WO1991017330A1 - Dispositif de support pour panneaux de revetement de sol - Google Patents

Description

明 細 フ口ァパネルの支持装置 技術分野

本発明は、 基準床面上の複数の固定脚間にス ト リ ンガ —を架設し、 前記ス ト リ ンガーに配設された支持部材に よって、 上靣パネルと下靣パネルとで形成された鐧扳製 のフロアパネルを支承し、 ノ、。ネル押さ えによ って 、 前記 0 フロアパネルと前記ス ト リ ンガーと を前記固定脚に固定 してなる フロアパネルの支持装置に鬨する ものである 。

背景技術

コンク リー ト床等の基準床面の上方に多数のフロアパ ネルを敷設し、 フロアパネルと基準床面との閤にケ一ブ5 ルゃ換気ダク ト等を配設でき る 自由空間を確保した二重 床構造、 すなわちフ リーアクセスフロアが知られている このフ リーアクセスフロアのう ち、 多量のケープルが 使用される電算機室に適用される ものには、 床高を高く して床下空間を十分にと るために、 独立型、 すなわちつ 0 ロアパネルと別体の固定脚が使用されている 。

独立型の固定脚が使用されたフロアパネルの支持装置 は、 例えば、 コンク リー ト床等の基準床面に固定脚下端 の受台基盤が接着剤によ って固定され、 この受台基盤に 立設された柱脚の上端部に高さ調節台が設けられる と共 5 に、 それらの間にス ト リ ンガーが架設され、 フロアパネ 一

ルが、 パネル押さ えによ つて固定脚上に固定されて構成 されている 。

このフロアパネルの支持装置における第一の問題点と しては、 受台基盤 （柱脚） が基準床面に強固に固定され た構造であ り 、 地震によ り水平荷重が作用する と 、 フロ ァパネルの支持装置の曲げモーメ ン トは、 柱脚の下端側 . すなわち受台基盤に大き く作用する 。 と ころが、 この受 ロ

表面状態や、 経年変化による接着強度の低下を考慮する と 、 大きな接着面積を必要と し、 また、 万一、 曲げモー メ ン ト を受台基盤のみで支えきれない時のために補強杆 を設ける必要がある。 このため、 施工性が低下し、 補強 杆によ る床下空間の減少がもたらされる 。 さ らに、 ス ト リ ンガーによ る荷重の伝達が十分に行われる構造を有し 5 てなく 、 各固定脚で荷重を支持する必要がある 。

第二の問題点と しては、 ス ト リ ンガーの端部を固定脚 上端部に固定するのに、 ボルト · ナッ ト等の締結手段を 用いているため、 施工作業が煩雑にな り 、 また、 後日 、 配線等の床下作業時にボル ト等の着脱作業を要し 、 能率 0 が悪いこ とがある 。

第三の問題点と しては、 このパネル押さ えによ る締 付けでは、 フロマパネルは固定脬上に密着して固定され ず、 歩行時にガタ付き によ る不快音が発生した り 、 振 f 等によ って 、 パネル押さ えに緩みが生じ 、 脱落する こ と 5 がある 。 第四の問題点と しては、 フロアパネルは そのスラ ジ部がス ト リ ンガーで直接支承される構造 あるため、 フロアパネルに作用した荷重によ り 、 フラ ジ部が変形 する こ とがある 。

第五の問題点と しては、 パネル押さ えが フロアパネ ルとメ タルコンタク ト状態にあ り 、 その回動操作時に 、 各接触面に損傷が生じた り 、 摩擦力によ ってフロアパネ ゾ I に横ずれが ¾生する。 また、 フロアパネルの締め付け が十分になされず、 ガタ付きが発生し易いこ とがある 。

0 発明の開示

本発明は、 施工が容易で、 床下空間を広く とれ、 かつ 固定脚を含む構造体全体によ つて耐震構造を構成する こ とができ る フロアパネルの支持装置を提供する こ と を目 的と している 。

5 本発明の第二の目的は、 ス ト リ ンガーが固定脚上端部 に着脱自在かつ圧接状態で固定され、 かつ、 施工時には 位置決め治具と しての機能を有する フロアパネルの支持 装置を提供する こ とである 。

本発明の第三の目的は、 フロアパネルを、 ス ト リ ンガ 0 一と共に固定脚に正確かつ強固に固定する こ とができ る フ ロ アパネル の支持装置を提供寸る こ と である ....

木発明 第四の目的は . マロ パネルのフ ラ ン ジ部 変形を防止する構造を有する ロ アパネルの支持装置を 提供する こ とである 。

本発明の第五の目的は、 ぺネ レ押さ え と フ ロ アパネ几 との間にスライ ド リ ングを介在させ、 ワン夕 '：'チ式^ ' · ネル押さ えの回動操作を円滑にさせる と共に、 各接触面 の損傷を防止する フロアパネルの支持装置を提供する こ とである 。

従って、 本発明のフロアパネルの支持装置は、 基準床 面に立設された複数の固定脚と 、 隣接する前記固定脚間 に架設されるス ト リ ンガーと によって、 フロアパネルを 支承するフロアパネルの支持装置において 、

基準床面に固定された基台部上に、 揺動可能に立設さ れた柱脚と 、 前記柱脚の上部に設けられたス ト リ ンガー 受け台と を有する固定脚と 、

前記ス卜 リ ンガー受け台間に、 固定状に架設されるス ト リ ンガーと 、

前記ス ト リ ンガーと フロアパネルと を 、 前記ス ト リ ン 5 ガー受け台との間に挟んで固定するためのパネル押さ え レ からなる ものである 。

また、 本発明のフロアパネルの支持装置は、 基準床面 に立設された複数の固定脚と 、 隣接する前記固定脚間に 0 架設されるス ト リ ンガーと によ って、 フロア ネルを支 承するフロアパネルのま持装置において 、

下側に開口部を有する断面コ字状の主体部が形成され 前記主体部の両側の下端に沿って 、 立ち上がり部を有す る突縁部が設けられたス ト リ ン'ガーと 、

5 固定脚の上端部に配設され、 前記ス ト リ ン力'一の各架 設方向に突出されるス ト リ ンガ一受け台であって 、 前記 ス ト リ ンガーの端部を収容する と共に、 前記立ち上がり 部と密着状に接触する側壁が設けられたものと 、

前記ス 卜 リ ンガ一受け台の底部に設けられた突起と 、 前記ス ト リ ンガーの突緣部の水平部に設けられた前記 突起と嵌合される孔と 、

前記ス ト リ ンガー受け台の側壁に設けられ、 前記ス ト リ ンガーの突縁部の立ち上がり部の上端部を上方から ^ 止する係止爪と 、

〇 からなる ものである。

また、 本発明のフロアパネルの支持装置は、 基準床面 上の複数の固定脚間にス ト リ ンガーを架設し、 前記ス ト リ ンガーによ ってフロアパネルを支承し、 ノ、。ネル押さ え によ つて前記フロアパネルと前記ス ト リ ンガーと を固定 5 脚上に固定してなる フロアパネルの支持装置において、 下側に開口部を有する主体部と 、 前記主体部の両側の 下部に沿って延在する突縁部とが形成されたス ト リ ンガ 一であって 、 前記突縁部に、 固定脚のス ト リ ンガー受け 台に圧接される突出部が形成されてなる ものである 。

0 また、 本発明のフロアパネルの支持装置は .、 基準床面 に立設された複数の固定脚と 、 隣接する前記固定脚間に 架設されるス ト リ ンガーと によ って . フロアパネルを支 承する フ ロアパネルの支持装置において 、

ス ト リ ンガーに、 支持部材を適当間隔をおいて配設し . 5 フロアパネル を 、 前記支持部材を介し て支持する も ので ある 。

さ らに、 本発明のフ ロアパネルの支持装置は、 基準床 面上の複数の固定脚間にス ト リ ンガーを架設し 、 前記ス ト リ ンガ一によ ってフロアパネルを支承し、 パネル押さ えによ って前記フロアパネルを固定脚上に固定してなる フロアパネルの支持装置において、

ノヽ "ネル押さ えと フロアパネルとの間に、 自己澗滑性を てなる ものである。

図面の簡単な説明

第 1 図は、 本発明のフロアパネルの支持装置を装備し たフ リ ーアクセスフロアの斜視図、

第 2図は、 フロアパネルの支持装置の分解斜視図、 第 3図は 固定脚上端部分の分解斜視図、

第 4図は フロアパネルの支持装置の部分斜視図、 第 5図は パネル押さえの施工状態の斜視図、 第 6図は フロアパネル固定状態の断面図、

第 7図は パネル押さ えの分解状態の断面図、 第 8図は 支持部材と フロアパネルとの係合鬨係を示 0 す断面図、

第 9図は、 フロアぺネル固定状態における固定脚上端 部分ク）断面図、

第 1 0図は、 ス ト リ ン ガーの弾性作用の説明 H 第 1 1 図は、 フロアパネル裏面と 、 ス ト リ ンガーと 、 5 支持部材との鬨係を示す斜視図、 第 1 2図は、 パネル押さ えの取付状態の一部断面斜視 図、

第 1 3図は、 フロアパネルの裏面図、

第 1 4図は、 第 1 0図の A — A線で断面を と つた斜視 図、

第 1 5図は、 フロアパネルの一部断面斜視図、

第 1 (3図は、 ス ト リ ンガーの他の実施例を示す断面図、 第 1 7図は、 ス ト リ ンガーのも う一つの他の実施例を 示す断面図、

0 第 1 8図は、 水平荷重に対する固定脚上端部分におけ る力の作用の説明図。

発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 本発明において、 フ リーアクセスフロア 1 は、 基準床5 面 3 に立設される固定脚 4 と 、 隣接する固定脚 4、 4間 に架設されるス ト リ ンガー 1 5 と を主たる構成要素とォ るフロアパネルの支持装置 2 0 に、 複数枚のフロアパネ ル 2 を载置固定して構成されている 。

固定脚 4は、 フ リ 一アクセスフロア 1 の中央部におい 0 て、 互いに隣接する 4枚のフロアパネル 2のコ一十一部

2 aが 4つ集合する位置の下方に配置され、 また 、 フ リ —アクセスフロア 1 の壁面側の部分において 、 互いに隣 接する 2枚のマロアパネル 2のコーナー部 2 aが 2っ^ 合する位置の下方に配置される 。

5 固定脚 4は、 方形状の基台部 5の上面中央部に設けら れた高さ調整機構 6 に、 円筒状の柱脚 7が揺動可能に立 設され、 この柱脚 7の上部に、 ス ト リ ンガー受け台 8が 設けられて構成されている 。 基台部 5は、 接着剤等によ つ て 、 基準床面 3 の所定位置に固定される。

高さ調整機構 6は、 基台部 5の上面中央部に立設され たねじ部材 9 と 、 柱脚 7の下端を支持するフラ ン ジ部 1 0 を有し、 ねじ部材 9に螺合される高さ調整ナッ ト 1 1 と 、 高さ調整ナッ ト 1 1 を回り止めするために、 柱脚 7 に取 り付けられるボルト · ナツ トからなる締付部材 1 2 とを有する 。 ここで、 高さ調整ナッ ト 1 1 は、 上方に向 かって縮径するテーパーコーン状に形成されている 。 従つ て、 柱脚 7は、 その下端が遊嵌状に係合され、 揺動自在 に立設される こ と になる 。

ス ト リ ンガー受け台 8は、 ス ト リ ンガー 1 5の端部を 収容する四つの溝 8 aを有し、 これらの搆 8 aは、 十字 状に水平方向に突出して形成されている 。 溝 8 aは、 底 部 8 b と側壁 8 c とによ つて断面コ字状に形成されてい る 。 その底部 8 b には、 ス ト リ ンガー 1 5の突縁部 1 5 b に形成された孔 1 3 と嵌合する二個のテーパー形状の 突起 1 4が設けられ、 一方、 側壁 8 c には、 ス ト リ ンガ 一 1 5の立ち上がり部 1 5 d 上端部と係合ナ 係止 rr. 1 Gがそれぞれ設けられている 。 また 、 ス ト リ ： ガ一 : け台 8の中央部分には、 パネル押さ え 1 7が係合す I ΐ ネル押さ え受け 1 8が設けられている 。

ス ト リ ンガ一 1 5は、 折り曲げ形成によ -て 、 コ字状 の横方向断面を有するチャ ンネル材と して形成され、 そ の中央部には長手方向に延びる主体部 1 5 aが形成され ている 。

主体部 1 5 aの両側の下端には、 主体部 1 5 aに沿つ て水平方向に突出する水平部 1 5 c と 、 立ち上がり部 1 5 d と を有する突縁部 1 5 bが形成され、 各端部の水平 部 1 5 c の下方には、 フロアパネル 2 を固定する際、 す なわち、 ノ、。ネル押さ え 1 7の緊締に if つて、 ス ト リ ンガ 一受け台 8の搆 8 aの底部 8 b に当接し、 突縁部 1 5 b 0 に弾性作用を生じさせる突出部 2 6 が突設されている 。

ス ト リ ンガー 1 5の弾性作用 した突縁部 1 5 bは、 ス プリ ング作用によ って、 フロアパネル 2 を、 ス ト リ ンガ 一 1 5 とパネル押さ え 1 7 との間に圧接状に強固に固定 するため （第 8図ないし第 1 0図参照） 、 フ ロアパネル

5 2のガタ付きや歩行時等の不快音の発生が防止される 。

さ らに、 このスプリ ング効果は、 パネ座金と 同様に作用 し、 パネル押さ え 1 7 には一定の締め付け力が維持され て、 振動等によ る緩みや脱落が防止される こ と になる 。

また、 主体部 1 5 aの側壁には、 支持部材 1 9 を係止 0 するための複数の係合孔 1 5 eが所定位置に形成されて いる 。 図中、 1 5 gは、 ス ト リ ンガー 1 5及びフロアパ ネ /L 2 に作用する垂直荷重によ って生ずるス ト リ ンガ一 1 5の端部の座屈現象を防止するために、 その剛性を高 めるための補強リ ブ、 1 5 hは、 支持部材 1 9のガイ ド をする リ ブを 、 それぞれ示す。 こ こで、 主体部 1 5 aの端部の上面に設け れたマ π ァパネル 2のフ ランジ部 2 bが当接する支持受け面 1 F f は、 ス ト リ ンガー 1 5の成型後に、 その高さ寸法と平 面度の精度を向上させるために、 プレ スによ り形成され たものである 。 すなわち、 フロアパネル 2 を載置した時、 次に説明する支持部材 1 9の係合部 1 9 b とによる支持 位置と 、 ス ト リ ンガー 1 5の支持受け面 1 5 f との当接 - y の が TF 持 ぃ ナ' 、 ノ\。 え？し m ¾ え 1 7 によ る締め付け前の状態において 、 フロアパネル 0 2のフランジ部 2 bは、 既に、 ス ト リ ンガー 1 5の支持 受け面 1 5 f に面接触している （第 1 1 図参照） 。 また、 ス ト リ ンガー 1 5の支持受け面 1 5 では、 高さ寸法及び 平面度の精度が高く形成される こ とから 、 フ ロアパネル 2の段部 2 dをスライ ド リ ング 2 4 を介してパネル押さ え 1 7で締め付けた場合、 フロアパネル 2及びス ト リ ン ガー 1 5は、 正確かつ適当に取り付けられる 。

さ らに、 ス ト リ ンガー 1 5 とス ト リ ンガー受け台 8 と の係合状態について説明をする と 、 ス ト リ ンガ一 1 5 の 立ち上がり部 1 5 dが、 ス ト リ ンガー受け台 8の搆部 8 0 aの側壁 8 c と圧接状態で係合される と共に、 各突縁部 1 5 b の水平部 1 5 c に形成された孔 1 3 と 、 溝部 8 a の底部 S bの二個の突起 1 · とが嵌合されている , また ス ト リ ンガー受け台 8 の側壁 S c に設けられた係止爪 6が、 ス ト リ ンガー 1 5の立ち上がり部 1 5 dの上端部 係合されている - 1 この係合によ って、 ス ト リ ンガー 1 5は、 軸方向の動 きが規制され、 その架設方向を正確に保持する と共に、 隣接する固定脚の間隔を一定にする 。 さ らに、 ス ト リ ン ガー 1 5が下方に押圧される こ と によ り 、 突縁部 1 5 b の水平部 1 5 cが、 ス ト リ ンガー受け台 8の底部 8 b に 密着され、 前述したス ト リ ンガー ] 5の孔 1 3 とパネ 受け台 8の突起 1 4 との嵌合が確実に維持される こ と に なる 。 加えて、 係止爪 1 6が、 ス ト リ ンガー 1 5 の上方 への抜け外れを防止する 。

さて、 このよ う なス ト リ ンガー 1 5 を用いる こ と によ て、 そのス ト リ ンガー 1 5が治具と して機能して、 固定 脚 4 の位置決めがなされるので、 施工性の向上を図る こ とができ る 。

また、 ス ト リ ンガ一 1 5は、 ノ、。ネル押さ え 1 7 の締め 付けによってフロアパネル 2 とス ト リ ンガー受け台 8 と の間に挟圧固定され、 ボル ト · ナツ ト等の締結手段を使 用しないため、 ス ト リ ンガー 1 5の着脱は、 ワンタ ッチ で行われるため、 配線や配管の変更等の作業が容易で、 メイ テナンス性の向上を図る こ とができ る 。

支持部材 1 9は、 A B S樹脂等の適当な合成樹脂で一 体成型されて形成され、 ス ト リ ンガー 1 5の主体部 1 aに嵌合される跨架部 1 9 a と 、 跨架部 1 9 a 両側方 に突出 し 、 フロアパネル 2の周縁部 2 c の側面から底面 にわたつて合致した形状の係合部 1 9 b と を有する 。 跨 架部 1 9 aの内側には、 ス ト リ ンガー 1 5の主体部 1 5 aの係止孔 1 5 e に係合する一対の突起 1 9 c と 、 主体 部 1 5 aに跨架部 1 9 aを嵌合した時、 主体部 1 5 aの 対応する側壁に適合する一対の垂直壁 1 9 d とが形成さ れている 。 そ して、 支持部材 1 9は、 その跨架部 1 9 a の垂直壁 1 9 dをス ト リ ンガー 1 5の主体部 1 5 aに圧 接状に嵌合させる と共に、 突起 1 9 c を係止孔 1 5 e に それぞれ係合させ、 また、 跨架部 1 9 aの下端部 1 9 e を ^緣部 5 bに当接させて、 ス ト リ ンガー 1 5の所定位 置に一体的に嵌合されている 。

0 これによ り 、 支持部材 1 9の係合部 1 9 bが、 フロア パネル 2の周縁部 2 c の側面から底面を支持し、 フロア パネル 2に作用した垂直荷重を受けてス ト リ ンガー 1 5 に伝達させる 。 従って、 フロアパネル 2のフ ラ ンジ部 2 b の変形が防止される と共に、 フロアパネル 2の端部に 作用する垂直荷重によるフロアパネル 2のガタ付き 、 及 び、 このガタ付きに伴う支持部材 1 9の係合部 1 9 bの 変形が防止されて、 フロアパネル 2の安定性が向上され ている 。

さ らに、 跨架部 1 9 aの接触部 1 9 f が、 フ ロアパネ 0 ル 2のフランジ部 2 b と 、 ス ト リ ンガー 1 5の主体部 1 5 a との間に介在された構造となっているので、 フロア バネル 2 の端部に荷重がかかった場合、 それらのヌタ凡 コ ンタ ク トが解消され、 それらの衝突に基づく接触音の 発生が防止されている 。 なお、 この接触部 1 9 f は、 そ に の弾性によ って 、 フロアパネル 2 またはス ト リ ン ガ一 5の製作誤差を吸収する効果を も合わせ持っている 。

なお、 第 1 6図及び第 1 7図は、 ス ト リ ンガーの他の 実施例で、 支持部材 1 9 を使用しないでス ト リ ンガー自 体でフロアパネル 2の底面を支持する ものを示している 。 第 1 6図には、 ス ト リ ンガー 2 8の突縁部 2 8 aを、 さ らに外方に突出させて支持部 2 8 b を形成し、 該支持部 2 8 bでフロアパネル 2の底面を支持したもの、 第 1 7 図には、 ス ト リ ンガー 2 7の側壁の一部を折り 曲げて 、 同様の支持部 2 7 a を形成したものが、 それぞれ示され0 ている 。

前述したフロアパネル 2は、 ほぼ正方形状に形成され てお り 、 鋼板製の上面パネル 2 1 と下面パネル 2 2 とが 中空状に重ね合わされ、 所定箇所においてスポッ ト溶接 によ り一体化され、 その中空部にはモルタル等の無機質5 系充填材 2 3が充填封入されている 。 また、 フロアパネ ル 2 の辺縁にはフ ラ ンジ部 2 bが形成されている 。

このフランジ部 2 b には、 支持部材 1 9でフロアパネ ル 2が支持される こ と によ り 、 荷重がかからないので薄 く形成する こ とができ 、 このため、 ス ト リ ンガー 1 5は、 0 フ ラ ンジ部 2 b の下方で潜り込んだ状態となる 。 従って 、 ス ト リ ンガー 1 5のフロアパネル下の自由空間への突出 分は僅かに抑え られ、 床下の配線や配管等に支障を及ぼ すこ とが減少されている 。

そ して 、 フロアパネル 2のフロアパネル 2の支持装置 5 2 ◦への固定は、 パネル押さ え 1 7 をパネル押さ え受け 1 8に係合し、 フロアパネル 2のコーナー部 2 a を締め 付ける こ と によ り行われる 。

ノヽ °ネル押さ え受け 1 8は、 円柱状の軸部 1 8 a と 、 軲 部 1 8 aの上端部に設けられた張り 出し状の係合部 1 S b とで構成され、 ス ト リ ンガー受け台 8の上端中央部に ボル ト 3 0 によ り固定されている。

このパネル押さ え受け 1 8に ^合して、 フロアパネ /' 2 を固定するパネル押さ え 1 7は、 中空の円柱-伏に形成 されていて、 上部には、 フランジ部 1 7 aが設けられ、 〇 中央の揷通孔 1 7 b内には、 係合段部 1 7 cが対向状に 形成されている 。

スライ ド リ ング 2 4が、 パネル押さ え 1 7 と コーナ一 部 2 a との間に介在される 。 スライ ド リ ング 2 4は、 十 ィ ロン等の自己澗滑性を有する合成樹脂によ って 、 パネ 5 ル押さ え 1 7 のフ ラ ンジ部 1 7 aの下面に適合する上面 部 2 4 a と 、 円柱部 1 7 dに外嵌される円筒部 2 4 b と がー体的に形成されている 。 なお、 円筒部 2 4 b の内側 レ 2 4 c は、 円筒部 2 4 b をパネル押さ え 1 7 の円柱部 1 7 dに弾性的に圧着させるために形成された突条を示 〇 す。 また、 図中、 2 5は、 パネ /レ押さ え ] 7 に嵌合され るキャ フ。を示す

さて 、 スライ ド リ ング 2 4 が外嵌されたパネル押さ 1 7 を貫通孔 3 1 内に揷フ、し 、 所定角度 （約 Q 度） 転させる と 、 そのぺネル押さ え 1 7は、 パネ /レ押さ え受 5 け 1 Sの係合部 1 S b の下面に形成された傾斜部 S r によ って下方に引き込まれ、 フロアパネル ： 2 を圧接状に 固定する （第 1 2 図参照） 。

この時、 ノ、。ネル押さ え 1 7 のフ ラ ンジ部 1 7 a の下面 と 、 フ ロアパネル 2 のコーナ一部 2 aの段部 2 d と の間 の摩擦力は、 その間に介在されたスライ ド リ ング 2 4 に よ って低減され、 パネル押さ え 1 7 の円滑な回動操作を 可能に している 。 また、 パネル押さ え 1 7 は、 メ タル コ ンタ ク トのない状態でフロアパネル 2 を押圧して いる で、 それらの接触面に損傷が生じる こ と が防止される 。

0 加えて 、 接触面における摩擦力が低下によ って 、 パネ几 押さ えの回動に伴 う フロアパネルの横ずれが防止されて いる 。

このフロアパネルの支持装置 2 0 は、 前述したパネル 押さ え 1 7 の緊締によ り 、 ス ト リ ンガー 1 5 が、 フ ロマ 5 ペネル 2 と柱脚 7の上端部に設けられたス ト リ ンガ一受 け台 8 と の間に挟圧されて固定される 。 これによ つて . ス ト リ ンガー 1 5 と柱脚 7 と によ る ラーメ ン構造体と し て構成されている 。

さ て 、 第 1 8図に示される よ う に、 地震等によ る水平 0 荷重 Fが作用 した場合、 同図の右側に位置する ス ト リ ガー 1 ？ 端部は、 同図 矢印 a 方向。モー ン ト に し .. 対抗 し て該モ一メ ン ί を受け止める 。 なお 、 同 [ϋ ク 左側に位置する ス ト り ンガ一 ¹： 端部は 、 矢印 方向 のモー メ ン ト に対し てはピン結合状態と な り . 該モ— ノ 5 ト を受け止 ない . すなゎナ… 柱 HI 上端厠にナ な曲げモーメ ン トが作用し、 この曲げモーメ ン ト をス ト リ ンガー 1 5で受けているので、 基台部 5は基準床面 3 との剪断方向の力を受けるだけで、 基台部 5 を剥離させ よ う とする力は、 基台部 5の高さに比例したわずかな力 となる 。

従って、 基台部 5 を大き く設定して接着面積を大き く する必要はなく 、 施工を容易に行う こ とができ る 。 また

¾脚 7の転倒 ^止 の補強杆を柱脚 7 と基準庠面 3 と ^ 間に設ける必要がなく 、 床下空間を広く と る こ とが可能 である 。 このよ う に、 ス ト リ ンガー 1 5 と柱脚 7で構成 されたラーメ ン構造体によって、 十分な耐震性能を得る こ とができ る 。

この発明の精神と範囲に反する こ となしに、 広範に異 なる実施態様を構成する こ とができ るこ とは明白なので この発明は、 添付ク レームにおいて限定した以外は、 そ の特定の実施態様に制約される ものではない。

Claims

7 一 請求の範囲—

1 . 基準床面に立設された複数の固定脚と 、 隣接する前 記固定脚間に架設されるス ト リ ンガーと によ って 、 フロ ァパネルを支承する フロアパネルの支持装置において 、 基準床面に固定された基台部上に、 揺動可能に立設さ れた柱脚と 、 前記柱脚の上部に設けられたス ト リ ンガー 受け台と を有する固定脚と 、

前記ス ト リ ンガー受け台間に、 固定状に架設されるス0 ト リ ンガーと 、

前記ス ト リ ンガーと フロアパネルと を、 前記ス ト リ ン ガー受け台との間に挟んで固定するためのパネル押さ え と 、

からなる こ と を特徴とする 、 フロアパネルの支持装置。 5

2 . 前記ス ト リ ンガーが、 下側に開口部を有する断面コ 字状の主体部と 、 前記主体部の両側の下端に沿って延在 する突緣部とで構成される こ と を特徴とする 、 請求項 1 記載のフロアパネルのま持装置。

3 . 前記ス ト リ ンガーが、 前記ス ト リ ンガー受け台に、 0 その端部を着脱可能に嵌着させてなる こ と を特徴とする 請求項 2記載のフロアパネルの支持装置。

4 . 前記フロアパネルが、 前記フ、 ト リ 二 ガ一 主体部 ί: 適当間隔で取 り付けちれた支持部材によ って . その底面 周緣部が支持される こ と を特徴とする 、 請求項 1 記載の 5 フ ロアパネルの支持装置。 8 -

5 . 前記フロアパネルが、 鋼板製の上面パネルと下面パ ネルと を一体的に結合し、 中空部に無機質系充填材を充 填してなる こ と を特徴とする 、 請求項 1 記載のフロアパ ネル支持装置。

6 . 基準床面に立設された複数の固定脚と 、 隣接する前 記固定脚間に架設されるス ト リ ンガーと によって 、 フロ ァパネルを支承する フロアパネルの支持装置において 、

I u¾ V ¾j口口 μ w uu J子 ΤΛ _1« 口 μ 7 ί/ 4 前記主体部の両側の下端に沿って、 立ち上がり部を有す 0 る突縁部が設けられたス ト リ ンガーと 、

固定脚の上端部に配設され、 前記ス ト リ ンガーの各架 設方向に突出されるス ト リ ンガー受け台であって、 前記 ス ト リ ンガーの端部を収容する と共に、 前記立ち上がり 部と密着状に接触する側壁が設けられたものと 、

5 前記ス ト リ ンガー受け台の底部に設けられた突起と 、 前記ス ト リ ンガーの突縁部の水平部に設けられた前記 突起と嵌合される孔と 、

前記ス ト リ ンガー受け台の側壁に設けられ、 前記ス ト リ ンガーの突縁部の立ち上がり部の上端部を上方から係 0 止する係止爪と 、

からなる こ と を特徴とする 、 フロアパネルの支持装置。

7 - 前記ス ト リ ンガーの突縁部の水平部が、 前記立ち上 がり部が前記ス ト リ ンガー受け台の係止爪によ って下方 に押圧される こ と によって 、 前記ス ト リ ンガー受け台の 5 底部に密着状に接触される こ と を特徴とする 、 請求項 (》 記載のフロアパネルの支持装置。

8 . 前記ス ト リ ンガーが、 隣接する前記ス ト リ ンガー受 け台に、 その両端部を着脱可能に嵌着させてなる こ と を 特徴とする 、 請求項 7記載のフ ロアパネルの支持装置。

9 . 前記ス ト リ ンガーが、 隣接する固定脚間を正確にす る位置決め治具と して機能する こ と を特徴とする 、 請求 項 8記載のフロアパネルの支持装置。

1 0 . 基準床面上の複数の固定脚間にス ト リ ンガーを架 設し、 前記ス ト リ ンガーによってフロアパネルを支承し 0 ノ、。ネル押さ えによ って前記フ ロアパネルと前記ス ト リ ン ガーと を固定脚上に固定してなるフロアパネルの支持装 置において、

下側に開口部を有する主体部と 、 前記主体部の両側の 下部に沿って延在する突縁部とが形成されたス ト リ ンガ 5 —であって、 前記突縁部に、 固定脚のス ト リ ンガー受け 台に圧接される突出部が形成される こ と を特徴とする 、 フロアパネルの支持装置。

1 1 . 前記ス ト リ ンガーは、 前記パネル押さ えの繁締に よ って、 その前記突縁部が、 前記突出部を支持点と して 0 下方に弾性変形する こ と を特徴とする 、 請求項 1 ◦記載 のフ ロアパネル ま持装置。

1 2 . 前記フロアパネルのフラン ジ部を当接させるため に、 前記ス ト リ ンガーの主体部の上面に形成される支持 受け面であって 、 前記支持受け面が、 その高さの精度と 5 平面度の精度を高められて形成されてなる こ と を特徴と する 、 請求項 1 0記載のフ ロアパネルの支持装置。

1 3 . 基準床面に立設された複数の固定脚と . 隣接する 前記固定脚間に架設されるス ト リ ンガーと によ って 、 フ ロアパネルを支承寸る フ ロアパネルの支持装置に V ^て ス ト リ ンガーに、 支持部材を適当間隔をおいて配設し フ ロアパネルを、 前記支持部材を介して支持する こ と を 特徴とする 、 フロアパネルの支持装置。

1 4 . 前記支持部材が、 下側に開口部を有するス ト リ ン ガーの主体部に、 密着状に一体的に取り付けられる こ と を特徴とする、 請求項 1 3記載のフロアパネルの支持装

1 5 . 前記支持部材の両側方に、 前記フ ロ アパネルの周 縁部の側面から底部までを支持する係合部が突設されて なる こ と を特徴とする 、 請求項 1 4記載のフロアペネル の支持装置。

1 6 . 前記支持部材が、 合成樹脂材料によ って一体成型 されて形成されてなるこ と を特徴とする 、 請求項 1 5記 載のフロアパネルの支持装置。

1 7 . 前記支持部材が、 弾性を有する材料によ って形成 〇 されてなる ごと を特徴とする 、 請求項 1 6記載のつ マ パネルの支持装置。

1 S . 前記支持部材が、 前記ス ト リ ン ガ一の突緣部を延 長して一体的に形成される こ と を特徴とする 、 請求項 ： 3記載のフロアパネルの支持装置。

1 . 前記支持部材が、 前記ス ト リ ンガーの側壁か ^一' 体的に突出状に形成される こ と を特徴とする 、 請求項 1 3記載のフロアパネルの支持装置。

2 0 . 基準床面上の複数の固定脚間にス ト リ ンガーを架 設し、 前記ス ト リ ンガーによ ってフロアパネルを支承し

5 パネル押さ えによ って前記フロアパネルを固定脚上に固 定してなる フロアパネルの支持装置において 、

ノヽ。ネル押さ え と フロアパネルとの間に、 自己澗滑性を 有する合成樹脂で形成されたスライ ド リ ングを介在させ てなる こ と を特徴とする 、 フ ロアパネルの支持装置 -

0 2 1 . 前記スライ ド リ ングが、 ノ、。ネル押さ えのフランジ 部と フロアパネルの段部との間に位置される上面部と 、 パネル押さ えの円柱部に外嵌される円筒部とからなる こ と を特徴とする 、 請求項 2 0記載のフロアパネルの支持

1 5 2 2 . 前記スライ ド リ ングの円筒部の内側に、 複数の突 条が設けられる こ と を特徴とする 、 請求項 2 1 記載のフ ロアパネル支持装置。

2 3 . 前記パネル押さ えが、 その係合段部を、 パネル押 さえ受けの張り 出し状の係合部に、 回動操作によ り係合

2 0 させる こ と によ って、 ワンタ ッチで着脱可能に構成され るこ と を特徴とする 、 請求項 2 0記載のフロアパネルの 支持装置。

2 4 . 前記パネル押さ えが、 前記パネル押さ え受けと係 合されて回動されるのに従って、 前記パネル押さ え受け つ ςー の係合部の傾斜部によ って下方に引き込まれてなる こ と - を特徵と する 5 求項 記載のフロアパネル の支持装 置。