JPH11127085A - 2モード復調装置 - Google Patents

2モード復調装置

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JPH11127085A
JPH11127085A JP9287488A JP28748897A JPH11127085A JP H11127085 A JPH11127085 A JP H11127085A JP 9287488 A JP9287488 A JP 9287488A JP 28748897 A JP28748897 A JP 28748897A JP H11127085 A JPH11127085 A JP H11127085A
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signal
frequency
circuit
linear
reception
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JP9287488A
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Mitsunori Maeda
満則 前田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信システムにおける無線端末にて用
いられる2モード復調装置において、回路規模,消費電
流の増大を抑制しつつ、適用する非線形変調方式に対す
るハードウェア構成を汎用化しながら、線形変調波およ
び非線形変調波を受信,復調できるようにする。 【解決手段】 線形受信復調回路10と非線形受信復調
回路20−1とをそなえ、上記の線形受信復調回路10
と非線形受信復調回路20−1とをモード選択により選
択動作可能とし、非線形受信復調回路20−1が、低周
波数信号に周波数変換する第2周波数変換部21と、第
2周波数変換部21の出力について所要の帯域の信号を
通過させる帯域可変のフィルタ部22と、フィルタ部2
2からの出力に対して、非線形受信復調処理を施す非線
形受信復調処理部24,25とをそなえるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図12) 発明が解決しようとする課題(図13) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 ・第1実施形態の説明(図1〜図5) ・第2実施形態の説明(図6〜図8) ・第3実施形態の説明(図9〜図11) ・その他 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動体通信
システムにおける無線端末にて用いて好適な、2モード
復調装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年の無線通信システムにおいては、加
入者の増加とともに伝送周波数として使用しうる周波数
帯域も不足してきており、電話がかかりにくくなったり
通話が途切れる等、通信に支障をきたすこともあるが、
このような通信に対する支障を回避すべく、対応策とし
て周波数利用効率を高めるための様々な技術が開発され
運用されてきている。
【0004】例えば、線形変調方式を利用した周波数利
用率の高いディジタル通信方式が運用されるようになっ
てきているが、このような周波数利用率の高いディジタ
ル通信方式が適用された基地局は、従来よりの非線形変
調方式を利用したアナログ通信方式を適用する基地局に
比して、未だ充分に整備が進んでおらず、利用できる地
域も限定されている。
【0005】そこで、上述の2つの通信方式の双方を利
用可能としたような通信端末を用いることにより、上述
のディジタル通信方式を利用できる地域にて通信を行な
う場合には、このディジタル通信方式を用いて通信を行
なう一方、ディジタル通信方式を利用できず、アナログ
通信方式のみが利用可能である地域にて通信を行なう場
合には、このアナログ通信方式を用いて通信を行なうこ
とができるようにすることが要求されている。
【0006】図12は上述のごとき2つの通信方式を利
用可能な通信端末の受信部として用いられる2モード復
調装置を示すブロック図である。すなわち、この図12
に示す2モード受信装置100においては、線形波受信
回路110,非線形波受信回路120およびディジタル
処理部130をそなえて構成されている。すなわち、こ
の図12に示す2モード受信装置100では、ディジタ
ル処理部130により、受信信号としての中間周波(IF;
Intermediate Frequency)信号について、線形変調波信
号は線形波受信回路110にて受信し、非線形変調波信
号は非線形波受信回路120にて受信すべく制御するこ
とができる。
【0007】ここで、線形波受信回路110は、可変利
得増幅器111,乗算器112I,112Q,90°移
相器114,線形波受信用帯域制限フィルタ115I,
115Q,高速A/D(Analog/Digital)変換器116
I,116Q,周波数微調整可能な温度補償発振器(VC-
TCXO)117およびPLL(Phase Locked Loop)部11
8をそなえて構成されている。
【0008】また、非線形波受信回路120は、乗算器
121,局部発振器122,非線形波受信用フィルタ1
23,リミッタ・増幅器124,クワドラチャ検波器1
25,非線形波受信用フィルタ126およびA/D変換
器127をそなえて構成されている。さらに、ディジタ
ル処理部130は、線形波受信処理部131,局部発振
周波数設定部132,周波数補正部133,利得制御部
134,受信電界強度演算部135および非線形波受信
処理部136をそなえて構成されている。
【0009】このような構成により、上述の図12に示
す2モード受信装置100では、線形波受信回路110
にて受信される受信信号としての線形変調波信号は、可
変利得増幅器111にて自動利得制御が施された後に、
乗算器112I,112Qにおいて、PLL部118か
らのローカル信号とミキシングすることにより、準同期
方式で直交検波して2系列のベースバンド信号を出力す
る。
【0010】なお、上述のPLL118では、ディジタ
ル処理部130により受信信号に基づく周波数制御(準
同期補正)が施された温度補償発振器117からの信号
をPLL制御して、乗算器112I,112Qにおける
直交検波を行なうためのローカル信号として出力するこ
とができる。さらに、乗算器112I,112Qから出
力される各ベースバンド信号(アナログ信号)は、線形
波受信用帯域制限フィルタ115I,115Qにて帯域
制限された後に高速A/D変換器116I,116Qに
てディジタル信号に変換され復調されて、後段のディジ
タル処理部130に出力される。
【0011】また、非線形波受信回路120にて受信さ
れる受信信号としての非線形変調波信号は、乗算器12
1において、上述の線形変調波受信用のローカル信号を
出力する機能部(符号117,118参照)局部発振器
118とは別個に設けられた局部発振器122からのロ
ーカル信号とミキシングされて中間周波信号に変換され
る。乗算器121からの中間周波信号は、非線形波受信
用帯域制限フィルタ123にて信号の帯域が予め設定さ
れた帯域に制限される。換言すれば、非線形波受信用帯
域制限フィルタ123を通過した中間周波信号について
は、信号の帯域が予め固定的に設定された帯域の信号に
制限される。
【0012】非線形波受信用帯域制限フィルタ123を
通過したベースバンド信号は、リミタ・増幅器124に
てリミッタ増幅が施された後に、乗算器125aおよび
移相器125bにより構成されるクワドラチャ検波器1
25にてクワドラチャ検波が施され、非線形波受信用帯
域制限フィルタ126およびA/D変換器127にてて
所望の復調信号のみを選択的に取り出した後にディジタ
ル信号に変換されて、後段のディジタル処理部130に
出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図12に示すような2モード受信装置100においては
例えば非線形波受信回路120の非線形波用帯域制限フ
ィルタ123が、共振現象を応用した受動部品であって
大型なものを用いなければならず、結果的に回路規模が
大きくなるため、例えば移動体通信システムにおける無
線端末などに適用する場合には、携帯性や端末自身の大
きさのコンパクト化などの強い要請には応えることが困
難であるという課題がある。
【0014】また、上述の非線形波受信用帯域制限フィ
ルタ123,126は、通過帯域を予め固定的に設定し
ておくものである一方、非線形変調波は、AMPS,T
ACS,NAMPS,NTACS方式等、方式(アナロ
グ通信方式)の種類によって通過すべき帯域が異なるた
め、適用する非線形変調波の方式に対してハードウェア
を汎用的に用いることが困難であるという課題もある。
【0015】換言すれば、上述の非線形波受信用帯域制
限フィルタ123,126においては、通過帯域を動的
に変更することが難しく、要求された非線形変調方式に
合わせてフィルタを変更するか切り替えて使用するとい
う手間が生じるほか、この非線形波受信用のフィルタを
含めたLSI(Large-Scale Integrated circuit)化によ
る低価格化,高信頼性化も難しい。
【0016】これに対し、図13に示す2モード受信装
置100Aのように、線形変調波の受信系として上述の
図12に示す線形受信回路110と基本的に同様の構成
要素を有しながら、非線形変調波の受信系として、乗算
器112I,112Qの出力側に、それぞれ非線形波受
信用帯域制限フィルタ126I,126QおよびA/D
変換器127I,127Qをそなえるとともに線形波受
信回路110の構成要素(符号111,112I,11
2Q,114,117および118参照)を用いること
により、回路規模の縮小化を図ることが考えられる。
【0017】なお、図13に示す2モード受信装置10
0Aにおいては、ディジタル処理部130Aは、前述の
図12に示す2モード受信装置100と基本的に同様の
線形波受信処理部131,局部発振周波数設定部13
2,周波数補正部133,利得制御部134および非線
形波受信処理部136をそなえて構成されている。すな
わち、この図13に示す2モード受信装置100Aにお
いては、線形変調波を受信する際には、前述の図12に
示す2モード受信装置100と同様に受信し復調する
が、非線形変調波を受信する際においても、上述の線形
変調波と同様に、自動利得制御を施した後に2系列のベ
ースバンド信号に変換するようになっている。
【0018】しかしながら、上述の図13に示す2モー
ド受信回路100Aにおいても、非線形波受信用帯域制
限フィルタ126I,126Qを可変としたものはな
く、また、準同期検波方式では、定常的な周波数偏差を
完全に取り除くことができないため、各種非線形変調波
(特に、NAMPS,NTACS方式等)に対応した復
調処理を行なうことが難しい。
【0019】換言すれば、上述の図13に示す2モード
受信装置100Aでは、線形波変調信号のみならず非線
形波変調信号についても、準同期検波方式により2系列
のベースバンド信号に変換されるが、特にNTACS,
NAMPS方式等の非線形変調波には周波数遷移が少な
く、精度の高い復調を行なうことが困難である。さら
に、この場合には、上述の定常的な周波数偏差を取り除
くために、非線形波受信回路では本来必要としないAF
C(自動周波数制御)動作が必要となるほか、線形変調
波および非線形変調波用に、別個のA/D変換器116
I,116Q,126I,126Qを設ける必要がある
ため、消費電力が増大するという課題もある。
【0020】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、回路規模,消費電流の増大を抑制しつつ、適
用する非線形変調方式に対するハードウェア構成を汎用
化しながら、線形変調波および非線形変調波を受信,復
調できるようにした、2モード復調装置を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の2モ
ード復調装置は、線形受信復調回路と非線形受信復調回
路とをそなえ、上記の線形受信復調回路と非線形受信復
調回路とをモード選択により選択動作可能とした2モー
ド復調装置において、該線形受信復調回路が、受信信号
を、発振周波数の可変な局部発振器からの第1発振周波
数を有する第1ローカル信号を用いて、低周波数信号に
周波数変換する第1周波数変換部と、該第1周波数変換
部の出力について線形受信復調処理を施す線形受信復調
処理部とをそなえて構成されるとともに、該非線形受信
復調回路が、該受信信号を、該第1ローカル信号の有す
る該第1発振周波数とは異なった第2発振周波数を有す
る該局部発振器からの第2ローカル信号を用いて、低周
波数信号に周波数変換する第2周波数変換部と、該第2
周波数変換部の出力について所要の帯域の信号を通過さ
せる帯域可変のフィルタ部と、該フィルタ部からの出力
に対して、非線形受信復調処理を施す非線形受信復調処
理部とをそなえて構成されたことを特徴としている(請
求項1)。
【0022】また、該非線形受信復調回路の選択時に
は、該局部発振器による発振周波数を変更することによ
り、該第2周波数変換部が、該受信信号としての中間周
波信号をベースバンド近傍の信号に周波数変換するよう
に構成されていることを特徴としている(請求項2)。
さらに、該フィルタ部を、能動型の帯域可変フィルタ部
として構成することができ(請求項3)、この場合に
は、該帯域可変フィルタ部としてスイッチドキャパシタ
フィルタを使用することもできる(請求項4)。
【0023】また、該非線形受信復調処理部を、該フィ
ルタ部からの出力について遅延検波処理を施す遅延検波
回路と、該遅延検波回路からの出力について低域フィル
タ処理およびアナログ・ディジタル変換処理を施す低域
フィルタ/アナログ・ディジタル変換処理部とをそなえ
て構成してもよい(請求項5)。さらに、該非線形受信
復調処理部を、該フィルタ部からの出力について周波数
計測処理を施すことによりディジタル復調信号を出力す
る周波数計測回路をそなえて構成することもできる(請
求項6)。
【0024】また、該非線形受信復調処理部を、該フィ
ルタ部からの出力を受けて、ダウンサンプリング動作を
行なうアナログ・ディジタル変換回路をそなえて構成し
てもよく(請求項7)、この場合には、該アナログ・デ
ィジタル変換回路に、所定の時間間隔で2サンプルを抽
出して位相回転方向を検出しうる2系統のサンプルホー
ルド回路をそなえることもできる(請求項8)。
【0025】さらに、該受信信号について、上記の線形
受信復調回路,非線形受信復調回路への入力前で、利得
制御する利得制御式増幅器をそなえるとともに、該非線
形受信復調処理部に、該フィルタ部からの出力について
包絡線検波処理を施す包絡線検波回路と、該包絡線検波
回路の出力と所定の参照値とを比較して該利得制御式増
幅器を制御する信号を出力しうる比較回路とを設けても
よい(請求項9)。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (a)第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態にかかる2モード復調装置
を示すブロック図である。この図1に示す2モード復調
装置7−1は、例えば図2に示すように、移動体通信シ
ステムにおける移動局1の受信信号処理系としての線形
/非線形受信処理部3およびディジタル処理部4に適用
しうるものである。
【0027】すなわち、この図2に示す移動局1は、受
信系のRF処理部2,線形/非線形受信処理部3,ディ
ジタル処理部4および送信処理部5をそなえて構成さ
れ、基地局6との間で、ディジタル通信方式による線形
変調波またはアナログ通信方式による非線形変調波を送
受することができるようになっている。ここで、RF処
理部2は、高周波の受信信号(RF信号)について周波
数変換を行なうことにより中間周波信号(IF信号)を
受信信号として出力するものであり、線形/非線形受信
処理部3は、RF処理部2からの中間周波信号としての
線形変調波信号または非線形変調波信号について復調処
理を施し、ディジタル信号としてディジタル処理部4に
出力するものである。
【0028】さらに、ディジタル処理部4は、移動局1
の電源制御,線形/非線形受信処理部3にて復調された
受信信号について再生等の受信処理,基地局6に対する
信号の送信処理およびプロトコル制御を行なうものであ
り、線形/非線形受信処理部3との関係においては、線
形受信処理部41,線形受信回路電力制御部42,局部
発振周波数設定部43,周波数補正部44,非線形受信
回路電力制御部45,非線形受信処理部46,レベル検
出部47,帯域可変制御部48および利得制御部49を
そなえて構成されている。
【0029】なお、送信処理部5は、ディジタル処理部
4から送信データを入力されて、所望の方式により変調
処理を施して基地局6に対して送信するものである。こ
こで、線形/非線形受信処理部3は、後段のディジタル
処理部4の機能との関係において、詳細には上述の図1
に示すように、可変利得増幅器111,線形受信復調回
路10,非線形受信復調回路20−1,PLL部30お
よび周波数微調整可能な温度補償発振器(VC-TCXO)50
をそなえて構成されている。
【0030】また、可変利得増幅器111は、RF処理
部2にて中間周波信号に変換された受信信号について、
線形受信復調回路10,非線形受信復調回路20−1へ
の入力前で利得制御するものであり、利得制御式増幅器
として機能する。さらに、上述の線形受信復調回路10
および非線形受信復調回路20−1の動作状態について
は、ベースバンド信号に変換する際のローカル信号とし
て用いるクロック周波数を、受信すべき線形変調波また
は非線形変調波に応じて設定制御することにより、選択
的に動作させることができるようになっている。
【0031】この図1に示す線形受信復調回路10は、
詳細には前述の図12または図13に示すものと同様の
乗算器112I,112Q,90°移相器114,線形
波受信用帯域制限フィルタ115I,115Q,高速A
/D変換器116I,116Qをそなえて構成されてい
る。すなわち、受信信号について可変利得増幅器111
にて自動利得制御下で増幅されると、線形受信復調回路
10においては、この線形変調波信号と、乗算器112
I,112Qにおいて、温度補償発振器50およびPL
L部30が協働して生成されたローカル信号とをミキシ
ングすることにより、準同期方式で直交検波して2系列
のベースバンド信号を出力するようになっている。
【0032】さらに、乗算器112I,112Qから出
力される各ベースバンド信号(アナログ信号)は、線形
波受信用帯域制限フィルタ115I,115Qにて帯域
制限された後に高速A/D変換器116I,116Qに
てディジタル信号に変換され復調されて、後段のディジ
タル処理部130の線形波受信処理部41に出力され
る。
【0033】したがって、上述の上述の乗算器112
I,112Qおよび90°移相器114が、受信信号
を、発振周波数の可変な局部発振器としての機能を有す
るPLL部30からの第1発振周波数を有する第1ロー
カル信号を用いて、低周波数信号に周波数変換する第1
周波数変換部として機能し、線形波受信用帯域制限フィ
ルタ115I,115Qおよび高速A/D変換器116
I,116Qが、乗算器112I,112Qの出力につ
いて線形受信復調処理を施す線形受信復調処理部として
機能することになる。
【0034】なお、上述のPLL部30は、分周器3
1,32,位相比較部33,ループフィルタ34および
発振器35としての機能を有し、局部発振周波数設定部
43にて設定された局部発振器の周波数情報に基づい
て、温度補償発振器50からのクロック信号(周波数補
正部44にて受信信号に基づいた必要な周波数補正が施
されている)についてPLL制御の施された信号を生成
するものである。
【0035】ここで、分周器31では、温度補償発振器
50からのクロック信号について分周し、分周器32で
は、上述の線形変調波または非線形変調波をベースバン
ド信号に変換する際のローカル信号として用いられた信
号をフィードバック入力されて、上述の分周器32に対
応した分周処理を施すようになっている。また、位相比
較部33では、各分周器31,32からの信号の位相比
較を行ない、発振器35では位相比較部33からの位相
比較結果がループフィルタ34を通過して入力され、こ
の位相比較結果に基づいて、位相が一定となるように制
御されたクロック信号をローカル信号として出力するよ
うになっている。
【0036】また、このPLL部30は、局部発振周波
数設定部43による設定に基づいて、線形変調波を受信
する際には、線形受信復調回路10における線形変調波
信号の直交検波用のローカル信号を生成する一方、非線
形変調波を受信する際にも、後述するベースバンド帯域
のみならずベースバンド近傍の帯域を含む信号に変換す
るためのローカル信号を生成するようになっている。
【0037】すなわち、PLL部30からの信号は、非
線形変調波信号をベースバンド信号に変換する際のロー
カル信号としても用いられるようになっており、これに
より、線形受信回路10および非線形受信回路20−1
における信号検波の際のクロック発生源の共用化も実現
している。さらに、非線形受信回路20−1は、詳細に
は、乗算器21,帯域フィルタ22,リミッタ増幅器2
3,遅延検波回路24,非線形受信用低域通過フィルタ
・A/D変換器25,包絡線検波回路26および比較器
27をそなえて構成され、各種方式(AMPS,TAC
S,NAMPS,NTACS方式等)に依存しない任意
の非線形変調方式による受信信号について復調し、ディ
ジタル信号としてディジタル処理部4に出力しうるもの
である。
【0038】ここで、乗算器21は、上述のPLL部3
0からのローカル信号に基づいて、可変利得増幅部11
1(利得制御部49による自動利得制御を受けている)
にて増幅された受信信号について、上述の各種方式(A
MPS,TACS,NAMPS,NTACS方式等)に
よる復調の際に用いられる全ての帯域を含むような(低
周波オフセットを有する)信号に変換するものである。
【0039】すなわち、PLL部30においては、非線
形受信復調回路20−1を受信モードとして選択する時
には、局部発振周波数設定部43によるPLL部30の
設定を切り換えることにより、PLL部30にて生成さ
れるローカル信号の発振周波数を、線形受信時と異なる
発振周波数に変更するようになっている。これにより、
乗算器21では、可変利得増幅器111からの非線形変
調波信号について、局部発振周波数設定部43により発
振周波数の設定がなされたPLL部30からのローカル
信号とミキシングして、受信信号をベースバンド近傍の
帯域を含む信号に変換することができるのである。
【0040】したがって、上述の乗算器21は、受信信
号を、線形変調波受信用の第1ローカル信号の有する第
1発振周波数とは異なった第2発振周波数を有するPL
L部30からの第2ローカル信号を用いて、低周波数信
号に周波数変換する第2周波数変換部として機能してい
る。なお、上述の乗算器21としての機能は、前述の線
形受信回路10の乗算器112Iまたは乗算器112Q
のいずれか一方に共用化させて持たせてもよい。
【0041】また、帯域フィルタ22は、上述の乗算器
21にて変換されたベースバンド近傍の帯域を含む信号
について、上述の各種方式のうちで受信信号を受信する
際に用いられる方式に対応する帯域の信号(ベースバン
ド信号)のみを通過させるものである。換言すれば、こ
の帯域制限フィルタ22は、乗算器21の出力について
所要の帯域の信号を通過させる帯域可変のフィルタ部と
して機能し、受信すべき方式として選択された非線形変
調方式に適合した帯域制限を、乗算器21からの受信信
号に与えることができるのである。
【0042】ところで、上述の帯域制限フィルタ22と
しては、能動型の帯域可変フィルタ部として構成するこ
とができ、この能動型の帯域可変フィルタ部としては、
スイッチドキャパシタフィルタ(SCF;Switched Capacito
r Filter)を用いることができる。すなわち、SCFの
通過帯域については、ディジタル処理部4の帯域可変制
御部48により可変制御することができるようになって
おり、これにより、前述のごとき非線形変調波の種々の
方式のうちの適用すべき方式に応じた通過帯域を能動的
に設定できるのである。
【0043】例えば、ベースバンド帯域が、通過帯域幅
30kHzで中心周波数が30kHzである場合には、
帯域制限フィルタ22を、図3に示すような特性を有す
る1対のスイッチドキャパシタフィルタ22A,22B
を直列に接続することにより構成することができる。こ
の場合においては、SCF22Aは、周波数45kHz
程度の周波数よりも低い周波数成分のみを通過する特性
を有するローパスフィルタ(LPF)として機能するも
のであり、SCF22Bは、周波数15kHz程度の周
波数よりも高い周波数成分のみを通過する特性を有する
ハイパスフィルタ(HPF)として機能するものであ
る。
【0044】また、ベースバンド帯域が、通過帯域幅2
5kHzで中心周波数が30kHzである場合には、帯
域制限フィルタ22を、例えば図4に示すような特性を
有する1対のスイッチドキャパシタフィルタ(SCF;Switc
hed Capacitor Filter)22C,22Dを直列に接続す
ることにより構成することができる。この場合において
は、SCF22Cは、周波数37.5kHz程度の周波
数よりも低い周波数成分のみを通過する特性を有するロ
ーパスフィルタ(LPF)として機能するものであり、
SCF22Dは、周波数12.5kHz程度の周波数よ
りも高い周波数成分のみを通過する特性を有するハイパ
スフィルタ(HPF)として機能するものである。
【0045】ところで、リミッタ増幅器23は上述の帯
域制限フィルタ22にて帯域制限の施された受信信号に
ついてリミッタ増幅するもので、遅延検波回路24はリ
ミッタ増幅器23にてリミッタ増幅された受信信号につ
いて遅延検波処理を施すことにより復調するものであ
る。また、非線形受信用低域通過フィルタ・A/D変換
器25は、遅延検波回路24から出力された復調信号
(アナログ信号)について、低域フィルタ処理およびア
ナログ・ディジタル変換処理を施すものであり、これに
より、復調信号についてノイズ成分を除去しながらディ
ジタル信号に変換することができるようになっている。
【0046】したがって、上述のリミッタ増幅器23,
遅延検波回路24および非線形受信用低域通過フィルタ
・A/D変換器25のそれぞれが協働することにより、
帯域制限フィルタ22からの出力に対して、非線形受信
復調処理を施す非線形受信復調処理部として機能するこ
とになる。さらに、包絡線検波回路26は、帯域制限フ
ィルタ22にて帯域制限された信号について包絡線検波
を施すことにより、受信信号に含まれる搬送波成分のレ
ベル情報(直流成分,アナログ情報)として出力するも
のであり、比較器27は、包絡線検波回路26からの直
流成分のレベル情報と予め設定された基準レベルとを比
較するもので、比較結果はディジタル処理部4のレベル
検出部47へ出力されるようになっている。
【0047】これにより、レベル検出部47では、比較
器27から入力された、受信信号に含まれる直流成分に
関する比較結果に基づいて、利得制御部49における可
変利得増幅部111の増幅率を可変制御することによ
り、適正な直流成分で信号を受信できるように制御して
いる。すなわち、非線形変調波を受信する際において
も、線形変調波を受信する場合と同様の帰還ループを構
成することによって所望の電界強度を得ることができ
る。
【0048】具体的には、受信信号に含まれる直流成分
が所定レベル以上である場合には、その旨を利得制御部
49に通知することにより、可変利得増幅器111にて
増幅出力される受信信号の利得を下げるように制御し、
受信信号に含まれる直流成分が所定レベル以下である場
合には、その旨を利得制御部49に通知することによ
り、可変利得増幅器111にて増幅出力される受信信号
の利得を上げるように制御するのである。
【0049】したがって、上述の比較器27は、包絡線
検波回路26の出力と所定の参照値とを比較して可変利
得増幅器111を制御する信号を出力しうる比較回路と
して構成される。なお、ディジタル処理部4の線形受信
回路電力制御部42は、線形受信復調回路10を動作状
態とする場合に、線形受信復調回路10に対する電力供
給をオン状態とする一方、線形受信復調回路10を非動
作状態とする場合には、線形受信復調回路10に対する
電力供給状態をオフ状態とするように制御するものであ
る。
【0050】同様に、ディジタル処理部4の非線形受信
回路電力制御部45は、非線形受信復調回路20−1を
動作状態とする場合に、非線形受信復調回路20−1に
対する電力供給をオン状態とする一方、非線形受信復調
回路20−1を非動作状態とする場合には、非線形受信
復調回路20−1に対する電力供給状態をオフ状態とす
るように制御するものである。
【0051】第1実施形態にかかる2モード復調装置7
−1が適用された移動局1においては、線形受信回路電
力制御部42および非線形受信回路電力制御部45で
は、線形受信復調回路10を動作状態(電力供給オン)
とする場合には、非線形受信復調回路20−1を非動作
状態(電力供給オフ)とし、非線形受信復調回路20−
1を動作状態(電力供給オン)とする場合には、線形受
信復調回路10−1を非動作状態(電力供給オフ)とす
べく制御しており、これにより、動作状態となるA/D
変換機能を1系統のみとしている。
【0052】上述の構成による、本発明の第1実施形態
にかかる2モード復調装置7が適用された移動局1の動
作について、図5に示すフローチャートを用いて以下に
説明する。すなわち、移動局1の電源が投入されると、
ディジタル処理部4の局部発振周波数設定部43におい
てPLL部30のローカル周波数を設定することによ
り、線形受信回路電力制御部42および非線形受信回路
電力制御部45の制御により、線形受信復調回路10を
動作状態とする一方、非線形受信復調回路20−1を非
動作状態し(ステップS1)、ディジタル通信方式によ
る通信を行なうモードに設定する。
【0053】ここで、移動局1では周囲の基地局からの
信号(例えばパイロット信号)を受信することにより、
移動局1の周辺にディジタル通信方式の基地局があるか
否かを判定し(ステップS2)、周辺にディジタル方式
の基地局があると判定された場合には、当該ディジタル
方式の基地局を通じて、ディジタル通信処理を行なう
(ステップS3)。
【0054】すなわち、線形受信復調回路10が動作状
態となって、乗算器112I,112Qにおいて、自動
利得制御された受信信号を準同期方式で直交検波して2
系列のベースバンド信号に変換し、線形波受信用帯域制
限フィルタ115I,115Q,高速A/D変換器11
6I,116Qにてディジタル信号の復調信号に変換し
た後、ディジタル処理部4の線形波受信回路41にて再
生処理等を行なうのである。
【0055】このようなディジタル通信方式による通信
中に、システム(この場合は基地局)からアナログ通信
方式への遷移指示がなければ(ステップS4のNOルー
ト)、通信終了まで上述のごときディジタル通信処理が
継続される(ステップS5のNOルートからステップS
3)。また、ディジタル通信方式による通信中に、シス
テムからアナログ通信方式への遷移の指示があれば、デ
ィジタル処理部4の局部発振周波数設定部43において
PLL部30のローカル周波数を変更設定するととも
に、線形受信回路電力制御部42および非線形受信回路
電力制御部45の制御により、線形受信復調回路10を
非動作状態とする一方、非線形受信復調回路20−1を
動作状態とする(ステップS4のYESルートからステ
ップS6)。
【0056】これにより、当該通信に関してはアナログ
通信方式による通信処理に切り換わる(ステップS
7)。なお、このアナログ通信方式による通信処理は、
通信が終了するまで継続する(ステップS8)。この場
合においては、乗算器21では、PLL部30からのロ
ーカル信号に基づいて、可変利得増幅部111にて増幅
された受信信号について第2中間周波信号(各種方式の
ベースバンド帯域を含むような信号)に変換した後に、
帯域制限フィルタ22にて帯域制限を施すことにより、
変復調方式として適用された非線形変調方式に適合した
通過帯域の信号のみを通過させる。
【0057】また、帯域制限され分岐された受信信号
は、包絡線検波回路26にて包絡線検波されたのち、比
較器27によって基準レベルと比較することにより、線
形受信時と同様な帰還ループを構成することによって電
界強度を得ることができる。ところで、上述の移動局1
では、電源が投入され線形受信復調回路10を動作状態
としたときに、周辺にディジタル通信方式による基地局
が無いと判定された場合には、局部発振周波数設定部4
3においてPLL部30のローカル周波数を設定すると
ともに、線形受信回路電力制御部42および非線形受信
回路電力制御部45の制御により、線形受信復調回路1
0を非動作状態とする一方、非線形受信復調回路20−
1を動作状態として、アナログ通信方式による通信を行
なうモードに変更設定する(ステップS2のNOルート
からステップS9)。
【0058】これにより、周囲の基地局との間で信号を
やり取りすることにより、当該移動局1の周辺にアナロ
グ通信方式の基地局が有るか否かを判定する(ステップ
S10)。この場合においては、アナログ通信方式の基
地局が周囲に有る場合には、上述の場合と同様に、アナ
ログ通信方式による通信処理が行なわれる一方(ステッ
プS10のYESルートからステップS7)、アナログ
通信方式の基地局が周囲に無い場合には再びディジタル
通信方式による線形受信復調回路10を動作状態とし
て、ディジタル通信方式の基地局の探索を行なう(ステ
ップS10のNOルートからステップS1)。
【0059】このように、本発明の第1実施形態にかか
る2モード復調装置によれば、第2周波数変換部として
の乗算器21と、帯域可変のフィルタ部としての帯域制
限フィルタ22と、非線形受信復調処理部としての遅延
検波回路24および非線形受信用低域通過フィルタ・A
/D変換器25とをそなえたことにより、回路の共用化
を図りつつ、適用する非線形変調方式に対するハードウ
ェア構成を汎用化しながら、規模の比較的小さいハード
ウェアにより、線形変調方式とともに各種の非線形変調
方式にも対応させることができる利点がある。
【0060】また、本発明によれば、動作状態となるA
/D変換器を、線形受信復調回路10または非線形受信
復調回路20−1におけるいずれか1系統のA/D変換
器とすることができるので、消費電流を削減させること
ができる。さらに、本発明によれば、可変利得増幅器1
11とともに、包絡線検波回路26および比較器27を
そなえたことにより、単純な方式により線形受信方式と
同等の高い精度で受信電界強度測定を測定することがで
き、非線形変調波の受信時にも受信信号の受信電界強度
を制御することができる利点がある。
【0061】(b)第2実施形態の説明 図6は本発明の第2実施形態にかかる2モード復調装置
を示すブロック図であり、この図6に示す2モード復調
装置7−2は、前述の第1実施形態における2モード復
調装置7−1に比して、非線形受信復調回路20−2の
構成が異なっている。
【0062】すなわち、第2実施形態にかかる非線形受
信復調回路20−2には、非線形受信復調処理部として
の遅延検波回路24,非線形受信用低域通過フィルタ・
A/D変換器25の代わりに周波数計測回路28が設け
られ、この周波数計測回路28により受信信号の復調処
理を行なうようになっているのである。すなわち、周波
数計測回路28は、帯域制限フィルタ22にて所望の非
線形受信方式のベースバンド信号帯域に適合するように
帯域制限された受信信号について、リミッタ増幅器23
にてリミッタ増幅されたものを、周波数計測処理を施す
ことによってディジタル復調信号を出力するものであ
り、詳細には図7に示すように、カウンタ28Aおよび
読み出し制御部28Bをそなえて構成されている。
【0063】ここで、カウンタ28Aは、リミッタ増幅
器23にてリミッタ増幅された受信信号波形を入力され
る一方、温度補償発振器50からの高周波信号をクロッ
ク入力されて、受信信号波形が例えば立ち上がっている
状態において温度補償発振器50からのクロック信号に
よりカウントするものである。換言すれば、このカウン
タ28Aにてカウントされたカウント値は、受信信号の
パルス幅(またはパルス時間)を示すものであり、この
パルス幅情報と、既知の温度補償発振器50からのクロ
ック信号周波数とを用いることにより、受信信号の周波
数を計測することができる。
【0064】また、読み出し制御部28Bは、ディジタ
ル処理部4の非線形受信処理部46に対して、カウンタ
28Aにてカウントされているカウント値を、入力信号
の周波数間隔で読み出す旨を、割込み・有効フラグを用
いて通知し制御するものである。具体的には、波数計測
回路28では、カウンタ28Aからの受信信号のパルス
幅を示すカウント値を、読み出し制御部28Bからの読
み出し制御を受けることにより、図8に示す時点(T
1),(T2),(T3),(T4)にて順次読み出す
ことができるようになっている。
【0065】すなわち、周波数計測回路28では、カウ
ンタ28Aからの受信信号のパルス幅を示すカウント値
を、読み出し制御部28Bからの読み出し制御を受ける
ことにより、入力信号に同期して読み出すことができる
ので、読み出されたカウント値データについては、その
まま受信信号の復調データとして用いることができるよ
うになっている。
【0066】例えば、温度補償発振器50からのクロッ
ク信号周波数を10MHzとし、カウンタ28Aによる
受信信号のパルス幅を示すカウント値が「333」であ
る場合には、パルス時間間隔は、式(1)に示すように
なり、その周波数は式(1)に対する逆数で、式(2)
に示すようになる。 時間間隔=1/106 ×333 〔秒〕 …(1) 周波数=106 ×1/333 〔Hz〕 …(2) なお、周波数計測回路28では、入力信号周波数を基準
として周波数計測動作を行なうため、等時間間隔には計
測データは出力されないが、非線形受信処理部46で
は、上述の読み出し時期毎の周波数情報の変化〔図8に
示す時点(T1)〜(T4)参照〕の時間積分を演算す
ることにより、受信信号の中心周波数を計測することが
できる。
【0067】上述の構成により、本発明の第2実施形態
にかかる2モード復調装置においては、前述の第1実施
形態の場合と同様に、ディジタル処理部4の線形受信回
路電力制御部42,局部発振周波数設定部43および非
線形受信回路電力制御部45による受信モード設定に基
づいて、線形受信信号または非線形受信信号を受信し復
調することができる。
【0068】特に非線形変調波を受信し復調する際に
は、乗算器21において、PLL部30からのローカル
信号に基づいて、可変利得増幅部111にて増幅された
受信信号について低周波オフセットを有する信号(各種
方式のベースバンド帯域を含むような信号)に変換した
後に、帯域制限フィルタ22にて帯域制限を施すことに
より、変復調方式として適用された非線形変調方式に適
合した通過帯域の信号のみを通過させる。
【0069】さらに、帯域制限フィルタ22からの帯域
制限の施された受信信号はリミッタ増幅器23により増
幅されるが、周波数測定回路28では、このリミッタ増
幅器23からの受信信号と温度補償発振器50からのク
ロック信号に基づいて、ディジタル信号の復調データと
しての性質を有する周波数計測データ(パルス時間幅を
示すカウント値)に直接変換して、非線形受信処理部4
6に出力する。
【0070】このとき、ディジタル処理部4において
は、入力された周波数計測データに基づいて周波数偏差
を測定することもでき、周波数補正部44では、測定さ
れた周波数偏差情報に基づいて、PLL部30にて生成
するローカル信号(乗算器21に与えられるローカル信
号)の周波数を補正制御して、受信信号の周波数補正を
行なうこともできる。
【0071】なお、この場合においても、包絡線検波回
路26では、帯域制限フィルタ22にて帯域制限された
受信信号について、包絡線検波を施した後に、比較器2
7によって基準レベルと比較することにより、線形受信
時と同様な帰還ループを構成することによって電界強度
を得ることができる。このように、本発明の第2実施形
態にかかる2モード復調装置によれば、周波数測定回路
28をそなえたことにより、上述の第1実施形態の場合
と同様の利点があるほか、入力信号としての受信信号を
直接ディジタル信号に復調し変換することができるた
め、非線形変調波を受信する場合にはA/D変換器によ
るA/D変換処理を行なう必要が無くなり、回路規模の
縮小化のみならず、消費電力を飛躍的に削減させること
ができる利点もある。
【0072】(c)第3実施形態の説明 図9は本発明の第3実施形態にかかる2モード復調装置
を示すブロック図であり、この図9に示す2モード復調
装置7−3は、前述の第1実施形態における2モード復
調装置7−1に比して、非線形受信復調回路20−3の
構成が異なっている。
【0073】すなわち、第3実施形態にかかる非線形受
信復調回路20−3には非線形受信復調処理部としての
遅延検波回路24,非線形受信用低域通過フィルタ・A
/D変換器25の代わりに、帯域制限フィルタ22から
の出力を受けてダウンサンプリング動作を行なうダウン
サンプリング・A/D変換器(アナログ・ディジタル変
換回路)29が設けられており、このダウンサンプリン
グ・A/D変換器29により受信信号の復調処理を行な
うことができるのである。
【0074】ここで、ダウンサンプリング・A/D変換
器29は、詳細には図10に示すように、2系統のサン
プルホールド回路29A,29B,切換スイッチ29C
およびA/D変換器29Dをそなえて構成されている。
ここで、この図10に示すサンプルホールド回路29
A,29Bは、例えば図11に示すように、入力信号の
周波数に比べて低いサンプリング率を用いて入力信号の
値をサンプルホールド(ダウンサンプリング)するもの
であり、各サンプルホールド回路29A,29Bのサン
プルタイミングは、ディジタル処理部4のタイミング制
御部4Aにて制御される。
【0075】具体的には、タイミング制御部4Aによる
制御に基づいて、サンプルホールド回路29Aのサンプ
ルタイミングはIF周波数の0°の時点に、サンプルホ
ールド回路29BのサンプルタイミングはIF周波数の
90°の時点に設定されるとともに、各サンプルホール
ド回路29A,29Bにて受信信号データをサンプルす
るサンプリング周期は一定に設定される。
【0076】また、切換スイッチ29Cは、サンプルホ
ールド回路29Aおよびサンプルホールド回路29Bに
てホールドされているサンプル値について、タイミング
制御部4Aからの切換タイミングに同期して交互に切り
換えて出力するものである。A/D変換器29Dは、切
換スイッチ29Cにて選択された側のサンプルホールド
回路29A,29Bからのサンプル値についてディジタ
ル信号に変換して出力するものであり、これにより、受
信信号についてフィルタ処理等を行なうことなく直接復
調しディジタル信号に変換することができるようになっ
ている。
【0077】上述の構成により、本発明の第3実施形態
にかかる2モード復調装置においては、前述の第1実施
形態の場合と同様に、ディジタル処理部4の線形受信回
路電力制御部42,局部発振周波数設定部43および非
線形受信回路電力制御部45による受信モード設定に基
づいて、線形受信信号または非線形受信信号を受信し復
調することができる。
【0078】特に非線形変調波を受信し復調する際に
は、乗算器21において、PLL部30からのローカル
信号に基づいて、可変利得増幅部111にて増幅された
受信信号について低周波オフセットを有する信号(各種
方式のベースバンド帯域を含むような信号)に変換した
後に、帯域制限フィルタ22にて帯域制限を施すことに
より、変復調方式として適用された非線形変調方式に適
合した通過帯域の信号のみを通過させる。
【0079】さらに、帯域制限フィルタ22からの帯域
制限の施された受信信号はダウンサンプリング・A/D
変換器29にて、ダプンサンプリング動作を行なってA
/D変換処理を行なうことにより、受信信号についてフ
ィルタ処理等を行なうことなく直接復調しディジタル信
号に変換することができるようになっている。また、こ
のダウンサンプリング・A/D変換器29の2系統のサ
ンプルホールド回路29A,29Bにより、IF周波数
の互いに90°ずれた時間で2サンプルを抽出すること
ができるので、後段のディジタル処理部4においては位
相回転の方向についても特定することができる。
【0080】このように、本発明の第3実施形態にかか
る2モード復調装置によれば、上述の第1実施形態の場
合と同様の利点があるほか、ダウンサンプリング・A/
D変換器29をそなえ、非線形変調波を受信する場合
に、A/D変換器29Dを入力信号の周波数に比して低
いサンプリング率で且つ等間隔のサンプリング周期で動
作させることができるので、入力信号としての受信信号
を直接ディジタル信号に復調し変換することができるた
め、複雑なディジタル処理を必要とせず、ディジタル処
理部4による制御を簡素なものとすることができる利点
があるほか、上述の各実施形態の場合よりも、さらに周
辺回路の規模を削減することができるので、パッケージ
の縮小化とともに消費電力を大幅に削減させることがで
きる利点がある。
【0081】(d)その他 なお、上述した実施形態に関わらず、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明(請求項1
〜9)によれば、第2周波数変換部と、帯域可変のフィ
ルタ部と、非線形受信復調処理部とをそなえたことによ
り、適用する非線形変調方式に対するハードウェア構成
を汎用化しながら、規模の縮小化されたハードウェアに
より回路の共用化を図りつつ、線形変調方式とともに各
種の非線形変調方式にも対応させることができる利点が
ある。
【0083】また、請求項6記載の本発明によれば、周
波数測定回路をそなえたことにより、入力信号としての
受信信号を直接ディジタル信号に復調し変換することが
できるため、非線形変調波を受信する場合にはアナログ
・ディジタル変換回路によるアナログ・ディジタル変換
処理を行なう必要が無くなり、回路規模の縮小化のみな
らず、消費電力を飛躍的に削減させることができる利点
もある。
【0084】さらに、請求項7,8記載の本発明によれ
ば、ダウンサンプリング動作を行なうアナログ・ディジ
タル変換回路をそなえたことにより、入力信号としての
受信信号を直接ディジタル信号に復調し変換することが
できるため、複雑なディジタル処理を必要とせず、制御
を簡素なものとすることができる利点があるほか、周辺
回路の規模を大幅に削減することができるので、パッケ
ージの縮小化とともに消費電力を大幅に削減させること
ができる利点がある。
【0085】さらに、請求項9記載の本発明によれば、
利得制御式増幅器とともに包絡線検波回路および比較回
路をそなえたことにより、単純な方式により線形受信方
式と同等の高い精度で受信電界強度測定を測定すること
ができ、非線形変調波の受信時にも受信信号の受信電界
強度を制御することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる2モード復調装
置を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態にかかる2モード復調装置が適用
される移動体通信システムにおける移動局を示す機能ブ
ロック図である。
【図3】第1実施形態における帯域制限フィルタのフィ
ルタ特性を説明するための図である。
【図4】第1実施形態における帯域制限フィルタのフィ
ルタ特性を説明するための図である。
【図5】第1実施形態にかかる2モード復調装置が適用
される移動体通信システムにおける移動局の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる2モード復調装
置を示すブロック図である。
【図7】第2実施形態における周波数測定回路を示す機
能ブロック図である。
【図8】第2実施形態における周波数測定回路の測定値
から中心周波数を測定する手法を説明するための図であ
る。
【図9】本発明の第3実施形態にかかる2モード復調装
置を示すブロック図である。
【図10】第3実施形態におけるダウンサンプリング・
A/D変換器を示す機能ブロック図である。
【図11】第3実施形態におけるダウンサンプリング・
A/D変換器によるダウンサンプリング動作を説明する
ための図である。
【図12】従来の2モード復調装置を示すブロック図で
ある。
【図13】従来の2モード復調装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 移動局 2 RF処理部 3 線形/非線形受信処理部 4 ディジタル処理部 4A タイミング制御部 5 送信処理部 6 基地局 7−1〜7−3 2モード復調装置 10 線形受信復調回路 20−1〜20−3 非線形受信復調回路 21 乗算器(第2周波数変換部) 22 帯域制限フィルタ(フィルタ部) 22A〜22D SCF 23 リミッタ増幅器 24 遅延検波回路(非線形受信復調処理部) 25 非線形受信用低域通過フィルタ・A/D変換器
(非線形受信復調処理部,低域フィルタ/アナログ・デ
ィジタル変換処理部) 26 包絡線検波回路 27 比較器(比較回路) 28 周波数計測回路 29 ダウンサンプリング・A/D変換器(A/D変換
回路) 29A,29B サンプルホールド回路 29C 切換スイッチ 29D A/D変換器 30 PLL部 31,32 分周器 33 位相比較部 34 ループフィルタ 35 発振器 41 線形受信処理部 42 線形受信回路電力制御部 43 局部発振周波数設定部 44 周波数補正部 45 非線形受信回路電力制御部 46 非線形受信処理部 47 レベル検出部 48 帯域可変制御部 49 利得制御部 100 2モード受信装置 110 線形波受信回路 111 可変利得増幅器 112I,112Q 乗算器(第1周波数変換部) 114 90°移相器 115I,115Q 線形波受信用帯域制限フィルタ
(線形受信復調処理部) 116I,116Q 高速A/D変換器(線形受信復調
処理部) 117 温度補償発振器 118 PLL部 119 温度補償発振器 120 非線形波受信回路 121 乗算器 122 局部発振器 123 非線形波受信用フィルタ 124 リミッタ・増幅器 125 クワドラチャ検波器 126 非線形波受信用フィルタ 127 A/D変換器 130 ディジタル処理部 131 線形波受信処理部 132 局部発振周波数設定部 133 周波数補正部 134 利得制御部 135 受信電界強度演算部 136 非線形波受信処理部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線形受信復調回路と非線形受信復調回路
    とをそなえ、上記の線形受信復調回路と非線形受信復調
    回路とをモード選択により選択動作可能とした2モード
    復調装置において、 該線形受信復調回路が、 受信信号を、発振周波数の可変な局部発振器からの第1
    発振周波数を有する第1ローカル信号を用いて、低周波
    数信号に周波数変換する第1周波数変換部と、 該第1周波数変換部の出力について線形受信復調処理を
    施す線形受信復調処理部とをそなえて構成されるととも
    に、 該非線形受信復調回路が、 該受信信号を、該第1ローカル信号の有する該第1発振
    周波数とは異なった第2発振周波数を有する該局部発振
    器からの第2ローカル信号を用いて、低周波数信号に周
    波数変換する第2周波数変換部と、 該第2周波数変換部の出力について所要の帯域の信号を
    通過させる帯域可変のフィルタ部と、 該フィルタ部からの出力に対して、非線形受信復調処理
    を施す非線形受信復調処理部とをそなえて構成されたこ
    とを特徴とする、2モード復調装置。
  2. 【請求項2】 該非線形受信復調回路の選択時には、該
    局部発振器による発振周波数を変更することにより、該
    第2周波数変換部が、該受信信号としての中間周波信号
    をベースバンド近傍の信号に周波数変換するように構成
    されていることを特徴とする、請求項1記載の2モード
    復調装置。
  3. 【請求項3】 該フィルタ部が、能動型の帯域可変フィ
    ルタ部として構成されていることを特徴とする、請求項
    1記載の2モード復調装置。
  4. 【請求項4】 該帯域可変フィルタ部としてスイッチド
    キャパシタフィルタが使用されていることを特徴とす
    る、請求項3記載の2モード復調装置。
  5. 【請求項5】 該非線形受信復調処理部が、該フィルタ
    部からの出力について遅延検波処理を施す遅延検波回路
    と、該遅延検波回路からの出力について低域フィルタ処
    理およびアナログ・ディジタル変換処理を施す低域フィ
    ルタ/アナログ・ディジタル変換処理部とをそなえて構
    成されていることを特徴とする、請求項1記載の2モー
    ド復調装置。
  6. 【請求項6】 該非線形受信復調処理部が、該フィルタ
    部からの出力について周波数計測処理を施すことにより
    ディジタル復調信号を出力する周波数計測回路をそなえ
    て構成されていることを特徴とする、請求項1記載の2
    モード復調装置。
  7. 【請求項7】 該非線形受信復調処理部が、該フィルタ
    部からの出力を受けて、ダウンサンプリング動作を行な
    うアナログ・ディジタル変換回路をそなえて構成されて
    いることを特徴とする、請求項1記載の2モード復調装
    置。
  8. 【請求項8】 該アナログ・ディジタル変換回路に、所
    定の時間間隔で2サンプルを抽出して位相回転方向を検
    出しうる2系統のサンプルホールド回路がそなえられて
    いることを特徴とする、請求項7記載の2モード復調装
    置。
  9. 【請求項9】 該受信信号について、上記の線形受信復
    調回路,非線形受信復調回路への入力前で、利得制御す
    る利得制御式増幅器をそなえるとともに、 該非線形受信復調処理部に、該フィルタ部からの出力に
    ついて包絡線検波処理を施す包絡線検波回路と、該包絡
    線検波回路の出力と所定の参照値とを比較して該利得制
    御式増幅器を制御する信号を出力しうる比較回路とが設
    けられていることを特徴とする、請求項1記載の2モー
    ド復調装置。
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