JPH02173077A - 石材用チョーク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、石材面へ筆記又は面塗りする為のチョークに
関するものであり、更には親水性ではあるが水で容易に
剥離、溶解することな（、かつ、石材表面のチエツク、
線引き、面塗りにおいて良好な筆跡を示す石材用チョー
クに関する。

（従来の技術） 石材を所望の寸法に切断したり、又、表面を研磨する時
、その石材表面に線を引いたり、面全体を塗りつぶした
りして着色するが、従来この目的には、着色顔料、体質
顔料を油脂、蝋類と混合した後、所望の形に成形してな
る油性チョークが主として使用されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながらこの様な油性チョークは、乾いた石材表面
への線引き、面塗りには、十分なツキも有り、特に問題
はないが、水に濡れた面には、滑ってほとんど筆跡が残
らないと云う欠点が有る。

これに対し、着色顔料、体質顔料等と油脂、蝋類、界面
活性剤を混合後、所望の形状に成形して得られる、云わ
ゆる水溶性チョークは、水に濡れた面には、一応描ける
が、表面の水に直ちに溶解してしまい石材表面にしっか
りと付く状態ではなく、擦ると筆跡はほとんど残らない
。特に石材の表面研磨は、荒仕上げから磨き仕上げに到
るまで表面をチョークで塗りつぶし、水をかけながら研
磨機で研磨し、凹部に入ったチョークの色が見えなくな
ったら、更に又、チョークで塗りつぶし、水をかけなが
ら研磨することを繰り返し、ガラス状の平滑面になるま
でこれを行う為、濡れたガラス状の平滑な面にも良好な
ツキを有する必要が有るがこれらの条件を満たす描画材
はなかった。

（課題を解決する為の手段） 本発明によればワックス類、着色材、体質材と水溶性粘
結材を主材とし、これらと水をニーダ−ヘンシュルミキ
サ−、ロール等で加熱混練した後、適当な含水率を有す
る状態で所望の形状に押し出し成形し、更に乾燥するこ
とによって得られるａｔ水性であり、かつ水に溶解しに
りく、乾いた石材面でも、濡れた石材面にでも良好な、
線引き、面塗りが可能であり、かつ水で濡れた筆跡を強
く擦っても、簡単に剥離、溶解することのないチョーク
が提供される。

本発明に用いられるワックス類は例えば、モクロウ、ミ
ツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、硬化油、
ライスワックス、モンクンロウ、セレシン、オシケライ
ト、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ポリ
エチレンワックス、ヘヘニン酸、ステアリン酸、パルミ
チン酸等のロウ、油脂、炭化水素、高級脂肪酸及び合成
エステル等の合成ワックスから適宜１種又は２種以上が
選ばれる。配合量は１０〜５０重量パーセントである。

着色材は、例えばりソールレッド、レーキレッド、パー
マネントレッド、ウオッチングレッド、ハンサイエロー
、ベンチチンイエロー、フタロシアニンブルー、フタロ
シアニングリーン、カーボンブランク等の一般に使用さ
れる着色材から適宜１種又は２種以上が選ばれる。配合
量は５〜３０重量バーセン！・である。

体質材は、天然、合成のいづれでも良く、例えば、タル
ク、セリサイト、マイカ、カオリン、硫酸バリウム、無
水ケイ酸、含水ケイ酸、炭酸カルシウム、ケイソウ上等
が挙げられ、これらの中がら適宜１種又は２種以上が選
ばれる。配合量は３０〜７０重量パーセントである。

水溶性粘結材はカルボキシメチルセルロース、メチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテー
ト樹脂、ポリビニルメチルエーテル、トラガカント、グ
アーガム等の合成及び天然の水溶性結合材から適宜１種
又は２種以上が選ばれる。配合量は２〜１５重量パーセ
ントである。

本発明は上記必須成分に加えて、必要に応じ界面活性剤
等の分散剤、湿潤剤を配合することも出来る。

（実施例） 次に実施例を挙げて本発明を更に詳述する。

本発明はこれらにより退室されるものではない。

実施例１ ステアリン酸 硬化油 ライスワックス １５．０重量部 ５、Ｏ〃 ５．０ タルク　　　　　　　　　　　　　　４０．０　　〃セ
リサイト　　　　　　　　　　　　　１３．０　　〃レ
ーキレフトＣＩ５．０” カルボキシメチルセルロース　　　　４．０〃グアーガ
ム　　　　　　　　　　　　　３．０〃水　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　４２．Ｏ〃ステアリン
酸、硬化油、ライスワックスを加熱溶融し、これにタル
ク、セリサイト及びレーキレッドＣを加え、更にカルボ
キシメチルセルロースとグアーガムを６倍量の水で膨潤
せしめた粘結材を加えニーダーで７０〜９０℃に加熱し
つつ約４０分混練した。次いでこの混練物を加熱三本ロ
ールで更に混練し、含水率約１３％程度に調整し、押し
出し成形機にて、直径８龍の丸棒状に成形、長さ１００
０に裁断後、５０℃で７日間乾燥し、丸棒状の白色チョ
ークを得た。

得られたチョークは、乾いた石材面に対しても、又濡れ
た石材面に対しても、線引き、面塗りが容易に出来た。

筆記面を水に濡らし、強く擦った場合も簡単に剥ｉｔ、
溶解することがなく、極めて良好な性能を有していた。

実施例２ マイクロクリスタリンワックス　　１０重量部ミツロウ
　　　　　　　　　　　　　　５　〃セレシン　　　　
　　　　　　　　　５　〃カルナウバロウ　　　　　　
　　　　ｌＯ〃タルク　　　　　　　　　　　　　２０
　〃カオリン　　　　　　　　　　　　　２８　〃フタ
ロシアニンブルー　　　　　　１２　〃ポリビニルアセ
クール樹脂　　　　　６　〃トラガカント　　　　　　
　　　　　　４　〃水　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　８０　　〃を有していた。

（発明の効果） 着色材、体質材、ワックス類に更に水溶性粘結材を加え
た組成からなる石材用チョークは、水溶性粘結材の含有
により、親水性を有する事から水をはじく事がなく、か
つ濡れた面にも容易に筆記出来る。一方、ワックス類の
含有により、筆跡を水で濡らし、強く擦っても簡単に剥
離、熔解することがなく、石材面の線引き、面塗り、及
び研磨作業において極めて好適に使用できる石材用チョ
ークを提供することが出来る。

実施例１と同様にして、青色チョークを得た。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワックス類、着色材、体質材及び水溶性粘結材を主材と
   し、これら主材に水を加え加熱混練した後、押し出し成
   形し、更に乾燥してなることを特徴とする石材用チョー
   ク。