JP4831226B2 - 複数工程用プレス機およびプレス加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、帯状材料に複数工程のプレス加工を施す複数工程用プレス機およびプレス加工方法に関する。
近年、プレス加工の自動化、高能率化が進み、1台の装置によって複数の成形加工を同時進行する複数工程用プレス機が普及している。この型式のプレスは、ベッド上へ複数の下金型を並べ、他方で、クランク軸の回転によって昇降するスライドへそれぞれ成形順の上金型を吊支し、ワークを搬送する搬送装置と組み合わせて自動化したプレス成形加工が行なわれる。すなわち、ワークを第一工程の金型間に挟んで押圧し、一つの成形が完了すれば搬送装置の作動によって、そのワークを水平に移動して隣接する次の金型へ移送し、再び次の押圧を受けるという手順を繰り返して、複数の工程を通じて1台のプレス機を稼動して大きな加工比の成形を一貫して実施するので、作業能率が高く生産性のよい加工が実現する。
しかしながら、旧来の複数工程用プレス機においては、1本のクランク軸の回転にリンクして偏心部に嵌合したコネクティングロッドが同時に昇降し、その下部に吊支したスライドが同時に昇降していくつかの並んだワークを一斉に押圧する。このため、この際にプレス機に加わる荷重は、複数の金型内で生じる加工荷重すべてを加算したものとなる。1台のプレス機に3種類の金型が並び、3工程の押圧成形が同時に進行するとして、第一工程に生じる負荷がK1、第二工程に生じる負荷がK2、第三工程に生じる負荷がK3とすれば、これらの押圧成形が同時に進行するからプレス機全体で発生する負荷の総量は個々の負荷の合計であり、K1+K2+K3=KTとなる。当然加工の工程数が増加すれば、そして一工程当りの成形比が大きいほどその総和は大きな数値となり、巨大化した荷重に耐えるためには、プレス機の剛性もまた、きわめて強力なものが必要となる。結局、プレス機は巨大化し、据え付け面積も広く要し、その他の付帯設備も大規模とならざるを得ない。近年のプレス機による成形品の内容は一般にますます多岐に亘る傾向にあり、1台の機械で成形する製品も千差万別の様相を呈している。このため、巨大化したプレス機では、一般的に過大な能力により汎用性の損なわれる状態が頻発する。とくに製造個数が少なくてしかも軽負荷で成形できるプレス品を、巨大化した設備で生産すれば、ロスが大き過ぎてエネルギー原単位が上昇し生産性は低く、製造原価のうえに大きな悪影響が及ぶ懸念が高い。このような場合には、別に軽負荷用のプレス機を並列的に具えなければならなくなる。
このような問題を解決したプレス機、すなわち多工程であるにも拘らず比較的小規模で経済的な構造で足りるプレス機が、特許文献1、2に開示されている。例えば特許文献2で開示されている技術は、次の通りである。すなわち、1台のプレス機に3ケの金型があり、3工程を進行させる多工程プレス機であるとする。このプレス機は、クランク軸の偏心部が単一の偏心軸を持つのではなくて、位相がずれている3つの偏心軸を具えている。このため、第一の工程が行なわれている瞬間には、第二、第三の工程は実施されていない。このときのプレス機全体にかかる負荷は第一工程の負荷K1だけである。第一の工程が完了して所定角度だけクランク軸が回転してから第二の工程が実施され、この瞬間にプレス機全体へかかる負荷は第二工程の負荷K2だけである。第二工程が完了してクランク軸が更なる所定角度だけ回転したときに第三工程が始まり負荷K3が発生する。このようにそれぞれのプレス成形が時間的なずれを伴って連続的に進行するから、プレス機全体にかかる負荷の最大値は、個別の負荷の最大であるK3を想定しておけば足りることとなる。
しかしながら、上述のような複数工程用プレス機においてワークにプレス加工を実行中に、ワークが動いたり、反ったり、あるいはワークに部分的にクラックが発生したりして、最終加工品の品質が大幅に低下することがある。このような不具合は、一つにはワークが帯状材料であり複数の工程の間を縫ってワークを搬送する必要があるため、塑性加工を施すとき上記のような現象が発生するものと考えられる。
特開平8−206883号公報 特開平6−297195号公報 特開2007−229738号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、帯状材料に複数工程のプレス加工を施す複数工程用プレス機およびプレス加工方法において、帯状材料にプレス加工を実行中に、帯状材料が動いたり、反ったり、あるいは帯状材料に部分的にクラックが発生したりすることを防止することが可能なプレス機およびそのプレス機を使用した加工方法を提供することである。
本発明の第1形態によれば、複数工程用プレス機(100)は、
帯状材料(W)に複数工程のプレス加工を施す複数工程用プレス機(100)であって、
駆動源(M)と、該駆動源(M)により駆動され複数の独立した第1カム(1a、1b、1c、1d、1e、1f)及び第2カム(1h、1i、1j、1k、1l、1m)を有するカムシャフト(1)と、前記第1カムと接続するパンチ(2)とダイ(3)で1組となる金型であって複数の金型と、前記第2カムと接続しプレス加工時に帯状材料(W)を前記ダイ(3)に対して押圧固定する材料押圧部材(7)と、前記金型を支持する架台(5)と、を備え、
前記複数の金型は、前記カムシャフト(1)の軸方向に沿って配列され、
各第1カムが各パンチ(2)および各ダイ(3)と協働して各工程におけるプレス加工を遂行するように、各第1カムは各工程に適したプロフィールに形成されており、
帯状材料(W)は、前記カムシャフト(1)の軸方向に沿って各パンチ(2)と各ダイ(3)の間を一定ピッチ毎に移動させられて、各工程における各パンチ(2)と各ダイ(3)の協働プレス作業が、相互に時間間隔を置いて、順次実行されることを特徴とする。
多種類の加工工程を一つのプレス機で実行することが可能なプレス機において、第2カムと接続している材料押圧部材により、帯状材料にプレス加工を実行中に帯状材料(W)をダイ(3)に対して押圧固定することが可能となる。このため、帯状材料にプレス加工を実行中に、帯状材料が動いたり、反ったり、あるいは帯状材料に部分的にクラックが発生したりすることを防止することが可能となる。また、プレス加工をしていないときには、上記押圧固定状態を解除して帯状材料(W)を搬送することが可能となる。
本発明の第2形態によれば、前記材料押圧部材(7)が、前記帯状材料(W)を保持する部位(7d)を有することを特徴とする。
この構造により、複数工程用プレス機を簡素にすることが可能となり、工程速度も向上させることが可能となる。
本発明の第3形態によれば、複数工程用プレス機(100)は、前記帯状材料(W)を熱交換器用部品に加工することを特徴とする。
加工品の具体的態様を明示したものである。
本発明の第4形態によれば、複数工程用プレス機(100)は、プレス加工の1工程を実行するプレス加工ユニットが複数台連結されて複数工程のプレス加工を実行することを特徴とする。
複数工程用プレス機(100)を、プレス加工ユニットを複数台連結した構造にすることにより、工程を変更する場合において、カムシャフトを交換することの他にプレス加工ユニットの追加・削除・変更により、工程を変更したプレス加工を実行することが可能となる。すなわち、工程を変更したプレス加工に迅速かつ柔軟に低コストで対応することが可能となる。
複数工程用プレス機(100)を使用して帯状材料(W)を加工する方法は、
プレス加工を施す複数工程の各々は、
帯状材料(W)を前記ダイ(3)に対して押圧固定するステップと、
前記パンチが前記帯状材料(W)に向かって進行し前記帯状材料(W)に当接して前記帯状材料(W)にプレス加工を実行するステップと、
帯状材料(W)を、前記カムシャフト(1)の軸方向に沿って各パンチ(2)と各ダイ(3)の間を一定ピッチに移動させるステップと、
を備えることを特徴とする。
多種類の加工工程を一つのプレス機で実行することが可能なプレス加工方法において、帯状材料にプレス加工を実行中に材料押圧部材により帯状材料(W)をダイ(3)に対して押圧固定することが可能となる。このため、帯状材料にプレス加工を実行中に、帯状材料が動いたり、反ったり、あるいは帯状材料に部分的にクラックが発生したりすることを防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、図1から図5において、同一機能を有する部材または手段には同一符号または番号を付してその説明を省略する。
本発明のプレス機の模式的断面図である。 図1のプレス加工ユニットの詳細説明図である。 図2のプレス加工ユニットをA方向から視た図である。 帯状材料の連続プレス加工の模式図である。 プレス加工した熱交換器用部品である。
本発明に係る複数工程用プレス機100を模式的に図1に示す。プレス機100は、サーボモーターMと、サーボモーターMに接続してサーボモーターMにより駆動されるカムシャフト1と、6台の連続したプレス加工ユニット10、20、30、40、50、60を備える。なお、プレス加工ユニット40、50、60は、紙面に制限があるため図示を省略している。
複数工程用プレス機100は、プレス加工の1工程を実行するプレス加工ユニットが複数台連結されて複数工程のプレス加工を実行する。複数工程用プレス機100を、プレス加工ユニットを複数台連結した構造にすることにより、工程を変更する場合において、カムシャフトを交換することの他にプレス加工ユニットの追加・削除・変更により、工程を変更したプレス加工を実行することが可能となる。すなわち、工程を変更したプレス加工に迅速かつ柔軟に低コストで対応することが可能となる。
カムシャフト1は、6枚の第1カム(プレス用)1a、1b、1c、1d、1e、1fと、6枚の第2カム(ワーク押圧用)1h、1i、1j、1k、1l、1mと、を備えている。第1カムと第2カムは交互に配置されており、1枚の第1カムとその第1カムに隣接する1枚の第2カムとが1組のカムを形成している。すなわち、第1カム1aと第2カム1h、第1カム1bと第2カム1i、第1カム1cと第2カム1j、が1組のカムを形成している。以下同様に各第1カムと各第2カムが1組のカムを形成している。
プレス加工ユニット10の詳細説明図を図2に示す。図2に示すように、加工ユニット10には、第1カム1aと接続するプレス用フォロア4と、プレス用フォロア4による押圧力を受けるパンチ(上金型)2と、パンチと1組となるダイ(下金型)3と、ダイ3を支持する架台5とを備える。プレス用フォロア4は、シリンダ(図示せず)内に摺動自在に配置されており、リターンスプリング(図示せず)により第1カム側(上方向)に付勢されており、常に第1カムプロフィール面と当接している。
加工ユニット10には、更に、第2カム1hと接続するワーク押圧フォロア6を備える。押圧フォロア6は、リターンスプリング(図示せず)により第2カム側(上方向)に付勢されており、その上面6aは常に第2カムプロフィール面と当接している。押圧フォロア6は上方から視ると中央部に穴が開いた略長方形をしており、第2カム1hと当接する部位が本体部から突起している。その中央部の穴内に、プレス用フォロア4及びパンチ2が配置されている。そして、押圧フォロア6の真下には、ワーク押圧部材7が配置されている。ワークWがプレス加工を受けるとき、押圧フォロア6の下面6bは、ワーク押圧部材7の上面に当接してワーク押圧部材7にカムリフト変位(カム力)を伝達して、ダイ3に対してワークWを押圧する。なお、ワークWがプレス加工を受ける工程を実行するとき以外は、押圧フォロア6とワーク押圧部材7との間にはギャップGが存在する。
図2のプレス加工ユニットをワークWの進行方向Aから視た図を図3に示す。図3に示すように、ワーク押圧部材7は、ワークWを左右方向において保持するワーク保持部材7aと、押圧フォロア6が当接してカム1hのリフト変位(カム力)を伝達するカム力伝達部材7bと、ワーク保持部材7aとカム力伝達部材7bの間に立設された4本の柱であるカム力伝達柱7cと、を備える。そして、ワーク押圧部材7は、ワーク押圧部材支持スプリング8を介して架台5の上方に配置されている。ワーク保持部材7aは、コの字形部7dが左右に形成されており、二つのコの字形部7dにより、ワークWの動きが制約され、これにより、ワークWが保持される。
他の加工ユニット20、30、40、50、60も加工ユニット10と同様な構造となっている。また、複数の金型(各パンチおよび各ダイ)は、カムシャフトの軸方向に沿って配列されている。
図1に戻って、1本のカムシャフト1は、6台のプレス加工ユニット10、20、30、40、50、60を貫通して設置されている。各カムは、その形状(カムプロフィール)が互いに相違しており、そのプレス加工を実行するための最大リフトを備える位相角も互いにずれている。
カムシャフト1は例えば60rpmで回転する。カムシャフト1が回転を始めると、最初にプレス加工ユニット10内の工程が開始される。カムシャフト1が回転すると、カムシャフト1に配置された第1カム1a及び第2カム1hも回転する。第2カム1hが回転するとプレス加工ユニット10内に配置された押圧フォロア6はリターンスプリング(図示せず)に対抗して下方へ変位する。そして、押圧フォロア6の下面6bは、ワーク押圧部材7の上面に当接してワーク押圧部材7にカムリフト変位(カム力)を伝達して、ダイ3に対してワークWを押圧固定する。
上記第2カム1hの回転によるワークWの押圧固定作動と同期して第1カム1aによるプレス加工作動が実行される。すなわち、第1カム1aが回転するとプレス加工ユニット10内に配置されたプレス用フォロア4が下方へ変位する。すると、プレス用フォロア4と接続しているパンチ2も下方へ変位する。その結果、パンチ2はワークWに向かって進行しワークWに当接し更に下死点に達してパンチ2とダイ3間でワークWを押圧してプレス成形する。
なお、パンチ2が下死点に達する直前においては、すなわちワークWがプレス加工を受ける直前においては、上述したようにワークWはワーク押圧部材7により既にダイ3に対して押圧固定されており、ワークWがプレス加工を受けている期間は絶えずワークWはワーク押圧部材7により押圧固定されている。そして、プレス加工終了後に第2カム1hの押圧フォロア6と当接している位置が上昇し、ワーク押圧部材7はワーク押圧部材支持スプリング8により上方へ押し戻されワークWはダイ3から離れてワークWの押圧固定状態が解除される。
このように、ワークWがプレス加工を受けている期間は絶えずワークWはワーク押圧部材7により押圧固定されている。このため、ワークWにプレス加工を実行中に、ワークWが動いたり、反ったり、あるいは帯状材料に部分的にクラックが発生したりすることを防止することが可能となる。ワークWにプレス加工を実行中に、ワークWが動いたり、反ったりしていると、加工精度が著しく低下することとなり不良品の発生率が上昇する。
さらにカムシャフト1が回転するとプレス加工ユニット20内の工程が開始される。カムシャフト1が回転すると、カムシャフト1に配置された第1カム1b及び第2カム1iも回転する。すると、プレス加工ユニット10内で実行された工程と同じ工程が実行される。すなわち、ワークWは、第2カム1iに接続された押圧フォロア6及びワーク押圧部材7により押圧固定され、その押圧固定状態において、プレス加工ユニット20内に配置されたプレス用フォロア4が下死点に達して、第1カム1bに接続されたプレス用フォロア4及びパンチ2により、ワークWを成形する。
プレス加工ユニット30〜60内の工程も同様にカムシャフト1の回転とともに次々と実行されるが、その工程原理は同じであるのでその説明は省略する。
このようにカムシャフト1の回転とともに次々と別個にプレス用フォロア4が下死点に到達して次々と成形を実施していくが、各プレス成形加工が時間的に重なることがなく、一定の時間間隔をおいて個別に実行される。すべての工程において発生する負荷(プレス荷重P)が同一であるとすれば、鍛造プレス全体に生じる負荷は従来技術に比べて単純に言えば1/6に留まることになる。
各第1カムは、その形状(カムプロフィール)が互いに相違しており、そのプレス加工を実行するための最大リフトを備える位相角も互いにずれている。各第1カム1a、1b、1c、1d、1e、1fが、各パンチ2および各ダイ3と協働して各工程におけるプレス加工を遂行するように、各カムは各工程に適したプロフィールに形成されている。
プレス加工を受けるワークWは、幅が例えば60mmの帯状材料でその原材料がコイルCの状態となっている。ワークWは、コイルCから搬送ローラー11を介して搬送され、各加工ユニット10、20、30、40、50、60の各パンチ2と各ダイ3との間を間欠的にプレス加工されながら通過する。プレス加工が行われているときは、ワークWは停止している。ワークWは、各工程における各プレス加工が完了する毎に、プレス加工が完了したダイ3から上方向に離れて一定ピッチ送り(例えば30mm)でカムシャフト1の軸方向に沿って間欠的に搬送される。
図4に帯状材料Wの連続プレス加工の模式図を示す。帯状材料Wは1.2mmの板厚のアルミ材である。図4を参照しながら、6つの工程について簡単に説明する。第1工程は、帯状材料Wに対して、トリミング、コーナー部加工、ストレート絞り、リブ成形を実行する。第2工程は、コーナー部整形、トリミング、コーナー部バリつぶしを実行する。第3工程は、ストレート部整形、ノッチング、バーリング、パイロットバーリング、パイロット部つぶしを実行する。第4工程は、サイドトリミング、サイド部バリつぶしを実行する。第5工程は、サイド部曲げを実行する。第6工程は、コーナー部絞り、インサート部曲げ、切断を実行する。
このような6つの工程を経て、熱交換器用部品の加工がなされる。加工が完了した熱交換器用部品90を図5に示す。図5において、(a)は熱交換器用部品の側面図であり、(b)は(a)をX方向から視た底面図であり、(c)は(b)をY方向から視た端面図である。なお、90aは冷却水がその内部を流れるチューブが挿入される貫通穴である。
以上のように、帯状材料に複数工程のプレス加工を施す複数工程用プレス機およびプレス加工方法において、帯状材料にプレス加工を実行中に、帯状材料が動いたり、反ったり、あるいは帯状材料に部分的にクラックが発生したりすることを防止することが可能なプレス機およびそのプレス機を使用した加工方法を提供することが可能となる。
100 本発明のプレス機
1 カムシャフト
2 パンチ
3 ダイ
W ワーク

Claims (5)

  1. 帯状材料(W)に複数工程のプレス加工を施す複数工程用プレス機(100)であって、
    駆動源(M)と、該駆動源(M)により駆動され複数の独立した第1カム(1a、1b、1c、1d、1e、1f)及び第2カム(1h、1i、1j、1k、1l、1m)を有するカムシャフト(1)と、前記第1カムと接続するパンチ(2)とダイ(3)で1組となる金型であって複数の金型と、前記第2カムと接続しプレス加工時に帯状材料(W)を前記ダイ(3)に対して押圧固定する材料押圧部材(7)と、前記金型を支持する架台(5)と、を備え、
    前記複数の金型は、前記カムシャフト(1)の軸方向に沿って配列され、
    各第1カムが各パンチ(2)および各ダイ(3)と協働して各工程におけるプレス加工を遂行するように、各第1カムは各工程に適したプロフィールに形成されており、
    帯状材料(W)は、前記カムシャフト(1)の軸方向に沿って各パンチ(2)と各ダイ(3)の間を一定ピッチ毎に移動させられて、各工程における各パンチ(2)と各ダイ(3)の協働プレス作業が、相互に時間間隔を置いて、順次実行されることを特徴とする複数工程用プレス機(100)。
  2. 前記材料押圧部材(7)が、前記帯状材料(W)を保持する部位(7d)を有することを特徴とする請求項1に記載の複数工程用プレス機(100)。
  3. 前記帯状材料(W)を熱交換器用部品に加工することを特徴とする請求項1または2に記載の複数工程用プレス機(100)。
  4. プレス加工の1工程を実行するプレス加工ユニットが複数台連結されて複数工程のプレス加工を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の複数工程用プレス機(100)。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の複数工程用プレス機(100)を使用して帯状材料(W)を加工する方法であって、
    プレス加工を施す複数工程の各々は、
    帯状材料(W)を前記ダイ(3)に対して押圧固定するステップと、
    前記パンチが前記帯状材料(W)に向かって進行し前記帯状材料(W)に当接して前記帯状材料(W)にプレス加工を実行するステップと、
    帯状材料(W)を、前記カムシャフト(1)の軸方向に沿って各パンチ(2)と各ダイ(3)の間を一定ピッチに移動させるステップと、
    を備えることを特徴とする帯状材料(W)を加工する方法。
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