JPH07126568A - 非焼成色鉛筆芯とその製造方法 - Google Patents

非焼成色鉛筆芯とその製造方法

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JPH07126568A
JPH07126568A JP27362793A JP27362793A JPH07126568A JP H07126568 A JPH07126568 A JP H07126568A JP 27362793 A JP27362793 A JP 27362793A JP 27362793 A JP27362793 A JP 27362793A JP H07126568 A JPH07126568 A JP H07126568A
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amino acid
pencil lead
pigment
extender
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JP27362793A
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Katsunori Kitazawa
勝徳 北澤
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 非焼成色鉛筆芯の製造において、体質材、顔
料、結合材等の配合組成物の調合時にワックス類を調合
せず、その一部又は全部がN−アシル塩基性アミノ酸及
び/又はN−アシル酸性アミノ酸高級脂肪酸エステルで
表面改質された体質材と顔料とを添加配合し、水溶性結
合材、水とともに混練、押出成形した後に、水を乾燥除
去し、N−アシル塩基性アミノ酸等が濡れにくいことに
起因した開気孔を形成させ、この多孔体に油脂類及び/
又はワックス類を含浸する。 【効果】 当初に油脂類、ワックス類を含浸しないこと
で、乾燥時にブリードが起こらないので、高温短時間の
乾燥が可能で製造コストの削減が可能である。格段に優
れた曲げ強度、先端強度等の機械的強度及び滑らかな書
き味と均一な描線とを有する非焼成色鉛筆芯が得られ
る。含浸油脂類、ワックス類を選択することにより、消
しゴムで消去できない従来の色鉛筆芯と、消しゴムで容
易に消去できる色鉛筆芯のいずれもが造り分けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として木軸色鉛筆芯、
シャープペンシル用色鉛筆芯に関する。更に詳しくは格
段に優れた曲げ強度、先端強度等の機械的強度及び滑ら
かな書き味を有する非焼成色鉛筆芯に関し、更に消しゴ
ムで消去できない従来の色鉛筆芯と、消しゴムで容易に
消去できる色鉛筆芯とを自由に作り分けられ、しかも乾
燥時間を大幅に短縮できることにより製造コストを削減
した色鉛筆芯とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非焼成色鉛筆芯は、結合材である
有機高分子物質を必要に応じて水等の溶剤類及び/又は
可塑剤類で溶解、膨潤させてワックス類、体質材、着色
材等と共に混練、押出成形した後に、該溶剤類及び/又
は可塑剤類を乾燥除去する湿式法で製造されている。
【0003】しかし、乾燥温度をワックス類の融点以上
に高くすると、ワックス類が融け出すブリードが起こる
ため、乾燥温度をワックス類の融点以下に設定して乾燥
工程でのワックス類のブリードを防がなければならない
ため乾燥温度を下げて、長時間乾燥しなければならず膨
大な乾燥時間がかかる。また溶剤類及び/又は可塑剤類
を用いずに乾燥工程を省略した乾式法で製造された芯で
は、湿式法芯の品質に迫るものは市販されていないのが
現実である。
【0004】従来の湿式法色鉛筆芯は強度、書き味の面
では、結合材による体質材、着色材の接着を部分的にワ
ックス類で阻害することにより、描画時に摩耗させて、
潤滑性、着色性を発現させている。
【0005】しかし、ワックス類を体質材、着色材、結
合材の配合組成物とともに混練、成形すると滑らかな筆
感、優れた着色性への効果は大きいが、強度の低下も大
きく、強度、書き味のバランスのとれた満足できる色鉛
筆芯は得られていない。
【0006】一方、消しゴムによる消去可能性をうたっ
た非焼成色鉛筆芯も市販されてはいるが、そのほとんど
は無極性有機物質である結合材とワックス類を主成分と
して配合して紙の繊維からの除去を容易にし、また軟質
化して着色性を上げ、弱い筆圧で描画できるようにする
ことで、描画時に紙の繊維と繊維の間に芯組成物を入り
難くして消去性を発現させている。
【0007】しかし、描画時に紙の繊維と繊維の間にワ
ックス類により顔料が強固に固着され、一度紙の繊維と
繊維の間に固着された芯組成物は消しゴムの吸着力では
完全に除去できず、その消去性は実用上満足できるもの
ではない。
【0008】消しゴムの吸着力で描線を除去するには、
固形ワックス類の代りに常温で液状の油脂類及び/又は
ワックス類を使用することで可能となる。ところが、従
来の湿式法では乾燥時に50〜60℃で乾燥するために
油脂類及び/又は液状ワックス類がブリードして芯の形
状を保ちながら乾燥できず、実用に供し得ない。
【0009】そこで色鉛筆芯多孔体をつくり、その後常
温で液体の油脂類及び/又はワックス類を含浸すること
が考えられる。この鉛筆芯多孔体をつくるための開気孔
の形成方法として、従来昇華性物質、熱分解物質等の添
加、酸、アルカリ溶液処理等の方法が考案されている
が、いずれも有機顔料の熱劣化温度以上に加熱したり、
薬品処理したりするため鮮やかな色の色鉛筆芯多孔体は
得られない。
【0010】唯一、粘土、白色体質材、結合材等を混
練、成形後、酸素雰囲気中で焼成して焼成白色鉛筆芯多
孔体とし、これにインクを含浸した焼成色鉛筆芯が市販
されており、その消しゴムによる消去性もほぼ満足でき
るが、高濃度顔料インクは多孔体に含浸できないため、
染料インクを含浸しており、顔料を用いた非焼成色鉛筆
芯と比較して耐光性、着色性が大幅に劣るという欠点が
ある。
【0011】そこで、これらの欠点を解決するために撥
水撥油性物質を配合し、該撥水撥油性物質が濡れにくい
ことに起因した開気孔を形成させ、該多孔体に油脂類及
び/又はワックス類を含浸させる製造方法が考案されて
おり、色鉛筆芯の新規な製造方法といえる。
【0012】この新規な色鉛筆芯の製造方法に用いるこ
とのできる白色で潤滑性の優れた最適の撥水撥油性物質
としてはフッ化黒鉛、窒化ホウ素の二つが挙げられる
が、2〜20重量部の撥水撥油性物質を均一に分散する
ことは、その物質が元来濡れにくいために、分散にかな
りの注意を必要とし、しかも比較的少量の配合量である
ために多少の偏析が存在すると考えられる。
【0013】撥水撥油性物質が偏析すると、該撥水撥油
性物質が濡れにくいことに起因した開気孔の形成も偏析
することになり、該多孔体に含浸させた油脂類及び/又
はワックス類の偏析が起こり、描画したときの芯の崩れ
方が不均一となるため、描線の着色のムラが生じるが、
より均一な描線の発現が望まれるが故に撥水撥油性物質
の偏析は好ましくない。
【0014】特開昭62−70466号公報には、炭素
数8〜22のN−長鎖アシル塩基性アミノ酸を含有して
なる固形描画材が開示されている。一般に、クレヨン、
パステル、色鉛筆芯等の固形描画材は、前記のように有
機及び無機顔料を、樹脂、ワックス、油脂、有機溶剤或
るは水溶性高分子の水溶液と混練し、成型して得られ
る。この固形描画材には、良好な書き味を有する、ベタ
つかない、折れにくい、紙面に対する付着性に優れる。
色がよく伸び、鮮やかな色調を呈するといった特性が求
められている。
【0015】しかし、従来、これらの特性を充分満足す
るものは得られておらず、例えばクレヨン等では、書き
味を向上せんとして、低融点の油脂、有機溶剤等を添加
すると、ベタついたり、折れ易くなり、またベタつきを
改善しようとして、樹脂や高融点のワックス類を添加す
ると、紙面に対する付着性が低下し、書き味が悪くなる
という問題が起こる。
【0016】N−長鎖アシル塩基性アミノ酸を構成する
塩基性アミノ酸としては、リジン、オルニチン等が挙げ
られ、炭素数8〜22の脂肪族アシル基としては、カプ
リロイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、
ステアロイル等が挙げられる。このN−長鎖アシル塩基
性アミノ酸は、この公開特許では、高い付着性を有し、
紙への定着性がよく、固形描画剤を製造する際の圧縮成
型性を高める。色むらや、書き味の低下をもたらす、連
結剤の含有量を低減することができる。また柔らかな板
状の結晶であり、へき解性を有するため、摩擦係数が著
しく小さく、描画剤に滑らかな書き味をもたらす。また
無機、有機顔料の有機媒体中への分散性向上にも効果を
発揮する。
【0017】しかしながら、この公開公報では、すべて
最初からワックスと共に用いられており、このことは2
頁右下欄11〜13行の“N−長鎖アシル塩基性アミノ
酸の量は用いる、樹脂、ワックス、油脂及び顔料の種類
や混合比等に応じて異なる”、という記載や実施例を見
れば明らかである。即ち、この物質の撥水性と水溶性結
合剤とにより、濡れにくさを利用して開気孔を形成さ
せ、この開気孔にワックスや油脂を含浸するという思想
はない。
【0018】特開平3−139579号公報には、有機
結合材と着色材とを少なくとも主材とし、混練、成形
後、高温熱処理を施すことなく得られる非焼成タイプの
色芯において、Nε−ラウロイル−L−リジンを含有す
る色芯が開示されている。しかし、これは混練時の分散
性向上、成形時の高配向性付与、劈開性による筆記時の
タッチ変化によって強度と書き味の関係を改善すること
を目的としたもので、Nε−ラウロイル−L−リジンの
撥水性と水溶性結合剤とにより、漏れにくさを利用し
て、開気孔を形成させることをねらったものではない。
その証拠に実施例には最初の混練配合物にジステアリル
ケトン又はパラフィンワックスが配合されており、漏れ
にくさを利用して開気孔を形成させ、この開気孔に乾燥
後にワックスや油脂を含浸する思想はない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来の非焼成色鉛筆芯製造方法の欠点を解決することで
あり、第1の目的は格段に優れた曲げ強度、先端強度等
の機械的強度及び滑らかな書き味を有する非焼成色鉛筆
芯を提供することにあり、第2の目的は消しゴムで消去
できない従来の非焼成色鉛筆芯と、消しゴムで容易に消
去できる非焼成色鉛筆芯とを何れも作り分けられる方法
を提供することであり、第3の目的は乾燥時間を大幅に
短縮して製造コストを削減する方法を提供することであ
り、第4の目的は気孔の偏析をより少なくしてより均一
な描線を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決するために鋭意研究を行った結果、前記撥水撥油性物
質の代わりに、撥水性を有するN−長鎖アシル塩基性ア
ミノ酸及び/又はN−長鎖アシル酸性アミノ酸の高級脂
肪酸エステルで顔料及び体質材の表面を改質し、当初よ
り油脂類、ワックス類を加えることなく、表面を改質し
た顔料、体質材に、必要に応じて他の顔料、体質材を水
溶性結合材、水とともに混練、押出成形、乾燥し、形成
された開気孔に油脂類、ワックス類を含浸することによ
って解決し得ることを見いだし本発明を完成した。
【0021】すなわち本発明は次の通りである。 (1) 少なくとも顔料、体質材、水溶性結合材および
顔料と体質材の合計量に対し、3〜40重量%のN−長
鎖アシル塩基性アミノ酸及び/又はN−長鎖アシル酸性
アミノ酸の高級脂肪酸エステルを含み、かつ開気孔を有
し、前記開気孔に油脂類及び/又はワックス類を乾燥後
に含浸してなる非焼成色鉛筆芯。
【0022】(2) N−長鎖アシル塩基性アミノ酸又
はN−長鎖アシル酸性アミノ酸の高級脂肪酸エステルが
N−ラウロイル−L−リジン及びN−ラウロイルアスパ
ラギン酸βラウリルエステル、N−ステアリルアスパラ
ギン酸β−ステアリルエステルから選ばれた少なくとも
1種である請求項1記載の非焼成色鉛筆芯。
【0023】(3) 少なくとも、その一部又は全部が
顔料と体質材の合計量に対し、3〜40重量%のN−長
鎖アシル塩基性アミノ酸及び/又はN−長鎖酸性アミノ
酸の高級脂肪酸エステルにより改質された顔料と体質材
および水溶性結合材を含み、油脂類及び/又はワックス
類を含まない配合組成物を水と共に混練し、押出成形し
た後、該水を乾燥除去し、前記N−長鎖アシル塩基性ア
ミノ酸により改質された顔料と体質材とが濡れにくいこ
とに起因した開気孔を形成させ、該多孔体の開気孔に油
脂類及び/又はワックス類を含浸させることを特徴とす
る非焼成色鉛筆芯の製造方法。
【0024】この結果、使用できる結合材は水溶性結合
材に限られるが、非水溶性結合材を使用した場合、最終
的に除去され、廃棄もしくは回収される溶剤等、及び廃
棄もしくは回収する設備等に要するコストは大きく、ま
た安全衛生の問題も多々ある。したがって、安価な色鉛
筆を大量生産する場合、水溶性結合材の使用が好まし
い。
【0025】即ち本発明者はN−ラウロイル−L−リジ
ン等がタルク等の無機粉体や有機、無機顔料等とヘンシ
ェルミキサー等で乾式混合するだけで容易に撥水性、分
散性等を付与、向上させることができる表面改質剤でも
あるという、フッ化黒鉛等の他の撥水性物質が有してい
ない優れた特性に注目し、顔料、体質材の表面をN−ラ
ウロイル−L−リジン等で改質することを考案した。
【0026】即ち少なくとも少量の撥水撥油性物質を配
合する代わりに、多量に配合する顔料、体質材の一部ま
たは全部をN−ラウロイル−L−リジン等で改質して撥
水性を付与することにより、分散が容易となり、偏析も
起きにくいために開気孔の偏析も少なくなり、より均一
に開気孔が存在した色鉛筆芯多孔体を作り得ることに想
到した。
【0027】本発明で用いられるN−長鎖アシル塩基性
アミノ酸として、N−ラウロイル−L−リジンが好適で
あるので、以下これについて説明する。本発明に用いら
れるN−ラウロイル−L−リジンは板状でへき開性を持
つため、平均粒径20μm以下のものであれば、該N−
ラウロイル−L−リジンが濡れにくいことに起因した開
気孔が偏析して形成されることは少ないが、好ましくは
平均粒径10μm以下のN−ラウロイル−L−リジンの
使用が良い。N−ラウロイル−L−リジン配合量は、求
める芯の硬度等より一概には決められないが、全配合組
成物量の2〜25%の添加、配合が好ましい。また、N
−ラウロイル−L−リジンによる顔料、体質材の表面改
質はヘンシェルミキサー等の粉体を高速で乾式混合でき
る混合機であればいずれも使用できるが、より開気孔の
偏析を少なくさせるには、メカノフュージョンシステム
(ホソカワミクロン(株)製)、ハイブリダイゼーショ
ンシステム((株)奈良機械製作所製)等の使用が好ま
しい。
【0028】本発明に用いる顔料としては、酸化チタ
ン、亜鉛華、カーボンブラック、黒鉛、鉄黒、弁柄、紺
青、群青、ブロンズ粉、雲母チタン等の公知の無機顔
料、及びパーマネントレッド4R、リソールレッド(B
a)、レーキレッドC、ピラゾロンオレンジ、ブリリア
ントボルドー10B、ブリリアントカーミン6B、ジス
アゾイエローAAA、フタロシアニンブルー、フタロシ
アニングリーン、ビクトリアルブルーレーキ、メチルバ
イオレットレーキ、合成樹脂固溶型昼光蛍光顔料等の公
知の有機顔料をすべて用いることができる。
【0029】本発明に用いる体質材としては、炭酸カル
シウム、クレー、カオリン、タルク、沈降性硫酸バリウ
ム、マイカ、チタン酸カリウムウィスカー、マグネシウ
ムオキシサルフェートウィスカー、ホウ酸アルミニウム
ウィスカー等の公知の体質材をすべて用いることができ
る。
【0030】本発明に用いる結合材はポリビニルアルコ
ール、プルラン、カルボキシルメチルセルロース、メチ
ルセルロース等の水溶性セルロース誘導体、トラガカン
トガム、アラビアガム、グアーガム、ダンマルガム、ロ
ーカストビーンガム等合成、天然を問わずに単独あるい
は混合していずれも使用できるが、書き味、強度を考慮
すると曲げ強度が大きく、剛性のあるものを選択するの
が好ましい。
【0031】本発明芯に含浸する油脂類及び/又はワッ
クス類は、顔料が熱劣化する温度まで上げなくても、容
易に開気孔中に含浸されるものなら、公知のシリコーン
オイル、鉱物油、流動パラフィン、α−オレフィンオリ
ゴマー、ラード、パラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックス等の石油ワックス、カルナウバワック
ス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、蜜ろ
う、木ろう、合成木ろう、カスターワックス、ステアリ
ン酸等いずれも使用可能で、当然これら数種類の混合物
も使用できる。なお、消しゴムで焼成墨芯なみに容易に
消去できるようにするためには、常温で液状の油脂類及
び/又はワックス類の中から選択する。
【0032】
【作用】
(1) N−ラウロイル−L−リジン等は体質材である
無機粉体、顔料に添加混合することにより、無機粉体、
顔料表面を撥水性に改質する。そのため、改質された体
質材、顔料は結合材である水溶性高分子物質や水に対す
る接触角が大きくなり濡れにくい。そのため必要に応じ
て他の体質材、顔料、及び水溶性結合材等の配合組成物
を水とともに混練、押出成形し、更に水分を乾燥除去し
た成形物は改質された体質材、顔料が濡れにくいため、
その部分に隙間(開気孔)を形成し、非焼成鉛筆芯多孔
体を得る。
【0033】この開気孔により非焼成鉛筆芯多孔体は機
械的強度が強いのに描画時の摩耗が可能で、またN−ラ
ウロイル−L−リジン等で改質された体質材、顔料の分
散により開気孔は芯の内部まで連続していて、油脂類及
び/又はワックス類を含浸することができ、その結果油
脂類及び/又はワックス類により摩耗量が更に増加して
滑らかな書き味と優れた着色性が得られる。
【0034】(2) 撥水撥油性物質としてフッ化黒
鉛、窒化ホウ素を添加する場合、元来濡れにくいため
に、分散にかなりの注意を必要とし、多少偏析する恐れ
もある。撥水撥油性物質が偏析すると、開気孔の形成も
偏析し、非焼成色鉛筆芯多孔体に含浸させた油脂類及び
/又はワックス類の偏析が起こり、描画したときの芯の
崩れ方が不均一となり、描線の着色のムラが生ずる。
【0035】本発明に使用するN−ラウロイル−L−リ
ジン等は、先ず顔料、体質材と混合して表面改質後、水
溶性結合材、水、更に必要に応じて他の顔料、体質材と
混練するため、分散時にN−ラウロイル−L−リジン等
及びN−ラウロイル−L−リジン等で改質された顔料、
体質材は偏析しにくく、開気孔の形成も偏析しにくい。
したがって、非焼成色鉛筆芯多孔体に含浸させた油脂類
及び/又はワックス類の偏析が起こりにくくなり、描画
したときの芯の崩れ方は均一となり、描線の着色も均一
となる。
【0036】(3) 本製法での油脂類及び/又はワッ
クス類の含浸は芯の隙間(開気孔)を埋めることによ
り、含浸前の芯に比べて強度を増加させる効果を持つた
めに、格段に優れた曲げ強度、先端強度等の機械的強度
を有した色鉛筆芯が得られる。
【0037】(4) 含浸させる油脂類及び/又はワッ
クス類を変更することにより、一種類の非焼成色鉛筆芯
多孔体から、着色性、潤滑性、消去性、強度、硬度等の
異なる様々な色鉛筆芯が得られる。
【0038】すなわち、紙への固着力が大きな常温で固
体の油脂類及び/又はワックス類を含浸することによ
り、消しゴムで消去できない従来の非焼成色鉛筆芯が得
られ、また紙への固着力が小さな常温で液状の油脂類及
び/又はワックス類を含浸することにより、消しゴムで
容易に消去できる非焼成色鉛筆芯が得られる。また、消
去性鉛筆を製造する場合、N−ラウロイル−L−リジン
は200℃以上の温度で分解され、油脂類及び/又はワ
ックス類で膨潤しないため、顔料等を紙面に固着するこ
とはない。
【0039】(5) ワックス類を含まない状態で乾燥
工程を行うので、ワックス類の溶融によるブリードを心
配する必要はなく、顔料の熱劣化が起こらない限度まで
乾燥温度を上げて短時間で乾燥できる。この乾燥工程の
大幅な時間短縮は製造コストの削減につながる。
【0040】
【実施例】以下に実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこの実施例により何等限定され
るものではない。 (実施例1) タルク 64重量% ブリリアントカーミン6B 20重量% N−ラウロイル−L−リジン(フェイメックス L-12 味の素(株)製) 10重量% カルボキシメチルセルロース 6重量%
【0041】上記配合組成物のうちカルボキシメチルセ
ルロースを除いたものをヘンシェルミキサーで混合し、
更にカルボキシメチルセルロース、及び上記配合組成物
と同重量に相当する水とを加えてこれらをニーダーで混
合、分散させた後に2本ロールで混練しながら水分調整
し、この混練物をペレット化して単軸スクリュー型押出
機にて押出成形した後、120℃で3時間乾燥して水分
を除去し、直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆芯多孔体を得
た。この多孔体に120℃でα−オレフィンオリゴマー
を含浸して直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆芯を得た。そ
の結果を表1に示す。
【0042】(実施例2)実施例1の非焼成赤色鉛筆芯
多孔体に120℃でカスターワックスを含浸して直径
3.0mmの非焼成赤色鉛筆芯を得た。その結果を表1に
示す。
【0043】(実施例3)実施例1のN−ラウロイル−
Lリジン(フェイメックスL−12 味の素(株)製)に
かえて、N−ラウロイルアスパラギン酸β−ラウリルエ
ステル(フェイメックスA−12 味の素(株)製)を使
用した以外は同じ配合のものを同様の製造方法で製造し
て、直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆芯を得た。その結
果を表2に示す。
【0044】(実施例4)実施例1のN−ラウロイル−
Lリジン(フェイメックスL−12 味の素(株)製)に
かえて、N−ステアリルアスパラギン酸β−ステアリル
エステル(フェイメックスA−18 味の素(株)製)を
使用した以外は、同じ配合のものを同様の製造方法で製
造して、直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆芯を得た。そ
の結果を表2に示す。
【0045】(比較例1) タルク 69重量% ブリリアントカーミン6B 20重量% フッ化黒鉛 5重量% カルボキシメチルセルロース 6重量% 上記配合組成物に同重量に相当する水を加えてこれらを
ニーダーで混合、分散させた後に2本ロールで混練しな
がら水分調整し、この混練物をペレット化して単軸スク
リュー型押出機にて押出成形した後、120℃で3時間
乾燥して水分を除去し、直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆
芯多孔体を得た。この多孔体に120℃でα−オレフィ
ンオリゴマーを含浸して直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆
芯を得た。その結果を表1に示す。
【0046】(比較例2) タルク 74重量% ブリリアントカーミン6B 20重量% カルボキシメチルセルロース 6重量% 上記配合組成物に同重量に相当する水を加えてこれらを
ニーダーで混合、分散させた後に2本ロールで混練しな
がら水分調整し、この混練物をペレット化して単軸スク
リュー型押出機にて押出成形した後、120℃で3時間
乾燥して水分を除去し、直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆
芯多孔体を得た。この多孔体に120℃でα−オレフィ
ンオリゴマーを含浸して直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆
芯を得た。その結果を表1に示す。
【0047】(比較例3) タルク 73重量% ブリリアントカーミン6B 20重量% N−ラウロイル−L−リジン(フェイメックス L-12 味の素(株)製) 1重量% カルボキシメチルセルロース 6重量% 配合重量%が異なる以外、実施例1と同様の工程を経
て、直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆芯を得た。その結果
を表1に示す。
【0048】(比較例4) タルク 44重量% ブリリアントカーミン6B 20重量% N−ラウロイル−L−リジン(フェイメックス L-12 味の素(株)製) 30重量% カルボキシメチルセルロース 6重量% 配合重量%が異なる以外、実施例1と同様の工程を経
て、直径3.0mmの非焼成赤色鉛筆芯を得た。その結果
を表1に示す。
【0049】(比較例5) タルク 20重量% ブリリアントカーミン6B 20重量% ポリエチレン 25重量% パラフィンワックス 25重量% キャンデリラワックス 10重量% 上記配合組成物をニーダーで混合、分散させた後に2本
ロールで混練し、この混練物をペレット化して単軸スク
リュー型押出機にて押出成形し、直径3.0mmの非焼成
赤色鉛筆芯を得た。その結果を表1に示す。
【0050】(比較例6)比較例1の非焼成赤色鉛筆芯
多孔体に120℃でカスターワックスを含浸して直径
3.0mmの非焼成赤色鉛筆芯を得た。その結果を表1に
示す。
【0051】(比較例7) タルク 54重量% ブリリアントカーミン6B 20重量% 合成木ろう 15重量% キャンデリラワックス 5重量% カルボキシメチルセルロース 6重量% 上記配合組成物に同重量に相当する水とを加えてこれら
をニーダーで混合、分散させた後に2本ロールで混練し
ながら水分調整し、この混練物をペレット化して単軸ス
クリュー型押出機にて押出成形した後、50℃で60時
間乾燥して水分を除去し、直径3.0mmの非焼成赤色鉛
筆芯を得た。その結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】実施例2は、実施例1の開気孔に油脂のα
−オレフィンオリゴマーに代えて、常温で固形のカスタ
ーワックスを含浸させたものである。従って曲げ強度は
むしろ実施例1より強くなり、開気孔は変わらないので
含浸率は変らず、従って書き味も良好であるが、消しゴ
ムによる消去性はなくなり、非消去性を望む場合に適用
するものである。
【0055】実施例3は実施例1のN−ラウロイル−L
−リジンのかわりにN−ラウロイルアスパラギン酸β−
ラウリルエステルを使用したもので、表2に示す通り、
曲げ強度も、含浸率も、乾燥時間も同程度であり、含浸
物がα−オレフィンオリゴマーであるので、消去性に優
れ、耐光性、硬さ、書き味も同様に優れている。実施例
4は実施例1のN−ラウロイル−L−リジンのかわりに
N−ステアリルアスパラギン酸β−ステアリルエステル
を使用したもので、表2に示す通り、実施例1とほぼ同
様の結果を得た。
【0056】比較例1は、撥水撥油性物質として、フッ
化黒鉛を用いた場合で、乾燥後の開気孔にα−オレフィ
ンオリゴマーを含浸することは変らないが、そして曲げ
強度も、含浸率も実施例1と同様であるが、フッ化黒鉛
の偏析が若干起って書き味にムラができたケースであ
る。
【0057】比較例2は、最初の組成物にワックス類
も、撥水性物質も配合しない場合で、ワックスを含まな
いので、高温で乾燥できるが、気孔が極めて少なくな
り、曲げ強度は保持されるものの、α−オレフィンオリ
ゴマーの含浸率は極めて小さくなり、描画時の崩れが少
くなり、硬質で書き味が劣悪となる。
【0058】比較例3は、実施例1と同様にN−ラウロ
イル−L−リジンを添加しているが、配合量が顔料と体
質材の合計の1重量%と極めて少ないため生成した開気
孔が、配合しない比較例2と同程度となり、含浸率が小
さく、硬質となって、書き味が劣悪となる。
【0059】比較例4はN−ラウロイル−L−リジンを
顔料、体質材の合計の47重量%も配合した場合であっ
て、開気孔が多くなりすぎ曲げ強度は、実施例1の半分
以下となり、含浸率は高くなりすぎる。従って消しゴム
による消去性もオイルが多くなりすぎてやや困難であ
り、ゴムによる非消去性も又やや困難である、硬さも軟
質となり、書き味も劣ってくる。
【0060】比較例5は、最初からワックスを配合し、
撥水性の本発明のN−アシル−塩基性アミンも配合しな
い。非焼成色鉛筆芯である。水溶性結合剤や溶剤を使用
しないので、乾燥に時間がかかることはない。ワックス
のため結合材が働かない部分ができて曲げ強度は弱く軟
質となり、書き味も劣って来る。又ワックスのため消し
ゴムによる消去性はやや困難である、一方非消去性もや
や困難という結果となる。
【0061】比較例6は、フッ化黒鉛を撥水撥油性物質
として添加した比較例1で、開気孔にα−オレフィンオ
リゴマーの代りにカスターワックスを含浸したものであ
る。曲げ強度も高く、含浸率も適当であり、硬さも中軟
質で、ワックスによって、消しゴムに対し非消去性とな
って全般に悪くないが、フッ化黒鉛の偏析のない分散が
難しいので、崩れに部分的にムラができることがあり、
書き味にムラがでることがある。
【0062】比較例7は、最初からワックス類を配合
し、水溶性結合材を使用した従来の非焼成色鉛筆芯であ
る。ワックスがブリードするため、乾燥を50℃の低温
で、長時間行わねばならない。曲げ強度は弱い。ワック
スにより、非消去性の芯しか得られない。書き味もワッ
クスによる結合の不十分な部分の崩れに依存しており、
良好とは云えない。
【0063】
【発明の効果】本発明の非焼成色鉛筆芯の製造方法にお
いては、当初において油脂類、ワックス類を添加するこ
となく、その一部又は全部がN−アシル塩基性アミノ酸
及び/又はN−長鎖アシル酸性アミノ酸の高級脂肪酸エ
ステルで改質された顔料と体質材を添加することによ
り、高温短時間の乾燥で強度が大きくて描画時に摩耗可
能な非焼成色鉛筆芯多孔体を造り、該多孔体に油脂類及
び/又はワックス類を含浸することにより、従来の非焼
成色鉛筆芯の製法と比較して、乾燥時間を大幅に短縮し
て製造コストを削減できる。
【0064】製品としても、格段に優れた機械的強度、
滑らかな書き味及び均一な描線を有した非焼成色鉛筆芯
であり、油脂類及び/又はワックス類の選択によって、
消しゴムで消去できない従来の非焼成色鉛筆芯と消しゴ
ムで容易に消去できる非焼成色鉛筆芯のいずれをも得る
ことができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも顔料、体質材、水溶性結合材
    および顔料と体質材の合計量に対し、3〜40重量%の
    N−長鎖アシル塩基性アミノ酸及び/又はN−長鎖アシ
    ル酸性アミノ酸の高級脂肪酸エステルを含み、かつ開気
    孔を有し、該開気孔に油脂類及び/又はワックス類を乾
    燥後に含浸してなる非焼成色鉛筆芯。
  2. 【請求項2】 N−長鎖アシル塩基性アミノ酸又はN−
    長鎖アシル酸性アミノ酸の高級脂肪酸エステルがN−ラ
    ウロイル−L−リジン及びN−ラウロイルアスパラギン
    酸βラウリルエステル、N−ステアリルアスパラギン酸
    β−ステアリルエステルから選ばれた少なくとも1種で
    ある請求項1記載の非焼成色鉛筆芯。
  3. 【請求項3】 少なくとも、その一部又は全部が顔料と
    体質材の合計量に対し、3〜40重量%のN−長鎖アシ
    ル塩基性アミノ酸及び/又はN−長鎖酸性アミノ酸の高
    級脂肪酸エステルにより改質された顔料と体質材および
    水溶性結合材を含み、油脂類及び/又はワックス類を含
    まない配合組成物を水と共に混練し、押出成形した後、
    該水を乾燥除去し、前記N−長鎖アシル塩基性アミノ酸
    により改質された顔料と体質材とが濡れにくいことに起
    因した開気孔を形成させ、該多孔体の開気孔に油脂類及
    び/又はワックス類を含浸させることを特徴とする非焼
    成色鉛筆芯の製造方法。
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