WO1990011656A1 - Circuit recepteur en diversite - Google Patents

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Description

明 細 書 ダィ バ ー シチ受信回路
〔技術分野〕
本発明は無線伝送におけるダイバーシチ受信回路に関する。 特に、 角度変調された搬送波によりディ ジタル信号の伝達を行う回路にお いて、 その伝送特性を向上させるためのダイバーシチ受信回路に関 する。
〔背景技術〕
無線通信回線では、 伝送媒体として電波を用いているため、 フエ 一ジングゃ干渉等によって受信信号のレベル変動や位相変動が発生 し、 伝送特性が劣化することがある。 このような伝送特性の劣化に 対しては、 ダイバーシチ受信方式が有効であることが知られている 最も代表的なダイバーシチ受信方式は、 互いに独立に変動する複 数のフヱージング波の中から、 受信レベルが最も高いフヱ一ジング 波を瞬時瞬時選択して受信する選択ダイバーシチ受信方式である。 この方式は、 受信レベルが高いほど S Z N (信号 Z雑音) が高くか つ位相変動が少なくなり、 伝送品質が高く なると予想されることに 基づいている。
第 1図に従来の典型的な 2 ブラ ンチ選択ダイ 一シチ受信回路を 示す。 二つのアンテナ 101 および 102 は互いに独立したフ ニ一ジン グ波を得られるように適当な距離をあけて設置され、 それぞれが受 信機 103 、 10 に別々に接続される。 受信レベルの検出手段として は、 中間周波数の増幅器としてログ了ンプ 105 および 106 を使用す る。 ログアンプ 105 および 106 は受信レベルのデシベル値に比例し た直流電圧を出力する手段を備えており、 二つのログ了ンプ 105 お よび 106 の出力電圧をレベル比較器 107 で比較することによって、 受信レベルの比較を行う ことができる。 さらに、 その比較出力によ つて、 受信レベルが高い方の検波器 108 または 109 から検波出力を ダイバ一シチスィ ッチ 110 で選択する。 これにより S Z Nが高くか つ位相変動の少ない検波出力を絶えず出力端子 111 に得ることがで きる。
しかし、 この方式では複数の受信機が必要となり、 規模が大きく なってしまう。 そこで、 簡単な構成法として、 複数のア ンテナを切 り換えて 1合の受信機により受信するァンテナ切換ダイバーシチ受 信方式も利用される。
第 2図に従来の典型的な 2ブラ ンチのアンテナ切換ダイバーシチ 受信回路を示す。 二つのアンテナ 121 および 122 は、 互いに独立し た (無相関の) フニ一ジング波を得られるように、 適当な距離をあ けて設置される。 これらのアンテナ 121 、 122 は、 アンテナ切換回 路 123 によって、 そのうちの一方が受信機 124 に接続される。 この 切換は、 レベル比較回路 126 からの比較データによって行われる。 すなわち、 受信機 124 の受信レベルを受信レベル検出回路 125 によ り検出し、 これをレベル比較回路 126 で基準値と比較し、 例えば受 信波の包絡線レベルがある定められたしきい値以下となつてときに. アンテナ 121 と 122 とを切り換える。
このアンテナ切換ダイバーシチと区別するため、 第 1図に示した ような検波出力を切り換える方式については、 以下 「ボス トダイバ 一シチ」 という。
しかし、 ボス トダイバーシチにおいて受信レベルをブラ ンチ判定 の情報として用いた場合、 以下の問題が生じる。
まず第一の問題は、 ログアンプ 105 、 106 の特性として広い受信 レベルにわたるレベル検出性能が要求されることである。 これに対 して現実の口グアンプは、 受信レベルが特に高い領域や特に低い領 域ではレベル検出特性が飽和したり、 中間の領域においても直線か らのずれを生じることが多い。 レベル検出特性が飽和した領域や直 線からずれた領域では、 ブラ ンチ間の受信レベルが異なるにもかか わらず出力電圧の差が少なく なり、 正確な受信レベル p比較ができ なく なる。 また、 広い受信レベルにわたりログアンプのレベル検出 特性をブラ ンチ間で一致させることが難しいため、 不一致の程度が 著しい領域では受信レベルの比較結果に誤りが発生し、 ダイバーシ チの効果が減少する欠点がある。
第二の問題は、 一方のブラ ンチの特性が劣化した場合にはダイバ ー シチ効果が減少するこ とである。 すなわち、 第 1図において片ブ ラ ンチの口グァンプ 108 または検波器 109 が調整不良あるいは経年 変化による劣化等で歪が増え、 このブラ ンチの検波特性が劣化した ような場合には、 受信レベルのみを比較して検波器 109 の方に切り 換えるとかえつて S Z Nが低下したり位相変動が大き く なる。
第三の問題は、 受信レベルの比較によるダイバーシチは、 受信レ ベルの低下以外の原因で伝送特性が劣化する場合においては効果が ないことである。 例えば、 同一チャネル干渉に対する効果を考える と、 一般的には受信レベルが高い方が干渉波の影響が少ないので、 ダイバーシチ効果を得ることができる。 しかし、 干渉波もフ ェージ ングによつてレベルが変動するので、 第 3図 (a)に示すように受信レ ベルが高い方が受信レベルが低い同図 (b)に比べて C Z I (希望波レ ベル Z干渉波レベル) が小さ く なり、 誤りが発生する確率が高くな る場合が存在する。 このような場合、 受信レベル比較によるダイバ 一シチを用いてもその効果を得ることができない欠点がある。
第四の問題は、 二つのブラ ンチの受信入力信号レベルがいずれも 低い場合、 受信レベル比較は熱雑音によって動作し、 平均受信レべ ルの正確な比較出力が得られなくなる。 例えば、 第 4図 (a)、 (b)およ び (c)に示すように、 希望波レベルがほとんど同じでも熱雑音が多い 場合、 その雑音べク トルによってレベルが変動する。 そしてこの比 較出力によってダイバーシチを行うと、 逆に伝送特性を劣化させる 場合が生じる欠点がある。
また、 アンテナ切換ダイバーシチの場合にも、 受信レベルをブラ ンチ判定の情報として用いると、 以下の問題が生じる。
まず第一に、 ボス トダイバーシチの場合の第三の問題と同様に、 高い受信レベル状態は低い受信レベル状態に比べて必ずしも常に伝 送品質が良いとは限らない問題がある。 すなわち、 受信レベルが高 い状態でも誤りが生じたり、 低い状態でも誤りが生じない場合があ る。 このとき、 受信レベルだけで判断しては誤りのある受信波を選 択することになる。
第二に、 ア ンテナ切換ダイバーシチの場合にも受信レベルの検出 には口グァンプが使用されることである。 すなわち、 ポス トダイバ —シチの場合の第一の問題がアンテナ切換ダイバーシチの場合にも 問題となる。
第三に、 受信レベル検出回路の出力として平均受信レベルを得た い場合の問題がある。 一般には受信レベル検出回路の出力にフ ィ ル タを挿入するが、 このとき、 レベル比較出力に遅延が生じてしまう ( この遅延のため、 高速にァンテナを切り換える場合には十分なダイ バーシチ効果が得られないことがある。
第四に、 二つのブラ ンチの受信入力信号レベルがいずれも低い場 合には、 ポス トダイバーシチの場合の第四の問題がァンテナ切換ダ ィバーシチの場合にも同様に生じる問題がある。
本発明の目的は、 以上の問題を解決し、 受信レベルを検出するこ となく ダイバーシチ効果を得ることができ、 さらに、 フヱージング のみならず伝送回線に影響する全ての要因に対してその効果が得ら れるダイバーシチ受信回路を提供することにある。
〔発明の開示〕
本発明のダイバーシチ受信回路は、 相対変調位相誤差を基準とし てブラ チ (受信枝) を選択することを特徵とする。
すなわち、 本発明の第一の観点によると、 同一送信元からの角度 変調波をそれぞれ受信および検波する複数の受信枝が設けられ、 こ の複数の受信枝でそれぞれ得られた複数の検波データについてその —つを選択するかあるいは二以上を重みを付けて合成する選択 · 合 成手段を備えたダイバーシチ受信回路において、 複数の受信枝のそ れぞれにおいて受信角度変調波の瞬時位相と基準位相との相対位相 を検出する複数の相対位相検出手段と、 この複数の相対位相検出手 段の出力を比較して前記選択 · 合成手段を制御する制御手段とを備 えたダイバーシチ受信回路が提供される。
本発明の第二の観点によると、 同一送信元からの角度変調波をそ れぞれ受信する複数のァンテナと、 この複数のアンテナから一つを 選択して受信機に接続するアンテナ切換手段とを備えたダイバーシ チ受信回路において、 了ンテナ切換手段により選択されたアンテナ によって受信した角度変調波の瞬時位相と基準信号との相対位相を 検出する相対位相検出手段と、 この位相検出手段により検出された 相対位相のデータと基準位相または過去に検出された相対位相のデ 一夕 とを比較し、 その比較結果により上記アンテナ切換手段を制御 する位相う ータ比較回路とを備えたダイバーシチ受信回路が提供さ れる。
どちらの観点の場合にも、 相対位相検出手段は、 監視すべき角度 変調信号に位相同期された基準位相信号を取り出す手段と、 この基 準位相信号を段階的に遅延させた複数の信号を生成する位相シフ ト 回路と、 この複数の信号により前記角度変調信号をそれぞれサンプ ルして相対位相データを生成するサンプル回路とを含むことが望ま しい。
本発明の第一の観点では、 フェージング等によつて独立にレベル および位相が変動する複数の角度変調波から位相情報を検出し、 そ の位相情報を比較して、 複数の検波データから単一データを選択、 あるいは各検波データに重み付けをして合成して出力する。 また、 本発明の第二の観点では、 受信角度変調波から位相情報を検出し、 その位相情報を基準信号位相または過去の検出位相と比較して、 回 線状況が悪いと判断される場合には現在使用中のア ンテナを他のァ ンテナに切り換えて受信機に接続する。 これは、 位相情報が伝送特 性と一定の関係を有することの知見に基づいている (例えば第 11図 参照) 。
このように本発明の第一の観点の場合には、 角度変調波から位相 情報をダイバーシチの選択 ·合成情報として用いるので、 受信レべ ル検出が不要となる。 また、 位相情報は伝送特性と直接関係がある ので、 フ ニ一ジングだけでなく干渉や熱雑音のように伝送特性が独 立に劣化するものに対してもダイバーシチの効果を得ることが可能 となる。
本発明の第二の観点の場合にも同様に、 角度変調波からの位相情 報をダイバーシチの切換情報としているので、 受信レベルの検出は 不要である。 また、 位相情報は伝送特性と密接な関係があるので、 理想的なダイバーシチに近づく とともに、 フ エ一ジングだけでなく 熱雑音のように伝送特性が独立に劣化するものに対してもダイバー シチの効果を得ることが可能となる。
〔図面の簡単な説明〕
第 1図は従来例ボス トダイバーシチ受信回路のプロ ッ ク構成図。 第 2図は従来例アンテナ切換ダイバーシチ受信回路のプロ ック構 成図。
第 3図 (a)および (b)は同一チャネル干渉時の信号べク トルの説明図, 第 4図 (a)〜(c)は受信レベルが低い場合の信号べク トルの説明図。 第 5図は本発明の第一実施例を示すブ n ック構成図であり、 ボス トダイバーシチ受信回路を示す図。 第 6図は位相検出部の一例を示すプロ ッ ク構成図。
第 7図 (a)および (b)は相対位相検出回路の動作原理の説明図。
第 8図は QPSK信号の信号空間上における信号位相を示す説明図。 第 9図はフ ェージング等の存在する伝送回線を通過したときの QP
SK信号の位相を示す説明図。
第 10図はフ エ一ジング周波数に対する位相変動の頻度を示す特性 図。
第 11図 )〜 (d)はブラ ンチの判定方法の説明図。
第 12図 (a)は位相領域への重み付けを示す説明図。
第 12図 (b)は位相データ比較回路の一例を示すプロ ッ ク構成図。
第 13図は位相検出部の別の例を示すプロ ッ ク構成図であり.、 位相 シフ ト回路としてシフ ト レジスタを用いた場合の構成を示す図。
第 14図は位相検出部のさ らに別の例を示すプロ ッ ク構成図であり、 検波された I信号と Q信号とにより相対位相を検出する場合の構成 を示す図。
第 15図は位相検出部のさらに別の例を示すプロ ッ ク構成図であり、 検波回路として遅延検波回路を用いた場合の構成を示す図。
第 16図はレーレーフ ェージング下の移動通信伝送路において Q P
S K変調信号を同期検波する場合の誤り率特性を示す図。
第 17図はフ二一ジングの無い場合の誤り率特性を示す図。
第 18図は本発明の第二実施例 ¾示すプロッ ク構成図であり、 了ン テナ切換ダイバーシチ受信回路を示す図。
第 19図は位相データ比較回路の一例を示すブ口ッ ク構成図。
第 20図はブラ ンチ間の熱雑音の相関を小さ くするための回路構成 を示す図。
第 21図は本発明の第三実施例を示すプロ ック構成図。
第 22図は本発明の第四実施例を示すプロ ック構成図。
第 21図は本発明の第五実施例を示すブロ ック構成図。 第 22図は本発明の第六実施例を示すプロ ック構成図。
第 23図は本発明の第七実施例を示すプロ ッ ク構成図。
第 24図は本発明の第八実施例を示すブ口 ック構成図。
〔発明を実施するための最良の形態〕
以下、 本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第 5図は本発明の第一実施例を示すプロ ック構成図で、 ダイバー シチブラ ンチ数 η = 2の場合を示す。
この実施例は、 同一送信元からの角度変調波をそれぞれ受信およ び検波する複数の受信枝として、 変調信号入力端子 1および検波回 路 Ίからなる第一の受信枝と、 変調信号入力端子 2および検波回路 7aからなる第二の受信枝とを備え、 この二つの受信枝でそれぞれ得 られた二つの検波データについてその一方を選択するかあるいは二 つを重みを付けて合成する選択 · 合成回路 5を備える。 変調信号入 力端子 1 、 2には別個の受信機から受信角度変調波が入力される。 選択 · 合成回路 5の出力は出力端子 6に接続される。
ここで本実施例の特徴とするところは、 複数の受信枝のそれぞれ において受信角度変調波の瞬時位相と基準位相との相対位相を検出 する二つの相対位相検出回路 8、 8aを備え、 この二つの相対位相検 出回路 8、 8aの出力を比較して選択 ♦合成回路 5を制御する制御手 段と して位相データ比較回路 4を備えたことにある。 検波回路 7お よび相対位相検出回路 8は位相検出部 3を構成し、 検波回路 7aおよ び相対位相検出回路 8aは位相検出部 3aを構成する。
次に、 各回路の具体的構成とその動作について説明する。
第 6図は位相検出部 3、 3aの一例を示すブ口ッ ク構成図であり、 ここでは位相検出部 3側の参照蕃号を用いて表す。
検波回路 7は角度変調波として QPSK信号を例にとって構成した場 合の同期検波回路であり、 乗算器 7 - 1 、 7-2 および 7-3 と、 口—パ スフィルタ 7 - 4 、 7-5 および 7-6 と、 π Ζ 2位相シフ ト回路 7 - 7 と 電圧制御発扳器 7 - 8 と、 識別回路 7-9 とを含み、 再生した搬送波で 角度変調波の検波を行っている。
相対位相検出回路 8は、 n個の遅延線 (D ) 9-1 〜9-n を含む位 相シフ ト回路 9 と、 〔 n + 1〕 個のフ リ ップフ口 ップ 10- l〜10- (n + l) を含むサンプル回路 10とを含んでいる。
位相シフ ト回路 9では、 再生搬送波を基準位相信号としてその半 周期を n分割するように遅延線 9-1 〜9- n を用いてシフ ト し信号 C。 〜C n を出力する。 次に、 サンプル回路 10において、 それらの位相 シフ ト した信号 C。 〜C n で角度変調波をフ リ ップフ口 ップ 10_1~ 10 -(n+1)でサンプルし、 そのサンプル出力を相対位相データ { 0_ 0 · · Q n } として出力する。 その相対位相データによって角度変調波 の位相が基準位相信号の位相に対してどこに位置しているかを決定 できる。
第 Ί図 (a)および (b)に相対位相検出回路 3の動作原理を示す。 例え ば、 搬送波の周波数が 455kHz (l周期 = 2197. 8nsec) の場合、 各遅延 線 9- 1 〜9- n の遅延量を 109. 9nsec に設定すれば、 搬送波の半周期 を 18度づっシフ ト した再生搬送波が得られる。 これらの位相シフ ト した信号 C。 〜C n によって第 7図 (a)に示すように、 搬送波の 1周 期が 20の位相領域に分割さ:.' Iる。 ここで、 第 7図 (b)に示すように、 角度変調波の信号の立ち上がりェッ ジが図中に示す 相 ¾に位置 している場合には、 サンプル回路 10としてフ リ ップフロ ップ 10- 1〜 10- (n + 1)を使用すれば、 その相対位相データ { Q。 } は 0000
111111となる。 の相对位相データ { Q Q } は角度変調波の 位相の位置によってすベて異なるため、 逆にこの相対位相データ { Q o Q n } から: 度変調波と再生搬送波の位相関係を求めること ができる。
位相データ比較回路 4では、 位相検出部 3 と位相検出部 3 a との それぞれの相対位相データを比較し、 選択♦合成回路 5によってど ちらか一方の検波データを選択する。 比較方法としては、 その時点 においてあらかじめ取り うる位相の領域が既知の場合、 その位相値 からの偏差が最も少ないブラ ンチを選択するようにする。
例えば、 Q P S K信号の場合、 信号空間上における信号位相は第 8図 に示すように四つの位相点のみで示される。 なお、 Q P S K信号を口 一 ルオフフィルタで帯域制限した場合でも最適識別タィ ミ ングにおい てのみ注目すれば、 やはり四つの位相点のみで示される。 復調側で I軸あるいは Q軸に相当する搬送波が再生できればこの四つの位相 領域は既知となる。 この Q P S K信号がフュ一ジング等が存在する伝送 回線を通過すると、 第 9図に示すように位相が四つの位相点からラ ンダムに変動する。
従って、 位相の偏差が大きい程、 フ ェージングによる影響も大き いと考えられる。 斜線で示した位相領域にずれる回数をフニ ージン グ周波数に対して測定すると第 10図に示すようになる。 フ ュージン グ周波数が大きい程、 位相が変動する頻度が増加し、 位相偏差の大 きさによってフヱ一ジングによる影響が予測できることがわかる。 以上はフユージングによって位相が変動する場合を示したが、 こ の方法はフ ュ一ジングだけでなく、 熱雑音や干渉のような他の要因 で位相が変動する場合においても、 その変動が二つのブラ ンチで独 立ならばダイバーシチ効果が期待できる。
ブラ ンチの判定の方法としては、 次に示す方法が考えられる。
(1)ビッ ト ス ト リームから判断する方法
① ある一定期間の連続したビッ ト (ビッ ト ス ト リ ーム) の間、 本来取りえない位相領域に変動するビッ トの数を計測し、 その計数 値が少ない方のブラ ンチをより品質の高い検波が行われていると判 定し、 そのビッ トス ト リ ームのデータを選択する。 ただし、 ビッ ト ス ト リームの設定の方法は、 第 11図 )および (b)に示すように時刻を t , 〜 t H、 およびデータを D , 〜 D Hとしたとき、 第 11図 (c)に示 すように、 1 ビッ トずつシフ ト しながら設定し、 選択されたビッ ト ス ト リ ームの中心におけるデータを選択する方法と、 第 11図 (d)に示 すようにビッ ト ス ト リ 一厶ごとに設定し、 そのビッ ト ス ト リ ーム全 体のデータを選択する方法が考えられる。 また、 本方法と逆の論理 となる 「ある一定期間の連続したビッ トの間、 本来取り うるべき位 相領域に留まるビッ トの数を計測し、 その計数値が多い方を選択す る方法」 も考えられる。
② 位相の遷移にある一定の規則がある角度変調波の場合、 ある 一定期間の連続したビッ 卜の位相データから、 次のビッ トにおいて 遷移しうる、 あるいは遷移しえない位相領域が推定できる。 従って、 次のビッ トでその位相領域からの偏差が最も小さい、 あるいは最も 大きいブラ ンチをより品質の高い検波が行われていると判定する。 そして、 そのときの判定したブラ ンチのデータを選択する。
(2) 1 ビッ トごとに瞬時に判断する方法
1 ビッ トあるいは数ビッ トおきに、 本来取り うるべき位相領域に 近い位相領域にいるブラ ンチをより品質の高い検波が行われている と判定し、 そのブラ ンチにおいて判定に用いたビッ トによる出力デ ータを選択する。 また、 それぞれの位相領域に重み付けをすること も考えられる。
第 12図 (a)および (b)は前記 (2)の方法を具体的に示したものである。 第 12図 (a)に示すように、 信号空間上における位相領域に重み審号を 付け、 各位相検出手段からの相対位相データに対する重み番号を求 める。 これは第 12図 (b)に示すように、 組合せ論理回路 4-1 および 4-2 で容易に構成できる。 次に減算回路 4-3 により各ブラ ンチの重み蕃 号の引き算を行い符号ビッ 卜から重み蕃号の大小を比較する。 そこ で、 重み審号の小さい方が取りうるべき位相領域に近いと判断し、 その方のブラ ンチからの検波データを選択する。 重み審号が等しい 場合、 はどちらか一方に設定するか、 前回の検波データに設定する かすればよい。
第 13図ないし第 15図は位相検出部 3の他の例を示す。
第 13図に示した位相検出部 3は、 位相シフ ト回路 9 として、 複数 の遅延線を接続して構成するのでなく 、 シフ ト レジスタを使用した ものである。 シフ ト レジスタを使用する場合、 まず、 検波回路 7内 の電圧制御発振器 7- 8 が搬送波周波数 f c の m倍の周波数を出力で きるようにし、 さらに分周器 7- 10により m分周して再生搬送波を求 めるように構成する。 電圧制御発振器 7- 8 の出力信号を位相シフ ト 回路 9 のシフ ト レジスタのクロ ックとして用いれば、 再生搬送波を 電圧制御発振器 7-8 の出力信号の 1周期ごとにシフ トさせることが できる。 また、 サンプル回路 10は、 フ リ ップフロ ップの他に EX- OR 回路とロ ーパスフィルタを用いても構成できる。
第 14図に示した位相検出部 3は、 相対位相検出回路 8 として、 検 波回路 7で検波して求めた I信号および Ci信号を利用するものであ る。 I信号および Q信号の電圧は、 多段のコ ンパレータ 8- 21〜 8_2n および 8-31〜 8-3nあるいは A/D 変換器を通してディ ジタルデータに 変換される。 そのデータから計算回路 8 - 1 により相対位相データを 計算等で求めることができる。
第 15図に示した位相検出部 3は、 検波回路 7 として、 同期検波回 路ではなく遅延検波回路を使用したものである。 この遅延検波回路 は、 ττ Ζ 2位相シフ ト回路 7-11と、 乗算器 7- 12および 7- 13と、 識別 回路 7 - 14と、 1 ビッ ト遅延回路 7-15とを含んでいる。 そして、 入力 する角度変調波と、 それを 1 ビッ ト遅延回路 7-15によりデータ信号 の 1 ビッ ト分だけ遅延させた信号とを乗算することでデータ信号の 位相差成分に関する検波出力が得られる。 この場合、 位相シフ ト回 路 9へ入力する基準位相信号としては角度変調波をデータ信号の 1 ビッ ト分だけ遅延させた信号を用いる。
以上示したように、 本第一実施例は受信レベルを必要としないの で、 口グアンプが不要となり回路の簡単化と無調整化とが実現でき るとと όに、 ダイバーシチが動作する受信レベルの範囲が口グァン プによって制限されることがなく なり、 広い受信レベルでダイバ一 シチ効果を得ることができる。
また、 本第一実施例では検波特性と直接関係のある位相情報によ つてブラ ンチの判定を行っているので、 正確な判定が行えるととも に常に特性の良い方のブラ ンチを選択できる。 例えば、 受信機が劣 化した場合、 受信レベルの比較では劣化した方のブラ ンチを誤って 選択する場合もあるが、 本第一実施例を用いれば受信レベルに無関 係に常に良好なダイバ一シチ効果が得られる。
さらに、 フ ージングだけでなく干渉や熱雑音等の伝送特性を劣 化させるその他の要因に対しても、 複数のブラ ンチ間の相関が小さ い場合はダイバーシチ効果が期待できる。 例えば、 第 1図て説明し たように、 受信レベルの比較では C Z Iが小さいブラ ンチを選択す る場合が生ずるが、 本第一実施例のように直接位相を比較すれば常 に確実に C Z I の大きいブラ ンチを選択できる。
また、 第 4図に示すように、 二つの受信レベルがいずれも低い場 合、 受信レベル比較は熱雑 」によって誤動作する場合があった。 し かし、 本第一実施例では熱雑音が多い場合でも常に熱雑音のベ ト ルの影響が少ないブラ ンチを選択するので、 従来ダイバ一シチ 卜 がなかった低レベルでの領域においてもダイバーシチ効果を得るこ とができる。
なお、 以上の説明において、 選択 · 合成回路 5が選択回路として 動作する場合について説明を行ったが、 検波データの代わりに識別 回路を通す前の検波出力を合成する場合についても同様に構成でき る。 合成の方法としては位相データ比較回路 4において求めた位相 偏差の大きさあるいは位相変動の頻度が少ない順に重みをつけて合 成する。 この重みのデータは各サンプル回路 10の出力データから組 合せ論理回路を用いて容易に算出できる。 これを D/A 変換器によつ てアナログ値にすることもできる。 合成回路としてはアナ口グ乗算 器やディ ジタル乗算器をデータの形態に合わせて使用できる。
また、 本第一実施例はダイバーシチブラ ンチ数 n = 2であったが、 n = 3以上の場合についても本発明を同様に実施できる。
第 16図および第 17図は位相誤差によりボス トダイバーシチを行つ た場合の特性を示す。
第 16図はレーレーフ ユ一ジング下の移動通信伝送路において Q P S K変調信号を同期検波する場合の誤り特性の一例を示す。 この図 には、 ダイバーシチを行わずに検波回路 7、 7aでそれぞれ検波した 場合の特性と、 従来のレベル比較によるダイバ一シチを行った場合 の特性とを併記した。 横軸は平均 E b / N o であり、 受信レベルが 髙ぃほどその値は大きい。 本実施例は、 低受信レベルでは従来のレ ベル比較と同等のダイバーシチ効果しか得られない。 しかし、 受信 レベル (平均 E b / N o ) が高くなると、 従来例では軽減不能な誤 り率が約 3〜 4 X 10 3であるのに対し、 本実施例では約 1 X 10 3と なり、 誤りが約 3分の 1 に減少した。
第 17図はフ エ一ジングが無い場合の誤り率特性の一例を示す。 従来のレベル比較ダイバーシチでは、 誤り率の大きい検波回路 7a の特性に近づいているのに対し、 本実施例では、 誤り率の小さい検 波回路 7の特性よりもさらに 1. 5 d Bだけ所要受信入力レベルが低減 され、 ダイバーシチ効果が得られている。
第 18図は本発明第二実施例のダイバーシチ受信回路を示すブ口 ッ ク構成図であり、 アンテナ切換ダイバーシチを行う回路を示す。 こ の例は、 ダイバー シチブラ ンチ数 n = 2の場合を示す。
この実施例は、 同一送信元からの角度変調波をそれぞれ受信する 複数のアンテナ 21および 22と、 この複数のアンテナ 21、 22から一つ を選択して受信機 24に接続するア ンテナ切換回路 23とを備える。 受 信機 24の出力は検波回路 7により検波されて検波データとなる。
ここで本実施例の特徴とするところは、 アンテナ切換回路 23によ り選択されたア ンテナによって受信した角度変調波の瞬時位相と基 準信号との相対位相を検出する相対位相検出回路 8と、 この相対位 相検出回路 8により検出された相対位相のデータと基準位相または 過去に検出された相対位相のデータとを比較し、 その比較結果によ りァンテナ切換回路 23を制御する位相データ比較回路 25とを備えた と ある。
検波回路 7および相対位相検出回路 8は位相検出部 3を構成し、 その構成および動作は第一実施例の位相検出部 3と同等である。
これに対して位相データ比較回路 25の構成および動作は、 入力が 一系統であり、 第一実施例の位相データ比較回路 4とは少し異なる c 第 8図に位相データ比較回路 25の一例のプロ ッ ク構成図を示す。
この場合にも、 第 13図 (a)に示したように、 信号空間上における位 相領域に重み番号を付け、 位相検出部 3からの相対位相データに対 する重み審号を求める。 これは、 第 19図に示すように、 組み合せ論 理回路 4-1 で容易に構成できる。 次に、 減算回路 4-3 により、 基準 位相領域の重み番号の最大値 (この場合には 2 ) から相対位相デ— タに対する重み銎号の引算を行い、 符号ビッ 卜から重み番号の大小 を比較する。 相対位相データの重み審号が基準位相領域の重み審号 より大きいときには、 ア ンテナを切り換える (第 13図 (a)の例では、 重み審号 4の場合に切換を行う) 。
以上示したように、 本実施例は受信レベルを必要としないので、 口グアンプが不要となり、 回路の簡単化と無調整化とが実現できる とともに、 ダイバーシチが動作する受信レベルの範囲が口グァンプ によって制限されることがなくなり、 広い受信レベルでダイバーシ チ効果を得ることができる。
また、 フ ユージングだけでなく熱雑音その他の伝送特性を劣化さ れる要因に対しても、 複数のブラ ンチ間の相関が小さい場合にはダ ィバーシチ効果が得られる。
第 20図はブラ ンチ間の熱雑音の相関を小さ くするための回路構成 を示す。 各アンテナ 1、 2 とアンテナ切換回路 3 との間にそれぞれ 高利得受信アンプ 25、 26を接続することにより、 各ブラ ンチ間の熱 雑音の相関を小さ くすることができる。
このようにして、 従来は第 4図に示したように二つの受信レベル がいずれも小さい場合に受信レベルを比較しても熱雑音により誤差 が生じることがあつたのに対し、 本実施例では、 熱雑音が多い場合 でも常に熱雑音のベタ トルの影響が少ないブラ ンチを選択するので、 従来ダイバーシチ効果がなかった低レベルでの領域においてもダイ バーシチ効果を得るこ ·とができる。
以上の実施例では、 ブラ ンチの選択に位相情報のみを用いる例を 示したが、 位相情報と受信レベルとを組み合わせてブラ ンチを選択 することもできる。 このような実施例を以下に説明する。
第 21図は本発明第三実施例ダイバーシチ受信回路のブ口 ック構成 図を示す。
この実施例は、 第一実施例における相対位相検出回路 8、 8aの出 力に、 受信レベルによる重み付けを施すものである。 すなわち本実 施例は、 第一実施例の構成に加えて、 二つの受信波入力の受信レべ ルをそれぞれ検出するレベル検出器 32、 32a と、 このレベル検出器 32、 32a の出力をそれぞれ相対位相検出回路 8、 8aの出力に乗算す る乗算器 33、 33a とを備え、 受信機 31、 31a の出力が、 それぞれ検 波回路 7、 7aに入力されるとともに、 レベル検出器 32、 32a に供給 される。
本実施例では、 祀対位相検出回路 8、 8aによって求められた各受 信波の相対位相データに対して、 乗算器 33、 33a により、 受信レべ ルのデータで重み付けをする。 これは、 相対位相データの値が、 受 信レベルが高いほど正確であると考えられるからである。 相対位相 データはそれ自体が受信信号の尤度を表しているが、 この相対位相 データに重み付けすることにより、 より確かな尤度を求めることが できる。
第 22図は本発明第四実施例ダイバーシチ受信回路のプロ ック構成 図である。
本実施例は、 第一実施例に加えて、 二つの受信波入力の受信レべ ルを検出するレベル検出器 32、 32a と、 このレベル検出器 32、 32a の検出レベルを比較するレベル比較器 41と、 位相データ比較回路 4 の出力とレベル比較器 41の出力とを比較する比較器 42とを備える。 すなわち、 相対位相検出回路 8、 8aの出力にレベル検出器 32、 32a の出力を乗算してから尤度を比較するのではなく、 尤度 (相対位相 データ) を比較した結果と受信レベルを比較した結果とを再度比較 することが第三実施例と異なる。
本実施例では、 例えば、 相対位相検出回路 8、 8aによって求めら れた相対位相データがほぼ一致した場合 (3以上の受信枝がある場 合には、 相対位相データで表される尤度が最大となる受信波が複数 存在した場合) には、 受信レベルの比較結果によって受信波 Λ. ' 択 する。 また、 逆に、 受信レベルを比較情報とし、 受信 ベル · - で選択が不確定となる場合には、 相対位相データの]: L .結果 用 する。
このように、 本実施例は、 相対位相データにより表される尤度ま たはレベル比較による選択が不確定の場合に、 もう一方の比較情報 を用いることができる。 したがって、 不確定時に誤って選択する確 率を少なくすることができる。
第 23図は本発明第五実施例ダイバーシチ受信回路のブ D ック構成 図である。
本実施例は、 第二実施例に加えて、 アンテナ切換回路 23により選 択されたアンテナ 21または 22によつて受信した信号の受信レベルを 検出するレベル検出回路 51を備え、 検出された受信レベルによりそ のときの信号から検出された相対位相に重み付けをする乗算回路 52 が位相データ比較回路 25の入力に設けられる。 乗算回路 52は、 相対 位相検出回路 8の出力する相対位相データに対して、 レベル検出回 路 51の出力により重み付けをする。 位相データ比較回路 25は、 この 重み付けされた相対位相データを基準にァンテナ 21または 22を選択 する。
第 24図は本発明第六実施例ダイバーシチ受信回路のプロ ック構成 図である。
本実施例は、 第二実施例に加えて、 アンテナ切換回路 23により選 択されたアンテナ 21または 22によって受信した信号の受信レベルを 検出するレベル検出回路 51と、 過去に選択されたァンテナ 21または 22によつて受信した複数の信号の受信レベルを比較するレベル比較 回路 61と、 位相データ比較回路 25の出力する相対位相の比較結果と レベル比較回路 61の比較出力とを比較する比較回路 62とを備える。 本実施例では、 第 22図に示した第四実施例と同等の処理を時系列 に行う。 これにより、 最適なブラ ンチを選択することができる。
〔産業上の利用可能性〕
以上説明したように、 本発明は、 ブラ ンチを選択する方法として 角度変調波の位相情報を用いているので、 受信レベル検出比較回路 が不要となる。 その結果、 受信レベル検出回路の調整や広いダイナ ミ ック.レンジを持ったログアンプが不必要となり、 受信回路が簡単 化できるとともに、 受信レベル検出回路の調整の不完全のためにダ ィバーシチ効果が減少するといつた問題が発生する恐れがない。 さ らに、 位相検出は全てディ ジタル回路で実現できるので、 無調整化 が実現でき、 しかも信頼性が極めて高い。 などの効果がある。
また、 フ ージングだけでなく干渉妨害および熱雑音等にもダイ バーシチの効果があるため、 伝送特性の高品質化が望める。
さらに、 位相情報に受信レベルを組み合わせてブラ ンチを選択す る場合には、 さらに優れたダイバーシチ劲果が得られる。
以上から、 本発明は無線通信一般に適用可能でその効果は極めて 実用的である。 熱雑音に対してもダイバ一シチ効果が得られること は、 無線機の受信感度が高くなることを意味し、 僅かな感度の増加 も重要とされる衛星通信では特にその効果は大きい。

Claims

2 0 請求の範囲
1. 同一送信元からの角度変調波をそれぞれ受信および検波する複 数の受信枝が設けられ、
この複数の受信枝でそれぞれ得られた複数の検波データについて その一つを選択するかあるいは重みを付けて合成する選択 · 合成手 段を備えた
ダイバーシチ受信回路において、
前記複数の受信枝のそれぞれにおいて受信角度変調波の瞬時位相 と基準位相との相対位相を検出する複数の相対位相検出手段と、 この複数の相対位相検出手段の出力を比較して前記選択 · 合成手 段を制御する制御手段と
を備えたことを特徵とするダイバーシチ受信回路。
2. 相対位相検出手段は、
監視すべき角度変調信号に位相同期された基準位相信号を取り出 す手段と、
この基準位相信号を段階的に遅延させた複数の信号を生成する位 相シフ ト回路と、
この複数の信号により前記角度変調信号をそれぞれサンプルして 相対位相データを生成するサンプル回路と
を含む
請求項 1記載のダイバーシチ受信回路。
3. それぞれの受信枝における受信レベルを検出するレベル検出手 段を備え、
制御手段はそれぞれの受信枝における受信レベルによりその受信 枝で検出された相対位相に重み付けする手段を含む
請求項 1記載のダイバーシチ受信回路。
4. それぞれの受信枝における受信レベルを検出するレベル検出手 2 1 段と、 '
このレベル検出手段の出力を比較するレベル比較手段と
を備え、
制御手段は相対位相の比較結果と前記レベル比較手段の比較出力 とを比較する手段を含む
請求項 1記載のダイバーシチ受信回路。
5. 同一送信元からの角度変調波をそれぞれ受信する複数のァンテ ナと、
この複数のァンテナから一つを選択して受信機に接続するアンテ ナ切換手段と
を備えたダイバーシチ受信回路において、
上記アンテナ切換手段により選択されたアンテナによって受信し た角度変調波の瞬時位相と基準信号との相対位相を検出する相対位 相検出手段と、
この相対位相検出手段により検出された相対位相のデータと基準 位相または過去に検出された相対位相のデータとを比較し、 その比 較結果により上記ァンテナ切換手段を制御する位相データ比較回路 と
を備えたことを特徵とするダイバーシチ受信回路。
6. 相対位相検出手段は、
監視すべき角度変 信号に位相同期された基準位相信号を取り出 す手段と、
この基準位相信号を段階的に遅延させた複数の信号を生成する位 相シフ ト回路と、
この複数の信号により前記角度変調信号をそれぞれサンプルして 相対位相データを生成するサンプル回路と
を含む
請求項 5記載のダイバーシチ受信回路。
7. アンテナ切換手段により選択されたアンテナによって受信した 信号の受信レベルを検出するレベル検出手段を備え、
位相データ比較手段は検出された受信レベルによりそのときの信 号から検出された相対位相に重み付けをする手段を含む
請求項 5記載のダイバ—シチ受信回路。
8. 了ンテナ切換手段により選択されたアンテナによって受信した 信号の受信レベルを検出するレベル検出手段と、
過去に選択されたアンテナによって受信した複数の信号の受信レ ベルを比較するレベル比較手段と
を備え、
位相データ比較手段は相対位相の比較結果と前記レベル比較手段 の比較出力とを比較する手段を含む
請求項 5記載のダイバーシチ受信回路。
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