WO1996005049A1

WO1996005049A1 - Presse de transfert

Info

Publication number: WO1996005049A1
Application number: PCT/JP1995/001578
Authority: WO
Inventors: Kenji Nishida; Kazuo Ogawa
Original assignee: Komatsu Ltd.
Priority date: 1994-08-12
Filing date: 1995-08-09
Publication date: 1996-02-22
Also published as: KR0175172B1; JPH0852597A; CN1131926A; US5720198A; US5873279A; JP2593417B2; DE19581466B4; KR960007163A; DE19581466T1

Description

明細書トランスファプレス技術分野

本発明は、トランスファプレスに係り、特に、クラウン、スライド及びべッドを 1組としてモジユール化したプレスュニットを、複数個並列に設けたトランスファプレスに関する。背景技術

従来、トランスファプレスは、プレス本体内に複数の加工ステーションを有し、トランスファフィーダにより各加エステーションにワークを順次搬送して、加ェを行うように構成されている。一般的には、第 1 工程に絞り加工用のプレスを配設し、第 2工程以下に卜リム、ピアス及びその他の付加的な加工を行う複数のプレスを配設している。

また、クラウン、スライド及びベッドをモジュール化することにより、プレスの仕様に合わせて、そのモジュール化した各プレスュニッ卜を組み合わせるようにしたトランスファプレスが知られている（例えば、日本特開平 2 — 2 4 7 0 3 1 号公報参照）。これにより、ニーズの多様化に伴う仕様変更を容易にすることで汎用性を向上し、また低価格化及び輸送性向上を可能としている。この卜ランスファプレスは、クラウン及びベッドを工程ごとに分割するとともに、クラウンをそれぞれアプライ卜で支持する構造とし、このアプライ卜が隣接するクラウン及びべッドの連結面両側に、それぞれ 1 本ずつ近接して立設されている。又は、図 1 0 に示すように、隣接するクラウン 5 5 , 5 5及びベッド 5 1 , 5 1 の連結面に、 1 本の共通のアプライト 5 3が立設されている。

前記クラウン 5 5、アプライ卜 5 3及びべッド 5 1 の締結には、これらを貫通する 2本のタイロッド挿入用穴にそれぞれタィロッド 5 6 を揷通し、上下両端面をナツ卜 5 7で締結している。また、クラウン 5 5及びべッド 5 1 とアプライト

5 3 との連結面には、互いの位置ずれを防止するために、図示しない取り付け片 (位置決め手段）が装着されている。また、このトランスファプレスは、ワーク

6 0 のフィードストロークを最小にするため、金型工程間距離 Aの中間点、すなわち、前面の各アプライト 5 3の背面に、それぞれアイドルステーション 5 8を設けている。そして、アイドルステーション 5 8上に、次工程に移送すべきヮ一ク 6 0を一時保管するようにしている。

しかしながら、かかる構成のトランスファプレスは、隣接する工程間の共通のアプライト 5 3 に、 2本のタイロッド 5 6を挿通しているので、アプライ卜 5 3 のプレスライン方向の幅が広くなる。このため、重量增加を招くだけでなく、ヮーク 6 0のフィードストロークも長くなり、次のような問題点がある。

( 1 ) フィードストロークを所定値以下に抑えるためには、ワーク 6 0保持用のアイドルネスト（アタッチメント） 5 9を各アイドルステーション 5 8 に設ける必要があり、そのためプレスライン全長が增大する。また、隣接するクラウン 5 5 とべッド 5 1 とを 2本のタイロッド 5 6で締め付けているため、アプライ卜 5 3 とタイロッド 5 6の重量が増大すると共に、タイロッド 5 6の長い挿通穴も 2 ケ所加工する必要があるので、製造コス卜が高くなる。

( 2 ) 各工程の中間にアイドルネスト 5 9を設けた場合、ワーク 6 0を保管できる長さの確保が必要であり、フィードストロークが更に長くなる。従って、金型工程間距離 Aが長くなり、最終的にはプレスラィンの全長が長くなる。

( 3 ) 製品の種類の変更に伴ってアイドルネスト 5 9の段取り替えが必要であるが、ァィドルネスト 5 9 は前部アプライ卜 5 3の内側に設置されているため、ァィドルネスト 5 9の整備は内段取りとなり、作業性が悪く、安全性の面で問題が起こりやすい。

( 4 ) アイドルネスト 5 9の数が多くなるので、ワーク 6 0の位置ずれなどによる機械の自動停止が発生しやすい。

( 5 ) 一般に、第 2工程以降ではトリム、ピアス加工を行うため、再利用し得る板材或いは予め計画した小物部品が発生する。しかし、アプライ卜 5 3 の幅が広くなるため、アイドルステーションからプレスライン外への前記小物部品等の取り出しが、難しくなる。

さらに、プレスラインを短縮するためのトランスファプレスに関し、図 9 に示すような技術（例えば、日本特開平 5 — 1 7 7 3 9 9号公報参照）がある。この技術においては、分割した複数のベッド 5 1 , 5 2を並設し、これらのベッド 5

1 , 5 2上に複数のアプライト 5 3を立設する。アプライ卜 5 3上に分割した支持ビーム 5 4 を架設し、支持ビーム 5 4上に、工程ごとに分割したクラウン 5 5 を井桁状に載置している。ベッド 5 1 , 5 2、アプライト 5 3、支持ビーム 5 4 及びクラウン 5 5 は、これらの全部またはいくつかの部品を貫通するタイロッド

(図示せず）により、互いに締結される。

し力、し、かかる構成のトランスファプレスは、第 2区間のクラウン 5 5の支持ビーム 5 4やベッド 5 2等の大物フレーム寸法、重量が大きくなり、輸送限界内にするための分割方法が複雑になる問題がある。発明の開示

本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためになされたもので、プレスラィン全長を短縮して重量を軽減できるトランスファプレスを提供することを目的とする。また、アイドルネストの段取りにおける作業性の向上及び安全性の確保を可能とし、更に、トリム、ピアス加工等により発生する再利用可能な板材、小物部品等の回収を容易にすることを目的とする。

本発明に係るトランスファプレスは、クラウン、スライド及びべッドを 1 組としてモジュール化したプレスュニッ卜を複数個並列に設け、次工程となる各プレスュニッ卜へ順次ワークを搬送する搬送手段を備えるトランスファプレスにおいて、

隣接するプレスュニット間に共通して設けられるアプライ卜と、隣接するクラウン及び隣接するべッドを各々位置決めする位置決め手段と、隣接するクラウン間、隣接するべッド間及びアプライ卜を挿通する 1 本のタイロッドとを備え、夕イロッドにより、アプライ卜を介して、隣接するクラウン及びべッドを締結することを特徴とする。搬送手段のフイードストロークは、隣接するプレスュニッ卜の金型工程間距離と等しくするのが望ましい。

また、プレスュニットと次工程となるプレスュニッ卜との間に、所定長さのスペースを設けてアイドルステーションとしてもよい。このアイドルステーションは、第 1 工程となるプレスュニッ卜と第 2工程となるプレスュニットとの間に設けてもよい。更に、アイドルステーションに、フィードハイト変更手段又はヮーク姿勢変更手段を設けてもよい。

また、アイドルステーションには、ワーク搬送方向と直角方向に移動して出入自在であると共に、上部にアイドルネストを備える台車が設置され、この台車を取り出して、アイドルネストの段取り替えを可能としてもよい。更には、各プレスュニッ卜は、べッドの下端からクラウンの上端までの高さ力く、並びにべッド及びクラウンのワーク搬送方向長さが、各々同じとすることが望ましい。

かかる構成によれば、隣接するクラウン及び隣接するべッドをそれぞれ位置決めした後、アプライトを介して、クラウン及びべッドを 1 本の夕イロッドにより締結して固定できる。従って、夕イロッドを 1 本とすることで、アプライ卜の幅を小さくできて、金型工程間距離が短くなる。これにより、プレスライン全長の短縮が可能なトランスファプレスを得ることができる。また、金型工程間距離、即ちフィードストロークが短いので、フィ一ドストロ一クを金型工程間距離と等しくすることにより、従来における前部アプライト内側に設置されるアイドルステーションを、廃止することができる。この廃止により、プレスライン全長の短縮及び重量の軽減が可能になると共に、次工程への搬送時間も短縮されて生産性が向上する。

また、所定長さのアイドルステーションを設ける場合、必要に応じた工程間に必要数の設置が可能であると共に、フィードストロークと同じ長さとすることで、プレスュニット組合せの自由度が大きくなる。更に、必要に応じてフィ一ドハイト変更手段等を設置することにより、より適した工程設計が可能になる。アイドルネストを備えた台車をアイドルステーションに設置する場合、この台車を引き出して、アイドルネス卜の外段取り替えができるので、安全で効率のよい作業が可能となる。この台車を利用して、トリム等における再利用可能材等の回収も容易にできる。また、各プレスュニッ卜の高さ、ワーク搬送方向長さを各々同じ寸法にすることにより、工程内容の異なるプレスュニッ卜の追加及び交換、或いは所定のプレスュニッ卜の除去等が可能となるので、工程設計が容易になる。図面の簡単な説明

図 1 は本発明の実施例に係るトランスファプレスの平面図、

図 2 は実施例に係るトランスファプレスの正面図、

図 3 は実施例に係るトランスファプレスの側面図、

図 4 は実施例に係るプレスュニッ卜配置の模式図、

図 5 は実施例に係るアイドルステーションを備えたプレスュニット配置の模式図図 6 は実施例に係るプレスュニット間の連結部詳細を示す部分断面の正面図、図 7 は隣接するクラウンの他の連結方法での要部を示す断面図、

図 8 は図 2のアイドルステーションとその周辺の説明図

図 9 は従来技術に係るトランスファプレスのュニッ卜構成例を示す斜視図、図 1 0 は従来技術に係るトランスファプレスのュニッ卜連結部とその周辺部の説明図である。発明を実施するための最良の形態

本発明に係るトランスファプレスについて、好ましい実施例を添付図面に従つて以下に詳述する。

図 1 〜図 3 において、トランスファプレス 1 に設置された駆動用電動機 2 3 は、駆動機構 2 4 を介して左右 2つの駆動軸 2 5， 2 5を回転させる。この駆動軸 2 5 , 2 5 は、モジュール化された各プレスユニット P I ， P2 , P3 , P 4 ( 以下、各プレスュニッ卜 P i と言う。図 4参照）のワーク搬送方向 Yの長さ Lとほぼ同じ長さを有し、各プレスュニット P i 間でスプラインにより互いに連結されている。駆動軸 2 5. 2 5に嵌着するクランク 2 6 , 2 6 は、クランク 2 6 , 2 6 とスライド 5 とに枢着するコネクティングロッド 2 7 , 2 7を介して、スラィド 5を上下動させるように構成されている。

このスライド 5 には前後左右に脚部 5 aが固設され、この脚部 5 a は図示しない摺動材を介して、アプライ卜 3 にガイドされている。また、各プレスュニット P i にワークを順次搬送するため、前後一対の搬送駆動装置 2 8 , 2 8が設けられている。この搬送駆動装置 2 8， 2 8 は、駆動用電動機 2 3により、スライド 5の上下動と同期して駆動される。なお、本実施例では 1 台の駆動用電動機 2 3 によりプレスュニッ卜 P I 〜P4 を駆動している力く、各プレスュニット P i に駆動用電動機 2 3を設けて、個々に駆動してもよい。

ワーク搬送用のトランスファバー（搬送手段） 1 8. 1 8 は、各アプライ卜 3 に支持されたリフト駆動手段 1 9 により上下動自在に吊り下げられると共に、搬送駆動装置 2 8 , 2 8 により一定のフィードストロークで、ワーク搬送方向 Yに往復駆動される。このトランスファバー 1 8 , 1 8 には所定個数のクロスバー 2 9が装架され、このクロスバー 2 9 にはワーク搬送用の吸着装置 3 0が設置されている。 3 1 はワークの材料を供給するための材料搬入装置、 3 2 は加工されたワークを受け取るための製品受取装置である。

図 8 において、アイドルネス卜 1 4 は、加工されたワークを次工程への搬送前に一時保管する治具である。 1 5 は自走台車であり、レール 2 2上を移動して、再利用材や小物部品をプレスラインから取り出す。 1 6 は下金型を載置したムービングボルス夕であり、金型交換時にレール 2 2上を移動する。

次に、トランスファプレス 1 を構成する各プレスユニット P i について、図 4 を参照して説明する。モジュール化した 4台のプレスユニット P 1 ， P2 , P 3 ， P4 は、各々、ワーク搬送方向 Yの長さが L、高さが Hである。プレス加工の第 1 工程に対応するプレスュニット P 1 は、絞り加工用のプレスである。また、第 2〜第 4工程に対応するプレスユニット P 2 , P 3 ， P 4 は、卜リム、ピアス及び付加的な加工を行うプレスである。各プレスュニッ卜 P i は、ベッド 2 、クラウン 4及びスライド 5を、個々に備えている。また、ベッド 2上に立設してクラウン 4 を支持するアプライ卜 3がそれぞれ設けられるが、隣接する各プレスュニッ卜 P i 間では、共通のァプライト 3が用いられている。

また、図 5 に示すように、必要に応じて、プレスユニット P I , P 2 間にアイドルステーション 1 3 を設けてもよい。このアイドルステーション 1 3 は、従来技術と同様な機能、例えば、フィードハイト変更、ワークの回転 · 反転等の姿勢変更等の機能を有するが、ワーク搬送方向 Yの長さを Lに設定している。

図 6 において、隣接するベッド 2 , 2の連結面近傍の前面及び背面には、対向位置にそれぞれ連結用ブラケット 2 aが突設され、連結用ブラケット 2 a， 2 a がタイボル卜 6により締結されている。隣接するべッド 2 , 2の位置決め手段 2 Aは、連結用ブラケット 2 a , 2 a とタイボルト 6 により構成される。また、隣接するクラウン 4 , 4の連結面、隣接するベッド 2， 2の連結面、及びアプライト 3 には、これらを貫通するようにタイロッド挿入用穴が設けられている。このタイロッド挿入用穴に 1 本のタイロッド 7を挿通し、タイロッド 7の両端をナット 8 , 8で締結することにより、アプライト 3を介して、クラウン 4 とベッド 2 とが締着される。

本実施例ではさらに、上端側のナツト 8 と、隣接するクラウン 4， 4 の上面との間に、タイプレート 9を装着して、締結してある。即ち、クラウン 4 , 4上面の連結面近傍には、各 1 箇所のキー溝を形成すると共に、タイプレート 9の下面には、前記キー溝と対向する位置に 2箇所のキー溝を形成してある。そして、対向する 2箇所のキー溝にそれぞれキー 1 0， 1 0を挿嵌し、ナツ卜 8， 8で締結することにより、隣接するクラウン 4， 4 を固定している。以上のように、隣接するクラウン 4 , 4 の位置決め手段 4 Aは、タイプレー卜 9 とキー 1 0 , 1 0 により構成される。また、 1 1 , 1 2 は上下の金型で、フィードストロークを金型工程間距離 A 1 に等しくしてある。 2 1 は加工されるワークである。

本実施例では、アイドルステーション 1 3を設ける場合、図 5 に示すように、一つのプレスュニット P i に対応するスペースを設けて、そのスペースをアイドルステーション 1 3 としている。一方、従来技術のアイドルステーション 5 8 は、図 1 0に示すように、金型工程間距離 Aの中間点に設けられるので、この中間点にワーク 6 0を一時保管するためのスペース確保が必要である。従って、図 6 に示す本実施例の金型工程間距離 A 1 は、従来の金型工程間距離 Aと比べて、著しく短縮される。更に、上述のように、クラウン 4 とベッド 2 とを締結するタィロッド 7を、各アプライト 3毎に 1本としたので、ワーク搬送方向 Yのアプライト 3の幅が短縮されて、金型工程間距離 A 1 の短縮に寄与する。

これらの改良により、トランスファプレス 1 の全長は、従来に比べて大幅に短縮され、設置スペースを小さくできると共に、基礎工事費も低減される。また、金型工程間距離 A 1 の短縮により、ワーク 2 1 を次工程に 1 ステツプで搬送することができるので、プレス加工のスピードアップが可能になる。

更に、ワーク 2 1搬送時の軌跡は、破線 S 1 のように、屈折のない軌跡に設定してある。一方、戻り時の軌跡は、クロスバー 2 9及び吸着装置 3 0 と、金型 1 1 . 1 2 との干渉を防止するために、破線 S 2 のように、 1 つ屈折する軌跡に設定してある。これに対して、図 1 0に示す従来技術の場合、ワーク 6 0搬送時の軌跡は、破線 S 3 のように、 1 つ屈祈する軌跡であり、戻り時の軌跡は、クロスバー及び吸着装置と金型との干渉を防止するために、破線 S 4 のように、 3つ屈折した軌跡である。即ち、本実施例の軌跡は、従来技術に比べ単純化されている図 7 は、隣接するクラウンの他の連結方法での要部を示し、タイプレート 9 a の下面は、両端部が突出して逆くさび状に形成される。一方、隣接するクラウン 4 ， 4の連結面近傍の上面は、タイプレート 9 aの逆くさび状部に対応して、くさび状の突出部 4 a , 4 aに形成されている。本連結方法において、隣接するクラウン 4 . 4の位置決め手段 4 Bは、タイプレー卜 9 a と突出部 4 a , 4 aにより構成される。

各クラウン 4 , 4 の連結面、各ベッド 2 , 2の連結面及びアプライト 3 には、これらを貫通するように、一つのタイロッド揷入用穴が穿設されている。この穴にタイロッド 7を挿通し、タイロッド 7の上端をナッ卜 8で締め付けることにより、タイプレート 9 aの逆くさび状部が、クラウン 4 , 4の突出部 4 a , 4 aに係止される。これにより、隣接するクラウン 4 , 4が互いに、確実に、かつ強固に連結されて、固定される。

図 8 は、第 1 工程に対応するプレスュニット P 1 と、第 2工程に対応するプレスュニッ卜 P 2 との間に、長さ Lのアイドルステーション 1 3 を設ける場合の例である。アイドルステーション 1 3 には、ワーク搬送方向 Yと直角方向に走行自在の自走台車 1 5上に、ワーク 2 1 (図 6参照）を一時保管するァィドルネス卜 1 4が設置されている。ワーク 2 1 の品種変更等によりアイドルネスト 1 4 を交換する場合、レール 2 2上の自走台車 1 5を手前に引き出すことにより、外段取りが可能となり、生産性が向上する。また、第 2工程のムービンダボルス夕 1 6 と自走台車 1 5 との間には、自走台車 1 5 に向かって下り傾斜となるベルトコンベア 1 7が設置されている。

再利用材や小物部品は、ベル卜コンベア 1 7 により、自走台車 1 5 の下部に設けられた空間 1 5 aに収容され、自走台車 1 5を手前に引き出して、容易に回収することができる。再利用材が容易に回収できるので、スタンビングコストの低減が可能となる。また、このアイドルステーション 1 3では、隣接する各工程間のワーク 2 1搬送高さを調整するためのフィ一ドハイ卜変更装置、あるいはヮーク 2 1 の加工位置を変更するための姿勢変更装置を、自走台車 1 5 に搭載することができるので、これらのメインテナンスが極めて容易である。

更に、アイドルステージヨン 1 3 は、必要に応じて設置されると共に、その数も従来に比して減少できるので、ワーク 2 1搬送中、アイドルネスト 1 4上でのワーク 2 1 のずれ等による機械の自動停止を防止することができる。従って、機械稼動率及び生産性が向上する。以上詳述したように、本実施例は、モジュール化したプレスュニットを各工程ごとに用いて、トランスファプレスを構成してある。これにより、例えば、合計能力 4 0 0 0 t o nのトランスファプレスの場合、その重量は、従来に比べて約 2 0 %軽減させることができる。しかも、クラウン、スライド、ベッドをモジュール化したプレスュニッ卜毎に分割できるので、特に、大型トランスファプレスの輸送性を向上することができる。また、本実施例では、クラウン、スライド及びべッドを 1 組としてモジュール化し、スライドが各工程ごとに独立に駆動される場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第 2工程以降の各スライドをタイボル卜で締結して一体構成としてもよく、また、ワークの加工工程に対応して必要台数を直列に連続的に設置してもよい。産業上の利用可能性

本発明は、プレスライン全長が短縮できて重量が軽減し、アイドルネストの外段取りにより作業性及び安全性が確保でき、更に、トリム等により発生する再利用可能材等の回収が容易にできるトランスファプレスとして有用である。

Claims

請求の範囲

1 . クラウン、スライド及びベッドを 1 組としてモジュール化したプレスュニッ卜を複数個並列に設け、次工程となる前記各プレスュニッ卜へ順次ワークを搬送する搬送手段を備えるトランスファプレスにおいて、

隣接する前記プレスュニッ卜（P 1. P2) 間に共通して設けられるアプライト（3) と、隣接する前記クラウン（4, 4) 及び隣接する前記ベッド（2, 2) を各々位置決めする位置決め手段（4A， 2A) と、隣接する前記クラウン（4, 4 ) 間、隣接する前記べッド（2, 2) 間及び前記アプライ卜（3) を挿通する 1 本のタイロッド（7) とを備え、前記タィロッド（7) により、前記アプライト（3) を介して、前記隣接するクラウン（4 , 4) 及びべッド（2, 2) を締結することを特徴とするトランスファプレス。

2 . 前記搬送手段（18, 18) のフィードストロークは、隣接する前記プレスュニッ卜（P 1 , P2 ; P2, P3) の金型工程間距離（A1 )と等しくしてあることを特徴とする請求の範囲 1 記載のトランスファプレス。

3 . 前記プレスュニッ卜（P1 )と次工程となる前記プレスュニット（P2)との間に、所定長さのスペースを設けてアイドルステーション（13)とすることを特徵とする請求の範囲 1 又は 2記載のトランスファプレス。

4 . 前記アイドルステージョン（13)は、第 1 工程となる前記プレスュニット（P 1 ) と第 2工程となる前記プレスュニット（P2)との間に設けられることを特徴とする請求の範囲 3記載のトランスファプレス。

5 . 前記アイドルステ一ション（13)に、フィードハイ卜変更手段又はヮ一ク姿勢変更手段を設けることを特徴とする請求の範囲 4記載のトランスファプレス。

6 . 前記アイドルステーション（13)には、ワーク搬送方向（Y) と直角方向に移動して出入自在であると共に、上部にアイドルネスト（14 )を備える台車（15)が設置され、前記台車（15)を取り出して、前記アイドルネスト（14 )の段取り替えを可能とすることを特徴とする請求の範囲 3記載のトランスファプレス。

7 . 前記各プレスュニッ卜（P I, P2， P3, P4) は、前記べッド（2) の下端から前記クラウン（4) の上端までの高さ（H) カ^ 並びに前記べッド（2) 及び前記クラウン（4 ) のワーク搬送方向長さ（L) が、各々同じであることを特徴とする請求の範囲 1 記載のトランスファプレス。