている。
滑材としては、 一般に各種の材料が用いられているが、 中でも窒化硼 素は、 その結晶構造が黒鉛と類似して潤滑性に優れており、 また白色で あることから色鉛筆芯の色調を損なわないという利点があるため広く使 用されている。
しかし、 従来の様に、 配合成分中に固体のワックス又は油脂類を含ん でいる非焼成色鉛筆芯では、 ワックス又は油脂類が固体であるため、 そ の筆跡を消しゴムで消すことが困難である。 一方、 常温で液体のヮック ス又は油脂類を、 着色剤、 体質材、 水溶性樹脂と共にそのまま配合した 非焼成色鉛筆芯の場合は成型が困難となり、 強度及び着色性が低下する 。 そこで、 成型後の芯に常温でワックス又は油脂類を油浸して、 ヮック ス又は油脂類を含まない原料組成物の芯体により成型性及び強度を確保 しながら、 油浸されたワックス又は油脂類により着色性及び消しゴム消 去性を確保した非焼成色鉛筆芯が考えられる。 しかし、 この油浸型の非 焼成色鉛筆芯の場合、 ヮックス又は油脂類を含まない原料組成物を混練 し、 成型し、 乾燥した後、 後工程として別にワックス又は油脂類を含浸 させる油浸工程が必要となる。 この油浸工程では芯に油浸させるために 加熱又は真空に引く等の工程が必要であり、 しかも油浸後、 芯表面の油 を除去するために、 遠心分離で処理、 溶剤で洗浄、 ふき取る、 加熱する などの工程も必要とするなど、 製造上手間がかかり、 煩雑であって、 製 造コス ト上問題がある。
また、 消しゴム消去性を有しない従来の非焼成色鉛筆芯であっても、 結合材として有機高分子物質を含み、 これにさらに油脂、 ワックス類を 含んでいる場合、 粘土や炭化物を含む焼成タイプの色鉛筆芯と比較して 、 曲げ強度、 先端強度等の機械的強度が劣る問題があった。
また、 ワックス又は油脂類は、 固体、 半固体及び液体を問わず、 芯の 機械的強度だけでなく更に成型性を低下させるという問題点がある。 特 に、 常温で液体のワックス又は油脂類等の油状物質を使用した場合、 芯 の機械的強度及び成型性を低下させる傾向が強い。 その一方、 固体のヮ ックス又は油脂類の場合は消しゴムで消える非焼成色鉛筆芯とすること が困難である。
また、 消しゴム消去性の有無にかかわらず、 従来の水溶性結合材を含 有した非焼成色鉛筆芯は、 高湿度下においては書き味及び着色性が低下 し、 さらに芯の体積が膨張することによつて木軸の割れなどが生じる問 題があった。
また、 消しゴム消去性の有無にかかわらず、 窒化硼素を含有した非焼 成色鉛筆芯は、 機械的強度の点で必ずしも充分でなく、 筆記時に芯折れ したり、 落下した衝撃によって芯の途中で芯折れする場合がある。 また 、 窒化硼素は原料コス トが高く、 元来比較的廉価に提供する必要性の高 い色鉛筆芯においてそのコス トパフォーマンスが未だ充分でないという 欠点がある。 従って、 当業者間にあっては、 窒化硼素の代替材料として の開発が広く求められている。
本発明の目的は、 上記の様な油浸工程を必要とせず、 簡易な製造によ つて得られると共に、 しかも着色性、 機械的強度及び成型性を確保しな がら、 優れた消しゴム消去性を有する非焼成色鉛筆芯及びその製造方法 を提供するところにある。
また本発明の目的は、 たとえ結合材として有機高分子物質を含み、 又 はこれにさらに油脂、 ワックス類を含んでいたとしても、 従来の非焼成 色鉛筆芯と比較して、 機械的強度が向上した非焼成色鉛筆芯を提供する 点にある。
さらに本発明の目的は、 常温で液体の油状物質を配合しても、 着色性 の向上とともに、 芯の機械的強度及び成型性が向上する非焼成色鉛筆芯 を提供するところにある。
また、 本発明の目的は、 高湿度下においても、 書き味及び着色性を損 なうことがなく、 芯の膨張が生じない非焼成色鉛筆芯を提供する点にあ o
さらにまた、 本発明の目的は、 滑材として窒化硼素を配合した場合と 比較して、 機械的強度に優れ、 芯折れを起こし難く、 しかも書き味及び 着色性も良好であり、 更にコス トパフォーマンスに優れた非焼成色鉛筆 芯を提供する点にある。 発明の開示
本発明者は鋭意検討した結果、 結合材、 着色剤及び体質材、 常温で液 体の油状物質、 及び H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又 は 2種以上の界面活性剤を含有する非焼成色鉛筆芯であれば、 簡易な製 造によって得られると共に、 しかも着色性、 機械的強度及び成型性を確 保しながら、 優れた消しゴム消去性を発揮することを見出した。 すなわ ち本発明は、 結合材、 着色剤及び体質材、 常温で液体の油状物質、 及び H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面活 性剤を含有する非焼成色鉛筆芯である。
特に、 少なく とも着色剤、 体質材及び必要に応じて溶剤が含まれた混 合物に結合材又はその溶液を加えて混合液となし、 これを混練した後、 前記溶剤を除去し、 しかる後これに少なく とも常温で液体の油状物質、
H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面活 性剤及び水を含む 0 /W型ェマルジョンを加えて混合し、 この混合され た原料組成物を成型した後、 上記 0 /W型ェマルジヨンに含まれる水、 及び残存している場合は前記溶剤を除去して得られる非焼成色鉛筆芯で あれば、 使用時に優れた消しゴム消去性が発揮されることを見出した。 なお、 好適には、 上記 0 /W型ェマルジヨンには、 ェマルジヨン安定化 のため水溶性樹脂 (水溶性結合材) を含んでいることが望ましい。 また、 着色剤、 体質材、 結合材、 及びワックス又は油脂類等の油状物 質を含み、 さらに H.L.B.価が 1以上〜 9未満の界面活性剤と H.L.B.価 が 9以上〜 2 0以下の界面活性剤を含有する非焼成色鉛筆芯の場合、 着 色性の向上とともに、 芯の機械的強度及び成型性が向上することを見出 した。
また、 本発明者は鋭意検討した結果、 ワラス トナイ ト、 ァ夕パルジャ ィ ト、 ハロイサイ トカオリン、 セピオライ トを体質材として用いると、 たとえ結合材として有機高分子物質を含み、 又はこれにさらに油脂、 ヮ ックス類を含んでいたとしても、 非焼成色鉛筆芯の機械的強度が向上す る知見を得、 本発明を完成させたものである。
本発明は、 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必要に応 じて油脂、 ワックス類、 及び滑剤が含まれており、 上記体質材としてヮ ラス トナイ トを含有してなる非焼成色鉛筆芯である。
また、 本発明は、 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必 要に応じて油脂、 ワックス類、 及び滑剤が含まれており、 上記体質材と してァ夕パルジャィ トを含有してなる非焼成色鉛筆芯である。
また、 本発明は、 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必 要に応じて油脂、 ワックス類、 及び滑剤が含まれており、 上記体質材と してハロイサイ トカオリンを含有してなる非焼成色鉛筆芯である。 また、 本発明は、 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必 要に応じて油脂、 ワックス類、 及び滑剤が含まれており、 上記体質材と してセピオライ トを含有してなる非焼成色鉛筆芯である。
また、 本発明は、 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必 要に応じて油脂、 ワックス類、 及び滑剤を含み、 上記体質材としてワラ ス トナイ ト、 ァ夕パルジャイ ト、 ハロイサイ トカオリン及びセピオライ トの群から選ばれる少なく とも 2種類以上の化合物を含有してなる非焼 成色鉛筆芯である。
また、 本発明者は鋭意検討した結果、 結合材、 着色材、 体質材及び滑 材を原料組成物として含み、 必要に応じて油脂及び/又はワックス類を 含み、 上記滑材として合成雲母を含有してなる非焼成色鉛筆芯を開発し た。
さらにまた、 結合材としてカルボキシメチルセルロース酸 (以下、 C M C酸と略記する場合がある。) が含有されている非焼成色鉛筆芯の場 合、 高湿度下でも、 書き味及び着色性の低下を阻止することができ、 ま た芯の膨張を防止することができる知見を得、 本発明を完成させるに至 つた。
本発明は、 結合材、 着色材、 体質材及び滑材を原料組成物として含み 、 必要に応じて油脂及び/又はワックス類を含み、 上記結合材として力 ルポキシメチルセルロース酸を含有してなる非焼成色鉛筆芯である。 発明を実施するための最良の形態
(H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような界面活性剤)
本発明において、 常温で液体の油状物質と共に配合される界面活性剤 は、 H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界 面活性剤であれば特に限定されない。 ここで、 「H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面活性剤」 とは、 H.L.B.価 が 7以上〜 1 8以下の界面活性剤のほか、 2種以上の界面活性剤を混合 して界面活性剤全体の H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となる界面活性剤 も含まれることをいう。 H.L.B.価が 7未満となるように界面活性剤を 配合した場合は、 W/ 0型の乳化作用をもつ。 この点で、 本発明で用い られる界面活性剤は H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような界面活 性剤であるため、 常温で液体の油状物質を 0 /W型のェマルジョンとし て構成できる点で好適である。
H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下の界面活性剤としては、
モノラウリン酸ソルビ夕ン (HLL.B.価 : 8 . 6 )
ポリオキシエチレンラウリルェ一テル (エチレンォキサイ ド鎖の付加モ ル数 n = 4モル、 H丄. B.価 : 9 . 5 )
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンオキサイ ド 鎖の付加モル数 n = 4モル、 H.L.B.価 : 9 . 6 )、 モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンオキサイ ド鎖 の付加モル数 n= 5モル、 H.L.B.価: 1 0. 0 )、
ジイソステアリン酸デカグリセリル (H丄. B.価 : 1 0 )
ト リステアリン酸ポリォキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 n= 4モル、 H.L.B.価 : 1 0. 5 )、
ト リオレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 n= 4モル、 H.L.B.価: 1 1. 0 )、
ポリオキシエチレンダリコ一ル 4 00モノォレイン酸エステル (H.L.B .価 : 1 1. 4)、
ポリオキシエチレングリコ一ル 40 0モノステアリン酸エステル (H.L .B.価: 1 1. 6 )ヽ
モノォレイン酸デ力グリセリル (H.L.B.価 : 1 2 )、
ポリオキシエチレンノニルフエニル (エチレンォキサイ ド鎖の付加モル 数 n= 9モル、 H.L.B.価 : 1 3. 0 )、
ポリェチレングリコール 4 0 0モノラウリ ン酸エステル (H.L.B.価 : 1 3. 1 )、
モノラウリン酸ポリォキシェチレンソルビタン (ェチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 n = 4モル、 H.L.B.価: 1 3. 3 )、
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 n= 20モル、 H.L.B.価: 1 4. 9 )、
モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 n= 2 0モル、 H丄. B.価 : 1 5. 0 )、
ポリオキシエチレンステアリルェ一テル (エチレンォキサイ ド鎖の付加 モル数 n= 20モル、 H.L.B.価: 1 5. 3 )、
ポリオキシエチレンォレイルエーテル (エチレンォキサイ ド鎖の付加モ ル数 n = 20モル、 H.L.B.価: 1 5. 4 )、 モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンオキサイ ド 鎖の付加モル数 n= 20モル、 H.L.B.価: 1 5. 6)、
ポリオキシエチレンセチルエーテル (エチレンォキサイ ド鎖の付加モル 数 n = 2 0モル、 H.L.B.価: 1 5. 7 )、
ポリオキシエチレンステアリン酸エステル (エチレンォキサイ ド鎖の付 加モル数 n= 3 0モル、 H.L.B.価 : 1 6. 0)、
ポリオキシエチレン (エチレンォキサイ ド鎖の付加モル数 n= 2◦モル
) ポリオキシプロピレン (プロピレンォキサイ ド鎖の付加モル数 n= 8 モル) セチルエーテル (ILL.B.価: 1 6. 5)、
ポリオキシエチレンステアリン酸エステル (エチレンオキサイ ド鎖の付 加モル数 n = 40モル、 H.L.B.価: 1 6. 9 )、
を例示することができる。
中でも、 モノォレイン酸デカグリセリル、 ジイソステアリン酸デカグ リセリル、 モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォ キサイ ド鎖の付加モル数 n = 2 0モル)、 ポリオキシエチレン (ェチレ ンオキサイ ド鎖の付加モル数 n= 20モル) ポリオキシプロピレン (プ ロビレンォキサイ ド鎖の付加モル数 n= 8モル) セチルェ一テルが好適 である。
また、 2種以上の界面活性剤を組み合わせて H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下の界面活性剤として用いることができる。 かかる場合、 例えば、 上記界面活性剤のほか、 下記の界面活性剤を使用することができる。 ト リオレイン酸ソルビ夕ン (H丄. Β·価: 1. 8 )、
ト リステアリン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 2. 1 )、
プロピレングリコールモノステアリン酸エステル (H.L.B.価 : 3. 4 )
セスキォレイン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 3. 7 )、 非自己乳化性グリセロールモノステアリ ン酸エステル (H.L.B.価 : 3 . 8 )
モノォレイン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 4 . 3 )、
プロピレングリコールモノラウリン酸エステル (H.L.B.価 : 4 . 5 )、 ジエチレングリコールモノステアリン酸エステル (H.L.B.価 : 4 . 7
)ヽ
モノステアリン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 4 . 7 )、
自己乳化性グリセロールモノステアリ ン酸エステル (H.L.B.価 : 5 .
5 )
ジエチレングリコールモノラウリン酸エステル (H.L.B.価 : 6 . 1 ) モノパルミチン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 6 . 7 )
モノォレイン酸グリセリル (H.L.B.価 : 2 . 5 )
等である。
なお、 この中でも、 セスキォレイン酸ソルビタン、 モノォレイン酸グ リセリルが好適である。
H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような界面活性剤は、 原料組成 物 (固形分) 全量に対して少なく とも 1重量%以上配合することが望ま しい。 当該界面活性剤の使用量が原料組成物 (固形分) 全量に対して 1 重量%未満の場合は、 着色性、 機械的強度及び押出成型機による成型性 が低下する。
また、 H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような界面活性剤の使用 量は、 原料組成物 (固形分) 全量に対して多く とも 1 0重量%以下であ ることが望ましい。 当該界面活性剤の使用量が原料組成物 (固形分) 全 量に対して 1 0重量%を越えて配合した場合は、 描き味が低下する。
(油状物質) 油脂、 ワックス類 (以下、 これらを含めて 「油状物質」 と称する場合 がある。) は、 例えば、 流動パラフィン、 シリコーンオイル、 ひ一ォレ フィンオリゴマー、 パラフィ ンワックス、 マイクロクリス夕リンヮック ス、 ケトンワックス、 ワセリン、 蜜ロウ、 牛脂硬化油、 木ロウ、 カルナ ゥバワックス、 ステアリン酸等を例示することができる。 油脂、 ヮック ス類は、 合成、 天然を問わずこれらを単独で又は組み合わせて使用する ことができる。 油脂、 ワックス類としては、 流動パラフィ ン、 シリコー ンオイル、 ワセリンが最適である。
油状物質は他の材料との関係により必要に応じて配合すればよい。 油 状物質は芯成形後含浸させることもできるが、 前記界面活性剤を用いた ェマルジヨンにして使用することもできる。
油脂、 ワックス類などの油状物質は、 着色性を与えるために配合され るものであるが、 特にその配合量は原料組成物 (固形分) 全量に対して 3 ~ 1 0重量%であることが望ましい。 3重量%未満の場合は描き味及 び着色性が低下し、 1 0重量%を越えると芯状への成型性が低下し、 機 械的強度が得にくい。
なお、 消しゴムで色鉛筆の筆跡を消去することができる非焼成色鉛筆 芯とする場合は、 常温で液体の上記油状物質を用いることが好ましいが 、 かかる消しゴム消去性を特に必要としない非焼成色鉛筆芯の場合は、 油脂又はワックス類等の油状物質については液体、 半固体及び固体を問 わずに用いることができる。
消しゴムで色鉛筆の筆跡を消去できる非焼成色鉛筆芯の場合は、 既述 した様に、 少なく とも着色剤、 体質材及び必要に応じて溶剤が含まれた 混合物に結合材又はその溶液を加えて混合液となし、 これを混練した後 、 前記溶剤を除去し、 しかる後これに少なく とも常温で液体の油状物質 、 H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面 活性剤及び水を含む 0 /W型ェマルジヨンを加えて混合し、 この混合さ れた原料組成物を成型した後、 上記 0 /W型ェマルジヨンに含まれる水
、 及び残存している場合は前記溶剤を除去して得られる非焼成色鉛筆芯 とすれば、 特に消しゴム消去性に優れた非焼成色鉛筆芯とすることがで ぎる。
かかる非焼成色鉛筆芯が何故に優れた消しゴム消去性を発揮するかに ついて検討を加えたところ、 少なくとも着色剤、 体質材及び必要に応じ て水などの溶剤が含まれた混合物に結合材又はその溶液を加えて混合液 とすることによって、 着色剤及び体質材が結合材を含む溶液中で分散し ており、 これを混練し水などの前記溶剤を除去させることによって、 結 合材が表面に被覆された上記着色剤及び体質材の微粒子群が得られる。 そして、 この結合材で被覆された着色剤及び体質材の微粒子群の結合材 液に、 少なく とも常温で液体の油状物質、 H.L.B.価が 7以上〜 1 8以 下となるような 1種又は 2種以上の界面活性剤及び水を含む 0 /W型ェ マルジヨンを加えて混練して成型し、 その後上記 0 /W型ェマルジヨン に含まれる水、 及び残存している場合は前記溶剤を乾燥等により除去す ることによって、 H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面活性剤によって上記油状物質が上記着色剤及び体質剤の 微粒子群に結合材を介して固定されてなる集合組織が非焼成色鉛筆芯に おいて主体をなして構成されるためであると考えられる。
すなわち、 本発明は、 結合材、 上記の着色剤及び体質材、 常温で液体 の油状物質、 及び H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面活性剤を含有する非焼成色鉛筆芯であるため、 H.L.B. 価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面活性剤によ つて常温で液体の油状物質が結合材の結合力を疎外することなく存在し て機械的強度のある成形体が確保されている。 そしてさらに上記着色剤 粒子及び体質材粒子が結合材で覆われていることから、 この非焼成色鉛 筆芯を用いて筆記すると、 紙面上に付着した筆跡は、 結合材で覆われた 着色剤粒子及び体質材粒子が常温で液体の油状物質を伴う集合群として 形成されており、 筆跡表面がヮックス又は油脂類等の油状物質で覆われ ないことにより消しゴムによる消去性が優れているものと推定される。 このようなことから、 特に消しゴム消去性を必要とする非焼成色鉛筆 芯の場合は、 油状物質としては、 常温で液体の油状物質が好ましい。 こ れにより、 前記の通り、 H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1 種又は 2種以上の界面活性剤によって、 常温で液体の油状物質が、 結合 材の結合力を疎外せずに存在する結果、 紙面上に付着した筆跡は、 結合 材で覆われた着色剤粒子及び体質材粒子が常温で液体の油状物質を伴う 集合群として形成されるもので、 筆跡表面がヮックス又は油脂類等の油 状物質で覆われないことによると考えられる。
なお、 常温で液体の油状物質を具体的に例示すれば、 流動パラフィ ン 、 シリコーンオイル、 ひ一ォレフィンオリゴマー、 鯨油、 液状ラノリン 、 ヒマシ油、 ォリーブ油、 エポキシ化大豆油、 スクワレン等を挙げるこ とができる。 油状物質は、 合成、 天然を問わずこれらを単独で又は組み 合わせて使用することができる。
常温で液体の油状物質は、 常温で着色性及び発色性等を与え、 かつ消 しゴム消去性を与えるために配合されるものであるが、 特にその配合量 は上記の製造物の場合であれば原料組成物 (固形分) 全量に対して 3〜 2 0重量%であることが望ましい。 3重量%未満の場合は描き味及び着 色性が低下し、 2 0重量%を越えると芯状への成型性が低下し、 機械的 強度が得にくい。
(低 H.L.B.価及び高 H.L.B.価の界面活性剤) また本発明は、 特定の低 H.L.B.価及び特定の高 H.L.B.価を有する 2 種類の界面活性剤を含有する非焼成色鉛筆芯の場合、 すなわち H.L.B. 価が 1以上〜 9未満の界面活性剤と H.L.B.価が 9以上〜 2 0以下の界 面活性剤、 中でも H.L.B.価が 1以上〜 9未満のソルビ夕ン脂肪酸エス テルと、 H.L.B.価が 9以上〜 2 0以下のポリオキシエチレンソルビ夕 ン脂肪酸エステルを含有してなる非焼成色鉛筆芯とした場合、 常温で液 体のワックス又は油脂類等の油状物質、 特に流動バラフィ ンが含まれて いても、 前記消しゴム消去性の有無を問わず、 押出成形機による成型性 が向上すると共に、 芯の機械的強度及び着色量が向上する。
この非焼成色鉛筆芯は、 何故に芯の機械的強度、 成型性及び着色性が 向上するかについては明らかではないが、 おそらくは ILL. B.価が 1以 上〜 9未満の界面活性剤と H.L.B.価が 9以上〜 2 0以下の界面活性剤 、 特に H.L.B.価が 1以上〜 9未満のソルビ夕ン脂肪酸エステルと、 H.L.B.価が 9以上〜 2 0以下のポリォキシェチレンソルビ夕ン脂肪酸 エステルを併用することによって、 ワックス又は油脂類が、 原料組成物 中に含まれている結合材の固結力を阻害しなくなると共に、 顔料表面の 濡れが良くなるためと思われる。
H.L.B.価が 1以上〜 9未満の界面活性剤としては、
ト リオレイン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 1 . 8 )、
トリステアリン酸ソルビタン (H.L.B.価: 2 . 1 )、
プロピレングリコ一ルモノステアリン酸エステル (H.L.B.価 : 3 . 4 )
セスキォレイン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 3 . 7 )、
非自己乳化性グリセロールモノステアリン酸エステル (H.L.B.価 : 3 . 8 )
モノォレイン酸ソルビタン (H.L.B.価 : 4 . 3 )、 プロピレングリコ一ルモノラウリン酸エステル (H.L.B.価 : 4. 5 ) ジエチレングリコールモノステアリン酸エステル (H.L.B.価 : 4. 7
)
モノステアリン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価: 4. 7 )、
自己乳化性グリセ口一ルモノステアリン酸エステル (H.L.B.価 : 5. 5)
ジエチレングリコールモノラウリン酸エステル (H.L.B.価 : 6. 1 ) モノパルミチン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 6. 7)
モノラウリン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 8. 6 )、
等を例示することができる。
中でも、
トリオレイン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 1. 8 )、
ト リステアリン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 2. 1 )、
セスキォレイン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 3. 7 )、
モノォレイン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 4. 3 )、
モノステアリン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価: 4. 7)、
モノパルミチン酸ソルビ夕ン (H丄. B.価 : 6. 7 )
モノラウリン酸ソルビ夕ン (ILL. B.価 : 8. 6 )
が好ましい。
特に、 セスキォレイ ン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 3. 7 ) が最適で ¾)る。
また、 H.L.B.価が 9以上〜 2 0以下の界面活性剤としては、 ポリオキシエチレンラウリルエーテル (エチレンォキサイ ド鎖の付加モ ル数 n = 4モル、 H.L.B.価 : 9. 5 )
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 n= 4モル、 H丄. B.価 : 9. 6 )、 モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンオキサイ ド鎖 の付加モル数 η= 5モル、 H.L.B.価: 1 0. 0 )、
ト リステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 η= 4モル、 H.L.B.価 : 1 0. 5 )、
ト リオレイン酸ポリォキシエチレンソルビタン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 η = 4モル、 H.L.B.価: 1 1. 0 )、
ポリオキシェチレングリコール 4 00モノォレイン酸エステル (H.L.B .価: 1 1. 4 )、
ポリオキシエチレングリコール 40 0モノステアリ ン酸エステル (H.L .Β.価: 1 1. 6 )、
ポリオキシエチレンノニルフエニル (エチレンォキサイ ド鎖の付加モル 数 η= 9モル、 H.L.B.価: 1 3. 0 )、
ポリエチレングリコ一ル 4 0 0モノラウリ ン酸エステル (H.L.B.価 : 1 3. 1 )、
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンオキサイ ド鎖 の付加モル数 η = 4モル、 H.L.B.価: 1 3 , 3 )、
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 η= 20モル、 H.L.B.価: 1 4. 9 )、
モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 η = 2 0モル、 H.L.B.価: 1 5. 0)、
ポリオキシエチレンステアリルェ一テル (エチレンォキサイ ド鎖の付加 モル数 η = 20モル、 BLL.B.価: 1 5. 3 )、
ポリオキシエチレンォレイルエーテル (エチレンォキサイ ド鎖の付加モ ル数 η = 20モル、 H.L.B.価: 1 5. 4 )、
モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 η= 20モル、 H.L.B.価: 1 5. 6)、 ポリオキシエチレンセチルエーテル (エチレンォキサイ ド鎖の付加モル 数 n = 20モル、 H.L.B.価: 1 5. 7 )、
ポリオキシエチレンステアリン酸エステル (エチレンォキサイ ド鎖の付 加モル数 n= 30モル、 H丄. B.価: 16. 0)、
ポリォキシェチレンステアリン酸エステル (エチレンォキサイ ド鎖の付 加モル数 n= 40モル、 H.L.B.価: 1 6. 9)、
ポリオキシエチレンステアリン酸エステル (エチレンォキサイ ド鎖の付 加モル数 n= 100モル、 H.L.B.価: 18. 8)
を例示することができる。
中でも、
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 n = 4モル、 H丄. B.価: 9. 6)、
モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 n= 5モル、 H丄. B.価 : 10. 0)、
ト リステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 n= 4モル、 H.L.B.価 : 10. 5)、
ト リオレイン酸ポリォキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 n = 4モル、 H.L.B.価: 1 1. 0)、
モノラウリン酸ポリォキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 n = 4モル、 H.L.B.価: 13. 3)、
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 n= 20モル、 H.L.B.価 : 14. 9)、
モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 n= 20モル、 H.L.B.価: 1 5 · 0)、
モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンオキサイ ド 鎖の付加モル数 n= 20モル、 H.L.B.価: 15. 6)、 が好ましい。
また特に、 モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレン ォキサイ ド鎖の付加モル数 n= 2 0モル、 H.L.B.価 : 1 5. 0 ) が最 適である。
従って、 上述より、 本発明では、 セスキォレイン酸ソルビ夕ン (H.L .B.価 : 3. 7 ) とモノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (ェ チレンォキサイ ド鎖の付加モル数 n= 2 0モル、 H.L.B.価 : 1 5. 0 ) が最も好ましい組み合わせである。
そして、 かかる組み合わせにおいて最も好ましい配合比率について検 討した結果、 セスキォレイン酸ソルビタンと、 モノォレイン酸ポリオキ シエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖の付加モル数 n= 20モ ル) との配合比率は、 前者 0. 6 5〜0. 7に対して後者を 0. 3 5〜 0. 3とすることが好適であり、 特に前者 0. 6 7に対して後者を 0. 3 3、 すなわちほぼ 2対 1に設定することが最適であることを見いだし た。
セスキォレイン酸ソルビタンが 0. 6 5未満のとき、 すなわちモノォ レイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖の付加 モル数 n= 20モル) が 0. 3 5を越える場合は、 着色性の向上はみら れるものの、 機械的強度及び成型性において必ずしも十分な改善はみら れない。 一方、 セスキォレイン酸ソルビタンが 0. 7を越える場合、 即 ちモノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド 鎖の付加モル数 n= 20モル) が 0. 3未満の場合も、 着色性の向上は みられるものの、 機械的強度及び成型性において必ずしも十分な改善効 果はみられない。 これは、 これらの界面活性剤により、 顔料表面の濡れ は良くなるが、 当該 2種の界面活性剤を混合したときの H.L.B.価が適 切ではないためと思われる。 また、 H.L.B.価が 1以上〜 9未満のソルビ夕ン脂肪酸エステルと、 H .L.B.価が 9以上〜 2 0以下のポリオキシエチレンソルビ夕ン脂肪酸ェ ステルは、 両者併せて少なく とも 1重量%以上配合することが望ましい 。 特に、 セスキォレイン酸ソルビタンと、 モノォレイン酸ポリオキシェ チレンソルビ夕ン (エチレンオキサイ ド鎖の付加モル数 n = 2 0モル) とは両者併せて少なく とも 1重量%以上配合することが最適である。 両 者が 1重量%未満の場合は、 着色性、 機械的強度及び押出成型機による 成型性が低下する。
また、 H.L.B.価が 1以上〜 9未満のソルビ夕ン脂肪酸エステルと、 H丄. B.価が 9以上〜 2 0以下のポリオキシエチレンソルビ夕ン脂肪酸 エステル、 特にセスキォレイン酸ソルビタンと、 モノォレイン酸ポリオ キシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖の付加モル数 n = 2 0 モル) とを両者併せて 1 0重量%を越えて配合した場合は、 描き味が低 下する。
(体質材)
体質材としては、 公知の体質材、 例えば、 タルク、 炭酸マグネシウム 、 炭酸カルシウム、 シリカ、 アルミナシリケ一ト、 カオリン、 ベントナ ィ ト等を例示することができる。 そしてこれらの中から適宜選択して単 独で又は組み合わせて使用できる。 これらの中では、 タルクが体質材と して最適である。
また、 体質材として、 ワラス トナイ ト、 ァ夕パルジャィ ト、 ハロイサ ィ トカオリン及びセピオライ トの群から選ばれる少なく とも 1種類以上 の体質材を用いると、 非焼成色鉛筆芯の機械的強度を向上させることが できる。 従って、 本発明では、 体質材としては、 ワラス トナイ ト、 ァ夕 パルジャイ ト、 ハロイサイ トカオリン、 セピオライ トが好適に用いられ る o
本発明にいうワラス トナイ トとは、 CaSi03又は CaO'Si02で表され る白色の繊維状や塊状の鉱物であり、 珪灰石ゃスカルン鉱物ともいう。 また、 ワラス トナイ トは低温型珪火石と高温型珪火石に分類されるが、 本発明では両者とも使用することができる。 また、 ワラス トナイ トは天 然のものであっても、 合成されたものであっても特に問題なく使用でき 、 そのグレードも特に限定されない。 本発明において好適に使用できる ものとしては、 W O L K E M社製、 商品名 「ハイコン A— 6 0」 が好適 に使用できる。
本発明にいうァ夕パルジャィ 卜とは、 コロイ ド状の薄い木片状の無機 鉱産物であり、 化学的には含水マグネシウムアルミニゥムシリケ一卜を いう。 また、 その組成は、 3MgO ' 1.5Al203'8SiO2'9H2O で表され、 酸 性白土として一般に知られている極めて小さい粒子の無機鉱産物の一族 をなすものである。 ァ夕パルジャイ トのグレ一ドは特に限定されること なく、 種々のグレードのものを好適に使用することができる。 例えば、 分散の度合いを示すへグマングラインド値についても特に限定されない 。 本発明において好適に用いられるものとしては、 E N G E L H A R D 社製、 商品名 「ァ夕ゲル 4 0」 及び 「ァ夕ゲル 5 0」 を例示することが できる。
本発明でいうハロイサイ トカオリンとは、 白陶土ともいわれるもので あり、 カオリナイ ト、 デイ ツカイ ト、 ナクライ ト、 ハロイ石等の一般的 な力オリナイ ト類粘土鉱物を意味するものではなく、 これらのカオリン の中でも他と比較して特に可塑性、 乾燥強度が大きく、 管状の結晶構造 を持つものをいう。 ハロイサイ 卜カオリンの結晶構造は管状である点で 、 他の六角板状の結晶構造を有する一般的なカオリンとは明確に区別さ れる。 ハロイサイ トカオリンには一般的には 1次力オリンと 2次カオリ ンがあるが、 本発明においては両者とも使用することができる。 また、 そのグレードは問わず、 あらゆるグレ一ドのものを好適に使用すること ができる。 本発明において好適に用いられるものとしては、 土屋カオリ ン社製、 商品名 「ナイアド 4 0 0」 を例示することができる。
本発明でいうセピオライ 卜とは、 繊維状多孔質の含水珪酸マグネシゥ ムである。 本発明において使用するセピオライ トは、 そのグレードにつ き限定されず、 各種のグレードのものを使用することができる。 特に好 適なセビォライ トとしては、 日本タルク社製、 商品名 「セピオライ ト S 」 を例示することができる。
体質材の配合量は、 原料組成物 (固形分) 全量の 6 0〜 8 0重量%、 好ましくは 6 5〜 7 5重量%である。 体質材の配合量が原料組成物 (固 形分) 全量の 8 0重量%より過剰であると芯状への成型性が低下し、 6 0重量%ょり過小であると描き味が低下する。
また、 ワラス トナイ ト、 ァ夕パルジャイ ト、 ハロイサイ トカオリン、 セピオライ トから選ばれる少なく とも 1種類以上の体質材は、 原料組成 物 (固形分) 全量中 1〜 2 0重量%含まれていることが好ましい。 上記 体質材が原料組成物 (固形分) 全量中 1重量%より少ない場合は機械的 強度を十分に得ることができず、 2 0重量%ょり過剰の場合は書き味が 低下する。 上記体質材の最適範囲は原料組成物 (固形分) 全量中 5〜 1 0重量%である。
なお、 これらのワラス トナイ ト、 ァ夕パルジャイ ト、 ハロイサイ ト力 オリン、 セピオライ トから選ばれる少なく とも 1種類以上の体質材は、 公知の体質材と組み合わせて使用することが好ましい。 例えば、 タルク
、 炭酸マグネシウム、 炭酸カルシウム、 シリカ、 アルミナシリケ一ト、 カオリン、 ベントナイ トを例示することができる。 これらは単独で又は 任意に組み合わせて配合できる。 なお、 上記のワラス トナイ ト、 ァ夕パルジャィ ト、 ハロイサイ トカオ リン、 セピオライ トから選ばれる少なく とも 1種類以上の体質材と共に 公知の体質材を含めた体質材全量としては、 原料組成物 (固形分) 全量 中 6 0〜 8 0重量%配合することが好ましい。 最適範囲は 6 5〜 75重 量%である。
本発明において、 体質材としてワラス トナイ ト、 ァ夕パルジャィ ト、 ハロイサイ トカオリン及びセピオライ 卜の群から選ばれる少なく とも 1 種類以上の化合物を含有する非焼成色鉛筆芯の場合、 何故機械的強度が 向上するかについてその理由は定かではないが、 上記のワラス トナイ ト 、 ァ夕パルジャィ ト、 ハロイサイ トカオリン及びセピオライ 卜の各化合 物はそれぞれ繊維状の粒形を備えているため、 これらが他の材料ととも に押出し成型する際に一定方向に配向して行き、 因って機械的強度の向 上につながるものと思われる。 (結合材)
本発明で使用する結合材としては、 例えば、 カルボキシメチルセル口 ースナト リウム (CMCナト リウム)、 カルボキシメチルセルロースァ ンモニゥム (CMCアンモウニゥム)、 カルボキシメチルセルロース酸 (CMC酸)、 メチルセルロース、 ニ トロセルロース、 ポリビニルアル コール、 アラビアガム、 メチルヒ ドロキシェチルセルロース等のほか、 公知の水溶性又は非水溶性の高分子化合物を、 合成、 天然を問わず、 使 用することができる。 中でも、 カルボキシメチルセルロースナト リウム (CMCナト リウム)、 メチルヒ ドロキシェチルセルロースが好適に用 いられる。 これらは単独または組み合わせて使用することができる。 好適に使用できる CMCアンモニゥムとしてはダイセル化学工業社製 商品名 「DN— 1 0 0 L」 を例示できる。 CMCアンモニゥムは単独で 配合してもよく、 また他の結合材と併用してもよい。 このような他の結 合材としては、 一般に非焼成色鉛筆芯の結合材として使用している公知 のものを使用できるが、 できれば強度、 剛性のある結合材が好ましい。 結合材の配合量は、 原料組成物 (固形分) 全量に対して 3〜 1 5重量 %、 好ましくは 4〜 6重量%である。 結合材が原料組成物 (固形分) 全 量の 1 5重量%より過剰である場合には描き味が低下し、 また原料組成 物 (固形分) 全量の 3重量%より過小に配合された場合には機械的強度 が低下すると共に芯状への成形性が低下する。 なお、 上記の範囲の中で も特に 5〜 1 0重量%が最適である。 なお、 後述する C M C酸を含有す る非焼成色鉛筆芯の場合は、 カルボキシメチルセルロースアンモニゥム は結合材全量に対して 6 0重量%以上含まれていることが好ましい。 こ の範囲より少ない場合は高湿度下における書き味及び着色性の向上の点 で好ましくない。
ところで、 上記の結合材の中でもカルボキシメチルセルロース酸 ( C M C酸) を含有してなる非焼成色鉛筆芯は、 カルボキシメチルセル口一 ス酸が水不溶性であることから、 高湿度下でも、 書き味及び着色性の低 下を阻止することができ、 また芯の膨張を防止して木軸の割れなどの発 生を防止することができる点で好ましい。
但し、 このカルボキシメチルセルロース酸は、 水不溶性であることか ら、 原料組成物自体に直接配合させた場合、 非焼成色鉛筆芯における結 合材として適切な機能を発揮しない。 従って、 カルボキシメチルセル口 一ス酸を含有してなる非焼成色鉛筆芯は、 例えば、 原料組成物中にまず カルボキシメチルセルロースアンモニゥムを配合し、 その後カルボキシ メチルセルロースアンモニゥムを加熱することによってカルボキシメチ ルセルロースアンモニゥムのアンモニア分子を離脱させ、 これによつて 得られる。 すなわち、 CMCアンモニゥムは水溶性であり、 非焼成色鉛筆芯に配 合する原料組成物としては優れている。 しかも、 この CMCアンモニゥ ムは、 例えば 6 0〜 80°Cで加熱することによってアンモニア分子が外 れ、 水不溶性の CM C酸になるという性質を有する。 従って、 本発明に よれば、 かかる CM Cアンモニゥムを非焼成色鉛筆芯の配合原料として 配合した点にも特徴がある。
上述の点より、 この非焼成色鉛筆芯を製造する方法としては、 カルボ キシメチルセルロースアンモニゥムを含む結合材、 着色材、 体質材及び 滑材を含有する原料組成物を混練し、 成型した後、 上記カルボキシメチ ルセルロースアンモニゥムのアンモニア分子を離脱させる温度で加熱す る製造方法を好適に採用することができる。
本発明でいう CM C酸は、 次の構造式の Xが水素 Hである化学構造の 構成単位を有している。 一般に CMCというと、 次の構造式でいえば、 Xの部分がナト リゥム Naであるカルボキシメチルセルロースナトリウ ム (CMCナト リウム) のことを意味する場合が多い。
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しかし、 この CM Cナト リウムは、 CM Cアンモニゥムとは異なり、 加熱によってそのナ ト リウム塩が離脱して水不溶性の CMC酸になると いう性質を備えていない。 従って、 CMCナト リウムを結合材として原 料組成物中に配合した場合、 最終的に得られる非焼成色鉛筆芯の含有成 分もあくまで CMCナトリウムとなる。 従って、 この CMCナト リウム を含有した非焼成色鉛筆芯は、 既述した様に、 CMCナト リウムが水溶 性であるため、 高湿度下においては書き味及び着色性が低下し、 さらに 芯の体積が膨張することによって木軸の割れなどが生じやすい。 これに 対して、 CMC酸を含有した本発明の非焼成色鉛筆芯は、 CMCナト リ ゥムとは全く異なって水不溶性であり、 高湿度下でも、 書き味及び着色 性の低下を阻止することができ、 また芯の膨張を防止することができる このように、 本発明の CMC酸は、 通常 CMCと称される CMCナト リウムではなく、 構造上及び性質上からも区別される CMCアンモニゥ ムが原料組成物として配合され、 最終的な非焼成色鉛筆芯にはこの CM Cアンモニゥムのアンモニア分子が離脱した CMC酸が結合材として含 有している。
なお、 カルボキシメチルセルロースナト リウム、 ポリビニルアルコー ル、 メチルセルロースなどの各種水溶性原料を結合材として配合した場 合、 これらの原料が水溶性であることから、 高湿度下においては書き味 及び着色性が低下し、 さらに芯の体積が膨張する点で好ましくない。 し かし、 これらを上記の CMC酸と併存させれば、 非焼成色鉛筆芯におけ る結合材全体としての耐水性能は増大することから、 高湿度下における 書き味及び着色性、 さらには芯の体積膨張防止の改善効果が認められる
(滑材)
滑材は、 書き味の滑らかさを与えるために配合されるものであり、 潤 滑性、 白色度に優れたものであることが好ましい。 具体的には合成雲母 、 窒化ホウ素、 フッ化黒鉛等が好適に使用でき、 特に合成雲母、 窒化ホ ゥ素が最適である。
特に、 滑剤として合成雲母を用いると、 非焼成色鉛筆芯は書き味及び 着色性が良好であり、 また、 機械的強度も優れており、 さらに、 コスト を低減することができる。 そのため、 本発明では滑剤としては合成雲母 が好適に用いられる。
本発明に使用する合成雲母は、 劈開性に優れており、 これを非焼成色 鉛筆芯の滑材として使用した場合、 芯に適度な硬さを与えながら、 筆記 時においては芯の先端部が筆記面との摩擦により劈開し、 書き味を向上 させることができる。
上記合成雲母としては、 いわゆる天然雲母に対して人工的に生成され たフッ素雲母系鉱物を意味し、 その構造はたとえば天然雲母の結晶中の 結晶水をフッ素で置き換えたものとしてとらえられる層状化合物であり 、 その層間で剥離しやすい劈開性を有する。 具体的には、 フッ素金雲母 、 カリ四ケィ素雲母等の非膨潤性雲母や、 N aテトラシリシックマイ力 、 N a又は L iデニオライ ト、 N a又は L iヘク トライ ト等の膨潤性雲 母を例示することができる。
ここで、 上記膨潤性雲母とは、 水と共存すると層間域に水分子を取り 込んで膨潤していくものをいい、 これに対して非膨潤性雲母とは、 水に よって膨潤しない合成雲母をいう。
合成雲母は、 既述の通り、 膨潤性雲母及び非膨潤性雲母のいずれも可 能である。 しかし、 膨潤性雲母の方が、 書き味の向上、 及び着色性の向 上に優れているため本発明の滑材としては適している。
但し、 膨潤性合成雲母であっても、 ワックス類又は油脂で膨潤する性 質のものは、 芯自体に含まれるワックスや油脂により膨潤し、 芯の強度 が得られにく くなることから本発明の色鉛筆芯には適さない。
合成雲母の具体例としては、 例えば、 トビ一工業社製の商品名 「D M A— 3 5 0」 等がある。 この合成雲母は、 人工的に製造することができ るため、 原料コストに優れており、 また性状や品質等が安定している点 で好ましい。
本発明では、 滑材は、 上記合成雲母のうち任意のものを単独で、 又は その他滑材として使用できるもの、 たとえばフッ化黒鉛、 窒化硼素と混 合して用いることもできる。 合成雲母を従来の窒化硼素に替えて又は窒 化硼素と共に滑材として配合した場合、 窒化硼素単独で配合した場合と 比較して、 非焼成色鉛筆芯の機械的強度が向上し、 芯折れを防止するこ とができる。
なお、 窒化硼素としては、 昭和電工社製の商品名 「U H P— S 1」 等 を例示することができるが、 必ずしもこれに限定されない。
また、 たとえ水による膨潤性を持つ合成雲母を用いたとしても、 C M Cナトリゥムと比較して耐水性の高い C M C酸を結合剤として含有して いると、 この点においても、 湿度に対して安定した色鉛筆芯とすること ができる。
滑剤の配合量は特に限定されない。 滑剤、 特に合成雲母は、 原料組成 物 (固形分) 全量中 1〜 1 5重量%配合することが好ましい。 滑剤が原 料組成物 (固形分) 全量中 1重量%より過小の場合は潤滑性が不十分で あり、 書き味の低下を招く。 滑剤が原料組成物 (固形分) 全量中 1 5重 量%より過剰に配合した場合は筆記時に紙上で滑りすぎて書き味が低下 し、 また紙上に必ずしも十分な筆跡を残すことができない。
なお、 合成雲母を窒化硼素と混合して使用した場合は、 窒化硼素の使 用量が低減できる点で、 非焼成色鉛筆芯の機械的強度ゃコス トパフォー マンスを改善することができる。
このように、 本発明において、 滑剤として合成雲母を含有している非 焼成色鉛筆芯は、 窒化硼素と比較して、 優れた機械的強度を非焼成色鉛 筆芯に与えることができ、 芯折れを起こし難い。 また合成雲母は窒化硼 素と比較して原料コス トが廉価であるため、 コス トパフォーマンスに優 れている。 また、 書き味や着色性も良好であり、 窒化硼素の場合と比較 して同等のレベルの書き味や着色性を保有することができる。
(着色材)
着色材は、 通常使用されている無機顔料、 有機顔料のいずれも単独で 又は組み合わせて使用することができる。 また、 パール顔料、 蛍光顔料 、 金属粉顔料等も使用できる。 その配合量は、 原料組成物 (固形分) 全 量中 5〜 2 5重量%、 好ましくは 1 0〜 2 0重量%である。 上記配合量 が原料組成物 (固形分) 全量の 2 5重量%より過剰であると書き味が低 下し、 5重量%ょり過小であると発色が必ずしも十分でない。
(その他の成分)
本発明の非焼成色鉛筆芯では、 例えば、 混練、 成型を容易にするため 、 溶剤を用いることができる。 溶剤としては水やアルコール系溶剤など の各種の溶剤を単独又は混合して用いることができるが、 最適な溶剤と して水を用いることができる。 溶剤は原料とともに配合し混練、 成形し た後乾燥して除去することができる。 このような溶剤の使用量は特に限 定されない。 また、 その他の添加材として、 香料等各種の添加剤を配合 してもよい。
本発明では、 着色剤、 体質材と共に分散剤を配合することが好ましい 。 かかる分散剤としては、 例えば、 公知のァニオン性界面活性剤、 カチ オン性界面活性剤、 両性界面活性剤、 非イオン性界面活性剤などを用い ることができる。
(製造方法) 本発明の非焼成色鉛筆芯は、 既述の低 H.L.B.価及び高 H.L.B.価を有 する 2種類の界面活性剤を含む場合、 例えば、 ワックス又は油脂類に、 H.L.B.価が 1以上〜 9未満のソルビ夕ン脂肪酸エステル、 H.L.B.価が 9以上〜 2 0以下のポリオキシエチレンソルビ夕ン脂肪酸エステル及び 水を配合して、 ワックス又は油脂類の 0 /W型ェマルジヨンとなし、 こ の 0 /W型ェマルジヨンを、 着色剤、 体質材、 結合材及び溶剤を含む組 成物に加えて混練し、 この混練された原料組成物をプランジャ一型又は スクリュー型の押出成型機により押し出し成型した後、 前記水を乾燥除 去して得ることができる。
但し、 上記の通りあらかじめ 0 /W型ェマルジヨンとして調製せずに 、 ワックス又は油脂類と、 H.L.B.価が 1以上〜 9未満のソルビ夕ン脂 肪酸エステルと、 H.L.B.価が 9以上〜 2 0以下のポリオキシエチレン ソルビ夕ン脂肪酸エステルを、 着色剤、 体質材、 結合材及び溶剤を含む 組成物に加えて混練し、 この混練された原料組成物をプランジャー型又 はスクリユー型の押出成型機により押し出し成型した後、 前記水を乾燥 除去して得ることもできる。
常温で液体の油状物質、 H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 界面活性剤及び水を含む 0 /W型ェマルジヨンが配合された消しゴム消 去性に優れた非焼成色鉛筆芯の場合は、 次のような工程により製造する ことができる。 すなわち、 少なく とも着色剤、 体質材及び必要に応じて 溶剤が含まれた混合物に結合材又はその溶液を加えて混合液となし、 こ れを混練した後、 前記溶剤を除去する。 しかる後これに少なく とも常温 で液体の油状物質、 H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又 は 2種以上の界面活性剤及び水を含む 0 /W型ェマルジヨンを加えて混 合し、 この混合された原料組成物を成型した後、 0 /W型ェマルジヨン に含まれる水、 及び残存している場合は前記溶剤を除去して得られる。 なお、 この非焼成色鉛筆芯は、 既述の通り、 まず少なく とも着色剤、 体質材及び必要に応じて溶剤が含まれた混合物に結合材又はその溶液を 加えて混合液となし、 これを混練した後、 前記溶剤を除去するが、 かか る溶剤の除去については、 前記の成型後の除去工程も同様であるが、 加 熱、 乾燥など各種の除去手段を採用することができる。 また、 上記混合 液の溶剤の除去は、 一部の溶剤、 特に一部の水を残した含水状態にて水 などの溶剤を除去することが最も好ましい。 一方、 前記の成型後の溶剤 及び 0 /W型ェマルジヨンに含まれる水は完全に除去することが望まし い。
また本発明の非焼成色鉛筆芯の場合、 上述した製造方法が最適である が、 例えば次のような工程によっても製造することができる。 まず、 各 種原料を混練する。 このとき必要に応じて溶剤を添加することもできる 。 混練した原料組成物をプランジャー型又はスクリュ一型押し出し機で 鉛筆芯に押し出し成形する。 溶剤を用いている場合は、 その後その溶剤 を乾燥 (約 4 0 ° 2 4時間) 除去し、 6 0〜 8 0 °Cで 1 2時間加熱後 、 必要に応じて油脂類及び/又はワックス類を含浸させる。
なお、 上記製造方法において、 C M C酸を含有する非焼成色鉛筆芯の 場合、 乾燥工程を特に設けず、 例えば成形後徐々に昇温させて乾燥と共 にアンモニア分子を離脱させる等、 一工程で処理してもよい。 実施例
以下、 本発明のさらに具体的な実施例について説明する。 但し、 本発 明はこの実施例に限定されるものではない。
(油状物質及び H丄. B.価 7〜 1 8の界面活性剤含有非焼成色鉛筆芯 )
次の製法により、 表 1に示す原料組成物 (重量%) を用いて本発明の 実施例 1に係る非焼成色鉛筆芯を得た。
顔料として Pigment Black 7 (三菱化成株式会社製、 商品名 「PRIN TEX G」)、 体質材として Pigment White 26 (日本タルク株式会社製 、 商品名 「MICROACE P-4」)、 分散剤として商品名 「ラベリン F W」 (第一工業製薬社製) 及び滑剤として合成雲母 (トビー工業社製、 商品 名 「DMA-350」) からなる組成物を、 当該組成物と約同量の水を用いて 二—ダ—で混練し、 この分散液にメチルヒ ドロキシェチルセルロース ( クラリアント社製、 商品名 「Tylose MH200YP2j ) をさらに加えて混 練し、 これを加熱して水を除去した。
次に、 この組成物に、 流動パラフィン (三光化学社製、 商品名 「ホヮ イ ト ミネラルオイル」)、 セスキォレイン酸ソルビ夕ン (H.L.B.価 : 3 . 7、 日光ケミカルズ社製、 商品名 「S 0— 1 5」) 及びモノォレイン 酸ポリオキシエチレンソルビタン (エチレンォキサイ ド鎖の付加モル数 n = 2 0モル、 H.L.B.価 : 1 5 . 0、 日光ケミカルズ社製、 商品名 厂 T O— 1 0」) 及び水を含む 0 /W型ェマルジヨンを加えて同じく二一 ダ一で混練した後、 この混練された原料組成物を水分 1 3 %以下でブラ ンジャー型押出成型機によって直径約 3 m mの色鉛筆芯に押し出し成型 した後、 前記水を乾燥除去して、 非焼成色鉛筆芯を得た。
[重量%]
10
Figure imgf000033_0001
15
20
25 なお、 この実施例 1の 0/W型ェマルジョンの調製については次の通 りである。
まず、 次の表 2に示す配合によって、 流動パラフィン (三光化学社製 、 商品名 「ホワイ ト ミネラルオイル」)、 セスキォレイン酸ソルビタン ( H.L.B.価 : 3. 7、 日光ケミカルズ社製、 商品名 「 S O— 1 5」) 及び モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 n= 2 0モル、 H.L.B.価 : 1 5. 0、 日光ケミカルズ社 製、 商品名 「T 0— 1 0」) を混合し、 8 0°Cに加熱する。 次に、 この 8 0°Cに加熱された混合液に、 同じく 8 0°Cに加熱した水を少しずつ加 え、 攪袢しながら室温まで放冷し、 0/W型ェマルジヨンを得る。
表 2
5
[重量%]
10
Figure imgf000035_0001
15
20
25 比較例 1は、 表 1に示す様に、 セスキォレイン酸ソルビ夕ン及びモノ ォレイン酸ポリォキシエチレンソルビ夕ンを配合していない以外は前記 実施例 1と同じ原料組成物の配合成分であるが、 次の製法によって非焼 成色鉛筆芯を得た。 すなわち、 表 1に示す配合量で、 顔料として Pigm ent Black 7 (三菱化成株式会社製、 商品名 「PRINTEX G」)、 体質材 として Pigment White 26 (日本タルク株式会社製、 商品名 「MICRO ACE P-4」)、 分散剤として商品名 「ラベリン F W」 (第一工業製薬社製 )、 合成雲母 (トビ一工業社製、 商品名 「DMA-350」) 及びカルボキシ メチルセルロースナ ト リウム (C M Cナト リウム、 クラリアント社製、 商品名 「Tylose MH200YP2」) からなる組成物を、 当該組成物と約同 量の水とともにニーダ一で混練した。
次に、 この組成物に、 流動パラフィ ン (三光化学社製、 商品名 「ホヮ ィ トミネラルオイル」) を加えて同じく二一ダ一で混練した後、 水分 1 3 %以下でプランジャー型押出成型機によって直径約 3 m mの色鉛筆芯 に押し出し成型し、 その後前記水を乾燥除去して、 非焼成色鉛筆芯を得 た。
比較例 2は、 表 1に示す配合量で、 次の製法によって非焼成色鉛筆芯 を得た。 すなわち、 あらかじめ前記実施例と同様の 0 /W型ェマルジョ ンを調製して、 これを着色剤、 体質材、 水溶性結合材及び水を含む組成 物に加えた後混練し、 この混練された原料組成物を水分 1 3 %以下でプ ランジャー型の押出成型機により直径約 3 m mの色鉛筆芯に押し出し成 型した後、 前記水を乾燥除去して非焼成色鉛筆芯を得た。
次に、 表 1に示す実施例 1、 比較例 1及び比較例 2の非焼成色鉛筆芯 について、 機械的強度、 着色性、 成型性及び消しゴム消去性についてそ れぞれ評価した。
(機械的強度) 機械的強度は、 JIS S 6005 に準拠して曲げ強度を測定した。 すなわ ち、 両支点間に支持した色鉛筆芯の中央部に荷重を加えて、 芯が折損し たときの荷重を測定し、 JIS 試験法に定められた計算式に代入して行 つた。 評価は算出された曲げ強さの値 (MPa)で行った。 数値が大きい程 曲げ強度が大きく芯折れし難いことを示している。
(着色性)
1 0名のモニタ一を用いて、 各実施例、 比較例の番号を隠した色鉛筆 を使って画用紙に筆記し、 その着色性の良さを評価した。 その結果、 1 0名中 1 0名の者が着色がよいと判断したものを◎、 9名から 8名の者 が着色がよいと判断したものを〇、 7名から 5名の者が書き味がよいと 判断したものが厶、 よいと判断した者が 4名以下のものを Xとし、 前記 表 1に示した。
(成型性)
成型中もしくは乾燥中に、 成型した芯の 4 0 %以上がバラバラに破損 してしまったものは X、 破損してしまった芯が 4 0 %未満〜 3 5 %以上 のものは△、 3 5 %未満のものは〇とした。
(消しゴム消去性)
実施例及び比較例の番号を隠した色鉛筆を使って画用紙に筆記し、 そ の消しゴム消去性の良さを評価した。 消しゴムはラビッ ト株式会社製の 商品名 「R C— 6 0」 を用いた。 その結果、 消しゴム消去性が優れてい ると判断したものを〇、 消しゴム消去性が余りょくない或いは良くない と判断したものを Xとし、 前記表 1に示した。
表 1より、 実施例の非焼成色鉛筆芯は、 着色性、 機械的強度及び成型 性において優れていると共に、 さらに消しゴム消去性が比較例の非焼成 色鉛筆芯と比較して優れていることが認められた。
以上の通り、 本実施例の非焼成色鉛筆芯は、 少なくとも着色剤、 体質 材及び必要に応じて溶剤が含まれた混合物に結合材又はその溶液を加え て混合液となし、 これを混練した後、 前記溶剤を除去し、 しかる後これ に少なく とも常温で液体の油状物質、 H丄. B.価が 7以上〜 1 8以下と なるような 1種又は 2種以上の界面活性剤及び水を含む 0 ZW型ェマル ジョンを加えて混合し、 この混合された原料組成物を成型した後、 前記 溶剤と 0 /W型ェマルジョンに含まれる水を除去して得られる非焼成色 鉛筆芯であるため、 従来の様な油浸工程を必要とせず、 簡易な製造方法 によって得ることができ、 しかも着色性、 機械的強度及び成型性におい て優れていると共に、 さらにこの非焼成色鉛筆芯を用いて筆記すると、 紙面上に付着した筆跡は、 結合材で覆われた着色剤粒子及び体質材粒子 となり、 常温で液体の油状物質により覆われていないためと思われ、 優 れた消しゴム消去性が発揮される。
(低 H.L.B.価及び高 H.L.B.価の界面活性剤含有非焼成色鉛筆芯) 次の製法により、 表 3に示す原料組成物 (重量%) を用いて本発明の 実施例及び比較例に係る非焼成色鉛筆芯を得た。
カルボキシメチルセルロースナ ト リウム ( C M Cナト リウム、 へキス ト社製、 商品名 「Tylose C30」)、 タルク (日本タルク社製、 商品名 「 MICROASE P-4」)、 顔料として C.LPR48:3 (野間化学社製、 商品名 「 レツ ド SR-200P」) 及び合成マイ力 (トビ一工業社製、 商品名 「DMA-3 50」) からなる組成物を、 溶剤とともにニーダ一で混練した。 溶剤は当 該組成物と約同量の水を用いた。
次に、 この水によって混練された組成物に、 流動パラフィン (三光化 学社製、 商品名 「ホワイ トミネラルオイル」)、 セスキォレイン酸ソルビ タン (H.L.B.価 : 3 . 7、 日光ケミカルズ社製、 商品名 「S 0— 1 5 」) 及びモノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキ サイ ド鎖の付加モル数 n= 20モル、 H.L.B.価 : 1 5. 0、 日光ケミ カルズ社製、 商品名 「 TO— 1 0」) を加えて同じく二一ダ一で混練し た後、 水分 12%以下でプランジャー型押出成型機によって直径約 3m mの色鉛筆芯に押し出し成型した後、 前記水を乾燥除去して、 非焼成色 鉛筆芯を得た。
t o
o o
[重量%] 実 施 例 比 較 例
2 3 4 5 6 3 4 5 6 7
カルホ'キシメチルセル D-スナトリウム
原 3.63 3.63 3.63 3.63 3.63 3.63 3.63 3.63 3.63 3.63
料 タルク 72.58 72.58 71.59 71.59 71.59 73.69 71.59 71.59 72.94 61.69 組 合成マイ力 2.58 2.58 2.58 2.58 2.58 2.58 2.58 2.58 2.58 2.58
成 C.I.PR48:3 14.54 14.54 14.54 14.54 14.54 14.54 14.54 14.54 14.54 14.54 物
/ セスキォレイン酸、ノルヒ、、タン 0.74 0.74 1.37 1.40 1.47 1.89 1.05 0.50 8.00 O 固 モ レイン酸ホ。リオキシ Iチレンソルヒ、、タン 0.37 0.37 0.74 0.70 0.63 0.21 1.05 0.25 4.00
形 流動パラフィン 5.55 5.55 5.55 5.55 5.55 5.55 5.55 5.55 5.55 5.55
分 合計 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100
機械的強度 (M P a) 21.08 22.57 21.56 23.98 22.99 14.50 15.49 14.72 16.43 24.90 物
着色性 〇 〇 〇
性 ◎ 〇 X 〇 〇 △ X
成型性 〇 〇 〇 〇 〇 X 厶 △ 厶 〇
なお、 実施例 3は、 実施例 2と同じ原料組成物の配合成分であるが、 他の実施例及び比較例と異なり、 あらかじめ以下の 0 /Wェマルジョン を調製して、 これを着色剤、 体質材、 結合材及び溶剤を含む組成物に加 えた後混練し、 この混練された原料組成物を水分 1 2 %以下でプランジ ヤー型の押出成型機により押し出し成型した後、 前記水を乾燥除去して 非焼成色鉛筆芯を得ている。
この実施例 3の 0 /Wェマルジョンの調製については次の通りである まず、 次の表 4に示す配合によって、 流動パラフィン (三光化学社製 、 商品名 「ホワイ トミネラルオイル」)、 セスキォレイン酸ソルビ夕ン ( H.L.B.価 : 3 . 7、 日光ケミカルズ社製、 商品名 「S 0— 1 5」) 及び モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖 の付加モル数 n = 2 0モル、 H.L.B.価 : 1 5 . 0、 日光ケミカルズ社 製、 商品名 「T 0— 1 0」) を混合し、 8 0 °Cに加熱する。 次に、 この 8 0 °Cに加熱された混合液に、 同じく 8 0 °Cに加熱した水を少しずつ加 え、 攪拌しながら室温まで放冷し、 O ZWェマルジヨンを得る。
[重量%] セスキォレイン酸リルヒ、、タン 4. 00 a: しノ G ± し
てノ^レ 1ソ1チ 3τノ丄 τ: Γレ
2. 00 道、、タン
ホヮ仆ミネラルオイル 30. 00
10 水 64. 00
15
20
25 次に、 表 3に示す実施例及び比較例に示す非焼成色鉛筆芯について、 機械的強度、 着色性及び成型性についてそれぞれ評価した。
(機械的強度)
機械的強度は、 JIS S 6005 に準拠して曲げ強度を測定した。 すなわ ち、 両支点間に支持した色鉛筆芯の中央部に荷重を加えて、 芯が折損し たときの荷重を測定し、 JIS 試験法に定められた計算式に代入して行 つた。 評価は算出された曲げ強さの値(M P a )で行った。 数値が大きい 程曲げ強度が大きく芯折れし難いことを示している。
(着色性)
1 0名のモニターを用いて、 各実施例、 比較例の番号を隠した色鉛筆 を使って画用紙に筆記し、 その着色性の良さを評価した。 その結果、 1 0名中 1 0名の者が着色がよいと判断したものを◎、 9名から 8名の者 が着色がよいと判断したものを〇、 7名から 5名の者が書き味がよいと 判断したものが△、 よいと判断した者が 4名以下のものを Xとし、 前記 表 3に示した。
(成型性)
成型中もしくは乾燥中に、 成型した芯の 4 0 %以上がバラバラに破損 してしまったものは X、 破損してしまった芯が 4 0 %未満〜 3 5 %以上 のものは△、 3 5 %未満のものは〇とした。
表 3より、 セスキォレイン酸ソルビ夕ン及びモノォレイン酸ポリオキ シエチレンソルビ夕ンを含まない従来の色鉛筆芯である比較例 3と比較 して、 セスキォレイ ン酸ソルビ夕ン及びモノォレイン酸ポリオキシェチ レンソルビ夕ンを含む実施例及び比較例の色鉛筆芯はいずれも着色性、 機械的強度及び成型性において向上が認められる。
特に、 セスキォレイン酸ソルビタンと、 モノォレイン酸ポリオキシェ チレンソルビタンの配合比率が、 前者 0 . 6 5〜 0 . 7に対して後者 0 . 3 5〜 0 . 3の実施例 2〜 6は、 着色性、 機械的強度及び成型性にお いて顕著な向上が認められた。
これに対して、 セスキォレイン酸ソルビタンと、 モノォレイン酸ポリ ォキシエチレンソルビタンの配合比率が、 前者 0 . 9に対して後者 0 . 1である比較例 4と、 前者 0 . 5に対して後者 0 . 5である比較例 5は いずれも、 着色性の向上は認められるものの、 機械的強度及び成型性の 顕著な向上は認められなかった。
また、 セスキォレイン酸ソルビタンと、 モノォレイン酸ポリオキシェ チレンソルビタンとの合計の配合量が 1重量%未満である比較例 6は、 着色性、 機械的強度及び成型性の顕著な向上は認められなかったが、 同 配合量が 1重量%以上の実施例はいずれも、 着色性、 機械的強度及び成 型性の顕著な向上が認められた。
一方、 セスキォレイン酸ソルビタンと、 モノォレイン酸ポリオキシェ チレンソルビタンとを過剰に配合した比較例 7は、 着色性が悪化した。 以上の通り、 本発明は、 着色剤、 体質材、 結合材、 及びワックス又は 油脂類を含み、 さ らに H丄. B.価が 1 以上〜 9未満の界面活性剤と H.L.B.価が 9以上〜 2 0以下の界面活性剤、 好ましくは H.L.B.価が 1 以上〜 9未満のソルビ夕ン脂肪酸エステルと H.L.B.価が 9以上〜 2 0 以下のポリオキシエチレンソルビ夕ン脂肪酸エステル、 更に好ましくは セスキォレイン酸ソルビタンとモノォレイン酸ポリオキシエチレンソル ビ夕ン (エチレンォキサイ ド鎖の付加モル数 n = 2 0モル) を含有する 非焼成色鉛筆芯であるので、 流動パラフィ ンなどの常温で半固体又は液 体のワックス又は油脂類を使用しても、 着色性の向上とともに、 芯の機 械的強度及び成型性も同時に向上する。 (合成雲母含有非焼成色鉛筆芯)
表 5に示す配合により実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯を製造した 。 表 5に示す配合原料 (重量%) を同量の溶剤 (水と有機溶剤) ととも に混練し、 その後、 プランジャー型押し出し成形機で 3 ιηιη 0の芯に成 形した後、 上記溶剤を乾燥、 除去し、 7 0 °Cで 1 2時間加熱後、 流動パ ラフィンを含浸させて製造した。
表 5中、 実施例 7〜 1 1及び比較例 1 2及び比較例 1 3は合成雲母を 滑材として使用した場合、 比較例 8〜 1 0は窒化硼素を滑材として使用 した場合、 比較例 1 1は滑材として合成雲母及び窒化硼素をいずれも配 合しない場合である。
t t
o o
[重量%] 実 施 1列 比 較 例
7 8 9 10 11 8 9 10 11 12 13
CM Cナトリウム 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 タルク 72.0 70.0 65.0 74.0 60.0 70.0 70.0 65.0 75.0 74.5 55.0 合成雲母 3.0 5.0 10.0 1.0 15.0 0.5 20.0 窒化ホウ素 5.0 5.0 10.0
ウォッチンク、、レッド Sr 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 フタ Πシァ::ンフ、、ル- 20.0 20.0
ハンサ、、ェ Π - 10G 20.0 20.0
合 計 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 着色性 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 X △ Δ 書き味 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 X △ Δ 曲げ強度 (MPa) 41.84 40.93 41.38 40.58 41.49 35.02 35.47 36.47 36.38 38.20 41.56
表 5中、 CMCナトリウムはダイセル化学工業社製、 商品名 「CMC 1 1 30」、 タルクは日本タルク社製、 商品名 「MI CROACE P 一 4」、 窒化硼素は昭和電工社製、 商品名 「UHP— S 1」、 合成雲母は トビ一工業社製、 商品名 「DMA— 350」 を使用し、 着色材としては 、 赤色の着色材はウォッチングレッ ド S r (C. I . PR 48 : 3) 、 青色の着色材はフ夕ロシアニンブルー (C. I . PB 1 5)、 黄色 の着色材はハンザエロ一 10G (C. I . P Y 3) を使用した。
(機械的強度試験)
次に、 上記の製造によって得られた実施例及び比較例の各非焼成色鉛 筆芯について、 芯折れを評価するため曲げ強度を測定した。 曲げ強度は JIS S 6005 に準拠して測定した。 すなわち、 両支点間に支持した色鉛 筆芯の中央部に荷重を加えて、 芯が折損したときの荷重を測定し、 JIS 試験法に定められた計算式に代入して行った。 評価は算出された曲げ強 さの値(MP a)で行った。 数値が大きい程曲げ強度が大きく芯折れし難 いことを示している。
(書き味評価)
上記各実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯について、 前記と同様に、 書き味の評価の試験を行った。 評価方法は、 各実施例及び比較例の非焼 成色鉛筆芯を用いた色鉛筆を製造し、 10名のモニターを用いて、 各実 施例、 比較例の番号を隠した色鉛筆を使って画用紙に筆記し、 その書き 味のフィ一リングを評価した。 結果は 10名中 8名以上が書き味がよい と判断したものを〇、 7名から 5名の者が書き味がよいと判断したもの が△、 4名以下のものを Xとして前記表 5に示した。
(着色性評価)
上記各実施例及び比較例の非焼結色鉛筆芯について着色性の評価を行 つた。 評価方法は、 各実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯を用いた色鉛 筆を製造し、 1 0名のモニタ一を用いて、 各実施例、 比較例の番号を隠 した色鉛筆を使って画用紙に筆記し、 その着色性の良さを評価した。 そ の結果、 1 0名中 8名以上が着色がよいと判断したものを〇、 7名から 5名の者が書き味がよいと判断したものが△、 よいと判断したものが 4 名以下のものを Xとし、 前記表 5に示した。
上記各試験結果により、 合成雲母を使用した実施例 7〜 1 1及び比較 例 1 2及び比較例 1 3の各非焼成色鉛筆芯は、 いずれも窒化硼素を使用 した色鉛筆芯と比較して曲げ強度が向上し、 芯折れを起こし難くいこと が判明した。
また、 合成雲母を使用した実施例 7〜 1 1の各非焼成色鉛筆芯は、 い ずれも窒化硼素を使用した比較例 8〜 1 0の各非焼成色鉛筆芯と同等の 良好な書き味及び着色性が認められた。
また、 合成雲母の配合量が表 5に示す原料組成物 (固形分) 全量に対 して 1重量%ょり過小である比較例 1 2の場合、 及び同原料組成物 (固 形分) 全量に対して 1 5 %を越える比較例 1 3の場合には、 いずれも、 合成雲母を含有しない比較例 1 1のものと比較すれば書き味及び着色性 がともに良好であつたが、 窒化硼素含有の比較例 8〜 1 0の各非焼成色 鉛筆芯と比較すれば、 実用上は使用可能であるが、 書き味及び着色性の 低下がみられた。
従って、 機械的強度の向上と共に、 従来の窒化硼素含有の非焼成色鉛 筆芯と同等の書き味及び着色性を備えた非焼成色鉛筆芯を得るには、 合 成雲母の配合量は原料組成物 (固形分) 全量に対して 1〜 1 5重量%配 合することが好適であることを見いだした。
なお、 合成雲母及び窒化硼素のいずれも使用しなかった比較例 1 1の 非焼成色鉛筆は、 書き味及び着色性ともに実用上満足できるものではな かった。 本実施例の非焼成色鉛筆芯は、 結合材、 着色材、 体質材及び滑材を原 料組成物として含み、 必要に応じて油脂及び/又はワックス類を含み、 上記滑材として合成雲母を含有してなる非焼成色鉛筆芯であるので、 窒 化硼素を滑材として使用した従来の非焼成色鉛筆芯と比較して、 機械的 強度が改善され、 芯折れを起こし難く、 また窒化硼素と同等の良好な書 き味と着色性をもつ非焼結色鉛筆芯とすることができる。 しかも、 合成 雲母は窒化硼素と比較して原料コストが安価であることから、 比較的廉 価に提供する必要性の高い非焼成色鉛筆芯においてそのコストパフォー マンスは良好である。
(特定の体質材含有非焼成色鉛筆芯)
次の表 6〜表 12に示す配合により下記の実施例及び比較例の非焼成 色鉛筆芯を製造した。 各実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯は、 表 6〜 表 1 2に示す原料組成物 (重量%) を同量の溶剤 (水) とともに混練し 、 押し出し成型機で成型した後、 溶剤を乾燥、 除去した後、 流動バラフ インに含浸させて製造した。 なお、 各実施例、 比較例で使用した原料は 次の通りである。
カルボキシメチルセル口一スナト リウム : ダイセル化学工業社製、 商 品名 「ダイセル CMC 1 130」
タルク : 日本タルク社製、 商品名 「MI CROACE P— 4」 ワラス トナイ ト : WOLKEM社製、 商品名 「ハイコン A— 60」 ァ夕パルジャィ ト : ENGE L HARD社製、 商品名 「ァ夕ゲル 40
J
ハロイサイ トカオリン :土屋カオリン社製、 商品名 「ナイアド 400 セピオライ ト : 日本タルク社製、 商品名 「セピオライ ト S」 窒化ホウ素 :昭和電工社製、 商品名 「UHP— S 1」 ウォッチングレッ ド S r : C. I . PR 48 : 3 フタロシアニングリーン : C. I . P G 7 群青 : C . I . P B 29
t to
o O
[重量%]
実 お t 例
1上^ 0 1 Q
丄 ο 14 丄¾ it) 丄 ί lo 1 Q
J *T U Λ Γ A O.U O.U 5.丄 0.1 ¾.丄 b. i O.U ワラス トナイ ト 5.6 5.6 5.6 6.3 6.3 6.3 1.0 20.0
ァ夕パルジャィ ト
/、ロイサ仆カオリン
セピオライ ト
窒化ホウ素 5.6 5.6 5.6 6.3 6.3 6.3 5.8 5.3
ウオッチング、レッド Sr 13.3 12.7 13.7 10.0
フタ 11シァニンク、、リ-ン 13.3 12.7
群青 13.3 12.7
白色ヮセリン 6.3 6.3 6.3 5.3
書き味評価 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
機械的曲げ強度 37.6 35.9 31.8 33.3 31.4 33.2 22.6 38.2
Is t to
en o o
実 ¾ 例
20 21 22 23 24 25 26 27 カルホ"キシメチルセル ϋ-スナトリウム 6.0 6.0 6.0 5.1 5.1 5.1 6.1 6.0 タルク 69.5 69.5 69.5 63.3 63.3 63.3 71.7 53.3 ワラス卜ナイ ト
ァ夕パルジャィ ト 5.6 5.6 5.6 6.3 6.3 6.3 2.7 20.0 ハ Πィサ仆カオリン
セピオライ ト
窒化ホウ素 5.6 5.6 5.6 6.3 6.3 6.3 5.8 5.3 ウォッチンク、、 Sr 13.3 j 12.7 13.7 10.0 フタ Dシァニンク、、リ-ン 13.3 12.7
群青 13.3 12.7 白色ヮセリン 6.3 6.3 6.3 5.3 書き味評価 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 機械的曲 w¾度 35.8 34.9 36.2 32.7 31.8 33.3 20.3 36.5
to t
o o
[重量%]
実 S 例
28 29 30 31 32 33 34 35
カルホ、、キシメチルセル スナトリウム 6.0 6.0 6.0 5.1 5.1 5.1 6.1 6.0
タルク 69.5 69.5 69.5 63.3 63.3 63.3 71.7 53.3
ワラストナイ ト
ァ夕パルジャィ ト
ハロイサ仆カォリン 5.6 5.6 5.6 6.3 6.3 6.3 2.7 20.0
セピオライ ト
窒化ホウ素 5.6 5.6 5.6 6.3 6.3 6.3 5.8 5.3
ウォッチング、!/ッド Sr 13.3 12.7 13.7 10.0
フタロシア三ンク、、リ-ン 13.3 12.7
群青 13.3 12.7
白色ヮセリン 6.3 6.3 6.3 5.3
書き味評価 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
機械的曲げ強度 36.5 35.3 37.0 30.9 32.3 31.6 21.8 37.2
¾¾8 to
o o
[重量%]
実 施 例
36 37 38 39 40 41 42 43
力 M キシメチルセル D-スナトリウム 6.0 6.0 6.0 5.1 5.1 5.1 6.1 6.0
タルク 69.5 69.5 69.5 63.3 63.3 63.3 71.7 53.3
ワラストナイ ト
ァ夕パルジャィ ト
ハロイサ仆カオリン
セピオライト 5.6 5.6 5.6 5.6 5.6 5.6 CD
2.7 20.0
窒化ホウ素 5.6 5.6 5.6 6.3 6.3 6.3 5.8 5.3
ウォッチンク、、い外、、 Sr 13.3 12.7 13.7 10.0
フタロシアニンク、、リ-ン 13.3 12.7
群青 13.3 12.7
白色ヮセリン 6.3 6.3 6.3 5.3
書き味評価 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
機械的曲げ強度 35.8 34.9 37.2 32.8 31.2 33.6 19.8 36.4
t to
ο o
[重量%]
実 ¾ 例
44 45 46 47 48 49 50 51
カル; rキシメチルセ肺 -スナトリウム 6.0 6.0 6.0 5.1 5.1 5.1 6.1 6.0
タルク 69.5 69.5 69.5 63.3 63.3 63.3 71.7 53.3 ワラストナイト 2.8 3.2 1.4 10.0 ァ夕パルジャィ ト 2.8 2.8 3.2 3.2 1.4 10.0 八ロイサ仆カオリン 2.8 2.8 3.2 3.2
セピオライト 2.8 3.2
o 窒化ホウ素 5.6 5.6 5.6 6.3 6.3 6.3 5.8 5.3
ウォッチンク、、レッド、 Sr 13.3 12.7 13.7 10.0 フタロシア::ンク、、リ-ン 13.3 12.7
群青 13.4 12.7
白色ヮセリン 6.3 6.3 6.3 5.3 書き味評価 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
機械的曲げ強度 34.7 37.2 38.8 31.3 33.6 35.5 20.8 35.0
o
o o
比 較 例
14 15 16 17 18 19 カルホ、、キシメチルセル ϋ-スナトリウム 6.3 6.3 6.3 5.4 5.4 5.4 タルク 73.7 73.7 73.7 67.6 67.6 67.6 ワラストナイ ト
ァ夕パルジャィ ト
ハロイサ仆カオリン
セピオライ ト
窒化ホウ素 6.0 6.0 6.0 6.8 6.8 6.8 ウォッチンク、、レッド Sr 14.0 13.5
フタ Dシアニング、リ-ン 14.0 13.5 群青 14.0 13.5 白色ヮセリン 6.8 6.8 6.8 書き味評価 〇 〇 〇 〇 〇 〇 機械的曲げ強度 10.3 11.9 12.3 11.3 9.3 11.9
o to
C71 o o
比 較 例
20 21 22 23 24 25 26 27
カルホキシメチルセル D-スナトリウム 6 0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0
タルク 74.6 54.1 74.6 54.1 74.6 54.1 74.6 54.1 ワラストナイト 0.5 21.0
ァ夕パルジャィ ト 0.5 21.0
ハロイサ仆カオリン 0.5 21.0
セビオラィ ト 0.5 21.0 窒化ホウ素 5.6 5.6 5.6 5.6 5.6 5.6 5.6 5.6
ウォッチンク、、レッド、 Sr 13.3 13.3 13.3 13.3 t フタロシアニン 、リ-ン 13.3 13.3
群青 13.3 13.3
白色ヮセリン
書き味評価 〇 △ 〇 Δ 〇 △ 〇 △
機械的曲げ強度 15.8 52.3 17.7 55.7 16.5 51.9 18.2 58.9
(書き味評価)
上記各実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯について書き味の評価の試 験を行った。 評価方法は、 各実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯を用い た色鉛筆を製造し、 1 0名のモニターを用いて、 各実施例、 比較例の番 号を隠した鉛筆を使って画用紙に筆記し、 その書き味のフィーリングを 評価した。 結果は 1 0名中 8名以上が書き味がよい (実用上好適である ) と判断したものを〇、 5名以上 7名以下のものがよい (実用上支障な し) と判断したものを△、 4名以下のものがよい (実用上支障あり) と 判断したものを Xとして前記表 6〜表 1 2に示した。
(機械的曲げ強度)
上記各実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯について J I S S 6 0 0 5に基づき機械的曲げ強度の測定を行った。 すなわち両支点間に支持 した芯の中央部に、 荷重を加え芯が折損したときの荷重を測定し、 J I S試験法に定められた計算式に代入して行った。 評価は算出された曲げ 強さの値 (M P a ) で行い、 その結果は表 6〜表 1 2に示した。
表 6〜表 1 2より、 実施例の非焼成色鉛筆芯は、 比較例 1 4〜比較例 1 9の非焼成色鉛筆芯と較べて、 機械的強度が向上している。 しかも、 実施例の非焼成色鉛筆芯は、 比較例 1 4〜比較例 1 9の非焼成色鉛筆芯 と同等の書き味が認められる。
—方、 比較例 2 0〜比較例 2 7の非焼成色鉛筆芯によれば、 ワラス ト ナイ ト、 ァ夕パルジャィ ト、 ハロイサイ トカオリン、 セピオライ トを体 質材として用いた場合、 原料組成物 (固形分) 全量中 1重量%より過小 であるため書き味が低下しており、 また 2 0重量%を越えると機械的強 度の向上が必ずしも充分でないことが認められる。 この点で、 比較例 2 0〜比較例 2 7の非焼成色鉛筆芯は実用上支障はないとはいうものの、 実施例よりみられるように、 ワラス トナイ ト、 ァ夕パルジャィ ト、 ハロ イザイ 卜力オリン、 セピオライ 卜については、 原料組成物 (固形分) 全 量中 1〜 2 0重量%含有させた非焼成色鉛筆芯が最も好ましい。
また、 上記のワラス トナイ ト、 ァ夕パルジャィ ト、 ハロイサイ 卜カオ リン、 セピオライ トのうち、 特にセピオライ トを配合したものが好結果 を得ることができた。
本実施例の非焼成色鉛筆芯は、 結合材、 着色材及び体質材を含み、 必 要に応じて油脂、 ワックス類、 及び滑剤を含み、 上記体質材としてワラ ス トナイ ト、 ァ夕パルジャイ ト、 ハロイサイ トカオリン、 セピオライ ト のうち少なく とも 1種類以上の化合物を含有してなる非焼成色鉛筆芯で あるので、 書き味を確保しつつ、 従来では得られないほどの機械的強度 が向上する効果を奏している。
( C M C酸含有非焼成色鉛筆芯)
次の表 1 3に示す配合により下記の実施例及び比較例の非焼成色鉛筆 芯を製造した。 表 1 3はいずれも水を除く原料組成物の配合量 (重量% ) を示している。
各実施例及び各比較例の非焼成色鉛筆芯の具体的な製造方法は次の通 りである。 まず、 表 1 3に示す原料組成物をそれと同量の水とともに混 練し、 その後、 水分約 2 0 %でプランジャー型押し出し成形機で 3 mm øの芯に成形した後、 水を乾燥、 除去し、 7 0 °Cで 1 2時間加熱後、 流 動パラフィ ンを含浸させて非焼成色鉛筆芯を得た。
なお、 各実施例及び比較例で使用した原料は次の通りである。
N a -CMC カルボキシメチルセルロースナト リウム : ダイセル化 学工業社製、 商品名 「ダイセル C M C 1 1 3 0」
NH4-CMC カルボキシメチルセルロースアンモニゥム : ダイセル 化学工業社製、 商品名 「DN— 100 L」
タルク ····タルク : 日本タルク社製、 商品名 「MI CROACE P
—4」
窒化ホウ素 ····窒化ホウ素 : 昭和電工社製、 商品名 「UHP— S 1」 合成雲母 ····合成雲母: ト ビー工業社製、 商品名 「DMA— 350」 ウォッチンク、、レッド S r ·· "顔料ウォッチングレ ッ ド S r ( C . I . PR 48 : 3)
フタロシアニンフ、、ル 顔料フタロシアニンブルー (C. I. PB 15) ハンサ、、エロ- lOG'"'顔料ハンザエロ一 10 G ( C . I. PY3)
t to
o o
Figure imgf000061_0001
(着色量試験)
温度 2 0 °C、 湿度 6 5 %及び 8 5 %の条件下に 1時間放置した上記実 施例 5 2〜 5 9及び比較例 2 8〜 3 0に係る非焼成色鉛筆芯を用いて筆 記試験機により温度 2 3 °C、 荷重 3 0 0 g、 筆記角度 7 0。 で 2 5 0 m 筆記したときの筆記前後でのサンプルの重量を測定し、 その差を着色量 (mg) とした。 結果は表 1 4に示した。
(芯直径測定)
上記実施例 5 2〜 5 9及び比較例 2 8〜 3 0に係る非焼成色鉛筆芯を 、 温度 2 0 °C、 湿度 6 5 %及び 8 5 %の条件下に 1時間放置した後、 各 サンプルの直径をダイャルゲージを用いて測定した。 結果を表 1 4に示 した。 数値は m mである。
(書き味評価)
上記各実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯を用いて鉛筆を製造し、 そ の書き味の評価の試験を実施例、 比較例の番号をふせて行った。 評価方 法は、 各実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯を用いた色鉛筆を製造し、 温度 2 0 °C、 湿度 6 5 %と 8 5 %の両条件下において 1 0名のモニター により画用紙に筆記した際の書き味をモニタ一のフィ一リングにより行 つた。 結果は 1 0名中 8名以上が書き味がよいと判断したものを〇、 5 名以上 7名以下のものがよいと判断したものを△、 4名以下のものがよ いと判断したものを Xとして表 1 4に示した。 t
o o
実 S 例 比 較 例
湿度 5 2 5 3 5 4 5 5 5 6 5 7 5 8 5 9 2 8 2 9 3 0
着色量 6 5 % 20.3 16.7 18.5 19.4 21.5 16.2 22.8 9.8 19.3 20.5 18.7
試験 8 5 % 19.8 16.8 18.3 18.9 20.8 16.3 20.9 10.0 9.3 15.3 13.7
芯直径 6 5 % 2.78 2.77 2.75 2.76 2.76 2.75 2.76 2.75 2.74 2.75 2.74
試験 8 5 % 2.79 2.78 2.76 2.77 2.77 2.75 2.79 2.74 2.82 2.81 2.80
書き味 6 5 % 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
試験 8 5 % 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 X X X
1 ^ 表 1 4から明らかなように結合材として C M Cアンモニゥムを配合し た実施例については、 色鉛筆芯としては C M C酸の形で含有しているこ とから、 着色量及び芯直径とも湿度による変化はみられなかった。 一方 、 結合材に C M Cナトリウムを用いた比較例においては、 高湿度である 8 5 %のときには着色量が減少し、 湿度によって着色性の悪化が認めら れた。 また、 比較例の色鉛筆芯では高湿度条件下では芯の直怪が増大し ており、 芯が膨張していることが認められた。
一方、 C M Cアンモニゥムの配合量が原料組成物全量 (固形分) に対 して 3重量%より少ない場合は、 色鉛筆芯としては実用上使用可能では あるものの、 芯状への成形性の低下が認められた。 また、 C M Cアンモ 二ゥムの配合量が原料組成物全量 (固形分) に対して 1 5重量%を越え て配合した場合も、 色鉛筆芯としては実用上使用可能ではあるものの、 書き味が低下する傾向が認められた。
また、 滑材として合成雲母を用いた実施例 5 5は、 滑材に窒化ホウ素 を使用した実施例 5 2〜 5 4と比較して書き味の評価は良好であった。 また実施例 5 5は、 着色量及び芯の直径の変化もなく、 他の実施例と同 様に湿度による性能の悪化はみられなかった。
本実施例の非焼成色鉛筆芯は、 結合材、 着色材、 体質材及び滑材を原 料組成物として含み、 必要に応じて油脂及び/又はワックス類を含み、 上記結合材として C M C酸を含有している非焼成色鉛筆芯であるので、 高湿度条件下においても着色性及び書き味を損なうことがなく、 かつ芯 の膨張をひきおこすことがない。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 結合材、 着色剤及び体質材、 常温で液体の油状物質、 及び ILL .B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面活性剤 を含有する非焼成色鉛筆芯。
2 . 少なく とも着色剤、 体質材及び必要に応じて溶剤が含まれた混 合物に結合材又はその溶液を加えて混合液となし、 これを混練した後、 前記溶剤を除去し、 しかる後これに少なく とも常温で液体の油状物質、 H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面活 性剤及び水を含む 0 /W型ェマルジョンを加えて混合し、 この混合され た原料組成物を成型した後、 上記 0 /W型ェマルジヨンに含まれる水、 及び残存している場合は前記溶剤を除去して得られる非焼成色鉛筆芯。
3 . H丄. B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上 の界面活性剤が、 モノォレイン酸デカグリセリル、 ジイソステアリン酸 デカグリセリル、 モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビ夕ン (ェチ レンオキサイ ド鎖の付加モル数 n = 2 0モル)、 ポリオキシエチレン ( エチレンォキサイ ド鎖の付加モル数! = 2 0モル) ポリオキシプロピレ ン (プロピレンォキサイ ド鎖の付加モル数 n = 8モル) セチルエーテル 、 セスキォレイン酸ソルビタン、 モノォレイン酸グリセリルの化合物の 群から選ばれる請求項 1記載の非焼成色鉛筆芯。
4 . H.L.B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上 の界面活性剤が、 原料組成物 (固形分) 全量中、 1〜 1 0重量%である 請求項 1記載の非焼成色鉛筆芯。
5 . 常温で液体の油状物質が、 流動パラフィン、 シリコーンオイル 、 ひ一ォレフィンオリゴマー、 鯨油、 液状ラノ リン、 ヒマシ油、 オリ一 ブ油、 エポキシ化大豆油、 スクワレンの化合物の群から選ばれる請求項
1記載の非焼成色鉛筆芯。
6 . 着色剤、 体質材、 結合材、 及びワックス又は油脂類を含み、 さ らに H.L.B.価が 1以上〜 9未満の界面活性剤と H.L.B.価が 9以上〜 2
0以下の界面活性剤を含有する非焼成色鉛筆芯。
7 . 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必要に応じて 油脂、 ワックス類、 及び滑剤が含まれており、 上記体質材としてワラス トナイ トを含有してなる非焼成色鉛筆芯。
8 . 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必要に応じて 油脂、 ワックス類、 及び滑剤が含まれており、 上記体質材としてァ夕パ ルジャィ トを含有してなる非焼成色鉛筆芯。
9 . 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必要に応じて 油脂、 ワックス類、 及び滑剤が含まれており、 上記体質材としてハロイ サイ トカオリンを含有してなる非焼成色鉛筆芯。
1 0 . 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必要に応じ て油脂、 ワックス類、 及び滑剤が含まれており、 上記体質材としてセピ ォライ トを含有してなる非焼成色鉛筆芯。
1 1 . 結合材、 着色材及び体質材を含む原料組成物に、 必要に応じ て油脂、 ワックス類、 及び滑剤を含み、 ワラス トナイ ト、 ァ夕パルジャ ィ ト、 ハロイサイ トカオリン及びセピオライ 卜の群から選ばれる少なく とも 1種類以上の体質材が、 原料組成物 (固形分) 全量中 1〜 2 0重量 %含まれている非焼成色鉛筆芯。
1 2 . 結合材、 着色材、 体質材及び滑材を原料組成物として含み、 必 要に応じて油脂又はワックス類を含み、 上記滑材として合成雲母を含有 してなる非焼成色鉛筆芯。
1 3 . 合成雲母が、 原料組成物 (固形分) 全量に対して 1〜 1 5重 量%配合されている請求項 1 2記載の非焼成色鉛筆芯。
1 4 . 結合材、 着色材、 体質材及び滑材を原料組成物として含み、 必要に応じて油脂及び/又はワックス類を含み、 上記結合材としてカル ボキシメチルセルロース酸を含有してなる非焼成色鉛筆芯。
—スアンモニゥムを配合原料として用い、 芯成形後加熱してカルボキシ メチルセルロースアンモニゥムのアンモニア分子を離脱させることによ つて得られたカルボキシメチルセルロース酸である請求項 1 4記載の非 焼成色鉛筆芯。
1 6 . カルボキシメチルセルロースアンモニゥムが、 原料組成物全 量 (固形分) に対して 3〜 1 5重量%配合されている請求項 1 5記載の 非焼成色鉛筆芯。
1 7 . 少なく とも着色剤、 体質材及び必要に応じて溶剤が含まれた 混合物に結合材又はその溶液を加えて混合液となし、 これを混練した後 、 前記溶剤を除去し、 しかる後これに少なく とも常温で液体の油状物質 、 ILL. B.価が 7以上〜 1 8以下となるような 1種又は 2種以上の界面 活性剤及び水を含む 0 /W型ェマルジヨンを加えて混合し、 この混合さ れた原料組成物を成型した後、 上記 0 /W型ェマルジヨンに含まれる水
、 及び残存している場合は前記溶剤を除去することを特徴とする非焼成 色鉛筆芯の製造方法。 1 8 . カルボキシメチルセルロースアンモニゥムを含む結合材、 着 色材及び体質材を含有する原料組成物を混練し、 成型した後、 上記カル ボキシメチルセルロースアンモニゥムのアンモニア分子を離脱させる温 度で加熱する非焼成色鉛筆芯の製造方法。 1 9 . カルボキシメチルセルロースアンモニゥムのアンモニゥム分 子を離脱させる温度が 6 0〜8 0 °Cである請求項 1 8記載の非焼成色鉛 筆芯の製造方法。
2 0 . カルボキシメチルセルロースアンモニゥムを含む結合材、 着 色材及び体質材を含有する原料組成物を混練し、 成型した後、 上記カル ボキシメチルセルロースアンモニゥムのアンモニア分子を離脱させる温 度で加熱し、 その後油脂又はワックス類を含浸させる非焼成色鉛筆芯の 製造方法。
2 1 . 原料組成物を混練、 成型した後、 さらに乾燥工程を経て、 加 熱する請求項 2 0記載の非焼成色鉛筆芯の製造方法。
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