JP2596274B2 - 受信信号電力警報回路 - Google Patents

受信信号電力警報回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信信号の電力警報回路
に関し、特にマルチキャリア伝送でヘテロダイン受信方
式を行っているマイクロ波ディジタル無線受信装置の中
間周波(IF)部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の受信信号電力警報回路を実施した
受信装置のブロック図の一部を図2に示す。特に図2
は、3キャリアのマルチキャリア方式による伝送を行っ
ている場合の無線受信装置の場合である。
【0003】ここで、マルチキャリア伝送方式とは、あ
る伝送容量を持つベースバンド信号(被変調信号)を伝
送する際に、伝送容量を複数に分割したベースバンド信
号を変調信号としてそれぞれ異なる中間周波数帯(I
F)の搬送波(キャリア)周波数に対して独立に変調を
かけて複数の変調波とし、それらを一括して合成して無
線周波数帯(RF)へ周波数変換して伝送する方式であ
る。
【0004】アンテナから受信された受信入力信号は中
間周波数帯に周波数変換された後、図2の入力信号とし
て示したように電力分配器1によって各変調波分だけ分
配される。
【0005】3つに分配された信号は各変調波毎に異な
る中心周波数を持つ3つの分波用帯域通過濾波器2a,
2b,2cに入力されてそれぞれの変調波の成分が取り
出される。
【0006】ただし、この分波用帯域通過濾波器の特性
は通過帯域内の周波数特性を保障するに十分な帯域に制
限されるため1つの変調波の占有周波数帯幅より広い通
過帯域を持っている。
【0007】したがって、隣接変調波成分の一部が帯域
通過濾波器の出力に残留することとなる。
【0008】そして、その残留する隣接変調波の電力成
分が自己の変調波の電力成分に占める割合は自己の変調
波成分と隣接変調波成分の比によって決まってくる。
【0009】帯域通過濾波器2a,2b,2cより出力
されるそれぞれの変調波成分は、一定の出力レベルで復
調装置へ送るための自動利得増幅器3a,3b,3cを
通り出力されている。
【0010】ここで、各自動利得増幅器3a,3b,3
cの最大利得は、ある特定値に設定されており、この最
大利得時の入力レベル以下は自動利得制御範囲外とな
る。
【0011】よって、この出力レベルが一定値まで低下
した時の入力レベルは、一義的に一定値に定まることと
なり、この出力レベルを監視することで、入力レベルが
一定値以下となったかどうかを判定することが可能であ
る。
【0012】このため、自動利得増幅器3a,3b,3
cそれぞれの出力レベルを分岐して、受信装置出力側へ
警報回路側から何らかの影響を与えることのないように
して、緩衝増幅器6a,6b,6cで取り出した後、そ
れぞれの中心周波数に対応した狭帯域の帯域通過濾波器
7a,7b,7cにて隣接変調波の電力成分を除去して
いる。
【0013】これは、自己の変調波のみの電力が低下し
て、隣接変調波の電力が相対的に増大してくると、前記
分波用帯域通過濾波器により除去しきれない隣接変調波
の電力成分による誤差が増大し、自己の電力レベルが測
定できなくなってしまうことを回避するために必要とな
るからである。
【0014】こうして各変調波毎に隣接変調波成分の除
去された自己の変調波の電力成分のみからなる信号が得
られた後、その電力レベルを検出するための検波器8
a,8b,8cに入力して、それぞれの変調波の入力電
力レベルに応じた検波電圧を得ている。
【0015】このそれぞれの検波電圧を電圧比較器9
a,9b,9cにて一定入力電力レベルに対応する閾値
電圧と電圧比較することによりその比較出力信号を受信
信号電力の警報出力として送出している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の受信信号電力警報回路では、各々の変調波ごと
に隣接変調波成分を切るための中心周波数のそれぞれ異
なる狭帯域の帯域通過濾波器が必要となり、変調波の中
心周波数に応じて多種のものを用意する必要があった。
またこのことは変調波の中心周波数が変わる度に新たな
帯域通過濾波器が必要となるという問題点も含んでい
た。
【0017】そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点
に鑑み、一つの中心周波数のフィルタで、隣接キャリア
の電力成分を除去するために必要なバンドパフフィルタ
を共用化した受信信号電力警報回路を提供することであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、周波数
軸上で隣接している複数の変調波を受信して各々の変調
波を抽出したのちそれぞれ復調装置へ送出するために、
各変調波を各々抽出するための複数の帯域通過濾波器
と、各々の抽出された変調波を所定レベルで出力するた
めの複数の自動利得制御増幅器とを備えた受信装置に用
いられる受信信号電力警報回路において、各変調波毎の
出力信号を分岐して互いに中心周波数の異なる各々の変
調波を時分割制御で同一の中心周波数に周波数変換する
複数の周波数変換器と、各々の周波数変換器の出力を統
合する電力合成器と、前記同一中心周波数となった各変
調波から隣接する変調波の電力成分の影響を除去する狭
帯域の帯域通過濾波器と、各々の変調波の電力成分のみ
となった変調波の一部よりその電力レベルを検出して各
変調波の電力レベルに応じた検波電圧を出力する検波器
と、その検波電圧を警報発動の閾値となる電力レベルに
対応した電圧値と電圧比較する電圧比較器と、この時分
割で出力されてくる比較出力信号を各々の変調波に対応
する警報出力として出力する複数のデータ保持回路と、
前記周波数変換器の変換周波数の制御電圧を順次発生し
て同一中心周波数の変調波として各変調波を前記電力合
成器の出力に時分割で出現させると共に、選択している
変調波に対応した前記データ保持回路を選択して各々の
警報出力を取り出せるデータ保持制御信号を発生するタ
イミング信号発生回路とを有することを特徴とする受信
信号電力警報回路が得られる。
【0019】即ち、本発明の受信信号電力警報回路で
は、受信装置の各変調波毎の出力信号をそれぞれ周波数
変換するための複数の周波数変換器と、それらの周波数
変換器により同一の中心周波数に周波数変換された各変
調波を合成するための電力合成器と、前記周波数変換器
の変換周波数を制御して各変調波を同一周波数に時間差
をつけて順次変換して切り換えるためのタイミング信号
発生回路と、各変調波に対応した電力警報出力を取り出
すために前記タイミング信号発生回路からの制御信号で
時分割に出力されてくる警報信号から各変調波に対応す
る警報データを採取し保持する複数のデータ保持回路と
を有している。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0021】図1は本発明の場合の一実施例のブロック
図である。図中図2と同一部分には同一符号を附してあ
る。
【0022】図1では、前述の従来の受信信号電力警報
回路の場合のブロック図である図2と比べると、緩衝増
幅器6a,6b,6cで取り出された出力信号を、それ
ぞれ周波数混合器11a,11b,11cと局部発振器
12a,12b,12cとで構成される周波数変換器1
0a,10b,10cで周波数変換している。
【0023】このとき局部発振器12a,12b,12
cは電圧制御発振器(VCO)で構成されており、外部
からの制御電圧によって、その局部発振周波数を変えら
れるようになっている。
【0024】したがって、この制御電圧の与え方により
変換周波数を変えることができるため、ある特定の周波
数fDET に周波数変換できる制御電圧VDET とその周波
数から十分離れた周波数に変換する制御電圧V0 とを交
互に加えることにより、fDET 付近に関して周波数変換
された変調波がある時間間隔の間だけ出現するようにで
きる。
【0025】このように各変調波について時分割で順次
1つの特定の周波数fDET を各変調波の中心周波数とす
るような周波数変換を行う制御電圧を、タイミング信号
発生回路15がそれぞれの局部発振器12a,12b,
12cに加えている。
【0026】そして周波数変換器10a,10b,10
cの出力は電力合成器13で合成され、その出力にはf
DET 付近で各変調波が時分割多重されて現れることとな
る。
【0027】この多重化された出力信号を従来と同様、
隣接変調波除去用の中心周波数fDET の狭帯域の帯域通
過濾波器7、電力レベル検出用の検波器8、電力レベル
判定用の電圧比較器9を通すことにより、多重化された
電力レベル警報出力信号を得ている。この電力レベル警
報出力信号から各変調波一つずつに対応するような警報
出力を得るために、それぞれの警報出力に対応したデー
タ保持回路14a,14b,14cに入力して、タイミ
ング信号発生回路15より、それぞれのデータ保持制御
信号を受け取って、選択している変調波に対応したデー
タ保持回路を選択し各々の警報出力を取り出して出力し
ている。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の周
波数変換器を用いることにより警報回路における変調波
の中心周波数を共通化したので、隣接変調波の除去のた
めの狭帯域の帯域通過濾波器が一つの任意の中心周波数
のものだけで済み、かつ検波器及び電圧比較器をも共用
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての本発明の受信信号電力警報回
路を有する受信装置のブロック図である。
【図2】従来方式による受信信号電力警報回路を有する
受信装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 電力分配器 2a,2b,2c 帯域通過濾波器(信号分波用) 3a,3b,3c 自動利得制御増幅器(AGC増幅
器) 4a,4b,4c 電圧可変利得増幅器 5a,5b,5c 検波器 6a,6b,6c 緩衝増幅器 7,7a,7b,7c 狭帯域帯域通過濾波器(隣接
変調波除去用) 8,8a,8b,8c 検波器 9,9a,9b,9c 電圧比較器 10a,10b,10c 周波数変換器 11a,11b,11c 周波数混合器(ミキサ) 12a,12b,12c 局部発振器 13 電力合成器 14a,14b,14c データ保持回路 15 タイミング信号発生回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数軸上で隣接している複数の変調波
    を受信して各々の変調波を抽出したのちそれぞれ復調装
    置へ送出するために、各変調波を各々抽出するための複
    数の帯域通過濾波器と、各々の抽出された変調波を所定
    レベルで出力するための複数の自動利得制御増幅器とを
    備えた受信装置に用いられる受信信号電力警報回路にお
    いて、 各変調波毎の出力信号を分岐して互いに中心周波数の異
    なる各々の変調波を時分割制御で同一の中心周波数に周
    波数変換する複数の周波数変換器と、 各々の周波数変換器の出力を統合する電力合成器と、 前記同一中心周波数となった各変調波から隣接する変調
    波の電力成分の影響を除去する狭帯域の帯域通過濾波器
    と、 各々の変調波の電力成分のみとなった変調波の一部より
    その電力レベルを検出して各変調波の電力レベルに応じ
    た検波電圧を出力する検波器と、 その検波電圧を警報発動の閾値となる電力レベルに対応
    した電圧値と電圧比較する電圧比較器と、 この時分割で出力されてくる比較出力信号を各々の変調
    波に対応する警報出力として出力する複数のデータ保持
    回路と、 前記周波数変換器の変換周波数の制御電圧を順次発生し
    て同一中心周波数の変調波として各変調波を前記電力合
    成器の出力に時分割で出現させると共に、選択している
    変調波に対応した前記データ保持回路を選択して各々の
    警報出力を取り出せるデータ保持制御信号を発生するタ
    イミング信号発生回路とを有することを特徴とする受信
    信号電力警報回路。
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