JPH0417723Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0417723Y2
JPH0417723Y2 JP1982081342U JP8134282U JPH0417723Y2 JP H0417723 Y2 JPH0417723 Y2 JP H0417723Y2 JP 1982081342 U JP1982081342 U JP 1982081342U JP 8134282 U JP8134282 U JP 8134282U JP H0417723 Y2 JPH0417723 Y2 JP H0417723Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
catch
seat
large tension
underfloor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982081342U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58181855U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8134282U priority Critical patent/JPS58181855U/ja
Publication of JPS58181855U publication Critical patent/JPS58181855U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0417723Y2 publication Critical patent/JPH0417723Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、床下支持装置に関し、特に大引き材
の止着をきわめて簡単な作業で行なえるようにす
るため、その受座の構造に特徴を有した床下支持
装置に関する。
近年、体育館や廊下などの床板に加わる衝撃力
を吸収出来るようにするため、大引き材や根太材
を下方より弾発支持できるようにした床下支持装
置が、例えば実公昭54−21860号に開示されてい
るようにすでに公知であるが、この種の床下支持
装置は、固定受材に螺合された連結支持ボルトを
上下に昇降させて該支持ボルトの上部に設けられ
た受座を任意の高さ位置に調節出来るようにされ
ており、受座上面に大引き材を止着する場合、連
結クリツプと呼ばれるバネ鋼線を用いて大引き材
と、その上面に直交される根太材とを同時に固定
するようになつている。
しかし、このような支持装置によつて大引き材
や根太材を正しく支持できるようにするために
は、連結クリツプは比較的大きい弾性力を有して
いる必要があり、このため大引き材や根太材の止
着時にクリツプの掛止めが不十分な場合には、連
結クリツプがはずれて作業者の方にはね飛ぶこと
があり危険でもあつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、連結クリツプなどの付属具を用いずに受座
の起立両側部の側端部に形成された係止突片を折
曲することによつて大引き材を受座に簡単かつ迅
速にかつまた作業が安全にさらには強固に止着出
来るようにした床下支持装置を提供することを目
的としたものである。
本考案は、上記目的を達成するために、固定受
材に上下に昇降自在に螺合された連結支持ボルト
の上部に受座を設けた床下支持装置に於て、上記
受座は、大引き材を上方より内嵌して載置するよ
うに平坦面の両側部を略直角に起立させた断面略
U字状に形成しており、さらにその各々の起立さ
れた両側部の側端部に、下辺を先端に行くに従つ
て漸次上向き傾斜となした係止突片を形成してお
り、上記大引き材を上記受座に上方より内嵌させ
て載置すると共に、上記各係止突片を大引き材側
に折曲して、上記各係止突片の下辺を、大引き材
の両側部に形成した係止部に上方より係止させる
ようにしたものである。
以下、添付図面と共に本考案の実施例を説明す
るには、第1図は、本考案の一実施例を示す図
で、1は基盤、2は固定受材、3は連結支持ボル
ト、4は吸振体、5は吸振体の上面で吸振体に支
承された受座、6は受座5の上面に止着される大
引き材、7は大引き材6の上面に防振パツド14
を介して載置される根太材である。
受座5は第2図に示すように大引き材6を上方
より内嵌して載置するように平坦面51の両側部
52,52をほぼ垂直に起立させた断面略U字状
に形成されており、さらに各々の起立側部52,
52の側端部には、下辺が先端に行くに従つて漸
次上向き傾斜となる先細り状の係止突片53,5
3を有していて、この係止突片53,53を大引
き材6側に折曲して受座5の平坦面51に防振パ
ツド13を介して載置された大引き材6の両側部
に形成されたフランジの縁端61などの係止部に
上方より係止させることにより大引き材6を受座
5上面に簡単かつ迅速にかつまた安全にさらには
強固に止着できるようになつている。
54……は係止片53の折曲のためシノなどの
工具を挿入する治具挿入穴である。
吸振体4は、連結支持ボルト3に螺合された調
節用ナツト11で支持された吸振体受け8によつ
て適宜位置に支持されており、連結支持ボルト3
は、吸振体受け8、吸振体4、受座5を貫通しそ
の下部は、固定受材2に昇降自在に螺合されてい
る。
9は、第3図に示すように下端が吸振体受け8
に当接し、上端が連結支持ボルト3に外嵌された
受座5の平坦面51に敷き入れられた防振パツド
13と面一若しくはこれより僅かに突出するよう
にして該連結支持ボルト3に外嵌され、しかも吸
振体4、受座5のいずれにも適度な間隔aをとつ
た遊嵌状態で内嵌されたスペーサである。このス
ペーサ9に対して、下側からは吸振体受け8を介
して前記調節用ナツト11を上方に向けて、上側
からは連結支持ボルト3の上端より螺合させたス
ペーサ止着ナツト10を下方に向けて、同時に締
め込んでいつて、スペーサ9を強く挟み付けるこ
とにより、前記スペーサ止着ナツト10のねじ部
の上面側と連結支持ボルト3のねじ部の下面側と
の螺合当接面ならびに前記調節用ナツト11のね
じ部の下面側と連結支持ボルト3のねじ部の上面
側との螺合当接面が、互いに相反する方向の螺合
当接状態で強く当接され、摩擦力で締付けられた
状態となり、両ナツト10,11及びその間に介
在しているスペーサ9と吸振体受け8が連結支持
ボルト3と一体的に固定されることになる。
そのため、スパナ等の工具を前記調節用ナツト
11に係合させて、その調節用ナツト11を回動
させると、連結支持ボルト3が固定部材2の螺合
部に対して螺送されて、連結支持ボルト3及びこ
れと一体的に固定されている吸振体受け8、スペ
ーサ9、スペーサ止着ナツト10が上下に昇降さ
れるようになつている。
なお、この連結支持ボルト3が上下に昇降され
ると、受座5も調節用ナツト11、吸振体受け
8、および吸振体4を介して上下に昇降される
が、その場合この受座5は吸振体4に載置してい
るだけであるから、回動しない状態に保つことが
できる。
ロツクナツト12は、これを固定受材2に締め
付けることにより連結支持ボルト3を任意の昇降
位置に不動状態に保持させるものである。
このような実施例によつて具体化される本考案
は、受座の構造に特徴を有したものでこの受座の
構造は、大引き材6の形状に応じて、種々変更し
て実施されるものである。すなわち第4図は、そ
の両側面の略中央に形成された溝条62……を係
止部とした大引き材6を受座5に止着した状態を
示す図であり、第5図は、その側面の適宜位置に
係止穴63……を穿設して係止部を形成した大引
さ材6を受座5に止着した状態を示したものであ
るが、これらの図によつて明らかなように受座5
の係止突片53……の大きさ、形成される位置は
適宜変更されて実施される。
第6図は、受座の更に別の実施例であり、起立
側部52……の各その一側端部に1つの係止突片
53……を対角配置に設けたものであるが、この
ような変更例によつても大引き材6を的確に止着
させる効果に変わりはない。
また、第7図は、本考案の更に他の実施例であ
り、受座5内に吸振体4を敷き入れて形成したも
のを示しており、このものは、受座の内面に敷き
入れられた吸振体4の上面に第1図、第4,5図
に示すような大引き材6を載置させてから、係止
片53……を折曲して大引き材6の前述したよう
な係止部に係止させることによつて大引き材6を
受座5に的確に止着出来るようになつている。
なお、11は、調節用ナツトであり、連結支持
ボルト3に螺合させたうえ連結支持ボルト3の上
部に溶接等の周知の手段で固定されており、連結
支持ボルト3の上端が回動自在に挿入された受座
5の底面側を摺動可能に支持するようになつてい
る。したがつて、この調節用ナツト11にスパナ
等の工具を係合させて、その調節用ナツト11を
回動させることにより、連結支持ボルト3が一体
に回動し、この回動によつて連結支持ボルト3が
固定部材2の螺合部に対し螺送して、連結支持ボ
ルト3が上下に容易に昇降されるようになつてい
る。12は、連結支持ボルト3を固定受材2に対
して任意の昇降位置で不動状態に保持するロツク
ナツトである。
次に、このような構造上の特徴を有した本考案
床下支持装置、特に第1図に示したものを用いて
大引き材6と根太材7とを組み合せて床下構造を
組み立てる場合につき説明すると、ロツクナツト
12を緩めて連結支持ボルト3を下降させて、所
定の上下間隔をもつて基盤1上に水平に設定され
た大引き材6の下方に本考案支持装置を介入さ
せ、調節用ナツト11を回動調節して支持装置の
受座5の平坦面51に防振パツド13を介して大
引き材6を上方より載置する。
そして、防振パツド13の敷き入れられた受座
5が大引き材6に当接した後は、調節用ナツト1
1を回動調節して大引き材6の的確な支持と水平
調整を行なつた後、受座5の係止突片53……を
折曲して大引き材6のフランジ端縁61……、条
溝62……、係止穴63……などの係止部に上方
より係止させて大引き材6を受座5に止着させ
る。
かくして、大引き材6が受座5に止着されると
吸振体4は圧縮されつゝも受座5に反力を与える
ので大引き材6は受座5とは何ら微小間隙を残す
ことなく弾発的に支承される。
このようにして、大引き材6の受座5への止着
が終了すれば、大引き材6の上面に、防振パツド
14を介して大引き材6と直交するように根太材
7を載置し、さらに第8図又は第9図に示される
止着金具15……,16……、用いて根太材7を
大引き材6の上面に次々と止着して行けばよく、
これによつて床下構造の組み立て作業は完了す
る。
さて、このようにして床下構造が構築されて行
くわけであるが、このような床下構造の構築に用
いられている止着金具の詳細につき説明すると、
これら止着金具15,16はいずれも大引き材6
の断面形状に応じた開口部15a,16a有した
U字状の各々の両側片15b……,16b……を
略直角に折曲して形成されており、係止片15
c,16cを根太材7の両側面に形成された条溝
などの係止部に折曲係合させて根太材7を大引き
材6に止着するもので、特に、第8図に示すもの
は、第10図及び第13図のように大引き材6の
下側に嵌め込んで起立側片15b……の突出片1
5dと、係止片15cの基端部とで根太材7を挟
むような恰好に保持し、係止片15cが根太材7
のフランジ端縁71などに係合されるように該係
止片15c……を折曲して根太材7を大引き材6
に止着する。また、。第9図に示す止着金具は、
中央の係止片16dが根太材7のフランジ端縁7
1などに係合されるようにし、第11図及び第1
2図に示すように2つの係止片16c,16cが
大引き材6の底壁縁61に折曲係止されるように
して根太材7を大引き材6にそれぞれ止着できる
ようにされている。
以上詳述したように、本考案によれば、受座に
大引き材を止着する場合、大引き材を受座に上方
より内嵌して載置すると共に、受座の両側部の側
端部に形成した各係止突片を大引き材側に折曲し
て、各係止突片を大引き材の両側面部の係止部に
上方より係止すればよいので、受座に対する大引
き材の止着作業が非常に簡単にかつ迅速に行え、
床下構造の施工を著しく短縮できる。
また、上記各係止突片の下辺は先端に行くに従
つて漸次上向き傾斜となしているので、各係止突
片を大引き材側へ折曲すればするほど各係止突片
は大引き材の係止部を下方に押付けることとな
り、大引き材の係止部を上記各係止突片と受座の
平坦面との間に強く挟持することができて、大引
き材は長期間に亘り緩むことなく強固に受座に止
着することができる。しかも、各係止突片の下辺
を先端に行くに従つて漸次上向き傾斜となしてい
ると、大引き材の係止部の設け寸法に多少の誤差
があつても各係止突片の折曲度合を変えることで
的確に止着することができ、頗る便利である。
さらにまた、バネ網線のような補助具を用いて
大引き材を止着するようなことがないので施工は
安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案床下支持装置の一実施例使用
状態を示す図。第2図は、その受座の構造を示す
図。第3図は、受座を含む吸振体構造の要部縦断
面図。第4図、第5図は本考案床下支持装置に係
止部の形状の異なる大引き材を止着した状態を示
す図。第6図は、受座の他の実施例図。第7図
は、本考案の別の一実施例を示す図。第8図は、
根太止着金具の一例を示す図。第9図は、根太止
着金具の他例を示す図。第10図及び第13図
は、第8図で示された止着金具の使用状態を示す
図。第11図及び第12図は、第9図で示された
止着金具の使用状態を示す図である。 符号の説明、2……固定受材、3……連結支持
ボルト、5……受座、51……受座平坦面、52
……受座(起立)側部、53……係止突片、6
1,62,63……大引き材の両側部に形成した
係止部たる縁端、溝条、係止穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定受材に上下に昇降自在に螺合された連結支
    持ボルトの上部に受座を設けた床下支持装置に於
    て、 上記受座は、大引き材を上方より内嵌して載置
    するように平坦面の両側部を略直角に起立させた
    断面略U字状に形成しており、さらにその各々の
    起立された両側部の側端部に、下辺を先端に行く
    に従つて漸次上向き傾斜となした係止突片を形成
    しており、上記大引き材を上記受座に上方より内
    嵌させて載置すると共に、上記各係止突片を大引
    き材側に折曲して、上記各係止突片の下辺を、大
    引き材の両側部に形成した係止部に上方より係止
    させるようにしたことを特徴とする床下支持装
    置。
JP8134282U 1982-05-31 1982-05-31 床下支持装置 Granted JPS58181855U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8134282U JPS58181855U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 床下支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8134282U JPS58181855U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 床下支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58181855U JPS58181855U (ja) 1983-12-05
JPH0417723Y2 true JPH0417723Y2 (ja) 1992-04-21

Family

ID=30090452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8134282U Granted JPS58181855U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 床下支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58181855U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527284Y2 (ja) * 1975-12-24 1980-06-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58181855U (ja) 1983-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009156019A (ja) 屋根板取り付け金具
JP4745844B2 (ja) 吊りボルト振れ止め装置
JPS6227285B2 (ja)
JPH07279361A (ja) タイル等の陶板の乾式施工法による取付け構造
JPH0417723Y2 (ja)
KR102072965B1 (ko) 공동주택용 석재 고정장치
WO1991017330A1 (fr) Dispositif de support pour panneaux de revetement de sol
JP6108268B2 (ja) 外装改修用治具及び外装改修構造
JP3777190B1 (ja) 足場用の幅木取付金具
JP3307273B2 (ja) 壁面パネル装置
JPH07292929A (ja) 鋼製下地材の金属製固定金具
KR200313751Y1 (ko) 케이블 트레이의 커버 체결장치
JPS6133146Y2 (ja)
JPH057375Y2 (ja)
JP2700371B2 (ja) 仮設用取付け装置
JP2013060803A (ja) 耐震金物、及びこれを用いた耐震構造
JPH028010Y2 (ja)
JP2868504B1 (ja) コンクリート壁構造
JP2580339B2 (ja) 軸組構造
JPS6029564Y2 (ja) 根太支持金具
JPS6334005Y2 (ja)
JP2583049B2 (ja) 床パネルの取付け装置
JPH0320422Y2 (ja)
JPS6133122Y2 (ja)
JPH0320424Y2 (ja)